JPS6328726A - 四輪駆動装置の制御方法 - Google Patents
四輪駆動装置の制御方法Info
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- JPS6328726A JPS6328726A JP17319686A JP17319686A JPS6328726A JP S6328726 A JPS6328726 A JP S6328726A JP 17319686 A JP17319686 A JP 17319686A JP 17319686 A JP17319686 A JP 17319686A JP S6328726 A JPS6328726 A JP S6328726A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 24
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 29
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 abstract description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000009699 differential effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は自動車等の車輌に用いられる四輪駆動装置の制
御方法に係る。
御方法に係る。
従来の技術
自動車等の車輌に用いられる四輪駆動装置として、前輪
と後輪とを選択的に駆動連結して二輪駆動と四輪駆動と
の切換を行う二輪−四輪駆動切換制御クラッチを有して
いるものと、センタディファレンシャル装置及び該セン
タディファレンシャル装置のディファレンシャル作用を
禁止或いは抑制すべく後輪と前輪とを直結成いはそれに
近い状態とする差動制御クラッチを有するものとか知ら
れており、これらは例えば、特開昭55−72420号
、特開昭58−53520号、特開昭58−10182
9号の各公報に示されている。
と後輪とを選択的に駆動連結して二輪駆動と四輪駆動と
の切換を行う二輪−四輪駆動切換制御クラッチを有して
いるものと、センタディファレンシャル装置及び該セン
タディファレンシャル装置のディファレンシャル作用を
禁止或いは抑制すべく後輪と前輪とを直結成いはそれに
近い状態とする差動制御クラッチを有するものとか知ら
れており、これらは例えば、特開昭55−72420号
、特開昭58−53520号、特開昭58−10182
9号の各公報に示されている。
上述の如き四輪駆動装置に於ては、前輪と後輪との回転
数差が所定値以上になった時には前輪と後輪のいずれか
が走行路面に対してスリップを生じているとして上述の
如き二輪−四輪切換制御クラッチ或いは差動制御クラッ
チを係合させて前後輪直結の四輪駆動状態にすることが
行われている。
数差が所定値以上になった時には前輪と後輪のいずれか
が走行路面に対してスリップを生じているとして上述の
如き二輪−四輪切換制御クラッチ或いは差動制御クラッ
チを係合させて前後輪直結の四輪駆動状態にすることが
行われている。
発明が解決しようとする問題点
上述の如き制御クラッチの係合制御の実施に際しては、
前輪と後輪との回転数差を検出すべく前輪回転数を検出
する回転数センサと後輪回転数を検出する回転数センサ
とが各々必要である。しかし、通常の車輌に於ては、ア
ンチスキッド装置を備えているもの以外は上述の如き回
転数センサを備えておらず、このため、上述の如き制御
クラッチの係合制御に際しては前輪用と後輪用の二つの
回転数センサを新たに設ける必要がある。
前輪と後輪との回転数差を検出すべく前輪回転数を検出
する回転数センサと後輪回転数を検出する回転数センサ
とが各々必要である。しかし、通常の車輌に於ては、ア
ンチスキッド装置を備えているもの以外は上述の如き回
転数センサを備えておらず、このため、上述の如き制御
クラッチの係合制御に際しては前輪用と後輪用の二つの
回転数センサを新たに設ける必要がある。
本発明は、特別な前輪回転数センサ及び後輪回転数セン
サを必要とせずに前輪或いは後輪が走行路面に対してス
リップしていることを検出し、これによってタイヤスリ
ップ時には前後輪直結の四輪駆動状態を成立する改良さ
れた四輪駆動装置の制御方法を提供することを目的とし
ている。
