JPS63287841A - 自動原稿給排装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、電子写真複写機等にて原稿を複写する際に、
該複写機等における原稿載置台上に原稿を送給して該原
稿載置台上の所定位置へ原稿を載置すると共に、該原稿
を複写動作が終了した後に該原稿載置台上から排出し得
る自動原稿給排装置に関する。

（従来の技術） 電子写真複写機等の複写機では、複写すべき原稿を、コ
ンタクトガラス等を用いた原稿載置台上に載置し、電子
写真プロセスによりその原稿の複写画像を形成する。こ
のような複写機では、他数枚の原稿を複写する場合には
、複写すべき原稿を。

原稿載置台上に順次供給し、複写された原稿を該原稿載
置台より順次排出する自動原稿給排装置が使用される。

従来の自動原稿給排装置は、原稿載置台の上方に、該原
稿載置台の一側部から他側部にわたって延設された搬送
ベルトにて、原稿を、原稿載置台上の所定位置にまで搬
送した後に、該搬送ヘルドを一旦停止させることにより
、原稿を位置決めして、該原稿を複写する。そして、複
写機における所定の複写動作が終了して該原稿の複写が
終了すると、再び搬送ベルトを駆動させて、原稿載置台
上から原稿を排出する。このような従来の自動原稿給排
装置では、搬送ベルトの伸縮、あるいは該搬送ベルト表
面において摩擦係数が相違すること等により、原稿載置
台の所定位置に原稿を確実に停止させることができず５
原稿が原稿載置台上の所定位置からずれた状態になるお
それがある。搬送すべき原稿が所定の状態になっていな
い場合には、原稿はそのような状態のまま搬送されるた
め。

原稿載置台上にて所定の状態に載置されないおそれもあ
る。また、原稿は、搬送ベルトにて一定の方向へのみ搬
送されるため、Ａ２サイズのような大きなサイズの原稿
を原稿載置台へ送給し、かつ原稿載置台から排出するた
めには、搬送ヘルド等を大型化しなければならないとい
う問題もある。

このような問題を解決するために２例えば、特公昭４９
−４１８２５号公報では、搬送ベルトを用いることなく
、ローラにて原稿を原稿載置台へ送給および原稿載置台
から排出する自動原稿給排装置が開示されている。

（発明が解決しようとする問題点） 特公昭４９−４１８２５号公報に開示された自動原稿給
排装置では、原稿載置台上へは原稿搬送ローラにて原稿
を送給し、原稿が原稿載置台上の所定位置になった時点
で、該原稿搬送ローラを原稿から離隔させて原稿の搬送
を停止させることにより、原稿載置台上の所定位置に原
稿を載置している。このため、原稿を、原稿載置台上の
所定位置に、所定の状態で停止させるために、原稿搬送
ローラを原稿から離隔させるタイミング等に精密な制御
を必要とする。また、原稿面と原稿載、置台との間の摩
擦係数は、常に一定でないために、原稿搬送ローラを所
定のタイミングにて原稿から離隔させても、原稿が、常
時、原稿載置台上の所定位置に停止せず、該所定位置か
らずれるおそれもある。さらに、原稿は原稿載置台上へ
は平行移動により搬送されるため、当初、原稿が所定の
状態になっていなければ、そのような状態で原稿載置台
上に載置される。このように、特公昭４９−４１８２５
号公報に開示された自動原稿給排装置では、原稿載置台
上に原稿を所定の状態で所定位置に確実に載置すること
は容易ではない。

本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、その
目的は、簡潔な構成で、原稿載置台上の所定位置に原稿
を所定の状態で確実に、しがも容易に載置することがで
きる自動原稿給排装置を提供することにある。本発明の
他の目的は、原稿の両面を複写するに際して用いて好適
な自動原稿給排装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明の自動原稿給排装置は、複写機の原稿載置台へ送
給された原稿に当接して、該原稿を所定方向へ搬送する
フィードローラと、原稿載置台上の原稿に当接して該原
稿を該フィードローラの搬送方向とは反対方向へ搬送す
る排出ローラと、該フィードローラまたは排出ローラの
いずれか一方を選択的に原稿載置台上の原稿に当接させ
る手段と、排出ローラにて搬送される原稿の該１般送方
向先端縁に当接し得るように原稿載置台上面からの突出
、および排出ローラにて搬送される原稿がその上方を通
過し得るように該原稿載置台上面からの没入可能である
位置決め部材と、該位置決め部材を原稿載置台から突出
および没入させるべく駆動する手段と、を有してなり、
そのことにより上記目的が達成される。

