JPS63270448A - α型および準α型チタン合金板の製造方法 - Google Patents
α型および準α型チタン合金板の製造方法Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、例えばTi−5(%) Al−2,5(%)
Sn合金のようなα型チタン合金、またはTi−8(%
)AJ −1(%)Mo−1(%)■合金のような準α
型チタン合金の熱延板または冷延用ホットコイルの製造
に関わるものである。
Sn合金のようなα型チタン合金、またはTi−8(%
)AJ −1(%)Mo−1(%)■合金のような準α
型チタン合金の熱延板または冷延用ホットコイルの製造
に関わるものである。
(従来の技術)
例えばTi −54V −2,55n合金のようなα型
チタン合金、またはTi−8(%”) I’d−1(%
)Mo−1(%)V合金のような準α型チタン合金は、
βトランザス以上の温度では立方晶のβ相であるため熱
間加工性はすぐれているが、高温酸化により生成した表
面硬化層が熱延時に押し込み疵になるためにそれをグラ
インダーなどで除去しなければならない。またα型チタ
ン合金または準α型チタン合金の熱間加工に際してβ域
に加熱圧延を行うと、材質異方性の大きい熱延板になる
。その対策として材質異方性の小さい熱延板を得るため
に後工程の冷間加工と焼鈍の(りかえしが行われて、そ
の板の集合組織を制御して目的を達成しようとしている
。しかし熱間圧延で一旦、集合組織が形成されるとその
後の冷延−焼鈍のみでは、その解消が難しい。またこれ
らの従来の製造法は工程の繁雑さから製造コスト高とな
る。一方、α型チタン合金または準α型チタン合金はα
域の熱間加工では、一般に熱延板側面の両端面に割れが
多発し、製造歩留りを大幅に落す。
チタン合金、またはTi−8(%”) I’d−1(%
)Mo−1(%)V合金のような準α型チタン合金は、
βトランザス以上の温度では立方晶のβ相であるため熱
間加工性はすぐれているが、高温酸化により生成した表
面硬化層が熱延時に押し込み疵になるためにそれをグラ
インダーなどで除去しなければならない。またα型チタ
ン合金または準α型チタン合金の熱間加工に際してβ域
に加熱圧延を行うと、材質異方性の大きい熱延板になる
。その対策として材質異方性の小さい熱延板を得るため
に後工程の冷間加工と焼鈍の(りかえしが行われて、そ
の板の集合組織を制御して目的を達成しようとしている
。しかし熱間圧延で一旦、集合組織が形成されるとその
後の冷延−焼鈍のみでは、その解消が難しい。またこれ
らの従来の製造法は工程の繁雑さから製造コスト高とな
る。一方、α型チタン合金または準α型チタン合金はα
域の熱間加工では、一般に熱延板側面の両端面に割れが
多発し、製造歩留りを大幅に落す。
これまで、この割れ性欠陥の除去のために切削除去を余
儀な(されて、大きな歩留り落ちの原因になった。これ
は、これまでα型チタン合金または準α型チタン合金板
の製造に際して必然的に採用せざるをえない工程とされ
てきた。一方、α型チタン合金の加工性向上のために、
例えば特公昭61−44945号公報ではα相とβ相と
の変態温度以上に加熱後、前記変態温度と前記再結晶温
度との中間の温度まで冷却し、そこで加工する操作を1
回以上繰り返すことで加工性を改善できると報告されて
いる。この特許公報記載の技術を実製造工程に適用する
と、繁雑で製造コスト高となり、材質異方性の大きい熱
延板になると思われ、必ずしも実用的ではない。
儀な(されて、大きな歩留り落ちの原因になった。これ
は、これまでα型チタン合金または準α型チタン合金板
の製造に際して必然的に採用せざるをえない工程とされ
てきた。一方、α型チタン合金の加工性向上のために、
例えば特公昭61−44945号公報ではα相とβ相と
の変態温度以上に加熱後、前記変態温度と前記再結晶温
度との中間の温度まで冷却し、そこで加工する操作を1
回以上繰り返すことで加工性を改善できると報告されて
いる。この特許公報記載の技術を実製造工程に適用する
と、繁雑で製造コスト高となり、材質異方性の大きい熱
延板になると思われ、必ずしも実用的ではない。
(発明が解決しようとする問題点)
チタン合金は軽く、強く、耐熱および耐食性のすぐれた
材料として化学工業および航空、宇宙関係方面にその用
途が広まっているが、製造コストが高いのが問題である
。本発明は熱間加工性にすぐれ、材質異方性の小さい熱
延板のα型チタン合金または準α型チタン合金板の製造
時に発生する熱延板両端面の割れ防止ならびに材質特性
の向上に関わるものであり、熱延板の製造歩留り向上と
同時に材質異方性の抑制をねらったものである。
材料として化学工業および航空、宇宙関係方面にその用
途が広まっているが、製造コストが高いのが問題である
。本発明は熱間加工性にすぐれ、材質異方性の小さい熱
延板のα型チタン合金または準α型チタン合金板の製造
時に発生する熱延板両端面の割れ防止ならびに材質特性
の向上に関わるものであり、熱延板の製造歩留り向上と
同時に材質異方性の抑制をねらったものである。
その解消のために、熱延前組織を改善することにより、
従来よりも熱延われの小さくかつ材質にすぐれた熱延板
または冷延用ホットコイルの製造を確立することを目的
にしている。
従来よりも熱延われの小さくかつ材質にすぐれた熱延板
または冷延用ホットコイルの製造を確立することを目的
にしている。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、α型チタン合金または準α型チタン合金のβ
トランザス温度からβトランザス温度+150℃の間の
温度にα型チタン合金または準α型チタン合金を加熱保
定し、ついで10℃/min以上の冷却速度で、500
℃以下まで冷却し、次にその合金のβトランザス温度−
15℃からβトランザス温度−150℃の間の温度に加
熱保定して、続いて全圧下率で30%以上の熱延をする
ことを特徴とする。
トランザス温度からβトランザス温度+150℃の間の
温度にα型チタン合金または準α型チタン合金を加熱保
定し、ついで10℃/min以上の冷却速度で、500
℃以下まで冷却し、次にその合金のβトランザス温度−
15℃からβトランザス温度−150℃の間の温度に加
熱保定して、続いて全圧下率で30%以上の熱延をする
ことを特徴とする。
本発明でα型チタン合金とは、例えばTi−5kl−2
,55n合金または準α型チタン合金とは、例えばTt
−8(%)AZ−1(%)Mo−0%)■合金のように
、置換型合金成分を含み常温でα相であるチタン合金で
ある。また本発明でβトランザス温度とは、α型チタン
合金のα相を加熱して(α+β)相からβ相に変態する
時に平衡的にβ単相化する最低の温度であり、Ti−5
AZ−2,55n合金の場合のβトランザス温度は添加
元素にもよるが約1025℃〜1090℃間にあり、上
記準α型チタン合金の場合は約1035〜1075℃で
ある。
,55n合金または準α型チタン合金とは、例えばTt
−8(%)AZ−1(%)Mo−0%)■合金のように
、置換型合金成分を含み常温でα相であるチタン合金で
ある。また本発明でβトランザス温度とは、α型チタン
合金のα相を加熱して(α+β)相からβ相に変態する
時に平衡的にβ単相化する最低の温度であり、Ti−5
AZ−2,55n合金の場合のβトランザス温度は添加
元素にもよるが約1025℃〜1090℃間にあり、上
記準α型チタン合金の場合は約1035〜1075℃で
ある。
第2図にTi −5Al−2,5Sn合金のβトランザ
ス温度におよぼすFe添加の影響について示す。Feの
添加によりβトランザス温度(βハは低下する。
ス温度におよぼすFe添加の影響について示す。Feの
添加によりβトランザス温度(βハは低下する。
なおFeはチタン合金の機械的性質を改善する元素であ
り、また図中のβ、はα相を加熱してα相からβ相が析
出しはじめる温度である。
り、また図中のβ、はα相を加熱してα相からβ相が析
出しはじめる温度である。
以下に本発明について詳細に説明する。
α型チタン合金または準α型チタン合金の熱延にさいし
て、前熱処理として加熱温度を当該合金のβトランザス
温度からβトランザス温度+150℃の間の温度に加熱
保定してついで10°C/min以上の冷却速度で50
0℃以下まで冷却する。この前熱処理の作用について、
説明する。
て、前熱処理として加熱温度を当該合金のβトランザス
