JPS6327147Y2 - - Google Patents

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JPS6327147Y2
JPS6327147Y2 JP1983140510U JP14051083U JPS6327147Y2 JP S6327147 Y2 JPS6327147 Y2 JP S6327147Y2 JP 1983140510 U JP1983140510 U JP 1983140510U JP 14051083 U JP14051083 U JP 14051083U JP S6327147 Y2 JPS6327147 Y2 JP S6327147Y2
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JP
Japan
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transmission
transmission member
rotational
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elastic
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JP1983140510U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジン側回転伝動部材とミツシヨ
ン側回転伝動部材とを弾性伝動部材を介して一体
回転可能に連動連結してある伝動構造に関する。
冒記した伝動構造としては、例えば実公昭52−
50275号公報に記載されているように、一方の回
転伝動部材と他方の回転伝動部材とを回転軸芯か
ら扁した位置の枢支軸を介して互いに揺動可能に
連結し、一方の回転伝動部材の駆動回転に伴つて
両回転伝動部材を相対揺動させるとともに、その
相対揺動範囲を他方の回転伝動部材に連設した弾
性部材との接当によつて規制し、弾性部材の弾性
変形によつて回転角速度変動による伝動衝撃を緩
和しながら、一方の回転伝動部材から他方の回転
伝動部材に回転力を伝達するように構成した構造
が公知となつているが、両回転伝動部材の軸芯が
互いに変位するので回転伝動部材が撓み変形する
欠点があつた。
そこで、この欠点を解決するために、例えば実
公昭55−48824号公報に記載されているように、
両回転伝動部材の一端夫々に、緩衝機能を備えた
弾性伝動部材を固着し、両弾性伝動部材を一個の
円筒体に内嵌して、両回転伝動部材が常に同一軸
芯上に連動連結されるように構成た構造が提案さ
れている。
しかしながら、この構造によれば、回転伝動部
材の外周面に弾性伝動部材を外嵌し、更に、この
弾性伝動部材の外周面に円筒体を外嵌する構造で
ある為、伝動構造全体が大型化するとともに、部
材点数も多くなり、組付けに手間がかかるという
問題もあつた。
本考案は上記実状に鑑みて為されたものであつ
て、回転伝動部材どうしを弾性伝動部材を介して
連動連結し、エンジンの回転角速度変動に起因す
る動力伝達系の振動や叩音等の発生を抑制するに
あたつて、回転伝動部材どうしを同一軸芯上に連
動連結して、回転伝動部材の撓み変形を防止する
ものでありながら、コンパクトに構成して、組付
け作業も容易に行えるようにすることを目的とす
る。
上記目的を達成するための本考案の特徴構成
は、冒記した伝動構造において、前記両回転伝動
部材のうちの一方の回転伝動部材の一端に他方の
回転伝動部材の一端を相対回転自在に外嵌し、ぞ
の嵌合面に係合部材を介して両回転伝動部材を係
合連動させる係合部を設けて、両回転伝動部材を
同一軸芯上に互いに支承するとともに、係合部材
の回転伝動部材周方向に沿う一定範囲内での相対
移動を許容する空所を備えた溝を前記係合部に形
成して、両回転伝動部材を一定範囲内で相対回転
可能に構成してある点にあり、その作用及び効果
は次のとおりである。
すなわち、前記弾性伝動部材を介装することに
より、この部材がエンジンの回転角速度変動に起
因する伝動衝撃を弾性変形によつて緩和するか
ら、前記回転角速度変動に起因する動力伝達系の
振動や騒音の発生が抑制される。
又、伝動装置の駆動負荷が増大して弾性伝動部
材の変形量が増大しても、エンジン側伝動部材か
らミツシヨン側伝動部材への回動力伝達が弾性伝
動部材を介してではなく係合部を介して行わすこ