また２本発明の自動原稿給排装置は、複写機の原稿載置
台へ送給された原稿に当接して、該原稿を所定方向へ搬
送するフィードローラと、原稿載置台上の原稿に当接し
て該原稿を該フィードローラの搬送方向とは反対方向へ
搬送する排出ローラと、該フィードローラまたは排出ロ
ーラのいずれか一方を選択的に原稿載置台上の原稿に当
接させる手段と、排出ローラにて搬送される原稿の該搬
送方向先端縁に当接し得るように原稿載置台上面からの
突出、および排出ローラにて搬送される原稿がその上方
を通過し得るように該原稿載置台上面からの没入可能で
ある位置決め部材と、該位置決め部材を原稿載置台から
突出および没入させるべく駆動する手段と、該位置決め
部材の上方を通過する原稿をその上面と下面を反転させ
て原稿載置台上へ送給する手段と、を有してなり、その
ことにより上記目的が達成される。

（実施例） 以下に本発明を実施例について説明する。

本発明の自動原稿給排装置は１例えば、第１図に示すよ
うに、電子写真複写機本体における原稿載置台５１の上
方に配設された給紙ガイド１０と該原稿載置台５１の側
方に配設された原稿給紙台２０とを有する。

該原稿給紙台２０は、複写機本体における原稿載置台５
１よりも上方に位置し、該原稿載置台５１に向かって傾
斜している。該原稿給紙台２０上には、複写すべき原稿
８０が、その原稿面を下方に向けて下側からページ順に
載置される。該原稿給紙台２０には、原稿が載置されて
いることを検出する原稿スイッチ２１が配設されている
。

複写機本体における原稿載置台５１の上方に配設された
給紙ガイド１０は、原稿載置台５１の上面とは。

原稿が通過し得る程度の間隙をあけて略水平に配設され
た支持部１０ａと、該支持部１０ａの原稿給紙台２０配
設側の側部から該原稿給紙台２０に向かって延出するガ
イド部１０ｂとを有する。

該ガイド部１０ｂの先端には、原稿給紙台２０上に載置
された原稿８０の先端に当接し得るように、給紙ローラ
ー３が配設されている。該給紙ローラー３には摩擦部材
１４がコイルスプリング１５にて圧接されでおり、該摩
擦部材１４にて原稿給紙台２０上の多数枚の原稿８０の
重送が防止され、上側の原稿から１枚ずつ原稿載置台５
１に向けて順次搬送される。給紙ローラー３にて搬送さ
れる原稿は、給紙ガイド１０におけるガイド部１０ｂに
案内されて、原稿載置台５１上へ送給される。該ガイド
部１０ｂには、該ガイド部１０ｂに沿って搬送される原
稿に当接してオンする原稿スイッチ１１が配設されてい
る。該給紙ローラ１３は、給紙クラッチを介して所定の
駆動源に連結されており、該給紙クラッチがオン（動力
伝達）状態とされることにより回転される。

給紙ガイド１０における支持部１０ａの上面略中央部に
は、取付部材１０Ｃが突設されており、該取付部材１０
Ｃに、原稿の給紙方向に延びる支持杆１６の中央部が回
動可能に支持されている。該支持杆１６における原稿給
紙台２０配設側の端部には、フィードローラ１７が回動
可能に配設されており、また該支持杆１６における他方
の端部には、排出ローラ１８が回動可能に配設されてい
る。フィードローラ１７および排出ローラ１８は、支持
杆１６の回動によりそれぞれが下方へ移動すると、給紙
ガイド１０における支持部１０ａに開設された透孔１０
ｄおよび１０ｅを通って、原稿載置台５１上面にそれぞ
れ転接し得る。