温度からβトランザス温度+150℃の間の温度に加熱
保定してついで10°C/min以上の冷却速度で50
0℃以下まで冷却する。この前熱処理の作用について、
説明する。
まず、この前熱処理をしていない場合について説明する
(従来法)。α型チタン合金または準α型チタン合金材
の成分の均一化のためにβトランザス温度以上に加熱し
、βトランザス温度以下の温度で熱延仕上げすると、一
般に第3図に示すようなα型チタン合金の組織になる。
(従来法)。α型チタン合金または準α型チタン合金材
の成分の均一化のためにβトランザス温度以上に加熱し
、βトランザス温度以下の温度で熱延仕上げすると、一
般に第3図に示すようなα型チタン合金の組織になる。
即ち、熱延時に(α+β)相となっており、硬質のα相
と軟質なβ相が共存した相が顕著に分配した&ll織の
状態で熱延されて、α、β相の界面から割れが多発し、
歩留りを大幅に落すことを見いだした。これらの組織を
コンピューター付X線マイクロアナライザーを使用して
成分元素の分布を調べたところ、熱延前工程でα相が十
分析出した組織では、α相に/Vが、β相にFeとSn
sまたはMo、 Vなどの元素が偏析していることを見
い出した。これらの組織が粗いと、熱延時にそれらの界
面で、熱延割れが起こること、また熱延時にA/、Fe
やSnまたはMo、 Vなどがそれぞれの相へ顕著に分
配が進んだ板はど割れが多発することが分かった。
と軟質なβ相が共存した相が顕著に分配した&ll織の
状態で熱延されて、α、β相の界面から割れが多発し、
歩留りを大幅に落すことを見いだした。これらの組織を
コンピューター付X線マイクロアナライザーを使用して
成分元素の分布を調べたところ、熱延前工程でα相が十
分析出した組織では、α相に/Vが、β相にFeとSn
sまたはMo、 Vなどの元素が偏析していることを見
い出した。これらの組織が粗いと、熱延時にそれらの界
面で、熱延割れが起こること、また熱延時にA/、Fe
やSnまたはMo、 Vなどがそれぞれの相へ顕著に分
配が進んだ板はど割れが多発することが分かった。
これらの知見にもとすき発明者らは熱延割れ抑制のため
に、下記の方法を開発した。即ち、α型チタン合金また
は準α型チタン合金を表面温度でβトランザス温度以上
に加熱し溶体化する。それらの成分の均一な固溶状態を
得るためにβトランザス温度からβトランザス温度+1
50℃の間の温度範囲に加熱保定を行う。βトランザス
温度+150℃以上の温度範囲に加熱保定すると、高温
酸化が激しくおこり、表面硬化層が厚く形成する。その
研削除去により歩留りを大幅に落とす。
に、下記の方法を開発した。即ち、α型チタン合金また
は準α型チタン合金を表面温度でβトランザス温度以上
に加熱し溶体化する。それらの成分の均一な固溶状態を
得るためにβトランザス温度からβトランザス温度+1
50℃の間の温度範囲に加熱保定を行う。βトランザス
温度+150℃以上の温度範囲に加熱保定すると、高温
酸化が激しくおこり、表面硬化層が厚く形成する。その
研削除去により歩留りを大幅に落とす。
βトランザス温度からβトランザス温度+150℃の間
の温度に加熱保定し、ついで変態にともなう相への各種
元素の分配を抑制するために10℃/min以上の冷却
速度で500℃以下まで冷却を行う。
の温度に加熱保定し、ついで変態にともなう相への各種
元素の分配を抑制するために10℃/min以上の冷却
速度で500℃以下まで冷却を行う。
その結果、成分の偏りの少ない状態のα相が得られる。
この前処理された材料を続くβトランザス温度 −15
℃からβトランザス温度−150°Cの間の温度範囲に
加熱保定し続いて全圧下率で30%以上の熱延をすると
、硬質のα相と軟質なβ相の二相が細かく密に分配する
ために熱延時に熱延板面側面の両端面に割れ発生が抑制
される。また10℃/min未満の冷速では、高温域で
α相にA/が、β相にFeとSnまたはMo、Vが偏析
し成分の分配が顕著に起こるために熱延時に熱延板両端
面に割れが多発してくるようになる。
℃からβトランザス温度−150°Cの間の温度範囲に
加熱保定し続いて全圧下率で30%以上の熱延をすると
、硬質のα相と軟質なβ相の二相が細かく密に分配する
ために熱延時に熱延板面側面の両端面に割れ発生が抑制
される。また10℃/min未満の冷速では、高温域で
α相にA/が、β相にFeとSnまたはMo、Vが偏析
し成分の分配が顕著に起こるために熱延時に熱延板両端
面に割れが多発してくるようになる。
次にβトランザス温度−15℃からβトランザス温度−
150℃の間の温度に加熱保定する効果について説明す
る。上述のように前処理として、βトランザス温度から
βトランザス温度+150°Cの間の温度に加熱保定し
、ついで変態にともなう相の顕著な分配を抑制するため
に10°C/min以上の冷却速度で500℃まで冷却
し、次にβトランザス温度−15°Cからβトランザス
温度−150℃の間の温度範囲に加熱保定した後熱延を
行うと、その前熱処理による歪および圧延の歪により、
α型チタン合金の場合、(α+β)相でマルテンサイト
的母地のβ相に硬質のα相が細かく密に析出する。準α
型チタン合金の場合は、(α+β)相で針状のβ相に隣
あって硬質のα相が細かく密に析出する。冷却設定温度
が500℃をこえると、この特徴ある組織が確保しにく
い。この特徴ある組織の時に熱延時の熱延板側面両端面
の割れ発生が抑制され、歩留りが大幅に向上するように
なる。これは熱延時にαとβ相の変形能に差がないこと
によると考えられる。而してその温度範囲がβトランザ
ス温度−15℃からβトランザス温度−150℃の間で
ある事を見いだした。このようにして熱延時または熱延
仕上げ後に残留した母地のβ相がα相に変態して、等方
向な材質のα型チタン合金板の製造が可能になった。
150℃の間の温度に加熱保定する効果について説明す
る。上述のように前処理として、βトランザス温度から
βトランザス温度+150°Cの間の温度に加熱保定し
、ついで変態にともなう相の顕著な分配を抑制するため
に10°C/min以上の冷却速度で500℃まで冷却
し、次にβトランザス温度−15°Cからβトランザス
温度−150℃の間の温度範囲に加熱保定した後熱延を
行うと、その前熱処理による歪および圧延の歪により、
α型チタン合金の場合、(α+β)相でマルテンサイト
的母地のβ相に硬質のα相が細かく密に析出する。準α
型チタン合金の場合は、(α+β)相で針状のβ相に隣
あって硬質のα相が細かく密に析出する。冷却設定温度
が500℃をこえると、この特徴ある組織が確保しにく
い。この特徴ある組織の時に熱延時の熱延板側面両端面
の割れ発生が抑制され、歩留りが大幅に向上するように
なる。これは熱延時にαとβ相の変形能に差がないこと
によると考えられる。而してその温度範囲がβトランザ
ス温度−15℃からβトランザス温度−150℃の間で
ある事を見いだした。このようにして熱延時または熱延
仕上げ後に残留した母地のβ相がα相に変態して、等方
向な材質のα型チタン合金板の製造が可能になった。
一方、βトランザス温度直下から、およびβトランザス
温度を越えて加熱すると、β相の粗い組織になり硬質の
α相と軟質なβ相との相が顕著に成分分配するために、
後の熱延時に熱延板側面の両端面に割れが多発するよう
になる。またβトランザス温度−150℃以下の温度に
加熱し、熱延すると、熱延変形抵抗が著しく高くなり、
α相の母地の延性不足およびα相とβ相の界面剥離が起
り、熱延時に割れが起こる。前熱処理した試料のα相は
前熱処理しないものに比べて、kl 、 Pa、 O,
Snなどの成分の偏りが少ない傾向が認められた。この
ことは本発明による熱延割れ防止作用の効果を証明する
ものと考えられる。
温度を越えて加熱すると、β相の粗い組織になり硬質の
α相と軟質なβ相との相が顕著に成分分配するために、
後の熱延時に熱延板側面の両端面に割れが多発するよう
になる。またβトランザス温度−150℃以下の温度に
加熱し、熱延すると、熱延変形抵抗が著しく高くなり、
α相の母地の延性不足およびα相とβ相の界面剥離が起
り、熱延時に割れが起こる。前熱処理した試料のα相は
前熱処理しないものに比べて、kl 、 Pa、 O,
Snなどの成分の偏りが少ない傾向が認められた。この
ことは本発明による熱延割れ防止作用の効果を証明する
ものと考えられる。
次に熱延率について説明する。上述のような温度範囲に
加熱された鍛造材または圧延材を全圧下率で30%以上
