JPS63273534A - 円筒状鉄筋籠の製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｌ１土工■皿ｆｌ一 本発明は橋脚、建物等の基礎とされる円筒状の鉄筋籠の
ｍｌ造方法およびその製造装置に関するものである。

」釆亘且 橋脚等の鉄筋コンクリートの柱には主筋となる軸方向筋
と、剪断補強のためおよびコンクリートを拘束するため
の肋筋とよりなる鉄筋籠が基礎として用いられる。

現場でかかる鉄筋籠を組立てる場合もあるが足場の確保
が困難な場合や他の作業への影響による作業効率の低下
等を考慮して予め別の場所で鉄筋籠を製造して現場に運
ぶ方法も採られている。

この場合においても大口径の鉄筋籠になると従来その製
造過程でも足場を組んで作業しなければならなかった。

従来の鉄筋籠の製造方法の例を第８図に基づき説明する
。

第８図はリング状の補強筋０１の外周に主鉄筋０２を所
定間隔を存して長手方向に溶接する過程を示している。

支持台０３は上面に円曲面をなす凹部が形成され、その
凹部内局面において長手方向に指向した溝条０４が複数
所定間隔を存して形成されており、同溝条０４に主鉄筋
０２を嵌合し、その上にリング状の補強ｗＪｏｉを載置
し主鉄筋０２との接触部を溶゛接する。

次に足場０５を組んで図に示すように補強筋０１の残り
の外周に主鉄筋０２を一本ずつ溶接していき、円筒状の
組立体を構成する。

同組立体はクレーン等で引き上げられ、その円筒外周に
リング状に彎曲した肋筋が巻きつけられ、主鉄筋０２と
溶接されて鉄筋籠が形成される。

°１し　　と１　。

以上のように従来においては円筒状の鉄筋陸が大口径に
なると、足場を組んで作業を行なわなければならず、足
場を組む作業を必要とするかあるいは予め足場が形成さ
れた設備を備えておく必要がある。

さらに大きなものになると高所作業となって作業者も高
所用の装備の下で作業をしなければならず能率の低下が
避けられなかった。

また組立てられた円筒状の組立体に肋筋を巻きつける過
程で、該立体を引き上げなければならず、工数を多く要
し、肋筋の巻きつけ支持等に作業人員も多くを必要とし
た。

ｐ　　　　　　　ための 本発明はかかる点に鑑みなれれたもので、その目的とす
る処は、円筒状組立体をＩ’Ｊ　３ｉ！！する工程に組
立過程にある物を回転させることを随時行うことにより
足場を不要とし作業を簡略化するとともに作業人員の削
減、所要時間の短縮、コストの低減を図ることができる
円筒状の鉄筋籠の製造方法およびその製造装置を供する
点にある。

すなわち本発明は、水平方向に指向した棒状主鉄筋の長
手方向に亘り所定間隔を存してリング状補強筋を主鉄筋
の長手方向に対し直角に複数本沿わせ、リング状補強筋
の外周と主鉄筋の接触部を逐次一体に結合し、結合され
た複数本のリング状補強筋をそのリング中心を中心軸と
して同時に回転し、別の多数の主鉄筋を補強筋外周の周
方向に亘り所定間隔を存し順次該補強筋に一体に結合し
て円筒状に鉄筋を組立て、さらに該円筒状組立体の外周
にリング状に彎曲された肋筋を長手方向に所定間隔を存
し複数本巻きつけ、該円筒状組立体を肋筋とともに回転
しつつ逐次主鉄筋と肋筋とを一体に結合して円筒状に鉄
筋籠を組立てる円筒状鉄筋籠の製造方法および長尺の円
筒状をなし長手方向に指向した突条が周方向に亘って複
数形成された複数のローラと、同ローラを複数相互に平
行をなして水平方向に指向し所定間隔を存して支承する
支持手段と、該複数のローラを同一方向に同−速疾で回
転させる駆動手段とからなる円筒状鉄筋籠の製造装置で
ある。

リング状補強筋の外周に複数の主鉄筋を結合するに際し
、回転しつつ主鉄筋を結合していくので、作業者は地上
にて作業をすることができ、足場を組まずに楽な姿勢で
作業ができ、能率の向上を図ることができる。

また補強筋の外周に主鉄筋が結合されて円筒状の組立体
が形成された後、同組立体外周に肋筋を巻きつけるのに
組立体が回転可能状態にあることから組立体を引き上げ
ることなく巻きつけることができ、工数の削減とともに
、肋筋の主鉄筋への結合も組立体を肋筋とともに回転し
つつ逐次結合作業が可能なので地上で極めて容易に作業
ができ、労力の軽減および能率の向上をさらに図ること
が　・できる。

