JPS63273641A - オレフィン/coコポリマーからの触媒残留物の除去 - Google Patents

オレフィン/coコポリマーからの触媒残留物の除去

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JPS63273641A
JPS63273641A JP7084788A JP7084788A JPS63273641A JP S63273641 A JPS63273641 A JP S63273641A JP 7084788 A JP7084788 A JP 7084788A JP 7084788 A JP7084788 A JP 7084788A JP S63273641 A JPS63273641 A JP S63273641A
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G67/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing oxygen or oxygen and carbon, not provided for in groups C08G2/00 - C08G65/00
    • C08G67/02Copolymers of carbon monoxide and aliphatic unsaturated compounds

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、オレフィン不飽和化合物と一酸化炭素とのコ
ポリマーから触媒残留物を除去する方法に係わる。
一酸化炭素と1種類以上のオレフィン不飽和化合物(以
後簡単に符号Aで表す)との高分子量線状コポリマー、
即ち当該モノマ一単位が交互に配置され、従って一最式
−CO−(^゛)−[式中へ′は使用モノマーAから誘
導されるモノマ一単位を表す]で示される単位を複数個
含むコポリマーは、パラジウム又はニッケル含有触媒組
成物を用いて生成することができる。
前述のごときコポリマーは優れた機械的特性を有し、中
でも強度、剛性及び耐衝撃性が極めて高い、パラジウム
含有組成物又はニッケル含有組成物を触媒として使用す
ると、パラジウム又はニッケルのかなりの部分がコポリ
マー中に残留し、洗浄では除去できないという問題が生
じる。コポリマー中にパラジウム又はニッケルが存在す
ることは2つの理由から望ましくない、1つは、一般的
に高融点のポリマーの処理に伴う問題である。このよう
な処理、例えば射出成形は、材料を結晶融点より少なく
とも25℃高い温度に維持して溶融状態で行わなければ
ならない、コポリマー中にパラジウム又はニッケルが存
在すると、これらのコポリマーが処理に必要な高温に耐
え得なくなり、変色、分解及び高度のゲル化を生じる。
本発明の目的は、オレフィン/一酸化炭素コポリマーか
ら触媒残留物を効果的に除去する方法を提供することに
ある。
そこで本発明は、パラジウム又はニッケル含有触媒を用
いて生成した一酸化炭素と1種類以上のオレフィン不飽
和化合物とのコポリマーから触媒残留物を除去するため
の方法であって、前記コポリマーを(T÷10)℃以上
の温度[Tはコポリマーを生成するための共重合反応実
施温度℃である]でパラジウム又、はニッケル用錯生成
剤により処理することを特徴とする方法を提案する。
本明細書で使用する「錯生成剤(co請plexing
agent)」という用語には、共重合反応に関与した
モノマー、即ち一酸化炭素及びオレフィン不飽和化合物
は含まれない。
本発明の方法は、一酸化炭素と1種類以上のオレフィン
不飽和化合物とのコポリマーに適用される。一酸化炭素
と重合し得る適切なオレフィン不飽和化合物には、炭素
及び水素のみからなる化合物と、炭素及び水素の他に1
種類以上のへテロ原子を含む化合物とがある。好ましい
のは一酸化炭素と1種類以上のオレフィン不飽和炭化水
素とのコポリマーである。適当な炭化水素モノマーの具
体例としては、エテノ及び他のα−オレフィン、例えば
プロペン、ブテン−1、ヘキセン−1及びオクテン−1
が挙げられる。本発明の方法は特に、一酸化炭素とエテ
ノとのコポリマー、及び一酸化炭素とエテノと別のオレ
フィン不飽和炭化水素、特にプロペンとのターポリマー
に使用するのに適しでいる。好ましいのは前述のごとき
交互構造をもつコポリマーである。
本発明者は本発明の研究過程で、一酸化炭素とスチレン
誘導体とからなる4つの新規の線状交互コポリマーを生
成した。使用したスチレン誘導体は4−メトキシスチレ
ン、4−クロロスチレン、2−メチルスチレン及び4−
メチルスチレンである。これらのコポリマーを分析した
結果、触媒中に存在するパラジウムのかなりの部分が残
留していた。
本発明の方法はパラジウム又はニッケル含有触媒組成物
を用いて生成したコポリマーに適用される。コポリマー
の製造に使用し得るパラジウム含有触媒組成物としては
、[(C,HI)3P]2PdCI2、[(C6H5)
3P]2Pdel!、π−アリル[(C6H5)、Pコ
イPdC1及び[(CI+1S)3r’コ<I’dが挙
げられる。
好ましくは、 a)パラジウム化合物、 b)リン、し素、アンチモン及び窒素の中から選択した
少なくとも1種類の元素を含む有機化合物、c ) p
Kaが6未満の酸の陰イオンをベースとするパラジウム
含有触媒組成物を使用する。
触媒組成物で成分a)として使用されるパラジウム化合
物は、カルボン酸のパラジウム塩、特に酢酸パラジウム
であるのが好ましい。
触媒組成物で成分b)として使用し得る化合物の具体例
としては下記のものが挙げられる。
1)トリアリールホスフィン、例えばトリフェニルホス
フィン、トリ(2−メチル−フェニル)ホスフィン、ト
リ(1−ナフチル)ホスフィン;[式中X及びYは互い
に類似しているか又は異なり、各々が3個又は4個の原
子を橋に含みそのうち少なくとも2個が炭素原子である
ような有機架橋基、例えば212−ビピリジン及び1.
