JPS63282000A - 給液装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、元弁が開いてから一定時間後に計数表示可能
となるようにした給液装置に関する。

［従来技術］ 一般に給油所では、給油ノズルをノズル掛けから外して
給油状態にすると、給油装置の元弁が開き、給油ポンプ
が回転するようになっている。従って給油開始時はホー
ス圧が高くなっている。

一定量を給油するプリセット給油又は給油量を整数値（
例えば１１．０．５．１２、又は０．２１２の倍数等の
末尾とする値あるいは１００円、２００円飛びの値にす
る）とする整数給油の場合、その所定値で元弁が閉じる
ので、給油作業が終了したときにホース圧が零になる。

すなわち、通常の給油作業では、給油ノズルに設けた弁
の開閉で給油開始、給油停止が行われるので、液圧によ
るホースのふくらみは問題にならないけれども、プリセ
ット給油又は整数給油（以下特に両者を区別する必要が
ないときは単にプリセット給油と記す）の場合は、給油
終了時のホース圧は大気圧となるので、給油開始前のホ
ースのふくらみ分だけ余分に吐出されることになる。ま
た、例えば吊下式給油装置の場合の天井配管のふくらみ
による影響や、その他ホースの経年変化によるふくらみ
誤差が生じる。これらの誤差は通常ジャンピング量と称
されている。

［発明の目的］ 従って本発明の目的は、プリセット給油又は整数給油に
際してジャンピング量を正確に補正できる給油装置を提
供するにある。

［発明の構成］ 本発明によれば、元弁が開いてから一定時間後に計数表
示可能となる給液装置において、計数表示可能となるま
での流量を記憶し、プリセット給液時に記憶値を給液量
に加算する制御装置を設けている。

［発明の作用効果コ 従って、制御装置は前回の給油がプリセット給油（又は
整数給油）の場合は元弁が開いた後に表示計が帰零され
計数表示可能となるまでの、ホースのふくらみ分の流量
、すなわちジャンピング量を記憶し、今回の給油がプリ
セット給油（又は整数給油）の場合は、そのジャンピン
グ量を加算する。このように本発明においてホースのふ
くらみ分はプリセット給油量にカウントされているので
、ジャンピング量は補正でき、ホース内が略大気圧とな
った状態で給油が終るプリセット給油においても、常に
正しい値を表示できる。

［好ましい実施の態様〕 本発明の実施に際して、元弁は２段停止弁とし、第１段
元弁が閉じた後にジャンピング量を加算することにより
、プリセット給油の予定が第１段元弁が閉じる前に途中
で満タンになり、ホースが液圧でふくらんだ状態で給油
を停止した場合には、ジャンピング量を加算しないで正
しい給油量を表示できるようにするのが好ましい、また
ジャンピング量は前回のプリセット給油時の３回の平均
を求め、これをカウントすることにより、特別の事情に
よるジャンピング量の異常多少を無視できるようにする
のが好ましい。

［実施例］ 以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明を実施した給油装置を示し、給油所の敷
地Ｘには事務所Ｏが設けられ、そのキャノピイ１にはホ
ース処理装置２が設けられている。

このホース処理装置２内には、ホースリールモータ３で
駆動されるホースリール４が収納されており、そのホー
スリール４には給油ポース５が巻回されている。この給
油ホース５の先端には給油ノズル６が設けられ、また、
その先端付近にはスイッチボックス７が設けられている
。このスイッチボックス７には後述するプリセットスイ
ッチ８、整数スイッチ９および昇降スイッチ１０が設け
られている。この昇降スイッチ１０は、給油ノズル６が
上昇位ＷＨにあるときに押すと、下降位置すなわち給油
量ｆｆＬまで給油ノズルを下降させ、下降値ｉＬにある
ときに押すと、上昇位ＷＨまで給油ノズル６を上昇させ
るようになっている。この上昇又は下降位置の検出は、
ホース処理装置２に設けたノズル位置検知器１１で行わ
れるようになっている。

