JPS6328609Y2 - - Google Patents

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JPS6328609Y2
JPS6328609Y2 JP18514983U JP18514983U JPS6328609Y2 JP S6328609 Y2 JPS6328609 Y2 JP S6328609Y2 JP 18514983 U JP18514983 U JP 18514983U JP 18514983 U JP18514983 U JP 18514983U JP S6328609 Y2 JPS6328609 Y2 JP S6328609Y2
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fin
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JP18514983U
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【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 本考案は、トランジスタ、サイリスタ等の半導
体素子の冷却用放熱板、いわゆるヒートシンクに
関する。
〔従来技術とその問題点〕
かかる放熱板は半導体を取付ける基板から多数
枚フインを突設したもので、該フインの形成方法
として第1図に示すように基板1を構成するアル
ミニウム製の板状素材のフイン立て面を切削加工
することにより舌状フイン2,2′,2″……をい
わば切り起こし形成する加工が知られている。
ところがこの方法では、舌状フイン2,2′,
2″……は機械的切削加工により形成されたもの
なので第2図、第3図に示すように各先端部2a
は尖つたままであり、これをステレオアンプその
他の機器内に組込む際に作業者が手を切るおそれ
があり、非常に危険である。また、尖つた先端部
は薄肉の箔状となりこれが小さな断片となつて脱
落しやすく、該脱落片は回路の短絡等のトラブル
の原因となりやすい。
そこでこのような欠点を解消するため、実開昭
55−12692号公報(実願昭53−96613号)に示すよ
うに先端部を適宜切断により除去する方法や、研
磨機、ワイヤーブラシ等で削る方法及び先端部を
カールする方法などが考えられるが、いずれも細
かな作業となり手数がかかり面倒なものであつ
た。
〔考案の目的〕
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、
簡単かつ迅速に作業を行つてしかも確実にフイン
先端の鋭利個所(ナイフエツジ)をなくすことが
でき、安全性の高い半導体素子用放熱板を提供す
ることにある。
〔考案の要点〕
しかしてこの目的は本考案によれば、基板面に
切り起こしによる舌状フインを多数枚並列させて
設けた放熱板において、各フインは先端に円形状
の溶解部を有することにより達成される。
〔考案の実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第4図は本考案の放熱板の実施例を示す正面
図、第5図は同上要部の拡大正面図で、図中3は
アルミニウム(合金)製の基板、4は該基板3に
取付けられるトランジスタ、サイリスタ等の半導
体素子を示す。基板3は図示のごとく断面L字形
のものの他に、断面T字形のもの若しくは単純な
板体のものなど種々の形状のものが考えられ、ま
た後述のフインも片側のみに設ける場合や両側に
設ける場合などがある。
フイン5,5′,5″……は基板3の面を切削機
で適宜間隔で並列に切り起こして形成されたもの
で、各フイン5,5′,5″……の先端は切り起こ
し時には第3図と同じくナイフエツジとして鋭利
になつているが、かかる尖り部を溶解して先端部
を丸味のある円形状とする。この例の溶解部6の
如く円形のだんご状とすると、全体に黒色塗装を
施す場合にはこの部分は厚肉であるので密着性の
よいものとなる。
次にかかる溶解部6を形成する方法について説
明すると、第6図に示すようにガラス工芸などで
用いられているのと同様に、トーチ7の火口から
酸素−アセチレンガスの炎8を噴出させ、該炎8
の温度をアルミニウム合金の溶融点以上に保ちフ
イン5,5′,5″……の先端に集中させた。これ
はいわゆるフレーミング(FLAMING)により
丸味のある溶解部を作る方法であり、その際炎8
の先端が直接フイン5,5′,5″……の根本部に
かかるのを防ぐためグラスウールやアルミナ等の
固形板を利用した耐熱性遮蔽板9を準備し、該遮
蔽板9に並設した開口9aからフイン5,5′,
5″……の先端のみを突き出すようにする。
第7図は溶解部6を形成する他の方法を示すも
ので、フイン5,5′,5″……の先端部をアルゴ
ンガス10でシールドしながら電極11とフイン
の先端間のイオン電流により溶融させるTIG溶接
機を用いていわゆるなめ付け溶接の手法を用い
た。この場合も第5図の場合と同様に耐熱性遮蔽
板9を用いるとよい。前記2つの溶解加工法と
も、溶解部6は自然放置により冷却する。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の半導体素子用放熱板
は、基板面に切り起こしによる舌状フインを多数
枚並列させて設ける場合において、各フインの先
端は尖り部がなくなり、作業者が手を切つたりま
た先端が脱落したりするおそれがなくなるもので
ある。しかも、溶解を用いるので、加工法として
も細かで正確な作業は必要なく、迅速かつ容易に
しかも確実に製造することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の放熱板の正面図、第2図は同上
部分斜視図、第3図は同上要部の拡大正面図、第
4図は本考案の放熱板の実施例を示す正面図、第
5図は同上要部の拡大正面図、第6図は製造法の
一例を示す縦断正面図、第7図は製造法の他の例
を示す縦断正面図である。 1……基板、2,2′,2″……フイン、2a…
…先端部、3……基板、4……半導体素子、5,
5′,5″……フイン、6……溶解部、7……トー
チ、8……炎、9……遮蔽板、9a……開口、1
0……アルゴンガス、11……電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板面に切り起こしによる舌状フインを多数枚
    並列させて設けた放熱板において、各フインは先
    端に円形状の溶解部を有することを特徴とした半
    導体素子用放熱板。
JP18514983U 1983-11-30 1983-11-30 半導体素子用放熱板 Granted JPS6092843U (ja)

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JP18514983U JPS6092843U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 半導体素子用放熱板

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JP18514983U JPS6092843U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 半導体素子用放熱板

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Publication Number Publication Date
JPS6092843U JPS6092843U (ja) 1985-06-25
JPS6328609Y2 true JPS6328609Y2 (ja) 1988-08-02

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ID=30400262

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JP18514983U Granted JPS6092843U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 半導体素子用放熱板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005026642A (ja) * 2003-07-04 2005-01-27 Furukawa Electric Co Ltd:The 熱交換器
JP7075869B2 (ja) * 2018-10-29 2022-05-26 昭和電工株式会社 ヒートシンクの製造方法

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Publication number Publication date
JPS6092843U (ja) 1985-06-25

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