フィードローラ１７は給紙ガイド１０におけるガイド部
１０ｂ先端に配設された給紙ローラ１３と同方向（第１
図においては反時計回り方向）へ回転されており、該給
紙ローラ１３にて搬送されて原稿載置台５１上に送給さ
れた原稿に転接して、該原稿を第１図に矢印Ａで示す方
向へ搬送し、原稿載置台５１と給紙ガイド１０における
支持部１０ａとの間隙内へ導入する。排出ローラ１８は
、該フィードローラ１７の回転方向とは反対方向く第１
図においては時計回り方向）へ回転されており、原稿載
置台５１上に搬送された原稿を、該フィードローラ１７
の搬送方向とは反対方向（第１図に矢印Ｂで示す排出方
向）へ搬送する。該排出ローラ１８は、比較的摩擦係数
が低いスポンジローラ等が用いられる。該フィードロー
ラ１７および排出ローラ１８は、所定の駆動源に連結さ
れており、この自動原稿給排装置を動作させた場合には
、常時５回転される。

フィードローラ１７および排出ローラ１８が取付けられ
た支持杆１６には１例えば、その中央の回動支点よりも
排出ローラ１８配設側の位置にて、その上方に配設され
たソレノイ白２のプランジャ１２ａ先端が接続されてい
る。該ソレノイド１２は、フィードローラ１７または排
出ローラ１８のいずれか一方を選択的に原稿載置台５１
上の原稿に当接させるものであり、該ソレノイド１２の
オンによりプランジャ１２ａが下方へ移動し、排出ロー
ラ１８を下方へ移動させるべく支持杆１６は回動される
。反対に該ソレノイド１２がオフ状態になれば、プラン
ジャ１２ａが上方へ移動し、フィードローラ１７を下方
へ移動させるべく支持杆１６が回動される。

原稿載置台５１における排出ローラ１８による原稿の搬
送方向側方には、原稿の位置決め部材３１が配設されて
いる。位置決め部材３１は原稿載置台５１の該側縁部に
沿って配設されており２例えば原稿載置台５１の下方に
配設されたソレノイド３２におけるプランジャ３２ａの
上端に取付けられている。該位置決め部材３１は、該ソ
レノイド３２がオフした状態では、原稿載置台５１の上
面より突出した状態となり、ソレノイド３２がオンする
とプランジャ３２ａが下方へ移動されて、該位置決め部
材３１は原稿載置台５１よりも下方へ没入する。該位置
決め部材３１は。

原稿載置台５１の上面よりも突出した状態で、フィード
ローラ１７にて原稿載置台５１上に送給された原稿が、
排出ローラ１８にて矢印Ｂで示す排出方向へ搬送される
ことによりその搬送方向先端縁が当接し、該原稿を、該
位置決め部材に沿った所定の状態となるように９位置決
めする。この場合、原稿載置台５１と給紙ガイド１０の
ガイド部とは原稿の厚さ程度の間隙が形成されているた
めに、原稿は波打つおそれがなく、容易に位置決めされ
る。該位置決め部材３１は５位置決めされた原稿の複写
が終了すると、原稿載置台５１から没入し、原稿載置台
５１上の原稿は排出ローラ１８にて位置決め部材３１の
上方を通過して原稿載置台５１から排出される。

該位置決め部材３１の原稿排出方向側側方には。

複写された原稿の上面と下面とを反転させる反転機構４
０が配設されている。該反転機構４０は、一対の導入ロ
ーラ４１および４２．原稿反転路４３．および一対の導
出ローラ４４および４５を有する。該導入ローラ４１お
よび４２は、排出ローラ１８にて原稿載置台５１から排
出さする原稿を、原稿反転路４３内に導入する。原稿反
転路４３は、上流側端部が導入ローラ４１および４２に
対向しており、下流側になるにつれて上方に位置するよ
うに傾斜している。そして。

その下流部は、略１８０度にわたって弧状に湾曲してお
り、下流側端部は一対の導出ローラ４４および４５に対
向している。該原稿反転路４３の下方には原稿トレイ４
６が配設されており、該原稿反転路４３内を搬送される
原稿は、上面と下面とが反転された状態で原稿トレイ４
６上に排出される。

