JPS63268595A - 粉体加圧成形装置 - Google Patents
粉体加圧成形装置Info
- Publication number
- JPS63268595A JPS63268595A JP62104952A JP10495287A JPS63268595A JP S63268595 A JPS63268595 A JP S63268595A JP 62104952 A JP62104952 A JP 62104952A JP 10495287 A JP10495287 A JP 10495287A JP S63268595 A JPS63268595 A JP S63268595A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressurizing
- powder
- cylinder
- pressurized
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000843 powder Substances 0.000 title claims abstract description 170
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 103
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 31
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 10
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 5
- 239000000470 constituent Substances 0.000 claims description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims 2
- 230000004323 axial length Effects 0.000 claims 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 13
- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract description 6
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 229920001084 poly(chloroprene) Polymers 0.000 description 4
- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 description 4
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 3
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 3
- PEDCQBHIVMGVHV-UHFFFAOYSA-N Glycerine Chemical compound OCC(O)CO PEDCQBHIVMGVHV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N Hydrochloric acid Chemical compound Cl VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 235000011187 glycerol Nutrition 0.000 description 1
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000011017 operating method Methods 0.000 description 1
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B11/00—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
- B30B11/001—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a flexible element, e.g. diaphragm, urged by fluid pressure; Isostatic presses
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、粉体を乾式法で静水圧成形する粉体加圧成形
装置の改良であって、加圧成形の過程において粉体中の
空気を成形品に悪[1を及ぼさないところへ絞り寄せる
技術に関するものである。
装置の改良であって、加圧成形の過程において粉体中の
空気を成形品に悪[1を及ぼさないところへ絞り寄せる
技術に関するものである。
[従来の技術]
従来、乾式法で静水圧成形する粉体加圧成形装置は、第
18図に示す如く、可撓性の素材(例えば、ネオプレン
ゴム、ウレタン樹脂等)より形成されると共に軸長が長
い粉体充填空間1を内側に形成したモールド2と、粉体
充填空間1の上下の開口端1a、1bをWINする蓋体
3,4と、モールド2を外表する可撓性の加圧筒体5と
、加圧筒体5を外嵌する保持ケース6とからなり、加圧
筒体5と保持ケース6との間に、加圧液体1が供給され
る環状の圧力室8が形成されている。保持ケース6には
、圧力室8に臨む液体給排口6c、6dが開口されてい
る。保持ケース6は、上下方向に貫通するn通孔6aが
形成されていると共に、n通孔6aに前記加圧筒体5が
内嵌されている。上下の蓋体3.4の間には、粉体充填
空間1の中心部を上下方向に1通する芯金9が取外し可
能に張架されている。芯金9は、上下にボルト部9a、
9bが延設されていると共に、前記蓋体3,4の挿通孔
3a、4aにボルト部98.9bが挿通され、ボルト部
9a、9bにナツト10.11が緊締されている。モー
ルド2は、上下の蓋体3,4で覆蓋された状態で、保持
ケース6の貫通孔6aから加圧筒体5の内側に挿入され
、保持ケース6の上下の開口部6e、6fに螺着した締
付具12,13で保持される。
18図に示す如く、可撓性の素材(例えば、ネオプレン
ゴム、ウレタン樹脂等)より形成されると共に軸長が長
い粉体充填空間1を内側に形成したモールド2と、粉体
充填空間1の上下の開口端1a、1bをWINする蓋体
3,4と、モールド2を外表する可撓性の加圧筒体5と
、加圧筒体5を外嵌する保持ケース6とからなり、加圧
筒体5と保持ケース6との間に、加圧液体1が供給され
る環状の圧力室8が形成されている。保持ケース6には
、圧力室8に臨む液体給排口6c、6dが開口されてい
る。保持ケース6は、上下方向に貫通するn通孔6aが
形成されていると共に、n通孔6aに前記加圧筒体5が
内嵌されている。上下の蓋体3.4の間には、粉体充填
空間1の中心部を上下方向に1通する芯金9が取外し可
能に張架されている。芯金9は、上下にボルト部9a、
9bが延設されていると共に、前記蓋体3,4の挿通孔
3a、4aにボルト部98.9bが挿通され、ボルト部
9a、9bにナツト10.11が緊締されている。モー
ルド2は、上下の蓋体3,4で覆蓋された状態で、保持
ケース6の貫通孔6aから加圧筒体5の内側に挿入され
、保持ケース6の上下の開口部6e、6fに螺着した締
付具12,13で保持される。
次に、上述の如く構成された従来の粉体加圧成形装置の
用法を、作業手順に従って説明する。先ず、保持ケース
6に螺着した上方の締付具12を取り外して、モールド
2を保持ケース6から扱き出す。モールド2の上方に配
置された上方のナツト10及び蓋体3を取り外し、粉体
充填空間1内に粉体14を充填する。粉体14が充填さ
れた粉体充填空間1の上端を蓋体3でW1蓋すると共に
、芯金9のボルト部9aにナツト10を緊締する。モー
ルド2を、保持ケース6の貫通孔6aから加圧筒体5の
内側に挿入し、保持ケース6の開口部6eに締付具12
を緊締して加圧前の準備を終了する。次に、保持ケース
6と加圧筒体5との間に形成された圧力室8に、保持ケ
ース6の液体給排口6c、6dから所望圧力の加圧液体
7を供給する。可撓性の加圧筒体5は、加圧液体7の供
給に伴ない、図示は省略したが、内方へ膨張しつつモー
ルド2の外側面2aの略々全面を同時に押圧する。可撓
性のモールド2は、加圧筒体5からの押圧力を受けるこ
