JPH074566B2 - 塗工機 - Google Patents

塗工機

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JPH074566B2
JPH074566B2 JP23454785A JP23454785A JPH074566B2 JP H074566 B2 JPH074566 B2 JP H074566B2 JP 23454785 A JP23454785 A JP 23454785A JP 23454785 A JP23454785 A JP 23454785A JP H074566 B2 JPH074566 B2 JP H074566B2
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JP
Japan
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paint
die
coating
main body
backing roll
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JP23454785A
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JPS6295171A (ja
Inventor
武雄 中沢
博文 森田
昌彦 新田
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は紙やプラスチックフィルムなどのウエッブに塗
料を塗布する塗工装置に関する。
<従来技術およびその問題点> 紙やプラスチックフィルム等のウエッブにクレー等の塗
料を塗布する装置の1つとしてファウンテンコータと呼
ばれる塗工機が広く使用されている。第4図は従来の塗
工機断面図である。第4図において、1はバッキングロ
ール、2はウエッブ、3は塗料、4はダイ、5はデイス
トリビュータ管、6はヘッダである。
外周面にゴム等の弾性体を巻付けてなるバッキングロー
ル1の外周にウエッブ2を巻掛けて走行するようにして
ある。バッキングロール1の下方にはバッキングロール
に平行にダイ4が設けられけている。ダイ4の上部には
ノズル4aが設けられており、且つ内部の塗料3の圧力は
0.3〜0.5kg/cm2Gに保たれていて、塗料3をバッキング
ロール1に支持されて走行するウエッブ2に吹付けてい
る。
塗料3を塗られたウエッブ2は次工程で乾燥される。
ダイ4には巾方向に所要のピッチで多数のデイストリビ
ュータ管5が接続されており、且つデイストリビュータ
管5はダイ4と平行に設けられたヘッダ6に接続されて
いて、ヘッダ6からデイストリビュータ管を経て塗料3
がダイ4に供給される。尚第4図には示されていないが
ダイ4でウエッブ2に塗料3を塗った直後にブレードや
エヤナイフでウエッブ2への塗布量を一定にすべく過剰
に塗られた塗料を掻き落すようにしたファウンテン・ブ
レード・コータやファウンテン・エヤナイフ・コータ等
も使用されている。
かかる従来の塗工機において、塗料3がダイ4のノズル
4aから巾方向に均一に噴出されないため、ウエッブ2に
巾方向の塗工むらが発生するという問題がある。かかる
塗工むらは上述のブレードやエヤナイフによる掻き落し
により多少軽減されるが、必ずしも完全にむらがなくな
ることはないし、さらにブレードやエヤナイフのない第
4図に示す塗工機では重大な問題となる。ダイ4のノズ
ル4aからの塗料の噴出量が巾方向に均一でないのは、デ
イストリビュータ管5内を流れる塗料3の流量が各管毎
に異なることが主な原因であり、これを解決するためヘ
ッダの形状を工夫したり、ヘッダの塗料の流入口を前・
裏の2ヶ所からとするなどの対策がなされているが、必
ずしも成功しておらず、又一定の塗料の流量や粘度に対
しては良い結果が得られても他の流量や粘度では結果が
よくないという問題が残る。一方塗料3の中には塗料調
合工程で、攪拌などにより空気が混入し、小さな気泡と
なって存在しており、かかる気泡は塗工面にスキップ・
コーティング等の塗工不良を起すという問題がある。塗
料3がダイ4に達するまでにかかる気泡を除去する脱気
方法として、消泡剤を加えるとか、塗料タンクの滞留時
間を長くして、気泡を自然に上昇させてやるとかの方法
や、ダイ4の形状に工夫をこらして気泡を除くこと(実
開昭58−58865)などが提案されているがいずれも効果
が不充分で、特に粘度の高い塗料に対しては効果がほと
んどない。
<発明の目的> 本発明は従来技術のかかる問題点に鑑み案出されたもの
で、ヘッダ6とダイ4との間に複数の脱気機能を有する
フィーダを介設すると共に、該フィーダから気泡と共に
塗料を排出し、且つ排出流量を調節することにより各フ
ィーダからダイ4に流入する塗料の流量を均一化するこ
とにより、塗工むらがなく、且つスキップ・コーティン
グ等の塗工不良のない塗工機を提供することを目的とす
る。
<発明の概要> 上記目的を達成するため本発明の塗工機の構成はバッキ
ングロールと、バッキングロールの下方に平行に設けら
れ、バッキングロール巻掛けられて走行するウエッブに
塗料を吹付けるダイと、該ダイに対して平行に設けられ
て塗料を供給するヘッダと、該ヘッダより分岐する複数
のデイストリビュータ管を介してそれぞれ塗料を導入
し、ダイに対して並列に塗料を供給する複数のフィーダ
とを備え、該フィーダは上端がダイに連通しており、内
周の水平断面が円形である適宜の形状でかつ有底の本体
を有し、該本体周壁の底部付近に上記デイストリビュー
タ管を通して送られる塗料を接線方向に導入する塗料入
口を有しているとともに、本体底面中央部付近に気泡出
口を有してなり、さらに該気泡出口の外部には流量調節
弁が接続されていることを特徴とするものである。
即ち、略筒状のフィーダ本体に接線方向に流入する塗料
により本体内に渦流を発生させ、遠心力により本体中心
部に集合する気泡を塗料と共に本体底面中央部付近に設
けられた気泡出口から外部に流出させる。且つ気泡出口
から流出する塗料の流量を調節弁により調節する。この
ように脱気をするのでスキップ・コーティング等の塗工
不良が起ることがなく、且つ排出流量の調節により各フ
