JPS6327486Y2 - - Google Patents

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JPS6327486Y2
JPS6327486Y2 JP1982163468U JP16346882U JPS6327486Y2 JP S6327486 Y2 JPS6327486 Y2 JP S6327486Y2 JP 1982163468 U JP1982163468 U JP 1982163468U JP 16346882 U JP16346882 U JP 16346882U JP S6327486 Y2 JPS6327486 Y2 JP S6327486Y2
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JP1982163468U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両用FMラジオ、特にFM受信波を
増幅検波しこの検波出力を更にチヤンネル分離し
てFM再生し、ASC回路を用いて検波出力のチヤ
ンネル分離度を制御する車両用FMラジオの改良
に関する。
一般に、FMラジオにより良質な音声を得よう
とする場合には、SN比が一定値以上であること
が必要である。しかし、車両用FMラジオにおい
ては、ラジオ入力電圧が変動するため、車両走行
中にSN比を常に一定レベル以上に保持すること
が難しいという問題があつた。このため、従来の
車両用FMラジオにおいては、ラジオ入力電圧が
低くなるとステレオ再生よりもモノラル再生の方
がSN比がよくなるということに着目し、ラジオ
入力電圧がある一定値以下になるとFM検波出力
のチヤンネル分離度を意図的に低下させ、SN比
の低下を防止するという対策が講じられていた。
また、車両用FMラジオにおいては、車両走行
中にマルチパス雑音が発生し、該マルチパス雑音
によりSN比が低下するという問題があつた。そ
こで、前記と同様にして、マルチパス雑音の歪量
により、FM検波出力のチヤンネル分離度を意図
的に低下させ、SN比の低下を防止するという対
策が講じられていた。
第1図には、このような従来の車両用FMラジ
オのブロツク回路が示されており、アンテナ10
により受信されたFM受信波100は高周波増幅
回路12、中間周波増幅回路14を介して増幅さ
れた後検波回路16にて検波され、この増幅検波
出力102はMPX回路18において左右の2チ
ヤンネルのL信号104、R信号106にチヤン
ネル分離される。このようにしてチヤンネル分離
された各信号104,106は、各オーデイオ増
幅回路20,22にそれぞれ入力され左右のスピ
ーカ24,26からFM再生される。
前記中間周波増幅回路14、検波回路16に
は、それぞれ、ラジオ入力電圧のレベルを検出す
るレベル検出回路28及びマルチパス雑音の歪量
を検出するマルチパス歪検出回路30が接続さ
れ、レベル検出回路28の検出信号108及びマ
ルチパス歪検出回路30の検出信号110は、加
算器32で加算され、加算器32からのASC回
路作動信号111は、MPX回路18内のASC回
路34に供給される。該ASC回路34はASC回
路作動信号111に基づいてMPX回路18のチ
ヤンネル分離度を制御し、これにより、SN比の
低下を防止している。すなわち、ラジオ入力電圧
のレベルが高くかつマルチパス雑音の歪量が少な
い場合には、チヤンネル分離度を大きくし、ま
た、ラジオ入力電圧が低い場合あるいはマルチパ
ス雑音の歪量が大きい場合の一方もしくは両方の
場合には、ASC回路34が作動してチヤンネル
分離度を意図的に低下させスピーカ24,26で
出力される音声信号のSN比の低下を防止してい
る。なお、通常の場合、チヤンネル分離度はステ
レオ状態からモノラル状態まで制御され、チヤン
ネル分離度に対応したSN比は、20〜25dB以上か
ら0dBまで制御される。
以上のように、従来の車両用FMラジオにおい
ては、ラジオ入力電圧のレベルが低下した場合あ
るいはマルチパス雑音の歪量が増大した場合のい
ずれか一方もしくは両方の場合には、ASC回路
が作動してチヤンネル分離度を低下させ、これに
より、SN比の低下を防止することができる。
しかしながら、このような従来の車両用FMラ
ジオにおいては、ASC回路が作動した場合にチ
ヤンネル分離度が低下するので、拡がり感が低下
し、更に、音像定位位置が片寄り、このため、
ASC回路本来の雑音抑制効果を十分に発揮する
ことができないという欠点があつた。
また、従来の改良された車両用FMラジオとし
て、ASC回路の作動範囲を狭く設定し、これに
より、拡がり感の減少及び音像定位位置の片寄り
が発生する範囲を狭くしたものがあるが、このよ
うな車両用FMラジオにおいては、マルチパス雑
音の発生時(強電界入力時に多い)あるいは弱入
力電圧時(微弱電界入力時)等の場合に、ASC
回路によりSN比の低下を防止することができな
いという欠点があつた。
本考案は前記従来の課題に鑑み為されたもので
あり、その目的は、拡がり感の減少及び音像定位
位置の片寄りをエコーによつて抑制し、ASC回
路本来の雑音抑制効果を十分に発揮することがで
きる車両用FMラジオを提供することにある。