とにより、モールド内径りを減少しつつ、粉体充填空間
1内の粉体14の全体を略々同時に加圧する。粉体14
中に介在する空気は、加圧液体7の圧力上昇に伴ない空
気圧力が高められるので、粉体14の粒子間隙で形成さ
れた空気通路内を蓋体3,4に向って通過し、芯金9の
ボルト部9a、9bとナツト 10.11との螺合隙間
から外部へ排出される。所定時間の加圧が経過したなら
ば、圧力室8内の加圧液体7は液体給排口6c、6dか
ら排出される。可撓性のモールド2及び加圧筒体5は、
加圧液体7の減圧に伴ない、自己の弾性力により元のモ
ールド内径りに自然復帰する。続けて、保持ケース6に
螺着した上方の締付具12は取外され、モールド2は保
持ケース6から抜き出される。最後に、モールド2の内
側に得られた成形品(図示は省略)とモールド2と芯金
9とは分離される。
用法を、作業手順に従って説明する。先ず、保持ケース
6に螺着した上方の締付具12を取り外して、モールド
2を保持ケース6から扱き出す。モールド2の上方に配
置された上方のナツト10及び蓋体3を取り外し、粉体
充填空間1内に粉体14を充填する。粉体14が充填さ
れた粉体充填空間1の上端を蓋体3でW1蓋すると共に
、芯金9のボルト部9aにナツト10を緊締する。モー
ルド2を、保持ケース6の貫通孔6aから加圧筒体5の
内側に挿入し、保持ケース6の開口部6eに締付具12
を緊締して加圧前の準備を終了する。次に、保持ケース
6と加圧筒体5との間に形成された圧力室8に、保持ケ
ース6の液体給排口6c、6dから所望圧力の加圧液体
7を供給する。可撓性の加圧筒体5は、加圧液体7の供
給に伴ない、図示は省略したが、内方へ膨張しつつモー
ルド2の外側面2aの略々全面を同時に押圧する。可撓
性のモールド2は、加圧筒体5からの押圧力を受けるこ
とにより、モールド内径りを減少しつつ、粉体充填空間
1内の粉体14の全体を略々同時に加圧する。粉体14
中に介在する空気は、加圧液体7の圧力上昇に伴ない空
気圧力が高められるので、粉体14の粒子間隙で形成さ
れた空気通路内を蓋体3,4に向って通過し、芯金9の
ボルト部9a、9bとナツト 10.11との螺合隙間
から外部へ排出される。所定時間の加圧が経過したなら
ば、圧力室8内の加圧液体7は液体給排口6c、6dか
ら排出される。可撓性のモールド2及び加圧筒体5は、
加圧液体7の減圧に伴ない、自己の弾性力により元のモ
ールド内径りに自然復帰する。続けて、保持ケース6に
螺着した上方の締付具12は取外され、モールド2は保
持ケース6から抜き出される。最後に、モールド2の内
側に得られた成形品(図示は省略)とモールド2と芯金
9とは分離される。
[発明が解決しようとする問題点]
前述の如く、粉体14中に介在する空気は、加圧液体7
の圧力上昇に伴ない、その空気圧力が高められるため、
粉体14中の微細な空気通路内を蓋体3.4に向って通
過し、芯金9のボルト部9a、9bとナツト 1G、i
tとのFjlfilから外部へ排出される。ところで、
粉体14中に介在する空気を迅速に排出して残留させな
いようにするためには、空気圧力が高いこと及び粉体1
4の粒子間隙が連なって形成された空気通路が大きいこ
とが必要である。空気圧力を高くするためには、加圧液
体7の圧力を高くする必要がある。しかし、粉体14の
粒子間隙が連なって形成された空気通路は、粉体14の
加圧に伴ない、極度に狭隘な状態又は閉塞された状態と
なる。この様に、空気圧力を高くすること及び空気通路
を大きくすることは、二律背反する事項である。
の圧力上昇に伴ない、その空気圧力が高められるため、
粉体14中の微細な空気通路内を蓋体3.4に向って通
過し、芯金9のボルト部9a、9bとナツト 1G、i
tとのFjlfilから外部へ排出される。ところで、
粉体14中に介在する空気を迅速に排出して残留させな
いようにするためには、空気圧力が高いこと及び粉体1
4の粒子間隙が連なって形成された空気通路が大きいこ
とが必要である。空気圧力を高くするためには、加圧液
体7の圧力を高くする必要がある。しかし、粉体14の
粒子間隙が連なって形成された空気通路は、粉体14の
加圧に伴ない、極度に狭隘な状態又は閉塞された状態と
なる。この様に、空気圧力を高くすること及び空気通路
を大きくすることは、二律背反する事項である。
従来の粉体加圧成形装置は、加圧液体7の供給に伴ない
、モールド2における成形加圧領域の全域が略々同時に
押圧されてモールド内径りが減少する。その結果、従来
の粉体加圧成形装置は、粉体充填空間1の全域に亘って
、粉体14内の空気の圧力上昇と粉体14の粒子間隙の
減少又は閉塞とが同時進行することになり、上記二律背
反事項を何ら解決することができず、次の如き問題点を
招いていた。即ち、粉体充填空間1のm長寸法Hを長(
すると、粉体充填空間1の中央部に充填された粉体14
は、芯金9のボルト部9a、9bとナツト10゜11と
の隙間までの距離が長くなるために、^圧状態の圧縮空
気を完全に脱気することができずに、成形品中に圧縮空
気が残留する。成形品中に残留した圧縮空気は、加圧液
体7の減圧に伴なって膨張する際に、成形品を破損させ
る。そのため、従来の粉体加圧成形装置では、圧縮空気
を残留させないようにするために、粉体充填空間1のm
長寸法Hを500a+m以下に短くする必要があり、長
尺の成形品を得ることができなかった。
、モールド2における成形加圧領域の全域が略々同時に
押圧されてモールド内径りが減少する。その結果、従来
の粉体加圧成形装置は、粉体充填空間1の全域に亘って
、粉体14内の空気の圧力上昇と粉体14の粒子間隙の
減少又は閉塞とが同時進行することになり、上記二律背
反事項を何ら解決することができず、次の如き問題点を
招いていた。即ち、粉体充填空間1のm長寸法Hを長(
すると、粉体充填空間1の中央部に充填された粉体14
は、芯金9のボルト部9a、9bとナツト10゜11と
の隙間までの距離が長くなるために、^圧状態の圧縮空
気を完全に脱気することができずに、成形品中に圧縮空
気が残留する。成形品中に残留した圧縮空気は、加圧液
体7の減圧に伴なって膨張する際に、成形品を破損させ
る。そのため、従来の粉体加圧成形装置では、圧縮空気
を残留させないようにするために、粉体充填空間1のm
長寸法Hを500a+m以下に短くする必要があり、長
尺の成形品を得ることができなかった。
[本発明の目的]
本発明は、上記問題点に鑑み、成形品に圧縮空気を含有
させることなく長尺の成形品を得ることができる粉体加
圧成形装置の提供を目的とする。
させることなく長尺の成形品を得ることができる粉体加
圧成形装置の提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段]
水弟−の発明の要旨は、軸長の長い粉体充填空間を内側
に形成した可撓性の加圧筒体と、加圧筒体を外嵌する保
持ケースとからなる粉体加圧成形装置において、前記加
圧筒体の外周面は、相互間に加圧筒体の軸長方向に適宜
間隔を置いて凹設された複数個の環状凹溝により複数の
加圧!1wiに区画され、これら加圧領域のうちから選
択された一つの加圧領域が初期加圧領域とされ、前記環
状凹溝の夫々には、弾性シールリングが締まりばめ状態
に嵌着され、前記保持ケースには、該弾性シールリング
のすべてに密着当接する一個の加圧液体案内面が形成さ
れ、該加圧液体案内面の前記初期加圧領域に対向する部
位には加圧液体供給口が開口されていることである。
に形成した可撓性の加圧筒体と、加圧筒体を外嵌する保
持ケースとからなる粉体加圧成形装置において、前記加
圧筒体の外周面は、相互間に加圧筒体の軸長方向に適宜
間隔を置いて凹設された複数個の環状凹溝により複数の
加圧!1wiに区画され、これら加圧領域のうちから選
択された一つの加圧領域が初期加圧領域とされ、前記環
状凹溝の夫々には、弾性シールリングが締まりばめ状態
に嵌着され、前記保持ケースには、該弾性シールリング
のすべてに密着当接する一個の加圧液体案内面が形成さ
れ、該加圧液体案内面の前記初期加圧領域に対向する部
位には加圧液体供給口が開口されていることである。
本第二の発明の要旨は、軸長の長い粉体充填空間を内側
に形成した可撓性の加圧筒体と、加圧筒体を外嵌する保
持ケースとからなる粉体加圧成形装置において、前記加
圧筒体の外周面は、相互問に加圧筒体の軸長方向に適宜
間隔を置いて凹設された複数個の環状凹溝により区画さ
れた複数の加圧領域が形成され、これら加圧領域のうち
から選択された一つの加圧領域が初期加圧領域とされ、
前記環状凹溝の夫々には、弾性シールリングが締まりば
め状態に嵌着され、前記保持ケースには、該弾性シール