サを必要とせずに前輪或いは後輪が走行路面に対してス
リップしていることを検出し、これによってタイヤスリ
ップ時には前後輪直結の四輪駆動状態を成立する改良さ
れた四輪駆動装置の制御方法を提供することを目的とし
ている。
問題点を解決するための手段
上述の如き目的は、本発明によれば、後輪駆動部材と前
輪駆動部材とをトルク伝達関係に接続する制御クラッチ
を有する四輪駆動装置の制御方法に於て、原動機の負荷
に応じて原動機回転数の時間変化率の通常時限界値を設
定し、原動機回転数の時間変化率が前記通常時限界値を
越えた時には前記制御クラッチを係合させて前後輪直結
の四輪駆動状態とすることを特徴とする四輪駆動装置の
制御方法によって達成される。
輪駆動部材とをトルク伝達関係に接続する制御クラッチ
を有する四輪駆動装置の制御方法に於て、原動機の負荷
に応じて原動機回転数の時間変化率の通常時限界値を設
定し、原動機回転数の時間変化率が前記通常時限界値を
越えた時には前記制御クラッチを係合させて前後輪直結
の四輪駆動状態とすることを特徴とする四輪駆動装置の
制御方法によって達成される。
発明の作用及び効果
本発明による四輪駆動装置の制御方法によれば、原動機
回転数の時間変化率の大小によって前輪或いは後輪のい
ずれかが走行路面に対してスリップしているか否かの判
別が行われ、原動機1転数の時間嚢化率が原動機の負荷
に応じて定められた通常時限界値゛以上である時は前輪
或いは後輪が走行路面に対してスリップしている時であ
り、この時には制御クラッチが係合し、これによって前
後輪直結の四輪駆動状態となり、優れた駆動性能或いは
制動性能が得られるようになる。
回転数の時間変化率の大小によって前輪或いは後輪のい
ずれかが走行路面に対してスリップしているか否かの判
別が行われ、原動機1転数の時間嚢化率が原動機の負荷
に応じて定められた通常時限界値゛以上である時は前輪
或いは後輪が走行路面に対してスリップしている時であ
り、この時には制御クラッチが係合し、これによって前
後輪直結の四輪駆動状態となり、優れた駆動性能或いは
制動性能が得られるようになる。
実施例
以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は本発明による制御方法の実施に用いられる四輪
駆動装置の一例を示している。第1図に於て、10は内
燃機関を示しており、該内燃機関は車輌の前部に横置き
されており、該内燃機関には車輌用自動変速機12と四
輪駆動用トランスファ装置14とが順に接続されている
。車輌用自動変速機12は、一般的構造の流体式トルク
コンバータ16と、変速装置18とをHしている。
駆動装置の一例を示している。第1図に於て、10は内
燃機関を示しており、該内燃機関は車輌の前部に横置き
されており、該内燃機関には車輌用自動変速機12と四
輪駆動用トランスファ装置14とが順に接続されている
。車輌用自動変速機12は、一般的構造の流体式トルク
コンバータ16と、変速装置18とをHしている。
流体式トルクコンバータ16は、入力部材16aによっ
て内燃機関10の出力軸11に駆動連結されて内燃機関
10より回転動力を与えられ、出力部材16bを変速装
置18に駆動連結されている。
て内燃機関10の出力軸11に駆動連結されて内燃機関
10より回転動力を与えられ、出力部材16bを変速装
置18に駆動連結されている。
変速装置18は、遊星歯車装置を含む一般的構造のもの
であって良く、複数個の前進変速段と少なくとも一つの
後進変速段との間に切換わるようになっている。
であって良く、複数個の前進変速段と少なくとも一つの
後進変速段との間に切換わるようになっている。
変速装置18の変速制御は油圧制御装置40によって油
圧により行われるようになっている。
圧により行われるようになっている。
四輪駆動用トランスファ装置14はセンタディファレン
ンヤル装置42を有している。センタディファレンシャ
ル装置42は、変速装置18の出力山車38と噛合する
入力歯車44を一体に備えたディファレンシャルケース
46と、ディファレンンヤルケース46よりビニオン軸
48によって各々回転可能に担持され且互いに対向して
配置された二つの差動ピニオン50と、各々二つの差動
ピニオン50に同時噛合した後輸出力用サイド歯車52
及び前輸出力用サイド歯車54とを有している。
ンヤル装置42を有している。センタディファレンシャ
ル装置42は、変速装置18の出力山車38と噛合する
入力歯車44を一体に備えたディファレンシャルケース
