JPS63317769A - 過酸化物活性化物質測定用試験組成物およびそれを担持した試験具 - Google Patents

過酸化物活性化物質測定用試験組成物およびそれを担持した試験具

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JPS63317769A
JPS63317769A JP15347187A JP15347187A JPS63317769A JP S63317769 A JPS63317769 A JP S63317769A JP 15347187 A JP15347187 A JP 15347187A JP 15347187 A JP15347187 A JP 15347187A JP S63317769 A JPS63317769 A JP S63317769A
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JP15347187A
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Hideji Ichikawa
秀二 市川
Katsuya Fujii
藤井 克也
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は過酸化物活性化物質測定用試験組成物およびそ
れを担持した試験具に関する。さらに詳しくは本発明は
有機ヒドロペルオキシドとしてクメンヒドロペルオキシ
ド化合物を使用した上記試験組成物および試験具に関す
る。本発明によって提(!(される組成物および試験具
は過酸化物活性化物質例えば血液またはヘモグロビンの
検出に有効に利用される。
尿、糞便または嘔吐物等の中に血液またはヘモグロビン
が含まれている場合には腎臓、胃、腸等泌尿器または消
化器系において炎症、潰瘍等の何らかの疾病が進行して
いるものと推定しうる。
従ってこれらの疾病を速やかに診断、治療するためには
上記尿、糞便、嘔吐物等中の血液またはヘモグロビン(
潜血)を正確に検出することが重要である。本発明の組
成物および試験具はこのようなlト1血の検査に好適に
使用される。
[従来技術およびその問題点コ 潜血検出用試験具は、有機ヒドロペルオキシド、呈色指
示薬および必要により緩衝剤、湿潤剤、活性剤および安
定剤を含浸する担体からなり、試料中にヘモグロビンが
存在すると有機ヒドロペルオキシドが活性化されて発生
期の酸素を生じ、これによって指示薬が酸化されて発色
する。有機ヒドロペルオキシドとして従来2,5−ジメ
チルヘキサン−2,5−ジヒドロペルオキシドおよびク
メンヒドロペルオキシドが知られている。これらの過酸
化物は実用化されてはいるが経時的安定性がないため検
出感度の低下が著しいこと、ビタミンCが試料尿中に含
まれている場合に色陰性と判断されること、尿中成分検
出用多項目試験片の場合、隣接する他の試験片を変色さ
せ、性能低下をもたらすこと、呈色感度が低いこと等の
欠点がある。
これらの欠点を改良したヒドロペルオキシドとして近年
クメンヒドロペルオキシドのベンゼン環に01−6アル
キル基、C(I、B r 、  I 、N O2または
カルボキシル基が置換した化合物が提案されている(特
開昭59−1906G3号公報)。この過酸化物は従来
のものよりかなり改浮されてはいるが経時的安定性が充
分満足できるものではなかった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記の欠点のない試験組成物および試験具を提
供せんとするものであり、本発明は下記の試験組成物お
よび試験具よりなる。
1)一般式(I) H3 〔式中、Xは低級アルキレン基を示し、Yは水酸基、式 は各々独立して低級アルキル基またはフェニル基を示す
)を有する基、 式−0−C−R(式中R4は低級アルキル基、フェニル
基、アミノ基、ジアルキルアミノ基またはアルコキシ基
を示す)を有する基、独立して低級アルキル基を示す)
を有する基または アルコキシ基を示す)を有する基を示す〕で表わされる
クメンヒドロペルオキシド化合物および酸化呈色指示薬
を含有する過酸化物活性化物質測定用試験組成物。
2)上記式(I)において、Xが低級アルキレン基を示
し、 Yが式 ニル基を示し、R”は低級アルキル基を示す)で示され
る基を示す第1項に記載の組成物。
3)上記式(I)において、R2がt−ブチル基を示す
第2項に記載の組成物。
4)上記式(I)において、Xが低級アルキレン基を示
し、Yが式 アルキル基を示す)で示される基を示す第1項に記載の
組成物。
5)上記式(I)において、R及びR6かメチル基を示
す第4項に記載の組成物。
6)上記式(I)において、Xがエチレン基を示す第1
項乃至第5項のいずれか1項に記載の組成物。
7)上記式(I)において、Xかブチレン基を示す第1
項乃至第5項のいずれか1項に記載の組成物。
8)クメンヒドロペルオキシド化合物が、1−(t−ブ
チルジフェニルシロキシ)−2−〔4−(α−ヒドロペ
