JPS63287547A - 弗化物イオンの吸着剤 - Google Patents

弗化物イオンの吸着剤

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JPS63287547A
JPS63287547A JP12264687A JP12264687A JPS63287547A JP S63287547 A JPS63287547 A JP S63287547A JP 12264687 A JP12264687 A JP 12264687A JP 12264687 A JP12264687 A JP 12264687A JP S63287547 A JPS63287547 A JP S63287547A
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adsorbent
adsorption
fluoride
ions
rare earth
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JP12264687A
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Yuzuru Ishibashi
譲 石橋
Hideaki Imai
秀秋 今井
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水中に低譲度VC#4存する弗化物イオンを
高い効率で選択的に除去することのできる吸着剤に関す
る。さらに1本発明は、飲料水の原水または産業排水中
に溶存する弗化物イオンを吸着除去し、該吸着剤は簡単
な操作で吸着イオンを脱着、再生し、繰シ返し便用可能
な操作性、紗済性の高い吸着剤に関する。
(従来の技術) 元来、自然界において弗化物イオンは極く微量。
例えば、海水中に1.2〜1.411111.河川水中
に通常0.1〜0.3ppm程度溶存するが、この程度
の量は生態学的環境として支障がない。しかし、火山活
動による弗化水素の排出によシ、地下水中の弗化物イオ
ン濃度が10−を越えることが知られており。
また、産業排水、特に金属精練、金属表面処理。
ガラス、窯業工業、電子工業、化学工業等から排出され
る弗素排水は濃度が高く、かつ、近年の弗素化学の進歩
によシ、これら工業からの弗素の排出は日々増加してい
る。
このような高濃度の弗素含有水は、PJ境水として人体
および動植物KMII々の悪影響をおよぼすことから、
できるだけ低水準に維持、管理されなければならず、こ
のような見地よシ水質基準として。
飲料水の場合にはo、a plII以下、1几、産業排
水の場合15pp以下くしなければならないことが規定
されている。
水中に溶存する弗化物イオンの除去方法として。
弗化物イオンi0.8p%以上含む飲料水の原水に対し
ては、従来、活性アルミナ吸着法ま几はイオン交換樹脂
と活性アルミナの併用処理等が行なわれている。しかし
、活性アルミナ吸着法においては。
活性アルミナの弗化物イオンイオン吸着量が低い上に、
炭酸イオン等の共存イオンの影響を受け。
期待する除去効果が得られない欠点がある。この点に関
して、予め他の共存イオンをイオン交換樹脂で吸着除去
し友液を活性アルミナで処理して弗化物イオンを除去す
る試みがあるが、この場合は。
必要以上の無害イオンをも除去してしまうため。
飲料水としての望ましい水質でなくな)、また。
処理に多大の費用を要するなどの問題がある。
一方、産業排液中の弗化物イオンおよび弗素錯イオンを
除去する方法としては、消石灰や塩化カルシウム等のカ
ルシウム塩を用い、溶解度の小さな弗化カルシウムとし
て沈でん分離させる方法が一般的に行なわれている。し
かし、弗化カルシウムは水に溶解性を有し、理想的表処
理においても。
弗素濃度? 8 ppm以下にすることができない。ま
几。
弗化物イオンは排水中のケイ素、鉄やアルミニウム等と
錯イオンを形成する傾向が大きく、それらのカルシウム
塩の溶解度は大きいため、沈でん分離による処理は非常
に困難なものとなる。
また、活性アルミナや金属担持キレート吸着剤(特開昭
58−56652)VCより、弗化物イオンを吸着処理
