JPH0614828Y2 - 潤滑剤塗布装置 - Google Patents

潤滑剤塗布装置

Info

Publication number
JPH0614828Y2
JPH0614828Y2 JP1987115722U JP11572287U JPH0614828Y2 JP H0614828 Y2 JPH0614828 Y2 JP H0614828Y2 JP 1987115722 U JP1987115722 U JP 1987115722U JP 11572287 U JP11572287 U JP 11572287U JP H0614828 Y2 JPH0614828 Y2 JP H0614828Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricant
nipple
wiper
chamber
truncated cone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987115722U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0165676U (ja
Inventor
賢二郎 神原
利明 前原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd filed Critical Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority to JP1987115722U priority Critical patent/JPH0614828Y2/ja
Publication of JPH0165676U publication Critical patent/JPH0165676U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0614828Y2 publication Critical patent/JPH0614828Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電線ケーブルなどの長尺体の表面に潤滑剤を塗
布する装置に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
第3図に示す被覆電線の端末接続工事における端末絶縁
部をとり出す際にシース部を剥ぎ取りやすくするため、
前記被覆電線の製造工程において、導体a上に絶縁体b
を押出成形するとき、押出成形された絶縁体b表面にシ
リコン油などの潤滑剤を塗布したのちシースcの被覆を
して、絶縁体b表面でのシースc被覆の剥離性をよくし
ている。
この潤滑剤塗布作業は、従来、点滴装置で潤滑剤をスポ
ンジ、フェルトなどの吸油性材に滴下し、この潤滑剤を
含んだ吸油性材の中を絶縁押出された電線を通過させ
て、絶縁体b表面に潤滑材を塗布している。しかし、こ
の点滴装置では、絶縁外径、押出線速などが異なる場
合、それらに適した潤滑剤塗布量に見合うだけの滴下量
に調整するのは難しく、潤滑剤塗布量が多すぎたり、少
なすぎたりすることがある。この潤滑剤塗布量が少ない
と、端末接続工事における端末絶縁部を取り出す際、絶
縁体b表面とシース部cの滑りが悪くなり、シース部c
の剥ぎ取り作業がスムーズにいかないという問題が生じ
る。一方、多すぎると潤滑剤がムダになるという問題が
生じる。
〔考案の目的〕
本考案は、以上の点に鑑み、長尺体表面に適量な潤滑剤
を塗布することのできる潤滑剤塗布装置を提供すること
を目的とする。
〔目的を達成するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案にあっては、潤滑剤
塗布室に長尺体を貫通して走行させ、その潤滑剤塗布室
の長尺体入口側に前記長尺体への潤滑剤供給ノズルを設
けるとともに、長尺体出口側には潤滑剤塗布室内に向け
て長尺体表面上に空気を噴射するワイパーを設け、か
つ、ワイパーに供給する圧縮空気配管に圧力調整器を設
けた潤滑剤塗布装置において、 上記ワイパーは、円錐台状内面の軸心上貫通孔を有する
ダイスと、このダイスの前記貫通孔に間隙をもって挿入
されて軸心を上記長尺体が挿通する円錐台部を有するニ
ップルとから成り、 上記ニップルの円錐台部は長尺体の走行方向に向って徐
々に拡径し、この円錐台部の長径端周りに前記間隙全周
に連続する環状の空気溜り部が形成されて、この空気溜
り部に上記圧縮空気配管が接続されており、前記ニップ
ルの円錐台部外面には、軸心方向の螺旋状突条が複数本
形成されている構成としたのである。
〔作用〕
このように構成する潤滑剤塗布装置は、長尺体表面にノ
ズルから潤滑剤を噴射して塗布し、その余分な潤滑剤を
圧力調整した空気で飛散させ、長尺体表面の潤滑剤塗布
が行われる。
このとき、圧力調整した空気は、空気溜り部に一担留ま
ったのち、螺旋状突条に沿って間隙内を螺旋状に流れ、
均一な流速の渦巻き流となって長尺体周面に噴射され
る。すなわち、長尺体周面には流れの乱れがなく、かつ
全周面に亘って、均一な流速のうずまき流の噴出とな
り、この流れに応じた塗布量が長尺体表面に残る。この
塗布量は、全周面に亘って空気流れが均一のため均一と
なる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図に示すように、潤滑剤塗布装置は電線15の出入口側
にガイドローラ17a、17bを配設し、電線15の絶
縁体表面に潤滑剤16を塗布する潤滑剤塗布室2と、塗
布された電線15の絶縁体表面の余分の潤滑剤16を飛
散させて潤滑剤塗布量を適量に維持する潤滑剤塗布量調
整室3とから構成されている。なお、この塗布室2と調
整室3で実用新案登録請求の範囲の潤滑剤塗布室とな
る。
潤滑剤塗布室2には、電線15走行通路の出入口に電線
走行時の振動および潤滑剤の飛散防止の為の仕切り材8