文−」Ｌ−桝 以下第１図および第６図に図示した本発明に係る一実施
例について説明する。

第１図は本発明にかかる円筒状鉄筋籠を製造する装置の
一例を示すもので、その平面図である。

長尺の円筒状をなすローラ１０．１１が２本互いに平行
にかつ水平方向に指向して併設されており、同ローラ１
０．１１の両端および中央においてその中心支軸１０ａ
１１１ａが支持部材１２によって支承され、両ローラ１
０．１１は支軸１０ａ、　１１ａと一体に回転自在に支
持されている。

該ローラ１０．１１の外周面には長手方向に亘って６箇
所に長手方向に指向した突条１０ｂ、　１１ｂが周方向
に亘って複数形成されている。

前記支持部材１２はローラの長手方向に直角な方向に指
向して配置された支持台２３上にボルトで固定されてい
るが、同ボルトを外してローラの幅方向に移動可能であ
り、所定位置で支持部材１２を固定するための孔２４が
支持台２３に多数羅列されている。

したがってローラ１０．１１を幅方向に移動する場合適
当な位置で支持部材１２を支持台２３にボルトで固定す
ることで両ローラの間に間隔を調節することができる。

ローラ１０．１１の支軸１０ａ、　１１ａの一端は支持
台２３上に立設された支持部材１２を貫通して自在継手
１３を介して連結棒１５に連結され、連結棒１５の他端
はやはり自在継手１４を介して駆動伝達機構を内部に含
む函体２２に支承された回転＠１６に連結されている。

回転軸１６の他端にはスプロケット１７が嵌着され、同
スプロケット１７とモータ２１の駆動軸２０に嵌着され
たスプロケット１９との間にチェーン１８が架渡されて
いる。

モータ２１およびスプロケット１９は左右のスプロケッ
ト１１の中央に位置し、チェーン１８は若干回転軸方向
にズして両側のスプロケット１７に架渡されている。

したがってモータ２１の駆動により両側のチェーン１８
を介して左右の回転軸１６に回転が伝達され、各々の回
転はさらに連結棒１５を介してローラ１０．１１に伝達
され、両日−ラ１Ｇ、　１１は同一方向に同一速度で回
転させられる。　　　　　　　・またモータ２１を逆回
転することによりローラ１０１１１を双方とも逆方向に
回転できる。

以上のような鉄筋籠製造装置を使用した鉄筋籠製造方法
を第２図ないし第６図に基づき以下に説明する。

まず棒状の主鉄筋２を一方のロー５１０の上に載せ、そ
の際周方向に複数設けられた突条１０ｂのうち互いに隣
合う突条間に主鉄筋２を嵌合させるようにする。

そして同主鉄筋２を載せたローラ１０を若干内側（第２
図および第３図における矢印方向）に回転する。

その際ローラ１０は両ローラ１０．１１間に（長手方向
所定位置において）リング状補強筋１を第２図、第３図
に示すように立て掛けたときに主鉄筋２と補強筋１の外
周とが接触する位置までローラ１０を回転させる。

そしてローラの長手方向所定位置において４箇所両日−
ラ１０．１１間に補強筋１を立て掛けその外周と主鉄筋
２の接触部を逐次溶接する。

次にローラ１０．１１を回転して補強筋１を略１２０度
程回転させ、もう一本の主鉄筋２を前記同様ロー５１０
の上に載せ若干回転させて、補強筋１の外周に接触する
ようにしてその接触部を逐次溶接する。

同様にして補強筋１を略１２０度回転させさらにもう一
本の主鉄筋２を溶接する。− 第２図は３本目の主鉄筋２を溶接し終わったところを図
示したものである。

以上の作業は主鉄筋２を支える者と、溶接する石の最低
２人の作業員を必要とするが、かかる鉄Ｍｌ！の基本構
成が形成されたのちの作業は必要ならば一人の作業員で
も可能となる。

鉄筋籠の基本構成ができ上がった後は、第３図に示すよ
うに補強筋１を所定角度回転しつつ主鉄筋２を順次追加
し補強筋１に溶接していくことにより補強筋１の外周に
所定間隔を存して主鉄筋２が溶接された円筒状の組立体
が構成される。

次にこのように構成された円筒状の組立体の外周にリン
グ状に彎曲された肋筋３を多数本巻き付け、このとき第
４図および第５図に示すように、肋筋３の下部はローラ
１０．１１の外側を巻くようにする。

