JPS6327441B2 - - Google Patents

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JPS6327441B2
JPS6327441B2 JP53035970A JP3597078A JPS6327441B2 JP S6327441 B2 JPS6327441 B2 JP S6327441B2 JP 53035970 A JP53035970 A JP 53035970A JP 3597078 A JP3597078 A JP 3597078A JP S6327441 B2 JPS6327441 B2 JP S6327441B2
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JP
Japan
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spinneret
treating
discharge surface
treatment agent
spinning
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JP53035970A
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JPS53143719A (en
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Doratsuhenberuku Uerunaa
Uorutaasu Hainritsuhi
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Akzo NV
Original Assignee
Akzo NV
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Publication date
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Publication of JPS6327441B2 publication Critical patent/JPS6327441B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D4/00Spinnerette packs; Cleaning thereof
    • D01D4/02Spinnerettes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、紡糸口金の吐出面を、融液から繊維
を紡糸するための油状処理剤で処理する方法並び
に油状処理剤を施す装置に関する。
例えばポリアミドおよびポリエステルのような
適当な熱可塑性ポリマーを溶融紡糸する場合、融
解せる紡糸コンパウンドを、一般に多数の吐出口
(紡糸孔とも呼称される)を有する紡糸口金を通
して押出す。
溶融紡糸法では、紡糸口金の吐出面、すなわ
ち、糸に成形されたポリマーが該口金を逃出する
口金の面に、例えば特定の材料より成る安定な被
覆より成ることができる処理が施される必要があ
る。大てい吐出面は、実際に液状物質、とりわけ
シリコーンオイルで処理される。
このシリコーンオイルは種々の課題を有する。
まずこれは剥離剤として作用し、かつ紡糸中にポ
リマー融液の吐出面への付着を阻止しなければな
らない。またこれは、例えばオリゴマーに由来す
ることがある硬質の付着物の形成を阻止する。こ
のような付着物は、吐出口をせばめるかまたは完
全に閉塞させることさえあり、その結果もはや所
望量の紡糸コンパウンドが単位時間内に口金を通
らない。その結果繊度が不規則になる。
また極めて恐るべきなのは、いわゆる滴下物で
あり、これは1つまたはそれ以上の口金吐出孔か
ら始まりかつ迅速に他の口金孔へ広がることがあ
る。その後に必要なのは、紡糸工程を中断しかつ
口金を清掃することである。とりわけこのこと
は、吐出面を、ナイフ状体を使用し掻き落すこと
によりポリマー融液および他の付着物を除去する
ことにより機械的に行なわれる。処理剤がこの浄
化工程を容易にする。該処理剤は、口金を掻き落