する方法が提案されているが、これらの方法では、吸着
性能が十分でなく、実用上の問題点が残る。さらに、弗
化物イオンをケイ素(特開昭58−8582)や鉄、ア
ルミニウムやジルコニウム(特開昭58−64181)
と反応させて弗素錯イオンとし選択吸着性を高めてから
アニオン交換樹脂を用いて吸着処理する方法が提案され
そいるが、この方法では吸着前処理が必要となることに
より、工程が複雑になったシ、弗素錯イオンは解離定数
を有する几め、排水中には弗化物イオンが残存するので
、弗化物イオン濃度をtpp以下にする高度処理の条件
設定が難しいものと考えられる。
(発明が解決しようとする問題点) 現在、環境保全、公害防止の観点から、公共水域に放出
される排戻中の弗素濃度は15−以下に規制されておプ
、一方では排水基準をさらに厳しく規制しようとする自
治体もあシ、さらに効率的な高度処理の確立が望まれて
いる。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、このような問題を解決する友め。
水中に溶存する弗化物イオンを選択的かつ効率的に分離
除去する方法全鋭意検討した結果、本発明に到達し九。
し友がって1本発明の目的は、低濃度で溶存する弗化物
イオンを効率的に除去する吸着剤を提供することにあ)
、さらIC,本発明の目的は、弗化物イオンを規制値以
上に溶存する水ま之は排水から効率的に弗化物イオンを
除去し、弗化物イオン濃度が規制値以下の飲料水または
排水に処理するとともに、該吸着剤の吸着弗素を経済的
に脱着。
再生することによシ、循環使用を可能とする吸着剤を提
供することKある。すなわち1本発明の吸着剤は、希土
類元素の元素群から選ばれetai以上の金属酸化物か
らなり、該金属酸化物の交換容量が0.2meq/r以
上であ勺、かつ、加熱減量が3憾以下でおることを特徴
とする。
本発明の吸着剤は、pf15〜7の範囲の弗素溶存水と
接触させることで選択的かつ高効率で弗化物イオンを吸
着し、ま几、該吸着剤の吸着弗素は。
pH8〜14のアルカリ水溶液と接触させることで容易
に脱着再生でき、再使用が可能となる。
以下1本発明の吸着剤につき詳細に説明する。
本発明の希土類元素とは、Sc 、Y、La 、Ce 
、Pr 。
Nd 、 am 、 Eu 、 Gd 、 Tb 、 
Dy 、 Ho 、 Er 、 Tm 、 Thおよび
Luである。本発明においては、これらの金属は1椙類
でもよいし、2棟類以上の混合物でもよい。
これらの金属のうち、セリウムが吸着能が大きく。
かつ、溶解性が小さく¥tK好ましい。
本発明において交換容量とは、NaOHを用いてpH1
2に調整し71: 3 ’lk NaC1水溶液に、1
01/lの割合で金属酸化物を添加し、8i々の量のH
O2を添加して4時間攪拌し友後に液相のpHi測定し
添加し7t HCl量とpHとの関係を求め、この関係
よシ求め足p Ii 7からp H4までのHCt添加
量を表わす。
本発明の吸着剤は、該金属醸化物が水と接触した際に生
ずる該酸化物表面の水酸基と隘イオンとのイオン交換作
用に基づAて吸着する能力を有するものであシ、一般に
比表面積の大きいものほど上記交換容量が大きい傾向を
示す。B、E、T。比表面積が少なくとも80ゴ/2で
あることが好ましく、100ゴ/2以上であることが詩
に好ましす。
また、上記交換容量と弗素液S*との間には正の相関関
係があり、上記交換容量が大きいものほど大きい弗素吸
着能力を有し好ましい。義金M酸化物の交換容量がo 
、 2 rneq / ’以下では、弗素吸着能力が実
用上充分でない九め、 o、2meq/r以上rあるこ
とが好ましく、さらに、a。5 meq / f以上で
あることが特に好ましい、ま定さらに、核金属酸化物は
大部分の細孔が200X以下の径であることが、大きな
弗素吸着能力會示すうえで好ましい。
IL本発明に訃いて加熱減量とは、該金属酸fヒ物を室
温から800Cまで10C/訓の速度C加熱した時の元
の重量+C対する減少百分本である1゜一般に、上記金
属の酸化物のうちで加熱減量の大きhものは、酸5特に
弗化物イオンを含有する酸性水溶液に対する溶解性が大