46と、ディファレンンヤルケース46よりビニオン軸
48によって各々回転可能に担持され且互いに対向して
配置された二つの差動ピニオン50と、各々二つの差動
ピニオン50に同時噛合した後輸出力用サイド歯車52
及び前輸出力用サイド歯車54とを有している。
後輸出力用サイド歯車52には後輸出力歯車56が接続
されており、後輸出力歯車56には後輪駆動軸58゛の
後輪駆動歯車60が噛合している。
されており、後輸出力歯車56には後輪駆動軸58゛の
後輪駆動歯車60が噛合している。
前輸出力用サイド歯車54には中空の前輪駆動軸62が
直接接続されている。
直接接続されている。
四輪駆動用トランスファ装置14にはセンタディファレ
ンシャル装置42の入力部材であるディファレンシャル
ケース46とセンタディファレンシャル装置42の一つ
の出力部材である前輪駆動軸62とを選択的にトルク伝
達関係に接続する油圧作動式の差動制御クラッチ64が
設けられている。差動制御クラッチ64は、第2図によ
く示されている如く、油圧サーボ式の湿式多板クラッチ
であり、油圧サーボ装置66の油室68に供給されるサ
ーボ油圧によってサーボピストン70が戻しばね72の
ばね力に抗して図にてG方へ移動することによりディフ
ァレンシャルケース46と前輪駆動軸62とをトルク伝
達関係に接続し、油室68に供給されるサーボ油圧の増
大に応じてその伝達トルク容量を比例的に増大するよう
になっている。
ンシャル装置42の入力部材であるディファレンシャル
ケース46とセンタディファレンシャル装置42の一つ
の出力部材である前輪駆動軸62とを選択的にトルク伝
達関係に接続する油圧作動式の差動制御クラッチ64が
設けられている。差動制御クラッチ64は、第2図によ
く示されている如く、油圧サーボ式の湿式多板クラッチ
であり、油圧サーボ装置66の油室68に供給されるサ
ーボ油圧によってサーボピストン70が戻しばね72の
ばね力に抗して図にてG方へ移動することによりディフ
ァレンシャルケース46と前輪駆動軸62とをトルク伝
達関係に接続し、油室68に供給されるサーボ油圧の増
大に応じてその伝達トルク容量を比例的に増大するよう
になっている。
油圧サーボ装置66の油室68に対するサーボ油圧の供
給は油圧制御装置74により行われるようになっている
。油圧制御装置74は、車輌用自動変速機12に組込ま
れたオイルポンプ76より油圧を与えられてこれをスロ
ットル開度に応じた油圧に調圧するライン油圧制御弁7
8と、ライン油圧制御弁78よりライン油圧を与えられ
る電磁式のサーボ油圧制御弁80とを有している。サー
ボ油圧制御弁80i、油室68に接続されたポートaと
、ライン油圧制御弁78よりライン油圧を供給される油
圧ポートbと、ドレンポートCとを有しており、通電時
にはポートaを油圧ポートbに接続し、これに対し非通
電時にはポートaをドレンポートCに接続するようにな
っている。サーボ油圧制御弁80には制御装置100よ
り所定のデユーティ比のパルス信号が与えられ、これに
よりサーボ油圧制御弁80はそのパルス信号のデユーテ
ィ比に応じて大きさのサーボ油圧を油室68へ供給する
ようになる。
給は油圧制御装置74により行われるようになっている
。油圧制御装置74は、車輌用自動変速機12に組込ま
れたオイルポンプ76より油圧を与えられてこれをスロ
ットル開度に応じた油圧に調圧するライン油圧制御弁7
8と、ライン油圧制御弁78よりライン油圧を与えられ
る電磁式のサーボ油圧制御弁80とを有している。サー
ボ油圧制御弁80i、油室68に接続されたポートaと
、ライン油圧制御弁78よりライン油圧を供給される油
圧ポートbと、ドレンポートCとを有しており、通電時
にはポートaを油圧ポートbに接続し、これに対し非通
電時にはポートaをドレンポートCに接続するようにな
っている。サーボ油圧制御弁80には制御装置100よ
り所定のデユーティ比のパルス信号が与えられ、これに
よりサーボ油圧制御弁80はそのパルス信号のデユーテ
ィ比に応じて大きさのサーボ油圧を油室68へ供給する
ようになる。
前輪駆動軸62はフロントディファレンシャル装置82
のディファレンシャルケース84に駆動連結されでいる
。フロントディファレンシャル装置82は、ビニオン軸
86によってディファレンシャルケース84より回転可
能に担持され且互いに対向して配置された二つの差動ピ
ニオン88と、各々二つの差動ピニオン88に同時噛合
した右サイド歯車90と左サイド歯車92とを有し、右