す(シエービング(Rasieren)とも呼称される)
際の意味により、実際にしばしば口金シエーブ剤
(Du¨senrasiermittel)とも呼称される。このよう
な、多かれ少なかれしばしば生じる中断を伴なう
時間および材料の損失から見て、紡糸障害は、い
わゆる巻不足スプールの数を増大させることにな
る。このことは著るしい欠点である、それという
のも繊維工業では、中断せざる、すなわち節等の
ない糸が存在する、できるだけ大きいスプールを
使用しようとするからである。
従来より、前記せる種類の欠点を、処理剤、な
かんずくシリコーンオイルを改良することにより
できるだけ除去しようと努めた。この改良された
処理剤は、まず紡糸障害数を減少させ、さらに装
置運転中の口金プレートの良洗浄をも可能にす
る。
製造中、口金を所定の期間で、口金に紡糸障害
があるかまたはないかに無関係にシエーブする;
これはいわゆるシエーブ周期と称せられる。明白
に、この手入れは煩雑でありかつ作業要員の多大
の費用を必要とし、さらに少なからざる量で廃産
材料が生じる。しかしながら結局、この作業方法
で、時間的に予測不能な紡糸障害の代りに計画的
に紡糸中断が挿入され、かつこれにより、予測さ
れざる紡糸障害の数が低減されることになる。従
つて、予測されない紡糸障害が部分的に阻止でき
るにすぎない、それというのも依然として紡糸障
害が生じ、これが計画的シエービング間の中間シ
エービングをシエーブ周期に必要とするからであ
る。
実際、口金シエーブ剤を改良することにより、
シエーブ周期を延長させ、中間シエービング数を
減少させることが達せられた。この得られた進歩
にもかかわらず、依然として、シエーブ周期を延
長させかつわずかな中間シエービングで十分であ
ることに関心が向けられる。しかしまたさらに、
さらに良好な口金シエーブ剤によるも、該口金シ
エーブ剤を口金へ施す際に生じる難点を除去する
ことはできない。
できるだけ均質な紡糸過程を保証するため、紡
糸口金の吐出面に不断にできるだけ均質な油膜を
存在させることが必要である。こうして損耗が生
じる、それというのも1部分の処理剤が、紡糸口
金の吐出面に存在する高い温度により揮発するか
らである。また、紡糸口金を逃出する繊維が不断
にわずかな量のオイルを連行する。従つて、紡糸
口金には、シエーブする前に適当量の口金シエー
ブ剤を施すことだけが必要なのではなく、紡糸工
程中でもシリコーンオイルを口金へ施すことが必
要である。このことは、例えば、所定の期間内に
噴霧ピストルを使用しシリコーンオイルを口金の
吐出孔へ噴霧することにより行なわれることがで
きる。この噴霧に際し極めて慎重に行なわれねば
ならないことは自明である。すなわち過剰量が噴
霧される場合、直ちに紡糸障害が生じることがあ
り;量が過小である場合、口金の吐出面が、わず
かな時間内に口金シエーブ剤が欠乏し、その結果
遅かれ早かれ紡糸障害が生じる。
さらに重要なのは、口金が適当な角度で噴霧さ
れることである。すなわち噴霧束が調節不良であ
る場合、糸の引裂きが生じることがある。噴霧缶
の充填高さでさえ、口金シエーブ剤を支障なく施
すために重要でありうることは明白である。
シリコーンオイルが紡糸口金の吐出面へ不連続
に手作業で施される際の前述の欠点を回避するた
め、口金の吐出面にシリコーンオイルを連続的に
供給することが配慮される。従つて西ドイツ国特
許公開公報第1660947号からは、吐出口からわず
かな距離に、吐出面へ埋設された給油装置を有す
る紡糸口金が公知である。
しかしながらこの種の口金は、溶融紡糸工程で
使用される常用の口金よりも製造が著るしく煩雑
である。さらにこの口金は著るしく浄化不良であ
る、それというのもこれは、シエーブする際容易
に損傷されかつさらに常用の浄化法で著るしく迅
速に破壊されるからである。
従つて紡糸口金の吐出面を、融液から繊維を紡
糸するための油状処理剤で処理する方法を改善し
かつ簡単にする必要がある。同じく吐出面に処理
を、公知の難点なく施すことが可能である改善さ
れた装置が必要である。しかしとりわけてまだ、
適当な連続的方法および相応する装置がない。
従つて本発明の課題は、融液から繊維を紡糸す
るための油状処理剤を紡糸口金の吐出面に簡単か
つ有利に施すことを可能にする方法および装置を