きい傾向を示す之め、吸着、脱着全線り返して使用する
場合、寿命の観点から加熱減量は3%以下、より好まし
くは1壬以下であることが債ましい。
本発明の該金属酸化物Vi、5例えば、該金属塩酸塩、
硫酸塩、硝酸塩等の塩類水溶液中にアルカリ土類全添加
して得られt沈殿物全濾過、洗浄、乾燥し九後、200
〜600Cの温度で口。5・〜10時間加熱処理するこ
とにより容易に調製するζ、とができる。
上記調製法によって該金属酸化物を調製するに際し、各
種の金属イオンを共存させて生成′される複合金属酸化
物であってもよい。共存できる金属元素の例としては、
 A4 Cr、Co、 Ga、 Fe、 Mn、 Ni
Ti、 V、 8n、 Ge、 Nb、 Ta等が挙げ
られる。これらの共存できる金属元素の共存量は。本発
明の金属元素に対し40 mo!、%以下、さらに好ま
しくは20molチ以下である。
ま之、上記の調整に使用する陽イオンおよび陰イオンが
1本発明の金属酸化物の構造の一部として存在してもよ
い。これらの共存できる陽イオンおよび隘イオンは1例
えば、NH4,Na、 K、 Caおよび80. 、N
O,SC4PO,等である。
該金属酸化物のX線回折パターンは1回折線幅が広く、
微細な結晶粒子から成ること金示している。ま几、該金
属酸化物?水と接触感せ几後、風乾したものの赤外吸収
スペクトルでは、3400α−i付近に水酸基の伸縮振
動に基づく幅広い吸収帯、会よび1700〜1300閏
1に水酸基の変角振動に基づく2〜3本の吸収帯ゲ示し
、該金属酸化物が水と接触することによって表面水酸基
を有することを示唆する。
本発明の吸着剤は、該金属酸化物の粉体およびこれを適
当な多孔質担体に担持させる等の方法で粒状、糸状1紙
状、帯状、板状等の任意の形状に成形され九成形体であ
る。該成形体は吸着操作の実用性金高める上で極めて有
効である。
担体に用いる材料は1本発明の効果金臭しうる無機、有
機の攬々の材料が使用できるが、担持加工性、担持体強
度、化学的耐久性等Q面から各機の有機高分子材料が好
ましい。
有機高分子材料としては、フェノール樹脂、エリア樹脂
、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、ジアリルフタレー
ト樹脂、キシレン樹脂、アルキルベンゼン樹++m、エ
ポキシ樹@、エポキシアクリレート樹脂、ケイ素樹脂、
ウレタン樹脂、フッ素樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニ
リデン#i指、ポリエチレン、塩素化ポリオレフィン、
ポリプロピレン、ポリスチレン゛、ABS樹i旨、ポリ
アミド、メタクリル樹脂、ポリアセタール、ポリカーボ
ネート、セルロース系樹脂、ポリビニルアルコール。
ポリイミド、ポリスルホン、ポリアクリロニトリル等お
よび上記の共重合体が使用できるが、適当な耐水性、耐
薬品全本も、かつ親水性が大きく。
多孔質な構造を形成し得るものが好ましく、ポリアミド
、セルロース系樹脂、ポリスルホン、ボリアクリロニト
リル、tX化ビニル−ビニルアルコール共重合体等が特
に好ましい。
上記の有機高分子材料による担持方法は、公知の種々の
方法が適用できる。例えば、適当な高分子重合体を溶解
し友溶液に、該金属酸化物の粒子を懸濁分散させ1粒状
、糸状、紐状、帯状に成形する方法、ま友は適当な高分
子単量体を、該金属酸化物の粒子の存在下で、乳化まt
は懸濁重合法で重合させて粒状に成形する方法、あるい
は適当な高分子重合体と該金属酸化物および種々の抽出
剤を混練し成形しt後、適当な溶媒で抽出剤を抽出し多
孔化する等の方法が採用できる。いずれの場合も多孔質
な構造を持ち、該金属酸化物が成形体に十分量担持され
、漏失し慇い構造体である必要があシ、このような目的
が達成できる方法であれば、いかなる方法であってもよ
い。
これらのうち特に好ましい方法は、上記のポリアミド、
セルロース系樹m、ポリスチレン、ポリアクリロニトリ
ル、塩化ビニル−ビニルアルコール共重合体等の親水性
重合体を適当な溶媒に溶解し、こ九に該金属酸化物を懸
濁させ、水を凝固浴として粒子状に成形する方法である
この方法により得られる粒状体は、多孔質な構造をもち