リングのすべてに密着当接する一個の加圧液体案内面が
形成され、該加圧液体案内面の初期加圧領域に対向する
部位には加圧液体供給口が開口されると共に、前記加圧
筒体の内側には可撓性のバックアップ筒体が内装され、
該バックアップ筒体の筒壁構成材の弾性係数は、前記加
圧筒体に形成された初期加圧領域に対応する領域から前
記粉体充填空間の端部に対応する筒壁部分に向って行く
につれて大きくなるようにしてあることである。
に形成した可撓性の加圧筒体と、加圧筒体を外嵌する保
持ケースとからなる粉体加圧成形装置において、前記加
圧筒体の外周面は、相互問に加圧筒体の軸長方向に適宜
間隔を置いて凹設された複数個の環状凹溝により区画さ
れた複数の加圧領域が形成され、これら加圧領域のうち
から選択された一つの加圧領域が初期加圧領域とされ、
前記環状凹溝の夫々には、弾性シールリングが締まりば
め状態に嵌着され、前記保持ケースには、該弾性シール
リングのすべてに密着当接する一個の加圧液体案内面が
形成され、該加圧液体案内面の初期加圧領域に対向する
部位には加圧液体供給口が開口されると共に、前記加圧
筒体の内側には可撓性のバックアップ筒体が内装され、
該バックアップ筒体の筒壁構成材の弾性係数は、前記加
圧筒体に形成された初期加圧領域に対応する領域から前
記粉体充填空間の端部に対応する筒壁部分に向って行く
につれて大きくなるようにしてあることである。
[作 用]
(本第−の発明の作用)
本第−の発明の作用を本第−の発明の実施例を示す第3
図(At(B)に基いて説明する。同図^に示す如く、
加圧液体1は、保持ケース26の加圧液体供給口26C
から、加圧筒体25の外周面25aにおける初期加圧領
域25a−1と保持ケース26の加圧液体案内面26f
との間に供給される。初期加圧領域25a−1に隣接す
る加圧領域25a−2,258−3と初期加圧領域25
a−1とが弾性シールリング35.35で区画されてい
るため、加圧液体7は、最初に初期加圧領域25a−1
のみを押圧し、加圧筒体25の初期加圧領域25a−1
を内方に膨張変形させる。粉体充填空間1内の粉体14
は、加圧筒体25の初期加圧領域25a−1と対向する
領域のみが加圧される。加圧された粉体14中の空気(
図示は省略)は、空気圧力が上昇するため、加圧されて
いない粉体中の粒子間隙により形成された空気通路内へ
急速に流出し、加圧された粉体14中に圧縮された状態
で残留することはない。加圧液体7の供給総量が増大す
るに伴ない加圧筒体25の撓み忌が大きくなると、加圧
筒体25は、初期加圧領域25a−1の両側に凹設され
た環状凹溝2.5 b 、 25 bの部分が内方へ変
形し、環状凹溝外径Aが減少する。環状凹溝25b、2
5bに締まりばめ状態で嵌着された弾性シールリング3
5.35は、同図(B)に示す如く、環状凹溝外径への
減少に伴ないリング外径Bを減少させ、保持ケース26
の加圧液体案内面26fとの間に間隙を形成してシール
機能を喪失する。弾性シールリング35.35のシール
機能の喪失に伴ない、加圧液体1は、加圧筒体25の初
期加圧領域25a−1に隣接する加圧領域25a−2゜
25a−3に流出し、この加圧領域25a−2,25a
−3を押圧する。粉体充填空間1内の粉体14は、加圧
筒体25の加圧領域25a−2,25a−3と対向する
領域が加圧される。加圧された粉体14中の空気(図示
は省略)は、空気圧力が上昇するため、加圧されていな
い粉体中の空気通路内へ急速に流出し、加圧された粉体
14中に圧縮状態で残留することはない。加圧液体7の
供給総量が更に増大すると、加圧液体7は、第4図に示
す如く、加圧筒体25の外周面25aにおける加圧領域
25a−4,25a−5及び加圧領域25a−6,25
a−7を前記同様に順次加圧する。加圧筒体25の順次
加圧に伴ない、粉体充填空間1内に充填されている粉体
14は、加圧筒体25の初期加圧領域25adと対向す
る粉体充填空間1内の領域から端部1a、1bに向って
順次加圧される。粉体充填空間1内に充填されている粉
体14中に介在する空気は、粉体14の順次加圧に伴な
い、加圧筒体25の初期加圧領域25a−1と対向する
粉体充填空間1内の領域から端部1a、1bに向って絞
り寄せられる。その結果、加圧された粉体14中には、
成形品34を破損に至らしめる圧縮空気が残留すること
はない。
図(At(B)に基いて説明する。同図^に示す如く、
加圧液体1は、保持ケース26の加圧液体供給口26C
から、加圧筒体25の外周面25aにおける初期加圧領
域25a−1と保持ケース26の加圧液体案内面26f
との間に供給される。初期加圧領域25a−1に隣接す
る加圧領域25a−2,258−3と初期加圧領域25
a−1とが弾性シールリング35.35で区画されてい
るため、加圧液体7は、最初に初期加圧領域25a−1
のみを押圧し、加圧筒体25の初期加圧領域25a−1
を内方に膨張変形させる。粉体充填空間1内の粉体14
は、加圧筒体25の初期加圧領域25a−1と対向する
領域のみが加圧される。加圧された粉体14中の空気(
図示は省略)は、空気圧力が上昇するため、加圧されて
いない粉体中の粒子間隙により形成された空気通路内へ
急速に流出し、加圧された粉体14中に圧縮された状態
で残留することはない。加圧液体7の供給総量が増大す
るに伴ない加圧筒体25の撓み忌が大きくなると、加圧
筒体25は、初期加圧領域25a−1の両側に凹設され
た環状凹溝2.5 b 、 25 bの部分が内方へ変
形し、環状凹溝外径Aが減少する。環状凹溝25b、2
5bに締まりばめ状態で嵌着された弾性シールリング3
5.35は、同図(B)に示す如く、環状凹溝外径への
減少に伴ないリング外径Bを減少させ、保持ケース26
の加圧液体案内面26fとの間に間隙を形成してシール
機能を喪失する。弾性シールリング35.35のシール
機能の喪失に伴ない、加圧液体1は、加圧筒体25の初
期加圧領域25a−1に隣接する加圧領域25a−2゜
25a−3に流出し、この加圧領域25a−2,25a
−3を押圧する。粉体充填空間1内の粉体14は、加圧
筒体25の加圧領域25a−2,25a−3と対向する
領域が加圧される。加圧された粉体14中の空気(図示
は省略)は、空気圧力が上昇するため、加圧されていな
い粉体中の空気通路内へ急速に流出し、加圧された粉体
14中に圧縮状態で残留することはない。加圧液体7の
供給総量が更に増大すると、加圧液体7は、第4図に示
す如く、加圧筒体25の外周面25aにおける加圧領域
25a−4,25a−5及び加圧領域25a−6,25
a−7を前記同様に順次加圧する。加圧筒体25の順次
加圧に伴ない、粉体充填空間1内に充填されている粉体
14は、加圧筒体25の初期加圧領域25adと対向す
る粉体充填空間1内の領域から端部1a、1bに向って
順次加圧される。粉体充填空間1内に充填されている粉
体14中に介在する空気は、粉体14の順次加圧に伴な
い、加圧筒体25の初期加圧領域25a−1と対向する
粉体充填空間1内の領域から端部1a、1bに向って絞
り寄せられる。その結果、加圧された粉体14中には、
成形品34を破損に至らしめる圧縮空気が残留すること
はない。
(本第二の発明の作用)
本第二の発明の作用を本発明の実施例を示す第9図四0
3)に基いて説明する。同図^に示す如く、加圧液体7
は、保持ケース56の加圧液体供給056Cから、加圧
筒体25の外周面25aにおける初期加圧領域25a−
1と保持ケース56の加圧液体案内面56fとの間に供
給される。初期加圧領域25a−1に隣接する加圧領域
25a−2,25a−3と初期加圧領域25a−1とが
弾性シールリング35.35で区画されているため、加
圧液体7は、最初に初期加圧領域25a−1のみを押圧
し、加圧筒体25の初期加圧m域25a−1を内方に膨
張変形させる。粉体充填空間1内の粉体14は、加圧筒
体25の初期加圧領域25a−1と対向する領域のみが
加圧される。加圧された粉体14中の空気(図示は省略
)は、空気圧力が上昇するため、加圧されていない粉体
中の粒子間隙からなる空気通路内へ急速に流出し、加圧
された粉体14中に圧縮された状態で残留することはな
い。加圧液体7の供給総量が増大するに伴ない加圧筒体
25及びバックアップ筒体57の撓み量が大きくなると
、加圧筒体25は、初期加圧領域25a−1の両側に凹
設された環状凹溝25b、25bの部分が内方へ変形し
、環状凹溝外径Aが減少する。環状凹溝25b、25b
に締まりばめ状態で嵌着された弾性シールリング35゜
35は、同図(B)に示す如く、環状凹溝外径Aの減少
に伴ないリング外径Bを減少させ、保持ケース56の加