使用することである。さらに本発明の課題は、溶
融紡糸工程中不断に、均質なシリコーンフイルム
が口金吐出面に存在することを保証することであ
る。さらに本発明の課題は、溶融紡糸法における
前述の欠点がもはやもしくは全ての場合にわずか
な程度でも生じないようにすることである。本発
明のもう1つの課題は、直接に、溶融紡糸法で常
用の口金に使用することができる装置を、この場
合口金を変えずにもしくは、常用の紡糸装置に費
用のかかる構造的処置を必要とせずに使用するこ
とである。
本発明によればこの課題は、前述の方法におい
て、油状処理剤が、口金外周との接触に役立つ接
触部を有しかつ支持装置によりこの接触部が圧迫
される環状分配体を使用し、口金の外縁および、
この外縁に隣接する紡糸孔間の口金外周に施され
る方法により解決される。有利に、油状処理液を
施すため、吸収性、毛細管作用性の材料より成る
環状分配体を使用し、これにその周囲の口金面が
接触する。
油状処理剤を均質に、それ自体包囲された周面
に施すのが有利である。油状処理剤は連続的に施
すのが有利である。油状処理剤は、また断続的
に、大体において同じ期間で施すことができる。
油状処理剤を、口金の周囲にあるそれぞれの位置
に施すことが可能であり、その場合これらの位置
が、有利に大体において相互に同じ距離を有す
る。殊に処理剤としては、流動性の、最低300℃
の耐熱性のオイルが適当であり、シリコーンオイ
ルが油状処理剤として殊に重要である。有利なの
は、シリコーンオイルがセリウム化合物で安定化
されている場合である。
本発明によれば、前述の課題を解決するため、
油状処理剤が紡糸口金の周囲から、その外縁およ
び、該外縁に隣接する紡糸孔間に施される装置に
おいて、油状処理剤に対し吸収性、毛細管作用性
材料より成り、口金外周との接触に役立つ接触部
を有する環状の分配体およびこの環状分配体用の
支持装置より成る装置が使用されることができ
る。支持装置として殊に適当なのは、吸収性、毛
細管作用性の材料より成る環状分配体(以下に単
にリングと呼称する)を収容し、同時に油状処理
剤の貯蔵室として形成されていることができる室
である。この場合支持装置は、吸収性リングを収
容する簡単な溝として形成されていることができ
る。殊に有利なのは、支持装置が、その外壁1が
内壁2よりも高い環状室として形成された装置で
あり、その場合外壁は吸収性リングの接触部分で
ほぼ遮蔽される。有利なのは、環状室の底部4が
平らでありかつ環状壁1,2が相互に平行に配置
された場合である。
環状壁1,2は一般に同心に、有利に同心に相
互に平行に延び、かつ最良には平らである底部で
結合されている。有利に環状壁1,2は、有利に
5〜30゜である傾斜角α(第1図参照)を有する。
有利に吸収性リングは、最低300℃までその吸
収性、毛管作用特性を維持するフエルト状のまた
は焼結せる材料より成る。フエルト状材料は無機
繊維をベースとして形成されることができ、その
場合これは、フエルトに、原料繊維より成る支持
組織が設けられた場合が有利である。焼結材料と
しては、金属、合金またはセラミツクが使用され
ることができる。
本発明による装置は、紡糸機械の室状または溝
状支持装置に、一緒にして、群に分けてもしくは
それぞれに適当な導管を経て油状処理剤の貯蔵容
器が設けられるように形成されることができる。
油状処理剤としては、本発明の範囲内で、溶融
紡糸口金を処理するのに適当な常用の物質が使用
されることができる。オイルは、溶融紡糸工程中
に口金の吐出面に生じる温度で、口金の金属面上
で流動性の、すなわち、表面が適当に濡れる状態
であるという特性を有する必要があることは自明
である。また使用されるオイルは、溶融紡糸温度
でできるだけわずかな揮発度を有するべきであ
る。殊に有利なのは、使用されるシリコーンオイ
ルが安定化された場合である。適当なシリコーン
オイルおよびその安定化に関する詳細な記載は、
西ドイツ国特許明細書第2351668号から明白であ
る。
油状処理剤は、口金の周囲から、その外壁およ
び該外壁に隣接する紡糸孔間に施される。口金に
おける紡糸孔が、一般に規則的配列で、例えば蜂
の巣状または環状に配置されていることは公知で
ある。口金の外縁および、該外縁に隣接する紡糸
