JPS63273998A - 電気機器の異常検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野　］ この発明は、ガス絶縁開閉装置、変圧器等の電気機器の
内部に発生した異常を検出するための異常検出装置に関
するものである。

［従来の技術　］ 第３図は例えば特願昭６２−　号に開示された電気機器
の異常検出装置の構成を示すブロック図であり、図にお
いて（ＧＩＳ）は監視対象の電気機器、例えばガス絶縁
開閉装置（以後、単に開閉装置と称する）、（ＡＮＴ）
は開閉装置（［；Ｉｓ）内部で発生した、微少な放電を
伴う異常を電磁波信号として受信する信号検出部例えば
アンテナ部、（１）はこのアンテナ部（ＡＮＴ）に接続
され、第１の信号を出力する第１の増幅器であって、同
調式或いは非同調式のいずれでもよい。（２）は第１の
増幅器（１）に接続され、電磁波信号から包絡線に相当
する第２の信号を検波する検波器、（３）はこの検波器
（２）の出力側に接続される第２の増幅器、（４）はこ
の第２の増幅器（３）の出力側に接続される音声発生器
である。音声発生手段は以上の第２の増幅器（３）及び
音声発生器（４）から構成される。ここで、音声発生器
（４）としては例えばスピーカやイヤホン等が考えられ
るが以後はスピーカとして説明する。（５）は検波器（
２）の出力側に接続されるレベル比較器、（６）はこの
レベル比較器（５）に接続されるパルス計数器、（７）
はこのパルス計数器（６）の出力側に接続されると共に
レベル比較器（５）に接続される表示器である。パルス
計数表示手段は、これらのレベル比較器（５）、パルス
計数器（６）、及び表示器（７）で構成される。アンテ
ナ部（八ＮＴ）はロッドアンテナやバーアンテナやルー
プアンテナ等の−ｉの中波帯〜超短波帯用のものである
。

上記のように構成された電気機器の異常検出装置におい
ては、開閉装置（ＧＩＳ）内部の異常により発生されか
つ開田装Ｗ（ＧＴＳ）が置かれている回路の形態、線路
の長さ等によって決まる各種の周波数成分を持つ電磁波
信号はアンテナ部（ＡＮＴ）で受信され、第１の増幅器
（１）で第１の信号として増幅される。検波器（２）は
増幅された電磁波信号である第１の信号の包絡線に相当
する信号を検波することにより第２の信号として出力す
る。この第２の信号の中には非常に高い周波数成分も、
また可聴周波数程度のものも含まれている。この第２の
信号は第２の増幅器（３）及びレベル比較器（５）に出
力される。この第２の信号は第２の増幅器（３）で増幅
され、スピーカ（４）を通じて音声として出力され即ち
聴覚に認識可能な形に変換される。一方、レベル比較器
（５）はこの第２の信号のレベルと予め格納されている
設定信号のレベルとを比較して前者が後者よりも大きく
なる毎にこれらの差分をパルスとして出力する。パルス
計数器（６）は内蔵のクロックにより１秒間又は数秒間
に亘って上述のパルス信号のパルス数を計数し、頻度を
求め表示器（７）に送る。つぎに、この表示器（７）は
送られて来た頻度数を表示すると共にレベル比較器（５
）に格納されている設定信号レベルを表示する。　とこ
ろで、レベル比較器（５）のメモリのためにはＲＡＭメ
モリを用い設定値を変更できるようにしてもよい。

［発明が解決しようとする問題点　］ 従来の異常検出装置では、パルスの頻度数及び可聴音の
特性から異常が発生したことを検出できるが、この異常
が電気機器のどの位置に発生したかを検出できないとい
う問題点があった。

この発明は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、異常の発生に加えてその発生位置を検出でき
る異常検出装置を得ることを目的とする。

［問題点を解決するための手段　］ この発明に係る電気機器の異常検出装置（以後、異常検
出装置と称す）は、信号検出部に電磁波信号を検出する
ための２台のループアンテナを設け、これらループアン
テナが、互いに所定の間隔だけ隔てられ、両者を結ぶ線
がそれらのループ面と直角になり、且つ回動部によって
一方のアンテナが回動できるように配置されたものであ
る。

［作用　］ この発明においては、双方のループアンテナを少なくと
も１ｍ隔て且つループ面を相互に平行に配置して指向性
を強調可能にし、さらに、回動部によって一方のループ
アンテナを回動できるように配置することにより双方の
ループアンテナの極性を同一、又は逆に切り換えて異常
放電の位置が検出される。