、十分な吸着速度と物理的強度を有し。
固定床まtは流動床等の工学的方法によシ、吸着および
脱着再生操作を行なうのに適している。
特に、使用する重合体の量は、該金属酸化物の5〜50
重量係重量圧好ましくは10〜30重量係である。5重
量係以下では十分な担持効果が発揮されず1強度面でも
不十分であシ、一方、50重量憾では吸着速度が著しく
低下する。
まt、該造粒体の粒子径および体積空N率は。
本発明の吸着作用、特に速度に影響を与える。粒子径は
平均粒径で0.1〜511.または体積空1!i!率は
0.5〜0.85が好適である。
本発明でいう体積空隙率とは、該粒状体の乾燥状態での
見掛は体積(Vl)K対する。加圧圧縮時の圧縮体積(
Vo )への体積変化量(V、−Vo)の値、すなわち
、 (Vr  Vo ) / Vlで表わされる。ここ
で、見掛は体積(Vl)は一定重量の粒状体の水銀ビク
ノメーター法で測定される体積であり、一方、圧縮体積
(Vo )は同重量の試料をプレス板間で100Cで5
0kg/dの圧力で加圧成聾し7t4のの体積である。
体積空l!l車が0.5以下では吸着速度が遅すぎ、ま
た、0.85以上では強度面が不十分である。
該吸着剤に弗化物イオンを吸着させる方法は。
該金属酸化物を弗化物イオンを溶存する水と接触させる
方法であればどのような方法でもよい。例えば、該金属
酸化物の粉体あるいは前述の成形体を該水に加え、分散
させて接触させる方法、成形体または粉体を充填した塔
に、該水を通水して接触させる方法等が有効である。
本発明の弗化物イオン吸着剤である希土類元素の金属酸
化物が弗化物イオンを吸着する機構は。
該弗化物イオン吸着体表面に存在する水酸基が溶存する
弗化物イオンとイオン交換する陰イオン交換である。該
弗化物イオン吸着体表面に存在する水酸基は活性に富み
、水溶液のpHが低い場合には、溶存する各攬陰イオン
、例えば、弗化物イオン、塩化物イオン、硝酸イオン、
硫酸イオン等と交換し、pHが高い場合には、水酸基と
して保持される。すなわち、各@陰イオンが溶存する水
溶液のpHが低い場合には、各種陰イオンが該吸着体に
固定され、pHが高い場合には、該吸着体に固定された
該隘イオンは水溶液中に溶出される。
本発明の弗化物イオン吸着剤は、弗化物イオンの選択性
が非常に優れている。すなわち、弗化物イオンと同濃度
の塩化物イオン、硝酸イオン、硫酸イオンが溶存する水
溶液忙おいて、弗化物イオン以外の他の陰イオンに対す
る選択性は、該水溶液の吸着平衡時のpHが5の場合に
は、塩化物イオンに対する弗化物イオンの選択係数K(
P/C6)はI X 10”〜lX10”、硝酸イオン
に対する弗化物イオンの選択係数K (F/NO,)は
2 X 10”〜5X10S、硫酸イオンに対する弗化
物イオンの選択係数K (F / 804 )は3×1
0〜2×10鵞と非常に高い。なお1本発明で云うとこ
ろの選択係数とは、下式に示すとおシである。
K (F/CL )− ・・・・・・・・・・・・第一式 本発明の弗化物イオン吸着剤の弗化物イオンの単位体積
当りの飽和吸着量は、溶液中Q弗化物イオン濃度と相関
関係がある。例えば、#を化セリウム(比表面積125
ゴ/1)の場合、吸着平衡時の水爵液のpHが5であれ
ば、水溶液中O弗化物イオン濃度が0.01 rnmo
t/l、 0.1 mrnot/l。
1 、0 mmot/ t において、該弗化物イオン
吸着体の弗化物イオンの飽和吸着量は、それぞれ0 、
8 mmol/ t −Ce01.1 、5 rnmo
t/ f−CeOl、 2.7 mmot/ f−Ce
Olである。したがって、該弗化物イオン吸着体を用い
て弗化物イオンを吸着除去する場合、弗化物イオンの初
濃度と目標到達温度とによって、蚊弗化物イオン吸着体
と弗化物イオン含有水の好適な混合割合を設定すること
ができる。例えば、上記の吸着容量を有する酸化セリウ
ムを使用し、弗化物イオンの初期濃度が2 mmot/
l(38屏)の弗化物イオン含有水の弗化物イオン濃度
@ 0 、8 mxnot/1(isppm)にする場
合、該吸着体1tを該水溶液2.1/、に混合し、該混
合溶液のpHを5とすればよい。
上記の吸着操作の温度は、吸着速度に影響を与え、加温
