JPS63288403A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は複数の回転ヘッドをもったヘリカル式のビデ
オテープレコーダ（以下、ＶＴＲと称す）等に適用され
る磁気記録再生装置に関するものである。

〔従来の技術〕

最近のＶＴＲにおいては、記録時間モードの多様化（テ
ープスピードが異なシ、テープパターン上のトラック幅
が異なることになる）に対応するため、あ・るいは静止
画やスロー再生等の性能の向上のために、複数の回転ヘ
ッドを設ける、いわゆるマルチヘッド化のものが増えて
いる。これに伴って、回転ヘッド側と記録・再生増幅器
側とを結合するロータリトランスにおけるコイμ巻回用
ノ溝も多溝化している。

第２図に、たとえば４ヘツドのＶりンダドヲムにおける
回転ヘッドの配置を示す。同図において、（１）　、　
（２１はそれぞれＶりンダドラム（１００）上で１８０
０で相対して配置された標準モード記録・再生用回転ヘ
ッド、（３）　、　！４）は同様に上記Ｖリンダドラム
（１０Ｇ）上で１８０６で相対して配置された長時間モ
ード用、たとえば、８倍モード用記録・再生用回転ヘッ
ドである。との回転ヘッド＋３）　、　［４）の各ヘッ
ド幅は、一般にトラック幅の関係で上記回転ヘッド（１
）　、　（２１に比べて１／２〜１／８位となっている
。

第８図はロータリトランスの構成を示すものである。ロ
ータリトランス（７）は回転中心（１０１）を有する回
転側（５）と固定側（６）とからなる。ロータリトラン
ス（７）の回転側（５）には上記回転ヘッド（１）〜（
４）に対応するコイル巻回用溝（８ａ　）　＃　（９ａ
　）　＊（１０ａ）ｐ（ｌｌａ）が形成され、各溝（８
＆）、（９ｍ）、（１０ａ）ｔ（ｌｌａ）には、それぞ
れコイ／Ｌ／（５１＆　）　＊　（５２＆　）　ｓ　（
５８ａ）＊（５４ａ）が巻回されている。ロータリトラ
ンス（７）の固定側（６）には上記回転側に対応してコ
イル巻回用溝（８ｂ）、（９ｂ）、（１０ｂ）、（１１
ｂ）が形成され、各溝（ｓｂ）、（９ｂ）＊（１０ｂ）
、（ｆｌｂ）には、それぞれコイル（６１ｍ）、（６２
ａ）＊　（６８ａ）、（６４ａ）が巻回されている。

この場合、たとえば長時間モードの記録をする場合、回
転ヘッド＋３１　、　（４）に記録電流を流すことにな
シ、ロータリトランス（７）の固定側（６）における溝
（１０ｂ）、（ｌｌｂ）に巻かれたコイ／Ｌ／（６Ｂ’
）ｔ（６４ｍ）に記録電圧を印加する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の磁気記録再生装置は以上のように構成されている
ので、ロータ’Ｊ）ランス（７）の隣シ合った溝では、
クロストークが存在し、通常１０〜２０ｄＢ落ちた信号
成分が漏れてくる。これにより、たとえば回転ヘッド（
３）で記録した後に回転ヘッド（２）がテープ上をトレ
ースする際、上記回転ヘッド（３）で記録したトラック
を減磁させることになる。

この度合は、回転ヘッド（２）と回転ヘッド（３）の配
置関係（角度）および上下方向の段差によシ変わる。

この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、ロータリトランスでのｓｂ合った溝におけ
るクロストークを防止して、記録されるテープ上の信号
の減少を抑制し得る磁気記録再生装置を得ることを目的
とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、記録時に記録に必要のない回転ヘッドに対
応するロータリトランスの固定側のコイルを、電気信号
的に短絡するスイッチを設けたものである。

〔作用〕

この発明においては、記録時に記録の用に供されていな
い回転ヘッドに対応するロータリトランスの固定側のコ
イルを短絡することによシ、固定側コイ〃に隣接するコ
イルからの漏れ信号が減少し、漏れ信号電流による回転
ヘッドでテープ上に記録された信号が減磁されるのが防
止される。

Ｃ発明の実施例〕 以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明する。

第１図はこの発明に係る磁気記録再生装置が適用された
へりカ〃式ＶＴＲを示す要部の構成図であシ、従来のも
のと同一部所には同一符号を付して説明を省略する。

同図において、（１２）は回転ヘッド（ｉｌ　、　（２
１に対応する標準モード再生用増幅器、（１８）は回転
ヘッド（１）　、　＋２）に対応する標準モード記録用
増幅器、（１４）は回転ヘッド（３１、＋４１に対応す
る長時間モード再生用増幅器、（１５）は回転ヘッド（
３）。

（４）に対応する長時間モード記録用増幅器である。

（１６）、（１７）は標準モード記録スイッチであシ、
それぞれ前記回転ヘッド（１１、（２１に対応するロー
タリトランス（７）の固定側＝ｚイＡｚ（６１ａ　）ｓ
（６２ａ）とアースとの間に設けられて、標準セード記
録時に閉成されるものである。（１８）は標準モード再
生スイッチであり、上記固定側コイル（６１ａ　）　＊
　（６２ａ　）の共通接続点とアースとの間に設けられ
て標準モード再生時に閉成される本のである。

