JPS63270872A - カ−ペツトバツキング用組成物 - Google Patents

カ−ペツトバツキング用組成物

Info

Publication number
JPS63270872A
JPS63270872A JP10562387A JP10562387A JPS63270872A JP S63270872 A JPS63270872 A JP S63270872A JP 10562387 A JP10562387 A JP 10562387A JP 10562387 A JP10562387 A JP 10562387A JP S63270872 A JPS63270872 A JP S63270872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
composition
ethylenically unsaturated
carpet backing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10562387A
Other languages
English (en)
Inventor
塩沢 裕志
米川 芳明
忠義 中島
蓼沼 博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority to JP10562387A priority Critical patent/JPS63270872A/ja
Publication of JPS63270872A publication Critical patent/JPS63270872A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカーペットバッキング用組成物に関し、特に耐
水性が要求されるカーペットに適したカーペットバッキ
ング用組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
現在の代表的なカーペットであるタフテッドカーペット
は、麻の織布、またはポリプロピレンなどの合成tam
の織布、不織布よりなる一次基布にナイロン、アクリル
、羊毛などのパイルを植え込んだものであるが、パイル
の脱落防止のため、その裏面に接着剤を塗布し、さらに
ジュートなどの二次基布を貼り合わせ、熱風乾燥するこ
とにより製造されている。
また二次基布を使用せず、接着剤を塗布乾燥することに
より製品としたタフテッドカーペットも簡易敷物などと
して多数使用されている。さらに最近では、人工芝とし
て市販されているものもポリプロピレンの一次基布にナ
イロンのパイルを植え込み、これに接着剤を塗布乾燥す
ることにより製造されており、これもカーペットの一種
である。
これらのカーペットの製造において、パイルの脱落防止
のために使用される接着剤としては、従来、ラテックス
に炭酸カルシウムなどの充填剤およびポリアクリル酸ソ
ーダなどの増粘剤を加え。
作業に適した粘度に調整された水性の接着剤組成物が広
く使用されており、今日までにこれら接着剤組成物の接
着強度を上げる様々な検討がなされてきた。とりわけ水
性接着剤の基本的な問題として、耐水強度の不足がバッ
キング用組成物の実用りの障害になっていることから、
耐水強度の改良を目的として種々の検討が加えられてき
た。
カーペット裏打ち用接着剤は、一般にラテックスに炭酸
カルシウムまたは水酸化アルミニウム等の充填剤及び/
又は他の添加剤を配合した組成物の形態で用いられてい
る。
このようなラテックスは、従来技術では、ラテックスの
製造に重合乳化剤として高級アルコール硫酸エステル塩
、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンス
ルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸エステル塩、ア
ルキルジフェニルエーテルスルホン酸塩、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンア
ルキルアリルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエー
テル等の乳化剤が使用されており、これら重合乳化剤は
単量体を分散し、安定な共重合体ラテックスを製造する
のに効果がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような乳化剤は、初めに分散媒中に生ずるミセルの
中に単量体を溶解させる働きをするだけでなく、重合体
粒子を保護する機能を果している。しかし上記に挙げた
各種の乳化剤は1重合体に化学的には結合しておらず、
単に重合体粒子の表面に吸着されているだけである。そ
のため、ラテックス自体を乾燥したとき、ラテックス中
に含まれる乳化剤は、接着強度に殆ど寄与せず、かえっ
て接着強度を低下させることがある。また同時に耐水強
度にも有害な影響を及ぼしている。
したがって、前記従来の乳化剤を使用して得られた共重
合体ラテックスを使用したカーペ−/ トパッキング用
組成物は、耐水性が要求される用途に不適当であったが
、本発明の組成物は、通常のカーペット用としては勿論
、特に水廻り用カーペットや人工芝等の耐水性カーペッ
ト用として好適に使用できる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記問題点に鑑みて前記技術的課題を解決す
べく鋭意研究した結果、ラテックス製造の際に乳化剤と
して反応性乳化剤を用いることによりこの問題を解決し
、耐水強度及び常態強度の良好なカーペットを製造する
ことのできるバッキング用組成物を完成したものである
即ち本発明は、脂肪族共役ジエン単量体(a)20〜7
0重量%、エチレン系不飽和カルボン酸(b)0.5〜
8重Mz、およびこれらと共重合可能な単量体(c) 
22〜79.5重量%からなる単量体混合物(A) 1
00重量部に対して、エチレン性不飽和乳化剤(B)0
.1〜10重量部を用σ)で乳化重合させることにより
得られる、ゲル含量が30〜800〜80重量部子径が
500〜2000人である共重合体ラテックス成分(1
3100重量部に対し充填剤成分〔II〕50〜750
重量部を含有することを特徴とするカーペットバッキン
グ用組成物である。
〔発明の詳細な説明〕
(A)単量体混合物 本発明のカーペットバッキング用組成物の一成分として
配合される共重合体ラテックス成分(1)を構成する単
量体混合物(A)としては、以下に各々例示される(a
)脂肪族共役ジエン系単量体、(b)エチレン系不飽和
カルボン酸単量体および(c)これらと共重合可能な他
のエチレン系不飽和中量体から基本的に構成されている
(a)脂肪族共役ジエン系単量体 脂肪族共役ジエン系単量体としては、!、3−ブタジェ
ン、2−メチル−1,3−ブタジェン、%、3−ジメチ
ル−1,3−ブタジェン、2−ネオペンチル−1,3−
ブタジェン、2−クロロ−1,3−ブタジェン、2−シ
アノ−1,3−ブタジェン、イソプレン、置換直鎖共役
ペンタジェン類、直鎖および側鎖共役へキサジエンなど
が挙げられるが、好ましくは1,3−ブタジェンである
これらの脂肪族共役ジエン系単量体は、 1種単独で、
あるいは2種以上を併用することができる。
かかる脂肪族共役ジエン系単量体は、得られる共重合体
ラテックスに適度な柔軟性と強度を与えるために必須の
成分であり、その配合割合は20〜70重量%、好まし
くは30〜60重量2であり、 20重に2未満では得
られるラテックスの柔軟性、接着強度が劣り、一方、7
0重量2を超えると柔軟過ぎ、また強度も低いものとな
り、さらに最も重要な物性である耐水性も低下する。
(b)  エチレン系不飽和カルボン酸エチレン系不飽
和カルボン酸としては1例えばアクリル酸、メタクリル
酸などのモノカルボン酸、フマル酸、マレイン酸、イタ
コン酸などのジカルボン酸が挙げられ、これらのうち、
モノカルボン酸の使用が好ましく、その中でもアクリル
酸、メタクリル酸の使用が特に好ましい。
これらのエチレン系不飽和カルボン酸は 1種単独で、
あるいは2種以上を併用することもできる。
かかるエチレン系不飽和カルボン酸の配合量は0.5〜
8重量t、好ましくはQ、7〜7.5重量駕であり、0
.5重量駕未満では重合時のラテックスの安定性が悪く
凝固物が生成し易く、また得られるラテックスの機械的
