JPS63285147A - ニオブを含むペロブスカイトセラミックスの製造方法 - Google Patents

ニオブを含むペロブスカイトセラミックスの製造方法

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JPS63285147A
JPS63285147A JP62120061A JP12006187A JPS63285147A JP S63285147 A JPS63285147 A JP S63285147A JP 62120061 A JP62120061 A JP 62120061A JP 12006187 A JP12006187 A JP 12006187A JP S63285147 A JPS63285147 A JP S63285147A
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恭二 大段
Ryozo Kito
鬼頭 良造
Tokuo Matsuzaki
徳雄 松崎
Yasuo Bando
坂東 康夫
Kosuke Ito
伊藤 幸助
Masataka Fujinaga
昌孝 藤永
Shinichi Shirasaki
信一 白崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ニオブを含むペロブスカイトセラミックスの
製造方法に関するものである。
ペロブスカイトセラミックスは、圧電体、オプトエレク
トロニクス材料、誘電体、半導体、センサー等の機能性
セラミックスとして広範囲の分野で利用されている。
(従来技術およびその問題点) 重要なペロブスカイト系機能性セラミックスには、ニオ
ブを含むものが極めて多い。
従来、ペロブスカイト原料粉末の製造法としては、乾式
法が広く行われている。しかしながら、出発原料として
酸化ニオブ粉末を使用して乾式法でペロブスカイト原料
粉末を調製する場合、市販の酸化ニオブ粉末は粒径が0
,5μm以上と大きいために、得られるベロ、ブスカイ
ト原料粉末も粒径が0.5μm以上のものとなる。この
程度の粒度のペロブスカイト原料粉末を使用すると焼結
性が良好でなく、また高密度かつ高度な機能の機能性セ
ラミックスを得ることは難しい。
(発明の目的) 本発明は前記のニオブを含むペロブスカイト系セラミッ
クスの乾式法による合成における欠点を解消すべくなさ
れたもので、その目的は、共沈法によって分散性の良い
サブミクロン級の変成酸化ニオブ原料粉末を作成し、該
粉末を用いて単なる乾式法によって易焼結性且つ高密度
のペロブスカイト系機能性セラミックスを製造する方法
を提供することにある。
(問題点を解決するための技術的手段)本発明者等は前
記目的を達成すべく鋭意研究の結果、ニオブ単独溶液と
沈澱形成液とを混合してニオブの沈澱物を形成した場合
、得られる沈澱物は非常に凝集したものとなるが、ニオ
ブ溶液とペロブスカイト化合物を構成するニオブ以外の
成分の部分量を混合し、この混合溶液と沈澱形成液とを
混合して沈澱物を形成した場合には、凝集の極めて少な
い共沈体が得られ、この共沈体を仮焼することにより、
分散性の良いサブミクロン級の粉末(変成酸化ニオブ粉
末)が得られることを見出した。さらには、この変成酸
化ニオブ粉末を原料とし、残余のペロブスカイト化合物
の構成成分の化合物を乾式法によって混合すれば、サブ
ミクロン級の粉末特性の優れた原料粉末が容易に得られ
、この原料粉末を成型して焼結すると、焼結助剤を使用
しない場合でも極めて高密度のペロブスカイトセラミッ
クスが容易に得られることを見出し、本発明に到った。
すなわち、本発明は、ニオブ含有ペロブスカイト化合物
を構成する成分であり、ニオブ以外の成分の部分量とニ
