JPS63278290A - 半導体レ−ザおよびその使用方法 - Google Patents

半導体レ−ザおよびその使用方法

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JPS63278290A
JPS63278290A JP11292187A JP11292187A JPS63278290A JP S63278290 A JPS63278290 A JP S63278290A JP 11292187 A JP11292187 A JP 11292187A JP 11292187 A JP11292187 A JP 11292187A JP S63278290 A JPS63278290 A JP S63278290A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分腎] この発明は、例えば光通信等で使用する複数の波長で発
光する半導体レーザおよびその使用方法に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
第8図は、例えばE 1eetron、 L ett、
、vol、18.N。
1、 p、 18 (1982)に示された従来の多波
長発振型の半導体レーザの構造を示す断面図である。
この図において、1はn −1n Pからなる基板、2
はn−InPからなるクラッド層、3ばGa、II n
、−、、A sy、P I−ylからなる活性層、4(
よn −I nPからなるクラッド層、5はG nx2
1 nx−X2 A、 5yzP+−yzからなる活性
層、6はn−InPからなるクラッド層、7はZn拡散
p4領域、8は絶縁膜、9はn−電極、10a、10b
ばp−電極、a、 bは発光部である。
次にこの半導体レーザの製造工程について説明する。
まず、n−1nPからなる基板1に、クラッド層2とな
るn−InP層、活性層3となるG axt I n5
−xxA Sy jP I−y +層、クラッド層4と
なるn−1nP層。
活性層5となるG nx21. nx−X2Asy2P
 t−yzJ! yさらにクラッド層6となるn−In
P層を成長させる。
次に、その一部をクラッド層4となるn−InP層まで
エツチングを行った後、エツチングを行った部分と行オ
)ない部分に、それぞれクラッドN2となるn−InP
[、およびクラ・ンド層4となるn−−:InP層まで
達するようにZnを熱拡散させ、Zn拡散p+領域7を
形成する。
次に、表面に絶縁膜8を形成し、それぞれの拡散部表面
に窓あけを行う。そして、この部分にp−電極10a、
10bを形成し、さらに基板1の裏面にn−電極9を形
成することに」:す、第6図に示した半導体レーザが得
られる。
次に動作について説明する。
p−電極10aがプラス、n−電極9がマイナスになる
ように電圧を印加して電流を注入すると、G ILvl
、 l n、−、BA syl i:) 1−ylから
なる活性H3のZn拡散p+領域7による接合部分(発
光部a)で発光し、この後、紙面と平行な面に作られた
反射面(共振器)内でレーザ発振が起こり、レーザ光が
紙面と垂直な方向に取り出される。。
同様にp−電極10bがプラス、n−電極9がマイナス
になるように電圧を印加して電流を注入すると、 G 
axz I nl−X2ASY2P L−Y2からなる
活性層5のZn拡散p+領域7(こよろ接合部分(発光
部b)で発光し、レーザ光が紙面と垂直な方向に取り出
される。
この半導体レーザでは、活性層3と活性層5の組成が違
うため、それぞれ異なった波長でレーザ発振する。した
がって、1個の半導体レーザデツプで2つの波長のレー
ザ光が得られる。)〔発明が解決しようとする問題点〕 上記のような従来の半導体レーザは、2つの波長のレー
ザ光の発光部a、bの位置が異なっているため、外部の
光ファイバ等に光を結合させるためにY字状の光結合器
などを使用しなければならず、結合効率も低いという問
題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、外部の光ファイバ等との結合が賽易であり、いず
れの波長に対しても高い結合効率を実現できる多波長発
振型の半導体レーザおよびその使用方法を得ることを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕  ′この発明に係る
半導体レーザは、単一共振器内におけるレーザ光の伝搬
方向の同一光路上に配置されたエネルギー準位の構造の
異なる複数個の量子井戸活性層と、共振器の少なくとも
一方の反射器と1ノでの回折格子とを備えるとともに、
量子井戸活性層および回折格子のそれぞれに独立に電流
の注入が1)能な電極構成としたものであろ1゜また、
この発明に係る半導体レーザの使用方法は、単一共振器
内におけるレーザ光の伝搬方向の同一光路上に配置され
たエネルギー準位の構造の異なる複数個の量子井戸活性
層と、共振器の少なくとも一方の反射器としての回折格
子とを備えるとともに、量子井戸活性層および回折格子
のそれぞれに独立に電流の注入が可能な電極構成とした
半導体レーザの量子井戸活性層の少なくとも1つに、レ
ーザ発振が起こるしきい値未満の電流を注入しておき、
外部から共振器の一端面を介して光を入射結合させ、回
折格子のブラッグ反射条件を満たす波長のレーザ光を出
射させるものである。
〔作用〕
この発明の半導体レーザにおいては、電流を注入すると
量子井戸活性層毎に固有の波長で発光17、回折格子の
ブラッグ反射条件を満たす波長の光のみでレーザ発振す
るが、回折格子に注入する電流量を変化させると、屈折
率の変化に伴ってブラッグ反射条件も変化し、異なった
波長でレーザ発振する。
また、乙の発明の半導体レーザの使用方法においては、
共振器の一端面を介して入射結合させる光のうち、回折
格子のブラッグ反射条件を満たす波長の光のみがレーザ
光として出射される。
〔実施例〕
第1図はこの発明の半導体レーザの一実施例の構造を示
す共振器方向の断面図、第2図(a)、(b)は、第1
図のA−A’部およびB−B’部におけるエネルギーバ
ンド構造図である。
これらの図において、1)はn +−G a A sか
らなる基板、12はn−A l vGal−zA、 S
からなるクラッド層、13はn−A l yG a、−
、、A sからなる光導波路層、14a、14bはA 
l xG al−xA、 sからなる量子井戸活性層で
、それぞれの厚さはL 21) L、□どなっている(
L71〈L2□)。15はp −A 1 yG at−
yA、 sからなる先導波路層、16はp −A l 
zG +1l−vAsからなるクラッド層、17はp”
−GaAsからなるコンタクト層、18は回折格子、1
9はn−電極、20a、20bはp−電極、21は価電
子帯、22は伝導帯である。
次に動作原理について説明する。
薄い半導体層を禁制帯幅の大きい半導体バリア層で挾ん
だ場合、この薄い半導体層は第3図に示すようなポテン
シャルの井戸を形成1ツ、この井戸に閉じ込められた電
子・(ま、h +、;を止孔Q)の固有エネルギーEn
(伝導帯の底から測った場合)はS ehrOding
er方程式より En−−4〜(二’−) n ”  n = 1.2.
3.−  (1)2me  L。
となり、離散的なエネルギー準位を形成する。ここで、
M*′Tは電子の有効質量2本はブランク定数りを2π
で割ったもの(いわゆるディラックのh)。
L2は量子井戸層の厚さである、。
乙のように電子は量子化されたエネルギーEllを持ち
、その状態密度ρ(E)は第4図に示すように、バルク
結晶では破線で示すような放物線型で\−! あったものが、量子井戸中では実線で示すように階段型
となる。
したがって、量子井戸層を活性層とし、両側を禁制帯幅
の大きいp型半導体層、n型半導体層とすると、キャリ
ア(電子および正孔)と光を閉じ込めることができ、量
子井戸層を活性層とする量子井戸型の半導体レーザな構
成する乙とができる。
このようにして構成された量子井戸型の半導体レーザの
、n−1のエネルギー準位におけるエネルギー差は、そ
の活性層の禁制帯幅が同じ組成材料で作られていれば、
伝導帯の底と価電子帯の天井のエネルギー差で発振する
通常のダブルヘテU接合型半導体レーザに比べて大きく
、より短波長で発振する。
また、量子井戸型の半導体レーザでは、エネルギー準位
が離散的であるため、そのスペクトル線幅も狭く難色性
の良いし=ザ光が得られろ。
また、第(1)式から明らかなように、同じ組成。
材料で作られていても、量子井戸層の厚さを、例えば第
5図(a)、(b)に示すようにLzt)Lzzと変え
ることにより、エネルギー準位を変えることができ、発
光波長を変えることができる。そこで、共振器内のレー