、化学的安定性が悪く、さらに得られる共重合体ラテッ
クス組成物に経時変化が見られ好ましくない、一方、8
重量2を超える配合は得られるラテックスの粘度が高く
なって、実用性に欠けるものとなる。
(C)  共重合可能な他の単量体 さらに、共重合可能な他の単量体としては、芳香族ビニ
ル化合物、アルキル(メタ)アクリレート、シアン化ビ
ニル化合物、酢酸ビニル、アクリルアミドなどが挙げら
れる。
このうち、芳香族ビニル化合物としては、例えばスチレ
ン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、クロル
スチレンなどが挙げられ、特にスチレンが好ましい。
また、アルキル(メタ)アクリレートとしては、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、
プロピル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アク
リレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ラウリル(
メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート
、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなどが挙げら
れ、これらの中でも特にメチルメタアクリレートが好ま
しい。
さらに、シアン化ビニル化合物としては、アクリロニト
リル、メタクリレートリルなどが挙げられ、このうちア
クリロニトリルが好ましい。
これらの共重合可能な他の単量体は、 1種単独でも、
あるいは2種以上を併用することもできる。共重合可能
な他の単量体としては、スチレン単独又はスチレンとメ
チルメタクリレートの併用が好ましい、特にメチルメタ
アクリレートを 5〜20重量2使用して共重合させた
場合には、重合安定性を著しく向上させるので好適であ
る。
これらの共重合可能な他の単量体の配合量は。
22〜73.5重量%、好ましくは37〜75重量2で
あリ、22[1未満では脂肪族共役ジエン系単量体の使
用比率が大きくなり、得られる共重合体ラテックスをバ
インダーとして使用したときバインダーが柔らかすぎ、
特にカーペットバッキング用組成物のバインダーとして
使用したときは、カーペットの風合いが柔らかすぎて好
ましくない、一方、79.5重量2を超えると、逆に硬
くなりすぎて1、取り扱い上及び施工上に支障があり、
耐水性接着強度が劣り、例えばカーペットの主要物性で
ある抜糸強度、二次基布との剥離強度が劣るものとなる
(B)エチレン性不飽和乳化剤 本発明の共重合体ラテックス成分CI)において用いら
れるエチレン性不飽和乳化剤としては−SO,x  (
xはアルカリ金属、又はMl(4を表わす、 ) 、 
coax(xはアルカリ金属)などのアニオン系親木基
部と疎水性工・ステル基、アルキレン基などの疎水基部
を有しており、界面活性剤としての機能を有し、かつ、
分子中にラジカル重合性のエチレン基を有している化合
物である。このような乳化剤としては、 一般式〔I〕 (ただし、R1は炭素数1〜22のアルキル基を、Xは
Na、 K又はNH4を、R2は水素又はメチル基を、
 腸はθ〜5の整数を表す、)、 一般式〔II〕 S CH2=C−Coo (AO)nsOi X(ただし、
Aは炭素数が1〜5のアルキレン基を、R1は水素又は
メチル基を、XはHa、 K又はNH4を、nは1〜2
0を表わす、)、ビニルスルホン酸ナトリウム及びスチ
レンスルホン酸ナトリウムなどのエチレン性不飽和乳化
剤がある。
該エチレン性不飽和乳化剤としては、アニオン系、ノニ
オン系、カチオン系のエチレン性不飽和乳化剤も存在す
るが、特にアニオン系のエチレン性不飽和乳化剤が好ま
しい。
前記エチレン系不飽和乳化剤の中では一般式CI)又は
〔II〕の乳化剤は、得られるラテックス接着剤に特に
優れた耐水性及び接着強度を付与することができるので
好ましい。
これらエチレン系不飽和乳化剤の使用量は、単量体混合
物(A) 100重量部に対して0.1〜10重量部、
好ましくは0.5〜8重量部である。前記使用量が0.