が設けられ、中央付近の電線15走行通路真上には、潤
滑剤タンク4から潤滑剤供給ポンプ5により供給される
潤滑剤16を吐出するノズル7が設けられ、該ノズル7
により電線15の絶縁体表面上に潤滑剤16が吐出塗布
される。吐出された余分の潤滑剤16は潤滑剤塗布室2
の底部に配設された排出間9aにより潤滑剤タンク4に
戻り、ポンプ5により再び潤滑剤塗布室2へ循環供給さ
れる。
潤滑剤塗布量調整室3には電線15走行通路の出口側に
ワイパー10が設けられている。このワイパー10は、
第2図に示すように、円錐台状内面の軸心上貫通孔10
aを有するダイス10bと、このダイス10bの前記貫
通孔10aに間隙aをもって挿入された円錐台部10c
を有するニップル10dとから成る。
上記ニップル10dの円錐台部10cは電線15の走行
方向に向って徐々に拡径し、この円錐台部10cの長径
端周りに、後述のケーシング10′でもって前記間隙a
全周に連続する環状の空気溜り部10gが形成されてい
る。また、ニップル10dの円錐台部10c外面には軸
心方向の螺旋状突条10eが複数本形成されている。
ダイス10bとニップル10dは塗布量調整室3の壁に
取付けられたケーシング10′に押え板10f等を介し
て設けられており、ニップル10dの円錐台部10cの
先端からその軸心を電線15が挿通する。
前記ケーシング10′には、圧力調整器13を介設した
圧縮空気配管12が接続されて前記空気溜り部10gに
連通しており、この配管12から圧縮空気が空気溜り部
10gを介して間隙aに供給されると、その圧縮空気
は、空気溜り部10gで一担留まった後、間隙a内で突
条10eによってうず巻状に旋回されながら電線15上
に噴射されてその表面に塗布された余分の潤滑剤16を
均一に飛散する。このとき、電線15の線速、線径に応
じて圧力調整器13により、圧縮空気圧力を調整して潤
滑剤16の飛散量を調整し、潤滑剤16の塗布量を適量
に維持する。飛散された潤滑剤16は排出管9bにより
潤滑剤タンク4に戻り、ポンプ5により再び潤滑剤塗布
室2へ循環供給される。
また、潤滑剤塗布量調整室3は、ワイパー10による圧
縮空気で該室内の圧力が上昇するのを防止するための排
気管14が設けられている。なお、排気管14の途中に
排気ブロワを設けてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成して、電線の絶縁体表面上の
潤滑剤塗布量を適量に維持するようにしたので、前記絶
縁体上にシース被覆した電線は、端末接続の工事におけ
る端末絶縁部を取出す際のシース部の削ぎ取り作業がス
ムーズに行える。
また、圧力調整した空気を、ダイス内の空気溜り部に一
担留めたのち、螺旋状突条に沿って間隙内に螺旋状に流
し、均一な流速の渦巻き流として、長尺体周面に噴射す
るようにしたので、長尺体表面も全周面に亘って潤滑剤
が均一に塗布されたものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る潤滑剤塗布装置の一実施例の概略
図、第2図は第1図のワイパー部の拡大断面図、第3図
は被覆電線の断面図である。 1……潤滑剤塗布装置、2……潤滑剤塗布室、3……潤
滑剤塗布量調整室、4……潤滑剤タンク、5……潤滑剤
供給ポンプ、7……潤滑剤供給ノズル、10……ワイパ
ー、10a……貫通孔、10b……ダイス、10c……
円錐台部、10d……ニップル、10e……突条、10
g……空気溜り部、12……圧縮空気配管、13……圧
力調整器、15……電線、16……潤滑剤、a……間
隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】潤滑剤塗布室2に長尺体15を貫通して走
    行させ、その潤滑剤塗布室2の長尺体15入口側に前記
    長尺体15への潤滑剤供給ノズル7を設けるとともに、
    長尺体15出口側には潤滑剤塗布室2内に向けて長尺体
    15表面上に空気を噴射するワイパー10を設け、か
    つ、ワイパー10に供給する圧縮空気配管12に圧力調
    整器13を設けた潤滑剤塗布装置であって、 上記ワイパー10は、円錐台状内面の軸心上貫通孔10
    aを有するダイス10bと、このダイス10bの前記貫
    通孔10aに間隙aをもって挿入されて軸心を上記長尺
    体15が挿通する円錐台部10cを有するニップル10
    dとから成り、 上記ニップル10dの円錐台部10cは長尺体15の走
    行方向に向って徐々に拡径し、この円錐台部10cの長
    径端周りに前記間隙a全周に連続する環状の空気溜り部
    10gが形成されて、この空気溜り部10gに上記圧縮
    空気配管12が接続されており、前記ニップル10dの
    円錐台部10c外面には、軸心方向の螺旋状突条10e
    が複数本形成されていることを特徴とする潤滑剤塗布装
    置。
JP1987115722U 1987-06-26 1987-07-27 潤滑剤塗布装置 Expired - Lifetime JPH0614828Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987115722U JPH0614828Y2 (ja) 1987-06-26 1987-07-27 潤滑剤塗布装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9873087 1987-06-26
JP62-98730 1987-06-26
JP1987115722U JPH0614828Y2 (ja) 1987-06-26 1987-07-27 潤滑剤塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0165676U JPH0165676U (ja) 1989-04-26
JPH0614828Y2 true JPH0614828Y2 (ja) 1994-04-20

