JP2000028677A - 部分放電標定方法および装置 - Google Patents

部分放電標定方法および装置

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JP2000028677A
JP2000028677A JP10195612A JP19561298A JP2000028677A JP 2000028677 A JP2000028677 A JP 2000028677A JP 10195612 A JP10195612 A JP 10195612A JP 19561298 A JP19561298 A JP 19561298A JP 2000028677 A JP2000028677 A JP 2000028677A
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partial discharge
antenna
antenna unit
band
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Takao Yamauchi
高雄 山内
Michiaki Matsuda
道明 松田
Hiroaki Nakaura
宏明 中浦
Masanori Osumi
正則 大隅
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り扱い易く、S/N比が良く、ノイズの影
響を受け難い部分放電標定方法および装置を実現する。 【解決手段】 電気機器5の部分放電により発生するマ
イクロ波を受信するアンテナ部2aと、このアンテナ部
より受信される上記マイクロ波の所定の周波数を通過さ
せるバンドパスフィルタと、アンテナ部2aより受信さ
れる上記マイクロ波を増幅する増幅器とを有するマイク
ロ波センサ2、このマイクロ波センサ2のアンテナ部2
aの前面に設けられたマイクロ波のガイド4、およびマ
イクロ波センサ2の出力信号を処理して表示する信号処
理装置3を備え、マイクロ波のガイド4を電気機器に向
けることにより、S/N比が良く、ノイズの影響を受け
ないで電気機器の部分放電を標定できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電力系統の発変電
分野および受電分野で使用される電気機器の部分放電標
定方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば電気学会発行電気学会技術
報告第402号「電気設備の運転中絶縁診断」第27頁
乃至第33頁に記載された接地線電流検出法による従来
の部分放電標定装置である。図6において、12および
13は電気機器、14は接地線、15はロゴスキーコイ
ル、16は増幅器、17は観測装置である。
【0003】次に動作を説明する。図6において、電気
機器12あるいは13内部で発生した部分放電による高
周波電気信号は接地線14より大地に流れ、このとき高
周波電気信号はロゴスキーコイル15等により電磁的に
取り出され、増幅器16で増幅された後、オシロスコー
プ等の観測装置17により検出される。測定される電気
信号は数百kHzより数MHz程度の広帯域にあるが、
発電所、変電所等の電気所ではこの帯域の外部雑音が大
きく、S/N比が悪く、最低信号検出レベルが低いとい
う問題点を有していた。また、測定のためのロゴスキー
コイルを取り付けたり、大形の観測装置も必要であり、
構成機器の接地線が共通化され、機器毎の分離が難しい
という問題点もあり、電気所での実用化が難しいという
問題点を有していた。
【0004】電力系統の発変電分野および受電分野で使
用される電気機器の部分放電標定装置の従来例として、
特開昭63−247674号公報「電気機器の内部異常
検出装置」、特開昭59−139815号公報「部分放
電検出素子を内蔵した絶縁スペーサ」、特開昭62−1
34573号公報「コロナ放電監視システム」、特開平
8−129047号公報「マイクロ波センサ」、実開平
4−34728号公報「部分放電検出装置内蔵コンデン
サ」がある。
【0005】図7は例えば特開昭63−247674号
公報に記載された従来の電気機器の部分放電検出装置の
構成を示したブロック図である。図7において、18は
監視対象の開閉装置、19は電磁波信号、20および2