サイド歯車90には右側車軸94が、左サイド歯車92
には左側車軸96の各々の一端部が駆動連結されている
。
のディファレンシャルケース84に駆動連結されでいる
。フロントディファレンシャル装置82は、ビニオン軸
86によってディファレンシャルケース84より回転可
能に担持され且互いに対向して配置された二つの差動ピ
ニオン88と、各々二つの差動ピニオン88に同時噛合
した右サイド歯車90と左サイド歯車92とを有し、右
サイド歯車90には右側車軸94が、左サイド歯車92
には左側車軸96の各々の一端部が駆動連結されている
。
油圧制御装置40と74は電気式の制御装置100より
の制御信号に基いて作動するようになっている。
の制御信号に基いて作動するようになっている。
制御装置100は、一般的構造のマイクロコンピュータ
を含み、スロットル開度センサ102より内燃機関10
のスロットル開度に関する情報を、車速センサ104よ
り車速に関する情報を、マニュアルシフトポジションセ
ンサ106よりマニュアルシフトレンジに関する情報を
、入力トルクセンサ108より四輪駆動用トランスファ
装置14に与えられる入力トルクに関する情報を、操舵
角センサ110より車輌の操舵角に関する情報を、機関
回転数センサ112より内燃機関10の出力軸回転数に
関する情報を各々与えられ、基本的にはマニュアルシフ
トレンジと車速とスロットル開度とに応じて予め定めら
れた変速パターンに従って変速装置18の変速段の切換
制御のための制御信号を油圧制御装置40へ出力し、ま
た機関回転数の時間変化率が内燃機関10のスロットル
開度と変速装置18の変速段とによって決められた通常
時限界値以下である時には入力トルクと変速段と操舵角
とに応じて予め決められた伝達トルク容量にて差動制御
クラッチ64の伝達トルク容量が制御されるように所定
のデユーティ比のパルス信号をサーボ油圧制御弁80−
\出力し、これに対し機関回転数の時間変化率がスロッ
トル開度と変速段とに応じて定められた通常時限界値以
上である時にはその時の入力トルク及び操舵角に関係な
く差動制御クラッチ64を実質的に完全に係合させるた
めのオン信号をサーボ油圧制御弁80へ出力するように
なっている。
を含み、スロットル開度センサ102より内燃機関10
のスロットル開度に関する情報を、車速センサ104よ
り車速に関する情報を、マニュアルシフトポジションセ
ンサ106よりマニュアルシフトレンジに関する情報を
、入力トルクセンサ108より四輪駆動用トランスファ
装置14に与えられる入力トルクに関する情報を、操舵
角センサ110より車輌の操舵角に関する情報を、機関
回転数センサ112より内燃機関10の出力軸回転数に
関する情報を各々与えられ、基本的にはマニュアルシフ
トレンジと車速とスロットル開度とに応じて予め定めら
れた変速パターンに従って変速装置18の変速段の切換
制御のための制御信号を油圧制御装置40へ出力し、ま
た機関回転数の時間変化率が内燃機関10のスロットル
開度と変速装置18の変速段とによって決められた通常
時限界値以下である時には入力トルクと変速段と操舵角
とに応じて予め決められた伝達トルク容量にて差動制御
クラッチ64の伝達トルク容量が制御されるように所定
のデユーティ比のパルス信号をサーボ油圧制御弁80−
\出力し、これに対し機関回転数の時間変化率がスロッ
トル開度と変速段とに応じて定められた通常時限界値以
上である時にはその時の入力トルク及び操舵角に関係な
く差動制御クラッチ64を実質的に完全に係合させるた
めのオン信号をサーボ油圧制御弁80へ出力するように
なっている。
次に第3゛図に示されたフローチャートを参照して本発
明による制御方法の一つの実施例について詳細に説明す
る。
明による制御方法の一つの実施例について詳細に説明す
る。
先ずステップ101に於ては、変速装置18がダウンシ
フトされているか否かの判別が行われる。
フトされているか否かの判別が行われる。
ダウンシフト時は前輪或いは後輪のいずれかが走行路面
に対してスリップを生じていなくても機関回転数が急激
に増加するから、この時には本発明による制御方法がキ
ャンセルされてステップ102へ進み、通常の四輪駆動
制御、即ち入力トルクと変速段と操舵角等に応じて差動
制御クラッチ64の伝達トルク容* T Cを制御する
ことが行われる ダウンシフト時でない時にはステップ103へ進み、ス
テップ103に於ては、機関回転数センサ112によっ
て検出された内燃機関10の回転数の時間変化率Noが
