JPH0266142A - α+β型チタン合金板材、棒材、線材の製造方法 - Google Patents

α+β型チタン合金板材、棒材、線材の製造方法

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JPH0266142A
JPH0266142A JP21503488A JP21503488A JPH0266142A JP H0266142 A JPH0266142 A JP H0266142A JP 21503488 A JP21503488 A JP 21503488A JP 21503488 A JP21503488 A JP 21503488A JP H0266142 A JPH0266142 A JP H0266142A
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temp
transus
alloy
cooling
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JP21503488A
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Hideki Fujii
秀樹 藤井
Hiroo Suzuki
洋夫 鈴木
Yoshito Yamashita
義人 山下
Takao Yamaki
八巻 孝夫
Koji Kishida
岸田 宏司
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、高品質のα+β型チタン合金板材、線材、線
材の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
α+β型チタン合金の従来の工業的製造工程では、微細
等軸α粒組織を得るためには、変形抵抗が高く、割れの
生じやすいα十β域に加熱した材料を30%以上の強加
工する必要があった。このため、加工中の温度低下によ
る変形抵抗の増大や、加工中の温度低下による耳割れ防
止のため、加工途中で何度も再加熱を行う必要があると
いう経済的な欠点があった。またα+β組犠を加工した
材料は不均質組織になりやすく、材質異方性が発達しや
すいという欠点もあった。これらの欠点を補うために、
特公昭63−28982号公報に見られるように、α+
β域温度まで過冷却されたβ相を加工し、その後、微細
な等軸α粒を析出させ、高品質の材料を経済的に製造す
る方法が提案されたが、この特公昭63−28982号
公報に記載された製造方法では、冷却過程でβ−トラン
ザスを通過後10分以内にβ−トランザスから650℃
までの温度域で加工することとなっており、広い製造条
件範囲のため最適な製造条件が特定されておらず、この
製造方法で製造された材料は一部不均質な組織を含むこ
とが多いという欠点がある。またβ域からの冷却速度は
15℃毎秒以下に限定されており、設備上の制約があり
不便である。
また、より高強度のα+β型チタン合金を得るための代
表的強化熱処理として溶体化十時効処理が知られている
が、この熱処理は、α+β域でα+β組織を加工した材
料を、β〜トランザスー30℃以下で800℃以上の温
度に加熱保持し、溶体化処理を行った後、15℃毎秒以
上の冷却速度で冷却し、さらに450〜600“Cの温
度域で時効処理を行うものである。しかしながらこの工
程は、加工中に温度低下した材料を、高温の溶体化処理
温度まで再加熱する必要があるうえ、溶体化中に等軸化
を果たす必要があるため、1時間程度溶体化処理温度に
保持する必要があり、工程が繁雑で、コスト高であった
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、従来よりも均質で等軸の超微細α粒組織を持
ち、かつ材質異方性の極めて小さいα+β型チタン合金
板材、棒材および線材を、従来よりも低コストで製造す
る方法を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
請求項(1)記載の方法(以下単に請求項(1)と言う
)では、α+β型チタン合金を、当該合金のβ−トラン
ザス+250℃以下で、β−トランザス以上の温度に加
熱保持し、次にβ−トランザス以下で、当該合金のMs
点+5℃あるいは当該合金の連続冷却変態線図における
α相析出開始温度以上の温度に冷却し、さらにこの温度
で全圧下率70%以上の加工を行うことにより、均質で
微細な組織を持ち、かつ発達した集合組織を持たない高
品質のα+β型チタン合金板材、棒材、線材を製造する
ことを特徴とする。ここで、加熱および保持温度、冷却
