JPH0517920Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0517920Y2 JPH0517920Y2 JP1985074187U JP7418785U JPH0517920Y2 JP H0517920 Y2 JPH0517920 Y2 JP H0517920Y2 JP 1985074187 U JP1985074187 U JP 1985074187U JP 7418785 U JP7418785 U JP 7418785U JP H0517920 Y2 JPH0517920 Y2 JP H0517920Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- metal fine
- fibers
- metal
- thermoplastic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 28
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 25
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 25
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 13
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 13
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 claims description 11
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 4
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 4
- 239000008188 pellet Substances 0.000 claims description 3
- 229910001111 Fine metal Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 5
- 239000000047 product Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 3
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 3
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 2
- PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N Styrene Chemical compound C=CC1=CC=CC=C1 PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 2
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 2
- 229910001369 Brass Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920001410 Microfiber Polymers 0.000 description 1
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010951 brass Substances 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 239000012467 final product Substances 0.000 description 1
- 239000000383 hazardous chemical Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000004898 kneading Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 239000003658 microfiber Substances 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920005990 polystyrene resin Polymers 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 1
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本考案は、電磁波障害の影響を受け易い情報機
器、家電機器等の合成樹脂製ハウジング製品にお
いて、合成樹脂製ハウジング製品の電磁波障害を
防止するために利用される金属微細繊維に樹脂被
覆したマスターペレツトに関する。 〔従来技術と問題点〕 従来より情報機器、家電機器のハウジング分野
では製品の合成樹脂化が進んでいるが、合成樹脂
は情報機器等から発せられる不要電波を通過する
ため機器の画像の歪み、ノイズの発生、誤作動等
の電磁波障害が発生するという問題が近年表面化
してきた。 この電磁波障害を防止する方法として、材料樹
脂に金属繊維を配合することにより製品に導電性
を付与することが行われてきたが、この方法では
配合すべき金属繊維の均一分散が困難であるた
め、最終的に製品への導電性付与が不十分である
という問題点があつた。特に金属繊維を配合する
場合、素材の軽量化、混練機のスクリユー摩耗防
止、塗装の向上等の観点から金属繊維の配合量は
極力少なくすべきであり、そのためには金属繊維
の直径を小さくすることが望ましい。しかし金属
繊維の直径を小さくすると、樹脂との配合、混練
に際して金属繊維の均一分散がますます困難とな
つていた。 〔考案の目的〕 本考案は、直径2〜4.9μの金属微細繊維を5000
〜10000本集束して直径0.2〜2mmの金属微細繊維
束となし、この金属微細繊維束を熱可塑性樹脂で