この時のスロットル開度θと変速段とに応じて予め定め
られた通常時限界値Aより大きいか否かの判別が行われ
る。機関回転数の時間変化率の通常時限界Ii7′iA
は、スロットル開度と変速段とによって決まる通常状態
路面での最大加速時の機関回転数の増加率より少し大き
い値であって、第4図に示されている如く、スロットル
開度θと変速段とに応じて決められ、これはスロットル
開度が大きいほど、また変速段が低速段である時はど大
きい値に設定される。機関回転数の時間変化率NOがそ
の通常時限界値Aより大きいということは前輪或いは後
輪のいずれがが走行路面に対しスリップしている時であ
り、この時にはステップ104へ進む。
に対してスリップを生じていなくても機関回転数が急激
に増加するから、この時には本発明による制御方法がキ
ャンセルされてステップ102へ進み、通常の四輪駆動
制御、即ち入力トルクと変速段と操舵角等に応じて差動
制御クラッチ64の伝達トルク容* T Cを制御する
ことが行われる ダウンシフト時でない時にはステップ103へ進み、ス
テップ103に於ては、機関回転数センサ112によっ
て検出された内燃機関10の回転数の時間変化率Noが
この時のスロットル開度θと変速段とに応じて予め定め
られた通常時限界値Aより大きいか否かの判別が行われ
る。機関回転数の時間変化率の通常時限界Ii7′iA
は、スロットル開度と変速段とによって決まる通常状態
路面での最大加速時の機関回転数の増加率より少し大き
い値であって、第4図に示されている如く、スロットル
開度θと変速段とに応じて決められ、これはスロットル
開度が大きいほど、また変速段が低速段である時はど大
きい値に設定される。機関回転数の時間変化率NOがそ
の通常時限界値Aより大きいということは前輪或いは後
輪のいずれがが走行路面に対しスリップしている時であ
り、この時にはステップ104へ進む。
ステップ104に於ては、カウンタのカウント値Cがセ
ット値Csetでない時にはステップ1゜5へ進んでカ
ウント値Cをセント値Csetにセットし、そしてステ
ップ106へ進んでサーボ油圧制御弁80ヘオン信号を
出力し、差動制御クラッチ64を完全係合させることか
行われる。差動制御クラッチ64が完全係合することに
よって前後輪直結の四輪駆動状態が得られ、これに伴い
駆動性能或いは制動性能が改善され、走行車輪の路面に
対するスリップが回避されるようになる。
ット値Csetでない時にはステップ1゜5へ進んでカ
ウント値Cをセント値Csetにセットし、そしてステ
ップ106へ進んでサーボ油圧制御弁80ヘオン信号を
出力し、差動制御クラッチ64を完全係合させることか
行われる。差動制御クラッチ64が完全係合することに
よって前後輪直結の四輪駆動状態が得られ、これに伴い
駆動性能或いは制動性能が改善され、走行車輪の路面に
対するスリップが回避されるようになる。
機関回転数の時間変化率内eが通常時限界値A以上でな
い時にはステップ107へ進み、ステップ107に於て
は、機関回転数の時間変化率内eが、第4図に示されて
いる如く、スロットル開度θと変速段とに応じて前記通
常時限界値Aより小さい通常時限界値Bより大きいか否
かの判別が行われる。NOが通常時限界値Bより大きく
ない時にはステップ108へ進み、ステップ108に於
ては、カウンタのカウント値Cが0であるか否かの判別
が行われる。C−0である時はステップ111へ進み、
これに対しC−0でない時にはステップ109へ進んで
カウンタのカウント値Cを一つダウンカウントすること
が行われる。
い時にはステップ107へ進み、ステップ107に於て
は、機関回転数の時間変化率内eが、第4図に示されて
いる如く、スロットル開度θと変速段とに応じて前記通
常時限界値Aより小さい通常時限界値Bより大きいか否
かの判別が行われる。NOが通常時限界値Bより大きく
ない時にはステップ108へ進み、ステップ108に於
ては、カウンタのカウント値Cが0であるか否かの判別
が行われる。C−0である時はステップ111へ進み、
これに対しC−0でない時にはステップ109へ進んで
カウンタのカウント値Cを一つダウンカウントすること
が行われる。
また、ステップ107に於て機関回転数の時間変化率Q
eが通常時限界値Bより大きい時にはステップ110へ
進み、ステップ110に於ては、カウンタのカウンタ値
CがOであればステップ111へ進む。
eが通常時限界値Bより大きい時にはステップ110へ
進み、ステップ110に於ては、カウンタのカウンタ値