速度、加工温度は材料のすべての部分で満たされなくて
はならない。
請求項(2)記載の方法(以下単に請求項(2)と言う
)では、請求項(1)に記載の加工後、β−トランザス
−30℃以下で、650℃以上の温度域で、焼鈍を行う
ことにより、均質で微細な組織を持ち、かつ発達した材
質の異方性を持たない高品質のα+β型チタン合金板材
、棒材および線材を製造することを特徴とする。ここで
、焼鈍は、加工後直接焼鈍温度に加熱あるいは冷却する
ことにより行ってもよいし、−度焼鈍温度以下の温度域
まで冷却し、その後焼鈍温度に加熱することにより行っ
てもよい。またホットストリップや線材コイルなどでは
巻取り過程における自己焼鈍でもよい。
請求項(3)記載の方法(以下単に請求項(3)と言う
)では、請求項(1)に記載の加工後、直ちに10℃毎
秒以上の冷却速度で冷却し、さらに 450℃以上で加
工温度以下の温度で時効処理を行うことにより、均質で
微細な組織を持ち、かつ発達した集合組織を持たない高
品質のα+β型チタン合金板材、棒材、線材を製造する
ことを特徴とする。ここで、時効処理は加工後直接時効
処理温度に冷却することにより行ってもよいし、−度時
効処理温度以下の温度域まで冷却し、その後時効処理温
度に加熱することにより行ってもよい。
〔作 用〕
以下本発明について詳細に説明する。
本発明者らは、α+β域温度まで過冷却されたβ相を、
大圧下加工し焼鈍することにより、均質で超微細な粒径
を持つα相が析出することを見い出している。本発明者
らはさらに鋭意研究を重ねた結果、上記の均質で微細な
粒径のα相を、材料のすべての部分において完全に均質
に、かつ効果的に生成させるための製造条件を抽出する
ことに成功した。
請求項(1)では、まずα+β型チタン合金を当該合金
のβ−トランザス+250℃以下で、β−トランザス以
上の温度に加熱保持することとした。
ここで加熱保持温度の上限をβ−トランザス+250℃
に限定したのは、これ以上のl!1度ではスケールの生
成が激しく、またエネルギー的にも不経済であるためで
ある。また、下限温度をβ−トランザスに限定したのは
、本発明の効果を十分に生かすためには、まずβ相−相
にする必要があるからである。なおβ−トランザスとは
β−相が安定であるような最下限の温度で、平衡状態に
おけるα+β二相とβ−相の境界温度を意味する。
次に、β−トランザス以下で、当該合金のMs点+5 
”Cあるいは当該合金の連続冷却変態線図におけるα相
析出開始温度以上の温度まで冷却し、70%以上の加工
を行うこととした。この条件が満たされる範囲は、第1
図のα+β型チタン合金の模式的連続冷却変態線図にお
いて斜線を引いた部分である。なおMs点とは、早い冷
却速度で冷却した場合、マルテンサイト変態が開始する
温度である。またα相析出開始温度とは、遅い冷却速度
で冷却した場合、α相が析出を開始する温度である。
ここで、冷却温度の上限を、β−トランザスとしたのは
、この温度を超えると、β相の回復が著しく速く、加工
を加えても、加工中に歪みが回復してしまい、その後の
工程で十分な等軸微細均質組織を得ることができない理
由による。
また、冷却温度の下限を、Ms点+5℃あるいは連続冷
却変態線図のα相析出開始温度以上としたのは次の理由
による。冷却速度が速い場合、Ms点以下に冷却すると
マルテンサイトが生成し、その後の工程で微細で均一な
α相を得ることができず、本発明の効果が十分に達成さ
れない。またMs点以上でMs点+5℃未満の温度域で
は冷却によるマルテンサイトは生成しないが、次の加工
工程において加工誘起マルテンサイト変態を起こすため
、その後の工程で均一微細なα相を得ることができず、
本発明の効果が十分に達成されない。
遅い冷却速度の場合、連続冷却変態線図におけるα相析
出開始温度未満に冷却すると、α相がβ粒界などに不均
一に析出し、その後の工程で微細で均一なα相を得るこ
とができず、本発明の効果が十分に達成されない。また
、上記冷却温度で70%以上の加工を施すこととしたの
は、上記冷却によってα+β二相域温度まで過冷却され
たβ相を加工することにより、β粒内に数多くのα相の
析出核を形成するとともに、加工によりα相の析出を促
進させるためのものである。この工程により微細なα相
が均質に析出する。またα相自体は強加工を受けていな
いので、材質異方性が極めて小さい。ここで70%以上
の加工を施すこととしたのは、70%未満の加工率では
、一部に加工量の少ない領域が残存し、均質分散したα
相を得ることができず、本発明の効果が十分に達成され
ない理由による。
なお、ここでいうα+β型チタン合金とは、Ms点が室
温以上にあり、かつ室温でα相とβ相が混在す種類のチ