1はループアンテナ、21aは極性切換スイッチ、22
は増幅器、23は検波器、24はパルス計数表示手段、
25は増幅器、26は音声発生器である。
【0006】次に動作を説明する。図7において、開閉
装置18内部の部分放電により発生した電磁波信号19
は、ループアンテナ20および21で受信され、同軸ケ
ーブルとコネクタとを経て、増幅器22および検波器2
3に伝えられ、パルス計数表示手段24および音声発生
器26等より出力される。電磁波信号19がループアン
テナ20と21を結ぶ線の鉛直線上よりの時、同極性に
すると出力が大きくなり、逆極性にすると出力が小さく
なり、電磁波信号19がループアンテナ20と21を結
ぶ線の鉛直線上より外れるに従って、両極性の差が小さ
くなる。このようにして、電磁波信号19の放射方向を
探り、部分放電の発生位置の標定を行う。
【0007】図7の部分放電標定装置は中波より超短波
まで広く使用されている帯域であるため、放送波等の雑
音が混入し易く、また、方向探知のため一対のループア
ンテナ20および21の位置と方向を変えながら、極性
切換を行う必要があり、操作および取扱が煩雑であり、
ループアンテナ20と21間の距離もlm程度と大きい
ため、小形化が困難である等の問題点があった。
【0008】図8は例えば特開昭59−139815号
公報に記載された従来の部分放電検出素子を内蔵した絶
縁スペーサの構成図である。図において、絶縁スペーサ
は、充填材入りエポキシ樹脂製注型絶縁物27と、その
外周にクッション材28を介して絶縁物27に固定され
た金属リング29とで形成され、両側の筒状密閉容器の
金属フランジ30とは金属リング29を貫通する図示し
ないボルトによって連結され、絶縁スペーサとフランジ
との接触面の気密はOリング31によって保たれる。絶
縁物27内に密閉容器1の内周面により内側に凸に金網
等を用いて形成された多孔板遮蔽電極32は、金属リン
グ30に取り付けられた図示しない金属製の支柱により
密閉容器33の内周面により内側の位置に支持された状
態で一体注型され、かつ前記支柱および金属リングを介
して接地させる。多孔板遮蔽電極32を設けることによ
り金属フランジ30の内周側のかど部の電界が緩和され
るとともに、多孔板遮蔽電極32と金属リング29との
間の樹脂中に低電界部分が形成される。
【0009】次に密閉容器内部の部分放電から放射され
る電磁波を受信するためのバーアンテナ34は、棒状の
フェライト磁心35の外周に絶縁層36を介してコイル
37が巻回されたもので、コイルの始終端は外周絶縁3
8の内部で棒状リード線39に接続され、リード線39
は金属リング29に設けられた導出用のコネクタ40に
おいて接触子として利用される。バーアンテナ34は金
属リング29にリード線39、埋め込み樹脂41であら
かじめ固定され、スペーサの注型時に一体注型される。
気密性の高いコンジット光ファイバ42は、保護管4
3、埋め込み樹脂44を介して金属リング29に固定さ
れ、コネクタ用ネジ部45に外部から光電変換素子を内
蔵したコードコネクタが挿入される構造となっている。
絶縁スペーサの樹脂部46中にモールドされた2本の光
ファイバ42の他端は、金属容器33の内部面の位置に
その端面が配設され、絶縁物と共に端面を研削(47の
部分)したのち、プラスチック製集光レンズ47を接着
する。このようにしてバーアンテナ34および光ファイ
バ42をモールドした部分の金属容器33に対する円周
上の位置関係は、ガス絶縁導体が単相の場合は密閉容器
の底部に、3相の場合は底部およびガス絶縁導体と対抗
する位置にそれぞれ配設する。
【0010】次に動作について説明する。ガス絶縁電気
機器内部で部分放電が発生すると、ガス絶縁導体にパル
ス電流が流れるとともに、放電部から電磁波、放電光、
超音波などが放射される。この発明はバーアンテナによ
って電磁波を、光ファイバによって放電光を検出し、セ
ンサに比較的近い位置にあるガス中、絶縁スペーサ内
部、あるいは絶縁スペーサ表面およびガス絶縁導体表面
などで起こった部分放電を高感度で検出すると同時に、
およその発生位置を標定しようとするものである。図8
の部分放電検出素子を内蔵した絶縁スペーサは、ガス絶
縁開閉装置の絶縁スペーサ内に取り付けられたアンテナ
でガス絶縁開閉装置内部の部分放電の検出、および位置
標定をしようとするものであり、可搬型ではないため、
