JPS63283243A

JPS63283243A - 同報通信システム

Info

Publication number: JPS63283243A
Application number: JP11692487A
Authority: JP
Inventors: Masami Ito; 伊東　正巳; Takeo Suzuki; 武夫鈴木
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1987-05-15
Filing date: 1987-05-15
Publication date: 1988-11-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は、例えば、市町村防災行政無線システム等に
用いられる同報通信システムに関し、更に詳しくは、時
差放送を可能とする同報通信システムに関するものであ
る。

（従来の技術）従来の斯種システムは、第２図のように構成されていた
。即ち、複数の子局がある場合、複数の子局の夫々のス
ピーカから発せられる放送内容の音声が重なり合う地域
では、放送内容が聞き取りにくくなる。そこで、子局を
例えば、Ａ、Ｂの２群に分け、Ａ群の子局で放送を行っ
た後、所定時間が経過してから、Ｂ群の子局で放送を行
うようにしている。その方法は、以下のようである。

親局装置１０１の操作者は、マイクロホン１を使用して
放送内容を入力する（ただし、この入力は、声にて行う
ばかりでなく、他の放、送内容源、例えば、レコードな
どを用いても良い。）。この放送内容の信号は、記憶さ
れ、かつ、無線機２を介して無線電波とされて送出され
る。この放送内容の信号の送出に先立って、制御部４は
Ａ群の選択呼出信号を送出し、この選択呼出信号が無線
１１２を介して無線電波として送信されるようにする。

Ａ群子局装置１０２の制御部１４は、無線機１１から選
択呼出信号を取込み、自群を選択するものであることを
検出すると、ゲート１２を開放し、放送内容の信号が無
線機１１、ゲート１２を介して電力増幅部１３へ到るよ
うにする。これによって、スピーカ１５にて放送内容が
再生されて発声される。一方、Ｂ群子局装置１０３の制
御部２４は、無線機２１から選択呼出信号を取込むが、
自群を選択するものでないため、ゲート回路２２を開放
することはぜず、従って、スピーカ２５からは音声が発
生されない。

次に、所定時間経過後、８群の選択呼出信号を送出する
ようにして、親８装置１０１から記憶装置３に記憶され
ている放送内容の送出を行うようにする。この場合は、
上記とは逆に、Ａ群子局装置１０２のスピーカ１５から
は音声が発せられず、８群子局装置１０３のスピーカ２
５から放送内容の音声が発せられる。

このように、従来の同報通信システムでは、順次同報方
式を採っているため、時間がかかり、また、途中で電波
障害等が発生すると、一部の子局装置にしか放送内容信
号が与えられず、緊急の放送内容であっても、ある地域
に放送が届かないということも生じ、問題となっていた
。

（発明が解決しようとする問題点）上記のように、従来の同報通信システムでは、順次同報
方式を採っていたので、複数の群の子局へデータを送信
するために時間がかかり、また、途中で電波障害等が発
生すると、一部の子局にしかデータが届かない可能性が
あるという問題があった。本発明はこのような従来の同
報通信システムの欠点に鑑みなされたもので、その目的
は、データを送信するための時間を短縮し、かつ、時差
放送を的確に行わせることのできる同報通信システムを
提供することである。

［発明の構成コ（問題点を解決するための手段）本発明では、放送内容データを同報送信する親局と、こ
の親局から送信された放送内容データに基づき放送を行
う機能を有する複数の子局とから成る同報通信システム
の前記複数の子局のうち、所要の子局に、放送内容デー
タを記憶する記憶装置と、前記親局から放送内容データ
が送られてきたとき当該放送内容データを前記記憶装置
に格納する一方、当該放送内容データが送られてきてか
ら所定時間後に前記記憶装置内の放送内容データに基づ
く放送の開始を制御する制御部とを具備させて、同報通
信システムを構成した。

（作用）上記システムによると、親局から複数の子局へは、−回
の通信で放送内容データが与えられ、これが所定子局の
記憶装置へ格納され、この記憶装置内の放送内容データ
が時間をおいて使用され、時差放送がなされる。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。