前記目的を達成するために本考案は、FM受信
波を増幅検波する増幅回路及び検波回路と、 前記検波出力が入力され該出力をチヤンネル分
離してFM再生するMPX回路と、を含み、 前記MPX回路には、チヤンネル分離度を制御
するASC回路が設けられ、FM受信波の状態に応
じて検波出力のチヤンネル分離度を制御する車両
用FMラジオにおいて、 前記MPX回路にはエコー発生回路が接続され、
該エコー発生回路にはMPX回路出力のLチヤン
ネル及びRチヤンネル用のそれぞれのフイードバ
ツク系が設けられ、各チヤンネル毎に所定のエコ
ーが検波出力に与えられ、 前記ASC回路の制御信号が前記エコー発生回
路の各チヤンネル毎に設けられたエコー量調整部
の制御信号として供給され、 ASC回路の作動状態でエコー発生回路が作動
され、 かつ、該ASC回路の作動状態ではASC回路の
作動量の増大に対応してエコー発生回路のエコー
量を増大制御することを特徴とする。
以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を
説明する。
第2図には、本考案の実施例による車両用FM
ラジオが示されている。なお、第2図において、
第1図と同一部材には同一符号を付し説明を省略
する。
本考案において特徴的なことは、ASC回路の
作動量に対応してエコーを発生するエコー発生回
路を設けたことであり、このエコー発生回路のエ
コーにより、拡がり感の減少、音像定位位置の片
寄りを抑制することができる。すなわち、実施例
においては、MPX回路18とオーデイオ増幅回
路20,22との間にエコー発生回路36が設け
られており、以下、エコー発生回路36の構成に
ついて説明する。
エコー発生回路36において、エコーを発生す
るために、ローパスフイルタ38、遅延回路4
0、ローパスフイルタ42及び帰還量を決定する
低抗44からなるLチヤンネル用のフイードバツ
ク系が設けられ、同様にして、ローパスフイルタ
46、遅延回路48、ローパスフイルタ50及び
帰還量を決定する抵抗52からなるRチヤンネル
用のフイードバツク系が設けられ、ローパスフイ
ルタ38,46には、それぞれ、MPX回路18
のL信号104、R信号106が供給されてい
る。ローパスフイルタ42,50からのエコー信
号112,114は、それぞれ、電子ボリユーム
54,56に供給されてそのエコー量が制御さ
れ、フイードバツク系を介さないMPX回路18
からのL信号104、R信号106と加算された
後、オーデイオ増幅回路20,22に供給され
る。
そして、ASC回路34の作動状態でのみエコ
ー発生回路36を作動させ、かつ該ASC回路3
4の作動状態ではASC回路34の作動量の増大
に対応してエコー発生回路36のエコー量を増大
するために、前記電子ボリユーム54,56が設
けられている。すなわち、加算器32からの
ASC回路作動信号111は、ASC回路34に供
給されるだけでなく、ASC作動量と電子ボリユ
ーム作動量とを一致させる調整抵抗58を介し
て、電子ボリユーム54,56に供給されてい
る。従つて、ASC回路34の作動量が増大した
場合には、ASC回路作動信号111により、電
子ボリユーム54,56の抵抗値が減少し、これ
により、エコー発生回路36のエコー量を増大制
御することができる。
なお、遅延回路40,48としては、例えば、
電荷転送素子(BBD)を用いることが好適であ
り、また、電子ボリユーム54,56としては、
例えば、シーメンス社製TDA4290−2等のアナ
ログ入力用電子ボリユームを用いることが好適で
ある。
本考案の好適な実施例は以上の構成から成り、
以下その作用を第3図に基づいて説明する。
第3図において、Aには、ラジオ入力とSN比
との関係が示され、Bには、ラジオ入力とASC
回路の作動量との関係が示され、Cには、ラジオ
入力とチヤンネル分離度との関係が示され、Dに
は、ラジオ入力と電子ボリユームの抵抗値との関
係が示され、Eには、ラジオ入力とエコー量との
関係が示されている。
まず、ラジオ入力がレベルl1以上である場合、
SN比は一定値であり、ASC回路34は作動せ
ず、チヤンネルは完全に分離されステレオ状態と
なつている。そして、この状態では、電子ボリユ
ーム54,56の抵抗値は大きくエコー発生回路
36は作動しないのでエコー量は0となつてい
る。
次に、ラジオ入力がレベルl1とl2との間である
場合には、ラジオ入力電圧が低下しているが、
SN比はほぼ一定値を維持している。これは、前
述したように、ASC回路34によるものであり、
ASC回路の作動量が増大しチヤンネル分離度を
低下させ、モノラル状態とすることによりSN比
をほぼ一定としているのである。そして、この状
態で従来の車両用FMラジオでは拡がり感が減少
し音像定位位置が片寄るという問題があつたが、
実施例においては、電子ボリユーム54,56の
低抗値が減少しエコー量が増大するので、ASC
回路34の作動による拡がり感の減少及び音像定
位位置の片寄りをエコーによつて抑制することが
できる。
更に、ラジオ入力がレベルl2以下である場合に
は、チヤンネル分離度は0でありモノラル状態と
なつており、上記と同様の作用により、電子ボリ
ユーム54,56の抵抗値は0となり、エコー量