複数の肋ｍ３はその一方の端部が第５図に示すように円
筒状組立体の右側部より若干下方に巻き込まれた位置に
なるようにし、その端部をそろえておく。

こうして該肋筋３の端部およびその近辺を主鉄筋２の長
手方向に亘って順次主鉄筋２に溶接し、溶接し終わった
ところでローラ１Ｇ、　１１を若干第５図の矢印方向に
回転させて円筒状組立体を肋筋３とともに回転させ新た
な溶接部分を作業員の胸の位置に回転し、再び主鉄筋２
の長手方向に溶接していく。

この作業を繰り返すことにより、円筒状組立体の全周に
亘って肋筋３が溶接され、ここに鉄筋篩が完成する。

なお第６図に示すように鉄筋篩の外周の適当な位置にス
ペーサ４を取り付けるのも鉄筋篩を回転しつつ主鉄筋２
に溶接することで容易に行うことができる。

以上のように本実施例による場合は最低２人の作業員で
短時間に鉄筋篩の製造が可能である。

また作業が全て地上作業で、溶接する作業員の姿勢も楽
なので作業能率が向上し、作業時間を短縮できる。

なお、円筒状鉄筋篩の口径が異なるものについては、ロ
ー５１０と１１との間の間隔を適当に調整して最適状態
として作業を行うことが可能である。

また本実施例では２本のローラを用いたが必ずしも２本
とは限らず、３本以上のローラを使用することも可能で
、例えば第７図に示すように、３本のロー５３０．３１
．３２により支え回転させるようにすることで、より大
口径の鉄筋篩をゆがみなく製造することができる。

すなわち両口−５３０，３１間でリング状の補強筋が自
重によりたるむのをローラ３２により支え、ゆがみの生
じるのを防止することができるものである。

以上の実施例では全て溶接により鉄筋篩を製造したが、
細いワイヤを巻きつけるようにして主鉄筋に補強筋およ
び肋筋を一体に結合するようにしてもよい。　。

ｌ且立ユ皿 本発明は２本以上のローラを回転させる鉄筋篩製造装置
を利用して、組立過程にある物を随時回転させながら鉄
筋篩を製造するので、作業用の足場を必要とせずに地上
作業ができ、しかも楽な姿勢で作業ができ作業能率を向
上させることが可能であり、所要時間の短縮、コストの
低減を図ることができる。

また必要とされる作業人員も削減することができる。

４、　、、　　の　　　た１ 第１図は本発明に係る一実施例の鉄筋篩１１造装置の平
面図、第２゛図は補強筋の外周に主鉄筋を溶接する一工
程を示す斜視図、第３図は同正面図、第４図は円筒状組
立体の外周に肋筋を巻きつけた状態を示す斜視図、第５
図は同正面図、第６図は完成した鉄筋篩の外周にスペー
サを取付けている状態を示す斜視図、第７図は別実施例
の正面図、第８図は従来の鉄筋篩の製造方法を説明する
ための説明図である。

１・・・補強筋、２・・・主鉄筋、３・・・肋筋、４・
・・スペーサ、１０・・・ローラ、１０ａ・・・支軸、
１１・・・ローラ、１１ａ・・・支軸、１２・・・支持
部材、１３．１４・・・自在継手、１５・・・連結棒、
１６・・・回転軸、１７・・・スプロケット、１８・・
・チェーン、１９・・・スプロケット、２Ｇ・・・駆動
軸、２１・・・モータ、２２・・・函体、２３・・・支
持台、２４・・・孔、３０、３１．３２・・・ローラ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）水平方向に指向した棒状主鉄筋の長手方向に亘り
   所定間隔を存してリング状補強筋を主鉄筋の長手方向に
   対し直角に複数本沿わせ、リング状補強筋の外周と主鉄
   筋の接触部を逐次一体に結合し、結合された複数本のリ
   ング状補強筋をそのリング中心を中心軸として同時に回
   転し、別の多数の主鉄筋を補強筋外周の周方向に亘り所
   定間隔を存し順次該補強筋に一体に結合して円筒状に鉄
   筋を組立て、さらに該円筒状組立体の外周にリング状に
   彎曲された肋筋を長手方向に所定間隔を存し複数本巻き
   つけ、該円筒状組立体を肋筋とともに回転しつつ逐次主
   鉄筋と肋筋とを一体に結合して円筒状に鉄筋籠を組立て
   ることを特徴とする円筒状鉄筋籠の製造方法。
2. （２）長尺の円筒状をなし長手方向に指向した突条が周
   方向に亘って複数形成された複数のローラと、同ローラ
   を複数相互に平行をなして水平方向に指向し所定間隔を
   存して支承する支持手段と、該複数のローラを同一方向
   に同一速度で回転させる駆動手段とからなることを特徴
   とする円筒状鉄筋籠の製造装置。