圧液体案内面56fとの間に間隙(図示は省略)を形成
してシール機能を喪失する。弾性シールリング35.3
5のシール機能の喪失に伴ない、加圧液体7は、加圧筒
体25の初期加圧領域25a−1に隣接する加圧領域2
5a−2,25a−3に流出し、この加圧領域25a−
2,258−3を押圧する。粉体充填空間1内の粉体1
4は、加圧筒体25の加圧領域25a−2,25a−3
と対向する領域が加圧される。加圧された粉体14中の
空気(図示は省略)は、空気圧力が上昇するため、加圧
されていない粉体中の空気通路内へ急速に流出し、加圧
された粉体14中に圧縮状態で残留することはない。な
お、加圧液体7の圧力は、加圧筒体25の初期加圧領域
25a−1のみを加圧する場合より、加圧領域25a−
2,25a−3を加圧する場合の方が増大する。その理
由は、バックアップ筒体57の弾性係数が、加圧筒体2
5の初期加圧領域25a−1に対向する領域から粉体充
填空間1の開口端18.1b (第6図参照)に向って
行く程に大きくなっているためである。加圧力の増大現
象により、加圧筒体25の初期加圧領域25a−1と対
向する粉体充填空間1内の領域で初期加圧された粉体1
4は、更に加圧される。この加圧力の増大現象は、初期
加圧された粉体14中に残存する微細な圧縮空気をも排
出することになり、圧縮空気の脱気を完全なものにする
。加圧液体7の供給圧力が更に増大すると、加圧液体7
は、第10図に示す如く、加圧筒体25の外周面25a
における加圧領域25a−4,25a−5及び加−圧領
域25a−6,25a−7を順次加圧する。加圧筒体2
5及びバックアップ筒体57の順次加圧に伴ない、粉体
充填空間1内に充填されている粉体14は、加圧筒体2
5の初期加圧領域25a−1と対向する粉体充填空間1
内の領域から端部1a、Ibに向って順次加圧される。
3)に基いて説明する。同図^に示す如く、加圧液体7
は、保持ケース56の加圧液体供給056Cから、加圧
筒体25の外周面25aにおける初期加圧領域25a−
1と保持ケース56の加圧液体案内面56fとの間に供
給される。初期加圧領域25a−1に隣接する加圧領域
25a−2,25a−3と初期加圧領域25a−1とが
弾性シールリング35.35で区画されているため、加
圧液体7は、最初に初期加圧領域25a−1のみを押圧
し、加圧筒体25の初期加圧m域25a−1を内方に膨
張変形させる。粉体充填空間1内の粉体14は、加圧筒
体25の初期加圧領域25a−1と対向する領域のみが
加圧される。加圧された粉体14中の空気(図示は省略
)は、空気圧力が上昇するため、加圧されていない粉体
中の粒子間隙からなる空気通路内へ急速に流出し、加圧
された粉体14中に圧縮された状態で残留することはな
い。加圧液体7の供給総量が増大するに伴ない加圧筒体
25及びバックアップ筒体57の撓み量が大きくなると
、加圧筒体25は、初期加圧領域25a−1の両側に凹
設された環状凹溝25b、25bの部分が内方へ変形し
、環状凹溝外径Aが減少する。環状凹溝25b、25b
に締まりばめ状態で嵌着された弾性シールリング35゜
35は、同図(B)に示す如く、環状凹溝外径Aの減少
に伴ないリング外径Bを減少させ、保持ケース56の加
圧液体案内面56fとの間に間隙(図示は省略)を形成
してシール機能を喪失する。弾性シールリング35.3
5のシール機能の喪失に伴ない、加圧液体7は、加圧筒
体25の初期加圧領域25a−1に隣接する加圧領域2
5a−2,25a−3に流出し、この加圧領域25a−
2,258−3を押圧する。粉体充填空間1内の粉体1
4は、加圧筒体25の加圧領域25a−2,25a−3
と対向する領域が加圧される。加圧された粉体14中の
空気(図示は省略)は、空気圧力が上昇するため、加圧
されていない粉体中の空気通路内へ急速に流出し、加圧
された粉体14中に圧縮状態で残留することはない。な
お、加圧液体7の圧力は、加圧筒体25の初期加圧領域
25a−1のみを加圧する場合より、加圧領域25a−
2,25a−3を加圧する場合の方が増大する。その理
由は、バックアップ筒体57の弾性係数が、加圧筒体2
5の初期加圧領域25a−1に対向する領域から粉体充
填空間1の開口端18.1b (第6図参照)に向って
行く程に大きくなっているためである。加圧力の増大現
象により、加圧筒体25の初期加圧領域25a−1と対
向する粉体充填空間1内の領域で初期加圧された粉体1
4は、更に加圧される。この加圧力の増大現象は、初期
加圧された粉体14中に残存する微細な圧縮空気をも排
出することになり、圧縮空気の脱気を完全なものにする
。加圧液体7の供給圧力が更に増大すると、加圧液体7
は、第10図に示す如く、加圧筒体25の外周面25a
における加圧領域25a−4,25a−5及び加−圧領
域25a−6,25a−7を順次加圧する。加圧筒体2
5及びバックアップ筒体57の順次加圧に伴ない、粉体
充填空間1内に充填されている粉体14は、加圧筒体2
5の初期加圧領域25a−1と対向する粉体充填空間1
内の領域から端部1a、Ibに向って順次加圧される。
粉体充填空間1内に充填されている粉体14中に介在す
る空気は、粉体14の順次加圧に伴ない、加圧筒体25
の初期加圧W4域25a−1と対向する領域から粉体充
填空間1の端部1a、1bに向って絞り寄せられる。そ
の結果、加圧された粉体14中には、成形品を破損に至
らしめる圧縮空気が残留することはない。
る空気は、粉体14の順次加圧に伴ない、加圧筒体25
の初期加圧W4域25a−1と対向する領域から粉体充
填空間1の端部1a、1bに向って絞り寄せられる。そ
の結果、加圧された粉体14中には、成形品を破損に至
らしめる圧縮空気が残留することはない。
[実施例の説明]
次に、本発明に係る粉体加圧゛成形装置(以下、「本発
明装置」という)を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。
明装置」という)を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。
(第1実施例)
第1図乃至第5図は、第1実施例を示すものである。本
発明装置20は、被加圧具21と加圧具22とからなる
。
発明装置20は、被加圧具21と加圧具22とからなる
。
被加圧具21は、従来の構成と同じであって、上下方向
に長い粉体充填空間1を内側に形成した可撓性のモール
ド2と、粉体充填空間1の上下の開口端1a、lb e
llする蓋体3.4ト、上下(7)11体3゜4の間に
張架された芯金9と、芯金9のボルト部9a、9bに螺
着したナツト10.11とからなる。芯金9は、その横
断面形状が円形、楕円形または多角形等の適宜形状に形
成され、1本または複数本が張架される。なお、中実の
成形品を得る場合には、芯金9は、モールド2内に張架
されない。
に長い粉体充填空間1を内側に形成した可撓性のモール
ド2と、粉体充填空間1の上下の開口端1a、lb e
llする蓋体3.4ト、上下(7)11体3゜4の間に
張架された芯金9と、芯金9のボルト部9a、9bに螺
着したナツト10.11とからなる。芯金9は、その横
断面形状が円形、楕円形または多角形等の適宜形状に形
成され、1本または複数本が張架される。なお、中実の
成形品を得る場合には、芯金9は、モールド2内に張架
されない。
本発明装置20において改良した点は、加圧具22であ
る。加圧具22は、保持ケース2Bの内部に、加圧筒体
25が内嵌されている。保持ケース26は、剛体の外筒
23と、加圧筒体25をバックアップする内筒24と、
外筒23の上下端に螺着され、加圧筒体25を挟持する
上下の蓋体29,30とからなり、外筒23と内筒24
の間に環状の圧力室28が形成されている。
る。加圧具22は、保持ケース2Bの内部に、加圧筒体
25が内嵌されている。保持ケース26は、剛体の外筒
23と、加圧筒体25をバックアップする内筒24と、
外筒23の上下端に螺着され、加圧筒体25を挟持する
上下の蓋体29,30とからなり、外筒23と内筒24
の間に環状の圧力室28が形成されている。
加圧筒体25は、可撓性の素材(例えば、ネオプレンゴ
ム、ウレタン樹脂等)より形成されたものであって、そ
の硬度がJISゴム硬度40〜90度の範囲で適宜選択
される。加圧筒体25の外周面25aには、外周面長手
方向に沿って適宜ピッチP毎(例えば、P−100〜3
00ve )に環状凹溝25b、25b・・・が凹設さ
れ、7分割された加圧領域25a−1,25a−2。
ム、ウレタン樹脂等)より形成されたものであって、そ
の硬度がJISゴム硬度40〜90度の範囲で適宜選択