の熱延をすることにより、軟質な母地のβ相から微細な
α相の変態を促進させて所望の微細なα相の金属組織を
もつα型チタン合金を確保出来るようになる。全圧下率
で30%未満の熱延率では、微細なα相の変態を促進す
る効果が小さく、所望の微細なα相の金属組織を確保し
にくい。また、このような特徴ある組織を得るためには
、熱延にあたり1パス当り大圧下が好ましい。
加熱された鍛造材または圧延材を全圧下率で30%以上
の熱延をすることにより、軟質な母地のβ相から微細な
α相の変態を促進させて所望の微細なα相の金属組織を
もつα型チタン合金を確保出来るようになる。全圧下率
で30%未満の熱延率では、微細なα相の変態を促進す
る効果が小さく、所望の微細なα相の金属組織を確保し
にくい。また、このような特徴ある組織を得るためには
、熱延にあたり1パス当り大圧下が好ましい。
本発明の効果は、Af1〜6%+ Sn 1〜4%、
Fe1%以下、残部が実質的にTiからなるα型チタン
合金、A16〜9%、 Mo0.7〜4%、V0.5〜
2%。
Fe1%以下、残部が実質的にTiからなるα型チタン
合金、A16〜9%、 Mo0.7〜4%、V0.5〜
2%。
Fe1%以下、残部が実質的にTiからなる準α型チタ
ン合金に顕著である。
ン合金に顕著である。
次に本発明方法の実施例について説明する。
(実施例1)
第1表に示す成分のTi −5AJ 2.5Sn合金
のVAR溶製した円柱鋳塊540 kgをβ相1100
℃加熱−鍛造を行い、80板厚×120幅(m)の断面
の棒状鍛造材を製作した。それを素材として100長さ
くl■)のブロックを切出し、第3図の示すように、(
α+β)域1000℃、β域1100℃に加熱し熱延開
始温度を種々かえて約87%の熱延率で熱延した(従来
法)。また本発明法として、前熱処理でβ域1100℃
、1時間加熱保持し、噴霧水冷装置を用いて10℃/s
ecの冷速で室温まで冷却した。
のVAR溶製した円柱鋳塊540 kgをβ相1100
℃加熱−鍛造を行い、80板厚×120幅(m)の断面
の棒状鍛造材を製作した。それを素材として100長さ
くl■)のブロックを切出し、第3図の示すように、(
α+β)域1000℃、β域1100℃に加熱し熱延開
始温度を種々かえて約87%の熱延率で熱延した(従来
法)。また本発明法として、前熱処理でβ域1100℃
、1時間加熱保持し、噴霧水冷装置を用いて10℃/s
ecの冷速で室温まで冷却した。
再び(α+β)域1000℃に加熱し熱延条件を同様に
変えて約87%の熱延率で熱延した。熱延時の熱延板側
面両端面に割れ発生を確認するために熱延仕上り温度も
制御した。熱延板側面両端面の割れ発生について、従来
法と前熱処理をいれた本発明法を適用した違いを研削歩
留りとして評価した。
変えて約87%の熱延率で熱延した。熱延時の熱延板側
面両端面に割れ発生を確認するために熱延仕上り温度も
制御した。熱延板側面両端面の割れ発生について、従来
法と前熱処理をいれた本発明法を適用した違いを研削歩
留りとして評価した。
(なお、熱延板側面両端面の割れを評価するために、棒
状鍛造材の黒かわば研削削除した。)第3表、第4図(
a)〜(i)、第5図から明らかな如く、従来法に比較
して本発明の歩留りが高く、写真でもはっきり分るよう
に熱延板の側面両端面の割れも減少しているのが認めら
れる。
状鍛造材の黒かわば研削削除した。)第3表、第4図(
a)〜(i)、第5図から明らかな如く、従来法に比較
して本発明の歩留りが高く、写真でもはっきり分るよう
に熱延板の側面両端面の割れも減少しているのが認めら
れる。
(実施例2)
第2表に示す成分のTi −5Af−2,55n合金に
Feを0.02.0.25.0.4.0.6%をそれぞ
れに添加したプラズマ溶解した3 kg円柱鋳塊(70
顛φ)を素材としてβ相1100℃加熱−鍛造を行い、
40厚×50幅(fl)の断面の棒状鍛造材を製作した
。それを熱延素材として前熱処理でβ域1100℃、1
時間加熱保持し、噴霧水冷装置を用いて10℃/sec
の冷速で室温まで冷却し、β域および(α+β)域のそ
れぞれの熱延開始温度に加熱し、約85%の熱延率で熱
延した。熱延時の熱延板側面の両端面に割れ発生を確認
するために熱延仕上り温度も制御した。熱延板側面両端
面の割れ発生について、熱延板側面両端面割れの研削後
の歩留りを評価した。
Feを0.02.0.25.0.4.0.6%をそれぞ
れに添加したプラズマ溶解した3 kg円柱鋳塊(70
顛φ)を素材としてβ相1100℃加熱−鍛造を行い、
40厚×50幅(fl)の断面の棒状鍛造材を製作した
。それを熱延素材として前熱処理でβ域1100℃、1
時間加熱保持し、噴霧水冷装置を用いて10℃/sec
の冷速で室温まで冷却し、β域および(α+β)域のそ
れぞれの熱延開始温度に加熱し、約85%の熱延率で熱
延した。熱延時の熱延板側面の両端面に割れ発生を確認
するために熱延仕上り温度も制御した。熱延板側面両端
面の割れ発生について、熱延板側面両端面割れの研削後
の歩留りを評価した。
なお、鍛造−熱延焼入しDTA (示差熱解析針)用
試料を製作し、DTAを用いて変態点の測定実験を行っ
た。第2図にTi 5 Al−2,5Sn合金の加熱
時のβトランザス温度(βハやβの開始温度(β、)な
どの変態点におよぼすPa量の影響について調べた結果
を示す。
試料を製作し、DTAを用いて変態点の測定実験を行っ
た。第2図にTi 5 Al−2,5Sn合金の加熱
時のβトランザス温度(βハやβの開始温度(β、)な
どの変態点におよぼすPa量の影響について調べた結果
を示す。
第1図から明らかな如く、添加Fefiが増えると、熱
延時の熱延板側面両端面の割れ発生および高温酸化層の
研削等が増え、歩留りが大幅に向上する温度範囲はβト
ランザス温度−15℃からβトランザス温度−150℃
の間であることが認められる。
延時の熱延板側面両端面の割れ発生および高温酸化層の
研削等が増え、歩留りが大幅に向上する温度範囲はβト
ランザス温度−15℃からβトランザス温度−150℃
の間であることが認められる。
(実施例3)
第1表に示す成分のTi −5/V −2,5Sn合金
のVAR溶製した円柱鋳塊540 kgをβ相1100
℃加熱−鍛造を行い、io板厚×120幅(鶴)の断面
の棒状鍛造材を製作した。それを素材として100長さ
く tm )のブロックを切出し、第4表に示すように
、本発明の冷却条件を検討した。前熱処理でβ域110
0℃、1時間加熱保持し、噴霧水冷装置を用いて各種の
冷速で室温まで制御冷却した。再び(α+β)域100
0℃、900℃に加熱し続いて約87%の熱延率で熱延
した。熱延板側面両端面の割れ発生について、研削歩留
りを評価した。(なお、熱延板側面両端面の割れを評価
するために、棒状鍛造材の黒かわば研削削除した。)第
4表から、明らかな如く、前熱処理として加熱温度を当
該合金のβトランザス温度からβトランザス温度+15
0℃の間の所定の温度に加熱保定してついで10℃/s
in以上の冷却速度で500℃以下まで冷却したものが
、10℃/min未満のものに比較して歩留りが高いこ
とが認められる。
のVAR溶製した円柱鋳塊540 kgをβ相1100
℃加熱−鍛造を行い、io板厚×120幅(鶴)の断面
の棒状鍛造材を製作した。それを素材として100長さ
く tm )のブロックを切出し、第4表に示すように
、本発明の冷却条件を検討した。前熱処理でβ域110
0℃、1時間加熱保持し、噴霧水冷装置を用いて各種の
冷速で室温まで制御冷却した。再び(α+β)域100
0℃、900℃に加熱し続いて約87%の熱延率で熱延
した。熱延板側面両端面の割れ発生について、研削歩留
りを評価した。(なお、熱延板側面両端面の割れを評価
するために、棒状鍛造材の黒かわば研削削除した。)第
4表から、明らかな如く、前熱処理として加熱温度を当
該合金のβトランザス温度からβトランザス温度+15
0℃の間の所定の温度に加熱保定してついで10℃/s
in以上の冷却速度で500℃以下まで冷却したものが
、10℃/min未満のものに比較して歩留りが高いこ
とが認められる。
(実施例4)
第5表に示す成分のTi−8(%)Af−1(%)Mo
−H%)ν合金のVAR溶製した円柱鋳塊440 kg
をβ相1150℃加熱−鍛造を行い、100板厚×12
0幅(鶴)の断面の棒状鍛造材を製作した。それを素材
として100長さく +n )のブロックを切出し、第