オブ溶液との混合溶液を形成し7、この混合溶液と沈澱
形成液とを混合して共沈体を形成し、乾燥後700〜1
300℃で仮焼する第1工程、 第1工程の仮焼物と、残余のペロブスカイト化合物の構
成成分の化合物を混合して500〜1500℃で仮焼す
る第2工程、 第2工程の仮焼粉末を成型して700〜1700℃で焼
結する第3工程とからなることを特徴とするニオブを含
むペロブスカイトセラミックスの製造方法に関する。
前記一般式ABO3で示されるペロブスカイト化合物の
A成分(酸素12配位金凪元素)としては、例えばPb
、Ba、Ca、SrおよびLaなどの希土類元素が挙げ
られる。またB成分(酸素6配位金属元素)としては、
ニオブのほか、例えばTi。
Mg、Sc、Hf、Th、W、 Zr、Ta、Cr、M
o、Mn、I?e。
Zn、Co、Ni、Cd、AJ 、Sn、As、Bi等
が挙げられる。
前記一般式におけるA成分およびB成分の元素の組み合
せとしては、用途に応じて所望の電気特性が得られるよ
うに好適な組成を選択できる0例えば、Pb1−XAx
[(B1/3Nb2/3)1−yTi、]03(ただし
、AはBa 、sr 、Caから選ばれる一種以上を示
し、BはMQおよび/またはZnを示し、Xは0.1〜
l;0、yは0.05〜0.9の数値である。)で表さ
れるペロブスカイト化合物はコンデンサー材料として好
適に使用される。
またBa1−x5rx[(Zn1/3Nb2/3)1−
yTiy°]03(ただし、Xは0.1〜1.0.yは
0.05〜0.9の数値である。)で表されるペロブス
カイト化合物、あるいは、A[B1/3(Nb1−X′
raX)2/3]03(ただし、AはBaおよび/また
はsrを示し、BはZn 、 Co 、 Millから
選ばれる一種以上を示し、Xは0〜0.9の数値である
。)で表されるペロブスカイト化合物はマイクロ波用の
オシレータ、フィルター、共振器、誘電体基板等の用途
に好適に使用される。なお、本発明においては、一般式
ABO3で表されるペロブスカイト化合物において、A
成分とB成分のモル比が1.0より高い値、もしくは低
い値にずらしたものも含む。
以下、本発明の各工程について説明する。
第1工程: ニオブ溶液を調製するための化合物としては、五塩化ニ
オブ、水酸化ニオブ等が挙げられ、溶媒としては水、ア
ルコールが通常使用される。
またこの場合、ニオブ成分の全量を使用せず、その一部
を第2工程で酸化物として混合することもできる。
ニオブ溶液に溶解するペロブスカイトの構成成分の化合
物としては、それらの水酸化物、炭酸塩、オキシ塩、硫
酸塩、Tii’!酸塩、理化物等の無機塩、酢酸塩、し
ゆう酸塩等の有機酸塩等から適宜選択される。これらは
一般に水溶液として使用されるが水に可溶でない場合に
は酸を添加して溶解させればよく、不溶原料については
懸濁溶液として使用してもよい、また水溶液のかわりに
アルコール溶液を使用してもよい。
本発明において、「ニオブ以外の成分の部分量」とは、 (1)ニオブ以外の一成分の部分量、あるいはニ一種以
上の成分のそれぞれの部分量 および/または (2)ニオブ以外の一成分の全量、あるいは二種以上の
成分のそれぞれの全量で、かつ全成分の全量でない、。
を意味する0例えば、ペロブスカイト化合物がニオブと
ニオブ以外の2成分X、Yから構成されていると仮定す
ると、ニオブ以外の成分の部分量としては、 ■Xの部分量 ■Yの部分量 ■Xの部分量およびYの部分量 ■Xの部分量およびYの全量 ■Yの部分量およびXの全量 ■Xの全量 ■Yの全量 の7通りが考えられる。
沈澱形成液作成のための試薬としては、アンモニア、炭
酸アンモニウム、苛性アルカリ、しゆう酸、しゅう酸ア