タン合金で、例えばTi−6へl−4V。
Ti−6Aj−6V−2Sn 、 Tt−61V−2S
n−4Zr−6Mo合金などである。
また本発明において、β相温度域で付加的に加工を加え
ることは本発明の必須事項ではないが、低圧下刃で高加
工率が得られるので経済的に有利であり、β相の細粒化
にも寄与するので、本発明の効果を損ねるものではない
請求項(2)では、請求項(1)に記載の加工後、β−
トランザス−30℃以下で、650℃以上の温度域で焼
鈍を行うこととした。これは、焼鈍により組織を安定化
させるとともに、加工による歪みを除去するためのもの
であり、特に、請求項(1)の方法において、加工温度
が高く、かつ加工後の冷却速度が速い場合に有効である
。なぜならば、高い温度で加工されその後急冷された材
料では、十分なα粒が析出せずマルテンサイト変態する
ため不均質な組織となりやすいが、焼鈍を行うと、凍結
されたα相の析出核から微細等軸α粒が均質に析出し良
好な組織が得られるからである。ここで焼鈍温度の上限
をβ−トランザス−30℃としたのは、これを超える温
度で焼鈍を行うと、α相の量が少なくなり、その後の冷
却中にβ相中に針状のα相が生成し、均一微細な等軸α
粒を得ることができない理由による。また焼鈍温度の下
限を650℃としたのは、650℃未満の温度では十分
な拡散が起こらないため、実用的な時間内で安定な組織
を得ることができない理由による。
請求項(3)では、請求項(1)に記載の加工後、直ち
に10℃毎秒以上の冷却速度で冷却し、さらに450 
℃以上で加工温度以下の温度で時効処理を行うこととし
た。これは、より高強度のα十β型チタン合金を得るた
めの代表的強化熱処理として知られている溶体化十時効
処理による効果を重畳させたものである。一般的な溶体
化+時効処理では、β−トランザス−30℃以下で、8
00℃以上の温度に加熱保持し、溶体化処理を行った後
、15℃毎秒以上の冷却速度で冷却する必要があるが、
本発明では加工後直ちに10℃毎秒以上の冷却速度で冷
却すればよく、改めてβ−トランザス−30℃以下で8
00℃以上の温度に加熱保持する必要はない。これは、
本発明では加工前後で十分な元素の拡散が起こっていな
いので、加工後直ちに急冷すれば、β−トランザス−3
0″C以下で800℃以上の温度から急冷したと同様の
効果を得ることができるためである。なお、請求項(3
)は、特に請求項(1)において加工温度が低い場合に
有効である。なぜならば、低い温度ではα相の析出が速
いので、加工中に微細等軸α粒が均質に析出し、加工直
後にすでに均質等軸微細組織が達成されているからであ
る。
また、時効処理温度の上限を加工温度としたのは、これ
を超える温度で時効処理を行うと、加工工程で生成した
ものと同じ組織に戻り、時効処理による効果を十分に達
成できない理由による。また、時効処理温度の下限を4
50℃としたのは、これ未満の温度では拡散が不十分で
実際的な時間内で時効処理の効果を得ることができない
理由による。
〔実施例〕
Ti−6A 1−4Vの熱延綿材、板材および棒材の製
造に、本発明に適用した場合を例に、本発明の作用につ
いて説明する。本合金のβ−トランザスは990℃で、
Ms点は830℃である。またα相析出開始温度は第2
図の連続冷却変態線図に示すとおりである。例えば、冷
却速度が30℃毎秒の場合、α相は析出せず、Ms点の
830℃でマルテンサイト変態する。また、冷却速度が
15℃毎秒の場合、α相の析出開始温度は880 ”C
である。
また、冷却速度が2℃毎秒の場合、α相の析出開始温度
は930℃である。また、冷却速度が0.5℃毎秒の場
合、α相の析出開始温度は947℃である。なお、この
連続冷却変態線図における時間および冷却速度の基準点
は試料温度がβ−トランザスに達した時点である。
第1表は、冷却、圧延条件を変化させて均一に分散した
微細α粒を得ることができる条件を求めたものである。
結果の評価は、30視野を光学顕微鏡組織観察し、不均
質な組織がまったく無く試料全体が等軸微細粒である場
合はO印、不均質な箇所が1から5箇所ある場合はΔ印
、不均質な箇所が6箇所以上ある場合はX印で示した。
また試験は、工程l、■、■はβ域およびα+β域で1
00mm径まで鍛造したスラブを用いて線材圧延したも
のであり、工程■、■ではβ域で20mmまで熱延した
厚板を用いてさらに板圧延した場合であり、工程■、■
は、β域およびα+β域で100圓径まで鍛造したスラ
ブを用いて棒圧延したものである。いずれの材料もβ域
での加熱保持は1020℃で行った。
工程【は請求項(1)の標準的工程を施した場合であり
、良好な組織が得られている。
工程■は、表面は本発明の条件を満たしているが、0.