孔間に、紡糸孔不含である多かれ少なかれ広巾の
周囲の面がある。本発明の範囲内では、油状処理
剤がこの周囲の面へ施されれば十分であり;引続
き油状処理剤を、口金の他の位置に、例えば中心
部に施すことは不必要である。
意外にも、オイルが口金の周囲から口金吐出面
の内側にわたり均質に分配され、かつオイルがわ
ずかな時間でさえ口金吐出面の中心部にまで達
し、その場合均質な連続する油膜を生じることが
判明した。
有利に、本発明による方法は多孔口金で使用さ
れる;本発明の範囲内で、単孔口金に相応に油状
処理剤を施すことも可能であることは明白であ
る。
油状処理剤を施すため、吸収性の毛細管作用性
材料が役立つ。本発明の範囲内の吸収性および毛
細管作用性とは、材料が、油状処理剤を灯心―ま
たは海綿状物質と類似に吸収しかつこれを口金面
へ放出する状態であることを表わす。さらに、吸
収性の毛細管作用性材料は直接に口金面と接触す
る。
一定の平衡状態が生じ、これが殊に不変の状態
を口金に配慮すると判明した。従つて、油状処理
剤を十分に吸収せる毛細管作用性材料は、所定量
のオイルを口金面へ、連続油膜が生じるまで供給
するにすぎない。紡糸中の油状処理剤の消費量が
極めてわずかであるので、しばしば長時間にわた
り、吸収性材料に引続き油状処理剤を施すことな
く、十分な油膜を口金に保証することが可能であ
る。その後に必要に応じ毛細管作用性材料に再び
油状処理剤が、例えばこの材料を、処理剤を有す
るオイル中へ浸漬することにより飽和させること
により供給されることができる。
口金を処理する場合、差当りまだ未処理の乾燥
口金に、その周囲から油状処理剤を施しかつ溶融
紡糸工程をはじめるとともに、オイルが均質に口
金に分配するまで待つ。一般にこのことは、すで
にわずかな時間後に該当する。明白に、口金にも
差当り、例えば噴霧することにより適当な油膜を
施し、その後に本発明による方法により、相応に
一定の油膜が口金上に存在するように配慮するこ
とができる。
有利に油状処理剤は、それ自体包囲された周面
へ、円形を有する口金の場合はつまり、押出孔が
ある面の周囲に延びる環状面へ均質に施される。
他の幾何学的形状を有する口金、例えば方形口金
の場合、それ自体包囲された周面が相応する方形
の縁部として形成されている。
有利に、油状処理剤は連続的に施され、このこ
とが、吸収性材料を口金外周と不断に接触せるま
まとすることにより惹起されることができる。ま
た油状処理剤を不連続に施すことが可能である、
そのためしばらくの間油を、十分な油膜が生じる
まで施し、その後に、口金、表面および吸収性材
料間の接触を中断し、かつ差当りその後の時点ま
でに再び準備する。この不連続の断続的操作方法
において、油状処理剤を規則的な時間で施す場合
が有利である。
オイルを、それ自体包囲された周面全体に施す
ことが必らずしも必要ではない。さらに、オイル
を周囲にそれぞれの位置にだけ施せば有利かつ十
分である。従つてオイルを、口金の周囲の2つ、
3つまたは4つの位置に施せば十分である。有利
に油状処理剤を、大体において相互に同じ距離に
あるそれぞれの位置に施す。
油状処理剤を、紡糸口金の周囲からその外縁お
よび、該外縁中で隣接する紡糸孔間に施すための
装置は、大体において、口金の周囲と接触するた
めの接触部を有する、吸収性の毛細管作用性材
料、および該吸収性材料のための支持装置より成
る。
支持装置の形状は口金に合せられており、すな
わちこれは、その外縁および、該外縁に隣接する
紡糸孔間の口金周面に合うような幾何学的構造を
有する。これが、円形の口金では円形の環状構造
である。
有利に支持装置は、口金表面に向け相応する穴
を有する室として形成され、その結果吸収性材料
が該室から突出することができかつこうして口金
の周面と直接に接触することができる。同時に室
は、油状処理剤の貯蔵室として形成されることが
できる。このことは、第2図に詳記せるように、
室の下部が拡張されかつ、油状処理剤が充填され
ることができる貯蔵室4として形成されたように
行なわれることができる。その場合吸収性材料は
その下部が油状処理剤と不断に接触し、従つてこ
れが不断にオイルで飽和されかつ適当な量のオイ
ルが接触部を経て紡糸口金へ供給されることがで
きる。
大ていの場合、支持装置が、吸収性材料を包囲