10−フェナントロリンを表す]で示される化合物; 3)1個のリン原子と1個以上の窒素原子とを含み、こ
れらの原子が水素をもたず、且つ窒素原子の各々が橋に
少なくとも1個の炭素原子を有する有機架橋基を介して
リン原子に結合されている化合物、例えば2−シアノ−
エチルジフェニルポスフィン、トリス(2−シアノ−エ
チル)ホスフィン、2−ピリジルジフェニルホスフィン
、ビス(2−ピリジル)フェニルホスフィン及び3−(
ジフェニル−ホスフィノ)−N、N−ジメチル−プロピ
オンアミド;4)−最式R+R2M+−R−MJJ<[
式中M1はヒ素又はアンチモンであり、82はR3より
小さい原子番号の元素であってヒ素、リン及び窒素の中
がら選択され、R+、 R2、R1及びR4は互いに類
似しているが又は異なり、極性基で任意に置換した炭化
水素基を表し、Rは橋に2〜4個の原子を有する二価架
橋基を表す]で示される化合物、例えば1−(ジフェニ
ル−ホスフィノ)、3−(ジフェニル−アルジノ)プロ
パン、1−(ジフェニル−ホスフィノ)、3−(ジフェ
ニルースチビノ)プロパン、1−(ジフェニル−アルジ
ノ)、3−(ジメチル−アミノ)プロパン及び1−(ジ
フェニル−ホスフィノ)、3−(ジフェニル−アルジノ
)エタン;5)一般式R,R,M−旧MRJd式中Mは
リン、ヒ素及びアンチモンの中から選択された元素であ
り、R1、R3、R2、R1及びRは4)項で述べた意
味を表す]で示される化合物、例えば1.3−ビス(ジ
フェニルーアルシノ)プロパン、1.3−ビス(ジフェ
ニル−ホスフィノ)プロパン、1.4−ビス(ジフェニ
ル−ホスフィノ)ブタン、112−ビス(ジフェニル−
ホスフィノ)エタン、1.3−ビス[ジ(4−メトキシ
−フェニル)−ホスフィノコプロパン、2−メチル−2
−(メチル−ジフェニル−ホスフィノ)−1,3−ビス
(ジフェニルホスフィノ)プロパン及びN、N、N’ 
、N’−テトラキス(ジフェニル−ホスフィノ−メチル
)エチレンジアミン。
触媒組成物で成分b)として使用される化合物は、−最
大(Rs>2P−Rs−P(Rs)d式中R6は少なく
とも1つの極性置換基、好ましくはアルコキシ基、。
より特定的にはメトキシ基をリンに対するオルト位に含
む極性置換アリール基を表し、R1は橋に3個の炭素原
子を含む二価架橋基を表す]で示されるビスポスフィン
であるのが好ましい、この種の化合物の具体例としては
、1.3−ビス[ジ(2−′メトキシーフェニル)ホス
フィノコプロパン、1,3−ビス[ジ(2,4−ジメト
キシ−フェニル)ホスフィノコプロパン、1.3−ビス
[ジ(2,6−シメトキシーフエニル)ホスフィノコプ
ロパン及び1.3−ビス[ジ(2,4,6−1−リンチ
ルーフェニル)ホスフィノコプロパンが挙げられる。
触媒組成物で使用される好ましい成分C)はpKa(1
8℃の水溶液中で測定)が4未満の酸の陰イオン、特に
pKaが2未満の酸の陰イオンである。中でも好ましい
のは、スルホン酸例えばパラ−トルエンスルホン酸の陰
イオン、又はカルボン酸例えばトリフルオロ酢酸の陰イ
オンである。成分C)は酸及び/又は塩の形態で触媒組
成物中に導入し得る。
特に有用な塩は、遷移非貴金属の塩、例えば銅、ニッケ
ル、クロム、鉄、バナジル、ジルコニウム、ウラニル及
びセリウムの塩、並びに主要グループ金属の塩、例えば
アルミニウム、スズ及びアンチモンの塩である。触媒組
成物で成分C)として使用するのに適したハロゲン化物
はスズ及びゲルマニウムのハロゲン化物である。金属塩
の代わりに、メチルトリフェニルホスホニウムパラ−ト
シレートのごとき第4ホスホニウム塩も触媒組成物の成
分C)として使用し得る。
所望であれば、成分a)及びC)を単一化合物として化
合して触媒組成物に使用することもできる。
このような化合物の具体例としては、錯体Pd(CHs
CN)z (OzS−Csl14−GHz)zが挙げら
れる。この錯体は、塩化パラジウムとパラ−トルエンス
ルホン酸の銀塩とをアセトニトリル溶媒中で反応させる
ことにより生成できる。成分b)及びC)も単一化合物
として化合して使用し得る。この種の適当な化合物とし
ては、−最大R,RIP−R,−SO3H[式中’R?