とができるので、駆動負荷増大のために弾性伝動
部材が限界以上に変形されて破損されることを防
止でき、従つて前記弾性伝動部材の捩り剛性を小
さく構成することが可能となり、低トルクでの大
きい角速度の変動をも良好に緩衝することができ
るようになつた。
かつ、前記係合部を設けることにより、エンジ
ン側伝動部材の回転角速度変動と、弾性伝動部材
の変形とに起因するエンジン側伝動部材とミツシ
ヨン側伝動部材の芯ずれを係合部が抑制すること
になり、エンジン側伝動部材とミツシヨン側伝動
部材の間に大きな芯ずれが生じて伝動不良が生じ
ることを回避できるとともに、弾性伝動部材によ
る大巾な緩衝が可能となり、エンジン低速回転で
の角速度の変動に対し、フライホイールのよりコ
ンパクト化ができた。
又、芯ずれの防止構成と弾性伝動部材の破損防
止構成とを兼用させることができこの面からもコ
ンパクト化ができた。
もつて、全体として伝動振動や騒音を抑制でき
るものを、狭いスペース内にも容易に組込める状
態に、しかも、伝動が良好に行えるとともに耐久
性の高いものに構成できた。
以下に、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図に示すように、左右一対の操向用前車輪
1,1、駆動後車輪2,2、原動部3等を有した
走行機体の前後輪間に、芝刈り装置4を昇降操作
自在に連結すると共に、走行機体から芝刈り装置
4に伝動するように構成して、乗用芝刈り機を構
成してある。
後車輪2に対する伝動構造を構成するに、第2
図及び第3図に示すように、エンジン5の出力を
エンジン冷却用ラジエータ6に対する冷却フアン
7にベルト伝動するようにエンジン出力軸5aに
取付けられたベルトプーリ8に、継手部9及び回
転軸10を介してクラツチ11を連動させると共
に、このクラツチ11の出力軸11aを、差動機
構部(図外)、及び、変速レバー12aで操作す
るギアー変速部(図外)の有した後輪用ギアーミ
ツシヨン12に連結して、エンジン出力を前記ギ
アーミツシヨン12に断接自在に機械伝動するよ
うにしてある。
前記継手部9は、第3図及び第4図に示す如く
構成してある。
すなわち、前記ベルトプーリ8に2本のボルト
13,13を介して一体回転可能に取付けたエン
ジン側回転伝動部材14と、前記回転軸10にス
プライン係合によつて一体回転する状態に外嵌さ
せたミツシヨン側回転伝動部材としての筒軸15
とを、同芯状に、かつ、相対回転自在に配置して
ある。そして、前記筒軸15に中心部において外
嵌させた弾性伝動部材の一例としての円形伝動ゴ
ム16を、この伝動ゴム16に筒軸15に対する
外嵌部の周囲に分散配置した状態で内嵌させてあ
る4個の筒状体17a,17a,17b,17b
のうちの2個17a,17aを前記ボルト13を
介して前記エンジン側伝動部材14に一体回転可
能に連結すると共に、残りの2個の筒状体17
b,17bを2本のボルト18,18を介して前
記筒軸15のフランジ部15aに一体回転可能に
連結してある。前記エンジン側伝動部材14の筒
軸15に内嵌してある部分14aと筒軸15との
間に、これらの周方向に分散配置した係合部材の
一例としての4個の球体19……を夫々が筒軸1
5の凹入溝20及び前記伝動部材内嵌部分14a
の凹入溝21の両者に入り込む状態で介在させ、
そして、前記筒軸15側の凹入溝20の夫々を球
体19と筒軸15とが一体回転する形状に形成す
ると共に、前記エンジン側伝動部材14側の凹入
溝21の夫々を、球体15とエンジン側伝動部材
14が設定範囲内でのみ相対回転することを許容
する空所を備えた形状に形成して、エンジン側伝
動部材14と筒軸15の回転軸芯Pと直交する方
向の相対変位を抑制するための、かつ、エンジン
側伝動部材14と筒軸15の相対回転角を設定範
囲内に規制するための係合部22を構成してあ
る。つまり、エンジン側伝動部材14と筒軸15
との球体19を介しての接当により、両者14,
15の回転軸芯Pと直交する方向の相対変位を抑
制して、両者14,15が互いに同一軸芯P上に
支承されるのであり、そして、エンジン側伝動部
材14と球体19とが相対移動する範囲内におい
て、エンジン側伝動部材14と筒軸15との相対
回動が許容されるのである。
更に詳述すると、後車輪2の駆動負荷が設定値
以下にある時には、エンジン側伝動部材14の回
動力が伝動ゴム16を介して筒軸15に伝達さ
れ、エンジン5の回転角速度変動に起因する伝動