6表に示すように、(α+β)域1000℃、β域11
00℃に加熱し熱延開始温度を種々かえて約75%の熱
延率で熱延した(従来法)。また本発明法として、前熱
処理でβ域1100℃、1時間加熱保持し、噴霧水冷装
置を用いて10℃/secの冷速で室温まで冷却した。
−H%)ν合金のVAR溶製した円柱鋳塊440 kg
をβ相1150℃加熱−鍛造を行い、100板厚×12
0幅(鶴)の断面の棒状鍛造材を製作した。それを素材
として100長さく +n )のブロックを切出し、第
6表に示すように、(α+β)域1000℃、β域11
00℃に加熱し熱延開始温度を種々かえて約75%の熱
延率で熱延した(従来法)。また本発明法として、前熱
処理でβ域1100℃、1時間加熱保持し、噴霧水冷装
置を用いて10℃/secの冷速で室温まで冷却した。
再び(α+β)域1000℃に加熱し熱延条件を同様に
変えて約75%の熱延率で熱延した。
変えて約75%の熱延率で熱延した。
熱延時の熱延板側面両端面の割れ発生を確認するために
熱延仕上り温度も制御した。熱延板側面両端面の割れ発
生について、従来法と前熱処理をいれた本発明法を適用
した違いを研削歩留まりとして評価した。(なお、熱延
板側面両端面の割れを評価するために、棒状鍛造材の黒
かわば研削削除した。) 第6表、第6図から明らかな如く、従来法に比較して本
発明の歩留りが高く、写真(従来法a)+本発明b))
でもはっきり分るように熱延板の側面の割れも減少して
いるのが認められる。
熱延仕上り温度も制御した。熱延板側面両端面の割れ発
生について、従来法と前熱処理をいれた本発明法を適用
した違いを研削歩留まりとして評価した。(なお、熱延
板側面両端面の割れを評価するために、棒状鍛造材の黒
かわば研削削除した。) 第6表、第6図から明らかな如く、従来法に比較して本
発明の歩留りが高く、写真(従来法a)+本発明b))
でもはっきり分るように熱延板の側面の割れも減少して
いるのが認められる。
第6表
熱延条件と歩留りの関係
(発明の効果)
本発明により前熱処理した圧延材は前熱処理しない圧延
に比べて歩留りが向上した。本発明は熱延前組織を改善
し適切な加工をすることにより、素材が高価なチタン合
金の熱延板側面両端面の割れ発生を抑制し製品歩留りを
大きく向上することが出来て、工業的にも意義ある発明
である。
に比べて歩留りが向上した。本発明は熱延前組織を改善
し適切な加工をすることにより、素材が高価なチタン合
金の熱延板側面両端面の割れ発生を抑制し製品歩留りを
大きく向上することが出来て、工業的にも意義ある発明
である。
第1図は熱延板の製品歩留り(%)におよぼす熱延温度
とFe量の影響を示したグラフ、第2図は加熱時の相お
よびβトランザス(βE)におよぼすFe量の影響を示
したグラフ、第3図は熱延板(L断面)の組織にみられ
るα相とβ相が隣あって分布していることを示した金属
組織を示す写真、第4図(a)〜(i)は熱延条件と熱
延板の側面の割れ状況を示した金属組織写真、第5図は
熱延板側面両端面割れの研削後の歩留りと熱延温度との
関係を示したグラフ、第6図a)、 b)は従来法と本
発明による熱延板の表面の側部の割れ状況を示した金属
組織写真である。 Fe (wt%) 0 0.2 θ4 06 Fe (w(、%) 第3図 第4図 (i) [3、゛、 、 第5図 気延益度 (°C) 、 第6図 手続補正力(自発) 昭和62年7月16日 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 1、事件の表示 昭和62年特許願第102860号 2、発明の名称 α型およびエヤー(N・ar)α型チタン合金板の製造
方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 (665)新日本製鐵株式全社 代表者 齋 藤 裕 4、代理人〒100 ’ 6、補正の対象 明 細 書 1、発明の名称 α型およびニヤー(Near)α型チタン合金板の製造
方法 2、特許請求の範囲 (1) α型チタン合金のβトランザス温度からβト
ランザス温度+150℃の間の温度にα型チタン合金を
加熱保定し、ついでlO℃/lll1n以上の冷却速度
で、500℃以下まで冷却し、次にその合金の、βトラ
ンザス温度−15℃からβトランザス温度−150℃の
間の温度に加熱保定して、続いて全圧下率で30%以上
の熱延をすることを特徴とするα型チタン合金板の製造
方法。 (2) α型チタン合金がニヤー(Near)α型チ
タン合金(以下Nearα型チタン型金タフ合金である
特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、例えばT1−5(%) AZ−2,5(%)
Sn合金のようなα型チタン合金、またはTi−8(%
)1V−1(%)Mo−1(%)V合金のようなNea
r cx型チタン合金の熱延板または冷延用ホットコイ
ルの製造に関わるものである。 (従来の技術) 例えばTi −5Aj −2,5Sn合金のようなα型
チタン合金、またはTi−8(%) Aj−1(%)M
o−8%)V合金のようなNearα型チタン型金タフ
合金ランザス以上の温度では立方晶のβ相であるため熱
間加工性はすぐれているが、高温酸化により生成した表
面硬化層が熱延時に押し込み疵になるためにそれをグラ
インダーなどで除去しなければならない。またα型チタ
ン合金またはNearα型チタン型金タフ合金工に際し
てβ域に加熱圧延を行うと、材質異方性の大きい熱延板
になる。その対策として材質異方性の小さい熱延板を得
るために後工程の冷間加工と焼鈍のくりかえしが行われ
て、その板の集合組織を制御して目的を達成しようとし
ている。 しかし熱間圧延で一旦、集合組織が形成されるとその後
の冷延−焼鈍のみでは、その解消が難しい。 またこれらの従来の製造法は工程の繁雑さから製造コス
ト高となる。一方、α型チタン合金またはNearα型
チタン型金タフ合金熱間加工では、一般に熱延板側面の
両端面に割れが多発し、製造歩留りを大幅に落す。 これまで、この割れ性欠陥の除去のために切削除去を余
儀なくされて、大きな歩留り落ちの原因になった。これ
は、これまでα型チタン合金またはNearα型チタン
型金タフ合金板際して必然的に採用せざるをえない工程
とされてきた。一方、α型チタン合金の加工性向上のた
めに、例えば特公昭61−44945号公報ではα相と
β相との変態温度以上に加熱後、前記変態温度と前記再
結晶温度との中間の温度まで冷却し、そこで加工する操
作を1回以上繰り返すことで加工性を改善できると報告
されている。この特許公報記載の技術を実製造工程に適
用すると、繁雑で製造コスト高となり、材質異方性の大
きい熱延板になると思われ、必ずしも実用的ではない。 (発明が解決しようとする問題点) チタン合金は軽く、強く、耐熱および耐食性のすぐれた
材料として化学工業および航空、宇宙関係方面にその用
途が広まっているが、製造コストが高いのが問題である
。本発明は熱間加工性にすぐれ、材質異方性の小さい熱
延板のα型チタン合金またはNearα型チタン型金タ
フ合金板に発生する熱延板両端面の割れ防止ならびに材
質特性の向上に関わるものであり、熱延板の製造歩留り
向上と同時に材質異方性の抑制をねらったものである。 その解消のために、熱延前組織を改善することにより、
従来よりも熱延われの小さくかつ材質にすぐれた熱延板
または冷延用ホットコイルの製造を確立することを目的
にしている。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、α型チタン合金またはNearα型チタン合
金のβトランザス温度からβトランザス温度+150℃
の間の温度にα型チタン合金又はNearα型チタン合
金を加熱保定し、ついで10℃/win以上の冷却速度
で、500℃以下まで冷却し、次にその合金のβトラン
ザス温度−15℃からβトランザス温度−150℃の間
の温度に加熱保定して、続いて全圧下率で30%以上の
熱延をすることを特徴とする。 本発明でα型チタン合金とは、例えばTi−54V−2
,5Sn合金またはNearα型チタン合金とは、例え
ばTi−8(%) A7−1(%)Mo−1(%)V合
金のように、画境型合金成分を含み常温でα相であるチ
タン合金である。また本発明でβトランザス温度とは、
α型チタン合金のα相を加熱して(α+β)相からβ相
に変態する時に平衡的にβ単相化する最低の温度であり