1重量部未満では共重合体ラテックスの製造時、凝固物
を発生し、重合安定性が悪くなり。
10重量部を超えると共重合体ラテックスの平均粒子径
が小さくなり、カーペットバッキング用組成物の製造に
際して21に述する充填剤の分散性が悪くなり、接着強
度が一定せず、また、配合後の組成物に粘度の経時変化
がみられるので好ましくない。
重合時におけるエチレン系不飽和乳化剤の使用方法とし
ては特に限定するものではないが、好ましい乳化剤の使
用方法の例を示す。
(1)重合の開始当初から上記範囲の量のエチレン系不
飽和乳化剤を用いる(一括添加方式重合法)。
(2)全単量体の一部を最初に重合させ、残りの単量体
を連続的に添加しながら重合させる方法に合わせて、エ
チレン系不飽和乳化剤も同様に最初の重合系に一部添加
し、残りを重合の途中から添加する。この際エチレン系
不飽和乳化剤は単量体と別々に添加してもよいし、単量
体を反応性乳化剤で乳化して添加してもよい。
(C’)その他の重合添加剤 本発明の乳化重合特使用されるその他の重合添加剤とし
ては、連鎖移動剤1重合開始剤などである。
連鎖移動剤としては、t−ドデシルメルカプタン、オク
チルメルカプタン、n−テトラデシルメルカプタン、t
−ヘキシルメルカプタン メルカプタンなどのメルカプタン類;四塩化炭素、臭化
エチレンなどのハロゲン系化合物が通常0〜0.5重量
2の量で使用される。
更に、重合開始剤としては、過硫酸カリウム、過硫酸ナ
トリウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩系開始剤
;クメンハイドロパーオキサイド、イソプロピルベンゼ
ンハイドロバーオキサイド、パラメンタンハイドロパー
オキサイド、ベンゾイルパーオキサイドなどの有機過酸
化物;過酸化水素などが挙げられ、特にクメンハイドロ
パーオキサイドを使用して得られた共重合体ラテックス
が本発明の目的とする乾燥効率の優れた組成物として提
供することができる。
かかる重合開始剤の使用量は、好ましくは0.03〜%
、5重量%、特に好ましくは0.05〜%、0重量2で
ある。
なお、乳化重合を促進させるために、例えばピロ重亜硫
酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウ
ム、硫酸第一鉄、グルコース、ホルムアルデヒド、ナト
リウムスルホキシレート、L−アスコルビン酸などの還
元剤;グリシン、アラニン、エチレンジアミン四酢酸ナ
トリウムなどのキレート剤を併用することもできる。
(D)乳化重合 乳化重合に際しては、連鎖移動剤、重合開始剤などの外
に、必要に応じて各種電解質、pH調整剤などが併用さ
れ、前記単量体(a)〜(c) 100重量部に対して
木100〜300重量部と前記乳化剤、開始剤、連鎖移
動剤などを前記範囲内の量で使用して、重合温度は一般
に5〜80℃、好ましくは30〜50℃、重合時間は一
般に15〜30時間の重合条件下で乳化重合が行なわれ
る。
また、重合の際の単量体の仕込み方法としては全単量体
の一部を最初に重合させ、その後残りの単量体を連続的
に添加する方法、あるいは全単量体を最初から一括して
仕込む方法とがある。前者の重合方法は粒径のコントロ
ールが容易であり、本発明のカーペットバッキング用組
成物を構成する共重合体ラテックスを製造するのに適し
ている。重合転化率は97%以上、好ましくは98$以
上である。重合が実質的に終了した時点でラテックスの
pHの調整を行ない、未反応単量体はストリッピングに
より除去される。ストリッピングを行なう前のラテック
スのpHは5〜9の範囲であることが好ましい。
CI)共重合体ラテー7クス成分 このようにして得られた共重合体ラテックス成分は、共
重合体のゲル含有量が30〜90重量%、特に40〜8
0重量2の範囲であることが好ましI/1.ゲル含有量
が30X未満かまたは90重量2を超える場合には、得