ルオキシイソプロピル)フェニル〕エタンまたは 1−(N、N−ジメチルカルバモイルオキシ)−4−[
4−(α−ヒドロペルオキシイソプロピル)フェニルコ
ブタンである第1項記載の組成物。
9)一般式(I) H3 〔式中、Xは低級アルキレン基を示し、Yは水酸基、式 %式%) R3は各々独立して低級アルキル基またはフェニル基を
示す)を有する基、 式−〇−C−R’   (式中R4は低級アルキル基、
フェニル基、アミノ基、ジアルキルアミノ基またはアル
コキシ基を示す)を存する基、独立して低級アルキル基
を示す)を有する基または 11   □ 式−C−R(式中R7は水酸基または アルコキシ基を示す)を有する基を示す〕で表わされる
クメンヒドロペルオキシド化合物および酸化呈色指示薬
を含有する組成物を担体に担持させた過酸化物活性化物
質測定用試験具。
10)担体が2戸紙、ガラス繊維またはプラスチック素
材からなる不織布である第9項に記載の試験具。
上記式(I)において、Xは前述したように低級アルキ
レン基を示す。アルキレン基は直鎖状または分枝鎖状の
いずれでもよい。好ましいアルキレン基としてはエチレ
ン基、プロピレン基等が挙げられる。
またYは前述したように、水酸基、    R5 II     1 −C−R7を示す。
上記式中、R1,R2及びR3は各々独立して低級アル
キル基またはフェニル基を示す。
R4は低級アルキル基、フェニル基、アミノ基、ジアル
キルアミノ基またはアルコキシ基を示す。
上記両低級アルキル基の好ましい基としては、例えばメ
チル、エチル、プロピル、n−プロピル、i−プロピル
、n−ブチル、i−ブチル等が挙げられる。
上記アルコキシ基の好ましい例としては、メトキシ、エ
トキシ、プロポキシ等が挙げられる。また上記ジアルキ
ルアミノ基の好ましい例としては、ジメチルアミノ、ジ
エチルアミノ、メチルエチルアミノ、ジイソプロピルア
ミノ基等が挙げられる。
R5及びR6は各々独立して低級アルキル基を示し、好
ましい基としては、例えばメチル、エチル、プロピル、
n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル
等が挙げられる。
R7は水酸基またはアルコキシ基を示す。好ましいアル
コキシ基としては例えばメトキシ、エトキシ、プロポキ
シ等が挙げられる。
上記基X及びYにおいて、これらの基はさらに前述した
呈色指示薬の発色を阻げない置換基、例えばハロゲン原
子(C,L Br、I)、ニトロ基、水酸基、スルホン
基、フェニル基、置換フェニル基等によって置換されて
いてもよい。
上記Yの特に好ましい例として次のものか挙げられる。
t−ブチルジフェニルシロキシ基 N、N−ジメチルカルバモイルオキシ基H3 本発明のクメンヒドロペルオキシド化合物の代表的な化
合物としては、 1− (t−ブチルジフェニルシロキシ)−2−〔4−
(α−ヒドロペルオキシイソプロピル)フェニル〕エタ
ン及び 1−(〜、N−ジメチルカルバモイルオキシ)−4−[
4−(α−ヒドロペルオキシイソプロピル)フェニルコ
ブタン が挙げられる。
本発明において使用される前記式(I)で示されるクメ
ンヒドロペルオキシド化合物は、新規化合物であって、
式(n) H3 〔式中、Xは低級アルキレン基を示し、Y′は R3は各々独立して低級アルキル基またはフェニル基を
示す)を有する基、 i4 式−〇−C−R(式中R4は低級アルキル基、フェニル
基、アミノ基、ジアルキルアミノ基またはアルコキシ基
を示す)を有する基、独立して低級アルキル基を示す)
を有する基または 11   □ 式−C−R(式中R7は水酸基または アルコキシ基を示す)を有する基を示す〕で表わされる
クメンヒドロキシ化合物を過酸化水素水溶液で酸化し、
必要に応じて加水分解することにより製造される。好ま
しくは、クメンヒドロキシ化合物(n)をエーテル等の
適当な有機溶剤にとかし、この溶液に30%または50
96過酸化水素水溶液および少量の鉱酸、例えば硫酸ま
たは塩酸を加え室温で十数時間反応させる。反応終了後
所望の生成物は常法に従って反応混合物中から採取され
る。例えば反応混合物に水を加え、酢酸エチル等の適当
な有機溶剤で抽出し、抽出物から溶剤を留去し、残留物
をカラムクロマトグラフィー等で精製することによって
所望の生成物を得ることができる。
前記式(I)においてYが水酸基を示す場合の化合物は
、前記式(II)においてY′が式は前述したものと同
一意義を有する)を有する基である場合の化合物を上記
の方法で酸化し、得られた生成物を常法に従って加水分
解することによって得られる。
クメンヒドロキシ化合物(II)は、一般式(III)
〔式中XおよびY′は前述したものと同一意義をHし、
Zはハロゲン原子を示す〕 て示されるフェニル化合物をn−ブチルリチウム(また
はマグネシウム)、次いでアセトンと反応させることに
よって得られる。この反応は通常のグリニヤール反応と
同様の条件で実施される。例えばテトラヒドロフラン、