、Ti−5Aj−2,5Sn合金の場合のβトランザス
温度は添加元素にもよるが約1025℃〜1090℃間
にあり、上記Nearα型チタン合金の場合は約103
5〜1075℃である。 第2図にTi−5Aj−2,55n合金のβトランザス
温度におよぼすFe添加の影響について示す。Feの添
加によ、すβトランザス温度(βハは低下する。 なおFeはチタン合金の機械的性質を改善する元素であ
り、また図中のβ、はα相を加熱してα相からβ相が析
出しはじめる温度である。 以下に本発明について詳細に説明する。 α型チタン合金またはNe訂α型チタン合金の熱延にさ
いして、前熱処理として加熱温度を当該合金のβトラン
ザス温度からβトランザス温度+150℃の間の温度に
加熱保定してついで10℃/win以上の冷却速度で5
00℃以下まで冷却する。この前熱処理の作用について
、説明する。 まず、この前熱処理をしていない場合について説明する
(従来法)。α型チタン合金またはNearα型チタン
型金タフ合金材均一化のためにβトランザス温度以上に
加熱し、βトランザス温度以下の温度で熱延仕上げする
と、一般に第3図に示すようなα型チタン合金の組織に
なる。即ち、熱延時に(α+β)相となっており、硬質
のα相と軟質なβ相が共存した相が顕著に分配した組織
の状態で熱延されて、α、β相の界面から割れが多発し
、歩留りを大幅に落すことを見いだした。これらの組織
をコンピューター付X線マイクロアナライザーを使用し
て成分元素の分布を調べたところ、熱延前工程でα相が
十分析出した組織では、α相にMが、β相にFeとSn
sまたはMo、 Vなどの元素が偏析していることを見
い出した。これらの組織が粗いと、熱延時にそれらの界
面で、熱延割れが起こること、また熱延時にAj、 p
6やSnまたはMo。 Vなどがそれぞれの相へ顕著に分配が進んだ板はど割れ
が多発することが分かった。 これらの知見にもとすき発明者らは熱延割れ抑制のため
に、下記の方法を開発した。即ち、α型チタン合金また
はNearα型チタン合金を表面温度でβトランザス温
度以上に加熱し溶体化する。それらの成分の均一な固溶
状態を得るためにβトランザス温度からβトランザス温
度+150℃の間の温度範囲に加熱保定を行う。βトラ
ンザス温度+150℃以上の温度範囲に加熱保定すると
、高温酸化が激しくおこり、表面硬化層が厚く形成する
。その研削除去により歩留りを大幅に落とす。 βトランザス温度からβトランザス温度+150℃の間
の温度に加熱保定し、ついで変態にともなう相への各種
元素の分配を抑制するために10℃/ll1in以上の
冷却速度で500℃以下まで冷却を行う。 その結果、成分の偏りの少ない状態のα相が得られる。 この前処理された材料を続くβトランザス温度 −15
℃からβトランザス温度−150℃の間の温度範囲に加
熱保定し続いて全圧下率で30%以上の熱延をすると、
硬質のα相と軟質なβ相の二相が細か(密に分配するた
めに熱延時に熱延板面側面の両端面に割れ発生が抑制さ
れる。また10℃/min未満の冷速では、高温域でα
相にAIが、β相にFeとSnまたはMo、Vが偏析し
成分の分配が顕著に起こるために熱延時に熱延板両端面
に割れが多発してくるようになる。 次にβトランザス温度−15℃からβトランザス温度−
150℃の間の温度に加熱保定する効果について説明す
る。上述のように前処理として、βトランザス温度から
βトランザス温度+150℃の間の温度に加熱保定し、
ついで変態にともなう相の顕著な分配を抑制するために
10℃/ll1in以上の冷却速度で500℃まで冷却
し、次にβトランザス温度−15℃からβトランザス温
度−150℃の間の温度範囲に加熱保定した後熱延を行
うと、その前熱処理による歪および圧延の歪により、α
型チタン合金の場合、(α+β)相でマルテンサイト的
母地のβ相に硬質のα相が細かく密に析出する。Nea
rα型チタン型金タフ合金、(α+β)相で針状のβ相
に隣あって硬質のα相が細かく密に析出する。冷却設定
温度が500℃をこえると、この特徴ある組織が確保し
にくい。 この特徴ある組織の時に熱延時の熱延板側面両端面の割
れ発生が抑制され、歩留りが大幅に向上するようになる
。これは熱延時にαとβ相の変形能に差がないことによ
ると考えられる。而してその温度範囲がβトランザス温
度−15℃からβトランザス温度−150℃の間である
事を見いだした。 このようにして熱延時または熱延仕上げ後に残留した母
地のβ相がα相に変態して、等方向な材質のα型チタン
合金板の製造が可能になった。 一方1.βトランザス温度直下から、およびβトランザ
ス温度を越えて加熱すると、β相の粗い組織になり硬質
のα相と軟質なβ相との相が顕著に成分分配するために
、後の熱延時に熱延板側面の両端面に割れが多発するよ
うになる。またβトランザス温度−150℃以下の温度
に加熱し、熱延すると、熱延変形抵抗が著しく高くなり
、α相の母地の延性不足およびα相とβ相の界面剥離が
起り、熱延時に割れが起こる。前熱処理した試料のα相
は前熱処理しないものに比べて、A7+Fe+O+Sn
などの成分の偏りが少ない傾向が認められた。このこと
は本発明による熱延割れ防止作用の効果を証明するもの
と考えられる。 次に熱延率について説明する。上述のような温度範囲に
加熱された鍛造材または圧延材を全圧下率で30%以上
の熱延をすることにより、軟質な母地のβ相から微細な
α相の変態を促進させて所望の微細なα相の金属組織を
もつα型チタン合金を確保出来るようになる。全圧下率
で30%未満の熱延率では、微細なα相の変態を促進す
る効果が小さく、所望の微細なα相の金属組織を確保し
にくい。また、このような特徴ある組織を得るためには
、熱延にあたり1パス当り大圧下が好ましい。 本発明の効果は、A11〜6%+ Sn 1〜4%、
Fe1%以下、残部が実質的にTiからなるα型チタン
合金、AI 6〜9%、 Mo0.7〜4%、 Vo、
5〜2%。 Fe1%以下、残部が実質的にTiからなるNearα
型チタン型金タフ合金ある。 次に本発明方法の実施例について説明する。 (実施例1) 第1表に示す成分のTi−5Aj−2,5Sn合金のν
AR溶製した円柱鋳塊540 kgをβ相1100℃加
熱−鍛造を行い、80板厚×120幅(1m)の断面の
棒状鍛造材を製作した。それを素材として100長さく
u )のブロックを切出し、第3図の示すように、(
α+β)域1000℃、β域1100℃に加熱し熱延開
始温度を種々かえて約87%の熱延率で熱延した(従来
法)。また本発明法として、前熱処理でβ域1100℃
、1時間加熱保持し、噴霧水冷装置を用いて10℃/s
ecの冷速で室温まで冷却した。 再び(α+β)域1000℃に加熱し熱延条件を同様に
変えて約87%の熱延率で熱延した。熱延時の熱延板側
面両端面に割れ発生を確認するために熱延仕上り温度も
制御した。熱延板側面両端面の割れ発生について、従来
法と前熱処理をいれた本発明法を適用した違いを研削歩
留りとして評価した。 (なお、熱延板側面両端面の割れを評価するために、棒
状鍛造材の黒かわば研削削除した。)第3表、第4図(
a)〜(i)、第5図から明らかな如く、従来法に比較
して本発明の歩留りが高く、写真でもはっきり分るよう
に熱延板の側面両端面の割れも減少しているのが認めら
れる。 (実施例2) 第2表に示す成分のTi−5Aj−2,5Sn合金にF
eを0.02. ’0.25.0.4.0.6%をそれ
ぞれに添加したプラズマ溶解した3 kg円柱鋳塊(7
0鰭φ)を素材としてβ相1100℃加熱−鍛造を行い
、40厚×50幅(11)の断面の棒状鍛造材を製作し
た。それを熱延素材として前熱処理でβ域1100℃、
1時間加熱保持し、噴霧水冷装置を用いて10℃/se
cの令達で室温まで冷却し、β域および(α+β)域の
それぞれの熱延開始温度に加熱し、約85%の熱延率で
熱延した。熱延時の熱延板側面の両端面に割れ発生を確
認するために熱延仕上り温度も制御した。熱延板側面両
端面の割れ発生について、熱延板側面両端面割れの研削
後の歩留りを評価した。 なお、鍛造−熱延焼入しDTA (示差熱解析計)用
試料を製作し、DTAを用いて変態点の測定実験を行っ
た。第2図にTi−5Aj−2,55n合金の加熱時の
βトランザス温度(β、)やβの開始温度(β3)など
の変態点におよぼすFe量の影響について調べた結果を
示す。 第1図から明らかな如く、添加Fe4]が増えると、熱
延時の熱延板側面両端面の割れ発生および高温酸化層の