他方、図示しない給油タンクから延びる給油管１２には
、モータ１３で駆動されるポンプ１４が設けられ、この
ポンプ１４で汲み上げられた油は流量計１５を通り、そ
して並列に配置された第１段元弁１６ａと第２段元弁１
６ｂとを通り、キャノピイ１に沿わせた配管１７を介し
てホースリール４に接続されている。また、流量計１５
には流量パルス発信器１８が設けられている。

前記キャノピイ１には表示器が吊り下げられており、給
油データ表示器２０には現在の給油量を表示する表示部
２１と、単位量（１１）当りの単価の表示部２２と、現
在の給油料金の表示部２３が、プリセットデータ表示器
２４にはプリセット量の表示部２５と表示部２５の表示
値が金額であるのか量であるのかを示す表示部２４が設
けられている。なお、図中符号３０は制御装置である。

第２図において、制御装置３０はマイクロコンピュータ
で構成されていて中央処理袋ｒａ（ＣＰＵ）３１が設け
られ、入出内装ｆｆ（Ｉｌｏ＞３２を介して前記各機器
からの信号が中央処理装置３１に入力され、また中央処
理装置３１からの信号が入出力装置３２を介して前記各
機器に伝えられるようになっている。また制御装置３０
には、中央処理装置３１の他のロム（ＲＯＭ）３３と、
ラム（ＲＡＭ）３４と、クロック３５とが設けられてい
る。

次に作用について説明する。

第３図はホース昇降と計量計数の機能ブロック図、第４
図はホース昇降の制御フローチャート、第５図は計量計
数の制御フローチャート、第６図は普通給油の制御タイ
ミングチャートをそれぞれ示している。

第３図において、制御装置３０には昇降スイッチ１０と
ノズル位置検知器１１からの信号によりホースリールモ
ータ３に正逆転信号を出力し、ポンプモータ１３に駆動
信号を出力し、第１段元弁１６ａおよび第２段元弁１６
ｂに開閉信号を出力し、切換手段４０に切換信号を、計
時手段３７に計時信号を出力する昇降判断手段３６と、
昇降判断手段３６からの信号によりクロック３５からの
信号を計数し、一定時間後（例えば１秒）に前回の給油
がプリセット給油であるかどうかを記憶しているプリセ
ット記憶手段３８、前回のプリセット値を記憶している
プリセット量設定手段３９および前回の給油データを記
憶している計数演算手段４３にリセット信号を出力し、
切換手段４０に切換信号を計数手段４１に放出信号を出
力する計時手段３７と、プリセット記憶手段３８にプリ
セット給油が記憶されている時に流量パルス発信器１８
からのパルスを計数し、計時手段３７からの放出信号に
より計数値を記憶手段４２に出力する計数手段４１と、
複数（例えば３つ）の記憶エリアを持ち、計数手段４１
からの数値信号が入力する毎に数値を更新記憶する計数
手段４２と流量パルス発信器１８からの流量パルスを計
数演算し、演算値を給油表示器２０に出力する計数演算
手段４３とより構成されている。

Ａ、　上昇位置Ｈより給油位７Ｌヘノズル下降第４図に
おいて、給油のために上昇位２Ｈで昇降スイッチ１０を
押すと、制御装置３０の昇降判断手段３６は昇降スイッ
チ１０がＯＮされたことを判断しくステップ＄１）、ノ
ズル位置検出器１１からの信号に基づいて給油ノズル６
が上昇位置Ｈにあることを判断しくステップＳ２）、ホ
ースリールモータ３に正転信号を出力して正転し給油ノ
ズル６を下降させる（ステップ５３）０次いで検出器１
１からの信号に基づいて給油位ＷＬまで下降すると、モ
ータ３を停止しくステップＳ４）、制御信号を出力して
ポンプモータ１３をＯＮｔ、、第１段および第２段元弁
１６ａ、１６ｂを開き、流量パルス発信器１８からの流
量パルスを計数手段４１で計数するように切換手段４０
に切換信号を出力し、計時手段３７に計時信号を出力す
る（ステップＳ５および第６図のタイムＴ１）０次いで
計時手段でクロック３５からの信号に基づいて、一定時
間（例えば１秒）経過する間は（ステップ＄６）、プリ
セット記憶手段３８に前回がプリセット給油であること
が記憶されていると（ステップ＄７）、計数手段４１は
流量パルスが入力するとくステップＳ８）、流量すなわ
ちジャンピング量を計数する（ステップＳ９およびタイ
ムＴ１ヘタイムＴ２）、そしてステップＳ６がＹＥＳに
なったら、すなわち１秒経過したら、計時手段３７から
リセット信号をプリセット記憶手段３８、プリセット量
設定手段３９、計数演算手段４３に出力して前回のデー
ターをリセットし表示器２０．２４は帰零され、計数手
段４１のジャンピングｌの計数結果を記憶手段４２に更
新記憶し、給油可能状態となる（ステップＳ１０および
タイムＴ３）。