及びR1は互いに類似しているか又は異なり、極性基で
任意に置換した炭化水素基を表し、R1は橋に1〜4個
の炭素原子をもつ二価架橋基である]で示されるスルホ
ン酸、例えばオルト−(ジフェニル−ホスフィノ)ベン
ゼンスルホン酸、2−(ジフェニル−ホスフィノ)エタ
ンスルホン酸、3−(ジフェニル−ホスフィノ)プロパ
ンスルホン酸が挙げられる。
触媒組成物は成分a )、b )、c )及びこれらの
化合物の他に促進剤も含み得る。a当な促進剤の具体例
としては、ジーtert、ブチルペルオキシドのごとき
過酸化物、1−ニトロ−プロパンのごとき脂肪族ニトロ
化合物、亜硝酸ブチルのごとき有機亜硝酸塩、ニトロ−
ベンゼン、4−イソプロピルニトロベンゼン、3,4−
ジクロロ−ニトロベンゼン、3−(トリフロオローメチ
ル)−二トロベンゼン及び4−メチル−1,3−ジニト
ロベンゼンのごとき芳香族ニトロ化合物、1.4−ベン
ゾキノン及びテトラメチル1.4−ベンゾキノンのごと
きキノン、テトラヒドロフランのごときエーテル、18
クラウン6及び15クラウン5のごときクラウンエーテ
ル、エチレングリコールジアセテートのごときエステル
、並びにアセトンのごときケトンが挙げられる。好まし
い促進剤は1.4−キノン、例えば1.4−ベンゾキノ
ン又は1.4−ナフトキノンである。特に1,4−ナフ
トキノンを促進剤として使用すると、1.4−ベンゾキ
ノンより遥かに少ない量で同様の活性増加を得ることが
できるため極めて有利である。1,4−ナフトキノンの
代わりにアルキル置換した1、4−ナフトキノンを使用
することもできる。任意にアルキル置換した1、4−ナ
フトキノンをパラジウム含有触媒組成物中で促進剤とし
て使用する場合には、その量をパラジウム1グラム原子
当たり!0〜1000モル、特に25〜250モルにす
るのが好ましい。
コポリマーの製造に使用するパラジウム含有触媒組成物
の量は広範囲で変化させ得る0重合すべきオレフィン不
飽和化合物1モル当たりの前記触媒組成物の量は、パラ
ジウムを10−1〜10−コグラム原子含むように決定
するのが好ましい。共重合は好ましくは02〜100℃
の温度、1〜200バールの圧力、特に30〜90℃の
温度、20〜100バールの圧力で実施する。一酸化炭
素に対するオレフィン不飽和化合物のモル比は10:1
〜1:5、特に5:1〜1:5が好ましい。
有用なニッケル含有触媒としては、例えばニッケルカル
ボニル又はニッケルシアン化物と第3アミンとの錯体が
挙げられる。
共重合は通常は、当該コポリマーが溶解し得ないパラジ
ウム含有触媒組成物の有機溶液と当該モノマーとを接触
させることによって行う、所望であれば、気相中で共重
合を生起させることもできる。
本発明の方法では、コポリマーをそのコポリマーの生成
温度より少なくとも10℃高い温度でパラジウム又はニ
ッケル用錯生成剤により処理する。
錯生成剤によるコポリマーの処理は、当該コポリマーが
溶解し得ず且つ形成されたパラジウム錯体が溶解し得る
有機液中で実施するのが好ましい。
適当な有機液としては、メタノール及びエタノールのご
とき低級アルコールが挙げられる。このように処理する
と、パラジウム又はニッケル含量の低下した、従ってよ
り大きい熱安定性を示すコポリマーが得られる。また、
゛得られたパラジウム又はニッケル含有溶液から形成さ
れた金属錯体を分離することもできる。前記金属錯体を
分解させれば、パラジウム又はニッケルを回収して、共
重合触媒として使用し得る組成物の製造に利用すること
ができる。
錯生成剤によるコポリマーの処理は、所望であれば、当
該コポリマーと形成された錯体とが両方共溶解し得るよ
うな有機液中で実施することもできる。そのためには、
コポリマーを例えばヘキサフルオロイソプロパツール中
に溶解し、コポリマーを錯生成剤により処理した後で、
当該コポリマーは溶解し得ないが形成された金属錯体は
溶解し得る有機液、例えばメタノール又はテトラヒドロ
フランを加えることにより前記溶液からコポリマーを分
離するようにし得る。
本発明の方法でコポリマーの処理に使用する錯生成剤の
量は、当該コポリマー中に存在するパラジウムまたはニ
ッケル1グラム原子当たり0.25モル以上が好ましい
、特に好ましくは、コポリマー中に存在する金属1グラ
ム原子当たり0.5モル以上、特に1モル以上の量を使
用する。錯生成剤によるコポリマーの処理は好ましくは
150〜200℃の温度で行う。
好ましい錯生成剤はリン、ヒ素、アンチモン及び窒素の
中から選択した少なくとも1種類の元素を含む化合物で
ある。触媒成分b)として使用し得る1)〜5)の項で