研削等が増え、歩留りが大幅に向上する温度範囲はβト
ランザス温度−15℃からβトランザス温度−150℃
の間であることが認められる。 (実施例3) 第1表に示す成分のTi−5/V−2,5Sn合金のV
AR溶製した円柱鋳塊540kgをβ相1100℃加熱
−鍛造を行い、80板厚×120幅(關)の断面の棒状
鍛造材を製作した。それを素材として100長さくn)
のブロックを切出し、第4表に示すように、本発明の冷
却条件を検討した。前熱処理でβ域1100℃、1時間
加熱保持し、噴霧水冷装置を用いて各種の令達で室温ま
で制御冷却した。再び(α+β)域1000℃、 90
0℃に加熱し続いて約87%の熱延率で熱延した。熱延
板側面両端面の割れ発生について、研削歩留りを評価し
た。(なお、熱延板側面両端面の割れを評価するために
、棒状鍛造材の黒かわば研削削除した。)第4表から、
明らかな如く、前熱処理として加熱温度を当該合金のβ
トランザス温度からβトランザス温度ト150℃の間の
所定の温度に加熱保定してついで10℃/min以上の
冷却速度で500℃以下まで冷却したものが、10℃/
min未満のものに比較して歩留りが高いことが認めら
れる。 (実施例4) 第5表に示す成分のTi−8(%)Aj−1(%)Mo
−1(%)V合金のVAI?溶製した円柱鋳塊440
kgをβ相1150℃加熱−鍛造を行い、100板厚×
120幅(n)の断面の棒状鍛造材を製作した。それを
素材とじて100長さく鰭)のブロックを切出し、第6
表に示すように、(α+β)域1000℃、β域110
0℃に加熱し熱延開始温度を種々かえて約75%の熱延
率で熱延した(従来法)。また本発明法として、前熱処
理でβ域1100℃、1時間加熱保持し、噴霧水冷装置
を用いてlO℃/secの令達で室温まで冷却した。再
び(α+β)域1000℃に加熱し熱延条件を同様に変
えて約75%の熱延率で熱延した。 熱延時の熱延板側面両端面の割れ発生を確認するために
熱延仕上り温度も制御した。熱延板側面両端面の割れ発
生について、従来法と前熱処理をいれた本発明法を適用
した違いを研削歩留まりとして評価した。(なお、熱延
板側面両端面の割れを評価するために、棒状鍛造材の黒
かわは研削削除した。) 第6表、第6図から明らかな如く、従来法に比較して本
発明の歩留りが高く、写真(従来法a)を本発明b))
でもはっきり分るように熱延板の側面の割れも減少して
いるのが認められる。 第6表 熱延条件と歩留りの関係 (発明の効果) 本発明により前熱処理した圧延材は前熱処理しない圧延
に比べて歩留りが向上した。本発明は熱延前組織を改善
し適切な加工をすることにより、素材が高価なチタン合
金の熱延板側面両端面の割れ発生を抑制し製品歩留りを
大きく向上することが出来て、工業的にも意義ある発明
である。 4、図面の簡単な説明 第1図は熱延板の製品歩留り(%)におよぼす熱延温度
とFeff1の影響を示したグラフ、第2図は加熱時の
相およびβトランザス(βE)におよぼすFe量の影響
を示したグラフ、第3図は熱延板(L断面)の組織にみ
られるα相とβ相が隣あって分布していることを示した
金属組織を示す写真、第4図(a)〜(i)は熱延条件
と熱延板の側面の割れ状況を示した金属組織写真、第5
図は熱延板側面両端面割れの研削後の歩留りと熱延温度
との関係を示したグラフ、第6図a)+ b)は従来法
と本発明による熱延板の表面の側部の割れ状況を示した
金属組織写真である。
とFe量の影響を示したグラフ、第2図は加熱時の相お
よびβトランザス(βE)におよぼすFe量の影響を示
したグラフ、第3図は熱延板(L断面)の組織にみられ
るα相とβ相が隣あって分布していることを示した金属
組織を示す写真、第4図(a)〜(i)は熱延条件と熱
延板の側面の割れ状況を示した金属組織写真、第5図は
熱延板側面両端面割れの研削後の歩留りと熱延温度との
関係を示したグラフ、第6図a)、 b)は従来法と本
発明による熱延板の表面の側部の割れ状況を示した金属
組織写真である。 Fe (wt%) 0 0.2 θ4 06 Fe (w(、%) 第3図 第4図 (i) [3、゛、 、 第5図 気延益度 (°C) 、 第6図 手続補正力(自発) 昭和62年7月16日 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 1、事件の表示 昭和62年特許願第102860号 2、発明の名称 α型およびエヤー(N・ar)α型チタン合金板の製造
方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 (665)新日本製鐵株式全社 代表者 齋 藤 裕 4、代理人〒100 ’ 6、補正の対象 明 細 書 1、発明の名称 α型およびニヤー(Near)α型チタン合金板の製造
方法 2、特許請求の範囲 (1) α型チタン合金のβトランザス温度からβト
ランザス温度+150℃の間の温度にα型チタン合金を
加熱保定し、ついでlO℃/lll1n以上の冷却速度
で、500℃以下まで冷却し、次にその合金の、βトラ
ンザス温度−15℃からβトランザス温度−150℃の
間の温度に加熱保定して、続いて全圧下率で30%以上
の熱延をすることを特徴とするα型チタン合金板の製造
方法。 (2) α型チタン合金がニヤー(Near)α型チ
タン合金(以下Nearα型チタン型金タフ合金である
特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、例えばT1−5(%) AZ−2,5(%)
Sn合金のようなα型チタン合金、またはTi−8(%
)1V−1(%)Mo−1(%)V合金のようなNea
r cx型チタン合金の熱延板または冷延用ホットコイ
ルの製造に関わるものである。 (従来の技術) 例えばTi −5Aj −2,5Sn合金のようなα型
チタン合金、またはTi−8(%) Aj−1(%)M
o−8%)V合金のようなNearα型チタン型金タフ
合金ランザス以上の温度では立方晶のβ相であるため熱
間加工性はすぐれているが、高温酸化により生成した表
面硬化層が熱延時に押し込み疵になるためにそれをグラ
インダーなどで除去しなければならない。またα型チタ
ン合金またはNearα型チタン型金タフ合金工に際し
てβ域に加熱圧延を行うと、材質異方性の大きい熱延板
になる。その対策として材質異方性の小さい熱延板を得
るために後工程の冷間加工と焼鈍のくりかえしが行われ
て、その板の集合組織を制御して目的を達成しようとし
ている。 しかし熱間圧延で一旦、集合組織が形成されるとその後
の冷延−焼鈍のみでは、その解消が難しい。 またこれらの従来の製造法は工程の繁雑さから製造コス
ト高となる。一方、α型チタン合金またはNearα型
チタン型金タフ合金熱間加工では、一般に熱延板側面の
両端面に割れが多発し、製造歩留りを大幅に落す。 これまで、この割れ性欠陥の除去のために切削除去を余
儀なくされて、大きな歩留り落ちの原因になった。これ
は、これまでα型チタン合金またはNearα型チタン
型金タフ合金板際して必然的に採用せざるをえない工程
とされてきた。一方、α型チタン合金の加工性向上のた
めに、例えば特公昭61−44945号公報ではα相と
β相との変態温度以上に加熱後、前記変態温度と前記再
結晶温度との中間の温度まで冷却し、そこで加工する操
作を1回以上繰り返すことで加工性を改善できると報告
されている。この特許公報記載の技術を実製造工程に適
用すると、繁雑で製造コスト高となり、材質異方性の大
きい熱延板になると思われ、必ずしも実用的ではない。 (発明が解決しようとする問題点) チタン合金は軽く、強く、耐熱および耐食性のすぐれた
材料として化学工業および航空、宇宙関係方面にその用
途が広まっているが、製造コストが高いのが問題である
。本発明は熱間加工性にすぐれ、材質異方性の小さい熱
延板のα型チタン合金またはNearα型チタン型金タ
フ合金板に発生する熱延板両端面の割れ防止ならびに材
質特性の向上に関わるものであり、熱延板の製造歩留り
向上と同時に材質異方性の抑制をねらったものである。 その解消のために、熱延前組織を改善することにより、
従来よりも熱延われの小さくかつ材質にすぐれた熱延板
または冷延用ホットコイルの製造を確立することを目的
にしている。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、α型チタン合金またはNearα型チタン合
