JPS63279001A - ボイラ排ガス温度制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、ボイラ出口排ガス温度の調整方法に係り、
部分負荷時においても、主ダクトとバイパスダクトへの
流量のかだよシを防止し最適排ガス温度で脱硝を行なう
温度制御方法に関する。

〈従来の技術及びその問題点〉 従来の脱硝装置前の排ガス温度制御は第２図に示すよう
に、節炭器バイパスダンパにおいてのみ開度調整を行な
い、ボイラ出口ダクトのダンパーは一定負荷時における
一定開度に固定しており、部分負荷時における開度調整
を行なう配慮がされていなかった。

上記従来技術は、一定負荷時には節炭器バイパスダンパ
の開度調整で排ガス温度調整が可能であるが、ボイラ負
荷が大きく変動した場合、ボイラ出口ダクト側のダンパ
開度が一定であるため、両方のダクトへ流れるガス流量
が圧力損失差によシ大きなアンバランスを生じるという
問題があった。

従ってボイラ出口ダクトのダンパも押込通風機空気量と
ボイラ出口温度の監視により開度調整することにより、
最適な流量バランスと排ガス温度の調整を行ない温度範
囲が制限される後流側の脱硝装置入口温度を適正にする
手段の提供が必要である。

く手段の概要〉 この発明はボイラ節炭器をバイパスして排ガスを脱硝装
置前に供給してボイラの排ガス温度を制御する。方法に
おいて、節炭器出口の排ガス温度と燃焼用押込通風機出
口の風量を検知し、それら数値号を記憶と指令信号を出
す制御箱に送り、節炭器後流の主排ガスダンパを複数段
の開度制御をし、また脱硝装置の入口の排ガス温度信号
を前記制御箱に送りその指令によりバイパスダンパを制
御するボイラ排ガス温度制御方法である。

〈実施例１） 第１図にこの発明の制御系統図を示す。燃焼用空気は押
込通風機２によシラインドボックス１５へ供給され、バ
ーナ１４の燃焼用に使用される。

燃焼ガスは節炭器３を通過してボイラ出口ダクト５へ出
るが、低負荷時には節炭器３出口温度が低下するため、
燃焼ガスは節炭器バイパスダクト４へ分岐し、脱硝装置
１１０入口温度が一定になるように、温度計１０の温度
信号を制御箱１６に送りその指令でダンパ６の開度を調
整する。さらに、ダンパ７は流量計７とボイラ出口の温
度計１６の信号を制御箱（記憶と指令信号を出す）１６
に送りその指令によシ開度を５段に調整する制御を行な
っている。すなわち細い制御をせず６段階の（この実施
例では）ステップ変化をさせるものである。

すなわちダンパ７については荒い６段階の開度制御をし
、排ガスのバイパス流路のダンパ６について温度計１０
の信号によシ連結する細いダンパ開度制御を行なうもの
である。

く作　　用〉 たとえば低負荷時には、ボイラ出口温度が低下するため
、脱硝装置１１人口温度を一定にするためにはダンパ７
の開度を絞り、ダンパ６の開度を上げる。逆に負荷がＭ
ＣＲ近くなると、燃焼ガスのほぼ全量をボイラ出口ダク
ト５へ流すため圧力損失を小さくするため、ダンパ７の
開度を上げる。この時ダンパ６は絞られる。このように
して各負荷における温度コントロールを容易に行なう。

ただし、常時ダンパ７をコントロールすると、ダンパ７
の動きが激しくなシ、逆にフローアンバランスを生じる
原因となるため、ダンパ７の開度調整は２〜３段にセッ
トして行なう。

く効　　果さ この発明を実施することによりボイラ出口ダクトと節炭
器バイパスダクトに取付けられた２つのダンパを制御す
ることによシ、入口温度条件が制限される脱硝装置へ送
るガス温度を、負荷変動があった場合にも流量のアンバ
ランスを生じることなく調整することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す制御系統図、第２図
は従来の制御系統図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ボイラ節炭器をバイパスして排ガスを脱硝装置前に
   供給してボイラの排ガス温度を制御する方法において、
   節炭器出口の排ガス温度と燃焼用押込通風機出口の風量
   を検知し、それら数値を記憶と指令信号を出す制御箱に 送り、節炭器後流の主排ガスダンパを複数段の開度制御
   をし、また脱硝装置の入口の排ガス温度信号を前記制御
   箱に送りその指令によりバイパスダンパを制御すること
   を特徴とするボイラ排ガス温度制御方法。