ンモニウムやアミン、オキシン等の有機試薬が挙げられ
る。
得られた共沈体の仮焼温度は、700〜1300℃であ
る。700℃より低いと凝集が顕著に起り、1300℃
を越えると粒子が粗大化する傾向がある。
また、ペロブスカイト系機能性セラミックスにおいては
、その焼結性や特性を改善するために微量の助剤、例え
ば酸化ホウ素、酸化ビスマス等を添加することもできる
。これらの助剤は第1、第2工程で適当に添加すること
ができる。
第2工程: 第1工程で得られた仮焼粉に、残余のニオブ以外の構成
成分を加えて混合する。混合方法としては、水、アルコ
ール等を用いる湿式混合あるいはそれらを用いない乾式
混合のいずれでもよい、ま−た、第1工程においてニオ
ブ成分の全量を使用しなかった場合は、残余のニオブ成
分も補充する。
添加する成分の化合物としては、それらの酸化物、炭酸
塩、水酸化物等が用いられる。この場合、それらの化合
物粉末の粒度はサブミクロン級のものを使用する。ただ
、酸化鉛粉末は粗大粒径のものを使用しても、得られる
ペロブスカイト粉末の特性にほとんど影響を与えない。
これらの混合物の仮焼温度は、I)bを含む場合、Ba
やsrを含む場合、またsbやTaと含む場合、Tiや
Zrを含む場合とで、500〜1500℃の範囲で大幅
に変化する。要は固相反応がほぼまたは完全に完了する
最低温度以上で、顕著な粒子成長が生じない最高温度範
囲内であることが必要である。
第3工程: 第2工程で得られた仮焼粉末を成型して焼結する。焼結
温度は前記の混合物の仮焼温度と同様にその構成成分の
種類によって異なるが、−数的に700〜1700℃の
範囲である。700℃より低いとpbを含むペロブスカ
イトでも焼結が不十分であり、1700℃を越えると粒
子が組人化したり、あるいは構成成分の揮発が起こる。
(実施例) 以下に実施例及び比較例により、本発明の詳細な説明す
る。
実施例1 四塩化チタン(T i Cj4)の水溶液(0,4モル
/J)10mjと五塩化ニオブ(Nb CuI2)のエ
タノール溶液(0,4モル/l)90mjとを混合した
。この混合水溶液を撹拌している4、5N−ア、4+ ンモニア水500mJ中に徐々に添加して′r1とNL
15+の水酸化物共沈体を得た。これを洗浄、乾燥した
後、1000℃で仮焼して変成酸化ニオブ粉末を作成し
た。
この粉末の平均粒子径は0.16μmであった。
該粉末5.1.06 g ト市j、tiのTio2粉末
2877g、Nb2O5粉末0.532 g、 Pb 
O粉末(′P均均粒径径5μm16.29g、Zn O
粉末1.628gおよびBaCO3粉末5.331gを
ボールミルで一昼夜混合した後、800℃で2時間仮焼
してPbO,73BaO,27”0.2NbO,4”’
0.403粉末を得た。その平均粒子径は0.28μm
であった。
該粉末をlt/aaで成型したタブレットを鉛蒸気、酸
素ガス共存雰囲気下、1000℃で2時間焼結した。
得られたものの密度は、理論密度の99%であった。ま
た電気特性を測定したところ、比誘電率11750、誘
電損失0.6%、比抵抗23×1012Ω・1を得た。
比較例1 市販のpbo、′riO2、Nb2O5、BaCO3お
よびZnO粉末を PbO,73BaO,27ZnO,2Nb0.4Ti0
.403の組成になるように配合し、ボールミルで−・
昼夜混合した後、800℃で2時間仮焼しな、この粉末
をit/−で成型し、実施例1と同様にして焼結した。
得られたセラミックスの密度は理論密度の95%であり
、電気特性を測定したところ、比誘電率12300、誘
電損失22%、比抵抗9.7X1011Ω・備であった
なお仮焼時での粉末の平均粒子径は25μmであった。
実施例2 実施例1と同様にして作成した変成酸化ニオブ粉末5.