［実施例　コ 第１図はこの発明の異常検出装置の一実施例を一部ブロ
ック図で示した構成図であり、（１）〜（４）は、従来
例と全く同一であるので、説明を省略する。また、従来
例の（５）〜（７）は、以後信号処理表示手段、例えば
パルス計数表示手段（８）として説明する。（ＡＮＴＩ
　）は、この発明で使用される信号検出部即ちアンテナ
部であり、第１のループアンテナ〈１０）、この第１の
ループアンテナ（１０）からほぼ１ｍＭ間された所に設
けられた第２のループアンテナ（１０ａ）　（なお、こ
れらループアンテナは、それらのループ面が互いに平行
に保たれ且つ両者を結ぶ線と直角になるように配置され
ている。）、第１のループアンテナ（１０）からの出力
を専く同軸ケーブル（１１）、第２のループアンテナ（
１０ａ）からの出力を導く同軸ケーブル（１ｌａ）　、
これら同軸ケーブル（１１）と（ｌ１ｍ＞を接続するコ
ネクタ（１２）及び第２のループアンテナ（１０ａ　）
の回路の極性を切り換える回動部〈１３）を含む、従っ
て、回動部（１３）を回動させることによって第１のル
ープアンテナ（１０）と第２のループアンテナ（１０ａ
　）を同極性又は逆極性にすることができる。なお、回
動部（１３）内には同軸ケーブル（ｌｌａ）が可撓性を
持たされて設けられている。また、これらループアンテ
ナは図示しない構造部材により所定の位置に固定されて
いる。

上記のように構成された異常検出装置の動作を、第２図
に示した２つの場合に分けて以下に詳しく説明する。同
図の（Ａ）は、電磁振動が放射されて生じた電磁波信号
（磁力線の向き）が第１のループアンテナ（１０）と第
２のループアンテナ（１０ａ　）を結ぶ線に平行に発生
する場合である。ここで、回動部（１３）を回動するこ
とによって双方のループアンテナの極性が同じ場合には
出力は大きくなり、異なる時には出力は小さくなる。と
ころが、同図の（Ｂ）の場合のように、電磁振動が放射
されて生じた電磁波信号が上記の（Ａ）以外から、例え
ば双方のループアンテナを結ぶ線に斜め方向から到来す
る場合には、これらに誘起される信号の位相は違ってい
るために、回動部（１３）を回動させることによって第
２のループアンテナ（１０ａ）の極性を切り換えて双方
のループアンテナを同極性又は逆極性にしても信号レベ
ルは余り変化しない。

このようにして、各ループアンテナにより検出された信
号は第１の増幅器（１）によって増幅され以後従来例と
同様に動作し、パルス計数表示手段（８）によって計数
され、表示される０以上のようにアンテナ部（八ＮＴＩ
）を電波の到来方向に対して回動させ、回動部（１３）
の操作により信号の変化の程度の大小を知り、電波の到
達方向を知ることができる。

上記の実施例では、双方のループアンテナの設π間隔は
主として検出する電磁波の波長の１／４程度にすること
が望ましいが、装置を据置型として用いる場合には先に
開示した１ｍ程度より大きくすることにより、更に低い
周波数領域まで検出するようにしても良い。

尚、上記の説明では検出対象とする電気機器はガス絶縁
開開装置としたが、開田機器、変圧器等に適用しても良
い。

［発明の効果　］ この発明は以上説明したとおり、信号検出部に、電磁波
信号を検出するための２台のループアンテナを備え、こ
れらループアンテナを互いに所定の間隔だけ隔て、両者
を結ぶ線がそれらのループ面と直角になり、且つ回動部
によって一方のループアンテナが回動され得るように配
置したので、電磁波の放射方向、即ち放電発生の部位を
簡単に検出できるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を一部ブロック図で示す構
成図、第２図はこの発明の詳細な説明するための説明図
、第３図は従来の異常検出装置を一部ブロック図で示す
構成図である。 図において、（１）は第１の増幅器、（２）は検波器、
（３）は第２の増幅器、（８）はパルス計数表示手段、
（ＣＩＳ）は開開装置、（八ＮＴＩ）はアンテナ部、（
１０）と（１０ａ）はそれぞれ第１のループアンテナと
第２のループアンテナ、（１１）と（１１（１）は同軸
ケーブル、（１２）はコネクタ、（１３）は回動部であ
る。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分をＡＮ月　
　７′−テナ静 ト第１の増橢巽 ２　°　捜彼膳 ３　　才２の壇４’ｊＡ ４　、　スピーカ ８　　　ハ０ルス１１数衷〒、チ設 置０　　・　第１の几−ア７ニテナ １０ａ　　　第２／Ｉルーア７−ゴカ １３、回動郭 昂２図 （Ａ） （Ｂ） 手続補正書

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）高電圧が印加される電気機器の内部に発生する異
   常により放射される電磁波信号を検出する信号検出部、
   この信号検出部に接続され電磁波信号を検波する信号検
   波部、この信号検波部に接続される音声発生手段、この
   音声発生手段と前記信号検波部との間に接続され前記電
   磁波信号を処理して表示する信号処理表示手段、を備え
   る異常検出装置であって、 前記信号検出部は、前記電磁波信号を検 出するための２台のループアンテナを含み、これらのル
   ープアンテナは互いに所定の間隔だけ隔てられ、両者を
   結ぶ線がそれらのループ面と直角になり且つ回動部によ
   って一方のループアンテナが回動できるように配置され
   たことを特徴とする電気機器の異常検出装置。
2. （２）一方のループアンテナは回動部によって正極性、
   又は負極性に切り換え可能であることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の電気機器の異常検出装置。
3. （３）所定の間隔は、電磁波の波長の１／４であること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の電気機器の異
   常検出装置。
4. （４）所定の間隔は、装置を据置型として用いる場合に
   は、少なくとも１ｍであることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の電気機器の異常検出装置。