られるカーペットの耐水接着力が劣り好ましくない。
ここでゲル含量とは、トルエン不溶分であり、pH8以
北に調整された該ラテックスをガラス板上で乾燥して厚
さ0.3層重のフィルムとし、その0.3gを精秤(ラ
テックス全固形分)し、トルエン 100−中に入れて
、24時間室温で放置した後、120メツシユの金網で
濾過し、金網上に残った不溶分を乾燥して秤量し、その
値をラテックス全固形分で除した重量2である。
共重合体ラテックス中の共重合体の平均粒子径は500
〜2000人、好ましくは700〜1500人であり、
該平均粒子径が500人未満であると充填剤の混和安定
性が低下し、2000人を超えるとカーペットバッキン
グの接着強度が低下する。
〔■〕充填剤成分 前記共重合体ラテックス成分に配合される充填剤成分と
しては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化ア
ルミニウム、水酸化マグネシウム、クレイ、硫酸バリウ
ム、ケイ酸、ケイ酸塩、酸化チタンなどの無機系充填剤
を挙げることができるが、これらに限定されるものでは
ない。
これらの充填剤は、 1種単独でも、あるいは2種以上
を併用することもできる。
なお、充填剤の使用割合は、前記共重合体ラテックス成
分100重量部(固形分)に対して充填剤が50〜75
0重量部、好ましくは100〜700重量部程度であり
、充填剤が50重量部未満では該共重合体ラテックス成
分の使用割合が多く不経済であり、一方750重量部を
超えると得られる組成物の耐水性接着強度が悪化し、好
ましく゛ない。
(III)カーペットバッキング用組成物の調製前記共
重合体ラテックス成分(1〕と充填剤成分〔II〕とを
配合することによって、本発明のカーペットバッキング
用組成物が得られる。
前記配合は、一般に単に両者を攪拌混合するのみで調製
するができる。
また、本発明のカーペットバッキング用組成物をバッキ
ングに供する場合には、通常、組成物粘度が20,00
0〜40,000cps 、好ましくは25,000〜
35.000cpg 、 またその固形分濃度が通常7
3〜77重畢z、好ましくは74〜76重量2になるよ
うに、増粘剤あるいは水を用いて調整される。
即ち、前記組成物の粘度が20.000cps未満では
カーペットへの浸透性が大きくなり、剥離強度が弱くな
り、一方、40.000cpsを超えると塗工性が悪く
なり、ムラが生じる。また、前記組成物の固形分濃度が
73重量2未満では水分が多すぎて乾燥効率が悪く、そ
の結果耐水性や剥離強度が低下する場合があり、一方7
7重量2を超えると組成物粘度が上昇して塗工効率が悪
化したり、塗工ムラが生じて、剥離強度、風合などの品
質にバラツキが生じる。
以上のように、本発明のカーペットバッキング用組成物
は、共重合体ラテックスと充填剤とを主成分とするが、
必要に応じて更に分散剤、消泡剤、架橋剤、増粘剤、発
泡剤、着色剤、難燃剤、防腐剤、老化防止剤、安定剤、
加硫促進剤、帯電防止剤、pH調整剤などを加えること
ができる。
〔実施例〕
以下に実施例をあげて本発明を具体的に説明するが、本
発明はこの実施例により何ら限定されるものではない、
なお、実施例中に使用される部数はすべて重量部を意味
する。
実施例1〜21及び比較例イルカ 表1(実施例)、表2(比較例)に示した単量体100
部と乳化剤のほかに、更に四塩化炭素4部、過硫酸カリ
ウム1.5部、亜硫酸水素ナトリウム0.1部及び水1
50部を内容積100 Qのステンレス製反応器に仕込
み、60℃で24時間攪拌しながら共重合体ラテックス
(1)〜(21)及び(イ)〜(力)を得た。なお、こ
の時の単量体の仕込み方法は、最初全単量体混合物の2
0%を重合させ、その後残りの単量体を15時間、連続
的に添加した。
得られた共重合体ラテックスの重合転化率は91112
以上であった。前記重合中の安定性はラテックス(ハ)