される。加圧筒体25の外周面25aには、外周面長手
方向に沿って適宜ピッチP毎(例えば、P−100〜3
00ve )に環状凹溝25b、25b・・・が凹設さ
れ、7分割された加圧領域25a−1,25a−2。
・・・、 25a−7が形成されている。これら加圧領
域のうち中央の加圧領域25a−1は、初期加圧領域と
されている。環状凹溝25b、25b・・・の夫々には
、断面がO状、X状又はV状等の適宜形状からなる弾性
シールリング35.35・・・が締まりばめ状態に嵌着
されている。前記保持ケース26は、内筒24の内面に
、弾性シールリング35.35・・・の夫々に密着当接
する加圧液体案内面26fが形成されている。加圧液体
案内面26fには、前記加圧筒体25の初期加圧領域2
5a−1に対向する適数箇の加圧液体供給0260が、
圧力室28と連通するように開口されている。加圧液体
案内面26fの上方寄りには、加圧筒体25を介して被
加圧具21の蓋体3と対向する位置に、適数箇の加圧液
体給排口26Qが、圧力室28と連通ずるように開口さ
れている。加圧液体案内面26fの下方寄りには、加圧
筒体25を介して被加圧具21の蓋体4と対向する位置
に、適数箇の加圧液体給排口26hが、圧力室28と連
通ずるように開口されている。上下の加圧液体給排口2
h及び26hは、保持ケース26の加圧液体案内面26
fと加圧筒体25との門に介在する空気を排出するため
に、必要に応じて設けられるものであって、加圧筒体2
5の外周面25aで通常は閉塞されている。加圧液体給
排口269及び26hを閉塞する加圧筒体25の部分2
5c、25dは、被加圧具21の蓋体3.4でバックア
ップされているので、この部分25c、25dが撓み変
形(第4図参照)するまで閉塞状態を維持する。前記外
筒23には、上下寄りに、圧力室28に臨む液体給排口
23a、23bが開口されている。液体給排口23a、
23bには、加圧液体給排装置(図示は省略)の液体給
排用の配管が接続される。
域のうち中央の加圧領域25a−1は、初期加圧領域と
されている。環状凹溝25b、25b・・・の夫々には
、断面がO状、X状又はV状等の適宜形状からなる弾性
シールリング35.35・・・が締まりばめ状態に嵌着
されている。前記保持ケース26は、内筒24の内面に
、弾性シールリング35.35・・・の夫々に密着当接
する加圧液体案内面26fが形成されている。加圧液体
案内面26fには、前記加圧筒体25の初期加圧領域2
5a−1に対向する適数箇の加圧液体供給0260が、
圧力室28と連通するように開口されている。加圧液体
案内面26fの上方寄りには、加圧筒体25を介して被
加圧具21の蓋体3と対向する位置に、適数箇の加圧液
体給排口26Qが、圧力室28と連通ずるように開口さ
れている。加圧液体案内面26fの下方寄りには、加圧
筒体25を介して被加圧具21の蓋体4と対向する位置
に、適数箇の加圧液体給排口26hが、圧力室28と連
通ずるように開口されている。上下の加圧液体給排口2
h及び26hは、保持ケース26の加圧液体案内面26
fと加圧筒体25との門に介在する空気を排出するため
に、必要に応じて設けられるものであって、加圧筒体2
5の外周面25aで通常は閉塞されている。加圧液体給
排口269及び26hを閉塞する加圧筒体25の部分2
5c、25dは、被加圧具21の蓋体3.4でバックア
ップされているので、この部分25c、25dが撓み変
形(第4図参照)するまで閉塞状態を維持する。前記外
筒23には、上下寄りに、圧力室28に臨む液体給排口
23a、23bが開口されている。液体給排口23a、
23bには、加圧液体給排装置(図示は省略)の液体給
排用の配管が接続される。
なお、前記加圧筒体25の外周面25aに形成される加
圧領域の分割数は、図示実施例の如き7分割されたもの
に限定するものではなく、図示は省略したが、2分割以
上のものであればよい。更に、初期加圧領域としては、
図示実施例の如く中央の加圧領域25a−1に限定する
ものではなく、図示は省略したが、成形対象の立体形状
に対応させて複数形成された加圧領域のうちから何れか
一つを選択することも勿論可能である。
圧領域の分割数は、図示実施例の如き7分割されたもの
に限定するものではなく、図示は省略したが、2分割以
上のものであればよい。更に、初期加圧領域としては、
図示実施例の如く中央の加圧領域25a−1に限定する
ものではなく、図示は省略したが、成形対象の立体形状
に対応させて複数形成された加圧領域のうちから何れか
一つを選択することも勿論可能である。
本発明装@20は、図示実態例において、粉体充填空間
1の長軸が上下方向に一致するものであるが、何らこれ
に限定するものではなく、図示は省略したが、粉体充填
空間1の長軸が傾斜するものまたは水平なものであって
も勿論よい。
1の長軸が上下方向に一致するものであるが、何らこれ
に限定するものではなく、図示は省略したが、粉体充填
空間1の長軸が傾斜するものまたは水平なものであって
も勿論よい。
次に、第1実施例における本発明装置20の使用手順及
び作用を説明する。先ず、第1図及び第2図に示す如く
、粉体充填空間1内に粉体14を充填した被加圧具21
を準備する。被加圧具21は、加圧具22内に挿入され
、加圧具22に螺着された上下の締付具12.13によ
り所定位置に保持される。次に、加圧液体供給装置(図
示は省略)から供給された加圧液体7(例えば、油、グ
リセリン、はう酸水等)は、外筒23の液体給排口23
a、23bを介して圧力室28に流入する。圧力室28
内の加圧液体7は、所定圧力(例えば、50〜200k
g/Ci)になると、保持ケース26の加圧液体供給0
26cがら流出して、加圧固体25の初期加圧領域25
a−1と保持ケース26の加圧液体案内面26fとの間
に入る。なお、内筒24の上下寄りに形成された液体給
排口26(1,26hは、加圧筒体25の部分25c、
25dで強固に閉塞されているため、加圧液体7を加圧
筒体25に向って流出させることはない。初期加圧領域
25a−1に流出した加圧液体7は、第3図へに示す如
く、初期加圧領域25a−1の上下端が弾性シールリン
グ35.35で区画されているため、初期加圧領域25
a−1のみを押圧して初期加圧領域25a−1を内側に
膨張変形させる。モールド2は、加圧筒体25の初期加
圧領1425a−1と対向する領域の外周面2aのみが
押圧され、粉体14を加圧する。加圧された粉体14中
の空気(図示は省略)は、空気圧力が上昇するため、加
圧されていない粉体中の大きな粒子間隙で形成された空
気通路へ急速に流出し、加圧された粉体14中に圧縮さ
れた状態で残留することはない。加圧筒体25の初期加
圧領域25a−1は、加圧液体7の供給量が増大するに
伴ない撓み信が大きくなる。加圧筒体25における初期
加圧領域25a−1の両側に凹設された環状凹溝25b
、25bの部分は、第3図[Blに示す如く、内方へ変
形して環状凹溝外径へが減少する。環状囲125b、2
5bに締まりばめ状態で嵌着された弾性シールリング3
5.35は、環状凹溝外径Aの減少に伴ないリング外径
Bを減少させ、保持ケース26の加圧液体案内面26f
との間に間隙を形成してシール機能を喪失する。加圧液
体1は、弾性シールリング35.35のシール機能の喪
失に伴ない、同図(B)に示す如く、加圧筒体25の初
期加圧領域25a−1に隣接する加圧領域25a−2,
25a−3に流出し、この加圧領[25a−2,25a
−3を押圧する。モールド2は、加圧筒体25の加圧領
域25a−2,25a−3と対向する領域の外周面2a
が押圧され、粉体14を加圧する。加圧された粉体14
中の空気−(図示は省略)は、空気圧力が上昇するため
、加圧されていない粉体中の大きな粒子間隙で形成され
た空気通路へ急速に流出し、加圧された粉体14中に圧
縮状態で残留することはない。加圧液体1の供給総量が
更に増大すると、加圧液体7は、第4図に示す如く、加
圧筒体25の外周面25aにおける加圧領1425a−
4゜25a−5及び加圧領域25a−6,25a−7を
前記同様に順次加圧する。加圧筒体25の順次加圧に伴
ない、ζ粉体充填空間1内に充填されている粉体14は
、加圧筒体25の初期加圧領域25a−1と対向する粉
体充填空間1内の領域から端部1a、lbに向って順次
加圧される。粉体充填空間1内に充填されている粉体1
4中に介在する空気は、粉体14の順次加圧に伴ない、
加圧筒体25の初期加圧領域25a−1と対向する粉体
充填空間1内の領域から端部1a、1bに向って移動し
て、芯金9のボルト部9a、9bとナツト 10゜11
との螺合間隙から外部へ排出される。その結果、加圧さ
