JPS63274867A - 過酸化物活性化物質測定用試験組成物およびそれを担持した試験具 - Google Patents

過酸化物活性化物質測定用試験組成物およびそれを担持した試験具

Info

Publication number
JPS63274867A
JPS63274867A JP10859187A JP10859187A JPS63274867A JP S63274867 A JPS63274867 A JP S63274867A JP 10859187 A JP10859187 A JP 10859187A JP 10859187 A JP10859187 A JP 10859187A JP S63274867 A JPS63274867 A JP S63274867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
formula
poly
test
hydroperoxyisopropylphenyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10859187A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Ichikawa
秀二 市川
Katsuya Fujii
藤井 克也
Takeo Nomura
武男 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP10859187A priority Critical patent/JPS63274867A/ja
Publication of JPS63274867A publication Critical patent/JPS63274867A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は過酸化物活性化物質測定用試験組成物およびそ
れを担持した試験具に関する。さらに詳しくは本発明は
有機ヒドロペルオキシドとしてポリ(α−ヒドロペルオ
キシイソプロピル)フェニル化合物を使用した上記試験
組成物および試験具に関する。本発明によって提供され
る組成物および試験具は過酸化物活性化物質例えば血液
またはヘモグロビンの検出に有効に利用される。
尿、糞便または嘔吐物等の中に血液またはヘモグロビン
が含まれている場合には腎臓、胃、腸等泌尿器または消
化器系において炎症、潰瘍等の何らかの疾病が進行して
いるものと推定しうる。
従ってこれらの疾病を速やかに診断、治療するためには
上記尿、糞便、嘔吐物等中の血液またはヘモグロビン(
潜血)を正確に検出することが重要である。本発明の組
成物および試験具はこのような潜血の検査に好適に使用
される。
[従来技術およびその問題点] 潜血検出用試験具は、有機ヒドロペルオキシド、呈色指
示薬および必要により緩衝剤、湿潤剤、活性剤および安
定剤を含浸する担体からなり、試料中にヘモグロビンが
存在すると有機ヒドロペルオキシドが活性化されて発生
期の酸素を生じ、これによって指示薬が酸化されて発色
する。有機ヒドロペルオキシドとして従来2.5−ジメ
チルヘキサン−2,5−ジヒドロペルオキシドおよびク
メンヒドロペルオキシドが知られている。これらの過酸
化物は実用化されてはいるが経時的安定性がないため検
出感度の低下が著しいこと、ビタミンCが試料尿中に含
まれている場合に偽陰性と判断されること、尿中成分検
出用多項目試験片の場合、隣接する他の試験片を変色さ
せ、性能低下をもたらすこと、呈色感度が低いこと等の
欠点がある。これらの欠点を改良したヒドロペルオキシ
ドとして近年クメンヒドロペルオキシドのベンゼン環に
Cアルキル基、CΩ、B’r 、I 、 N O2また
はカルボキシル基が置換した化合物が提案されている(
特開昭59−190663号公報)。この過酸化物は従
来のものよりかなり改善されてはいるが経時的安定性が
充分満足できるものではなかった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記の欠点のない試験組成物および試験具を提
供せんとするものであり、本発明は下記の試験組成物お
よび試験具よりなる。
1)分子中にα−ヒドロペルオキシイソプロピルフェニ
ル基を3乃至7個含むポリ(α−ヒドロペルオキシイソ
プロピルフェニル)化合物および酸化呈色指示薬を含有
する過酸化物活性化物質測定用試験組成物。
2)ポリ(α−ヒドロペルオキシイソプロピルフェニル
)化合物が下記式(I)または(II)で示される化合