ジエチルエーテル等の適当な9機溶媒中、両化合物を一
78℃(n−ブチルリチウムの場合)または室温ないし
還流下(マグネシウムの場合)で反応させ、次いでアセ
トンを加えることによって化合物(II)がf5られる
上記クメンヒドロペルオキシド化合物(I)は前述した
ように過酸化物活性化物質の測定における過酸化物とし
て使用でき、特に尿、糞便、嘔吐物中の潜血の検出に有
利に使用することかできる。
従って本発明の過酸化物活性化物質A1す走用試験組成
物は、上記化合物(I)及び呈色指示薬よりなる。
指示薬としては酸化されて呈色するいわゆる酸化指示薬
とよばれるものが使用され、その例としてオルトトリジ
ン、ベンジジン、ロイコマラカイトグリーン等が挙げら
れる。
また必要により緩衝剤、湿潤剤、活性剤、安定剤及び溶
剤を含んでいてもよい。
緩衝剤は試験具上0pit値を一定に保つために使用さ
れ、例えばクエン酸塩、リンゴ酸塩、コハク酸塩のよう
な試験具を試料中に浸漬した際のpu値か4〜8の範囲
に維持できるようなものが好ましい。湿潤剤は試験具を
試料中に浸したとき、試料液が試験具に均一に湿潤する
ように使用され、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ジオクチルスルホ
コハク酸ナトリウム等の界面活性剤が好適に使用される
活性剤は試験具上での呈色反応の感度を高めるために用
いられ、3−アミノキノリン、キニン、イソキノリン等
が好ましい。安定剤は試験具から試験薬の流出を防止す
るために粘稠剤が使用され、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、ポリエチレングリコール等の重合
物あるいはゼラチン、アラビアゴム等が好ましい。溶剤
は上記薬剤の混合物が容易に溶けるものであればよく、
有I’11にはエチルアルコール、アセトン、ベンゼン
、トルエン、クロロホルム等が使用される。
さらに本発明の過酸化物活性化物質測定用試験具は、上
記組成物を担体に担持させたものである。
担体としては2戸紙、ガラス繊維、プラスチック素材か
らなる不織布が好適であり、上記溶剤に溶けたり反応し
たすせず、かつ上記組成物を吸収するものであればよい
上記試験組成物および試験具に用いられるクメンヒドロ
ペルオキシド化合物およびその他の試薬の量は特に重要
ではなく、従来のものに準じて適宜決定される。即ち、
検出対象の過酸化物活性化物質に対して反応させ、呈色
反応を起させるに十分な量が選択される。
次に実施例、参考例および試験例を示して本発明をさら
に具体的に説明する。
(以下余白) 参考例 1 1− (t−ブチルジフェニルシロキシ)−2−〔4−
(α−ヒドロペルオキシイソプロピル)フェニル〕エタ
ン アルゴン雰囲気下、4−ブロモフェネチルアルコール1
87g (8J1aunol)のピリジン(50ml)
溶液にt−ブチルジフェニルシリルクロライド2.28
g (8,31mmol)を加え、室温にて17時間反
応させた後、水を加え酢酸エチルにて抽出をおこなった
。有機層を水洗した後、減圧濃縮すると、1−(t−ブ
チルジフェニルシロキシ)−2−(4−ブロモフェニル
)エタン2.59g (8,21u+n+ol)を得た
アルゴン雰囲気下、上記化合物2.59g (8,21
mmol)の乾燥テトラヒドロフラン(50ml)溶液
にt−ブチルリチウムの1.70Mペンタン溶液(5,
79[[11,9,8釦mol)を−78°Cにて加え
た後、30分間反応させた。その溶液にアセトン5.0
0m1 (68,1mmol)を加え一78°Cにて1
0分間反応させた後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加
え酢酸エチルにて抽出をおこなった。有機層を水洗した
後、減圧濃縮し?HHられる残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにて分離精製をおこなった。ジクロロ
メタン−メタノール(I00:1)で溶離することによ
り、1−(t−ブチルジフェニルシロキシ)−2−(4
−(α−ヒドロキシイソプロピル)フェニル〕エタン1
.80g (6,32mmol)を得た。
上記ヒドロキシ化合物1.8(ig(6,32mmol
)にエーテル10m1.30%過酸化水素水溶液20m
1と濃硫酸0.50m1を加え、室温にて16時間反応
させた後、水を加え酢酸エチルにて抽出をおこなったた
。有機層を水洗した後、得られる残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにて分離精製をおこなった。ジク
ロロメタンで溶離することにより、1−(t−ブチルジ
フェニルシロキン)−2−C4−(α−ヒドロペルオキ
シイソプロピル)フェニル〕エタン1.55g (4,
98mmol)を得た。
N M R(ppm 、 CD CΩ3)7.95(S
、il+)、 7.83〜6.92(m、1411) 
、 3.78(t、211.J=[1llz)、 2.
