JPS63280914A - 流体保持溝を有するラジアル軸受装置及びその製法 - Google Patents

流体保持溝を有するラジアル軸受装置及びその製法

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JPS63280914A
JPS63280914A JP11535987A JP11535987A JPS63280914A JP S63280914 A JPS63280914 A JP S63280914A JP 11535987 A JP11535987 A JP 11535987A JP 11535987 A JP11535987 A JP 11535987A JP S63280914 A JPS63280914 A JP S63280914A
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JP
Japan
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shaft
fluid
fluid retaining
hard
retaining groove
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JP11535987A
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Inventor
Yukihisa Kajiyama
梶山 幸久
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Sanwa Needle Bearing Co Ltd
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Sanwa Needle Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発  明  の  目  的] (産業上の利用分野) この発明は流体保持溝を有するラジアル軸受装置及びそ
の製法に係り、軸がわの回転周面、或いは、軸を受ける
軸受部材がわの内周受面のいずれか一方の面の適位置に
形成する流体保持溝を簡単な工程で短時間にて成形し、
安価なラジアル軸受装置の提供を可能にする流体保持溝
を有するラジアル軸受装置及びその製法に関する。
(従来の技術) 従来、軸のラジアル方向を受けるものとして、一般的に
は、ボールやローラー等の回転体を使用したラジアルベ
アリングで受ける軸受等がある。
一方、ラジアル方向を受ける流体軸受においても、軸が
わの回転周面、或いは、軸を受ける軸受部材がわの内周
受面のいずれか一方の面の適位置に、これらの周面間の
滑りを良好にすべく潤滑流体を保持しておく流体保持溝
を形成したもの等が提供されている。その流体保持溝の
代表的な形成工程は次の通りである。
すなわち、流体保持溝を形成する素材を洗浄し、その後
、その表面に、レジスト剤を塗布し、流体保持溝の形状
のパターンを感光して素材を露出させ、その後、エツチ
ング剤を露出部分に浸潤させて腐蝕し、最後に、レジス
ト剤を剥離することで流体保持溝を形成している。
(発明が解決しようとする問題点) 〈従来の技術とその問題点〉 ところが、前者のラジアルベアリングで受ける軸受の場
合には、どうしても軸と軸受部材との間に回転体を介す
ることによるガタが生じ、例えば、ミクロン単位の高精
度が要求される箇所への使用には不適である。
又、上記高精度が要求される箇所への使用に最適なもの
として後者にあげた流体軸受があるが、その成形工程は
、単なる切削溝加工による流体保持溝成形よりは加工が
確実に行なえると共に、その加工時間も短かくできるが
、溝の深さをある程度深くしなければならないから、そ
の腐蝕を行なう時間が長くなる。そして、この加工は、
がなり工程数が多く非常に大変な作業である。又、腐蝕
による溝の場合、その溝の断面形状を正確に作ることが
困難で、例えば、角形や丸形等の所望の形状にすること
が非常に難しい。従って、実際には、はとんど不可能で
あった。そして、この溝断面形状は、流体軸受の性能に
大きな影響を及ぼすもので、流体軸受の構成要因の中で
最も重要なものの一つであった。
く技術的課題〉 そこで、この発明は、上述した問題点等に鑑み、所望の
断面形状の流体保持溝を、簡単な工程で且つ短時間にて
、軸がわの回転周面、或いは、軸を受ける軸受部材がわ
の内周受面のいずれが一方の面の適位置に成形すること
で、精度の優れた流体軸受を安価にて提供することを課
題として創出されたものである。
[発  明  の  構  成] (問題点を解決するための手段) この発明は、軸に対してそのラジアル方向を受けるラジ