ザ光の伝搬方向の同一光路上に活性層として厚さを変え
た量子井戸層を設ければ、それぞれの活性層のエネルギ
ー準位に応した発光が起こる、。
次に、この発明の半導体レーザの動作について第1図を
用いて説明する。
量子井戸活性層14a、14bは同じ組成材料のA R
xG al−xA sで作られているが、厚さが異なっ
ているため、量子井戸活性層14aと量子井戸活性層1
4bでζま、第(1)式から明らかなように、離散的な
エネルギー準位も変化し、厚さが大きい量子井戸活性層
14bの方で伝導*22の底から測ったエネルギーが小
さくなっている。
したがって、量子井戸活性層14a、14bの厚さり、
、、Lア2の値を適当に(1−21< I−z2)設計
すると、量子井戸活性層14bのn = 1とn−2の
エネルギー準位の間に量子井戸活性層14aのn = 
1のエネルギー準位を設定することができる。
このようなエネルギー準位を持つ量子井戸活性層14a
、14bが1つの共振器内で継続配置された半導体レー
ザでは、これらのエネルギー準位間で異なるエネルギー
差を持つため、いくつかの波長で発光させることが可能
であり、なんらかの波長を選択する機能があれば、これ
らのうちの特定のエネルギー準位間に対応する波長でレ
ーザ発振を起こさせることができる。
この発明の半導体レーザは、第1図に示したように、共
振器の一方の反射器として、n  A l yGap−
yAsからなる光導波路層13と、n−A12Ga+−
zA−sからなるクラッド層12の界面の一部に共振器
の一方の反射器と1ノでの回折格子18が設けられてい
るため、乙の回折格子18のブラッグ反射条件を満たす
波長に対応する特定のエネルギー準位の光で1.・−ザ
発振する(なお、もう一方の共振器の反射器は何間等で
形成されている。第1図では左側の側面の部分である。
)。
そして、乙の回折格子18にp−電極20bとn−電極
19間で電流を注入すると、注入キャリア数(電流量)
に応じて先導波路層13,15の屈折率が変わることに
より、光にとっては実効的に回折格子18の周期長が変
わることになる。
すなわち、量子井戸活性層14a、14bにp−電極2
0aとn−電極19間で電流を注入すると前述したよう
に量子井戸活性層14a、14bがもつエネルギー準位
のうち、回折格子18のブラッグ反射条件を満たす波長
に相当する特定のエネルギー準位の光でレーザ発振が生
じるが、回折格子18への注入電流を変えることによっ
て異なったエネルギー準位でレーザ発振を起こさせるこ
とができ、それぞれのエネルギー準位に相当する異なっ
た波長のレーザ光を得ることができる。
なお、上記実施例ではp−電極20ale量子井戸活性
層14a、14bに対して共通に構成したが、第6図の
実施例に示すように、量子井戸活性層14a、14bに
対して独立にp−電極20a、。
201□を設け、必要に応じて量子井戸活性層14a、
14bのいずれかに電流注入を行うようにしてもよい1
、 また、上記実施例では量子井戸間のエネルギー準位を変
えろために量子井戸層の厚みを変えた場合について説明
したが、第7図(a)、(b)に示すように、量子井戸
層の厚みを変えずに(Lz1=L2□)、例えばAIX
GIL□−X A sにおける組成比Xを変えた量子井
戸活性層23a、23bを用いても同様の効果を奏する
また、上記実施例では異なるエネルギー準位をもつ量子
井戸活性[14a、14bまたは23a。
23bの数が2つの場合について説明17たが、乙の発
明はこれに限定されるものでなく、異なるエネルギー準
位をもつ量子井戸活性層を3つ以ヒ設けてもよいほか、
量子井戸の厚さの異なるものと材料組成の異なるものと
をそれぞれ組み合せてもよい。
また、上記実施例ではGaA、s系の半導体レーザにつ
いて説明17なが、■nP系や他の材料系のものについ
ても同様であることはいうまでもない。
また、この発明の半導体レーザの特殊な使用方法として
、異なる発光波長を持つ複数の量子井戸(]3) 活性層14a、14bの少なくとも一方、あるいは量子
井戸活性層23a、23bの少なくとも一方に、レーザ
発振を起こすしきい値近傍まで順バイアスしておき、共
振器端面を複数の波長の混った光を外部から入射結合さ
せれば、ブラ・ソゲ反射条件を満たす特定の波長の光の
みを麿択的に増幅し゛(レーザ光として取り出すことが
可能であり、このように使用する乙とによって光による
