JPS63286880A - 画像形成装置用クリ−ニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は、静電複写機、同プリンタなど静電記録プロ
セスを利用する画像形成装置、とくに、その加熱定着装
置に用いるに適したクリーニング装とに関するものであ
る。

（従来技術と解決すべき課題） 像担持体表面に形成した可転写のトナー像を、紙などの
転写材に静電的に転写する周知の画像形成装置において
は、このトナー像を転写材に強固−に付着定着させる必
要があり、このための定着手段として、適宜の加熱源に
よって所定温度に維持されている定着ローラと、これに
圧接する加圧ローラとをそなえた定着装置を設け、両ロ
ーラのニップ部を、トナー像を担持する転写材を通過さ
せ、これに熱と圧力を印加してトナー像を転写材に定着
固定するようなものがよく知られている。

このような定着装置においては、加熱されて軟化し、粘
性を増したトナーが定着ローラに付着し、これが次の転
写材を汚染して画質の劣化を招来することがないように
、定着ローラ近傍に配した供給ローラと倦き取すローラ
の間に不織布などからなるウェブを懸架し、両者の中間
位置にあるウェブ部分を定着ローラに摺擦し、このウェ
ブを適宜進行させてトナーを除去するクリーニング手段
がすでにひろく実用されている。

さらに、この種のクリーニング手段においては、ウェブ
にシリコンオイルなどの離型剤を含浸させておき、摺擦
時にこれを定着ローラに付与して、トナーが該ローラに
付着し難いように構成することも従来から普通に知られ
ているところである。

このようなものにおいては、シリコンオイルなどを多量
にウェブに含浸させることによって、定着ローラにより
多くのオイルを付与し、該ローラに対するトナーの離型
性を向上させることができるが、ウェブにシリコンオイ
ルなどを含浸させる手段としては、たとえば、供給ロー
ラから倦きほどかれたウェブ部分にオイルを供給する仕
方、供給ローラにウェブが巻回蓄積されているさいに予
めオイルを含浸させておく仕方が考えられるが、前者の
ような仕方ではオイルを供給する装置を別設する必要が
あるので構成が複雑になり、また後者のような仕方では
、ウェブが巻回蓄積されており、ウェブで順次定着ロー
ラを摺擦するために牽引するので、多量のオイルを含ま
せると、オイルがしみ出してこれが定着ローラや転写材
に落下して、画質を損じたり転写材を汚損するおそれが
あった・ 本発明は叙上のような事態に対処すべくなされたもので
あって、前述のようなりリーニングウェブを利用するク
リーニング装置において、多量の離型剤を、しみ出しの
おそれなく保持することが可能で、良好なりリーニング
作用が得られるようなりリーニング装置を提供すること
を目的とするものである。

（２）発明の構成 （課題を解決する技術手段、その作用）上記の目的を達
成するために、本発明は、前述のような、クリーニング
ウェブを使用するクリーニング装置において、該クリー
ニングウェブの、定着ローラに圧接摺擦する面と反対側
の面に離型剤の含浸を阻止する層を別設したことを特徴
とするものである。

このように構成することによって、離型剤のしみ出しの
おそれなく、定着ローラへのトナーの離型性に適合する
ように適量の離型剤を予めウェブに保持させておくこと
が可能であ。

（実施例の説明） 第１図は本発明を周知の複写機などのような画像形成装
置に適用した実施例を示す要部の側面図であって、不図
示の適宜の加熱源によって所定温度に維持されている定
着ローラｌに、表面を弾性材で形成した加圧ローラ２が
圧接してあり、両者が矢印Ａ方向に同期回転しているも
のとする。

上記両ローラの圧接ニップ部に、不図示の画像形成部位
において、静電吸着力などによってトナー像をゆるく担
持した転写材Ｐが矢印Ｂ方向から供給されて該ニップ部
において加熱加圧されてトナー像が転写材に定着固定さ
れるものとする。

なお図中符号５ａ、５ｂは転写材の巻き付きを阻止する
ための分離爪である。

定着ローラｌの近傍適所には、クリーニングウェブＷを
捲回蓄積した供給ローラ３と、適宜の駆動源によって回
動する倦き取すローラ４とが配設してあり１両者間に懸
架したウェブＷは、両者の中間位置において、抑圧ロー
ラ８によって前記定着ローラ３に圧接されながら、比較
的おそい速度で矢印Ｃ方向に走行し、定着ローラ表面を
摺擦クリーニングしたのち順次倦き取りローラ４に倦き
取られてゆくものとする。

第２図はＪ１図の円りの部分を拡大して示したものであ
って、図示のように、クリーニングウェブＷは、不織布
などからなり、シリコンオイルなどの離型剤を含浸させ
たウェブ層６に、ポリエステルフィルムなどからなる裏
打層７を重畳配置した構成を具有している。

両層は単に重畳しても互に接着してもよく、また、裏打
層は離型剤が侵透しなければよいから、フィルムのみな
らず、適宜の物質をウェブ層に塗布してもよい。

このように構成したから、倦回したウェブの間に裏打層
介在しているので、内部の離型剤が外部に浸出すること
を有効に阻止することができる。

第１図図示のように倦回することによって、つねに両ロ
ーラ側において、裏打層が最外面にくるので、離型剤の
浸出を防止できるばかりでなく、ウェブの交換などにさ
いして手や装置内各部を汚染することを可及的に阻止で
きるので好適であるが、かりにウェブ層が表面に来ても
、そのすぐ内側には裏打層があり、最表層のみに含まれ
る離型剤の借はそれほど多くはないから、第３Ａ図ない
しｉ３ｃ図に示すように、ウェブを倦回してもおおむね
同様の作用を奏し得るものである。

以上本発明を複写機等の定着装置に適用した場合につい
てせさめいしたが、本発明がこれに限定されるものでは
なく、他の画像形成装置ないしは、像担持体のクリーニ
ングにも適用できるものであることは容易に理解できる
ところであろう。

（３）発明の効果 本発明は以上説明したように、定着装置における加熱定
着ローラ表面に摺擦するウェブをそなえたクリーニング
装置において、該ウェブの裏面に離型剤を浸透しない裏
打層を設けたカ′）ら、内部の離型剤が外側に進出する
ことを阻止することができ、転写材の汚染、画質の劣化
を防止し得るとともに、離型材の含浸量を、定着ローラ
のトナーに対する離型性のみから決定することができる
ので、常時最適のクリーニング条件を付与でき、良質の
画像を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す要部側面図、第２図は同
上一部の拡大断面図、 第３Ａ図ないしｍ３−Ｃ図はそれぞれウェブの捲回態様
を示す要部側面図である。 １００．定着ローラ、２００．加圧ローラ、３舎・φ供
給ローラ、４・・Φ倦き取すローラ、６φａｓウ工ブ層
、７・・拳裏打層、８−・・押圧ローラ、Ｗ・・−ウェ
ブ。 第１図 第３Ｂ図　　　第３０図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 加熱定着ローラと、これに圧接する加圧ローラとをそな
   え、前記定着ローラにクリーニングウェブを圧接摺擦す
   るようにしたクリーニング装置において、 前記クリーニングウェブを、定着ローラに当接して離型
   剤を保持する層と、この層に対して該ローラと反対側に
   重畳して設けた離型剤の浸透を阻止する層とから構成し
   たことを特徴とするクリーニング装置。