第２図は１本発明の自動原稿給排装置の制御系のブロッ
ク図である。図において、６０は１例えばマイクロコン
ピュータを用いた制御部であり、該制御部６０には、原
稿給紙台２０に配設された原稿スイッチ２１の出力、お
よび給紙ガイド１０におけるガイド部１０ｂに配設され
た原稿スイッチ１１の出力が入力されている。他方、該
制御部６０の出力は、所定の駆動源と給紙ローラ１３と
を連結して該給紙ローラ１３を回転させる給紙クラッチ
１３ａと、フィードローラ１７および排出ローラ１８が
取付けられた支持杆１６を揺動させるためのソレノイド
１２と２位置決め部材３１を原稿載置台５１上面よりも
上方へ進出および下方へ退入させるソレノイド３２とに
、それぞれ与えられる。また、該制御部６０は、複写機
本体の制御部へ複写動作を開始すべきことを指示する信
号を出力すると共に、複写機本体の制御部がら複写動作
が終了したことを指示する信号が入力される。

このような構成の自動原稿給排装置の動作を。

第３図に示すフローチャートに基づいて説明する。

まず原稿給紙台２０上に、原稿面が片面である複数枚の
原稿を、その原稿面を下方に向けた状態で。

下側からページ順に載置しておく。このような状態で、
複写動作を指示するスイッチ等を作動させると、給紙ガ
イド１０に取付けられたフィードローラ１７および排出
ローラ１８が回転駆動されると共に。

制御部６０は、ソレノイド１２および３２をオフ状態と
する（第３図のステップ（１）参照、以下同じ）。次い
で、原稿給紙台２０上に原稿が載置されているかどうか
を、原稿スイッチ２１のオン、オフ状態にて調べる（　
（２１）。原稿給紙台２０上には、原稿が予め載置され
ていることにより、原稿スイッチ２１はオン状態となっ
ていれば、制御部６０は給紙クラッチ１３ａをオン状態
として、給紙ローラ１３を回転させる（（３１）、これ
により、原稿給紙台２０に載置された複数枚の原稿は、
最上側の原稿のみが、給紙口−ラ１３と摩擦部材１４と
の間を通過し、該原稿は。

給紙ガイドＩＯにおけるガイド部１０ｂに沿って搬送さ
れる。該ガイド部１０ｂに沿って搬送される原稿は、ガ
イド部１０ｂに配設された原稿スイッチ１１に当接して
該原稿スイッチ１１をオンする。

この場合、給紙ガイド１０の上方に配設されたソレノイ
ド１２はオフ状態となっているため、フィードローラ１
７は原稿載置台５１の上面に転接している。

そして、給紙ローラ１３にて原稿載置台５１上へ送給さ
れた原稿は、その搬送方向先端からフィードローラ１７
と原稿載置台５１上面との間に導入され、該フィードロ
ーラ１７にて、原稿載置台５１上面と給紙ガイド１０に
おける支持部１０ａとの間隙内を第１図に矢印Ａで示す
方向へ搬送される。

他方、フィードローラ１７にて送給される原稿の搬送方
向後端部が、原稿搬送スイッチ１１から離隔すると、原
稿搬送スイッチ１１はオフ状態となる（（５１）　、。

これにより、制御部６０は給紙クラッチ１３ａをオフ状
態として、給紙ローラ１３の回転を停止させると共に、
（（６１）、　ソレノイド１２をオンして排出ローう１
８が下方へ移動するように支持杆１６を回動させる（　
（７１）。支持杆１６が回動されることにより、フィー
ドローラ１７は原稿から離隔すると共に、排出ローラ１
８が原稿載置台５１上に載置された原稿に転接し、該原
稿は、原稿載置台５１に沿って、フィードローラ１７に
よる搬送方向とは反対方向である第１図に矢印Ｂで示す
方向へ移動される。このとき。