他のガス絶縁開閉装置に対しては適用することができな
いという問題点があった。
【0011】図9は例えば特開昭62−134573号
公報に記載された従来のコロナ放電監視システムの構成
図である。図において、ダクト48の内部は一定間隔ご
とに隔壁として作用する支持板49が多数設けられ、表
面が絶縁被膜でおおわれた母線導体50は、図9に示す
ように支持板49により配管48の壁面と所定間隔に保
つように支持されている。互いに隣接する2枚の支持板
49と配管48の内面により形成された各密閉空間には
それぞれアンテナ51、52、53・・・およびケーブ
ル54、55、56・・・が設けられている。ケーブル
54、55、56・・・はそれぞれ制御ユニット56に
接続されている。配電盤58は例えば閉鎖配電盤である
が、他のタイプの配電盤を用いてもよい。配管48は図
に示すように配電盤58に接続される母線導体50を保
護するもので、絶縁耐力を高めるために内部にSF6ガ
スを封入してもよい。通常、主に母線導体50と支持板
49の間付近でコロナ放電が発生することが多く、コロ
ナ放電が発生するとそれに伴って電磁波が発生する。こ
の電磁波はダクト48内に設けられたアンテナ51、5
2、53・・・により受信され、ケーブル54、55、
56・・・により伝送され、制御ユニット56に入力さ
れる。ダクト48は管内で発生した電磁波を管外に対し
てシールドする。そのため、アンテナ51、52、53
・・・は管内に設ける必要がある。ケーブル54、5
5、56・・・により伝送された電磁波による信号は制
御ユニットに入力され、コロナ発生の有無、コロナ発生
箇所等を検出する。
【0012】図9のコロナ放電監視システムは、母線ダ
クト容器内にアンテナを取り付け、容器内の部分放電位
置を標定するものであり、可搬型ではないため、他の送
受配電機器に対しては適用することができないという問
題点があった。
【0013】図10は例えば特開平8−129047号
公報に記載された従来のマイクロ波センサの構成図であ
る。このマイクロ波センサは、放電を発生する機器の対
象機器ケース59、対象機器60、対象機器ケース59
に取り付けられ、放電により発生したマイクロ波を受信
するアンテナ61、アンテナ61に接続され、マイクロ
波を増幅、検波しこの検出ビデオを増幅する信号処理部
62、ビデオ信号を出力する出力端子63とで構成され
る。
【0014】次に動作を説明する。マイクロ波センサ
は、電気機器の近傍に設けられ、電気機器の放電により
発生したマイクロ波を受信するアンテナ部と、このアン
テナ部で受信されたマイクロ波の所定の周波数を通過さ
せる第1のバンドパスフィルタと、この第1のバンドパ
スフィルタから出力されたマイクロ波を増幅する増幅手
段と、この増幅手段により発生した雑音を除去する第2
のバンドパスフィルタと、この第2のバンドパスフィル
タから出力されたマイクロ波をビデオ信号に変換する変
換信号と、この変換信号から出力されたビデオ信号を増
幅するビデオ増幅手段とを備える。
【0015】また、電気機器の近傍に設けられ、電気機
器の放電により発生したマイクロ波を受信するアンテナ
部で受信されたマイクロ波の所定の周波数を通過させる
第1のバンドパスフィルタと、この第1のバンドパスフ
ィルタから出力されたマイクロ波を増幅する増幅信号
と、発信信号を出力する発信手段と、増幅手段からのマ
イクロ波と発信手段からの発信信号とを入力信号として
これらを混合することにより中間周波信号を形成する混
合手段と、この混合手段から出力された中間周波信号の
雑音を除去する第2のバンドパスフィルタと、この第2
のバンドパスフィルタから出力された中間周波信号を増
幅する中間周波増幅手段と、この中間周波増幅手段から
出力された中間周波信号をビデオ信号に変換する変換手
段と、この変換手段から出力されたビデオ信号を増幅す
るビデオ増幅手段とを備える。
【0016】図10のマイクロ波センサは電気機器の容
器外面に取り付け、電気機器内部からのマイクロ波を検
出する構造であり、可搬型ではないため、他の電気機器
に対しては適用することができないという問題点があっ
た。
【0017】図11は例えば実開平4−34728号公
報に記載された従来の部分放電検出装置内蔵コンデンサ
の構成図である。この考案にしたがい、コンデンサ素体
64を複数異常標定領域65に区分する。図は3相用コ
ンデンサを対象としているので、各相毎に区分した例を