アル軸受装置において、軸がわの回転周面、或いは、軸
を受ける軸受部材がわの内周受面のいずれか一方の面の
適位置に、打圧或いは押圧加工による流体保持溝を設け
たラジアル軸受装置により、又、軸に対してそのラジア
ル方向を受けるラジアル軸受装置において、軸がわの回
転周面、或いは、軸を受ける軸受部材がわの内周受面の
いずれか一方の面の適位置に、打圧或いは押圧加工によ
る流体保持溝を形成し、その後、この流体保持溝の周縁
の盛り上がった部分を削除するラジアル軸受装置の製法
により、上述した問題点を解決するものである。
(作用) この発明に係る流体保持溝を有する流体軸受装置及びそ
の製法は、軸に対してそのラジアル方向を受けるラジア
ル軸受装置において、軸がわの回転周面、或いは、軸を
受ける軸受部材がわの内周受面のいずれか一方の面の適
位置に、流体保持溝を打圧或いは押圧加工によって適宜
形状に成形し、その時に盛り上った部分を削除すること
で、所望の溝断面を有する高精度な流体保持溝を短時間
にて成形する。
(実施例) 以下、図面を参照しながらこの発明の詳細な説明すると
次の通りである。
すなわち、軸1がわの回転周面2、或いは、軸1を受け
る軸受部材3がわの内周受面4のいずれか一方の面、実
際には軸1の回転周面2が主であるが、その適位置に、
打圧或いは押圧加工により、軸lの周方向に略く字状の
溝を1列、或いは、図示のごとく 2列、或いは複数列
並設して、流体保持溝5を設ける。
そして、この流体保持溝5は、例えば、第14図に示す
ような、軸1の回転周面2を受けてこの軸1を自在に回
転できるようにするラジアル軸受装置B1、或いは、こ
れとは逆に、第15図に示すような、軸受部材3として
の回転部材8がわを回転させるようにするラジアル軸受
装置B2に設けである。
その流体保持溝5の成形は、第1実施例として、第1図
に示すように、転造ローラーとしての硬質回転体11を
回転自在に軸架しておき、硬質回転体11の外周面11
aには、軸1の外周面2に流体保持溝5を形成すべく、
略く字状の溝を並設する凹凸11bが刻設されている。
一方、硬質回転体11と同様に、凹凸12bを刻設した
回転周面12aを有する抑圧硬質回転体12を形成し、
この抑圧硬質回転体12は、前記回転周面12aを硬質
回転体11の外周面11a゛\ とをそれぞれの軸14.15同士が平行となるように対
峙させて回転可能に配しである。
そして、この押圧硬質回転体12は圧接機構(図示せず
)の圧接部13に回転自在に軸支されていて前記圧接機
構が硬質回転体11側へ移動することで回転周面12a
をもって軸1を硬質回転体11の外周面11aへ圧接さ
せるように形成されているものである。
そして、この第1実施例においては、硬質回転体11の
外周面11aと押圧硬質回転体12の回転周面12aと
の間に、軸1を外周面11aの中心と抑圧硬質回転体1
2の中心との線上で且つ硬質回転体11の軸14押圧硬
質回転体12の軸15の両軸心と平行となるように載置
する支持台16を設け、軸1を常に外周面11aと抑圧
硬質回転体12との接触位置に配するようにするもので
ある。
そうすると、軸1は硬質回転体11及び抑圧硬質回転体
12の回転と同期回転しながらそれぞれの外周面11a
及び回転周面12aに圧接されるので硬質回転体11の
外周面11aの凹凸11b及び抑圧硬質回転体12の回
転周面12aの凹凸12bが軸1の周面に転写され流体
保持溝5となる。その時に、硬質回転体11の幅を、形
成すべき流体保持溝5全体の幅に設定すれば、その幅の
みの流体保持溝5が軸1の回転周面2の所定位置に形成
することができる。
次に、第2実施例は、第2図に示すように、軸1の流体
保持溝5を軸線方向に複数条形成する場合であり、その
時には、硬質回転体11及び抑圧硬質回転体12をスペ
ーサー(図示せず)の如きものを介してそれぞれ複数枚
、図示にあっては2枚、適間隔をあけ重ね合せることで
行なうものであり、これらの外周面11a及び回転周面
12aに軸1を前記第1実施例の如く圧接回転させるこ
とで複数条の流体保持溝5を軸1の回転周面2に容易に
形成することができる。
第3実施例は、第3図に示すように、第1実施例及び第
2実施例における硬質回転体11は使用するが、抑圧硬
質回転体12の代りに、硬質体にてなる 2本のガイド
ロール17を用いて流体保持溝5の成形を行なうもので
ある。このガイドロール17は、圧接アーム18に回転
自在で且つ平行に軸支されている。
そして、この圧接アーム18を押圧シリンダー(図示せ
ず)のシリンダーシャフト19によって硬質回転体11
の外周面11a方向に押圧し、この圧接アーム18によ
りガイドロール12が硬質回転体11の軸14と平行と
なるようにしてこのガイドロール17を硬質回転体11