位置決め部材３１を取付けたソレノイド３２はオフ状態
となっているため２位置決め部材３１は原稿ｉ１２置装
５１上面より上方へ突出しており、所定時間Ｔ、が経過
すると（＋８１）　、排出ローラ１８にて矢印Ｂ方向へ
搬送される原稿の搬送方向先端縁が、この位置決め部材
３１に当接する。そして、該原稿は排出ローラ１８にて
位置決め部材３１へ押付けられ、その先端縁が全域にわ
たって位置決め部材３１に当接した所定の状態となる。

排出ローラ１８はその後も回転　・されるが、該排出ロ
ーラ１８は比較的摩擦係数が低いスポンジローラが使用
されており、また、原稿載置台５１と給紙ガイド１０に
おける支持部１０ａとの間隙が原稿１枚程度であるため
、該排出ローラ１８により原稿が位置決め部材３１に押
付けられていても、原稿は波打つおそれがない。

このような状態で、制御部６０は複写機本体におｃ４る
制御部に、複写動作を開始すべきことを指示する信号を
出力しく１９））、複写機本体は複写動作を開始する。

この複写動作は、従来の電子写真プロセスと同様である
ので、説明を省略する。そして、複写機本体５０におけ
る複写動作が終了すると（（ＩＩ）、　ソレノイド３２
がオンされて（０υ）３位置決め部材３１は、原稿載置
台５１の下方へ没入される。

これにより、原稿載置台５１上の原稿は排出ローラ１８
により、矢印Ｂ方向へ移動され、原稿載置台５１から排
出されると共に、排紙ローラ４１および４２にて３反転
路４３へ導入される。該反転路４３に導入された原稿は
、該反転路４３内を通過して、導出ローラ４４および４
５にて原稿面が上方に向いた状態で。

原稿トレイ４６に排出される。制御部６０は、原稿載置
台５１上の原稿が該原稿載置台５１より排出されるのに
必要とする時間Ｔ２が経過した後に（０２））　、　　
ソレノイド１２および３２をオフしく（１））　、以下
、上述の動作と同様の動作を繰り返すことにより、原稿
給紙台２０上の原稿を、順次、原稿載置台５１へ送給さ
れ、所定の複写動作が行われる。

原稿トレイ４６上には、ページ数の大きい原稿から、そ
の原稿面を上方に向けて順次積載されるため、所定枚数
の原稿の複写が終了すると、原稿トレイ４６上には、原
稿面が上方に向いた原稿が、上側からページ順に積載さ
れる。

第４図は、複写すべき原稿面を両面に有する原稿用の自
動原稿給排装置の一例を示すものである。

この自動原稿給排装置は、原稿給紙台２０から原稿載置
台５１上へ原稿を送給し３排出ローラ１８にて原稿を原
稿載置台５１の所定位置にて所定の状態とした後に原稿
載置台５１から排出する構成は、前述の自動原稿給排装
置と同様であるので、前述の自動原稿給排装置と同様の
符号を付して説明を省略する。

ソレノイド３２に取付けられた位置決め部材３１の側方
には、相互に転接する上下一対の中間ローラ７１および
７２が配設されており、また上方の中間口一ラフ１の上
側に、該中間ローラ７１に転接する再給紙ローラ７３が
配設されている。これら中間ローラ７１および７２と再
給紙ローラ７３との側方には、中間反転路７４が配設さ
れている。中間反転路７４は、導入ロア４ａが中間ロー
ラ７１と７２の転接部に対向し。

導出ロア４ｂが上側の中間ローラ７１と再給紙ローラ７
３との転接部に対向するように１円弧状に湾曲している
。該中間反転路７４における弧状に湾曲した外周側部分
は搬送ガイド７４Ｃとなっており、該搬送ガイド７４Ｃ
は、中間ローラ７１および７２にて原稿載置台５１から
排出されて導入ロア４ａ内に導入される原稿を、上方に
向かって案内し、導出ロア４ｂから原稿の上下面を反転
させた状態で排出する。該導出ロア４ｂから排出される
原稿は、上側の中間ローラ７１と再給紙ローラ７３とに
より、再び原稿載置台５１に向かって搬送される。上側
の中間ローラ７１と再給紙ローラ７３とにより原稿載置
台５１に向かって搬送される原稿は、給紙ガイド１０に
おけるガイド部１０ｂに案内され、再び、原稿搬送スイ
ッチ１１に当接して該原稿搬送スイッチ２１をオンした
後に。