示している。そしてその各異常標定領域65に含まれる
コンデンサ素体64に対して、指向性の大きいアンテナ
66を向けて配置する。アンテナ66としては、例えば
パラボラアンテナ、八木アンテナなどが好適である。
【0018】各アンテナ66の出力は検出器67に送ら
れて検出される。その場合、検出器67はどのアンテナ
66から出力が出たかを区別して検出する。以上の構成
において、各異常標定領域65に含まれているいずれか
のコンデンサ素体64に異常が発生して部分放電を発生
したとすると、その異常標定領域65内に設置されてい
るアンテナ66が、その部分放電に基づく電磁波を受信
する。これを検出器67が検出して、どの異常標定領域
65に属しているコンデンサ素体64に異常が発生した
かを標定することができるようなる。
【0019】この場合、使用するアンテナとして、指向
性のあるものを使用しているので、その指向方向にある
コンデンサ素体からの電磁波のみを受信する。他の異常
標定領域にあるコンデンサ素体からの電磁波を受信する
ことはない。図11の部分放電検出装置内蔵コンデンサ
は、コンデンサの密閉容器内にアンテナを取り付け、容
器内の部分放電を検出しようとするものであり、可搬型
ではないため、他のコンデンサに対しては適用すること
ができないという問題点があった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来の部分放電標定装
置は以上のような構成であったので、取り扱い難く、S
/N比が悪いためノイズの影響を受けやすく、小形化が
難しく、携帯用に向かない等の問題点があった。
【0021】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、ノイズの影響を受け難いマイク
ロ波センサを使用した部分放電標定方法および装置を提
供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明に係る部分放電
標定方法は、電気機器の部分放電により発生するマイク
ロ波を受信するアンテナ部と、このアンテナ部より受信
される上記マイクロ波の所定の周波数を通過させるバン
ドパスフィルタと、上記アンテナ部より受信される上記
マイクロ波を増幅する増幅器とを有するマイクロ波セン
サの上記アンテナ部の前面に、上記マイクロ波を上記ア
ンテナ部へガイドする手段を設けたものを用いて、上記
マイクロ波の発生方向を検出することにより、上記電気
機器の部分放電発生位置を標定するようにしたものであ
る。
【0023】また、電気機器の部分放電により発生する
マイクロ波を受信するアンテナ部と、このアンテナ部よ
り受信される上記マイクロ波の所定の周波数を通過させ
るバンドパスフィルタと、上記アンテナ部より受信され
る上記マイクロ波を増幅する増幅器とを有するマイクロ
波センサの上記アンテナ部の前面に、上記マイクロ波を
上記アンテナ部へガイドする手段を設けたもの2台を、
上記マイクロ波をガイドする手段が反対方向に向くよう
に配置したものを用いて、上記両マイクロ波センサの出
力を比較することにより上記マイクロ波の発生方向を検
出し、上記電気機器の部分放電発生位置を標定するよう
にしたものである。
【0024】また、この発明に係る部分放電標定装置
は、電気機器の部分放電により発生するマイクロ波を受
信するアンテナ部と、このアンテナ部より受信される上
記マイクロ波の所定の周波数を通過させるバンドパスフ
ィルタと、上記アンテナ部より受信される上記マイクロ
波を増幅する増幅器とを有するマイクロ波センサ、この
マイクロ波センサの上記アンテナ部の前面に設けられ、
上記マイクロ波を上記アンテナ部へガイドする手段およ
び上記マイクロ波センサの出力信号を測定して表示する
信号処理手段を備えたものである。
【0025】また、マイクロ波をアンテナ部へガイドす
る手段は、マイクロ波を導く直線筒状のマイクロ波ガイ
ドで構成されるものである。
【0026】また、マイクロ波ガイドに、電気機器を目
視できる光学装置を設けたものである。
【0027】また、マイクロ波センサと、マイクロ波の
ガイドと、マイクロ波センサの信号処理手段とを一体と
したものである。
【0028】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1について説明する。図1はこの発明の部分