88(t、211.J−611z)、  1.57(s
、811)、 1.03(s、911)り4例 2 1− (N、N−ジメチルカルバモイルオキシ)−4−
[4−(α−ヒドロペルオキシイソプロピル)フェニル
コブタン アルゴン雰囲気下、4− (4−ブロモフェニル)−1
−ブタノール1.87g (8,I6mmol)のピリ
ジン(50ml)溶液にt−ブチルジフェニルシリルク
ロライド2.Ei9g (9,7釦mol)を加え、室
温にて18時間反応させた後、水を加え酢酸エチルにて
抽出をおこなった。有機層を水洗した後、減圧濃縮する
と、1−(t−ブチルジフェニルシロキシ)−4−(4
−ブロモフェニル)ブタン3.74g(8,00mmo
l)を得た。
アルゴン雰囲気下、上記化合物3.74g (8,00
mmol )の乾燥テトラヒドロフラン(50m1 )
溶液に【−ブチルリチウムの1 、70 Mペンタン溶
液(5,65m1.9.60mn+ol)を−78℃に
て加えた後、30分間反応させた。その溶液にアセトン
5.00m1 (68,1mmol)を加え、−78℃
にて10分間反応させた後、飽和塩化アンモニウム水溶
液を加え酢酸エチルにて抽出をおこなった。有機層を水
洗した後、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにて分離精製をおこなった。ジクロロメタン−
メタノール(I00:1)で溶離することにより、1−
(t−ブチルジフェニルシロキシ)−4−(4−(α−
ヒドロキシイソプロピル)フェニルコブタン2,86g
 (6,37mmol)を得た。
アルゴン雰囲気下、上記化合物2.88g (6,37
mmol)の乾燥テトラヒドロフラン(50ml)溶液
にテトラブチルアンモニウムフルオライドの1.0Mテ
トラヒドロフラン溶液(7,f34ml、 7.04m
mol)を加え、室温にて14時間反応させた後、水を
加え酢酸エチルにて抽出をおこなった。有機層を水洗し
た後、減圧濃縮すると、4−[4−(α−ヒドロキシイ
ソプロピル)フェニル〕 −1−ブタノール1.29g
 (6,18m1Ilol)を得た。
アルゴン雰囲気下、鉱油中60%含有の水素化ナトリウ
ム594 mg (I4,8mmol)の乾燥ジメチル
ホルムアミド(40ml)溶液に上記化合物1.29g
(G、18mmo1)を加え40〜50°Cにて30分
間反応させた後、N、N−ジメチルカルバミン酸クロラ
イド0.80g (7,42mmol)を加え室温にて
16時間反応させた。0℃にて反応液に飽和塩化アンモ
ニウム水溶液を加え酢酸エチルにて抽出をおこなった。
白−機層を水洗した後、減圧濃縮し得られる残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて分離精製をおこな
った。ジクロロメタンで溶離することにより、1− (
N、N−ジメチルカルバモイルオキシ)−4−[4−(
α−ヒドロキシイソプロピル)フェニルコブタン1.6
4g (5,87mmol)を得た。
上記ヒドロキシ化合物1.64g (5,87mmol
)にエーテル10m1.30%過酸化水素水溶液20m
1と濃硫酸0.50m1を加え、室;Hにて15時間反
応させた後、水を加え酢酸エチルにて抽出をおこなった
。有機層を水洗した後、減圧濃縮し得られる残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて分離精製をおこな
った。酢酸エチル−ヘキサン(2: 1)で溶層するこ
とにより、1− (N、N−ジメチルカルバモイルオキ
シ)−4−C4−(α−ヒドロペルオキシイソプロピル
)フェニルコブタン1.34g(4,52開of)を得
た。
NMR(ppm 、CDCΩ3) 7.83(s、IH)、 7.31(d、211.J=
811z)、 7.02<d、211.J−811z)
、 4.17(t、21t、J=6.511z)。
2.76(s、ell)、 2.67(t、211.J
−6,511z)、 1.55(s、611) (以下余白) 実施例 1 試験紙の製造法 溶液I クメンヒドロペルオキシド化合物(I)分子量X 4.