れた粉体14中には、成形品を破損に至らしめる圧縮空
気が残留することはない。加圧筒体25の外周面25a
の全面と保持ケース26の加圧液体案内面26fとの間
に供給された加圧液体7は、更に所定の最終圧力(例え
ば、500〜5,0OOkl / aJ )まで昇圧さ
れ、粉体14を加圧成形する。圧力室28内の加圧流体
7は、所定時間の加圧成形が経過したならば減圧される
。可撓性のモールド2及び加圧固体25は、加圧液体7
の減圧に伴ない、第5図に示す如く、自己の弾性力によ
り元のモールド内径りの状態に自然復帰する。被加圧具
21は、保持ケース26に螺着した上方の締付具12を
取り外した後、保持ケース26から恢き出される。被加
圧具21は、上下に配置されたナツト10.11及び蓋
体3゜4が取外され、成形品34と芯金9とモールド2
とが分離される。
び作用を説明する。先ず、第1図及び第2図に示す如く
、粉体充填空間1内に粉体14を充填した被加圧具21
を準備する。被加圧具21は、加圧具22内に挿入され
、加圧具22に螺着された上下の締付具12.13によ
り所定位置に保持される。次に、加圧液体供給装置(図
示は省略)から供給された加圧液体7(例えば、油、グ
リセリン、はう酸水等)は、外筒23の液体給排口23
a、23bを介して圧力室28に流入する。圧力室28
内の加圧液体7は、所定圧力(例えば、50〜200k
g/Ci)になると、保持ケース26の加圧液体供給0
26cがら流出して、加圧固体25の初期加圧領域25
a−1と保持ケース26の加圧液体案内面26fとの間
に入る。なお、内筒24の上下寄りに形成された液体給
排口26(1,26hは、加圧筒体25の部分25c、
25dで強固に閉塞されているため、加圧液体7を加圧
筒体25に向って流出させることはない。初期加圧領域
25a−1に流出した加圧液体7は、第3図へに示す如
く、初期加圧領域25a−1の上下端が弾性シールリン
グ35.35で区画されているため、初期加圧領域25
a−1のみを押圧して初期加圧領域25a−1を内側に
膨張変形させる。モールド2は、加圧筒体25の初期加
圧領1425a−1と対向する領域の外周面2aのみが
押圧され、粉体14を加圧する。加圧された粉体14中
の空気(図示は省略)は、空気圧力が上昇するため、加
圧されていない粉体中の大きな粒子間隙で形成された空
気通路へ急速に流出し、加圧された粉体14中に圧縮さ
れた状態で残留することはない。加圧筒体25の初期加
圧領域25a−1は、加圧液体7の供給量が増大するに
伴ない撓み信が大きくなる。加圧筒体25における初期
加圧領域25a−1の両側に凹設された環状凹溝25b
、25bの部分は、第3図[Blに示す如く、内方へ変
形して環状凹溝外径へが減少する。環状囲125b、2
5bに締まりばめ状態で嵌着された弾性シールリング3
5.35は、環状凹溝外径Aの減少に伴ないリング外径
Bを減少させ、保持ケース26の加圧液体案内面26f
との間に間隙を形成してシール機能を喪失する。加圧液
体1は、弾性シールリング35.35のシール機能の喪
失に伴ない、同図(B)に示す如く、加圧筒体25の初
期加圧領域25a−1に隣接する加圧領域25a−2,
25a−3に流出し、この加圧領[25a−2,25a
−3を押圧する。モールド2は、加圧筒体25の加圧領
域25a−2,25a−3と対向する領域の外周面2a
が押圧され、粉体14を加圧する。加圧された粉体14
中の空気−(図示は省略)は、空気圧力が上昇するため
、加圧されていない粉体中の大きな粒子間隙で形成され
た空気通路へ急速に流出し、加圧された粉体14中に圧
縮状態で残留することはない。加圧液体1の供給総量が
更に増大すると、加圧液体7は、第4図に示す如く、加
圧筒体25の外周面25aにおける加圧領1425a−
4゜25a−5及び加圧領域25a−6,25a−7を
前記同様に順次加圧する。加圧筒体25の順次加圧に伴
ない、ζ粉体充填空間1内に充填されている粉体14は
、加圧筒体25の初期加圧領域25a−1と対向する粉
体充填空間1内の領域から端部1a、lbに向って順次
加圧される。粉体充填空間1内に充填されている粉体1
4中に介在する空気は、粉体14の順次加圧に伴ない、
加圧筒体25の初期加圧領域25a−1と対向する粉体
充填空間1内の領域から端部1a、1bに向って移動し
て、芯金9のボルト部9a、9bとナツト 10゜11
との螺合間隙から外部へ排出される。その結果、加圧さ
れた粉体14中には、成形品を破損に至らしめる圧縮空
気が残留することはない。加圧筒体25の外周面25a
の全面と保持ケース26の加圧液体案内面26fとの間
に供給された加圧液体7は、更に所定の最終圧力(例え
ば、500〜5,0OOkl / aJ )まで昇圧さ
れ、粉体14を加圧成形する。圧力室28内の加圧流体
7は、所定時間の加圧成形が経過したならば減圧される
。可撓性のモールド2及び加圧固体25は、加圧液体7
の減圧に伴ない、第5図に示す如く、自己の弾性力によ
り元のモールド内径りの状態に自然復帰する。被加圧具
21は、保持ケース26に螺着した上方の締付具12を
取り外した後、保持ケース26から恢き出される。被加
圧具21は、上下に配置されたナツト10.11及び蓋
体3゜4が取外され、成形品34と芯金9とモールド2
とが分離される。
(第2実施例)
第6図乃至第11図は、第2実施例の本発明装置40を
示すものである。第2実施例の本発明装置40が前記第
1実施例の本発明装置20と大きく異なる所は、保持ケ
ース56に保持された加圧筒体25とモールド2との間
に、バックアップ筒体57を介装した点である。バック
アップ筒体57は、可撓性の素材(例えば、ネオブレン
ゴム、ウレタン樹脂等)より形成され、加圧筒体25の
外周面25aに形成された初期加圧領域25a−1と対
向する領域から粉体充填空間1の開口11a、1bに向
って行く程に、弾性係数が大きくなるようにしてある。
示すものである。第2実施例の本発明装置40が前記第
1実施例の本発明装置20と大きく異なる所は、保持ケ
ース56に保持された加圧筒体25とモールド2との間
に、バックアップ筒体57を介装した点である。バック
アップ筒体57は、可撓性の素材(例えば、ネオブレン
ゴム、ウレタン樹脂等)より形成され、加圧筒体25の
外周面25aに形成された初期加圧領域25a−1と対
向する領域から粉体充填空間1の開口11a、1bに向
って行く程に、弾性係数が大きくなるようにしてある。
バックアップ筒体57は、第6図に示す如く、別個に形
成された弾性係数の異なる複数のリング材57a、57
b、57c。
成された弾性係数の異なる複数のリング材57a、57
b、57c。
57dを、夫々の端面同志を当接した状態で一列状に配
Mされる。所望の弾性係数を得るには、リング材57a
、57b、57C,57dのゴム硬度(例えば、JIS
ゴム硬度40〜90度)を適宜選択することにより行な
うのが一般的である。バックアップ筒体57の別懇様と
しては、第8図に示す如く、別個に形成された弾性係数
の異なる複数のリング材57a、57e。
Mされる。所望の弾性係数を得るには、リング材57a
、57b、57C,57dのゴム硬度(例えば、JIS
ゴム硬度40〜90度)を適宜選択することにより行な
うのが一般的である。バックアップ筒体57の別懇様と
しては、第8図に示す如く、別個に形成された弾性係数
の異なる複数のリング材57a、57e。
57f、570を一列状に配置したものを、可撓性の内
外m57h、57iで被覆したものがある。なお、バッ
クアップ筒体57は、図示実施例の如く、その弾性係数
を段階的に変化させたものに限定するものではなく、図
示は省略したが、加圧筒体25に形成された初期加圧領
域25a−1と対向する領域から粉体充填空間1の開口
端1a、1bに向って行く程に、弾性係数を連続的に大
きくしたものであっても勿論よい。
外m57h、57iで被覆したものがある。なお、バッ
クアップ筒体57は、図示実施例の如く、その弾性係数
を段階的に変化させたものに限定するものではなく、図
示は省略したが、加圧筒体25に形成された初期加圧領
域25a−1と対向する領域から粉体充填空間1の開口
端1a、1bに向って行く程に、弾性係数を連続的に大
きくしたものであっても勿論よい。
次に、本発明装置40の使用手順及び作用を説明する。
先ず、第6図及び第7図に示す如く、粉体充填空間1内
に粉体14を充填した被加圧具21は、前記第1実流例
と同様にして加圧具22内に装填される。次に、圧力室
28内に供給された加圧液体7は、所定圧力(例えば、
50〜200kg/ad)になると、保持ケース56の