金のβトランザス温度からβトランザス温度+150℃
の間の温度にα型チタン合金又はNearα型チタン合
金を加熱保定し、ついで10℃/win以上の冷却速度
で、500℃以下まで冷却し、次にその合金のβトラン
ザス温度−15℃からβトランザス温度−150℃の間
の温度に加熱保定して、続いて全圧下率で30%以上の
熱延をすることを特徴とする。 本発明でα型チタン合金とは、例えばTi−54V−2
,5Sn合金またはNearα型チタン合金とは、例え
ばTi−8(%) A7−1(%)Mo−1(%)V合
金のように、画境型合金成分を含み常温でα相であるチ
タン合金である。また本発明でβトランザス温度とは、
α型チタン合金のα相を加熱して(α+β)相からβ相
に変態する時に平衡的にβ単相化する最低の温度であり
、Ti−5Aj−2,5Sn合金の場合のβトランザス
温度は添加元素にもよるが約1025℃〜1090℃間
にあり、上記Nearα型チタン合金の場合は約103
5〜1075℃である。 第2図にTi−5Aj−2,55n合金のβトランザス
温度におよぼすFe添加の影響について示す。Feの添
加によ、すβトランザス温度(βハは低下する。 なおFeはチタン合金の機械的性質を改善する元素であ
り、また図中のβ、はα相を加熱してα相からβ相が析
出しはじめる温度である。 以下に本発明について詳細に説明する。 α型チタン合金またはNe訂α型チタン合金の熱延にさ
いして、前熱処理として加熱温度を当該合金のβトラン
ザス温度からβトランザス温度+150℃の間の温度に
加熱保定してついで10℃/win以上の冷却速度で5
00℃以下まで冷却する。この前熱処理の作用について
、説明する。 まず、この前熱処理をしていない場合について説明する
(従来法)。α型チタン合金またはNearα型チタン
型金タフ合金材均一化のためにβトランザス温度以上に
加熱し、βトランザス温度以下の温度で熱延仕上げする
と、一般に第3図に示すようなα型チタン合金の組織に
なる。即ち、熱延時に(α+β)相となっており、硬質
のα相と軟質なβ相が共存した相が顕著に分配した組織
の状態で熱延されて、α、β相の界面から割れが多発し
、歩留りを大幅に落すことを見いだした。これらの組織
をコンピューター付X線マイクロアナライザーを使用し
て成分元素の分布を調べたところ、熱延前工程でα相が
十分析出した組織では、α相にMが、β相にFeとSn
sまたはMo、 Vなどの元素が偏析していることを見
い出した。これらの組織が粗いと、熱延時にそれらの界
面で、熱延割れが起こること、また熱延時にAj、 p
6やSnまたはMo。 Vなどがそれぞれの相へ顕著に分配が進んだ板はど割れ
が多発することが分かった。 これらの知見にもとすき発明者らは熱延割れ抑制のため
に、下記の方法を開発した。即ち、α型チタン合金また
はNearα型チタン合金を表面温度でβトランザス温
度以上に加熱し溶体化する。それらの成分の均一な固溶
状態を得るためにβトランザス温度からβトランザス温
度+150℃の間の温度範囲に加熱保定を行う。βトラ
ンザス温度+150℃以上の温度範囲に加熱保定すると
、高温酸化が激しくおこり、表面硬化層が厚く形成する
。その研削除去により歩留りを大幅に落とす。 βトランザス温度からβトランザス温度+150℃の間
の温度に加熱保定し、ついで変態にともなう相への各種
元素の分配を抑制するために10℃/ll1in以上の
冷却速度で500℃以下まで冷却を行う。 その結果、成分の偏りの少ない状態のα相が得られる。 この前処理された材料を続くβトランザス温度 −15
℃からβトランザス温度−150℃の間の温度範囲に加
熱保定し続いて全圧下率で30%以上の熱延をすると、
硬質のα相と軟質なβ相の二相が細か(密に分配するた
めに熱延時に熱延板面側面の両端面に割れ発生が抑制さ
れる。また10℃/min未満の冷速では、高温域でα
相にAIが、β相にFeとSnまたはMo、Vが偏析し
成分の分配が顕著に起こるために熱延時に熱延板両端面
に割れが多発してくるようになる。 次にβトランザス温度−15℃からβトランザス温度−
150℃の間の温度に加熱保定する効果について説明す
る。上述のように前処理として、βトランザス温度から
βトランザス温度+150℃の間の温度に加熱保定し、
ついで変態にともなう相の顕著な分配を抑制するために
10℃/ll1in以上の冷却速度で500℃まで冷却
し、次にβトランザス温度−15℃からβトランザス温
度−150℃の間の温度範囲に加熱保定した後熱延を行
うと、その前熱処理による歪および圧延の歪により、α
型チタン合金の場合、(α+β)相でマルテンサイト的
母地のβ相に硬質のα相が細かく密に析出する。Nea
rα型チタン型金タフ合金、(α+β)相で針状のβ相
に隣あって硬質のα相が細かく密に析出する。冷却設定
温度が500℃をこえると、この特徴ある組織が確保し
にくい。 この特徴ある組織の時に熱延時の熱延板側面両端面の割
れ発生が抑制され、歩留りが大幅に向上するようになる
。これは熱延時にαとβ相の変形能に差がないことによ
ると考えられる。而してその温度範囲がβトランザス温
度−15℃からβトランザス温度−150℃の間である
事を見いだした。 このようにして熱延時または熱延仕上げ後に残留した母
地のβ相がα相に変態して、等方向な材質のα型チタン
合金板の製造が可能になった。 一方1.βトランザス温度直下から、およびβトランザ
ス温度を越えて加熱すると、β相の粗い組織になり硬質
のα相と軟質なβ相との相が顕著に成分分配するために
、後の熱延時に熱延板側面の両端面に割れが多発するよ
うになる。またβトランザス温度−150℃以下の温度
に加熱し、熱延すると、熱延変形抵抗が著しく高くなり
、α相の母地の延性不足およびα相とβ相の界面剥離が
起り、熱延時に割れが起こる。前熱処理した試料のα相
は前熱処理しないものに比べて、A7+Fe+O+Sn
などの成分の偏りが少ない傾向が認められた。このこと
は本発明による熱延割れ防止作用の効果を証明するもの
と考えられる。 次に熱延率について説明する。上述のような温度範囲に
加熱された鍛造材または圧延材を全圧下率で30%以上
の熱延をすることにより、軟質な母地のβ相から微細な
α相の変態を促進させて所望の微細なα相の金属組織を
もつα型チタン合金を確保出来るようになる。全圧下率
で30%未満の熱延率では、微細なα相の変態を促進す
る効果が小さく、所望の微細なα相の金属組織を確保し
にくい。また、このような特徴ある組織を得るためには
、熱延にあたり1パス当り大圧下が好ましい。 本発明の効果は、A11〜6%+ Sn 1〜4%、
Fe1%以下、残部が実質的にTiからなるα型チタン
合金、AI 6〜9%、 Mo0.7〜4%、 Vo、
5〜2%。 Fe1%以下、残部が実質的にTiからなるNearα
型チタン型金タフ合金ある。 次に本発明方法の実施例について説明する。 (実施例1) 第1表に示す成分のTi−5Aj−2,5Sn合金のν
AR溶製した円柱鋳塊540 kgをβ相1100℃加
熱−鍛造を行い、80板厚×120幅(1m)の断面の
棒状鍛造材を製作した。それを素材として100長さく
u )のブロックを切出し、第3図の示すように、(
α+β)域1000℃、β域1100℃に加熱し熱延開
始温度を種々かえて約87%の熱延率で熱延した(従来
法)。また本発明法として、前熱処理でβ域1100℃
、1時間加熱保持し、噴霧水冷装置を用いて10℃/s
ecの冷速で室温まで冷却した。 再び(α+β)域1000℃に加熱し熱延条件を同様に
変えて約87%の熱延率で熱延した。熱延時の熱延板側
面両端面に割れ発生を確認するために熱延仕上り温度も
制御した。熱延板側面両端面の割れ発生について、従来
法と前熱処理をいれた本発明法を適用した違いを研削歩
留りとして評価した。 (なお、熱延板側面両端面の割れを評価するために、棒
状鍛造材の黒かわば研削削除した。)第3表、第4図(
a)〜(i)、第5図から明らかな如く、従来法に比較
して本発明の歩留りが高く、写真でもはっきり分るよう
に熱延板の側面両端面の割れも減少しているのが認めら
れる。 (実施例2) 第2表に示す成分のTi−5Aj−2,5Sn合金にF
eを0.02. ’0.25.0.4.0.6%をそれ
ぞれに添加したプラズマ溶解した3 kg円柱鋳塊(7
0鰭φ)を素材としてβ相1100℃加熱−鍛造を行い
、40厚×50幅(11)の断面の棒状鍛造材を製作し