挙げた化合物はいずれも原則として、本発明のコポリマ
ーのパラジウム含量を低下させる錯生成剤として使用し
得るが、これら化合物の他に、窒素含有化合物、例えば
トリエチルアミン、ナフチルアミン、アニリン、ピリジ
ン、エチレンジアミン及びエチレンジアミンテトラ酢酸
も適当な錯生成剤として使用できる。本発明の方法で使
用するのに極めて適した別のパラジウム用錯生成剤とし
ては、酢酸塩、シアン化物、チオシアン酸塩及びアセチ
ルアセトン酸塩のごときカルボン酸塩が挙げられる。好
ましい錯生成剤グループの1つは、一般式R,,R,,
N−C(Xi)−Xi−Y[式中RIG及びR1+は互
いに類似しているか又は異なっていてよく、水素又は炭
化水素基を表し、xl及びx2は互いに類似しているか
又は異なっていてよく、酸素又は硫黄を表し、Yは水素
又はアルカリ金属を表す]で示される化合物を含む。こ
のような化合物には、例えばN、N−ジエチル−ジチオ
カルバミン酸のナトリウム塩がある。別の好ましい錯生
成剤グループは、トリフェニルホスフィンのごときトリ
アリールホスフィン、トリエチルアミンのごときトリア
ルキルアミン、及び一般式 (R12)2P(CH2)3−P(R12)2[式中R
,□は任意に極性置換したアリール基を表すコで示され
る化合物、例えば1.3−ビス(ジフェニル−ホスフィ
ノ)プロパン及び1,3−ビス[ジ(2−メトキシ−フ
ェニル)ホスフィノコプロパンを含む。
前述のごとく共重合は、触媒組成物が溶解し当該コポリ
マーが溶解しない有機液の中で生起させるのが普通であ
る。極めて適切な有機液はメタノール及びエタノールの
ごとき低級アルコールである。コポリマーは共重合反応
の間に前記有機液中に懸濁した状態で得られる。共重合
が所期の程度まで進んだら、冷却及び圧力低下によって
共重合反応を停止させ得る。コポリマーはr過によって
懸濁液から分離し、洗浄及び乾燥処理し得る。本発明の
方法では、コポリマーのパラジウム含量低下処理を、前
述のごとく生成したコポリマーを再度懸濁させ、この懸
濁液をパラジウム用錯生成剤で処理することによって行
い得る。しかしながら、好ましくは、共重合が所期の程
度に達した時点で反応混合物に錯生成剤を添加する。前
述のごとく、共重合はこの添加処理によって停止する。
反応混合物への錯生成剤の添加によって共重合を停止さ
せる方法は、反応混合物を徐冷し且つ圧力を低下させる
ことによって共重合を停止させる従来の方法よりかなり
有利である。従来の方法では、冷却及び圧力低下の間も
共重合が緩慢に進行し、かなり大きい分子量をもつコポ
リマー物質が形成されるからである。このような物質の
形成は2つの理由から望ましくない。1つは、共重合の
目的が所定の分子量のコポリマーを生成することにある
のに対し、前述のごとく反応が持続すると分子量の異な
るコポリマーが生成されるという点にある。
もう1つは、分子量が不当に大きいコポリマーが形成さ
れると装置に詰まりが生じるという点にある。
以下、非限定的実施例を挙げて、本発明をより詳細に説
明する。
え1匠り 一酸化炭素/4−メトキシスチレンコポリマーを下記の
方法で生成した。 250+alの磁気撹拌式オートク
レーブに、下記の成分からなる触媒溶液を充填した: メタノール、、、、、、、、、、、、、、、、、25+
al酢酸パラジウム、、、、、、、、、、、、、0.1
mmo12.2°−ビピリジン、、、、、、、、、、、
、3mmolmm−トルエンスルホン酸、、、、2mm
o11.4−ベンゾキノン、、、、、、、、、、、20
v++ol前記オートクレーブ内に25m1の4−メト
キシスチレンを導入し、次いで一酸化炭素を圧力が40
バールになるまで加えた。R後に前記オートクレーブ内
の装入物を70℃に加熱した。5時間後に、装入物を室
温まで冷却し次いで圧力を低下させることによって共重
合反応を停止させた。コポリマーを枦別し、メタノール
で洗浄し且つ真空下室温で乾燥させた。パラジウム含量
320ppmmのコポリマーが28g得られた。これは
、触媒中に存在するパラジウムの90%がコポリマー中
に残留したことを意味する。
火]I舛」− 実施例1とほぼ同様の方法で、但し a ) 25m1の4−メトキシスチレンではな(25
mlの4−クロロスチレンをオートクレーブに充填し、
且つb)反応温度を70℃ではなく80℃にして、一酸
化炭素/4−クロロスチレンコポリマーを生成した。
パラジウム含量410ppmwのコポリマーが19.5
g得られた。これは、触媒中に存在するパラジウムの8
0%がコポリマー中に残留したことを意味する。
及1吐工 実施例1とほぼ同様の方法で、但し a)25…1の4−メトキシスチレンではな(25+a