放電標定方法に適用される部分放電標定装置、図2は部
分放電標定装置のマイクロ波センサ等のブロック図、図
3はマイクロ波センサの外形図であり、1は部分放電標
定装置、2はマイクロ波センサ、2aはアンテナ、2b
はバンドパスフィルタ、2cは増幅器、2dはバンドパ
スフィルタ、2eは検波器、2fは増幅器、2gは端
子、2hは絶縁板、2iは金属製容器、3は測定装置、
3aは表示装置、3bは同軸ケーブル、4はガイド、5
は被測定対象となる電気機器、a1はガイド4の閉口角
度、b1はガイド4の長さ、c1はマイクロ波センサ2
と電気機器5間の距離である。
【0029】次に動作を説明する。図1乃至図3におい
て、部分放電標定装置1は対象となる電気機器5の内部
および外部で発生する部分放電より発生する高周波の電
磁波を受信するマイクロ波センサ2、マイクロ波センサ
2よりの信号を処理する測定装置3、上記高周波の電磁
波をマイクロ波センサ2のアンテナ2aに導くガイド4
より構成されている。この発明に適用されるマイクロ波
センサ2はUHF帯あるいはSHF帯の数百MHz以上
のマイクロ波帯域において、所定の周波数幅のみを限定
的に受信するセンサである。ガス絶縁開閉装置、モール
ド変圧器等の高分子材料の注型絶縁物等内部で発生する
部分放電は数百kHzより数GHzの広い帯域の高周波
の電磁波を発信しており、マイクロ波センサ2は部分放
電より発信される高周波電磁波の内、所定のマイクロ波
帯域のみの信号を受信する。
【0030】図2および図3において、マイクロ波セン
サ2はマイクロ波を受信する面状のアンテナ2a、ノイ
ズの多い地域でノイズの少なく狭い高周波数帯を限定的
に増幅器に伝えるバンドパスフィルタ2b、高周波増幅
器2c、バンドパスフィルタ2d、検波器2e、増幅器
2f等より構成されているが、ノイズの少ない帯域で狭
いバンドパスフィルタを適用し、金属製容器2iで完全
にシールドされているため、高いS/N比の出力信号を
測定装置3に送信することができる。アンテナ2aはマ
イクロ波帯域の高周波を受信するため、小形でよく、大
きさは数cm×数cm程度であり、小形化に大きく貢献
している。測定装置3における信号処理はアナログでも
デジタルでもよく、遠方に伝送する場合にはノイズ侵入
対策上、デジタル処理が行われる。表示装置3aはメー
タ表示でも、デジタル表示でも、オシロスコープによる
波形表示等どのような方法の機器でも適用できる。
【0031】図1において、マイクロ波センサ2のアン
テナ2aの前面にガイド4が配置され、ガイド4の方向
が高周波電磁波を発信する電気機器5の方向に一致した
とき、電気機器5よりの高周波電磁波を受信したマイク
ロ波センサ2の出力信号が最大になり、これを表示装置
3aで検出することにより、受信信号の発生方向を特定
できる。電気機器5が大形であっても、電気機器5の周
囲で、部分放電標定装置1の位置を動かすことにより、
電磁波の発生位置即ち部分放電の発生位置を標定でき
る。電気機器5は高電圧機器であるため離れた位置より
部分放電の標定を行う必要があるが、直進性の強いマイ
クロ波をガイド4により、他の方向よりのノイズ侵入を
防いでマイクロ波センサ2に信号を導くようにしている
ため、電磁波発生位置標定が容易であり、距離c1とし
ては数10mまでの遠方よりの標定が可能である。
【0032】ガイド4は高周波電磁波を反射する金属等
の材料でも、高周波電磁波を吸収する材料でもよく、そ
の形状は高周波電磁波をアンテナ2aに導けるように、
図1のように開口角a1が60度以内の円錐状あるいは
角錐状筒でも、後述する図4のような直線状の丸形ある
いは角形筒でも、所定の効果を発揮できる。マイクロ波
センサ2のアンテナ2aは絶縁板2h上に設けられてお
り、ガイド4はこの絶縁板2hおよびその内部を完全に
シールドする形状になっている。また、ガイド4の長さ
b1は10cm以上であれば、アンテナ2aの前面をシ
ールドして、電磁波発生方向を標定できる。
【0033】図1の電気機器5は高電圧機器であれば、
部分放電が発生すると、高周波電磁波を発信するため、
電気機器5が高い位置にある送電線の碍子であっても、
大形キュービクル内部の機器であっても、本部分放電標
定装置1を使用して、部分放電発生個所を標定すること
ができる。また、部分放電標定は非接触で行われるた
め、安全性も高く、現場測定にも適しているし、部分放
