JPS63280603A - 導電性複合プラスチツク材 - Google Patents

導電性複合プラスチツク材

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Publication number
JPS63280603A
JPS63280603A JP11595087A JP11595087A JPS63280603A JP S63280603 A JPS63280603 A JP S63280603A JP 11595087 A JP11595087 A JP 11595087A JP 11595087 A JP11595087 A JP 11595087A JP S63280603 A JPS63280603 A JP S63280603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal fibers
matrix
shielding effect
plastic material
composite plastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11595087A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirofumi Asakawa
浅川 弘文
Katsumi Omori
大森 克己
Yasushi Fujii
康司 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP11595087A priority Critical patent/JPS63280603A/ja
Publication of JPS63280603A publication Critical patent/JPS63280603A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、各種電気機器における電磁波シールド用の
導電性複合プラスチック材に関するものである。
〔従来の技術〕
各種電気機器における電磁波シールド材として、導電性
充填材が配合された複合プラスチック材が知られている
。このような複合プラスチック材に配合される導電性充
填材としては例えばニッケルまたはステンレスからなる
金属繊維が使用されている。
第8図は、マトリックス中に分散されている従来の金属
繊維の模式図である。図面に示す上うに、従来の金属繊
維1は、例えば直径約8μm1長さ約2福の直線状であ
り、このような直線状の多数の金属繊維1が、マトリッ
クス3中に分散されて、導電性複合プラスチック材を構
成している。
導電性複合プラスチック材は、上述した金属繊維とプラ
スチック粉末とを所定の割合で混合し、得られた混合物
を押出機によって所定の大きさのペレットに造粒し、次
いで、造粒されたベレットを射出成型機などのプラスチ
ック成型機によって、シート状、複雑な立方形状等に成
型することにより製造される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の導電性複合プラスチック材は、上述のよう1(、
金属繊維が直線状であるため、これをプラスチック粉末
と混合するときに、均一な混合が行なわれ難く、且つ、
主な成型法である射出成型時にペレット中の金属繊維が
分離しやすい。
この結果、射出成型された成型品中に、導電性充填材で
ある金属(栽維が均一に分散されておらず。
且つ、相互に接触していない部分が生ずる。従って、成
型品の場所によって、電磁波のシールド効果にバラツキ
が生じ、電磁波シールド材として信頼性に欠ける問題が
あった。
従って、この発明の目的は、マトリックス中に導電性充
填材としての金属繊維が、相互に連繋している状態で均
一に分散され、電磁波のシールド効果にバラツキがない
優れたシールド特性を有する導電性複合プラスチック材
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の導電性複合プラスチック材は、マトリックス
としてのプラスチック中に、導電性充填材として、個々
が互いに絡み合いやすい巻き毛状の金属Ila維が所定
割合で分散、配合されていることに特徴を有するもので
ある。
次に、この発明を図面を参照しガから説明する。
第1図はこの発明の導電性複合プラスチック材における
、マトリックス中に分散された金属繊維の模式図である
。図面に示すように、この発明の導電性複合プラスチッ
ク材は、両端部が同一方向に彎曲した、その個々が互い
に絡み合いやすい巻き毛状の金属繊維2がマトリックス
3中に分散されてなっている。
金属繊維2は、上述したように巻き毛状であることを要
し、且つ、その断面が異形であり、そして1本の長さは
1〜3m、太さは10〜30μmであることが好ましい
上述のような形状の金属繊維2を使用することによって
、第1図に示すように、マトリックス3中の金属繊維2
は、互いに絡み合い、全体がチェーン状になって、相互
が必らず連繋するため、マトリックス中に均一に分散さ
れ、且つ、全体的に電気的接触が維持され、マトリック
スとの密着性も高い。従って、このような金属繊維2に
より。
電磁波シールド効果を顕著に高めることができ、しかも
一定レベルの電磁波シールド効果に得るとすれば、金属
繊維2の配合割合が少なくて済む。
第2図は、マトリックス中にカール率の異なる金属繊維
全配合した導電性複合プラスチック材の、前記カール率
と電界成分シールド効果との関係を示すグラフ、第3図
は同じくカール率と電界成分シールド効果との関係を示
すグラフである。第2図および第3図において、横軸は
、1本の金属繊維の直線展開長さk Wo 、円弧両端
間長さをWとしたときのW/Woで表わされるカール率
、縦軸は500■tにおけるシールド効果(dB)であ
る。導電性撞合プラスチック材中の金属繊維は、5US
304のステンレスからなり、金属繊維の含有率は、何
れも20VO1,%である。
第2図および第3図かられかるように、カール率が0.
3から帆8の範囲内の巻き毛状の金属繊維全配合すれば
、減衰量が約−60dBとなり、電界成分および磁界成
分共に優れたシールド効果が得られる。一方カール率が
0.3未満または0.8超の場合には、所期のシールド
効果を得ることができない。従って、カール率W/Wo
は、0.3がら帆8の範囲内であることが好ましい。
〔実施例〕
次に、この発明を実施例により説明する。ステンレス鋼
(SUS 304 )からなる、長さ:約2咽、太さ1
25〜30μm1 カール率W/Wo : 0.5の巻
き毛状金属繊維を使用し、この金属繊維を、グレー )
’ : J900P、溶融流動特性(MI ) : 4
0 f/10分のマトリックスとしてのポリプロピレン
(三片石油化学工業(株)製)中に、20vol、%の
割合で添加し混合した。得られた混合物を押出機に装入
し、押出機によって長さ:10m、直径:3〜4咽のベ
レットに造粒した。次いで、造粒されたペレットヲ、型
締力150 tonの射出成型機により射出成型し、1
辺の長さ:150m、厚さ:3瓢のシート状の本発明の
導電性複合プラスチック材(以下、本発明材という)を
調製した。
比較の之めに、長さ:約2鰭、太さ:約8μmの直線状
(カール率:1)の従来の金属繊維を使用したほかは、
上記と同じ方法によって、上記と同じ大きさの比較用導
電性複合プラスチック材(以下、比較材という)を調製
した。
上述しt本発明材および比較材を使用して、電界成分シ
ールド効果および磁界成分シールド効果を測定した。な
お、測定器として、アトパンテスト(株)製のTR−1
7301型を使用した。
第1表は、周波数が300,500および700MHz
の場合の、上記測定器による測定結果である。
第1表かられかるように、比較材式比べて本発明材のシ
ール、ド効果は高く、且つ、比較材の場合は、500お
よび700MHzにおけるシールド効果のバラツキが犬
であるのに対し、本発明材のシールド効果のバラツキは
極めて小であった。
第4図は、上述した本発明材の電界成分シールド効果を
示し、第5図は本発明材の磁界成分シールド効果を示す
。また、第6図は比較材の電界成分シールド効果を示し
、第7図は比較材の磁界成分シールド効果を示す。
第4〜第7図中の曲線は、上述し′f?:、1辺が15
01のシート状の本発明材および比較材における全面の
シールド効果の平均値を、O〜1000 MHzの周波
数について示したもので、複数の曲線は、シールド効果
のバラツキを表わす。
本発明材のシールド効果を示す第4図および第5図と、
比較材のシールド効果を示す第6図および第7図とを比
較すればわかるように、本発明材のシールド効果は、ど
の周波数においてもほとんどバラツキがなく、シかも−
50〜−60dBであつつて極めて高かった。これに対
して、比較材のシールド効果は、500〜900 MH
zの周波数においてバラツキが大きく、シかも、−30
〜−50dBであって低かった。
本発明材のシールド効果が優れている理由は、導電性充
填材としての金属繊維が巻き毛状であるので、マトリッ
クス中において互いに絡み合い、全体がチェーン状に相
互に連繋している結果、押出機による造粒過程および射
出成型過程においても、金属繊維相互の絡み合いがほど
けることはなく、従って、マトリックス中に金属繊維が
互いに連繋した状態で均一に分散されているためである
金属繊維としては、上述のステンレス鋼(SUS304
〕のほか、ニッケル、銅、アルミニウム等が使用される
〔発明の効果〕 以上述べたように、この発明の導電性複合プラスチック
材は、マトリックス中に導電性充填材としての巻き毛状
の金属繊維が、相互に連繋している状態で均一に分散さ
れているので、電磁波のシ−ルド効果にバラツキがなく
、高いシールド特性を有し、しかも、金属繊維の配合割
合が少なくて済む等、多くの工業上優れた効果がもたら
される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の導電性複合プラスチック材における
マ) IJソックス中分散された金属繊維の模式図、第
2図はこの発明に使用される金属繊維のカール率と電界
成分シールド効果との関係を示すグラフ、第3図は同じ
くカール率と磁界成分シールド効果との関係を示すグラ
フ、第4図はこの発明の導電性複合プラスチック材の電
界成分シールド効果を示すグラフ、第5図は同じく磁界
成分シールド効果を示すグラフ、第6図は従来の導電性
複合プラスチック材の電界成分シールド効果を示すグラ
フ、第7図は同じく磁界成分シールド効果を示すグラフ
、第8図は従来の導電性複合プラスチック材におけるマ
トリックス中に分散され定金属繊維の模式図である。図
面において、1.2・・・金属繊維、  3・・・マト
リックス。 ど 第8図 第2図 カール率 (%。) カール率(W/WQ) 周5N 数(Ml−It)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 マトリックスとしてのプラスチック中に、導電性充填材
    としての金属繊維が、所定割合で分散、配合されている
    導電性複合プラスチック材において、 前記金属繊維の個々が互いに絡み合いやすい巻き毛状で
    あることを特徴とする導電性複合プラスチック材。
JP11595087A 1987-05-14 1987-05-14 導電性複合プラスチツク材 Pending JPS63280603A (ja)