被覆し、この熱可塑性樹脂で被覆した金属微細繊
維束を長さ1〜1.9mmに切断して得られることを
特徴とする金属微細繊維に樹脂被覆したマスター
ペレツトを提供することを目的とする。 〔考案の実施例〕 つぎに本考案の図面の実施例について説明す
る。 第1図は本考案の斜視図、第2図は同横断面図
であつて、符号1は金属微細繊維、2はこの金属
微細繊維を被覆する熱可塑性樹脂である。 ここで、金属微細繊維について述べると、その
素材はステンレス、黄銅、アルミニウム、ニツケ
ル、チタン、その他の合金が一般的であり、その
直径は2〜4.9μであり、直径が2μより小さいと樹
脂との混練時に折れてしまうため、電磁波遮断性
が低下し、実用的でなく、一方直径が4.9μより大
きいと同一の導電効果を得るために樹脂に充填す
べき充填材の配合量が増えるため不適当である。 また最終的に製品として切断された後の金属微
細繊維の長さは1〜1.9mmであり、長さが1mmよ
り短いと樹脂に充填した際に均一分散しても導電
性が悪く不適であり、一方長さが1.9mmより長い
と混練機への供給が不安定となり、不均一分散の
原因となる。 さらに金属微細繊維を熱可塑性樹脂2で被覆す
る際には、通常は金属微細繊維を集束してから被
覆することが一般的であり、通常500〜10000本、
特に5000〜10000本を集束すると良く、集束後の
金属微細繊維の径は0.2〜2mm、特に0.5〜1mmと
することが望ましい。第1図に示すように、本考
案の完成品は、比較的長い金属微細繊維集束を熱
可塑性樹脂で被覆したものをストランドカツター
等でカツトし、上記の寸法に仕上げるものであ
る。 つぎに熱可塑性樹脂2の素材については、特に
制限はないが、充填すべき樹脂と被覆すべき樹脂
の素材とを同質系にすることが好ましく、例えば
ポリスチレン樹脂に充填する場合にはスチレン系
樹脂を、ポリプロピレン樹脂に充填する場合には
ポリプロピレン系樹脂を採用すると良い。 ここで用いる熱可塑性樹脂2の厚さは、可及的
に薄くすることが好ましい。 つぎに本考案の実施例1及び2と比較例1の各
データを、表1に示す。
器、家電機器等の合成樹脂製ハウジング製品にお
いて、合成樹脂製ハウジング製品の電磁波障害を
防止するために利用される金属微細繊維に樹脂被
覆したマスターペレツトに関する。 〔従来技術と問題点〕 従来より情報機器、家電機器のハウジング分野
では製品の合成樹脂化が進んでいるが、合成樹脂
は情報機器等から発せられる不要電波を通過する
ため機器の画像の歪み、ノイズの発生、誤作動等
の電磁波障害が発生するという問題が近年表面化
してきた。 この電磁波障害を防止する方法として、材料樹
脂に金属繊維を配合することにより製品に導電性
を付与することが行われてきたが、この方法では
配合すべき金属繊維の均一分散が困難であるた
め、最終的に製品への導電性付与が不十分である
という問題点があつた。特に金属繊維を配合する
場合、素材の軽量化、混練機のスクリユー摩耗防
止、塗装の向上等の観点から金属繊維の配合量は
極力少なくすべきであり、そのためには金属繊維
の直径を小さくすることが望ましい。しかし金属
繊維の直径を小さくすると、樹脂との配合、混練
に際して金属繊維の均一分散がますます困難とな
つていた。 〔考案の目的〕 本考案は、直径2〜4.9μの金属微細繊維を5000
〜10000本集束して直径0.2〜2mmの金属微細繊維
束となし、この金属微細繊維束を熱可塑性樹脂で
被覆し、この熱可塑性樹脂で被覆した金属微細繊
維束を長さ1〜1.9mmに切断して得られることを
特徴とする金属微細繊維に樹脂被覆したマスター
ペレツトを提供することを目的とする。 〔考案の実施例〕 つぎに本考案の図面の実施例について説明す
る。 第1図は本考案の斜視図、第2図は同横断面図
であつて、符号1は金属微細繊維、2はこの金属
微細繊維を被覆する熱可塑性樹脂である。 ここで、金属微細繊維について述べると、その
素材はステンレス、黄銅、アルミニウム、ニツケ
ル、チタン、その他の合金が一般的であり、その
直径は2〜4.9μであり、直径が2μより小さいと樹
脂との混練時に折れてしまうため、電磁波遮断性
が低下し、実用的でなく、一方直径が4.9μより大
きいと同一の導電効果を得るために樹脂に充填す
べき充填材の配合量が増えるため不適当である。 また最終的に製品として切断された後の金属微
細繊維の長さは1〜1.9mmであり、長さが1mmよ
り短いと樹脂に充填した際に均一分散しても導電
性が悪く不適であり、一方長さが1.9mmより長い
と混練機への供給が不安定となり、不均一分散の
原因となる。 さらに金属微細繊維を熱可塑性樹脂2で被覆す
る際には、通常は金属微細繊維を集束してから被
覆することが一般的であり、通常500〜10000本、
特に5000〜10000本を集束すると良く、集束後の
金属微細繊維の径は0.2〜2mm、特に0.5〜1mmと
することが望ましい。第1図に示すように、本考
案の完成品は、比較的長い金属微細繊維集束を熱
可塑性樹脂で被覆したものをストランドカツター
等でカツトし、上記の寸法に仕上げるものであ
る。 つぎに熱可塑性樹脂2の素材については、特に
制限はないが、充填すべき樹脂と被覆すべき樹脂
の素材とを同質系にすることが好ましく、例えば
ポリスチレン樹脂に充填する場合にはスチレン系
樹脂を、ポリプロピレン樹脂に充填する場合には
ポリプロピレン系樹脂を採用すると良い。 ここで用いる熱可塑性樹脂2の厚さは、可及的
に薄くすることが好ましい。 つぎに本考案の実施例1及び2と比較例1の各
データを、表1に示す。
【表】
本考案は、上記の構成に係り、金属微細繊維を
熱可塑性樹脂へ均一的に配合するのに優れ、少量
の充填材であつても均一配合が可能であるため、
情報機器、家電機器等のハウジング分野、IC等
の静電気障害保護材分野、ガソリンタンク等の危
険物容器、薄膜電池、面発熱体等の材料に利用す
ると、良好な導電性、帯電防止性を発揮できる効
果がある。
熱可塑性樹脂へ均一的に配合するのに優れ、少量
の充填材であつても均一配合が可能であるため、
情報機器、家電機器等のハウジング分野、IC等
の静電気障害保護材分野、ガソリンタンク等の危
険物容器、薄膜電池、面発熱体等の材料に利用す