（１９）、（２０）は長時間モード記録スイッチであシ
、それぞれ前記回転ヘッド＋３１　、　＋４１に対応ス
ルロータリトランス（７）の固定側コイ／Ｉ／（６８１
Ｌ）、（６４ａ）とアースとの間に設けられて長時間モ
ード記録時に閉成されるようになっている。

（２１）は長時間モード再生スイッチであシ、前記固定
側コイＪ％’（６８ｍ）、（６４ａ）の共通接続点とア
ースとの間に設けられて長時間モード再生時に閉成され
るようになっている。上記各スイッチ（１６）〜（２１
）は、記録時に回転ヘッド（１）〜（４）のうちへ記録
の用に供されていないものに対応するロータリトランス
（７）の固定側コイルを接地させて電気信号的に短絡さ
せるように、たとえば図示しないコントローラからの制
御信号で閉成されるように設定されている。

つぎに、上記構成の動作について説明する。

いま、回転ヘッド＋３１　、　＋４１による長時間モー
ド記録に設定されているとする。この場合、スイッチ（
１９）、（２０）は閉成されておシ、長時間モード記録
増幅器（１５）からの記録信号に対応すルミ圧がロータ
リトランス（７）の固定側コイル（６３＆）、（６４ａ
）に印加されることにより、ロータリトランス（７）の
回転側コイＡ／　（５８ａ　）　ｓ　（５４ａ）に生起
される信号電圧が回転ヘッド（３）。

（４）に印加されて記録が行なわれる。

ここで、従来の構成では、前述したロータリトランス（
７）のクロストークによシ回転ヘッド（２）にも電流が
流れ、回転ヘッド（３）で記録したトラックを減磁させ
るおそれがある。すなわち、この時、標準モード再生増
幅器（１２）および長時間モード再生増幅器（１４）は
当然動作しておらず、標準モード記録増幅器（１３）も
通常出力はカットされている。しかし、標準モード再生
スイッチ（１８）が開放されたままであシ、ロータリト
ランス（７）の回転ヘッドｆｉｌ　、　＋２）に対応す
る固定側（６）のコイＩｖ（６１ｍ）、（６２ｍ）が開
放状態となッテイルト、上記ロータリトランス（７）の
固定側（６）におけるコイル（６３ａ）から隣接するコ
イ／’　（６２ａ）へのクロストークはかなシ大きいも
のとなる。

しかるに、この実施例では、長時間モード記録の用に供
していない回転ヘッド（１１、＋２１に対応するロータ
リトランス（７）の固定側（１３）を、標準モード再生
スイッチ（１８）ならびに標準モード記録スイッチ（１
６）、（１７）を閉成させることによって接地させる。

これによシ、上記ロータリトランス（７）の固定側（６
）のコイ／’　（６８ｍ　）からコイ／Ｌ／（６２ａ）
へのクロストークが減少し、回転ヘッド（２）に電流が
流れなくなシ、回転ヘッド（３）で記録したトラックが
減磁されるおそれが解消されることになる。

標準モード記録時には、上記スイッチ（１６）。

（１７）の他に、長時間率モード記録スイッチ（１９）
、（２０）ならびに長時間モード再生スイッチ（２１）
を閉成させればよい。

なお、上記実施例では、独立した４つの回転ヘッド（１
）〜（４）をもつものを例として説明したが、２種のア
ジマスヘッドが隣接して配置されているコンビネーショ
ンヘッドを有するものや、再生専用ヘッドを設けている
ものにおいても、上記構成を採ることによシ同様の効果
を発揮することができる。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、記録時に記録の用に供
していない回転ヘッドに対応するロータリトランスの固
定側コイルをスイッチで電気信号的に短絡させる簡単な
構成によシ、記録時のロータリトランスでのクロストー
クが抑制されて減磁が防止され、良好な記録状態を得る
ことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る磁気記録再生装置が適用された
ヘリカル式ＶＴＲの要部の構成図、第２図ｔｉＶ　Ｔ　
Ｒにおけるシリンダドラムのヘッド配置図、第８図はＶ
ＴＲにおけるロータリトランスのコイμ巻回用溝を示す
断面図である。 （１１、（２１、＋３）　、　＋４１・・・回転ヘッド
、（５）・・・回転側、（６）・・・固定側、（７１・
・・ロータリトランス、（８ａ）、（９ａ　）　＝　（
１０＆　）　ｙ　（１１＆　）・・・回転側コイル巻回
用溝、（ｓｂ）、（９ｂ）、（１ｏｂ）、（１１ｂ）・
・・固定側コイル巻回用溝、（１６）Ｉ（１７）、（１
８）、（１９）、（２０）、（２１）・・・スイッチ、
（５１＆　）　−（５２＆　）　＠　（５８ａ）　ｐ　
（５４ａ　）・・・回転側コイル、（６１ａ）、（６２
１１Ｌ）ｔ（６８ａ）−（６４ａ）・・・固定側コイμ
、（１００）・・・シリンダドラム。 なお、図中、同一符号は同一もしくは相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、シリンダドラム上に設置された複数の回転ヘッ
   ドと、回転側と固定側に各回転ヘッドに対応するコイル
   が巻回される複数のコイル巻回用溝を有し、回転ヘッド
   と増幅器側との間の信号の授受を行なうロータリトラン
   スとを備え、記録時に、記録の用に供されていない回転
   ヘッドに対応する上記ロータリトランスの固定側コイル
   を電気信号的に短絡するスイッチを設けたことを特徴と
   する磁気記録再生装置。