JPS63270482A - アルミめつきホ−ロ−鋼板 - Google Patents

アルミめつきホ−ロ−鋼板

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JPS63270482A
JPS63270482A JP62103219A JP10321987A JPS63270482A JP S63270482 A JPS63270482 A JP S63270482A JP 62103219 A JP62103219 A JP 62103219A JP 10321987 A JP10321987 A JP 10321987A JP S63270482 A JPS63270482 A JP S63270482A
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JP
Japan
Prior art keywords
steel sheet
aluminized
enamel
enameled
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP62103219A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisamitsu Mizuki
水木 久光
Miki Shimura
志村 美樹
Katsumasa Anami
克全 阿波
Yasuharu Maeda
前田 靖治
Hiromitsu Fukumoto
福本 博光
Kenichi Masuhara
憲一 増原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はホーロー層が強く密着されており、加工性も良
好なアルミめっきホーロー鋼板に関するものである。
〔従来の技術〕
アルミめっきホーロー鋼板は、通常鋼板にアルミめっき
を施して得られたアルミめっき鋼板にホーロー用釉薬が
塗布され焼成されて製造される。
このホーロー用釉薬としてはアルミニウム用釉薬又はそ
れに類似した低温焼成用の釉薬が使用されるため、焼成
時の歪が極めて少なくないので片面ホーローでも鋼板の
反りが生じ難く、そして通常のホーロー鋼板と同等の機
械的強度が得られるためこれらの性質を利用してアルミ
めっきホーロー鋼板はホワイトボードのような広い面積
を必要とする用途に使用されている。このような従来の
アルミめっきホーロー鋼板は、脱脂処理の施されたアル
ミめっき鋼板に直接ホーロー層が形成されているのが普
通である(大阪工業技術1試験所季報第17巻第3号参
照)。
しかしながら、一般にホーロー層が何らかの外力を受け
ると剥離や割れが生じることはガラス質に特有の避けら
れない現象と考えられており、実際に上記従来のアルミ
めっきホーロー鋼板に剪断加工や曲げ加工を施すと、他
のホーロー製品より軽微ではあるがホーロー層に割れや
剥離が生じるためにその部分が露出した状態で使用され
る用途には使用できないし、仮りにその部分を遮蔽状態
にして使用するとしても何らかの衝撃で割れから剥離へ
進行したり剥離部分が拡大したりする不安があって、複
雑な加工を必要とする用途には不適であるという、すな
わち加工性が低いという欠点が従来のアルミめっきホー
ロー鋼板にあった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上記従来技術の欠点を解決し、ホーロー層が強
く密着されており、曲げ加工や衝撃によっても実質的な
割れや剥離の生じないアルミめっきホーロー鋼板の提供
を目的とする。
この目的達成のために、ホーロー層を密着性を損うこと
なくホーロー層より割れが生じ易い皮膜を介して間接に
アルミめっき層の上に形成させることに着眼したが、如
何なる性質の皮膜を選択するかについて甚だ困難な問題
点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは上記問題点が特定の厚さ及び硬度の陽極酸
化皮膜によって解決されることを究明して本発明を完成
したのである。
すなわち本発明は、Siを含むことのあるアルミめっき
鋼板の表面に、厚さが0.1〜12声でマイクロビッカ
ース硬度が200以上で且つ多数の細孔を有する陽極酸
化皮膜と熱膨張係数が1.I X 10−5〜!、6 