の外周面11a方向へ押圧するようにする。
そこで、2本のガイドロール17の間で且つこのガイド
ロール17と前記外周面11aとの間に挿入し、このガ
イドロール17によって軸1を硬質回転体11の軸14
と平行で且つ回転自在に保持しながら硬質回転体11の
外周面11aへ圧接するように作動させるものである。
尚、この場合も、第2実施例と同様に、硬質回転体11
を反数枚配しても良い。
又、この実施例の場合、実際には、第6図に示すように
、2本のガイドロール17は、 1本の駆動ロール23
によって駆動回転するように形成すると共に、その時に
、ガイドロール17が側方へ逃げないように、押えロー
ル24によって押えるべく形成することで、ガイドロー
ル17を、強度的に優れた状態で回転可能に圧接アーム
18に軸支しておくものである。
この場合に、駆動ロール23を駆動回転させないで単に
回転自在に軸支しておき、硬質回転体11の方を駆動回
転させても良く、この方が構造的に簡素化できる場合が
多い。
第4実施例は、第4図に示すように、硬質回転体11の
外周面11aの周囲の適区間にこの外周面11aと軸1
の径寸法の間隔を有して平行に配された受座21によっ
て行なうように圧接機構20を形成したものである。前
述した第3実施例と同様に、軸1への流体保持溝5の成
形は硬質回転体11によってのみ行なわれるものである
。そして、この圧接部22はこの受座21により硬質回
転体11方向へ押圧されるように形成されている。
この場合、圧接機構20の方を固定しておいて、硬質回
転体11の方を圧接機構20の方向へ押圧する方式でも
良く、この方が構造的に簡素化することができる。
この第4実施例においては、軸1を硬質回転体11と圧
接部22との間の間隙に硬質回転体11の軸14と平行
になるようにして送り込むと共に、硬質回転体11を回
転させる。そうすると、硬質回転体11の回転によって
軸1も回転させられながら受座21の圧接部22の表面
をころがって硬質回転体11の外周面11aに沿って移
動する。
その時に、軸1の外周面2には、この軸1が圧接部22
によって硬質回転体11の外周面11aへ圧接させられ
ながら回転するので、硬質回転体11における外周面1
1aの凹凸11bが転写される。
そして、軸1は、前述の如(硬質回転体11と受座21
の圧接部22との間の間隙の一方から送り込まれ、他方
から送り出される時までに前記流体保持溝5の転写は完
了されているものである。
この場合、受座21の圧接部22の表面にも硬質回転体
11の凹凸11bと同様な凹凸を形成しても軸1の外周
面2に流体保持溝5を形成することができる。
又、前述の如く流体保持溝5を形成する時間も、軸1を
硬質回転体11に圧接回転させて転写することで形成す
るため極めて短時間にて行なうことができ、実際には1
本の軸1に流体保持溝5を形成する時間は、1〜2秒か
ら数秒程度であれば十分である。
更に、硬質回転体11が摩耗してきた時にはリグライン
ドすれば良く、消耗工具やその他消耗品をほとんど必要
としないので、非常に安価にて製造できるものである。
又、第5実施例は、第5図に示すように、第4実施例に
おける硬質回転体11を複数枚にし、前述したような複
数条の流体保持溝5を形成するようにしたものであり、
第4実施例と同様な効果を奏する。
第6実施例乃至第9実施例は、第7図乃至第10図に示
すように、前述したような、硬質回転体11と押圧硬質
回転体12との代りに、略直方体の硬質圧接体31、押
圧硬質圧接体32、或いは、ガイドロール17の代りに
、略直方体の圧接体33を形成する。
そして、第6実施例の場合は、第7図に示すように、硬
質圧接体31と押圧硬質圧接体32との成形面31a、
32aのそれぞれの凹凸31b。
32bを平行に対峙させ、その間に軸1を配し硬質圧接
体31と押圧硬質圧接体32とによって軸1を圧接挾持
する。そして、成形面31aと成形面32aとが互いに
行違うように押圧硬質圧接体32の方を往復動させ軸1
に流体保持溝5を成形するものである。
第7実施例の場合は、第8図に示すように、第6実施例
の場合の硬質圧接体31と押圧硬質圧接体32とを両方
往復動させるようにしたものである。
第8実施例の場合は、第9図に示すように、硬質圧接体
31と圧接体33との組合せで、この圧接体33の成形
面33aは、硬質圧接体31や押圧硬質圧接体32の成
形面31a、32aのように凹凸31b、32bとせず
通常の平面とし、その他は第7実施例と同様に、硬質圧
接体31と圧接体33とを共に往復動させるものである
第9実施例は、第10図に示すように、硬質圧接体31
と圧接体33の組合せであり、第6実施例と同様に、圧
接体33のみを往復動させたものである。