48 X 10’ g p−)ルエンスルホニルーN−ジエチルアミド5、Og ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム1.5gエ  タ
  ノ  −  ル                
  100m1ン戸紙を溶液Iに充分湿潤して、40’
Cの乾燥オーブンで20分間乾燥する。
溶 液 ■ ア  り  リ  ル  ア  ミ  ド      
         10gポリエチレングリコール  
     tagクエン酸三ナトリウム・二水和物  
 9gクエン酸・−水和物      1g サ    ポ    ニ    ン         
 1oOa+gEDTA −2Na    30mg 水                       1
00m1溶液Iで乾燥したン戸紙を溶液Hに充分浸潤し
て40℃の乾燥オーブンで50分間乾燥する。
溶液■ オ ル  ト  ト  リ  ジ  ン       
    1.20g3−アミノキノリン     0.
5gベ    ン    ゼ    ン       
      100  ml溶戚■で乾燥したン戸紙を
溶液■に充分浸潤して40°Cの乾燥オーブンで10分
間乾燥する。これを、性能:′P価用の試験紙として使
用する。
試験例 1 上記試験紙の製造例で示したようにして得られた試験片
を試料中に1秒間浸漬させる。前記試験片の呈色を時間
の経過につれて所定の色調表と照らし合わせて色調表に
記された判定符号を目視により読みとる。前記色調表に
よって呈色の度合から試料中潜血の濃度を判定する。そ
の判定符号と、ヘモグロビン濃度との相関を下に示す。
(以下余白) 表    1 − なお、色調表のヘモグロビン濃度と相関する色調は
、過酸化物2.5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒド
ロペルオキシドを用いて前記製造例で示した方法により
作製した試験片の判定時間60秒後の色を示している。
その結果、1−  (t−ブチルジフェニルシロキシ)
−2−[4−(α−ヒドロペルオキシイソプロピル)フ
ェニル〕エタンは、約10秒の判定時間で色調表にt目
当する呈色をしていた。一方、クメンヒドロペルオキシ
ドを用いた試験紙が色調表に11」当する呈色をするの
に約25秒要した。なお色1周表を作成するに用いた2
、5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロペルオキシ
ドは60秒を要している。
以上のことがら、本発明の1− (t−ブチルジフェニ
ルシロキシ)−2−(4−(αlヒドロペルオキシイソ
プロピル)フェニル〕エタンは、市販されている尿中潜
血測定試験紙に用いられている過酸化物2,5−ジメチ
ルヘキサン−2,5−ジヒドロペルオキシドとクメンヒ
ドロペルオキシドよりも高い感度を釘していることがわ
かった。
試験例 2 次に、60℃における経時変化試験をおこなった判定結
果を表2および3に示す。
(以下余白) 表2および表3から、1−(t−ブチルジフェニルシロ
キシ)−2−(4−(α−ヒドロペルオキシイソプロピ
ル)フェニル〕エタンが経時変化安定性に優れているこ
とがわかる。
試験例 3 スティック上で、潜血測定用試験片とブドウ糖測定用試
験片が隣接している場合、ブドウ糖試験紙に変色が生ず
ることが知られている。
過酸化物として1− (t−ブチルジフェニルシロキシ
)−2−(4−(α−ヒドロペルオキシイソプロピル)
フェニル〕エタンを用いて前記製造例で示した方法によ
り作製した試験片と2.5−ジメチルヘキサン−2,5
−ジヒドロペルオキシドを用いた試験片とを、別々のス
ティック上に貼り、その各々のスティック上の隣接する
部位にブドウ糖試験片を貼り、40℃にて1力月間保管
した。その結果は、前者がブドウ糖試験片に、変色がな
いのに対して、後者は変色が生じていた。このことから
、本発明の過酸化物は隣接する他の尿中試験項目への影
ツが少ない。
[発明の効果コ 本発明の試験組成物および試験具は過酸化物活性化物質
、特に血液またはヘモグロビンの検出に有効に利用され
る。即ち、有機ヒドロペルオキシド、呈色指示薬からな
る過酸化物活性化物質試験組成物および試験具において
有機ヒドロペルオキシドとして本発明のクメンヒドロペ
ルオキシド化合物Iを使用すると下記の特長を有する該
試験t11成物が得られる。
(I)経時的に安定であり、長期間貯蔵しても良好な検
出感度を推持する二とができる。
(2)尿中成分検出用多項目試験片の場合、ブドウ糖試
験片等隣接する他の試験片を変色させることがなく、性
能低下をもたらさない。