このように、表示器が帰零され、給油可能状態となった
ときには、ホースは液圧によりふくらんでいる。

Ｂ、　普通給油 第５図において、給油ノズル６のノズルバルブを開いて
給油を開始すると、計数演算手段４３は流量パルス信号
が入力するとくステップ５２０）、流量を計数演算して
給油データ表示器２０の表示部２１に量を表示部２３に
金額を表示する（ステップ５２１）。

そして給油ノズル６のノズルバルブを閉じて給油が終る
。このように普通給油においては、ホースは液圧により
ふくらんだ状態で給油が始まり、ふくらんだ状態で給油
が終るのでジャンピング量を加算することはない。

第７図はプリセット給油の機能ブロック図、第８図はプ
リセット給油の制御フローチャート、第９図は整数給油
の制御フローチャート、第１０図はプリセット給油の制
御タイミングチャートをそれぞれ示している。

第７図において、制御装置３０は、プリセットスイッチ
８又は整数スイッチ９を押した時に出力される演算手段
４４からのプリセット信号を設定し、設定値をプリセッ
ト表示器２４および比較手段４５に出力する前記したプ
リセット量設定手段３９と、整数スイッチ９からの信号
により計数演算手段の数値を切り上げてプリセット量設
定手段３つに出力し、第１段元弁１６ａに閉弁信号を記
憶手段４２に整数給油信号を出力する演算手段４４と、
比較手段４５の信号または演算手段４４および流量パル
ス発信器１８からの信号により記憶値の平均値を発信手
段４６に出力する前記した記憶手段４２と、記憶手段４
２からの数値分のパルスを計数演算手段４３に出力する
発信手段・１６と、プリセット量設定手段３９に設定さ
れた数値と計数演算手段に計数された数値との差が一定
数になると、第１元弁１６ａに閉弁信号を記憶手段４２
に信号を出力し、また両数値が一致すると第２段元弁１
６ｂに閉弁信号を出力し、前記したプリセット記憶手段
３８にプリセット給油信号を出力する比較手段４５と、
比較手段４５からのプリセット給油信号を記憶するプリ
セット記憶手段３８とより構成されている。

Ｃ１プリセット給油 第８図において、プリセットスイッチ８を押すとくステ
ップ５３０）、プリセット量設定手段３９にプリセット
値が設定され、プリセット表示器２４に表示される（ス
テップ３３１）０次に給油ノズル６のノズルバルブを開
いて給油を開始すると、第５図のフローにより給油量は
計数演算され表示器２０に表示される。そして、計数演
算手段４３に計数された給油量がプリセット量設定手段
３９に設定された数値から一定量（例えば１６）を減じ
た量に等しくなるとくステップ３２）、比較手段４５よ
り制御信号が出力して第１段元弁１６ａを閉じ（ステッ
プＳ３３および第１０図のタイムｔ１）、記憶手段４２
は記憶しているジャンピング量の平均値に相当する補正
流量パルス数を発信手段４６に出力し、発信手段４６は
パルスを計数演算手段４３に出力する（ステップＳ３４
およびタイムｔ２からｔ３まで）。計数演算手段４３は
、発信手段４６からのパルスを流量パルス発信器１８か
らのパルスと共に計数演算し、その給油量が設定量に等
しくなるとくステップ５３５）、比較手段４５より、制
御信号が出力して第２段元弁１６ｂを閉じ、プリセット
記憶手段３８にプリセット給油を行ったことを記憶する
（ステップ３３６およびタイムｔ４）、そして、給油ノ
ズル６のノズルバルブを閉じて給油が終る。このように
プリセット給油においてはホースに液圧が掛った状態で
給油が始まり、掛っていない状態で給油が終るので、第
１段元弁１６ａが閉じた後にジャピング量を加算してい
る。