367g、市販のTiO2粉末2.557g、N b2
05粉末1.064g、Pb O粉末16.29g、I
JO粉末0.403g、ZnO粉末0.814gおよび
5rC93粉末3..988’gをボールミルで一昼夜
混合した後、800℃で2時間仮焼してPbO,73S
rO,27Z’0.lMgO,lNb0.4”0.40
3の組成粉末を得た。その平均粒子径は0.32μmで
あった。該粉末を1し/−で成型したタブレットを鉛蒸
気、酸素ガス共存雰囲気下、1030℃で1時間焼結し
た。
得られたものの密度は、理論密度の99%であった。ま
た電気特性を測定したところ、比誘電率11920、誘
電損失α9%、比抵抗1.8X1012Ω・lを得た。
比較例2 市販のPbO1TiO2、Nb2O5、Mgo、Zn 
O,Sr Co3粉末を PbO,73”” 0.27ZnO,lMgO,lNb
0.4′ri0.403の組成になるように配合し、ボ
ールミルで一昼夜混合した後、800℃で2時間仮焼し
た。得られた粉末の平均粒子径は3.5μmであった。
この粉末をIt/c!で成型し、鉛蒸気、酸素ガス共存
雰囲気下、1100℃で1時間焼結した。
得られたセラミックスの密度は理論密度の95゜4%で
あり、電気特性を測定したところ、比誘電率11820
、誘電損失25%、比抵抗1.05X1012Ω・−で
あった。
実施例3 五塩化ニオブ(NbcJ)5)のエタノール溶液(3,
34モル/fJ ) 45.060mfJと四塩化チタ
ン(T i C14)の水溶液(1,45モル/J>2
5゜931mJとを混合した。この混合水溶液を撹拌し
ている6N−アンモニア水11中に徐々に添加してTi
4+とNb5+の水酸化物共沈体を得た。これを洗浄、
乾燥した後、1000℃で仮焼して変成酸化ニオブ粉末
を作成した。
この粉末の平均粒子径は0.25μmであった。
該粉末10.963gと市販のTi 02粉末1.13
5g、ZnO粉末(平均粒子径0.33.unt)3゜
196g、Ba Co3粉末1.368gおよびS「C
o3粉末19.488gとをボールミルで一昼夜混合し
た後、1100℃で2時間仮焼してBaO,058r0
.95(Z01/3Nb2/3)0.85Ti0.15
 O3粉末を得な、その平均粒子径はα34μmであっ
た。該粉末をIt/−で成型したタブレットを空気雰囲
気下、1450℃で1時間焼結した。
得られたものの密度は、理論密度の99.2%であった
。また電気特性を測定したところ、比誘電率45.1.
5GHzにおけるQは7000であった。
比較例3 市販のBa Co3、Sr Co3、Zn O(平均、
粒子径o、 33 μm ) −N bzo s  (
平均粒子径0.30μm)およびTi O2(平均粒子
径0.35μm)粉末を Ba0.058rO,95(”1/3Nb2/3)0.
85Ti0.15 O3の組成になるように配合し、ボ
ールミルで一昼夜混合した後、1100℃で2時間仮焼
した。この粉末の平均粒子径は3.0μmであった。こ
の粉末をit/−で成型し、実施例3と同様にして焼結
した。
得られたセラミックスの密度は理論密度の93゜4%で
あり、電気特性を測定したところ、比誘電率423.5
GHzにおけるQは4000であった。
実施例4 実施例3と同様にして作成した変成酸化ニオブ粉末6.
169g、市販のBa Co313.086g、Sr 
Co39.789g、Zn O(平均粒子径0.33μ
m)1.798gおよび’「io2・(平均粒子径0.
35μm)5.0gをボールミルで一昼夜混合した後、
1100℃で2時間仮焼して B ao、sS ro、 5 (2口1/3Nb2/3
’0.5” ’0.503の組成粉末を得た。その平均
粒子径は0,31μmであった。該粉末をit/aJで
成型したタブレットを空気雰囲気下、1450℃で1時
間焼結しな。
得られたものの密度は、理論密度の99.3%であった
。また電気特性を測定したところ、比誘電率150.5
 G I−(zにおけるQは4000であった。
比較例4 市販のBa Co   Sr Co3.Zll O(平
均3゛ 粒子径0.33μm)、Nb2O5(平均粒子径0.3
0μm)およびri 02 (平均粒子径0.35μm
)粉末を BaO,bSro、5 (2’1/3Nb2/3)0.