とラテックス(ト)を除いては非常に良く、殆ど凝固物
がなかった。
カーベートパーキング     び雪 カーペットバッキング剤の配合処方 共重合体ラテックス(固形分)  100  重量部ト
リポリリン酸ナトリウム    o、5〃老化防止剤 
          !、o〃シリコン系消泡剤   
     0.05  tt重質炭酸カルシウム   
 30〜800   ttポリアクリル酸ナトリウム 
   1.0〃固形分: 75! 。
粘度: 30.000cps(BM No、4.flr
p曹)カーペットバッキング剤の作成方法は、ラテック
スに分散剤等を添加させ、さらに充填剤を添加して良く
分散させた後、固形分が75z、かつ粘度が30,00
0cpsになるように増結剤と水とで調整をした。
得られた共重合体ラテックスについて、カーペットバッ
キング剤としての評価を以下に示す接着強度の試験によ
って行なった。その結果を表1及び表2に示す。
11IL盈上J1 常態接着強度は、−次基布がポリプロピレン酸で繊維束
がナイロン製であるタフテッドカーペット生地に、バッ
キング剤を1300 gem2(ウェット重量)で塗布
し、これに二次基布として8オンスジユートを圧着して
貼り合わせ、 120’Oで20分間乾燥した後、−次
基布と二次基布間の剥離強度を、輻5cm 、長さ20
cmの試験片によって測定した。
また、耐水接着強度はカーペット試料を温度25℃の水
中に 1時間浸漬した後、取り出して直ちに測定した値
である。
表1の結果より、特許請求の範囲内のカーペットパッキ
ング剤(実施例1〜21)はいずれも高い常態強度と耐
水強度を示している。
表2の結果の示すところでは、比較例イ及び口は本発明
の範囲外の種類のアニオン性乳化剤を用いた例で、接着
強度は常態強度、耐水強度とも低い。
比較例ハ及び二は反応性乳化剤を本発明の範囲外の量で
用いた例であり、本発明の範囲より少ない比較例ハは重
合時の安定性が低く、それに伴ってカーペットバッキン
グにした時の常態強度及び耐水強度がいずれも低い0本
発明の範囲より多い比較例二は耐水強度が低下する。
比較例ホ及びへはブタジェン量を本発明の範囲外の量で
用いた例である0本発明の範囲より少ない比較例ホは常
態強度及び耐水強度は高いが、風合が硬く、カーペット
用として適していない、また、本発明の範囲より多い比
較例へは風合が軟らかすぎて、常態強度、耐水強度とも
低い。
比較例ト及びチはエチレン系不飽和カルボン酸量を本発
明の範囲外の量で用いた例である。量が少ないと重合時
に不安定になり、量が多すぎるとバッキングの製膜性が
悪く、どちらも評価することができない。
比較例り及びヌはゲル含量を本発明の範囲外とした時の
例である。ゲル含量が少ない比較例りは常態及び耐水接
着強度が低い、ゲル含量の高い比較例又は風合が硬くな
り、常態、耐水接着強度も低くなる。
比較例ル及びヲは重質炭酸カルシウム量を本発明の範囲
外の量で用いた例である0本発明の範囲より少ない比較
例ルは常態、耐水強度とも高いが、ラテックスの使用割
合が多く不経済になる。
一方、本発明の範囲より多い比較例ヲは常態強度及び耐
水強度が低下し好ましくない。
〔発明の効果〕
本発明のカーペットバッキング用組成物は、特定な乳化
剤を用いて、乳化重合して得られた共重合ラテックスを
主成分とすることによって、従来のカーペットバッキン
グ組成物に比較して剥離強度及び耐水強度の良好なもの
であり、このような本発明のカーペットバッキング組成
物を使用したカーペット製品は人工芝、水廻り品等耐水
性が要求される用途に好適に使用することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)脂肪族共役ジエン単量体(a)20〜70重量%
    、エチレン系不飽和カルボン酸(b)0.5〜8重量%
    、及びこれらと共重合可能な単量体(c)22〜79.