することは効果がある。しかし、常温でも実用上十分な
速度を有しておシ、5〜90C1実用的には20〜60
Cの範lが好ましい。ま友。
接触時間は、接触時の方法、該吸着剤の種類によって左
右され1通常、吸着量が飽和に達するには1分〜3日程
度であるが、実用的には1分〜60分でよい。これらの
温度1時間条件は、後述する脱着、再生操作にも適応で
きる。
また、弗化物イオン會吸着した本発明の吸着剤は、アル
カリ溶液と接触することによシ、弗化物イオンを脱離し
、繰シ返し吸着操作に共することができる。上記の脱着
操作では、該吸着剤に吸着されている弗化物イオン量、
脱着液の接触PHs吸着剤と脱着液の混合比および温度
が、脱着率および脱着液中の弗化物イオン濃度に影響を
及ぼす。
例えば、脱着液の接触pHと脱着率の関係は、脱着液の
接触pHと共に脱着率は急激に増大する。
したがって、脱着操作における脱着液の接触pHは、好
ましくは8〜14.よシ好ましくは12〜14である。
8以下では脱着率が非常に小さい。
上記脱着操作では、アルカリ水溶液として水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム等の無機ア
ルカリおよび有機アミン類等が使用できる。水酸化ナト
リウムおよび水酸化カリウムは脱着効率が大きく特に好
ましい。アルカリ溶液濃度は1〜o、o 1mat/L
、好ましくは0.5〜0.05 mat/lである。
本発明の吸着剤に固定された弗化物イオンを脱着させる
方法は、該吸着剤をアルカリ水溶液に接触させる方法で
あれば、どのような方法でもよく。
前述の吸着方法と同様の方法が採用される。
(発明の効果) 次に1本発明の弗化物イオンの吸着剤の特徴について述
べると1次のとお〕である。
(IJ p H7以下において優れ友邦化物イオンの吸
着性vp、を示す。
(2)液相中の弗化物イオン濃度が低い範囲にお匹ても
平衡吸着量が大きく、処理水中の弗化物イオン濃度を0
.8 ppm以下の低濃度にすることができる。
(3)アルカリ水溶液によって容易に脱着することがで
き、繰り返し使用することができる。
(4)酸性の弗素含有水に対する耐溶解性に優れ。
繰シ返し使用における吸着性能の低下は極めて小さい。
(実施例) 以下、実施例によシさらに詳細に説明する。
なお1本文中の吸着量、除去率、脱着率は、下記式によ
シ求め友。
吸着量(mmoL/?−吸着剤)= (初濃度−吸着前後濃度)(mmot/l)吸着量(V
)/液量(t) 実施例1〜4.比較例1 本発明の吸着剤の弗化物イオンに対する吸着性能につい
て例を示す。
弗化水素酸(試薬)を蒸留水で希釈して調製した弗素イ
オン濃度2 mmot/lの水溶液に酸化セリウム(E
A製法後述、加熱減量0.8%、交換容量0.52 m
mot/P ) 、 I!iI化ネオジウム(調製性後
述。
加熱減量2.5%、交換容量0.25 mmot/? 
) 、酸化イツトリウム(111製法後述、加熱減量2
,991゜交換容量Oj OmmoL/? ) 、塩化
希土酸化物(vI4製法後述、加熱減量1.1優、交換
容量0.!i 4 mmot/2)t−それぞれ1t/
IP−吸着剤の割合で混合し攪拌した。該混合液に:0
.IN水酸化ナトリウム水溶液ま几は0.1N塩酸水溶
液を加え、該混合液のpHを5とし比。2時間後、該混
合液中に溶存する弗化物イオンの濃度をイオンクロマト
グラフィー(装置Dionex社製2020ifi)K
よ)測定し、弗化物イオンの除去率と吸着量を算出した
その結果全表1に示す。
なお、比較例として活性アルミナ(市販品、ガスクロマ
トグラフィー用充填材)についても同様の実験を行ない
、その結果を表1に示す。
表 1 吸着剤調製法1 酸fヒセリクム:m酸第二セリウム(試薬)0.2モル
および硫酸アンモニウム0.5モルを蒸留水2tK溶解
し、アンモニア水を添加して溶液のpH?9に調整し九
。−晩熟成後、濾過し几沈澱を蒸留水によシ十分洗浄し
、60Cで乾燥し友。得られ几粉体’l3oocで3時
間加熱処理し友。
吸着剤調製法2 酸化ネオジウム:硫酸ネオジウム(試薬)0.1モルお
よび硫酸アンモニウム0.5モルを蒸留水2tに溶解し
、アンモニア水を添加して溶液のpHを9に14m1.