5 ”C毎秒で冷却された中心部が、請求項(1)の冷
却温度の上限値である990″Cを超えて995℃に達
した時、95%圧延した場合で、中心部で不均質な組織
が見られた。
工程■は、中心部は本発明の条件を満たしているが、2
℃毎秒で冷却された表面が、請求項(1)の冷却温度の
下限値である930℃未満の920″Cまで冷却された
とき95%圧延した場合で、表面付近に不均質な組織が
観察された。
工程■は、圧延素材がTii’4yJのため速い冷却速
度での冷却が可能である場合の請求項(1)の実施例で
ある。この場合も試料全体にわたって良好な組繊が得ら
れている。
工程Vは、15℃毎秒で冷却された中心部は本発明の条
件を満たしてるが、30℃毎秒で冷却された表面が請求
項(1)の冷却温度の下限値である日35℃未満の温度
まで冷却された場合で、中心部は良好な組織であったが
、表面部は不均質な組織であった。
工程■は、請求項(1)の加工率の下限値である70%
に近い75%の圧延を行った場合で、良好な結果が得ら
れている。これに対し、工程■は、70%未満の65%
の圧延を行った場合で、不均質な組織となっている。
第2表は、工程Iを施して製造した線材と、通常の工程
である930℃に2時間加熱保持して、95%のα+β
域圧延を施して製造した線材、および工程■を施して製
造した板材と、通常の工程である930℃に2時間加熱
保持して、85%のα+β域圧延を施して製造した板材
に対して引張試験を行った結果である。L方向とは圧延
方向に平行に切り出した試験片で、C方向とは圧延方向
と垂直な方向に切り出した試験片である。第2表に見ら
れるが如く、請求項(1)を施した試料は良好な引張試
験結果を示し、かつ板材ではL方向とC方向の差も小さ
く、異方性のない材質特性を示している。
第3表は、工程1、■、■を施して製造した試料に対し
て、焼鈍を行った請求項(2)に対する結果を示すもの
である。このとき、試料を加工直後に水焼入れを行った
。請求項(2)における焼鈍温度である650℃以上9
60″C以下で焼鈍を行った試料はいずれも均一微細α
粒組織を示し良好な結果であった。これに対し請求項(
2)の焼鈍温度の上限値である960℃を超えて970
℃で焼鈍した試料はいずれも不均質な組織を示した。ま
た、請求項(2)の焼鈍温度の下限値である650℃未
満の630℃で焼鈍した試料は、等軸α相の析出が不十
分なため不均質な組織となっており、焼鈍の効果はほと
んどみられない。
ない。
第4表は、工程■に引き続いて、冷却および時効処理を
行った、請求項(3)の実施例と比較例である。これら
の試料に対して引張試験を行った結果を第5表に示す、
試験片の採取方向はいずれもL方向である。第5表に示
されるが如く、本発明の標準的工程である試験番号■は
優れた引張特性を示している。
請求項(3)における時効温度の下限値である450℃
に近い470℃で時効処理した試験番号■は優れた引張
特性を示すのに対し、450℃未満の430℃で時効処
理を行った試料番号■は、48時間時効しても十分な強
度が得られない。
請求項(3)における加工後の冷却速度の下限値である
10℃毎秒に近い冷却速度である15℃毎秒で冷却した
試料番号■は、優れた引張特性を示すのに対し、10℃
毎秒未満の冷却速度である7℃毎秒で冷却した試料番号
■は、第2表に示された請求項(1)の結果と同じ程度
の引張特性しか示しておらず、請求項(3)の効果が十
分に達成されていない。
試料番号■は850℃で加工した場合の請求項(3)に
おける時効温度の上限値である850℃に近い820℃
で時効処理した場合で、優れた引張特性を示すのに対し
、850℃超の860℃で時効処理を行った試料番号■
は、十分な強度が得られない。
〔発明の効果〕
本発明を適用することにより、従来よりも均質で微細な
等軸α粒組織を持ち、かつ発達した材質異方性ない高品
質のα+β型チタン合金板材、棒材、線材を、製造する
ことができる。また、本発明では加工性の優れたβ相を
加工するため、耳割れなどの損傷を防ぐことができ、さ
らに請求項(3)に示したように再加熱を行うことなく
強化熱処理を施すことが可能であるなど、経済的にもき
わめて有利である。したがって、産業上きわめて有用な
発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図はα+β型チタン合金の模式的連続冷却変態線図
である。また、第2図は代表的α+β型チタン合金であ
るTi−6A 1−4V合金の連続冷却変態線図である
。 時間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)α+β型チタン合金を、当該合金のβ−トランザ
    ス+250℃以下で、β−トランザス以上の温度に加熱
    保持し、β−トランザス以下で、当該合金のMs点+5
    ℃以上あるいは当該合金の連続冷却変態線図におけるα
    相析出開始温度以上の温度まで冷却し、この温度域で全
    圧下率70%以上の加工を行うことを特徴とするα+β
    型チタン合金板材、棒材、線材の製造方法。
  2. (2)第1項記載の加工後、β−トランザス−30℃以
    下で、650℃以上の温度域で、焼鈍を行うことを特徴
    とするα+β型チタン合金板材、棒材、線材の製造方法
  3. (3)第1項記載の加工後、直ちに10℃毎秒以上の冷
    却速度で冷却し、さらに450℃以上で、加工温度以下
    の温度で時効処理を行うことを特徴とするα+β型チタ
    ン合金板材、棒材、線材の製造方法。
JP21503488A 1988-08-31 1988-08-31 α+β型チタン合金板材、棒材、線材の製造方法 Pending JPH0266142A (ja)

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