X 10−’ / ’Cのホーロー層とが順次形成され
ていることを特徴とするアルミめっきホーロー鋼板に関
するものである。
〔構成の説明〕
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に係るアルミめっきホーロー鋼板は、アルミめっ
き鋼板の表面に陽極酸化皮膜とホーロー層とが順次形成
されて成るものである。
アルミめっき鋼板のアルミめっき層には通常の溶融アル
ミめっき法で形成されるめっき層の如くSiが含まれて
いても良く、この溶融アルミめっきのみならず電気アル
ミめっき、真空蒸着アルミめっきのいずれによって形成
されたものであっても良い。これらのうち、経済性、裏
面耐食性、耐熱性を重視する場合は、溶融アルミめっき
によって形成されたものが好ましい。アルミめっき層の
厚さは特に限定の必要はないが、7〜50戸が普通であ
る。このようなアルミめっき層の形成された鋼板すなわ
ちアルミめっき鋼板としては本発明用として新たに造っ
たものは必ずしも必要でなく、既製のアルミめっき鋼板
を使用しても良い。
アルミめっき層の上に形成されている陽極酸化皮膜は、
厚さが0.1〜12虜好ましくは0.1〜5−で、マイ
クロビッカース硬度が200以上好ましくは250〜5
50である。厚さが0.17a未満の場合は陽極酸化皮
膜の厚さが薄すぎてその上に形成されるホーロー層に近
似した硬さや伸びなどの性質を有する陽極酸化皮膜を形
成した効果を発揮させることができず、12pを超えれ
ば形成される細孔が粗大化(1000Å以上)して皮膜
が軟らかくなるため、めっき層と皮膜との密着性が著し
く低下してホーロー層の密着性も阻害される。またマイ
クロビッカース硬度が200未満であることは、満足な
皮膜が形成されていないことを示すものであり、ホーロ
ー層の密着性の低下を招くために好ましくない。
この陽極酸化皮膜は、上記アルミめっき鋼板を陽極とし
てしゆう酸浴や硫酸浴の如き酸化性の電解液中での電気
分解(陽極酸化処理と言う)によってアルミめっき層上
に生成したものである。陽極酸化処理は既知の条件で行
えば良く、例えば電解液温度10〜30℃、電流密度0
.2〜5 (A/dm2)が示される。このようにして
得られた陽極酸化皮膜には多数の細孔が形成されており
、この細孔は陽極酸化皮膜を形成した物に対しては一般
に封孔処理によって埋められるが、本発明においては封
孔処理はホーロー層の密着性を損うので行わない。陽極
酸化皮膜の厚さは処理時間によって、またマイクロビッ
カース硬度は電気分解時におけるめっき鋼板と対極との
間に生じる電圧差(二次電圧)の条件を浴温、浴組成及
び電流密度などを調整し、所定の電圧に保つことによっ
て調整することができる。
陽極酸化皮膜の上に形成されているホーロー層は室温〜
300℃における熱膨張係数が(1,1〜1.6)XI
O−’/℃であることが必要である。これはホーロー層
の熱膨張係数をアルミめっき鋼板の熱膨張係数(1,3
〜1.5) X 10−S/ ’Cに近く選択すること
により、良好な加工性が得られるからである。またホー
ロー層の厚さは特に限定する必要はないが。
70〜150岬が普通である。このようなホーロー層は
既知の方法、例えば主成分が28%Pb0,20%Si
O2,25%”02*15%Na20t”%に、0.6
%B20□から成る低融点型の釉薬を塗布し550〜5
70℃で焼成する方法により陽極酸化皮膜上に形成させ
ることができる。
〔作用及び効果〕
本発明に係るアルミめっきホーロー鋼板においては、ホ
ーロー層はアルミめっき層の上に直接でなく陽極酸化皮
膜を設けてその上に形成せしめられていることによりホ
ーロー層の密着力は強化されており、曲げ加工等によっ
て外力が加えられたときは陽極酸化皮膜には沢山の微細
な割れが生じることによって緩衝作用をなしてホーロー
層内部の加工歪を分散、吸収し、且つ陽極酸化皮膜が硬
くホーロー層と近似した性質を有しているためそのため
ホーロー層に実質的な割れや剥離を生じなくさせるので
ある。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例、比較例により更に具体的に説明
する。
実施例1〜5 板厚0.6m+の鋼板の両面に阻を7〜8重量%含有す
るアルミめっき層が第1表に示す割合で両面にそれぞれ
形成されている溶融アルミめっき鋼板に、第1表に示す