電標定装置の構成機器も小形であるため、携帯に便利
で、経済性向上も図ることができる。
【0034】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2に係る部分放電標定方法に適用される部分放電標定
装置であり、1は部分放電標定装置、2はマイクロ波セ
ンサ、2aはアンテナ、2hは絶縁板、2iは金属製容
器である。マイクロ波センサ2の内部構成は図2と同様
である。3は表示装置3aを有する測定装置で、上記マ
イクロ波センサ2の金属製容器2iに一体に形成されて
いる。5は被測定対象となる電気機器である。8は直線
状の筒からなるガイド、8aは望遠鏡等で構成される光
学位置標定装置、8bは反射鏡、8cはレンズ、9は光
路、10は測定者の目である。a2はガイド8の口径、
b2はガイド8の長さ、c2はマイクロ波センサ2と電
気機器5間の距離である。
【0035】次に動作を説明する。図4において、部分
放電標定装置1は対象となる電気機器5の内部および外
部で発生する部分放電より発生する高周波の電磁波を受
信するマイクロ波センサ2を有し、マイクロ波センサ2
よりの信号を測定装置3で処理し、表示装置3aに表示
する。電気機器5から発せられる高周波電磁波はガイド
8によりマイクロ波センサ2のアンテナ2aに導かれ
る。高周波電磁波発生位置は、電気機器5を目視により
標定する光学位置標定装置8aにより目視によっても位
置が標定される。
【0036】この発明に適用されるマイクロ波センサ2
はUHF帯あるいはSHF帯の数百MHz以上のマイク
ロ波帯域において、所定の周波数幅のみを限定的に受信
するセンサである。ガス絶縁開閉装置、高分子材料の注
型絶縁物等内部で発生する部分放電は数百kHzより数
GHzの広い帯域の高周波の電磁波を発信しており、マ
イクロ波センサ2は部分放電より発信される高周波電磁
波のうち、マイクロ波帯域のみの信号を受信する。
【0037】図4において、マイクロ波センサ2のアン
テナ2aの前面にガイド8が配置され、ガイド8の方向
が高周波電磁波を発生する電気機器5の方向に一致した
とき、電気機器5よりの高周波電磁波を受信したマイク
ロ波センサ2の出力信号が最大になるから、これを測定
装置3で検出し、表示装置3aに表示することにより、
受信信号の発生方向を特定できる。電気機器5が大形で
あっても、電気機器5の周囲で、部分放電標定装置1の
位置を動かすことにより、電磁波の発生位置すなわち部
分放電の発生位置を標定できる。電気機器5が高電圧機
器の場合、離れた位置より部分放電の標定を行う必要が
あるが、直進性の強いマイクロ波をガイド8により、他
の部分よりのノイズ侵入を防いでマイクロ波センサ2に
信号を導くようにしている。
【0038】上記ガイド8と同方向に高周波電磁波発生
位置を目視により標定する光学位置標定装置8aを配置
し、測定装置3による測定結果と組み合わせて部分放電
発生位置を標定することにより、厳密な位置標定が容易
となり、距離c2としては数10mまでの位置標定が可
能である。ガイド8は高周波電磁波を反射する金属等の
材料でも、高周波電磁波を吸収する材料でも所定の効果
を発揮できる。また、ガイド8の口径a2は数cm程度
であり、ガイド8の長さb2は10cm以上であれば、
アンテナ2aの前面をシールドして、電磁波発生方向を
標定できる。
【0039】また、図4において直線筒状のガイド8は
細い直線形状であるため、高周波電磁波発生位置よりの
入力信号発生方向の標定がし易いという長所を有してい
る。さらに、口径a2の大きさを変更できるようにする
とS/N比が高いときには有効性が増す。
【0040】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3に係る部分放電標定方法に適用される部分放電標定
装置であり、1は部分放電標定装置、2はマイクロ波セ
ンサ、2aはアンテナ、2jはマイクロ波センサ、2k
はアンテナ、3cは測定装置、3dは表示装置、8dは
ガイドである。その他の構成は実施の形態1、実施の形
態2と同様である。
【0041】次に動作を説明する。図5において、部分
放電標定装置1は対象となる電気機器5の内部および外
部で発生する高周波の電磁波を受信するマイクロ波セン
サ2、マイクロ波センサ2よりの信号を処理する測定装
置3、上記高周波の電磁波をマイクロ波センサ2のアン