た。それを熱延素材として前熱処理でβ域1100℃、
1時間加熱保持し、噴霧水冷装置を用いて10℃/se
cの令達で室温まで冷却し、β域および(α+β)域の
それぞれの熱延開始温度に加熱し、約85%の熱延率で
熱延した。熱延時の熱延板側面の両端面に割れ発生を確
認するために熱延仕上り温度も制御した。熱延板側面両
端面の割れ発生について、熱延板側面両端面割れの研削
後の歩留りを評価した。 なお、鍛造−熱延焼入しDTA (示差熱解析計)用
試料を製作し、DTAを用いて変態点の測定実験を行っ
た。第2図にTi−5Aj−2,55n合金の加熱時の
βトランザス温度(β、)やβの開始温度(β3)など
の変態点におよぼすFe量の影響について調べた結果を
示す。 第1図から明らかな如く、添加Fe4]が増えると、熱
延時の熱延板側面両端面の割れ発生および高温酸化層の
研削等が増え、歩留りが大幅に向上する温度範囲はβト
ランザス温度−15℃からβトランザス温度−150℃
の間であることが認められる。 (実施例3) 第1表に示す成分のTi−5/V−2,5Sn合金のV
AR溶製した円柱鋳塊540kgをβ相1100℃加熱
−鍛造を行い、80板厚×120幅(關)の断面の棒状
鍛造材を製作した。それを素材として100長さくn)
のブロックを切出し、第4表に示すように、本発明の冷
却条件を検討した。前熱処理でβ域1100℃、1時間
加熱保持し、噴霧水冷装置を用いて各種の令達で室温ま
で制御冷却した。再び(α+β)域1000℃、 90
0℃に加熱し続いて約87%の熱延率で熱延した。熱延
板側面両端面の割れ発生について、研削歩留りを評価し
た。(なお、熱延板側面両端面の割れを評価するために
、棒状鍛造材の黒かわば研削削除した。)第4表から、
明らかな如く、前熱処理として加熱温度を当該合金のβ
トランザス温度からβトランザス温度ト150℃の間の
所定の温度に加熱保定してついで10℃/min以上の
冷却速度で500℃以下まで冷却したものが、10℃/
min未満のものに比較して歩留りが高いことが認めら
れる。 (実施例4) 第5表に示す成分のTi−8(%)Aj−1(%)Mo
−1(%)V合金のVAI?溶製した円柱鋳塊440
kgをβ相1150℃加熱−鍛造を行い、100板厚×
120幅(n)の断面の棒状鍛造材を製作した。それを
素材とじて100長さく鰭)のブロックを切出し、第6
表に示すように、(α+β)域1000℃、β域110
0℃に加熱し熱延開始温度を種々かえて約75%の熱延
率で熱延した(従来法)。また本発明法として、前熱処
理でβ域1100℃、1時間加熱保持し、噴霧水冷装置
を用いてlO℃/secの令達で室温まで冷却した。再
び(α+β)域1000℃に加熱し熱延条件を同様に変
えて約75%の熱延率で熱延した。 熱延時の熱延板側面両端面の割れ発生を確認するために
熱延仕上り温度も制御した。熱延板側面両端面の割れ発
生について、従来法と前熱処理をいれた本発明法を適用
した違いを研削歩留まりとして評価した。(なお、熱延
板側面両端面の割れを評価するために、棒状鍛造材の黒
かわは研削削除した。) 第6表、第6図から明らかな如く、従来法に比較して本
発明の歩留りが高く、写真(従来法a)を本発明b))
でもはっきり分るように熱延板の側面の割れも減少して
いるのが認められる。 第6表 熱延条件と歩留りの関係 (発明の効果) 本発明により前熱処理した圧延材は前熱処理しない圧延
に比べて歩留りが向上した。本発明は熱延前組織を改善
し適切な加工をすることにより、素材が高価なチタン合
金の熱延板側面両端面の割れ発生を抑制し製品歩留りを
大きく向上することが出来て、工業的にも意義ある発明
である。 4、図面の簡単な説明 第1図は熱延板の製品歩留り(%)におよぼす熱延温度
とFeff1の影響を示したグラフ、第2図は加熱時の
相およびβトランザス(βE)におよぼすFe量の影響
を示したグラフ、第3図は熱延板(L断面)の組織にみ
られるα相とβ相が隣あって分布していることを示した
金属組織を示す写真、第4図(a)〜(i)は熱延条件
と熱延板の側面の割れ状況を示した金属組織写真、第5
図は熱延板側面両端面割れの研削後の歩留りと熱延温度
との関係を示したグラフ、第6図a)+ b)は従来法
と本発明による熱延板の表面の側部の割れ状況を示した
金属組織写真である。
Claims (2)
- (1)α型チタン合金のβトランザス温度からβトラン
ザス温度+150℃の間の温度にα型チタン合金を加熱
保定し、ついで10℃/min以上の冷却速度で、50
0℃以下まで冷却し、次にその合金の、βトランザス温
度−15℃からβトランザス温度−150℃の間の温度
に加熱保定して、続いて全圧下率で30%以上の熱延を
することを特徴とするα型チタン合金板の製造方法。 - (2)α型チタン合金がα型に類似のα+β型チタン合
金(以下準α型タチン合金と称す)である特許請求の範
囲第1項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10286087A JPS63270448A (ja) | 1987-04-25 | 1987-04-25 | α型および準α型チタン合金板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10286087A JPS63270448A (ja) | 1987-04-25 | 1987-04-25 | α型および準α型チタン合金板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63270448A true JPS63270448A (ja) | 1988-11-08 |
Family
ID=14338672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10286087A Pending JPS63270448A (ja) | 1987-04-25 | 1987-04-25 | α型および準α型チタン合金板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63270448A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0851036A1 (en) * | 1996-12-27 | 1998-07-01 | Daido Steel Company Limited | Titanium alloy and method of producing parts therefrom |
RU2487962C2 (ru) * | 2011-09-23 | 2013-07-20 | Открытое Акционерное Общество "Корпорация Всмпо-Ависма" | Способ изготовления тонких листов |
CN108559935A (zh) * | 2018-07-05 | 2018-09-21 | 长沙理工大学 | 一种提高钛合金力学性能的快速复合热处理工艺 |
-
1987
- 1987-04-25 JP JP10286087A patent/JPS63270448A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0851036A1 (en) * | 1996-12-27 | 1998-07-01 | Daido Steel Company Limited | Titanium alloy and method of producing parts therefrom |
RU2487962C2 (ru) * | 2011-09-23 | 2013-07-20 | Открытое Акционерное Общество "Корпорация Всмпо-Ависма" | Способ изготовления тонких листов |
CN108559935A (zh) * | 2018-07-05 | 2018-09-21 | 长沙理工大学 | 一种提高钛合金力学性能的快速复合热处理工艺 |
CN108559935B (zh) * | 2018-07-05 | 2019-12-06 | 长沙理工大学 | 一种提高钛合金力学性能的快速复合热处理工艺 |
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