原稿載置台５１に達する。

中間反転路７４の側方には、原稿反転機構４０が配設さ
れている。該原稿反転機構４０は、第１図に示す自動原
稿給排装置における原稿反転機構４０と同様であり、原
稿反転路４３．一対の導入ローラ４１および４２．一対
の導出ローラ４４および４５を有し、また原稿反転路４
３の下方に原稿トレイ４６が配設されている。

中間反転路７４における搬送ガイド７４Ｃは回動可能に
なっており、中間反転路７４内に導入された原稿を反転
させて導出ロア４ｂから排出し得るように上方へ案内す
るべく中間反転路７４を閉塞した略鉛直状態と、該略鉛
直状態から下方に回動され、その先端が原稿反転機構４
０における導入ローラ４１および４２に接近した状態と
、この状態からさらに下方に回動されて、原稿トレイ４
６に接する状態の三位置に設定される。該搬送ガイド７
４Ｃは１例えばパルスモータ７５に連結されており、該
パルスモータ７５により上記三位置のいずれかとなるよ
うに回動される。

このような構成の自動原稿給排装置により１両面に原稿
面を有する原稿を原稿載置台５１へ送給して、その原稿
の両面を複写機本体により複写した後に、該原稿を原稿
載置台５１から排出する場合に一ついての該装置の動作
を、第５図に示すフローチャートに基づいて説明する。

この場合、複写機本体は、記録紙の両面に複写が可能で
ある。

まず、原稿給紙台２０上に原稿を、下側からページ順と
なるように載置し・でおく。このような状態で複写動作
を指示するスイッチ等を作動させると。

ソレノイド１２および３２がオフされると共に、パルス
モータ７５が駆動されて、中間反転路７４における搬送
ガイド７４Ｃは、該中間反転路７４内に導入された原稿
を導出ロア４ｂから導出し得るように閉塞状態とする（
第５図ステップ（１）参照、以下同じ）。

そして、原稿給紙台２０に原稿が載置されて原稿スイッ
チ２１がオンされていると（（２１）、給紙クラッチ１
３ａをオン状態として（Ｔ３））　、給紙ローラ１３に
て原稿給紙台２０における最上側の原稿を原稿載置台５
１上へ送給し、該原稿をフィードローラ１７にて原稿載
置台５１上へ搬送する。このとき、原稿搬送スイッチ１
１は、一旦オンした後（（４１）にオフ状態（（５１）
となり、オフした時点で給紙クラ・７チ１３ａをオフす
ると共に（（６１）、　　ソレノイド１２をオンして（
＋７１）、排出ローラ１８にて原稿を反対方向に搬送す
る。所定時間Ｔ＋が経過すると（（８１）’、排出ロー
ラ１８による原稿の搬送方向の先端縁は位置決め部材３
１に当接し、排出ローラ１８は、原稿を位置決め部材３
１に当接させ続ける。このような状態で。

複写動作の開始が指示され（＋Ｑ＋）、複写機本体は。

所定の複写動作を、行う。そして、その複写動作が終了
した時点で（α０））、ソレノイド３２をオンして（Ｑ
ｌｌ）　、位置決め部材３１を原稿載置台５１の上面か
ら没入させ、中間ローラ７１および７２にて原稿を中間
反転路７４内へ導入する。

中間反転路７４は搬送ガイド７４Ｃが略鉛直となった閉
塞状態であるため、該中間反転路７４内に導入された原
稿は該搬送ガイド７４Ｃに沿って搬送され。

該原稿は、中間反転路７４の導出ロア４ｂから排出され
る。そして、該原稿は、再給紙ローラ７３と上側の中間
ローラ７１とにより、上面と下面とが反転された状態で
、給紙ガイド１０におけるガイド部１０ｂに沿って原稿
載置台５１へ送給される。このとき。