第１図は本発明の一実施例のブロック図である。

同図において、１１１は親局装置、１１２はＡ群子局装
置、１１３はＢ群子局装置を夫々示す、親局装置１１１
には、放送信号源であるマイクロホン１、無線機２、制
御部５が具備されている。Ａ群子局装置１１２には、無
線機１１、ゲート回路１２、電力増幅部１３、スピーカ
１５、制御部１６が具備され、Ｂ群子局装置１１３には
、無線機２１、電力増幅部２３、スピーカ２５、記憶装
置２６、制御部２７が具備されている。

このようなシステムにおいて、親局１１１ｉ１１１の操
作者は、マイクロホン１を使用して放送内容を入力する
。制御部５は、選択呼出信号ではなく、時差放送指示信
号を送出した後、放送内容データの信号を無線機２を介
して、電波として送出するようにする。

制御部１６．２７は、夫々、無線機１１．２１を介して
時差放送指示信号を取込み、制御部１６はゲート回路１
２を開放する一方、制御部２７は記憶装置２６へのデー
タの格納制御を開始するとともに、所定時間の経時監視
を開始する。次に、放送内容データの信号が無線機１１
．２１へ到来し、Ａ群子局装＠１１２ではこの信号がゲ
ート回路１２を介して電力増幅部１３へ到ることから、
直ちに放送内容データに基づく放送がなされ、Ｂ群子８
装置１１３では、上記放送内容データが記憶装置２６に
格納される。

Ｂ群子局装置１１３の制御部２７は、所定時間の経過を
検出すると、記憶装置２６に記憶されている放送内容デ
ータを読出し、電力増幅部２３へ送出する。

これにより、スピーカ２５からは、放送内容データに基
づく放送が、スピーカ１５の放送から所定時間遅れて、
なされる。

このように、本実施例によれば、Ｂ群子局装置１１３で
は、Ａ群子局１１２より所定時間遅れて、同一の放送内
容の放送がなされる。この場合、親局装置１１１は、同
時同報を行うので、従来に比べて時間の短い通信で済み
、親局装置の故障で一部の子局にデータが伝わらない不
具合を防止できる。

尚、本実施例では、子局をＡ群と８群とに分けたが、更
に、３群以上に分け、または、子局を単位に分け、時差
放送を順次に行わせるようにしても良い。また、記憶装
置を全部の子局に設け、時差放送を行わせても良い。ま
た、本実施例では、時差放送指示信号を、放送内容デー
タの送出に先立って、送出するようにしたが、常に時差
放送を行うシステムであれば、単純に、呼出信号を送れ
ば良い。

［発明の効果］以上説明したように、本発明によれば、親局から複数の
子局へは同時同報で放送内容データが送出されるので、
送信時間の短縮化を図ることができ、一部子局へ電波障
害の発生等により放送内容データが送信されない不具合
を防止できる。しかも、子局側で、所定時間後に放送開
始制御を行うので、的確に時差放送が実現され、複数の
スピーカからの音声が重なり合う地域でも放送内容の、
明瞭な聴取が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図は従来
の同報通信システムのブロック図である。１・・・マイクロホン２、１１．２１・・・無線機５、１６．２７・・・制御部２６・・・記憶装置１１１・・・親局装置１１２・・・Ａ群子局装置１１３・・・Ｂ群子局装置代理人　弁理士　則　近　憲　佑同　　山王　− 第１図

Claims

【特許請求の範囲】

放送内容データを同報送信する親局と、この親局から送
信された放送内容データに基づき放送を行う機能を有す
る複数の子局とから成る同報通信システムにおいて、前
記複数の子局のうち、所要の子局に、放送内容データを
記憶する記憶装置と、前記親局から放送内容データが送
られてきたとき当該放送内容データを前記記憶装置に格
納する一方、当該放送内容データが送られてきてから所
定時間後に前記記憶装置内の放送内容データに基づく放
送の開始を制御する制御部とを具備させたことを特徴と
する同報通信システム。