スイッチング、直接的な増幅等を行うことができる。
[発明の効果] この発明の半導体レーザは以上説明したとおり、単一共
振器内におけるレーザ光の伝搬方向の同一光路上に配置
されたエネルギー準位の構造の異なる複数個の量子井戸
活性層と、共振器の少なくとも一方の反射器としての回
折格子とを備えるとともに、量子井戸活性層および回折
格子のそれぞれに独立に電流の注入が可能な電極構成と
したので、回折格子に注入ずろ電流量を制御するだけで
、波長の異なるレーザ光を1個の半導体1.・−ザの1
点から得ろことができ、安価で精度J:<外部の光ファ
イバ等に接続できるという効果がある。
また、この発明の半導体レーザの使用方法は以−F説明
したとおり、単一共振器内におけるレーザ光の伝搬方向
の同一光路上に配置されたエネルギー準位の構造の異な
る複数個の量子井戸活性層と、共振器の少なくとも一方
の反射器としての回折格子とを備えるとともに、量子井
戸活性層および回折格子のそれぞれに独立に電流の注入
が可能な電極構成とした半導体レーザの量子井戸活性層
の少なくとも1つに、レーザ発振が起こるし2きい値未
満の電流を注入しておき、外部から共振器の一端面を介
して光を入射結合させ、回折格子のブシッグ反射条件を
満たす波長のレーザ光を出射させるので、・多波長発振
型の半導体レーザの光によるスイッチングが可能になる
ほか、光増幅器、センサ等として広い範囲に応用するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の半導体レーザの一実施例の構造を示
す共振器方向の断面図、第2図は、第1図に示した半導
体レーザのエネルギーバンド構造を説明するための図、
第3図は量子井戸構造を説明するための図、第4図は量
子井戸の状態密度とエネルギー準位の関係を示す図、第
5図は量子井戸層の厚さとエネルギー準位の関係を説明
するための図、第6図はこの発明の半導体し・−ザの他
の実施例の構成を示す共振器方向の断面図、第7図;ま
量子井戸層の組成、材料とエネルギー準位の関係を説明
するための図、第8図は従来の多波長発振型の半導体レ
ーザの構造を示す図である。 図において、1)は基板、12.16+まクラッド層、
13,15は先導波路層、14a、14b。 23a、23bは量子井戸活性層、18は回折格子、1
9はn−電極、20a、20bはp  7!極、21は
価電子帯、22は伝導帯である。 なお、各図中の同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)単一共振器内におけるレーザ光の伝搬方向の同一
    光路上に配置されたエネルギー準位の構造の異なる複数
    個の量子井戸活性層と、前記共振器の少なくとも一方の
    反射器としての回折格子とを備えるとともに、前記量子
    井戸活性層および前記回折格子のそれぞれに独立に電流
    の注入が可能な電極構成としたことを特徴とする半導体
    レーザ。
  2. (2)複数個の量子井戸活性層のそれぞれは、同じ組成
    の材料から構成され、層厚のみが異なるものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の半導体レ
    ーザ。
  3. (3)複数個の量子井戸活性層のそれぞれは、同じ層厚
    で、組成が異なる材料から構成されたものであることを
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の半導体レー
    ザ。
  4. (4)単一共振器内におけるレーザ光の伝搬方向の同一
    光路上に配置されたエネルギー準位の構造の異なる複数
    個の量子井戸活性層と、前記共振器の少なくとも一方の
    反射器としての回折格子とを備えるとともに、前記量子
    井戸活性層および前記回折格子のそれぞれに独立に電流
    の注入が可能な電極構成とした半導体レーザの前記量子
    井戸活性層の少なくとも1つに、レーザ発振が起こるし
    きい値未満の電流を注入しておき、外部から共振器の一
    端面を介して光を入射結合させ、前記回折格子のブラッ
    グ反射条件を満たす波長のレーザ光を出射させることを
    特徴とする半導体レーザの使用方法。
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