物である第1項記載の組成物。
R ■ 上記式中Rは式 H3 を示し、nは1乃至5の整数を示す。
3)ポリ (α−ヒドロペルオキシイソプロピルフェニ
ル)化合物が式(II)においてnが1の化合物である
第2項記載の組成物。
4)ポリ (α−ヒドロペルオキシイソプロピルフェニ
ル)化合物が式(II)においてnが3の化合物である
第2項記載の組成物。
5)酸化呈色指示薬がオルトトリジン、ベンジジンまた
はロイコマラカイトグリーンである第1項乃至第4項の
いずれかの項に記載の組成物。
6)一般式(I)または(II) 〔式中Rは式 H3 を示し、nは1乃至5の整数を示す。〕を有するポリ(
α−ヒドロペルオキシイソプロピルフェニル)化合物お
よび酸化呈色指示薬を含有する組成物を担体に担持させ
た過酸化物活性化物質測定用試験具。
7)担体がン戸紙、ガラス繊維またはプラスチック素材
からなる不織布である第6項記載の試験具。
本発明の化合物において、それぞれのα−ヒドロペルオ
キシイソプロピルフェニル基は直鎖状あるいは分岐鎖状
のいずれの分子に結合していてもよい。さらに本発明の
化合物は前記呈色指示薬の発色を阻げない置換基、例え
ばハロゲン原子(CL  Br、  ■)、ニトロ基、
水酸基、スルホン基、カルボキシル基、アミド基、フェ
ニル基、置換フェニル基等によって置換されていてもよ
い。
本発明のポリ(α−ヒドロペルオキシイソプロピルフェ
ニル)化合物の代表的な化合物としては以下のものがあ
げられる。
o、0′、o″ −トリス〔4−(α−ヒドロペルオキ
シイソプロピル)ベンジルコグリセロール、o、ot 
、 o’ 、 o7/’−テトラキス〔4−(α−ヒド
ロペルオキシイソプロピル)ベンジルコペンタエリスリ
トール、 o、o′、o′、o″′、o″″−ペンタキス〔4−(
α−ヒドロペルオキシイソプロピル)ベンジルコキシリ
トール。
本発明によるポリ(α−ヒドロペルオキシイソプロピル
フェニル)化合物は新規化合物であって3乃至7個のα
−ヒドロへ善非キシイソプロピルフェニル基を有する化
合物を酸性条件下で過酸化水素水溶液で酸化することに
よって製造される。
好ましくは上記ポリ (α−ヒドロ4善イキシイソブロ
ピルフエニル)化合物をエーテル等の適当な有機溶剤に
溶かし、この溶液に30%または50%過酸化水素水溶
液および少量の鉱酸、例えば硫酸または塩酸を加え室温
で十数時間反応させる。反応終了後所望の生成物は常法
に従って反応混合物中から採取される。例えば反応混合
物に水を加え、酢酸エチル等の適当な有機溶剤で抽出し
、抽出物から溶剤を留去し、残留物をカラムクロマトグ
ラフィー等で精製することによって所望の生成物を得る
ことかできる。
上記ポリ(α−ヒドロ4→寸キシイソプロピルフェニル
)化合物は分子中に3乃至7個のハロゲン化フェニル基
を含む化合物から得られる。
すなわち、ポリ (α−ヒドロへ渉≠キシイソプロピル
フェニル)化合物が下記式(III)または(IV) R′ 「 (以下余白) 〔式中R′は を示し、nは1乃至5の整数を示す。〕を有する化合物
である場合は、下記式(V)または(V[) R′ ■ 〔上記式中R′は式 (Zは塩素または臭素のようなハロゲン原子を示す) を示し、nは前述したものと同一意義を有する〕を有す
るハロゲン化合物をn−ブチルリチウム(またはマグネ
シウム)と反応させた後、アセトンを加えることによっ
て得られる。
本発明のポリ(α−ヒドロペルオキシイソプロピルフェ
ニル)化合物は前述したように過酸化物活性化物質のf
lllJ定における過酸化物として使用され、特に尿、
前便、嘔吐物中の潜血の検出に有利に使用される。
かかる潜血検出用試験具は本発明のポリ(α−ヒドロペ
ルオキシイソプロピルフェニル)化合物および酸化指示
薬ならびに必要により緩衝剤、湿潤剤、活性剤、安定剤
および溶剤からなる組成物を含浸する担体からなる。
指示薬としては酸化されて呈色するいわゆる酸化指示薬
とよばるものが使用され、その例としてオルトトリジン
、ベンジジン、ロイコマラカイトグリーン等があげられ
る。
緩衝剤は試験具上のpH値を一定に保つために使用され
、例えばクエン酸塩、リンゴ酸塩、コハク酸塩のような
試験具を試料中に浸漬した際のpH値が4〜8の範囲に
維持できるようなものが好ましい。湿潤剤は試験具を試
料中に浸したとき、試料液が試験具に均一に湿潤するよ
うに使用され、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ジオクチルスルホコ