5”0.503の組成になるように配合し、ボールミル
で一昼夜混合した後、ttoo℃で2時間仮焼した。こ
の粉末の平均粒子径は28μmであった。この粉末を1
t/c11で成型し、空気雰囲気下、1450℃で1時
間焼結した。
得られたセラミックスの密度は理論密度の94゜7%で
あり、電気特性を測定したところ、比誘電率135.5
GHzにおけるQは2000であった。
実施例5 五塩化ニオブ(NbCl5)のエタノール溶液(0,2
モル/J)200mJと五塩化タンタル(T a c 
js )のエタノール溶液(0,2モル/1)200m
Nとを混合した。この混合溶液を撹拌している6N−ア
ンモニア水lj中に徐々に添加して、Nb5+とTa5
+の水酸化物共沈体を得た。これを洗浄、乾燥した後、
900℃で仮焼して変成酸化ニオブ粉末を作成した。
この粉末の平均粒子径は0.12μmであった。
該粉末IZ94gと市販のMgo粉末3.35g、Ta
205粉末131.27g、ZnO扮末21.36gお
よびBaCO3−粉末137.34gと3ボールミルで
一昼夜混合した後、ttoo℃で2時間仮焼して 0.7 Ba(Zn、、3Ta2/3) 03−0.2
5 Ba(M!It1/3Ta2/3)03−0.05
Ba(Zn1/3Nb2/3)03粉末を得た。その平
均粒子径は0.35μmであった。該粉末をit/cd
で成型したタブレットを空気雰囲気下、1450℃で3
時間焼結した。
得られたものの密度は、理論密度の99%であった。ま
た電気特性を測定したところ、比誘電率29.5.10
GHzにおけるQは17000であった。
比較例5 市販のB a C03137,34g 、Z n O2
1,36g、Ta205139.82g、M!] 03
.35gおよびN b20 s 4−39 g、をボー
ルミルで一昼夜混合した後、1100℃で2時間仮焼し
て、0.7 Ba(Zn1/3’ra2/3) 03−
0.25 Ba(Mg173Ta2/3)o3−0.0
5Ba(Zn1/3Nb2/3)03扮未を得た。その
平均粒子径は23μmであった。
該粉末をIt/cdで成型し、実施例5と同様にして焼
結しな。
得られたセラミックスの密度は理論密度の91%であり
、電気特性を測定したところ、誘電率27.1.10G
HzにおけるQは10000であった。
実施例6 実施例5と同様にして作成した変成酸化ニオブ粉末IZ
94gと市販のM903.35g、 Zn 021.3
6g、Ta205131−27g、Baco3130.