Ｄ、　整数給油 第９図において、ｖ！逆給油を中断して整数スイッチ９
を押すとくステップ３４０）、演算手段４４は、計数演
算手段４３に計数されている現在の給油量を整数量に切
り上げる演算を行い、その値をプリセット量設定手段３
９に出力する。そしてプリセット量設定手段３９に整数
給油量が設定されプリセット表示器２４に表示されると
ともに第１段元弁１６ａを閉じ記憶手段４２に整数給油
信号を出力する（ステップＳ４１およびタイムｔｌ）。

次いでノズルバルブを開いて給油を再開し、記憶手段４
２に流量パルスが入力するとくステップ＄４２）、記憶
手段４２は記憶されているジャンピング量の平均値を補
正流量パルスとして計数演算手段４３に出力する（ステ
ップＳ４３およびタイムｔ２からｔ３まで）、計数演算
手段４３は発信手段４６からのパルスを流量パルス発信
器１８からのパルスと共に計数演算し、その給油量が設
定した整数給油量に等しくなるとくステップ５４４）、
比較手段４５は制御信号を出力して第２段元弁１６ｂを
閉じ、プリセット記憶手段３８に整数給油を行ったこと
を記憶する（ステップ３４５およびタイムｔ４）、そし
て給油ノズル６のノズルバルブを閉じて給油が終る。こ
のように整数給油においてはホースに液圧が掛ってふく
らんだ状態で給油が始まり、液圧が掛っていない状態で
給油が終るので、整数スイッチ９を押して第１段元弁１
６ａが閉じ、給油が再開された後にジャンピング量を加
算している。

Ｅ、　給油位ＷＬより上昇値ｚＨヘノズル上昇第４図に
おいて、給油が終って昇降スイッチ１０が押されるとく
ステップＳ１）、この場合は給油ノズル６が給油位置り
にあるので（ステップＳ２）、昇降判断手段３６からの
制御信号は停止されポンプモータ１３を０ＦＦＬ、第１
段および第２段の元弁１６ａ、１６ｂを閉じ（ステップ
Ｓ１１およびタイムＴ４）、ホースリールモータ３を逆
転して給油ノズル６を上昇させる（ステップ５１２）０
次いで上昇値ｆｉＨまで上昇すると（ステップ５１３）
、モータ３を停止し制御を終る。

［まとめコ 以上説明したように本発明によれば、制御装置はホース
のふくらみ分の流量をカウントし、記憶し、その記憶し
たふくらみ量をプリセット量にカウントしてジャンピン
グ量を補正し、ホース内が液圧でふくらんだ状態で給油
が終ったと同様な状態に補正して常に正しい値を表示す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施した給油装置を示す全体構成図、
第２図は制御ブロック図、第３図はホース昇降と計量計
数の機能ブロック図、第４図はホース昇降の制御フロー
チャート図、第５図は計量計数の制御フローチャート図
、第６図は普通給油の制御タイミングチャート図、第７
図はプリセット給油の８１能ブロック図、第８図はプリ
セット給油の制御フローチャート図、第９図は整数給油
の制御フローチャート図、第１０図はブリセント給油の
制御タイミングチャート図である。 ８・・・プリセットスイッチ　　９・・・整数スイッチ
　　１０・・・昇降スイッチ　　１１・・・ノズル位置
検知器　　１６ａ・・・第１段元弁　　１６ｂ・・・第
２段元弁　　２０・・・給油表示器　　２４・・・プリ
セット表示器　　３０・・・制御装置　　４２・・・記
憶手段　　４３・・・計数演算手段 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 元弁が開いてから一定時間の計数表示可能となる給液装
   置において、計数表示可能となるまでの流量を記憶し、
   プリセット給液時に記憶値を給液量に加算する制御装置
   を設けたことを特徴とする給液装置。