lの2−メチルスチレンをオートクレーブ内に充填し、
且つ b)反応温度を70℃ではなく80℃にして一酸化炭素
/2−メチルスチレンコポリマーを生成した。パラジウ
ム含量2910ppmmのコポリマーが2.58得られ
た。これは、触媒中に存在するパラジウムの73%がコ
ポリマー中に残留したことを意味する。
火m 実施例1とほぼ同様の方法で、但し25m lの4−メ
トキシスチレンの代わりに25m1の4−メチルスチレ
ンをオートクレーブ内に充填して、一酸化炭素/4−メ
チルスチレンコポリマーを生成した。パラジウム含量3
50ppn+wのコポリマーが24.5g得られた。
これは、触媒中に存在するパラジウムの86%がコポリ
マー中に残留したことを意味する。
11匠i 一酸化炭素/エテン/プロペンのターポリマーを下記の
方法で生成した。 300m1の機械的撹拌式オートク
レーブ内に200m1のメタノールを充填した。オート
クレーブ内の空気を完全に除去すべく、圧力が50バー
ルになるまで一酸化炭素でオートクレーブを加圧しその
後圧力を低下させる操作を3回繰り返した。オートクレ
ーブ内の充填物を85℃に加熱した後で、一酸化炭素を
圧力が30バールに達するまで導入し、次いでプロペン
を圧力が40バールになるまで導入し、最後にエテノを
圧力が56バールになるまで導入した。その後オートク
レーブ内に下記の成分からなる触媒溶液を導入した:メ
タノール、、、、、、、、、、、、、4.5m1l・ル
エン、、、、、、、、、、、、、、、1.5餉1酢酸パ
ラジウム、、、、、、、、、0.01mmo11.3−
ビス[ジ(2−メトキシ−フェニル)ボスフィノ]プロ
パン、、、、、、、、、、、、、、、0.012m論O
lトリフルオロ酢酸、、、、、、、0.2mmo11:
1の一酸化炭素/エテン混合物を加えることにより圧力
を56バールに維持した。4時間後に、前記反応混合物
を室温まで冷却し且つ圧力を低下させることによって共
重合反応を停止させた。ターポリマーを濾過し、200
m lのメタノールで洗浄し且つフ0°Cで乾燥させた
。パラジウム含量24ppmmのターポリマーが29g
得られた。これは、触媒中に存在するパラジウムの67
%がターポリマー中に残留したことを意味する。共重合
速度は6800gターポリマー/gパラジウム/時であ
った。
実」1帆邊− 実施例5とほぼ同様の方法で、但し a)触媒溶液に0.65mmolの1,4−ナフトキノ
ンも加え、且つ b)反応時間を4時間ではなく2時間にして一酸化炭素
/エテン/プロペンターポリマーを生成した。
パラジウム含量21ppmwのターポリマーが31.得
られた。これは、触媒中に存在するパラジウムの62%
がターポリマー中に残留したことを意味する。
共重合速度は14700gターポリマー/gパラジウム
/時であった。
及1圧り 実施例5とほぼ同様の方法で、但し a)触媒溶液に0.65mmolの1.4−ベンゾキノ
ンも加え、且つ b)反応時間を4時間ではなく2時間にして一酸化炭素
/エテン/プロペンターポリマーを生成した。
パラジウム含i3ippm+―のターポリマーが17g
得られた。これは、触媒中に存在するパラジウムの50
%がターポリマー中に残留したことを意味する。
重合速度は8000gターポリマー/gパラジウム/時
であった。
実]1阻」工 実施例5とほぼ同様の方法で、但しメタノール6n+l
中に0.08nmolのトリフェニルホスフィンを溶解
した溶液をオートクレーブ内にボンピングすることによ
り3時間後に共重合を停止させて、一酸化炭素/エテノ
/プロペンターポリマーを生成した。15分後に反応混
合物を室温まで冷却し、且つ圧力を低下させた。ターポ
リマーをP別し、メタノールで洗浄し且つ70℃で乾燥
させた。パラジウム含IL10ppmwのターポリマー
が20g得られた。これは、触媒中に存在するパラジウ
ムの20%がターポリマー中に残留したことを意味する
え1匠り 実施例8とほぼ同様の方法で、但しトリフェニルホスフ
ィン溶液をオートクレーブ内にボンピングした後で、温
度を110℃に上げ且つ反応混合物をこの温度に15分
間維持して、一酸化炭素/エテノ/プロペンターポリマ
ーを生成した。パラジウム含量4.9ppmwのターポ
リマーが22g得られた。これは、触媒中に存在するパ
ラジウムの11%がターポリマー中に残留したことを意
味する。
K1匠副 実施例5とほぼ同様の方法で、但しメタノール4.5e
+lとトルエン1.51との混合液中に0.012mm
olの1,3−ビス[ジ(2−メトキシ−フェニル)ホ
スフィノコプロパンを溶解した溶液をオートクレーブ内