CがOであればステップ111へ進む。
ステップ111に於ては、ステップ102に於ける時と
同様に入力トルクと変速段と操舵角等に応じて差動制御
クラッチ64の伝達トルク容量TCを制御することが行
われる。
同様に入力トルクと変速段と操舵角等に応じて差動制御
クラッチ64の伝達トルク容量TCを制御することが行
われる。
即ち、機関回転数の時間変化率〜eが予め定められた通
常時限界値A以上になると、差動制御クラッチ64が係
合されて前後輪直結の四輪駆動状態になり、これより以
降に機関回転数の時間変化率が予め定められた通常時限
界値B以下である状態か続けば差動制御クラッチ64の
係合制御が解除されて差動制御クラッチ64がその時の
入力トルクと変速段と保舵角等に応じて制御されるよう
になる。
常時限界値A以上になると、差動制御クラッチ64が係
合されて前後輪直結の四輪駆動状態になり、これより以
降に機関回転数の時間変化率が予め定められた通常時限
界値B以下である状態か続けば差動制御クラッチ64の
係合制御が解除されて差動制御クラッチ64がその時の
入力トルクと変速段と保舵角等に応じて制御されるよう
になる。
尚、差動制御クラッチ64の々Uき差動、tす御装置は
、上述の&U<、センタディファレンンヤル装置の入力
部材と一方の出力部ト4とを可変伝達トルク容量をもっ
て接続するもの以外に、センタディファレンシャル装置
の二つの出力部材を可変の伝達トルク容量をもって接続
するものであっても良く、この場合も上述の実施例と同
様の作用効果が得られる。また差動制御クラッチは、上
述の如きデフロック式の差動制御クラッチ以外に例えば
前輪或いは後輪(ミ対する駆動トルク伝達経路の途中に
設けられて前輪或いは後輪に対する駆動トルクの伝達量
をその係合度合、即ち伝達トルク容量をもって制御する
如きクラッチであっても良い。
、上述の&U<、センタディファレンンヤル装置の入力
部材と一方の出力部ト4とを可変伝達トルク容量をもっ
て接続するもの以外に、センタディファレンシャル装置
の二つの出力部材を可変の伝達トルク容量をもって接続
するものであっても良く、この場合も上述の実施例と同
様の作用効果が得られる。また差動制御クラッチは、上
述の如きデフロック式の差動制御クラッチ以外に例えば
前輪或いは後輪(ミ対する駆動トルク伝達経路の途中に
設けられて前輪或いは後輪に対する駆動トルクの伝達量
をその係合度合、即ち伝達トルク容量をもって制御する
如きクラッチであっても良い。
本発明による制御方法に於て用いられる機関回転数は機
関出力軸回転数以外にこれと等価なトルクコンバータ出
力部材回転数或いは変速装置の入力部材回転数であって
も良い。
関出力軸回転数以外にこれと等価なトルクコンバータ出
力部材回転数或いは変速装置の入力部材回転数であって
も良い。
以上に於ては、本発明を特定の実施例について詳細に説
明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、
本発明の範囲内にて種々の実嵐例が可能であることは当
業者にとって明らかであろう。
明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、
本発明の範囲内にて種々の実嵐例が可能であることは当
業者にとって明らかであろう。
第1図は本発明による制御方法の実施に用いられる四輪
駆動装置の一例を示す概略構成図、第2図は本発明によ
る制御方法の実施に用いられる差動制御クラッチの制御
システムを示す概略構成図、第3図は本発明による四輪
駆動装置の制御方法の一つの実施例を示すフローチャー
ト、第4図は機関回転数の時間変化率の通常時限界値を
示すグラフである。 10・・・内燃機関、11・・・出力軸、12・・・車
輌用自動変速機、14・・・四輪駆動用トランスファ装
置。 16・・・流体式トルクコンバータ、18・・・変速装
置。 38・・・出力歯車、40・・・油圧制御装置、42・
・・センタディファレンシャル装置、44・・・入力歯
車。 46・・・ディファレンシャルケース、48・・・ピニ
オン軸、50・・・差動ピニオン、52・・・後輸出力
用サイド歯車、54・・・前輸出力用サイド歯車、56
・・・後輸出力歯車、58・・・後輪駆動軸、60・−
・後輪駆動歯車、62・・・前輪駆動軸、64・・・差
動制御クラッチ、66・・・油圧サーボ装置、68・・
・油室、70・・・サーボピストン、72・・・戻しば
ね、74・・・油圧制御装置、76・・・オイルポンプ