衝撃が伝動ゴム16によつて緩和されるようにし
てある。そして、後車輪2の駆動負荷が増大して
伝動ゴム16の変形量が増大するに伴い、エンジ
ン側伝動部材14と球体19とが接当し、エンジ
ン側伝動部材14の回動力が係合部22を介して
も筒軸15に伝達されるようにしてある。さらに
は、伝動ゴム16の変形に起因するエンジン側伝
動部材14と筒軸15の芯ずれが係合部22によ
つて抑制されるようにしてある。
尚、エンジン側伝動部材14と、筒軸15のフ
ランジ部15aとにわたつて複数本のスプリング
を取付け、このスプリングを介して伝動されると
共に、このスプリングによつて伝動衝撃が緩和さ
れるように構成しても良い。
前記伝動ゴム16及びスプリングは形状及び素
材が各種異なる弾性材に変更可能であり、これら
を弾性伝動部材16と総称する。
本考案は、農用トラクター等の各種車輌や車輌
以外の伝動構造にも適用できる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る伝動構造の実施例を示し、
第1図は乗用芝刈り機の側面図、第2図は後輪用
伝動構造の側面図、第3図は継手部の断面図、第
4図は第3図の−断面矢視図である。 14……エンジン側回転伝動部材、15……ミ
ツシヨン側回転伝動部材、16……弾性伝動部
材、19……係合部材、21……溝、22……係
合部、P……回転軸芯。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 エンジン側回転伝動部材14とミツシヨン側
    回転伝動部材15とを弾性伝動部材16を介し
    て一体回転可能に連動連結してある伝動構造に
    おいて、前記両回転伝動部材14,15のうち
    の一方の回転伝動部材14の一端に他方の回転
    伝動部材15の一端を相対回転自在に外嵌し、
    ぞの嵌合面に係合部材19を介して両回転伝動
    部材14,15を係合連動させる係合部22を
    設けて、両回転伝動部材14,15を同一軸芯
    P上に互いに支承するとともに、係合部材19
    の回転伝動部材周方向に沿う一定範囲内での相
    対移動を許容する空所を備えた溝21を前記係
    合部22に形成して、両回転伝動部材14,1
    5を一定範囲内で相対回転可能に構成してある
    ことを特徴とする伝動構造。 2 前記弾性伝動部材16がゴムである実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載の伝動構造。 3 前記弾性伝動部材16がスプリングである実
    用新案登録請求の範囲第1項に記載の伝動構
    造。
JP14051083U 1983-09-09 1983-09-09 伝動構造 Granted JPS6047923U (ja)

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JP14051083U JPS6047923U (ja) 1983-09-09 1983-09-09 伝動構造

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JP14051083U JPS6047923U (ja) 1983-09-09 1983-09-09 伝動構造

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JPS6047923U JPS6047923U (ja) 1985-04-04
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JP14051083U Granted JPS6047923U (ja) 1983-09-09 1983-09-09 伝動構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5250275U (ja) * 1975-10-05 1977-04-09
JPS5548824U (ja) * 1978-09-22 1980-03-31

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5250275U (ja) * 1975-10-05 1977-04-09
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