(3)従来の試験組成物より呈色反応の速度が速く、呈
色感度が高い。
このように本発明の試験組成物および試験具は過酸化物
活性化物質試験に優れた性質を有している。
さらに本発明によれば、かかる試験組成物および試験具
のイj’ :fllな製造法が提供される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、Xは低級アルキレン基を示し、 Yは水酸基、式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中R^1、R^
    2及びR^3 は各々独立して低級アルキル基またはフェニル基を示す
    )を有する基、 式▲数式、化学式、表等があります▼(式中R^4は低
    級アルキル 基、フェニル基、アミノ基、ジアルキルアミノ基または
    アルコキシ基を示す)を有する基、式▲数式、化学式、
    表等があります▼(式中R^5及びR^6は各々 独立して低級アルキル基を示す)を有する基または 式▲数式、化学式、表等があります▼(式中R^7は水
    酸基または アルコキシ基を示す)を有する基を示す〕 で表わされるクメンヒドロペルオキシド化合物および酸
    化呈色指示薬を含有する過酸化物活性化物質測定用試験
    組成物。 2)上記式( I )において、Xが低級アルキレン基を
    示し、 Yが式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中R^1及びR
    ^3はフェ ニル基を示し、R^2は低級アルキル基を示す)で示さ
    れる基を示す特許請求の範囲第1項に記載の組成物。 3)上記式( I )において、R^2がt−ブチル基を
    示す特許請求の範囲第2項に記載の組成物。 4)上記式( I )において、Xが低級アルキレン基を
    示し、Yが式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中R^5及びR
    ^6は低級 アルキル基を示す)で示される基を示す特許請求の範囲
    第1項に記載の組成物。 5)上記式( I )において、R^5及びR^6がメチ
    ル基を示す特許請求の範囲第4項に記載の組成物。 6)上記式( I )において、Xがエチレン基を示す特
    許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか1項に記載の
    組成物。 7)上記式( I )において、Xがブチレン基を示す特
    許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか1項に記載の
    組成物。 8)クメンヒドロペルオキシド化合物が、1−(t−ブ
    チルジフェニルシロキシ)−2− 〔4−(α−ヒドロペルオキシイソプロピル)フェニル
    〕エタンまたは 1−(N,N−ジメチルカルバモイルオキシ)−4−〔
    4−(α−ヒドロペルオキシイソプロピル)フェニル〕
    ブタンである特許請求の範囲第1項記載の組成物。 9)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、Xは低級アルキレン基を示し、 Yは水酸基、式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中R^1、R^
    2及び R^3は各々独立して低級アルキル基またはフェニル基
    を示す)を有する基、 式▲数式、化学式、表等があります▼(式中R^4は低
    級アルキル 基、フェニル基、アミノ基、ジアルキルアミノ基または
    アルコキシ基を示す)を有する基、式▲数式、化学式、
    表等があります▼(式中R^5及びR^6は各々 独立して低級アルキル基を示す)を有する基または 式▲数式、化学式、表等があります▼(式中R^7は水
    酸基または アルコキシ基を示す)を有する基を示す〕 で表わされるクメンヒドロペルオキシド化合物および酸
    化呈色指示薬を含有する組成物を担体に担持させた過酸
    化物活性化物質測定用試験具。 10)担体が濾紙、ガラス繊維またはプラスチック素材
    からなる不織布である特許請求の範囲第9項に記載の試
    験具。
JP15347187A 1987-06-22 1987-06-22 過酸化物活性化物質測定用試験組成物およびそれを担持した試験具 Pending JPS63317769A (ja)

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