加圧液体供給0560から流出して、加圧筒体25の初
期加圧領域25a−1と保持ケース56の加圧液体案内
面56fとの間に入る。なお、内筒24の上下寄りに形
成された液体給排口seg、sehは、蓋体49,50
の環状部分49a、50a テ強固に閉塞されているた
め、加圧液体7を加圧筒体25に向って流出させること
はない。初期加圧領v125a−1に流出した加圧液体
7は、第9図(8)に示す如く、初期加圧領域25a−
1の上下端が弾性シールリング35.35で区画されて
いるため、初期加圧領域25a−1のみを押圧して初期
加圧領1/J 25a−1を内側に膨張変形させる。モ
ールド2は、加圧筒体25の初期加圧領域25a−1と
対向する領域の外周面2aのみがバックアップ筒体57
を介して押圧され、粉体14を加圧する。加圧された粉
体14中の空気(図示は省略)は、空気圧力が上昇する
ため、加圧されていない粉体中の大きな粒子間隙で形成
された空気通路へ急速に流出し、加圧された粉体14中
に圧縮された状態で残留することはない。加圧筒体25
の初期加圧領域25a−1及び初期加圧領域25a−1
と対向するバックアップ筒体57の領域は、加圧液体1
の供給総糟が増大するに伴ない撓み岳が大きくなる。
に粉体14を充填した被加圧具21は、前記第1実流例
と同様にして加圧具22内に装填される。次に、圧力室
28内に供給された加圧液体7は、所定圧力(例えば、
50〜200kg/ad)になると、保持ケース56の
加圧液体供給0560から流出して、加圧筒体25の初
期加圧領域25a−1と保持ケース56の加圧液体案内
面56fとの間に入る。なお、内筒24の上下寄りに形
成された液体給排口seg、sehは、蓋体49,50
の環状部分49a、50a テ強固に閉塞されているた
め、加圧液体7を加圧筒体25に向って流出させること
はない。初期加圧領v125a−1に流出した加圧液体
7は、第9図(8)に示す如く、初期加圧領域25a−
1の上下端が弾性シールリング35.35で区画されて
いるため、初期加圧領域25a−1のみを押圧して初期
加圧領1/J 25a−1を内側に膨張変形させる。モ
ールド2は、加圧筒体25の初期加圧領域25a−1と
対向する領域の外周面2aのみがバックアップ筒体57
を介して押圧され、粉体14を加圧する。加圧された粉
体14中の空気(図示は省略)は、空気圧力が上昇する
ため、加圧されていない粉体中の大きな粒子間隙で形成
された空気通路へ急速に流出し、加圧された粉体14中
に圧縮された状態で残留することはない。加圧筒体25
の初期加圧領域25a−1及び初期加圧領域25a−1
と対向するバックアップ筒体57の領域は、加圧液体1
の供給総糟が増大するに伴ない撓み岳が大きくなる。
加圧液体7は、この撓み量の増大に伴ない、第9図(B
lに示す如(、加圧筒体25の初期加圧領域25a−1
に隣接する加圧領域25a−2,25a−3に流出し、
この加圧領域25a−2,25a−3を押圧する。モー
ルド2は、加圧筒体25の加圧領域25a−2,25a
−3と対向する領域の外周面2aがバックアップ筒体5
7を介して押圧され、粉体14を加圧する。加圧された
粉体14中の空気(図示は省略)は、空気圧力が上昇す
るため、加圧されていない粉体中の大きな粒子間隙で形
成された空気通路へ急速に流出し、加圧された粉体14
中に圧縮状態で残留することはない。なお、加圧領域2
5a−2,25a−3を押圧する加圧液体7の圧力は、
バックアップ筒体57を構成するリング材57b、57
11の弾性係数をリング材57aのものより大きくしで
あるため、初期加圧領域25a−1のみを加圧する場合
に比べて高くなる。加圧力の増大現象により、加圧筒体
25の初期領域25a−1と対向する領域で初期加圧さ
れた粉体14は、更に加圧される。この加圧力の増大現
象は、初期加圧された粉体14中に残存する微細な圧縮
空気をも排出することになり、圧縮空気の脱気を完全な
もにする。加圧液体7の供給圧力が更に増大すると、加
圧液体7は、第10図に示す如く、加圧筒体25の外周
面25aにおける加圧領域25a−4,25a−5及び
加圧領域25a−6,25a−7を前記同様に順次加圧
する。加圧筒体25の順次加圧に伴ない、粉体充填空間
1内に充填されている粉体14は、加圧筒体25の初期
加圧領域25a−1と対向する粉体充填空間1内の領域
から端部1a、1bに向って順次加圧される。粉体充填
空間1内に充填されている粉体14中に介在する空気は
、粉体14の順次加圧に伴ない、加圧筒体25の初期加
圧領域25a−1と対向する粉体充填空間1内の領域か
ら端部1a、 1bに向って移動して、芯金9のボルト
部9a、9bとナツト10.11との螺合間隙から外部
へ排出される。その結果、加′圧された粉体14中には
、成形品を破損に至らしめる圧縮空気が残留することは
ない。加圧筒体25の外周面25aの全面と保持ケース
56の加圧液体案内面56fとの間に供給された加圧液
体7は、更に所定の最終圧力(例えば、500〜5,0
OOkv / ci)まで昇圧され、粉体14を加圧成
形する。所定時間の加圧成形が終了したならば、圧力室
28内の加圧流体7は、減圧される。
lに示す如(、加圧筒体25の初期加圧領域25a−1
に隣接する加圧領域25a−2,25a−3に流出し、
この加圧領域25a−2,25a−3を押圧する。モー
ルド2は、加圧筒体25の加圧領域25a−2,25a
−3と対向する領域の外周面2aがバックアップ筒体5
7を介して押圧され、粉体14を加圧する。加圧された
粉体14中の空気(図示は省略)は、空気圧力が上昇す
るため、加圧されていない粉体中の大きな粒子間隙で形
成された空気通路へ急速に流出し、加圧された粉体14
中に圧縮状態で残留することはない。なお、加圧領域2
5a−2,25a−3を押圧する加圧液体7の圧力は、
バックアップ筒体57を構成するリング材57b、57
11の弾性係数をリング材57aのものより大きくしで
あるため、初期加圧領域25a−1のみを加圧する場合
に比べて高くなる。加圧力の増大現象により、加圧筒体
25の初期領域25a−1と対向する領域で初期加圧さ
れた粉体14は、更に加圧される。この加圧力の増大現
象は、初期加圧された粉体14中に残存する微細な圧縮
空気をも排出することになり、圧縮空気の脱気を完全な
もにする。加圧液体7の供給圧力が更に増大すると、加
圧液体7は、第10図に示す如く、加圧筒体25の外周
面25aにおける加圧領域25a−4,25a−5及び
加圧領域25a−6,25a−7を前記同様に順次加圧
する。加圧筒体25の順次加圧に伴ない、粉体充填空間
1内に充填されている粉体14は、加圧筒体25の初期
加圧領域25a−1と対向する粉体充填空間1内の領域
から端部1a、1bに向って順次加圧される。粉体充填
空間1内に充填されている粉体14中に介在する空気は
、粉体14の順次加圧に伴ない、加圧筒体25の初期加
圧領域25a−1と対向する粉体充填空間1内の領域か
ら端部1a、 1bに向って移動して、芯金9のボルト
部9a、9bとナツト10.11との螺合間隙から外部
へ排出される。その結果、加′圧された粉体14中には
、成形品を破損に至らしめる圧縮空気が残留することは
ない。加圧筒体25の外周面25aの全面と保持ケース
56の加圧液体案内面56fとの間に供給された加圧液
体7は、更に所定の最終圧力(例えば、500〜5,0
OOkv / ci)まで昇圧され、粉体14を加圧成
形する。所定時間の加圧成形が終了したならば、圧力室
28内の加圧流体7は、減圧される。
可撓性のモールド2.バックアップ筒体57及び加圧筒
体25は、加圧液体7の減圧に伴ない、第11図に示す
如く、自己の弾性力により元のモールド内径りの状態に
自然復帰する。被加圧具21は、保持ケース56に螺着
した上方の締付具12を取り外した後、成形品64が分
離される。
体25は、加圧液体7の減圧に伴ない、第11図に示す
如く、自己の弾性力により元のモールド内径りの状態に
自然復帰する。被加圧具21は、保持ケース56に螺着
した上方の締付具12を取り外した後、成形品64が分
離される。
(第3実施例)
第12図は、第3実施例の本発明装置70を示すもので
ある。第3実施例の本発明装置70が前記第2実施例の
本発明装置40(第6図及び第10図参照)と異なる所
は、保持ケース76、の溝道と、加圧筒体25における
上下端寄りのシール構造81.82と、バックアップ筒
体57とモールド2どの間に保護筒77を介装した点で
ある。
ある。第3実施例の本発明装置70が前記第2実施例の
本発明装置40(第6図及び第10図参照)と異なる所
