JPS62134574A - コロナ放電検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、閉鎖配電盤等に接続される閉鎖母線等の内
部におけるコロナ放電の発生を検知する装置に関するも
のである。

〔従来の技術〕

従来の閉鎖母線は第８図および第４図に示すようにダク
ト（１）の内部において導体（２）は支持板（３）でダ
クト（１）の壁面と一定間隔を保つように支持されてい
た。そしてダクト（１）の内部には、他にコロナ放電の
検知を行うための検知装置等は設けられておらず、コロ
ナ放電の発生の検知は定期点検等の際にトラッキング痕
跡の有無によって判断を行なっていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕、 以上のように従来の閉鎖母線では、コロナ放電の発生を
事後にしか検知することはできず、コロナ放電の発生に
よる事故を未然に防止するには不完全なものであった。

この発明は以上のような問題点を解決するためになされ
たもので、コロナ放電の発生をほぼ発生と同時に検知し
警告するコロナ放電検知装置を提供することを目的とす
る。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係るコロナ放電検知装置は、閉鎖母線の随所
にアンテナを配置し、ポータプル式の制御ユニットを順
次各アンテナ接続することによりコロナ放電の発生の有
無を検知する。

〔作用〕

コロナ放電が発生すると、それに伴って必ず電磁波が発
生する。閉鎖母線の随所に配置されたアンテナを巡回等
の際にポータプル式の制御ユニットで順次検知作業を行
なうことにより、コロナ放電により発生した電磁波を検
出し、コロナ放電の発生を知る。

〔実施例〕

第１図、第２図および第６図を用いて、この発明に係る
コロナ放電検知装置を説明する。ダクト（１）、導体（
２）、支持板（３）からなる閉鎖母線の構造は従来例と
同様であり、この閉鎖母線は例えば閉鎖配電盤（図示せ
ず）に接続されている。閉鎖母線は随所にアンテナ（５
）が設けられており（第１図では１箇所のみを例示して
いる）、ダクト（１）の外部に対してコネクター部（５
ｂ）を露出するように固定されている。コネクター（６
）はロッド（７）の先端に固定され、ロッド（７）の内
部はコネクター（６）に接続されたアンテナ回路のケー
ブル（８）が通っている。ポータプル式制御ユニット（
９）は、第５図に示すように、ケーブル（８）に接続さ
れ、アンテナ（５）からの信号を入力するインターフェ
ース（９ａ）、信号を演算処理を行なう信号処理部（９
ｂ）、演算処理された信号をあらかじめ設定した信号レ
ベルと比較し、それ以上である場合にコロナ放電が発生
したと判別する判別部（９ｃ）、コロナ放電が発生した
と判別された場合に表示を行なう表示部（９ｄ）、警報
を発する警報部（９ｅ）で構成されている。

導体（２）には通常６ＫＶの電圧が印加されており、高
湿度あるいは結露による絶縁耐力の劣化時に導体（２）
と支持板（３）との間隙等においてコロナ放電が発生す
る。巡回点検等の際に、ダクト（１）内部に設とにより
コロナ放電検知装置のアンテナリード回路を構成する。

ロッド（７）は事故防止のため作業者等が直接閉鎖母線
のダクト（１）をされらないようにするための保護のた
めのものである。

ここで、コロナ放電の発生に伴う電磁波を受信している
アンテナ（５）に行き当たると、前述のようにコネクタ
ー（６）を接続することによりアンテナリード回路が構
成されるため、電磁波は信号としてケーブル（８）を伝
送され、ポータプル式制御ユニット（９）のインターフ
ェース（９ａ）に入力される。このコロナ放電の発生に
伴なう電磁波には高周波成分が含まれているので、信号
処理部（９ｂ）　ｊこおいて高周波成分を増幅し、低周
波成分をフィルターによって除去することにより、他の
原因で発生した電磁波と区別することができる。さらに
、あらかじめ設定された信号レベルと、判別部（９Ｃ）
により比較を行ない、設定された信号レベルを上回わる
場合にコロナ放電が発生したと判別する。そして表示部
（９ｄ）によりコロナ放電の発生あるいはその信号レベ
ルに応じた危険度を表示し、さらに警報部ついて説明を
行ったが、閉鎖配電盤、開閉装置、開閉器、しゃ断器等
に用いることも同様の効果を有する。また、実施例は第
２図に示すようにダイポールアンテナを使用しているが
、モノボールアンテナであっても同様の効果を有する。

〔効果〕

以上のように、この発明に係るポータプル式のコロナ放
電検知装置を用いれば、コロナ放電の発生を早期に検知
することができ、簡単で信頼性の高い予防保全システム
を形成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るコロナ放電検知装置の構成を示
す断面図、第２図は第１図におけるコロナ放電検知装置
の紙面に垂直な方向を示す断面図、第８図および第４図
は従来例を示す断面図、第５図はこの発明に係るコロナ
放電検知装置の制御ユニットを示すブロック図である。 図中、（１）はダクト、（２）は導体、（３）は支持板
、（５）はアンテナ、（６）はコネクター、（９）は制
御ユニットである。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）母線を収納するダクト内に設けられ、コネクター
   部を有し、コロナ放電による電磁波信号を受信するアン
   テナと、 前記アンテナのコネクター部に着脱されるコネクターと
   、 前記コネクターに接続され、前記信号を伝送するケーブ
   ルと、 前記信号を演算処理する制御部とを具備するコロナ放電
   検知装置。
2. （２）前記制御部は、信号を受信するインターフェース
   と、信号を増幅しノイズを除去する信号処理部と、前記
   信号と所定の信号レベルとを比較判別する判別部と、前
   記判別部によりコロナ放電が発生したと判断された時に
   表示し、警報を発する表示部および警報部からなる特許
   請求の範囲第１項記載のコロナ放電検知装置。