これらの第6実施例乃至ff19実施例の場合にも、前
記第1実施例乃至第5実施例と同様に流体保持満5を成
形することができる。
又、この場合に、図示例にあっては、流体保持溝5を成
形する凹凸31b、32’bは共に2条であるが、1条
であっても、その他複数条であっても良いことは言うま
でもない。
このようにして軸1の外周面2に流体保持溝5を成形す
ると、流体保持溝5の周縁が盛り上る。
そこで、その盛り上った部分を、例えば、第11図に示
すように、芯無研削によって外周を研削して削除し、流
体保持溝5を外周面2に形成した軸1が完成する。
尚、図中の符号41は研削砥石、42は支持台、43は
抑圧回転体である。
一方、軸1の外周面2に流体保持溝5を成形する以外に
、この外周面2を受ける軸受部材3の内周受面4に流体
保持溝5をロール転造加工によって形成してもよく、こ
の場合には、第12図に示す第10実施例のように加工
して成形する。
すなわち、軸受部材3の内周受面4内に挿入可能で且つ
その周面に流体保持溝5を成形する凹凸52が形成され
た硬質回転体51を予め形成しておき、この硬質回転体
51を軸受部材3内に挿入し、その後、軸受部材3の外
周面6に押圧回転体53を圧接する。そうすると、軸受
部材3の内周受面4に硬質回転体51が圧接される。そ
の状態で硬質回転体51を回転させると内周受面4に硬
質回転体53の凹凸52が転写され、流体保持溝5が形
成される。その後、流体保持溝5の周縁の盛り上った部
分を、第13図に示すように、内面研削砥石54による
内面研削にて削除することで軸受部材3の内周受面4へ
の流体保持溝5の成形が完了するものである。
このようにして形成された流体保持溝5は、軸1の回転
周面2、或いは、この回転周面2を受ける内周受面4の
、どちらに設けてもよく、その都度適宜選択すればよい
そうすると、軸1を回転させると、流体保持溝5は、潤
滑流体をV字の屈曲部分に向って移動させる。この屈曲
部分に集ってきた潤滑流体は溝から溢れて軸受部材3に
流れ、これが再び流体保持溝5によって前記屈曲部分に
移動し、これを繰返すことで潤滑流体を循環させると共
に、軸1と軸受部材3との間に常に潤滑流体が配されて
いるようにする。従って、軸1が回転しても、その回転
による遠心力で潤滑液体は外部に飛ばされることはなく
、常に軸1と軸受部材との間に保持されることになり、
流体軸受としての役目を果すのである。
尚、この場合、流体保持溝5の周面形状は、前記形状に
限定されるものではなく、軸1が回転している時に、潤
滑流体を軸1と軸受部材3との間に保持しておく形状で
あればどのような形状であっても良いことは言うまでも
ない。
そして、このように形成されたラジアル軸受装置は、例
えば、前述したように、第14図に示す状態或いは第1
5図に示す状態で使用される。
すなわち、第14図に示すラジアル軸受B1は、固定部
材7内で軸1が回転するようしてこの固定部材7内周面
で軸1を受けるようにし、回転部材8を軸1に固定し軸
1と共に回転するように形成されたものである。この場
合は、固定部材7が前記軸受部材3の役目を果すのであ
る。
又、第15図に示すラジアル軸受B2は、上記とは逆に
固定部材7に軸1を固定し、軸1に対して回転部材8を
回転自在に形成し、輔1を固定しておいて回転部材8の
方を回転させるものである。
この場合は、回転部材8が前記軸受部材3の役目を果す
のである。
一方、流体保持溝5の断面形状は、硬質回転体11の凹
凸11bの形状を適宜設定することで、例えば、図示は
しないが、三角形状、四角形状、U字状であっても、ど
のような形状でも成形することが可能であり、潤滑流体
の保持に適当な流体保持溝5の断面形状に形成する。
従って、従来の流体保持溝の形成方法と比較すると、従
来の腐蝕による加工に対して、ローラー転造加工と盛り
上り部分を削除する工程とを行なうだけで流体保持溝5
を成形することができるから、非常に短時間で流体保持
溝5の成形が可能になり、又、硬質回転体11、抑圧硬
質回転体12、硬質圧接体31、押圧硬質圧接体32の
それぞれの凹凸11b、12b、31b、32bを適当
な形状にしておけば、流体保持溝5の断面形状を所望の
形状に容易に成形することが可能となるものであり、優
れた精度を有する流体軸受装置のコストダウンを容易に
図り得るものである。
このように形成された流体軸受装置は、例えば、第16
図に示すように、ビデオテープレコーダーの回転ヘッド
部Hの軸1の回転周面2とこの回転周面2を受ける軸受
部材3部分との摩擦抵抗を少なくする部位等に使用する
と非常に効果的である。
[発  明  の  効  果] 上述の如く構成したこの発明は、軸1に対してそのラジ
アル方向を受けるラジアル軸受装置において、軸1がわ