テナ2aに導くガイド8、および上記マイクロ波センサ
2と反対向きに設けられたマイクロ波センサ2j、マイ
クロ波センサ2jよりの信号を処理する測定装置3c、
その表示装置3d、上記高周波の電磁波をマイクロ波セ
ンサ2のアンテナ2kに導くガイド8dより構成されて
いる。ガイド8とガイド8dとは180度反対向きに配
置されている。
【0042】この発明に適用されるマイクロ波センサ
2、2jはUHF帯あるいはSHF帯の数百MHz以上
のマイクロ波帯域において、所定の周波数幅のみを限定
的に受信するセンサである。ガス絶縁開閉装置、モール
ド変圧器等の高分子材料の注型絶縁物等内部で発生する
部分放電は数百kHzより数GHzの広い帯域の高周波
の電磁波を発信しており、マイクロ波センサ2、2jは
部分放電より発信される高周波電磁波の内、所定のマイ
クロ波帯域のみの信号を受信する。
【0043】図5において、マイクロ波センサ2のアン
テナ2aの前面にガイド8が配置され、ガイド8の方向
が高周波電磁波を発信する電気機器5の方向に一致した
とき、電気機器5よりの高周波電磁波を受信したマイク
ロ波センサ2の出力信号が最大になる。このとき、ガイ
ド8dでガイドされるマイクロ波センサ2jの出力信号
は最小となる。従って、マイクロ波センサ2の出力信号
を表示する表示装置3aの出力値と、マイクロ波センサ
2jの出力信号を表示する表示装置3cの出力値とを比
較することにより、マイクロ波の発生方向を簡便に特定
することが可能である。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、電気
機器の部分放電により発生するマイクロ波を受信するア
ンテナ部と、アンテナ部より受信される上記マイクロ波
の所定の周波数を通過させるバンドパスフィルタと、ア
ンテナ部より受信される上記マイクロ波を増幅する増幅
器を有するマイクロ波センサの上記アンテナ部の前面
に、上記マイクロ波をガイドする手段を設けることによ
り、ノイズの影響を受けずに高電圧機器の部分放電個所
を標定することができる。
【0045】また、部分放電標定は電気機器へ非接触で
行われるため、安全性も高く、現場測定にも適している
し、部分放電標定装置の構成機器も小形であるため可搬
式にすることができ、部分放電発生の可能性のある電気
機器の近傍まで持ち運びが可能である。このため、高い
建造物上の高電圧電気設備や山岳地域にある送電線の懸
垂碍子等の部分放電標定も容易に行うことができる。
【0046】また、高周波電磁波発生位置を目視により
標定する光学位置標定装置を付加することにより、厳密
な位置標定が容易となり、部分放電標定装置と電気機器
間の距離を延ばすことが可能である。
【0047】また、マイクロ波をガイドする手段は、直
線筒状のものであるため、高周波電磁波発生位置よりの
入力信号発生方向の標定がし易い。また、筒の口径の大
きさを変更できるようにするとS/N比が高いときには
有効性が増す。
【0048】また、マイクロ波センサを2台、検出方向
を反対向きにして配置し、両マイクロ波センサの出力値
を比較することにより、マイクロ波の発生方向を簡便に
特定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る部分放電標定
装置を示す略線図である。
【図2】 実施の形態1のマイクロ波センサを示すブロ
ック図である。
【図3】 実施の形態1のマイクロ波センサを示す外観
斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る部分放電標定
装置を示す略線図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係る部分放電標定
装置を示す略線図である。
【図6】 従来の部分放電標定装置を示すブロック図で
ある。
【図7】 従来の部分放電標定装置を示すブロック図で
ある。
【図8】 従来の部分放電標定装置を示す断面図であ
る。
【図9】 従来の部分放電標定装置を示す断面図であ
る。
【図10】 従来の部分放電標定装置を示す略線図であ
る。
【図11】 従来の部分放電標定装置を示す略線図であ
る。
【符号の説明】
1 部分放電標定装置、2 マイクロ波センサ、2a
アンテナ、2b バンドパスフイルタ、2c 増幅器、
2d バンドパスフイルタ、2e 検波器、2f 増幅