47gおよびSr Co37.38gとをボールミルで
−・昼夜混合した後、1100℃で2時間仮焼して 0.7 Ba(Zn1/3Ta2/3) 03−0.2
5na(M(]1,3Ta2,3) 03−0.055
r(Zn、/3Nb2/3) 03の組成粉末を得た。
その平均粒子径は0.39μmであった。該粉末をIt
/cJで成型したタブレットを空気雰囲気下、1450
℃で3時間焼結した。
得られたものの密度は、理論密度の99%であった。ま
た電気特性を測定したところ、比誘電率29.0110
GHzにおけるQは13000であった。
比較例6 市販のBa Co31B0.47g、Sr Co37゜
38g、 Zn 021.36g、 Ta205139
.82g、M+1103.35gおよびNb2O54,
39g、をボールミルで一昼夜混合した後、1100℃
で2時間仮焼して、 0.7 Ba(Zn1/3Ta273) 030.25
 Ba(Mgt/3T a2/3) 03二〇−05S
 r (Z n 1/3 N bz/3) Os粉末を
得た。その平均粒子径は3.1μInであった。
この粉末をIt/aJで成型し、空気雰囲気下、145
0℃で3時間焼結した。
得られたセラミックスの密度は理論密度の92%であり
、電気特性を測定したところ、誘電率27.5.10G
HzにおけるQは8000であった。
実施例7 塩化亜鉛(Zn(J2)の水溶液(0,2モル/1)1
0mNを撹拌しているジエチルアミン10m1を含む水
溶液100rnJ中に徐々に添加した。この溶液に五塩
化ニオブ(N b C−Os )のエタノール溶液(0
,2モル/I)90mJ)を徐々に添加してZ r+”
 )= N b”+の水酸化物共沈体を得た。これを洗
浄、乾燥した後、800”Cで仮焼して変成酸化ニオブ
粉末を作成した。
この粉末の平均粒子径は0,32μmであった。
該粉末47.27gと市販のZnO粉末(平均粒子径0
.2um)10.41g、Ba Co3粉末39゜46
gおよびSrCO3粉末44−28gとをボールミルで
一昼夜混合した後、1000℃で3時間仮焼して B ao、 43 ro、 s (Z n 1/3 N
 b2/3) 03粉末を得た。
その平均粒子径は0.35μmであった。該粉末をIt
/−で成型したタブレットを空気雰囲気下、1450℃
で2時間焼結した。
得られたものの密度は、理論密度の989%であった。
また電気特性を測定したところ、比誘電率39.5.1
0GHzにおけるQは11000であった。
比較例7 市販のNb20544.31g、Zn O13,38g
、I3 a CO39,46g 、Sr CO344,
28gをボールミルで−i+夜混合した後、1000℃
で2時間仮焼して、 B ao、 、s S ro、 6(Z n 1/3 
N b2/3) Os粉末を得た。
その平均粒子径は1.2μmであった。該粉末を1t/
Jで成型し、実施例7と同様にして焼結した得られたセ
ラミックスの密度は理論密度の92%であり、電気特性
を測定したところ、誘電率37、]0GHzにおけるQ
は6000であった。
実施例8 実施例7と同様にして作成した変成酸化ニオブ粉末47
.27gと市販のZn O(平均粒子径0.2μm)1
0.41g、Ba CO329,60gおよびSr C
O351,66gとをボールミルで一昼夜混合した後、
1050℃で1時間仮焼してBaO,3S ro、z 
(Zn、bz3Nb2/3) Os 、、f)組成粉末
を得た。その平均粒子径は0.357zmであった。該
粉末をIt、/!で成型したタブレットを空気雰囲気下
、1500℃で1時間焼結した。
得られたものの密度は、理論密度の99%であった。ま
た電気特性を測定したところ、比誘電率3つ、8.10
GHzにおけるQは10000であった。
実施例9 実施例7と同様にして作成した変成酸化ニオブ、  粉
末47.27gと市販のZn o (平均粒子径0.2
μm) 6.40 g、Co 03.74 gおよびB
aCO39&60gとをボールミルで一昼夜混合した後
、1000℃で3時間仮焼して 0.3Ba(C0113Nb2/3)03−0.7Ba
(Zn1/3Nb2/3)03の組成粉末を得た。その
平均粒子径は0.29μmであった。該粉末を1t/a
Jで成型したタブレッ、トを空気雰囲気下、1500℃
で2時間焼結しな。
得られたものの密度は、理論密度の985%であった。
また電気特性を測定したところ、比誘電率36.1.0
GHzにおけるQは13000であった。
比較例8 市販のzno、Nb2o5、CoO,BaCo3を0.