、78・・・ライン油圧制御弁、80・・・サーボ油圧
制御弁、82・・・フロントディファレンシャル装置、
84・・・ディファレンシャルケース、86・・・ピニ
オン軸、88・・・差動ピニオン、90・・・右サイド
歯車、92・・・左サイド歯車、94・・・右側車軸、
96・・・左側車軸、100・・・制御装置−,102
・・・スロットル開度センサ、104・・・車速センサ
、106・・・マニュアルシフトポジションセンサ、1
08・・・入力トルクセンサ、110・・・操舵角セン
サ、112・・・回転数センサ特 許 出 願 人
トヨタ自動車株式会社代 理 人 弁理
士 明石 昌毅第4図
駆動装置の一例を示す概略構成図、第2図は本発明によ
る制御方法の実施に用いられる差動制御クラッチの制御
システムを示す概略構成図、第3図は本発明による四輪
駆動装置の制御方法の一つの実施例を示すフローチャー
ト、第4図は機関回転数の時間変化率の通常時限界値を
示すグラフである。 10・・・内燃機関、11・・・出力軸、12・・・車
輌用自動変速機、14・・・四輪駆動用トランスファ装
置。 16・・・流体式トルクコンバータ、18・・・変速装
置。 38・・・出力歯車、40・・・油圧制御装置、42・
・・センタディファレンシャル装置、44・・・入力歯
車。 46・・・ディファレンシャルケース、48・・・ピニ
オン軸、50・・・差動ピニオン、52・・・後輸出力
用サイド歯車、54・・・前輸出力用サイド歯車、56
・・・後輸出力歯車、58・・・後輪駆動軸、60・−
・後輪駆動歯車、62・・・前輪駆動軸、64・・・差
動制御クラッチ、66・・・油圧サーボ装置、68・・
・油室、70・・・サーボピストン、72・・・戻しば
ね、74・・・油圧制御装置、76・・・オイルポンプ
、78・・・ライン油圧制御弁、80・・・サーボ油圧
制御弁、82・・・フロントディファレンシャル装置、
84・・・ディファレンシャルケース、86・・・ピニ
オン軸、88・・・差動ピニオン、90・・・右サイド
歯車、92・・・左サイド歯車、94・・・右側車軸、
96・・・左側車軸、100・・・制御装置−,102
・・・スロットル開度センサ、104・・・車速センサ
、106・・・マニュアルシフトポジションセンサ、1
08・・・入力トルクセンサ、110・・・操舵角セン
サ、112・・・回転数センサ特 許 出 願 人
トヨタ自動車株式会社代 理 人 弁理
士 明石 昌毅第4図
Claims (1)
- 後輪駆動部材と前輪駆動部材とをトルク伝達関係に接
続する制御クラッチを有する四輪駆動装置の制御方法に
於て、原動機の負荷に応じて原動機回転数の時間変化率
の通常時限界値を設定し、原動機回転数の時間変化率が
前記通常時限界値を越えた時には前記制御クラッチを係
合させて前後輪直結の四輪駆動状態とすることを特徴と
する四輪駆動装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17319686A JPS6328726A (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 | 四輪駆動装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17319686A JPS6328726A (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 | 四輪駆動装置の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6328726A true JPS6328726A (ja) | 1988-02-06 |
Family
ID=15955878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17319686A Pending JPS6328726A (ja) | 1986-07-23 | 1986-07-23 | 四輪駆動装置の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6328726A (ja) |
-
1986
- 1986-07-23 JP JP17319686A patent/JPS6328726A/ja active Pending
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