    5重量%からなる単量体混合物(A)100重量部に対
    して、エチレン性不飽和乳化剤(B)0.1〜10重量
    部を用いて乳化重合させることにより得られる、ゲル含
    量が30〜90重量%、平均粒子径が500〜2000
    Åである共重合体ラテックス成分〔 I 〕100重量部
    に対し充填剤成分〔II〕50〜750重量部を含有する
    ことを特徴とするカーペットバッキング用組成物。
  2. (2)エチレン性不飽和乳化剤が、 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R^1は炭素数1〜22のアルキル基を、X
    はNa、K又はNH_4を、R^2は水素又はメチル基
    を、mは0〜5の整数を表わす。) で示される化合物である、特許請求の範囲第1項に記載
    のカーペットバッキング用組成物。
  3. (3)エチレン性不飽和乳化剤が、 一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、Aは炭素数が1〜5のアルキレン基を、R^
    3は水素又はメチル基を、XはNa、K又はNH_4を
    、nは1〜20を表わす。) で示される化合物である、特許請求の範囲第1項に記載
    のカーペットバッキング用組成物。
JP10562387A 1987-04-27 1987-04-27 カ−ペツトバツキング用組成物 Pending JPS63270872A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10562387A JPS63270872A (ja) 1987-04-27 1987-04-27 カ−ペツトバツキング用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10562387A JPS63270872A (ja) 1987-04-27 1987-04-27 カ−ペツトバツキング用組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63270872A true JPS63270872A (ja) 1988-11-08

Family

ID=14412614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10562387A Pending JPS63270872A (ja) 1987-04-27 1987-04-27 カ−ペツトバツキング用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63270872A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05247427A (ja) * 1992-03-03 1993-09-24 Toli Corp Ltd 接着剤組成物
JPH08259610A (ja) * 1995-03-22 1996-10-08 Sanyo Chem Ind Ltd 樹脂ラテックス
WO1999037716A1 (de) * 1998-01-20 1999-07-29 Basf Aktiengesellschaft Polymerzusammensetzung zur verwendung als wässriger fussbodenklebstoff

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05247427A (ja) * 1992-03-03 1993-09-24 Toli Corp Ltd 接着剤組成物
JPH08259610A (ja) * 1995-03-22 1996-10-08 Sanyo Chem Ind Ltd 樹脂ラテックス
WO1999037716A1 (de) * 1998-01-20 1999-07-29 Basf Aktiengesellschaft Polymerzusammensetzung zur verwendung als wässriger fussbodenklebstoff
AU736299B2 (en) * 1998-01-20 2001-07-26 Basf Aktiengesellschaft Flooring adhesives
US7112626B1 (en) * 1998-01-20 2006-09-26 Basf Aktiengesellschaft Polymer composition for use as aqueous floor adhesive

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5104923A (en) Binders for imparting high wet strength to nonwovens
EP0031964B1 (en) Sequential emulsion polymerization process for structured particle latex products
JP4478217B2 (ja) 乳化重合により共役ジエンをベースとしたラテツクスを製造する方法
EP0185741B1 (en) Structured latex particles which are film forming and a process for their preparation
CA1191980A (en) Stable latexes of carboxyl containing polymers
JPS63270872A (ja) カ−ペツトバツキング用組成物
JP3569971B2 (ja) 重合体粒子、その製法及びこれを用いた重合体ラテックス
JPH0689179B2 (ja) 共重合体ラテツクス組成物
JPS6334196B2 (ja)
JPH024714B2 (ja)
JP3242855B2 (ja) ジエン系共重合体ラテックス
US5039764A (en) Process for preparing carboxylated copolymers
RU2252285C2 (ru) Многослойное текстильное покрытие для пола
JP2676931B2 (ja) ラテックス組成物
JP2576059B2 (ja) 共重合体ラテツクスの製造方法
JP2561132B2 (ja) カーペットバツキング用組成物
JPH03121179A (ja) カーペットバッキング剤
JPH0772390B2 (ja) カーペットバッキング用組成物
JP3936789B2 (ja) 共重合体ラテックスの製造方法および該共重合体ラテックスを含有するカーペットバッキング剤組成物
JP3153570B2 (ja) 共重合体ラテックスの製造方法
JP3486789B2 (ja) カーペットバッキング剤用共重合体ラテックス
JP2849450B2 (ja) 新規共重合体ラテックスの製法
JPS62110987A (ja) カ−ペツトバツキング用組成物
JP2849452B2 (ja) 新規共重合体ラテックスの製造方法
JP2846409B2 (ja) 新規共重合体ラテックスの製造法