にボンピングすることにより2時間後に共重合を停止さ
せて、一酸化炭素/エテノ/プロペンターポリマーを生
成した。15分後に反応混合物を室温まで冷却し、且つ
圧力を低下させた。ターポリマーをr別し、メタノール
で洗浄し且つ70℃で乾燥させた。パラジウム含Ji5
5ppm−のターポリマーが11゜得られた。これは、
触媒中に存在するパラジウムの60%がターポリマー中
に残留したことを意味する。
丸1匠珪 実施例10とほぼ同様の方法で、但しビスホスフィン溶
液をオートクレーブ内にボンピングした後で温度を11
0℃に上げ、反応混合物をこの温度に15分間維持して
、一酸化炭素/エテノ/プロペンターポリマーを生成し
た。パラジウム含量5.2ppmwのターポリマーがt
og得られた。これは、触媒中に存在するパラジウムの
5%がターポリマー中に残留したことを意味する。
塞mよ 実施例5とほぼ同様の方法で、但し a)反応温度を85℃ではなく65℃にし、b)触媒溶
液を、4651のメタノールと1.51のトルエンとの
混合物の代わりに6mlのメタノールを使用し且つ1.
3−ビス[ジ(2−メトキシ−フェニル)ホスフィノコ
プロパンの代わりに0.012Insolの1.3−ビ
ス(ジフェニル−ホスフィノ)プロパンを使用して調製
し、且つ C)共重合を4時間後ではなく18時間後に室温への冷
却と圧力の低下とによって停止させるようにして、一酸
化炭素/エテノ/プロペンターポリマーを生成した。
パラジウム含量88pp+*wのターポリマーがitg
得られた。これは、触媒中に存在するパラジウムの86
%がターポリマー中に残留したことを意味する。
えI1鼠 実施例12とほぼ同様の方法で、但しメタノール6ml
中にO,OL2mmolの1,3−ビス(ジフェニルホ
スフィノ)プロパンを溶解した溶液をオートクレーブ内
にボンピングすることにより20時間後に共重合を停止
させて、一酸化炭素/エラン/プロペンターポリマーを
生成した。15分後に反応混合物を室温まで冷却し且つ
圧力を低下・させた。ターポリマーをP別し、メタノー
ルで洗浄し且つ70℃で乾燥させた。パラジウム含量4
9ppmwのターポリマーが15g得られた。これは、
触媒中に存在するパラジウムの70%がターポリマー中
に残留したことを意味する。
人1」1」 実施例13とほぼ同様の方法で、但しビスホスフィン溶
液をオートクレーブ内にボンピングした後で温度を11
0℃に上げ、反応混合物をこの温度に15分間維持して
、一酸化炭素/エラン/プロペンターポリマーを生成し
た。パラジウム含量4.8ppmwのターポリマーが1
3g得られた。これは、触媒中に存在するパラジウムの
6%がターポリマー中に残留したことを意味する。
実JJL巧− 実施例5とほぼ同様の方法で、但しメタノール6wl中
に0.14mmolのトリエチルアミンを溶解した溶液
をオートクレーブ内にボンピングすることにより共重合
を2.5時間後に停止させて、一酸化炭素/エラン/プ
ロペンターポリマーを生成した。
15分後に反応混合物を室温まで冷却し且つ圧力を低下
させた。ターポリマーを枦別し、メタノールで洗浄し且
つ70℃で乾燥させた。パラジウム含量52ppm−の
ターポリマーが8.8g得られた。これは、触媒中に存
在するパラジウムの46%がターポリマー中に残留した
ことを意味する。
火1燵胆 実施例15とほぼ同様の方法で、但しトリエチルアミン
溶液をオートクレーブ内にボンピングした後で温度を1
10℃に上げ、反応混合物をこの温度に15分間維持し
て、一酸化炭素/エラン/プロペンターポリマーを生成
した。パラジウム含量37ppmu+のターポリマーが
tog得られた。これは、触媒中に存在するパラジウム
の35%がターポリマー中に残留したことを意味する。
実施例1〜16のうち、実施例9.11.14及び16
は本発明に係わる。これらの実施例では、一酸化炭素と
2種類のオレフィン不飽和化合物とのコポリマーを、パ
ラジウム含量触媒組成物を用いて生成し、得られたパラ
ジウム含有コポリマーを当該コポリマー生成温度より1
0℃以上高い温度でパラジウム用鈴生成剤により処理し
て、当該コポリマーのパラジウム含量を低下させた0本
発明の方法ではパラジウム用鈴生成剤によるコポリマー
の処理をより高い温度で行うが、これは、下記の4組の
実施例の結果の比較から明1らかなように、コポリマー
中に残留するパラジウムのパーセンテージに有利な影響
を及ぼす、これら一連の実施例は各組ごとに3つの実施
例、即ち鈴生成剤を使用せずに行′った実施例、共重合
反応温度と同じ温度で錯生成剤を使用して行った実施例
、及び共重合反応温度より高い温度で錯生成剤を使用し