しかつ固定するのにだけ役立つ簡単な溝として形
成されれば全く十分であり、その結果吸収性材料
が口金と接触することができる。
本発明による装置の殊に有利な実施例を第1図
に示す。支持装置は、吸収性材料を収容する環状
室より成る。これは、平らな底部3並びに、相互
に平行に配置された環状室1および2を有する。
室は上方へ、すなわち口金の吐出面の方向へ開い
ている。環状壁は傾斜角αを有することができ
る、これは有利に5〜30゜である。
この種の装置中へ、バンド状の吸収性材料を極
めて簡単に入れることができる。
明白に、該装置が円錐角を有することは必らず
しも必要でなく、これはまた、相応する環状室底
部により同心に結合された2つの円筒状リングを
側壁として有する環状室として形成されることが
できる。またこの環状室は管状の断面を有するこ
とができ、その場合適当な穴が、オイルを施す際
口金に対向する面に存在する。このような環状室
は、簡単に、適当な短管から製造されることがで
き、そのため、短管の終端および始端を相互に結
合しかつ、この場合得られる環状の構造物にスリ
ツトまたは類似の穴を設ける。環状室の穴は、連
続的であるかもしくは、中断部を、有利に規則的
な距離で有することができる。
吸収性材料を収容するのに特定された室状また
は溝状の支持装置は、第3図に示すように、適当
な導管5を経て油状処理剤の貯蔵容器6と接続さ
れることができる。多数の口金を含有する紡糸機
械の場合、室状または溝状の支持装置は、一緒に
して、群にわけてあるいはまたそれぞれに、適当
な導管を経て油状処理剤の貯蔵容器が設けられる
ことができる。吸収性材料に給油するため、貯蔵
容器および支持装置間で導管中へ、例えばポンプ
のような配量装置を取付けることは不必要であ
る、それというのもすなわち、口金面に油状処理
剤を均質に供給することは、簡単な方法で、供給
管中の所定の流体静力学的圧力を調節することに
より達することができるからであり、これは例え
ば、貯蔵容器を所定の高さに取付けることにより
惹起することができる。
吸収性材料と接触することによりオイルが口金
周面へ供給される位置から、隣接する口金孔にま
での、例えば紡糸口金の最外側の環状部上の孔ま
での距離は、比較的広い範囲内で変動させること
ができる。しかしながら、有利にこの距離は4〜
10mmである。
室状支持装置の厚さが得られる、内側および外
側の環状壁間の距離は、有利に3〜5mmであり、
かつ一般に6mmよりも大きくはない。
該装置は、吐出面を処理するため、開口のある
側を口金の吐出面へ向けかつ適当に固定され、そ
の結果吸収性材料が口金外周面に適当に接触す
る。該装置を、有利にねじを使用し安定に口金に
載るように固定することが可能である。これは例
えば、環状室外側にねじ山を設ける方法で行なわ
れることができ、従つてこのねじは相応するねじ
中へ、これが安定に口金に載るまでねじ込まれる
ことができる。また該装置は、若干のねじを使用
し、これが安定に口金に載るように固定すること
が可能である。
しかしながら有利に該装置は、第4図に示すよ
うに、簡単な固定が可能であるバヨネツト接続部
7が設けられる。
さらに該装置は、第5図に示すように、それを
使用して固定が可能である磁石8が設けられるこ
とができる。
第6図は、第1図の環状分配体用支持装置をポ
ツト形の紡糸口金10に取付けた状態を示す縦断
面図であり、その環状室中にオイルで含浸された
フエルト9が配置され、このフエルトが実際の分
配体として作用する。フエルト9を有する環状室
が下方から紡糸口金10へ圧迫される。この方法
で、オイルが、口金10の外縁およびこの外縁に
隣接する紡糸孔11間の口金外周に施される。こ
の位置から、口金の吐出面12上のオイルが吐出
面の内側へも分散され、その結果それぞれの紡糸
孔11,11……に隣接する面にもオイルが供給
され;すなわち均質な油膜が形成される。
殊に本発明による方法並びに装置は、ポリエス
テルおよびポリアミドのような常用のポリマーか
ら合成繊維を溶融紡糸するのに適当である。不断
に、連続する均質な油膜が口金に存在することが
達せられ、これによりシエーブ周期を著るしく延
長させることが可能である。この場合、シエービ
ングするための作業費用の低減とともに、紡糸障