は一定レベルを維持している。
以上のように、本考案の実施例によれば、拡が
り感の減少及び音像定位位置の片寄りをエコーに
よつて抑制し、ASC回路本来の雑音抑制効果を
十分に発揮することができる。
以上説明したように、本考案によれば、ASC
回路の作動量に対応して作動するエコー発生回路
を設けたので、ASC回路の作動による拡がり感
の減少及び音像定位位置の片寄りをエコーによつ
て抑制し、ASC回路本来の雑音抑制効果を十分
に発揮することができる。従つて、走行中の車両
内においても常に良好な音声を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車両用FMラジオのブロツク回
路図、第2図は本考案の実施例による車両用FM
ラジオのブロツク回路図、第3図は本考案の実施
例による車両用FMラジオの作用を示すグラフ図
である。 18……MPX回路、34……ASC回路、36
……エコー発生回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 FM受信波を増幅検波する増幅回路及び検波回
    路と、 前記検波出力が入力され該出力をチヤンネル分
    離してFM再生するMPX回路と、を含み、 前記MPX回路には、チヤンネル分離度を制御
    するASC回路が設けられ、FM受信波の状態に応
    じて検波出力のチヤンネル分離度を制御する車両
    用FMラジオにおいて、 前記MPX回路にはエコー発生回路が接続され、
    該エコー発生回路にはMPX回路出力のLチヤン
    ネル及びRチヤンネル用のそれぞれのフイードバ
    ツク系が設けられ、各チヤンネル毎に所定のエコ
    ーが検波出力に与えられ、 前記ASC回路の制御信号が前記エコー発生回
    路の各チヤンネル毎に設けられたエコー量調整部
    の制御信号として供給され、 ASC回路の作動状態でエコー発生回路が作動
    され、 かつ、該ASC回路の作動状態ではASC回路の
    作動量の増大に対応してエコー発生回路のエコー
    量を増大制御することを特徴とする車両用FMラ
    ジオ。
JP16346882U 1982-10-28 1982-10-28 車両用fmラジオ Granted JPS5967055U (ja)

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JP16346882U JPS5967055U (ja) 1982-10-28 1982-10-28 車両用fmラジオ

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JP16346882U JPS5967055U (ja) 1982-10-28 1982-10-28 車両用fmラジオ

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Publication Number Publication Date
JPS5967055U JPS5967055U (ja) 1984-05-07
JPS6327486Y2 true JPS6327486Y2 (ja) 1988-07-25

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ID=30358672

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JP16346882U Granted JPS5967055U (ja) 1982-10-28 1982-10-28 車両用fmラジオ

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JP (1) JPS5967055U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5234492A (en) * 1975-09-12 1977-03-16 Hitachi Ltd Method of treating trimming scrap
JPS5695433A (en) * 1979-12-27 1981-08-01 Suzuki Motor Co Ltd Working method of motorcycle gasoline tank

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5234492A (en) * 1975-09-12 1977-03-16 Hitachi Ltd Method of treating trimming scrap
JPS5695433A (en) * 1979-12-27 1981-08-01 Suzuki Motor Co Ltd Working method of motorcycle gasoline tank

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JPS5967055U (ja) 1984-05-07

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