て行った実施例を含む。
第1組:実施例5(67%)、実施例8(20%)及び
実施例9(11%); 第2組:実施例5(67%)、実施例10(60%)及
び実施例11(5%); 第3組:実施例12(88%)、実施例13(70%)
及び実施例14(6%); 第4組:実施例5(67%)、実施例15(46%)及
び実施例16(35%)。
実施例1〜8.10.12.13及び15は比較例であ
、す、本発明の範囲には含まれない、実施例1〜4は一
酸化炭素とスチレン誘導体との新規のコポリマーの生成
に係わり、他の実施例で使用する組成とかなり異なる組
成のパラジウム含有触媒組成物を使用してコポリマーを
生成すると、パラジウム残量の多いコポリマーが形成さ
れることを如実に示している。実施例6及び7は、1.
4−キノンを促進剤として含むパラジウム含有触媒組成
物を使用した場合にも、パラジウムのかなりの部分が残
留することを示している。実施例5 (6800g/g
/時)、実施例6 (14700g/g/時)及び実施
例7 (8000g/g/時)で得られる共重合速度の
比較から明らかなように、促進剤としては1,4−ナフ
トキノンの方が1.4−ベンゾキノンより遥かに好まし
い。実施例5及び実施例12で生成したコポリマーと同
様に、実施例1〜4.6及び7で生成したコポリマーに
関しても、本発明の方法に従いコポリマー生成温度より
少なくとも10℃高い温度でパラジウム用錯生成剤によ
り処理するとパラジウム残留量がかなり減少し得ること
が知見される。
” C−NMR分析の結果、実施例1〜4で生成した一
酸化炭素/スチレン誘導体コポリマーは線状交互構造を
有し、従って式−CO−(^”)−[式中へ”は使用す
るスチレン誘導体A(Aは夫々4−メトキシスチレン、
4−クロロスチレン、2−メチルスチレン及び4−メチ
ルスチレンである)から誘導されるモノマ一単位を表す
]で示される複数の単位からなることが判明した。
” C−NMR分析からはまた、実施例5〜16で生成
した一酸化炭素/エテン/プロペンターポリマーが線状
構造を有し、式−〇〇−(C2H4)−で示される単位
と式−CO(C3116)−で示される単位とからなる
ことも判明した。これらの単位は当該ターポリマー中に
任意に分布された状態で存在する。
えI1鼠 11Pd(CN)3を触媒として使用し、60℃の共重
合温度で生成した交互エチレン/一酸化炭素コポリマー
(融点250℃)3gを500cm’のへキサフルオロ
イソプロパツール中に溶解し、遠心分離にかけて金属粒
子を完全に分離した後で2.5リツトルのメタノールを
加えて沈澱させることにより精製した。このようにして
得た乾燥基準コポリマーは、X線蛍光による分析の結果
、2230ppmのパラジウムを含んでいた。前記コポ
リマー0,3gを50c鍮りのへキサフルオロイソプロ
パツールに溶解した溶液に、90IIIgのN、N−ジ
エチルジチオカルバミン酸ナトリウム三水化物を加える
。この溶液を窒素雰囲気下で2時間還流処理し、次いで
冷却する。 250c+s’のテトラヒドロフランを加
えて前記コポリマーを沈澱させる。上澄み液を分離し、
沈澱物を先ずメタノール中で撹拌し、次いでアセトン中
で撹拌し、最後に四塩化炭素中で撹拌することにより2
4時間懸濁させて、残留へキサフルオロイソプロパツー
ルを完全に除去する。X線蛍光による分析の結果、この
乾燥コポリマー中にパラジウムは検出されなかった。こ
の方法ではパラジウム濃度がtoopp−に低下し、従
って精製コポリマーのパラジウム含量は100pp翔未
満であった。
実1」引l− テトラブチルアンモニウムシアン化ニッケル、(N(C
dls)+h”[Ni(CM)4コー2を触媒として使
用し、62℃の共重合温度で生成した交互エチレン/一
酸化炭素コポリマー(融点250℃)459Bを実施例
1の方法で精製した。原子スペクトル分析の結果、該乾
燥コポリマー中にニッケルは検出されなかった。
この方法ではニッケル濃度が500ppmに低下し、従
って精製後のコポリマーのニッケル含量は500ppm
未満であった。
及1吐は 実施例17の方法で生成した金属パラジウム含量300
0ppmの交互エチレン/一酸化炭素コポリマー500
mgを12cm3の水に懸濁させた。
この懸濁液に100mHのN、N−ジエチルジチオカル
バミン酸すトリウムを加えた。この混合物をオートクレ
ーブ内180℃で5時間45分加熱した。冷却後、コポ
リマーをP別し、水で洗浄し且つ真空上室温で乾燥させ
た。パラジウム含量は1770ppmであった。
犬m立 水を4cm’使用し、加熱を200℃で3時間にして実