電解液中で陽極酸化処理を施して第1表に示す皮膜の厚
さ及びマイクロビッカース硬度の陽極酸化皮膜を形成さ
せた後、陽極酸化皮膜の細孔の封孔処理を施すことなく
、片面に上記酸化鉛系の釉薬を塗布し、550〜570
℃、5分間で焼成して平均熱膨張係数が1.35 X 
10−’ / ’Cで厚さが10011mのホーロー層
を形成させてアルミめっきホーロー鋼板(実施例1〜5
)を得た。
比較例1〜5 実施例と同様の鋼板の両面に実施例と同様の組成のアル
ミめっき層が第1表に示す割合で形成されている溶融ア
ルミめっき鋼板に、その表面をトリクロルエチレンによ
り脱脂処理した直接に(比較例1.2)、また第1表に
示す電解液中で陽極酸化処理を施して第1表に示す皮膜
の厚さ及びマイクロビッカース硬度の陽極酸化皮膜を形
成させた後(比較例3,4及び5)、そして比較例5の
場合のみ陽極酸化皮膜に生じた細孔の封孔処理を施した
後、実施例と同様にして同様の熱膨張係数及び厚さのホ
ーロー層を形成せしめた。
上記実施例及び比較例を第1表に示す。
以下余白 上記各実施例、比較例のアルミめっきホーロー鋼板につ
いて、以下に説明する各種項目の測定を行ってその加工
性を評価した。
0180度曲げ加工時のホーロー層の割れ発生角度(度
): ここに割れ発生角度(度)とは180度密若向げ加工を
行った場合に曲げ部に割れが発生する時の角度である。
090度V曲げ加工時のホーロー層の割れ発生:先端に
半径2nI11の円弧部を有する90度V曲げポンチを
用いてVlmげ加工後にセロハンテープ剥離試験を行い
、曲げ部の頂点を中心として幅5r@×長さ50mの範
囲について、目視によってホーロー層の割れ発生程度の
!1察及びイメージアナライザーによるホーロー層割れ
発生率の測定を行った。
○耐衝撃性: デュポン衝撃試験により荷重5.oogt落下距離50
0mmの条件で試験を行い、その結果を第2表に示す。
第1表及び第2表から、本発明に係るアルミめっきホー
ロー鋼板は、180度曲げ加工時のホーロー層の割れ発
生角度が10〜20(度)に、また90度V曲げ加工時
のホーロー層の割れ発生率が5〜30にそれぞれ留まっ
ており、従来のアルミめっきホーロー鋼板に当る比較例
1,2及び陽極酸化皮膜は形成していても本発明の範囲
から外れている比較例3〜5と比較してホーロー層が強
く密着されており、加工性が著しく向上していることが
判る。
特に実施例1と比較例5との比較から、陽極酸化皮膜の
細孔を封孔処理することなく存続せしめておくことの効
果の大きいことが判る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Siを含むことのあるアルミめつき鋼板の表面に、
    厚さが0.1〜12μmでマイクロビッカース硬度が2
    00以上で且つ多数の細孔を有する陽極酸化皮膜と熱膨
    張係数が1.1×10^−^5〜1.6×10^−^5
    /℃のホーロー層とが順次形成されていることを特徴と
    するアルミめつきホーロー鋼板。 2 アルミめつき鋼板が溶融アルミめつき鋼板である特
    許請求の範囲第1項に記載のアルミめつきホーロー鋼板
    。 3 アルミめつき鋼板が電気アルミめつき鋼板である特
    許請求の範囲第1項に記載のアルミめつきホーロー鋼板
    。 4 アルミめつき鋼板が真空蒸着アルミめつき鋼板であ
    る特許請求の範囲第1項に記載のアルミめつきホーロー
    鋼板。
JP62103219A 1987-04-28 1987-04-28 アルミめつきホ−ロ−鋼板 Pending JPS63270482A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0611834A1 (de) * 1993-02-18 1994-08-24 Alusuisse-Lonza Services Ag Aluminiumhaltiges Substrat für Emailbeschichtungen
EP0648863A1 (de) * 1993-10-13 1995-04-19 Alusuisse-Lonza Services AG Emaillierbare Oxidschicht

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