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JP11595087A JPS63280603A (ja) 1987-05-14 1987-05-14 導電性複合プラスチツク材

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JP11595087A JPS63280603A (ja) 1987-05-14 1987-05-14 導電性複合プラスチツク材

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JPS63280603A true JPS63280603A (ja) 1988-11-17

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ID=14675166

Family Applications (1)

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JP11595087A Pending JPS63280603A (ja) 1987-05-14 1987-05-14 導電性複合プラスチツク材

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JP (1) JPS63280603A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02239510A (ja) * 1989-03-13 1990-09-21 Tsumoru Hatayama 導電性複合材料
US6896828B2 (en) 2001-11-13 2005-05-24 Dow Global Technologies Inc. Electrically conductive thermoplastic polymer composition
US6936191B2 (en) 2001-11-13 2005-08-30 Doe Global Technologies Inc. Electrically conductive thermoplastic polymer composition
JP2007009090A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Jfe Techno Research Corp 導電性プラスチック材

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JPH02239510A (ja) * 1989-03-13 1990-09-21 Tsumoru Hatayama 導電性複合材料
US6896828B2 (en) 2001-11-13 2005-05-24 Dow Global Technologies Inc. Electrically conductive thermoplastic polymer composition
US6936191B2 (en) 2001-11-13 2005-08-30 Doe Global Technologies Inc. Electrically conductive thermoplastic polymer composition
JP2007009090A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Jfe Techno Research Corp 導電性プラスチック材

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