ィーダからダイに流入する塗料流量が均一化するのでダ
イから噴出する塗料流量が均一化し、塗工むらがなくな
る。
<実施例> 以下本発明の塗工機の一実施例について図面を参照しつ
つ説明する。
第1図は本発明の塗工機の断面図、第2図は同じく斜視
図、第3図は第1図のフィーダ部分のIII−III矢視を示
す断面図である。第1図ないし第3図において、1はバ
ッキングロール、2はウエッブ、3は塗料、4はダイ、
5はデイストリビュータ管、6はヘッダ、7はフィー
ダ、8は塗料排出管、9は調節弁である。
尚本発明は従来の塗工機のヘッダ6からデイストリビュ
ータ管5を経てダイ4に至る塗料供給系統において、デ
イストリビュータ管5とダイ4の間に脱気機能を有する
フィーダ7を介在させ、且つ、フィーダ7から気泡と供
に塗料の一部を排出するようにしたものである。従って
従来の塗工機と同一のものについては同一の符号を用い
てあり、且つ説明を省略する。
ダイ4には所要のピッチでフィーダ7の塗料流出口7dが
連結されている。各フィーダの底部に連通して塗料の排
出管8が設けられており、排出管8には調節弁9が設け
られている。
フィーダ7はデイストリビュータ管5を介してヘッダ7
と連結されている。ヘッダ6には第2図に示すように前
・裏の両側から塗料3が供給される。
フィーダ7は底部7eを有する円筒状の本体7aと、底部付
近本体7aを囲んで設けられる環状体7bとよりなる。
底部7eには中心部に穴7fが穿設されており、塗料の排出
管8が連結されている。環状体7bにはデイストリビュー
タ管5が接線方向に連結されている。本体7aの底部付近
の環状体7bにより囲まれる部分には2個の接線方向のス
リット7cが設けられている。
次にフィーダ7および調節弁9の作用を説明する。
ヘッダ6からデイストリビュータ5を経てフィーダ7の
環状体7bに流入した塗料3は、環状体7a内で円運動をし
ながらスリット7cを経て本体7a内に流入する。スリット
7cは本体7aの底部7e付近に接線方向に穿設されており、
スリット7cを経て流入する塗料3は本体7a内で渦流を発
生させる。渦流により、1000G程度の遠心力が塗料に作
用すると軽い気泡は中心部に集合する。中心部に集合し
た気泡は、その部分で0.3〜0.5kg/cm2G程度の圧力とな
っており塗料3と共に底部7e中心部に穿設された孔7fよ
り、排出管8、調節弁9を経て外部に流出する。従って
フィーダ7からダイ4に供給される塗料3には気泡はほ
とんど混入しておらず、従ってウエッブ2の塗工面にス
キップ・コーティング等の不良個所は発生しない。
又ウエッブの塗工面の巾方向に塗布量の大きい部分が発
生する場合はその部分に相当するフィーダ7からの塗料
3の排出量を調節弁9を開いて増してやれば、増加分だ
けフィーダ7からダイ4に供給される塗料3の流量が減
少しそれに応じてその部分のノズル4aからの塗料3の流
出量が減少し、塗布量の均一化が達成される。
<発明の効果> 以上述べたように本発明の塗工機には以下の効果があ
る。
(1)ヘッダからデイストリビュータ管を経てダイに至
る塗料供給系統において、デイストリビュータ管とダイ
との間に脱気機能を有するフィーダを設けたので、ダイ
に供給される塗料中には気泡はほとんどなく、従ってス
キップ・コーティング等の不良塗工は発生しない。
(2)フィーダから気泡と共に排出される塗料の流量を
調節弁により調節して、各フィーダからダイに流入する
塗料の流量を調節するようにしたので、ダイのノズルか
ら噴出する塗料は巾方向に均一になり、ウエッブへの塗
料の塗布量の巾方向のむらが発生しない。
(3)各デイストリビュータ毎に脱気装置を設けてお
り、各脱気装置の処理量はヘッダ前に脱気装置設ける場
合に比べて少なく、従って直径も小さくてすむので、同
じ圧力損失(即ち本体入口の流速)でも遠心力が大き
く、脱気効率がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の塗工機の断面図、第2図は斜視図、第
3図は第1図のIII−III矢視を示す断面図である。第4
図は従来の塗工機の断面図である。 1……バッキングロール 2……ウエッブ 3……塗料 4……ダイ 5……デイストリビュータ管 6……ヘッダ 7……フィーダ 8……排出管 9……調節弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッキングロールと、バッキングロールの
    下方に平行に設けられ、バッキングロールに巻掛けられ
    て走行するウエッブに塗料を吹付けるダイと、該ダイに
    対して平行に設けられて塗料を供給するヘッダと、該ヘ
    ッダより分岐する複数のデイストリビュータ管を介して
    それぞれ塗料を導入し、ダイに対して並列に塗料を供給
    する複数のフィーダとを備え、該フィーダは上端がダイ
    に連通しており、内周の水平断面が円形である適宜の形
    状でかつ有底の本体を有し、該本体周壁の底部付近に上
    記デイストリビュータ管を通して送られる塗料を接線方
    向に導入する塗料入口を有しているとともに、本体底面
    中央部付近に気泡出口を有してなり、さらに該気泡出口
    の外部には流量調節弁が接続されていることを特徴とす
    る塗工機。
JP23454785A 1985-10-22 1985-10-22 塗工機 Expired - Lifetime JPH074566B2 (ja)

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JP23454785A JPH074566B2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22 塗工機

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JPS6295171A JPS6295171A (ja) 1987-05-01
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ID=16972731

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