ハク酸ナトリウム等の界面活性剤が好適に使用される。
活性剤は試験具上での呈色反応の感度を高めるために用
いられ、3−アミノキノリン、キニン、イソキノリン等
が好ましい。安定剤は試験具から試験薬の流出を防止す
るために粘稠剤が使用され、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、ポリエチレングリコール等の重合
物あるいはゼ7フラン、アラビアゴム等が好ましい、溶
剤は上記薬剤の混合物が容易に溶けるものであればよく
、有利にはエチルアルコール、アセトン、ベンゼン、ト
ルエン、クロロホルム等が使用される。担体としてはン
戸紙、ガラス繊維、プラスチック素材からなる不織布が
好適であり、上記溶剤に溶けたり反応したすせず、かつ
上記組成物を吸収するものであればよい。
上記試験組成物および試験具に用いられるポリ(α−ヒ
ドロペルオキシイソプロピルフェニル)化合物およびそ
の他の試薬の量は特に重要ではなく、従来のものに準じ
て適宜決定される。即ち、検出対象の過酸化物活性化物
質に対して反応させ、呈色反応を起させるに十分な量が
選択される。
次に実施例、参考例および試験例を示して本発明をさら
に具体的に説明する。
(以下余白) 参考例 1 o、o’ 、o’  −)リス〔4−(α−ヒドロペル
オキシイソプロピル)ベンジルコグリセロールアルゴン
雰囲気下、鉱油中60%含有の水素化ナトリウム4.1
2g (103,0mmoR)の乾燥ジメチルホルムア
ミド(20ml)溶液にグリセロール0.98g(io
、6nlI++oΩ)を加え、40〜50℃にて30分
間反応させた後、4−ブロモベンジルブロマイドio、
8g(40,3mmoρ)を加え室温にて19時間反応
させた。
0℃にて反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え酢
酸エチルにて抽出をおこなった。有機層を水洗した後、
減圧濃縮し得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにて分離精製をおこなった。酢酸エチル−ヘキ
サン(1: 5)で溶離することにより、o、o’ 、
o’  −トリス(4−ブロモベンジル)グリセロール
5.97g(9,96111moΩ)を得た。
アルゴン雰囲気下、上記化合物5.97K(9,96m
mog)の乾燥テトラヒドロフラン(aoml)溶液に
n−ブチルリチウムの1.60Mヘキサン溶液(25m
l 、39.8mmojll )を−78℃にて加えた
後、30分間反応させた。その溶液にアセトン10m1
 (138ml )を加え一78℃にて10分間反応さ
せた後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え酢酸エチル
にて抽出をおこなった。有機層を水洗した後、減圧濃縮
し得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
にて分離精製をおこなった。ジクロロメタン−メタノー
ル(50;1)で溶離することにより、o、o’  、
o’  −)リス−〔4−(α−ヒドロペルオキシイソ
プロピル)ベンジルコグリセロール3.9゜z (7,
27ma+oJ7 )を得た。
上記ヒドロキシ化合物3.90g(7,27+unoΩ
)にエーテル20m1.30%過酸化水素水溶液20m
1と濃硫酸0.50m1を加え、室温にて16時間反応
させた後、水を加え、酢酸エチルにて抽出をおこなった
有機層を水洗した後、減圧濃縮し得られる残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにて分離精製をおこなっ
た。ジクロロメタン−メタノール(100:1)で溶離
することにより、o、o’ 、o’  −トリス−〔4
−(α−ヒドロペルオキシイソプロピル)ベンジルコグ
リセロール3.15g (5J釦noΩ)を得た。
N M R(ppIIl、 CD C1a )7.98
(S、311)、  7.13〜7.51(m、121
1) 、  4.65(S、2+1)、  4.49(
8,411)、  3.80〜3.52(m、511)
1 、55 (9,1811) 1R(νc+n  、CHCΩ3)  3530.33
20(以下余白) 参考例 2 o、o′、o′、o″″−テトラキス〔4−(α−ヒド
ロペルオキシイソプロピル)ベンジルコペンタエリスリ
トール アルゴン雰囲気下、鉱油中60%含有の水素化ナトリウ
ム6.03g(126mmoff )の乾燥ジメチルホ
ルムアミド(50ml)溶液にペンタエリスリトール1