害およびシエービングで生じる廃産物の相当な低
減が得られる。
もはや、シリコーンを手作業で施すことは不必
要であり、その結果、作業員の過失により生じえ
た全ての欠点がなくなる。殊に意外だつたのは、
本発明により不断に十分な処理剤膜が、配量のた
めにとくに前準備する必要なしに口金に得られる
ことができることである、それというのも該方法
および装置が大体において自動調節で作動するか
らである。外側の環状壁は、これが口金の吐出面
に接触する側をとくに密閉して設けられる必要が
ない、それというのもオイルが、外方でなく内方
へ、紡糸孔の方向へ流動するからである。本発明
による方法ないしは装置を使用し、多数の口金を
有する紡糸装置の口金にも均質にシリコーンオイ
ルを施すことができる。処理すべき口金は、2つ
またはそれ以上の有孔環状部を有するかまたは、
他の配列、例えば蜂の巣形配列の多数の穿孔を有
することができる。また本発明によれば、ケーブ
ル繊維の製造に使用されかつ、1000またはそれ以
上の紡糸孔が取付けられた口金でさえ処理される
ことができる。
殊に有利なのは、本発明による方法が常用の溶
融紡糸法で直接に使用されることができ、かつ本
発明による装置が全ての常用の紡糸口金に、大改
造せずに取付けうることである。紡糸口金下部の
紡糸口でだけ、適当な固定方法、例えば適当なね
じ、強磁性材料の存在もしくは適当なバヨネツト
接続を配慮する必要がある。
本発明を使用し、全ての常用の口金シエーブ剤
が直接適当に口金に分配されることができ、かつ
溶融紡糸する際14日またはそれ以上のシエーブ周
期を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、いずれも本発明による装置
の実施例を略示するそれぞれ縦断面図であり、第
6図は、第1図の環状分配体用支持装置をポツト
形の紡糸口金に取付けた状態に示す縦断面図であ
る。 1,2…環状壁、3…底部、4…処理剤貯蔵
室、5…導管、6…処理剤貯蔵容器、7…バヨネ
ツト接続部、8…磁石、9…オイルで含浸された
フエルト、10…紡糸口金、11…紡糸孔、12
…紡糸口金の吐出面、13…フイラメント、14
…紡糸方向。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 紡糸口金の吐出面を、融液から繊維を紡糸す
    るための油状処理剤で処理するに当り、油状処理
    剤が、口金外周との接触に役立つ接触部を有しか
    つ支持装置によりこの接触部が圧迫される環状分
    配体を使用し、口金の外縁およびこの外縁に隣接
    する紡糸孔間の口金外周に施されることを特徴と
    する紡糸口金の吐出面を処理する方法。 2 油状処理剤を施すため、吸収性、毛管作用性
    の材料より成る環状分配体を使用し、これを口金
    表面にその外周から接触させることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項記載の紡糸口金の吐出
    面を処理する方法。 3 油状処理剤を、それ自体包囲された周囲に均
    質に施すことを特徴とする、特許請求の範囲第1
    項または第2項のいずれかに記載の紡糸口金の吐
    出面を処理する方法。 4 油状処理剤を連続的に施すことを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項から第3項までのいず
    れか1項に記載の紡糸口金の吐出面を処理する方
    法。 5 油状処理剤を断続的に、大体において規則的
    な時間をおいて施すことを特徴とする、特許請求
    の範囲第1項から第3項までのいずれか1項に記
    載の紡糸口金の吐出面を処理する方法。 6 油状処理剤を、大体において相互に同じ距離
    をおいて口金の外周に配置されたそれぞれの位置
    に施すことを特徴とする、特許請求の範囲第1
    項,第2項,第4項または第5項のいずれかに記
    載の紡糸口金の吐出面を処理する方法。 7 油状処理剤として、流動性の、最低約300℃
    まで熱安定性のオイルを使用することを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項から第6項までのいず