1N2 施例19の操作を繰り返した。このコポリマーのパ・1
7ノ゛ 一゛ラジウム含量は1364ppIDであった。
凡克眞吐 水の代わりに4cm’のエタノールを使用し、加熱を2
00°Cで10時間にして実施例19の操作を繰り返し
た。このコポリマーのパラジウム含量は831ppmで
あった。
実1は引■ユ 実施例1フの方法で生成した金属パラジウム含量300
0ppmの交互エチレン/−酸1ヒ炭素コポリマー20
0 n+ gを4cm3の水に懸濁させた。
10箱8のH,N−ジエチルカルバミン酸ナトリウムを
加え、この懸濁液をオートクレーブ内200℃で30分
間加熱した。次いでコポリマーを実施例19と同様に処
理した。パラジウム含量は753ppmであった。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パラジウム含有又はニッケル含有触媒組成物を用
    いて生成した一酸化炭素と1種類以上のオレフィン不飽
    和化合物とのコポリマーから触媒残留物を除去するため
    の方法であって、前記コポリマーを生成するために使用
    した共重合反応温度をTとした場合に(T+10)℃以
    上の温度で前記コポリマーをパラジウム又はニッケル用
    錯生成剤により処理することを特徴とする方法。
  2. (2)コポリマーが、 a)パラジウム化合物、 b)リン、ヒ素、アンチモン及び窒素の中から選択した
    少なくとも1種類の元素を含む有機化合物、 c)pKaが6未満の酸の陰イオン を含む触媒組成物を使用して生成したコポリマーである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. (3)当該コポリマーが溶解し得ず且つ形成されたパラ
    ジウム又はニッケル錯体が溶解し得る有機液、例えばメ
    タノールの存在下で実施することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項又は第2項に記載の方法。
  4. (4)コポリマーを150〜200℃の温度で錯生成剤
    により処理することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    から第3項のいずれかに記載の方法。
  5. (5)パラジウム用錯生成剤として、リン、ヒ素、アン
    チモン及び窒素の中から選択した少なくとも1種類の元
    素を含む有機化合物を使用することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項から第4項のいずれかに記載の方法。
  6. (6)使用するパラジウム用錯生成剤が、トリフェニル
    ホスフィンのごときトリアリールホスフィン、トリエチ
    ルアミンのごときトリアルキルアミン、及び一般式(R
    _1_2)_2P(CH_2)_3−P(R_1_2)
    _2[式中R_1_2は任意に極性置換したアリール基
    を表す]で示される化合物、例えば1,3−ビス(ジフ
    ェニル−ホスフィノ)プロパン及び1,3−ビス[ジ(
    2−メトキシ−フェニル)ホスフィノ]プロパンの中か
    ら選択した化合物であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項から第5項のいずれかに記載の方法。
  7. (7)錯生成剤が一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中X_1及びX_2は各々別個に酸素又は硫黄を表
    し、R^1^0及びR^1^1は各々別個に水素、アル
    キル又はアリールを表し、Hは水素又はアルカリ金属を
    表す]で示される化合物であることを特徴とする特許請
    求の範囲第5項に記載の方法。
  8. (8)錯生成剤がN,N−ジエチルジチオカルバミン酸
    ナトリウムであることを特徴とする特許請求の範囲第7
    項に記載の方法。
  9. (9)コポリマーが交互エチレン/一酸化炭素コポリマ
    ーであることを特徴とする特許請求の範囲第1項から第
    8項のいずれかに記載の方法。
  10. (10)一酸化炭素と、4−メトキシスチレン、4−ク
    ロロスチレン、2−メチルスチレン及び4−メチルスチ
    レンの中から選択したいずれかのモノマーとで構成され
    た新規の線状交互コポリマー。
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