Family

ID=31718729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987115722U Expired - Lifetime JPH0614828Y2 (ja) 1987-06-26 1987-07-27 潤滑剤塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0614828Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10414303B2 (en) 2015-04-23 2019-09-17 Tachi-S Co., Ltd. Seat

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5088883U (ja) * 1973-12-17 1975-07-28

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10414303B2 (en) 2015-04-23 2019-09-17 Tachi-S Co., Ltd. Seat

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0165676U (ja) 1989-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100384649B1 (ko) 회전식분무기
US3653295A (en) Method of providing a lubricant to braided cord
JPS636847B2 (ja)
JPH0356102B2 (ja)
US4946101A (en) Atomizer
US4046103A (en) Impregnating die
JPH0614828Y2 (ja) 潤滑剤塗布装置
JPS5939364A (ja) 二成分噴霧ノズル
JPS6024457Y2 (ja) 塗装材料分布装置
JPS63243288A (ja) 長尺螺旋管への防錆剤塗布及び除去装置
RU2014906C1 (ru) Устройство для нанесения покрытий
US4431684A (en) Ultrasonic vibrator for applying finish to yarn
JP3373050B2 (ja) 表面処理装置
RU2343992C1 (ru) Мелкодисперсный дождеватель
EP0082896B1 (en) Method and apparatus for applying liquid to a moving threadline
JP3562361B2 (ja) 回転霧化塗装装置
US3084875A (en) Ink nozzle for pump-type ink motions
SU906623A1 (ru) Распылитель текучей среды
CN204000245U (zh) 一种用于纤维表面特殊结构设计的连续化涂覆设备
JPS6129241B2 (ja)
JPS6222312Y2 (ja)
JP2021126637A (ja) エレクトロスプレー用のノズル、エレクトロスプレー装置、及びエレクトロスプレー法
JPH0410937Y2 (ja)
JPS6172515A (ja) 編成乃至織成されたホースを連続的に両面コーテイングする方法及び装置
SU899031A1 (ru) Распылитель жидкости