、た。−晩熟成後、F遇し次沈澱を蒸留水により十分洗
浄し、60Cで乾燥した。得られ几粉体を500Cで5
時間加熱処理し友。
吸着剤調製法3 酸化イットリウムニ硝酸イツトリウム(試薬)0.1モ
ルおよび硝酸アンモニウム1モル’を蒸留水2tに溶解
し、FA製法3と同様に、沈澱、F遍。
洗浄、乾燥、加熱処理の各操作を行ない粉体を得九。
吸着剤v4裂法4 塩化希土酸化物:塩化希±(市販品)を蒸留水に溶解し
て0 、1 mot/ Lの溶液とし、該水溶液2tK
硫酸アンモニウム0.5モルを添加して溶解し。
さらに、希土元素と当量の過酸化水素を添加しt後、ア
ンモニア水を添加してp)I9に調整し比。
その後、85Cに加熱して過剰の過酸化水素を分解し、
冷却後、塩酸を加えてpHを4に調整し友。
−晩熟成後、調整法1と同様に濾過、洗浄、乾燥、加熱
処理の各操作を行ない粉体を得比。
該塩化希土のY、Laおよびランタニドの組成を表2に
示す。
表 2   磁化希士の配分組成(酸化物換算)La、
03    25.15 N1fl’ACe、04  
 5 L91  z Pr、0,15,12  # Nd、0.   16.07 1 Srn、0.    1.02  # Eum0m     0.19  z Gd、0.    0.17 1 Y*Oa      Q、Q4  z 実施例5〜7.比較例2.3 塩化希土酸化物について、その調製時の加熱処理温度を
変えて変換容量を変化させ比例を示す。
塩fヒ希土酸化物の調製法は、その加熱処理温度を変え
た他は調製法4と同様にして行った。得られた各試料の
変換容量を測定し7t。
ま几、実施例1〜4と同様にして弗化物イオンの吸着性
能を測定した。結果を表3に示す。
表  3 実施例8〜10.比較例4.5 酸化セリウムについて、その加熱減量を変化させ九場合
の溶解量t−調べ比例を示す。
酸化セリウムの調製法は、加熱処理温度を変えt他はv
!4製法1と同様にして行った。
得られt各試料0.22を5 mmot/lの弗化ナト
リウム水溶液1Lに添加し、攪拌しながらpH3,5に
調整した。1時間後、濾過し、液中のセリウム濃度’1
ICPを用いて測定した。その結果を各試料の加熱減量
の値とともに表4に示す。
表  4 実施例11 ポリアクリロニトリル樹脂で造粒した酸化セリウムを用
いて、固定床によシ吸・脱着操作t−50回繰シ返し比
例を示す。
造粒体20sg(嵩、容積として)i10mlφのガラ
ス製カラムに充填し、 2 mmot/lの弗酸水浴液
@ a 00 ml/hrの速度で10時間通水した。
カラムからの流出液を1時間後にサンプリングし、該流
出液中の弗化物イオン濃度を測定して、1早超過時点ま
での総吸着量を求めた。上記の吸着操作後、0.5N水
酸化ナトリウム水溶液t−t o Osd/hrの速度
で4時間通水した後に、蒸留水を同様の速度で1時間通
水して洗浄し友。
以上の吸着および脱着操作′Ik50回繰シ返し。
1回目と500回目総吸着量とその変化率を調べ友結果
を表5に示す。
なお、比較例として市販の活性アルミナについて同様の
方法で吸・脱着を行ったところ、湿層が著しく、10回
以上の吸着は実施不可能であった。
表  5 X変化率は次式によシ算出し友。
(50回目総吸着量) 吸着剤調製法5 ポリアクリロニトリルをジメチルフォルムアルデヒドV
C10重量係の濃度で溶解し、該溶液に酸化セリウム(
実施例8と同一物質)を重合体量の4重量倍添加し、十
分攪拌分散させた。該混合物を凝固浴として水を用い1
粒状に成形した。
手続ネ市正丁身 昭和62年8月6日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 希土類元素から選ばれた1種以上の金属酸化物からなり
    、該金属酸化物の交換容量が0.2meq/g以上であ
    り、かつ、加熱減量が3%以下であることを特徴とする
    溶存弗化物イオンの吸着剤。
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