器、2g 端子、2h 絶縁板、2i 金属容器、2j
マイクロ波センサ、2k アンテナ、3 測定装置、
3a 表示装置、3b 同軸ケーブル、3c 測定装
置、3d 表示装置、4 ガイド、5 電気機器、8
ガイド、8a 光学位置標定装置、8b 反射鏡、8c
レンズ、8d ガイド、9 光路、10 目。
フロントページの続き (72)発明者 中浦 宏明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 大隅 正則 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2G015 AA06 CA01 2G033 AB07 AC05 AE04 AF01 AF04 AG09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器の部分放電により発生するマイ
    クロ波を受信するアンテナ部と、このアンテナ部より受
    信される上記マイクロ波の所定の周波数を通過させるバ
    ンドパスフィルタと、上記アンテナ部より受信される上
    記マイクロ波を増幅する増幅器とを有するマイクロ波セ
    ンサの上記アンテナ部の前面に、上記マイクロ波を上記
    アンテナ部へガイドする手段を設けたものを用いて、上
    記マイクロ波の発生方向を検出することにより、上記電
    気機器の部分放電発生位置を標定するようにしたことを
    特徴とする部分放電標定方法。
  2. 【請求項2】 電気機器の部分放電により発生するマイ
    クロ波を受信するアンテナ部と、このアンテナ部より受
    信される上記マイクロ波の所定の周波数を通過させるバ
    ンドパスフィルタと、上記アンテナ部より受信される上
    記マイクロ波を増幅する増幅器とを有するマイクロ波セ
    ンサの上記アンテナ部の前面に、上記マイクロ波を上記
    アンテナ部へガイドする手段を設けたもの2台を、上記
    マイクロ波をガイドする手段が反対方向に向くように配
    置したものを用いて、上記両マイクロ波センサの出力を
    比較することにより上記マイクロ波の発生方向を検出
    し、上記電気機器の部分放電発生位置を標定するように
    したことを特徴とする部分放電標定方法。
  3. 【請求項3】 電気機器の部分放電により発生するマイ
    クロ波を受信するアンテナ部と、このアンテナ部より受
    信される上記マイクロ波の所定の周波数を通過させるバ
    ンドパスフィルタと、上記アンテナ部より受信される上
    記マイクロ波を増幅する増幅器とを有するマイクロ波セ
    ンサ、このマイクロ波センサの上記アンテナ部の前面に
    設けられ、上記マイクロ波を上記アンテナ部へガイドす
    る手段および上記マイクロ波センサの出力信号を測定し
    て表示する信号処理手段を備えたことを特徴とする部分
    放電標定装置。
  4. 【請求項4】 マイクロ波をアンテナ部へガイドする手
    段は、マイクロ波を導く直線筒状のマイクロ波ガイドで
    あることを特徴とする請求項3記載の部分放電標定装
    置。
  5. 【請求項5】 マイクロ波ガイドに、電気機器を目視で
    きる光学装置を設けたことを特徴とする請求項4記載の
    部分放電標定装置。
  6. 【請求項6】 マイクロ波センサと、マイクロ波のガイ
    ドと、マイクロ波センサの信号処理手段とを一体とした
    ことを特徴とする請求項4または請求項5記載の部分放
    電標定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011045232A (ja) * 2009-01-15 2011-03-03 Hamilton Sundstrand Corp 電気機器の標的回路内の部分コロナ放電を検出する方法
CN104251962A (zh) * 2013-06-27 2014-12-31 国家电网公司 气体绝缘全封闭组合电器的监控装置和系统
KR102377939B1 (ko) * 2021-12-24 2022-03-23 지투파워(주) Uhf 및 hfct 전기신호를 이용한 배전반 부분방전 감시진단 시스템

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