該原稿は、原稿搬送スイッチ１１に当接して該原稿搬送
スイッチ１１をオンする（Ｑｉ’ｌ）。該原稿搬送スイ
ッチ１１のオンにより、ソレノイド１２はオフされ（α
■）、フィードローラ１７は原稿載置台５１上を転接す
る状態となり、原稿載置台５１上に到達した原稿は、該
フィードローラ１７にて搬送される。そして、原稿の搬
送方向後端が原稿搬送スイッチ１１から離隔することに
より、該原稿搬送スイッチ１１がオフすると（０４１）
、　　この時点でソレノイド１２がオンされて（０ω）
、排出ローラ１８が原稿に転接すると共に、ソレノイド
３２がオフされて位置決め部材３１は原稿載置台５１か
ら上方へ突出した状態とされる。このような状態で、原
稿が排出ローラ１８にて排出方向へ搬送され、所定時間
Ｔ、が経過すると。

原稿の搬送方向先端縁が位置決め部材３１に当接する。

排出ローラ１８が原稿を位置決め部材３１へ当接させ続
けた状態で、複写動作の開始を指示する信号が、複写機
本体に出力され（０１）、複写機本体は所定の複写動作
を行う。

所定の複写動作が終了すると（０９））、ソレノイド３
２がオンされて３位置決め部材３１が原稿載置台５１上
面から下方へ没入させられると共に、パルスモータ７５
が駆動されて、中間反転路７４における搬送ガイド７４
Ｃが原稿トレイ４６にぼぼ接する最下側位置とされる。

これにより、原稿載置台５１上の原稿は排出ローラ１８
にて原稿載置台５１から排出され。

中間ローラ７１および７２にて、！送ガイド７４に案内
されつつ原稿トレイ４６上に排出される。

このような動作が順次、繰り返されて原稿給紙台２０上
の原稿は、ページ数が小さいものから両面を複写された
後に、逐次原稿トレイ４６上に積載される。原稿トレイ
４６に積載された原稿は、原稿給紙台２０に当初載置さ
れた原稿の状態と同様に、下側からページ順となってい
る。

また、このような構成の自動原稿給排装置を用いて２片
面にのみ原稿面を有する原稿を複写する場合には、中間
反転路７４における搬送ガイド７４Ｃを、パルスモータ
７５の駆動により、その先端が。

原稿反転機構４０における導入ローラ４１および４２に
接近した位置となるように回動させておき、このような
状態で該自動原稿給排装置が動作される。

この場合の動作は、第１図に示す自動原稿給排装置と同
様であるため、説明を省略する。

さらに、複写機が記録紙の片面にしか複写できない場合
には１例えば第６図に示すように、中間反転路７４にお
ける搬送ガイド７４Ｃが、該中間反転路７４を閉塞して
導入ロア４ａから導入される原稿紙を導出ロア４ｂへ案
内する位置と、該位置から下方へ回動されてその先端が
原稿反転機構４０における導入ローラ４１および４２に
接近した位置との二位置に設定される自動原稿給排装置
が使用される。この場合、該搬送ガイド７４ｃを回動さ
せるために。

前記実施例のようにパルスモータ７５を用いることなく
、ソレノイド７６を用いてもよい。

本実施例では、原稿給紙台２０上に原稿を、下側からペ
ージ順となるように載置しておく。従って。

原稿給紙台２０上に載置される原稿は、原稿載置台２０
に当接した原稿の下面が１ページ、その上面が２ページ
、該原稿上に載置された原稿の下面が３ページ、その上
面が４ページとなっている。

このような状態で、最上側の原稿を原稿載置台５１上に
給紙した後に、複写機本体により複写動作を行うことな
く、該原稿を、搬送ガイド７４Ｃが略鉛直状態となった
中間反転路７４に導入して反転させ１反転した状態で原
稿載置台５１上に送給する。