    れか1項に記載の紡糸口金の吐出面を処理する方
    法。 8 油状処理剤としてシリコーンオイルを使用す
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第1項から第
    7項までのいずれか1項に記載の紡糸口金の吐出
    面を処理する方法。 9 セリウム化合物で安定化せるシリコーンオイ
    ルを使用することを特徴とする、特許請求の範囲
    第8項記載の紡糸口金の吐出面を処理する方法。 10 紡糸口金の吐出面を、融液から繊維を紡糸
    するための油状処理剤で処理するため、油状処理
    剤が口金の外縁およびこの外縁に隣接する紡糸孔
    間の口金外周に施される方法を実施する装置にお
    いて、油状処理剤に対し吸収性、毛細管作用性の
    材料より成り、口金外周との接触に役立つ接触部
    を有する環状分配体およびこの環状分配体用の支
    持装置を特徴とする紡糸口金の吐出面を処理する
    装置。 11 吸収性、毛細管作用性の材料より成る環状
    分配体を収容し、同時に油状処理剤のための貯蔵
    室4として形成されることができる、口金面へ開
    いた室を特徴とする、特許請求の範囲第10項記
    載の紡糸口金の吐出面を処理する装置。 12 吸収性の環状分配体を収容する簡単な溝と
    して形成された支持装置を特徴とする、特許請求
    の範囲第10項または第11項のいずれかに記載
    の紡糸口金の吐出面を処理する装置。 13 環状室の外壁1が内壁2よりも高く、その
    場合この外壁1の上縁および吸収性環状分配体が
    ほぼ同じ高さに終結することを特徴とする、特許
    請求の範囲第10項から第12項までのいずれか
    1項に記載の紡糸口金の吐出面を処理する装置。 14 平らな環状室底部3並びに相互に平行に配
    置された環状壁1,2を特徴とする、特許請求の
    範囲第13項記載の紡糸口金の吐出面を処理する
    装置。 15 相互に同心に平行に延び、平らな底部によ
    り相互に接続された環状壁1,2が、傾斜角αを
    有することを特徴とする、特許請求の範囲第13
    項または第14項のいずれかに記載の紡糸口金の
    吐出面を処理する装置。 16 吸収性の環状分配体が、最低300℃までそ
    の吸収性、毛細管作用性の特性を維持するフエル
    ト状のもしくは焼結せる材料より成ることを特徴
    とする、特許請求の範囲第10項記載の紡糸口金
    の吐出面を処理する装置。 17 有機繊維をベースとするフエルト状材料を
    特徴とする、特許請求の範囲第16項記載の紡糸
    口金の吐出面を処理する装置。 18 原料繊維より成る支持組織を有するフエル
    トを特徴とする、特許請求の範囲第17項記載の
    紡糸口金の吐出面を処理する装置。 19 金属、合金またはセラミツクをベースとす
    る焼結材料を特徴とする、特許請求の範囲第16
    項記載の紡糸口金の吐出面を処理する装置。 20 紡糸装置の室状または溝状の支持装置に、
    一緒にして、群に分けてまたはそれぞれに適当な
    導管を経て油状処理剤の貯蔵容器が設けられてい
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第10項か
    ら第19項までのいずれか1項に記載の紡糸口金
    の吐出面を処理する装置。 21 バヨネツト接続部7を有する支持装置を特
    徴とする、特許請求の範囲第10項から第20項
    までのいずれか1項に記載の紡糸口金の吐出面を
    処理する装置。 22 固定するのに役立つ磁石8を有する支持装
    置を特徴とする、特許請求の範囲第10項から第
    20項までのいずれか1項に記載の紡糸口金の吐
    出面を処理する装置。 23 糸または繊維を溶融紡糸法により製造する
    際に使用することを特徴とする、特許請求の範囲
    第10項記載の紡糸口金の吐出面を処理する装
    置。
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