の回転周面2、或いは、軸1を受ける軸受部材3がわの
内周受面4のいずれか一方の面の適位置に、打圧或いは
押圧加工による流体保持溝5を設けた流体軸受装置であ
るから、流体保持溝5の断面形状を所望の形状に成形す
ることが容易であると共に、成形工程の短縮を図ること
ができる。そのため、流体保持溝5の周面形状及び断面
形状を潤滑液体の保持に最適な形状に適宜設定すれば、
潤滑流体の保持が確実に行なわれ、精度の優れた流体軸
受装置を安価にて提供することができるものである。
又、その成形方法も、軸1に対してそのラジアル方向を
受けるラジアル軸受装置において、軸1がわの回転周面
2、或いは、軸1を受ける軸受部材3がわの内周受面4
のいずれか一方の面の適位置に、打圧或いは押圧加工に
よる流体保持溝5を形成し、その後、この流体保持溝5
の周縁の盛り上がった部分を削除することで行なうので
、従来の腐蝕による流体保持溝の加工に比べて、短時間
で加工することが可能となると共に、打圧或いは押圧加
工による流体保持溝5の成形であるから、前述したよう
に、硬質回転体11の凹凸11bの形状を適宜形状に設
定すれば、所望の断面形状の流体保持溝5の成形が可能
となり、自動機等で連続的に成形すれば、一定の形状の
流体保持溝5を連続的に成形可能となり、優れた精度の
流体軸受装置のコストダウンを容易に図ることができる
このように、この発明によれば、軸の外周面に形成した
所望の断面形状の流体保持溝を、簡単な工程で且つ短時
間にて成形することができるので、精度の優れた流体軸
受を安価にて提供可能になる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すもので、第1図は第1実
施例の要部斜視図、第2図は第2実施例の要部斜視図、
第3図は第3実施例の要部斜視図、第4図は第4実施例
の要部斜視図、第5図は第5実施例の要部斜視図、第6
図は第3実施例の要部側断面図、第7図は第6実施例の
要部斜視図、第8図は第7実施例の要部斜視図、第9図
は第8実施例の要部斜視図、第10図は第9実施例の要
部斜視図、第11図は研削工程の要部正面図、第12図
は第10実施例の要部拡大断面図、第13図は第10実
施例の場合の研削工程を示す拡大正面図、第14図及び
第15図はそれぞれの使用状態を示す断面図、第16図
は使用状態の具体例を示す断面図である。 1・・・軸、2・・・回転周面、3・・・軸受部材、4
・・・内周受面、5・・・流体保持溝、6・・・外周面
、7・・・固定部材、8・・・回転部材、 11・・・硬質回転体、l1g・・・外周面、11b・
・・凹凸、12・・・押圧硬質回転体、12a・・・回
転周面、12b・・・凹凸、13・・・圧接部、14・
・・軸、15・・・軸、16・・・支持台、17・・・
ガイドロール、18・・・圧接アーム、19・・・シリ
ンダーシャフト、20・・・圧接機構、21・・・受座
、22・・・圧接部、23・・・駆動ロール、24・・
・押えロール、 31・・・硬質圧接体、31a・・・成形面、31b・
・・凹凸、32・・・押圧硬質圧接体、32a・;・成
形面、32b・・・凹凸、33・・・圧接体、33a・
・・成形面、51・・・硬質回転体、52・・・凹凸、
53・・・抑圧回転体、54・・・内面研削砥石、 B・・・軸受部材、B ’1・・・ラジアル軸受装置、
B2・・・ラジアル軸受装置、H・・・回転ヘッド部。 第10 第40 第2図 第12N

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、軸に対してそのラジアル方向を受けるラジアル軸受
    装置において、軸がわの回転周面、或いは、軸を受ける
    軸受部材がわの内周受面のいずれか一方の面の適位置に
    、打圧或いは押圧加工による流体保持溝を設けたことを
    特徴とする流体保持溝を有するラジアル軸受装置。 2、軸に対してそのラジアル方向を受けるラジアル軸受
    装置において、軸がわの回転周面、或いは、軸を受ける
    軸受部材がわの内周受面のいずれか一方の面の適位置に
    、打圧或いは押圧加工による流体保持溝を形成し、その
    後、この流体保持溝の周縁の盛り上がった部分を削除す
    ることを特徴とした流体保持溝を有する流体軸受装置の
    製法。
JP11535987A 1987-05-12 1987-05-12 流体保持溝を有するラジアル軸受装置及びその製法 Pending JPS63280914A (ja)

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Cited By (3)

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