これにより、原稿載置台５１には最大ページ数の原稿面
が当接する。そして、前記実施例と同様にして、該原稿
を原稿載置台５１上の所定位置に載置して、複写機本体
を動作させ、所定の複写動作を行う。これにより、ペー
ジ数が最も大きい原稿面が複写される。次に、該原稿を
再び中間反転路７４にて反転させて、原稿載置台５１へ
送給して、すでに複写された原稿面の反対面（ページ数
が１小さい）が複写される。その複写後に、中間反転路
７４における搬送ガイド７４Ｃはソレノイド７６にて下
方へ回動され、原稿載置台５１上の原稿は、該搬送ガイ
ド７４Ｃに案内されて原稿反転機構４０内へ導入され。

該原稿反転機構４０にて反転されて原稿トレイ４６上に
載置される。

このような動作が順次繰り返されて、ページ数が最大と
なった原稿面から、複写が行われ、複写機本体の排紙ト
レイ上には、上側からページ順に原稿が載置される。他
方、原稿トレイ４６上には。

最下側が最大ページ数となるように原稿が載置されて、
上側からページ順となった原稿が該原稿トレイ４６上に
載置される。

（発明の効果） 本発明の自動原稿給排装置は、このように、排出ローラ
にて原稿を位置決め部材に当接させているため、原稿は
、原稿載置台上にて所定の状態とされる。搬送ベルトを
用いていないために、装置はコンパクトになり、しかも
位置決めが確実になされる。また原稿載置台における一
側部近傍においてのみ、原稿の供給および排出が行われ
るため。

コンパクトであるにもかかわらず、原稿サイズが大きく
なっても支障なく、原稿を原稿載置台上に載置し得る。

さらにまた１本発明の自動原稿給排装置は、原稿面が片
面の場合に限らず２両面の場合にも、連続的に原稿載置
台上に原稿を載置し得る。

４、　ズ　　の　　゛な量゛ 第１図は本発明の自動原稿給排装置の一例を示す側面図
、第２図は制御系のブロック図、第３図はその動作説明
のためのフローチャート第４図は本発明の自動原稿給排
装置の別の例を示す側面図、第５図はその動作説明のた
めのフローチャート、第６図は本発明の自動原稿給排装
置のさらに別の例を示す側面図である。

１０・・・給紙ガイド、１１・・・原稿搬送スイッチ、
１２゜３２・・・ソレノイド、１３・・・給紙ローラ、
１７・・・フィードローラ、１８・・・排出ローラ、２
０・・・原稿給紙台、２１・・・原稿スイッチ、３１・
・・位置決め部材、４０・・・原稿反転機構、５１・・
・原稿載置台、７４・・・中間反転路、７４ｃ・・・搬
送ガイド。

以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複写機の原稿載置台へ送給された原稿に当接して、
   該原稿を所定方向へ搬送するフィードローラと、 原稿載置台上の原稿に当接して該原稿を該フィードロー
   ラの搬送方向とは反対方向へ搬送する排出ローラと、 該フィードローラまたは排出ローラのいずれか一方を選
   択的に原稿載置台上の原稿に当接させる手段と、 排出ローラにて搬送される原稿の該搬送方向先端縁に当
   接し得るように原稿載置台上面からの突出、および排出
   ローラにて搬送される原稿がその上方を通過し得るよう
   に該原稿載置台上面からの没入可能である位置決め部材
   と、 該位置決め部材を原稿載置台から突出および没入させる
   べく駆動する手段と、 を有する自動原稿給排装置。 ２、複写機の原稿載置台へ送給された原稿に当接して、
   該原稿を所定方向へ搬送するフィードローラと、 原稿載置台上の原稿に当接して該原稿を該フィードロー
   ラの搬送方向とは反対方向へ搬送する排出ローラと、 該フィードローラまたは排出ローラのいずれか一方を選
   択的に原稿載置台上の原稿に当接させる手段と、 排出ローラにて搬送される原稿の該搬送方向先端縁に当
   接し得るように原稿載置台上面からの突出、および排出
   ローラにて搬送される原稿がその上方を通過し得るよう
   に該原稿載置台上面からの没入可能である位置決め部材
   と、 該位置決め部材を原稿載置台から突出および没入させる
   べく駆動する手段と、 該位置決め部材の上方を通過する原稿をその上面と下面
   を反転させて原稿載置台上へ送給する手段と、 を有する自動原稿給排装置。