.19g(8,71mmoΩ)を加え、40〜50℃に
て30分間反応させた後、4−ブロモベンゼンブロマイ
ド12.2 g (48,8mmoΩ)を加え室温にて
18時間反応させた。0℃にて反応液に飽和塩化アンモ
ニウム水溶液を加え酢酸エチルにて抽出をおこなった。
有機層を水洗した後、減圧濃縮し得られる残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにて分離精製をおこなっ
た。ジクロロメタン−へキサン(1:2)で溶離するこ
とにより、o、o/ +O’ 、oLLf−テトラキス
−(4−ブロモベンジル)ペンタエリスリトール8.5
br (8,01mmoN )を得た。
アルゴン雰囲気下、上記化合物6.51g(8,01m
moi) )の乾燥テトラヒドロフラン(20ml)溶
液にn−ブチルリチウムの1.60Mヘキサン溶液(2
5,1m1.40.1mmo、Q )を−78℃にて加
えた後、30分間反応させた。そのアセトン10m1 
(13[i+nmoΩ)を加え一78℃にて10分間反
応させた後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え酢酸エ
チルにて抽出をおこなった。有機層を水洗した後減圧濃
縮し得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて分離精製をおこなった。ジクロロメタン−メタノ
ール(50:1)で溶離することによりo、 o′、 
oj 、 olll   −テトラキス〔4−(α−ヒ
ドロ→→中キシイソプロピル)ベンジルコペンタエリス
リトール4.44g (8,09gmoΩ)にエーテル
20m1.30%過酸化水素水溶液20m1と濃硫酸0
.50m1を加え、室温にて19時間反応させた後、水
を加え、酢酸エチルにて抽出をおこなった。有機層を水
洗した後、減圧濃縮し得られる残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにて分離精製をおこなった。酢酸エ
チル−ヘキサン(1: 2)で溶離することにより0・
0′、O“’、0″r−テトラキス〔4−(α−ヒドロ
ペルオキシイソプロピル)ベンジルコペンタエリスリト
ール3゜57g (4,50mmoj2 )を得た。
N M R(ppm 、 CD CII 3 )7.7
0(S、4H)、  7.28−7.03(m、16H
) 、  4.43(S、8H)、 3.52(3,8
H)、 1.57(S、24H)1 R(νcm  、
 CHCD 3)  3530.3320実施例 試験紙の製造法 溶液I ポリ(α−ヒドロペルオキシ イソプロビルフェニル)化合物 4.48 分子量×−×10−3g (nは1分子中に含まれ るヒドロペルオキシ基 の数) p−トルエンスルホニル−N− ジエチルアミド           5.Ogジオク
チルスルホコハク酸ナトリウム 1.5gエタノール 
              100m1ン戸紙を溶液
lに充分湿潤して、40℃の乾燥オーブンで20分間乾
燥する。
溶液■ ア  り  リ  ル ア  ミ  ド       
          10gポリエチレングリコール 
       IO[クエン酸三ナトリウム・二水和物
    9gクエン酸・−水和物          
1gサ  ポ  ニ  ン             
     1oon+gEDTA −2Na     
 30mg水                   
  100m1溶液Iで乾燥したン戸紙を溶液Hに充分
湿潤して40℃の乾燥オーブンで50分間乾燥する。
溶液■ オルトトリジン       1.20g3−アミノキ
ノリン         0.5 gベ  ン  ゼ 
 ン                    100
  ml溶液■で乾燥したン戸紙を溶液■に充分湿潤し
て40℃の乾燥オーブンで10分間乾燥する。これを、
性能評価用の試験紙として使用する。
試験例 1 上記試験紙の製造例で示したようにして得られた試験片
を試料中に1秒間浸漬させる。前記試験片の呈色を時間
の経過につれて所定の色調表と照らし合わせて色調表に
記された判定符号を目視により読みとる。前記色調表に
よって呈色の度合から試料中潜血の濃度を判定する。そ
の判定符号と、ヘモグロビン濃度との相関を下に示す。
表    1 なお、色調表のヘモグロビン濃度と相関する色調は、過
酸化物2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロペ
ルオキシドを用いて前記製造例で示した方法により作製
した試験片の判定時間60秒後の色を示している。
その結果、o、o’ 、o’  −トリス〔4−(α−
ヒドロペルオキシイソプロピル)ベンジルコグリセロー
ルは、約10秒の判定時間で色調表に相当する呈色をし
ていた。一方、クメンヒドロペルオキシドを用いた試験
紙が色調表に相当する呈色をするのに約25秒要した。
なお色調表を作成するに用いた2、5−ジメチルヘキサ
ン−2,5−ジヒドロペルオキシドは60秒を要してい
る。
以上のことから、本発明のo、o’ 、o’  −トリ
ス〔4−(α−ヒドロペルオキシイソプロピル)ベンジ
ルコグリセロールは、市販されている尿中潜血測定試験
紙に用いられている過酸化物2,5−ジメチルヘキサン
−2,5−ジヒドロペルオキシドとクメンヒドロペルオ
キシドよりも高い感度を有していることがわかった。
試験例 2 60℃における経時変化試験をおこなった判定結果を表
2および3に示す。
(以下余白) 表2および表3からo、o′、o″ −トリス〔4−(
α−ヒドロペルオキシイソプロピル)ベンジルコグリセ
ロールが経時変化安定性に優れていることがわかる。
[発明の効果コ 本発明の試験組成物および試験具は、過酸化物活性化物
質、特に血液またはヘモグロビンの検出に有効に利用さ
れる。即ち、有機ヒドロペルオキシド、呈色指示薬から
なる過酸化物活性化物質試験組成物および試験具におい
て有機ヒドロペルオキシドとして本発明のポリ(α−ヒ
ドロペルオキシイソプロピルフェニル)化合物を使用す
ると下記の特長を有する該試験組成物が得られる。
(1)経時的に安定であり、長期間貯蔵しても良好な検
出感度を維持することができる。
(2)尿中成分検出用多項目試験片の場合、ブドウ糖試
験片等隣接する他の試験片を変色させることがなく、性
能低下をもたらさない。
(3)従来の測定組成物より呈色反応の速度が速く、呈
色感度が高い。
このように本発明の試験組成物および試験具は過酸化物
活性化物質試験に優れた性質を有している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)分子中にα−ヒドロペルオキシイソプロピルフェニ
    ル基を3乃至7個含むポリ(α−ヒドロペルオキシイソ
    プロピルフェニル)化合物および酸化呈色指示薬を含有
    する過酸化物活性化物質測定用試験組成物。 2)ポリ(α−ヒドロペルオキシイソプロピルフェニル
    )化合物が下記式( I )または(II)で示される化合
    物である特許請求の範囲第1項記載の組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 上記式中Rは式 ▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、nは1乃至5の整数を示す。 3)ポリ(α−ヒドロペルオキシイソプロピルフェニル
    )化合物が式(II)においてnが1の化合物である特許
    請求の範囲第2項記載の組成物。 4)ポリ(α−ヒドロペルオキシイソプロピルフェニル
    )化合物が式(II)においてnが3の化合物である特許
    請求の範囲第2項記載の組成物。 5)酸化呈色指示薬がオルトトリジン、ベンジジンまた
    はロイコマラカイトグリーンである特許請求の範囲第1
    項乃至第4項のいずれかの項に記載の組成物。 6)一般式( I )または(II) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式中Rは式 ▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、nは1乃至5の整数を示す。〕 を有するポリ(α−ヒドロペルオキシイソプロピルフェ
    ニル)化合物および酸化呈色指示薬を含有する組成物を
    担体に担持させた過酸化物活性化物質測定用試験具。 7)担体がろ紙、ガラス繊維またはプラスチック素材か
    らなる不織布である特許請求の範囲第6項記載の試験具