3Ba(C0113Nb2/3)03−0.7Ba(Z
n1,3Nb2/3)03の組成になるように配合し、
ボールミルで一4夜混合した後、1000℃で2時間仮
焼した。得られた粉末の平均粒子径は1.8μmであっ
た。
この粉末をItloJで成型し、空気雰囲気下、150
0℃テl vf間MuLf、z。
得られたセラミックスの密度は理論密度の90%であり
、電気特性を測定したところ、誘電率32.10GHz
におけるQは13000であった。
(発明の効果) 本発明の方法によると、第1工程により得られるペロブ
スカイト化合物の構成成分の一部を含む酸化ニオブ粉末
(変成酸化ニオブ粉末)は、二次粒子の極めて少ないサ
ブミクロン粒子であり、これを使用することによって、
以後単なる乾式法によって、容易にサブミクロン級のペ
ロブスカイト原料粉末が得られ、更にこれをM料として
理論密度に極めて近い高密度のセラミックスが得られる
という優れた効果を得られる。また次の効果も得られる
l)仮焼によって得られる変成酸化ニオブ粉末が十分分
散されたものが得られるため、仮焼物の粉砕工程を特に
必要としないで、原料粉末として供給できる。
2)該仮焼変成酸化ニオブ粉末から乾式法で得られるペ
ロブスカイト粉末も単分散状態で得られ、従って粉砕工
程を除いても十分易焼結性且っ高嵩密度の特性を有する
3)極めて高密度のものを要求されるペロブスカイト系
機能性セラミックスをポットプレスやHIP(熱間ガス
圧焼結)などの繰作を省略して単なる固相焼結によって
、かつ焼結助剤を必ずしら使用しないで、理論密度に極
めて近い高密度のものが得られる。
4)優れた粉末特性を有する変成酸化ニオブ粉末を大量
生産することによって、数限りない酸化ニオブを含むペ
ロブスカイトJJX料粉末及び高性能ペロブスカイト′
iA機能性セラミックスを極めて安価に供給できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ニオブ含有ペロブスカイト化合物を構成する成分
    であり、ニオブ以外の成分の部分量とニオブ溶液との混
    合溶液を形成し、この混合溶液と沈澱形成液とを混合し
    て共沈体を形成し、乾燥後700〜1300℃で仮焼す
    る第1工程、 第1工程の仮焼物と、残余のペロブスカイト化合物の構
    成成分の化合物を混合して500〜1500℃で仮焼す
    る第2工程、 第2工程の仮焼粉末を成型して700〜1700℃で焼
    結する第3工程とからなることを特徴とするニオブを含
    むペロブスカイトセラミックスの製造方法。
  2. (2)該ペロブスカイト化合物が一般式 Pb_1_−_xA_x[(B_1_/_3Nb_2_
    /_3)_1_−_yTi_y]O_3(ただし、Aは
    Ba、Br、Caから選ばれる一種以上を示し、BはM
    gおよび/またはZnを示し、xは0.1〜0.9、y
    は0.1〜0.9の数値である。)で表される特許請求
    の範囲第1項に記載のニオブを含むペロブスカイトセラ
    ミックスの製造方法。
  3. (3)該ペロブスカイト化合物が一般式 Ba_1_−_xSr_x[(Zn_1_/_3Nb_
    2_/_3)_1_−_yTi_y]O_3(ただし、
    xは0.1〜1.0、yは0.05〜0.9の数値であ
    る。)で表される特許請求の範囲第1項に記載のニオブ
    を含むペロブスカイトセラミックスの製造方法。
  4. (4)該ペロブスカイト化合物が一般式 A[B_1_/_3(Nb_1_−_xTa_x)_2
    _/_3]O_3(ただし、AはBaおよび/またはS
    rを示し、BはZn、Co、Mgから選ばれる一種以上
    を示し、xは0〜0.9の数値である。)で表される特
    許請求の範囲第1項に記載のニオブを含むペロブスカイ
    トセラミックスの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003099740A1 (en) * 2002-05-21 2003-12-04 Corning Incorporated Electro-optic ceramic material and device
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CN115818712A (zh) * 2022-09-08 2023-03-21 季华实验室 一种与磷酸混合呈松散状态的氧化铌及其制备方法

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