ると、良好な導電性、帯電防止性を発揮できる効
果がある。
第1図は本考案の斜視図、第2図は同横断面図
である。 1……金属微細繊維、2……熱可塑性樹脂。
である。 1……金属微細繊維、2……熱可塑性樹脂。
Claims (1)
- 直径2〜4.9μの金属微細繊維を5000〜10000本
集束して直径0.2〜2mmの金属微細繊維束となし、
この金属微細繊維束を熱可塑性樹脂で被覆し、こ
の熱可塑性樹脂で被覆した金属微細繊維束を長さ
1〜1.9mmに切断して得られることを特徴とする
金属微細繊維に樹脂被覆したマスターペレツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985074187U JPH0517920Y2 (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985074187U JPH0517920Y2 (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61190199U JPS61190199U (ja) | 1986-11-27 |
JPH0517920Y2 true JPH0517920Y2 (ja) | 1993-05-13 |
Family
ID=30614250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985074187U Expired - Lifetime JPH0517920Y2 (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517920Y2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5460504A (en) * | 1977-10-24 | 1979-05-16 | Toray Industries | Radio wave shielding material |
JPS5634449A (en) * | 1979-08-30 | 1981-04-06 | Mitsubishi Rayon Co | Electromagnetic shielding material |
JPS58212199A (ja) * | 1982-06-02 | 1983-12-09 | 東洋アルミニウム株式会社 | 電磁シ−ルド材料 |
JPS60133799A (ja) * | 1983-12-21 | 1985-07-16 | 株式会社東芝 | 電磁波シールド用マスターペレットの製造方法 |
-
1985
- 1985-05-21 JP JP1985074187U patent/JPH0517920Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5460504A (en) * | 1977-10-24 | 1979-05-16 | Toray Industries | Radio wave shielding material |
JPS5634449A (en) * | 1979-08-30 | 1981-04-06 | Mitsubishi Rayon Co | Electromagnetic shielding material |
JPS58212199A (ja) * | 1982-06-02 | 1983-12-09 | 東洋アルミニウム株式会社 | 電磁シ−ルド材料 |
JPS60133799A (ja) * | 1983-12-21 | 1985-07-16 | 株式会社東芝 | 電磁波シールド用マスターペレットの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61190199U (ja) | 1986-11-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS58150203A (ja) | 導電性ファイバ含有プラスチック成形用柱状部材 | |
US4530779A (en) | Conductive synthetic resin molding material | |
JP2008546193A (ja) | 導電性繊維を含むポリマーemiハウジング | |
JPS59152936A (ja) | 電磁しやへい性および剛性に優れたハイブリツト系樹脂組成物 | |
JPS5814457B2 (ja) | 電磁波遮蔽用導電性プラスチック組成物 | |
CN104470344A (zh) | 电磁屏蔽复合材料及其制备方法 | |
JPH0517920Y2 (ja) | ||
JPH03289004A (ja) | 導電性樹脂組成物 | |
JPH0136607Y2 (ja) | ||
EP0304435B1 (en) | Electrically conductive material for molding | |
JPH0245359B2 (ja) | ||
JPH0159884B2 (ja) | ||
JPH0419644B2 (ja) | ||
JPS6054967B2 (ja) | 導電性プラスチツクの製造方法 | |
US6214451B1 (en) | Formable antistatic resin molded article | |
DE10222541A1 (de) | Elektrisch leitendes Polymergehäuse für Prozeßsteuerungen | |
JPH0319862B2 (ja) | ||
JPS60134500A (ja) | 電磁波シ−ルド材料 | |
JPS61296066A (ja) | 導電性成形材料 | |
JPS63297459A (ja) | 導電性樹脂混和物 | |
KR20220054974A (ko) | 케이블 정리구 | |
JPS5923595A (ja) | 電磁波シ−ルド材料 | |
JPH0455461B2 (ja) | ||
JPH0657772B2 (ja) | 導電性エラストマ−組成物 | |
JPS63189208A (ja) | 導電性ポリ塩化ビニル樹脂ペレツトの製造方法 |