JP10859187A 1987-05-01 1987-05-01 過酸化物活性化物質測定用試験組成物およびそれを担持した試験具 Pending JPS63274867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10859187A JPS63274867A (ja) 1987-05-01 1987-05-01 過酸化物活性化物質測定用試験組成物およびそれを担持した試験具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10859187A JPS63274867A (ja) 1987-05-01 1987-05-01 過酸化物活性化物質測定用試験組成物およびそれを担持した試験具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63274867A true JPS63274867A (ja) 1988-11-11

Family

ID=14488691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10859187A Pending JPS63274867A (ja) 1987-05-01 1987-05-01 過酸化物活性化物質測定用試験組成物およびそれを担持した試験具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63274867A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1115724A (en) Diagnostic agent for the detection of occult blood in faeces
US3290117A (en) Occult blood diagnostic composition with color enhancing agent
US3853471A (en) Diagnostic composition for the detection of peroxidatively active substances in body fluids
US3654179A (en) Indicator for detecting hydrogen peroxide and peroxidative compounds containing bindschedler's green
US3092464A (en) Blood detecting composition
KR100232439B1 (ko) 생물학적 샘플내 단백질 지시제로서 니트로 또는 니트로소 치환된 폴리할로겐화 페놀설폰프탈레인, 이를 포함하는 시험 스트립 및 이를 사용한 단백질 검출 방법
US3654180A (en) Indicator for detecting hydrogen peroxide and peroxidative compounds containing alpha naphthoflavone
TW438976B (en) Improved method for the detection of protein
CN110878085B (zh) 一种快速高选择性次溴酸荧光探针、制备方法与应用
JPS63274867A (ja) 過酸化物活性化物質測定用試験組成物およびそれを担持した試験具
JPH0380261B2 (ja)
JPH0429360B2 (ja)
JPS63275559A (ja) ポリ(α−ヒドロペルオキシイソプロピルフェニル)化合物およびその製造法
JPS63309861A (ja) 過酸化物活性化物質測定用試験組成物およびそれを担持した試験具
JPS63309858A (ja) ペルオキシドビフェニル化合物およびその製造法
JPS63309862A (ja) ペルオキシドナフチル化合物およびその製造法
JPS63302364A (ja) ペルオキシドフェニル化合物およびその製造法
JPS63309860A (ja) 過酸化物活性化物質測定用試験組成物およびそれを担持した試験具
JPS63309857A (ja) ジヒドロペルオキシド化合物およびその製造法
EP0328643B1 (en) (alpha)-HYDROPEROXYISOPROPYLPHENYL COMPOUNDS AND PROCESS FOR THEIR PREPARATION
JPS63302365A (ja) 試験組成物およびそれを担持した試験具
JPS63309859A (ja) 過酸化物活性化物質測定用試験組成物およびそれを担持した試験具
JPS63317769A (ja) 過酸化物活性化物質測定用試験組成物およびそれを担持した試験具
JPH0164A (ja) クメンヒドロペルオキシド化合物およびその製造法
JPS63274866A (ja) 過酸化物活性化物質測定用試験組成物およびそれを担持した試験具