は、保持ケース76、の溝道と、加圧筒体25における
上下端寄りのシール構造81.82と、バックアップ筒
体57とモールド2どの間に保護筒77を介装した点で
ある。
前記保護筒77は、可撓性の素材(例えば、ネオプレン
ゴム、ウレタン樹脂等)より形成されたものであって、
被加圧具21の蓋体3.4とバックアップ筒体51との
接触を断つことにより、バックアップ筒体57を保護す
るものである。
ゴム、ウレタン樹脂等)より形成されたものであって、
被加圧具21の蓋体3.4とバックアップ筒体51との
接触を断つことにより、バックアップ筒体57を保護す
るものである。
保持ケース16は、剛体の外筒γ3と、外筒13の上下
開口部に螺着した蓋体79.80とからなる。保持ケー
ス76は、内周側に加圧筒体25が嵌着されていると共
に、加圧筒体25の外周面25aと対向する面が加圧流
体案内面76fとされている。外筒73の加圧液体案内
面76fには、加圧筒体25の初期加圧領域25a−1
に臨む環状の分配凹溝73dと、上方の加圧領域25a
−8に臨む環状の分配口@ 738と、下方の加圧領域
25a−7に臨む環状の分配口%l 73fとが凹設さ
れている。分配凹溝73d、73e、73fの夫々には
、加圧液体給排ロア3c、73a、73bが開口されて
いる。加圧液体7は、外筒73の加圧液体案内面76f
と加圧筒体25との間に充満した際に、中央の加圧液体
給排ロア3cより更に供給されて上下の加圧液体給排ロ
ア3a、73bから排出され、脱気が完全になされる。
開口部に螺着した蓋体79.80とからなる。保持ケー
ス76は、内周側に加圧筒体25が嵌着されていると共
に、加圧筒体25の外周面25aと対向する面が加圧流
体案内面76fとされている。外筒73の加圧液体案内
面76fには、加圧筒体25の初期加圧領域25a−1
に臨む環状の分配凹溝73dと、上方の加圧領域25a
−8に臨む環状の分配口@ 738と、下方の加圧領域
25a−7に臨む環状の分配口%l 73fとが凹設さ
れている。分配凹溝73d、73e、73fの夫々には
、加圧液体給排ロア3c、73a、73bが開口されて
いる。加圧液体7は、外筒73の加圧液体案内面76f
と加圧筒体25との間に充満した際に、中央の加圧液体
給排ロア3cより更に供給されて上下の加圧液体給排ロ
ア3a、73bから排出され、脱気が完全になされる。
加圧筒体25における上端寄りのシール構造81は、第
13図に示す如く、蓋体79に凹設された環状凹溝85
の内部に加圧筒体25の上縁部25eが収嵌され、上級
部25eの外周面25a側にシールリング収嵌溝86が
凹設され、シールリング収嵌溝86に収嵌した断面がO
状、X状又は■状等の適宜形状からなるシールリング8
7が環状凹溝85の内周面85aに密着され、環状凹溝
85の内奥部85bが上縁部25eのバックアップ部と
されたものである。加圧筒体25における下端寄りのシ
ール構造82(第12図参照)は、上記上端寄りのシー
ル構造81と同様に構成される。
13図に示す如く、蓋体79に凹設された環状凹溝85
の内部に加圧筒体25の上縁部25eが収嵌され、上級
部25eの外周面25a側にシールリング収嵌溝86が
凹設され、シールリング収嵌溝86に収嵌した断面がO
状、X状又は■状等の適宜形状からなるシールリング8
7が環状凹溝85の内周面85aに密着され、環状凹溝
85の内奥部85bが上縁部25eのバックアップ部と
されたものである。加圧筒体25における下端寄りのシ
ール構造82(第12図参照)は、上記上端寄りのシー
ル構造81と同様に構成される。
第14図(A)8は、加圧筒体25における上下端寄り
のシール構造の別゛態様の実施例を示すものである。
のシール構造の別゛態様の実施例を示すものである。
シール構造91は、蓋体79に凹設された環状凹溝85
の内部に加圧筒体25の上縁部25eが収嵌され、環状
凹溝85の内周面85aにシールリング収嵌溝96が凹
設され、シールリング収嵌溝96に収嵌したシールリン
グ97が加圧筒体25の上縁部25eに密着され、環状
凹溝85の内奥部85bが上縁部25eのバックアップ
部とされたものである。
の内部に加圧筒体25の上縁部25eが収嵌され、環状
凹溝85の内周面85aにシールリング収嵌溝96が凹
設され、シールリング収嵌溝96に収嵌したシールリン
グ97が加圧筒体25の上縁部25eに密着され、環状
凹溝85の内奥部85bが上縁部25eのバックアップ
部とされたものである。
第15図(A)(B)は、加圧筒体25における上下端
寄りのシール構造の別態様の実施例を示すものである。
寄りのシール構造の別態様の実施例を示すものである。
シール構造101は、蓋体79に凹設された環状凹溝8
5の内部に加圧筒体25の上縁部25eが収嵌され、上
縁部25eの外周面25a及び環状凹溝85の内周面8
5aにシールリング収嵌溝108,109が対向状態に
凹設され、両シールリング収嵌溝108,109に収嵌
したシールリング107が両シールリング収嵌溝108
.109の底面108a、 109aに密着され、環状
凹溝85の内奥部85bが上縁部25eのバックアップ
部とされたものである。
5の内部に加圧筒体25の上縁部25eが収嵌され、上
縁部25eの外周面25a及び環状凹溝85の内周面8
5aにシールリング収嵌溝108,109が対向状態に
凹設され、両シールリング収嵌溝108,109に収嵌
したシールリング107が両シールリング収嵌溝108
.109の底面108a、 109aに密着され、環状
凹溝85の内奥部85bが上縁部25eのバックアップ
部とされたものである。
(第4実施例)
第16図は、第4実施例の本発明装置110を示すもの
である。第4実施例の本発明装置110が前記第3実施
V/4(第12図参照)と異なる所は、モールド及び保
護筒を備えることなく、バックアップ筒体57の内側面
57jを粉体加圧面とした点である。
である。第4実施例の本発明装置110が前記第3実施
V/4(第12図参照)と異なる所は、モールド及び保
護筒を備えることなく、バックアップ筒体57の内側面
57jを粉体加圧面とした点である。
(第5実施例)
第17図は、第5実施例の本発明装置120を示すもの
である。第5実施例の本発明装置12Gが前記第3実施
例(第12図参照)と異なる所は、モールド、保fil
l及びバックアップ筒体を備えることなく、加圧筒体2
5′の内側面25′jを粉体加圧面とした点である。
である。第5実施例の本発明装置12Gが前記第3実施
例(第12図参照)と異なる所は、モールド、保fil
l及びバックアップ筒体を備えることなく、加圧筒体2
5′の内側面25′jを粉体加圧面とした点である。
(その他の実施例)
なお、本発明装はの更に別態様としては、図示は省略し
たが、第12図に示す第3実施例からバックアップ筒体
57を取除いた装置がある。
たが、第12図に示す第3実施例からバックアップ筒体
57を取除いた装置がある。
前記各実施例は、円筒又は円柱の成形品を得るように、
粉体加圧成形面となるモールド2(第1図参照)の内周
面2j、バックアップ筒体57(第16図参照)の内周
面57j及び加圧筒体25′(第17図参照)の内周面
25′jを総て円周面としたものである。しかし、粉体
加圧成形面の形状は、円周面に限定するものではなく、
図示は省略したが、成形対象の立体形状に応じた各種の
内面形状が可能である。
粉体加圧成形面となるモールド2(第1図参照)の内周
面2j、バックアップ筒体57(第16図参照)の内周
面57j及び加圧筒体25′(第17図参照)の内周面
25′jを総て円周面としたものである。しかし、粉体
加圧成形面の形状は、円周面に限定するものではなく、
図示は省略したが、成形対象の立体形状に応じた各種の
内面形状が可能である。
前記各実施例は、加圧筒体25(25’ )の外周面2
5a (25’ a )の形状を円周面としたもので
ある。
5a (25’ a )の形状を円周面としたもので
ある。
しかし、加圧筒体の外側面は、円周面に限定するもので
はなく、図示は省略したが、成形対象の立体形状に対応
した成形加圧力が得られるように、各種の外面形状が可
能である。
はなく、図示は省略したが、成形対象の立体形状に対応
した成形加圧力が得られるように、各種の外面形状が可
能である。
、 [本発明の効果]
以上詳述の如く、本発明装置は、次の如き優れた効果を
有する。
有する。
■°本発明装置は、粉体充填空間内に充填された粉体に
加える加圧力を、初期加圧領域から順次端部方向に向っ
て拡大できるので、粉体中の圧縮空気を成形品に実質的
な悪影響を及ぼさない粉体充填空間の端部に絞り寄せる
ことが可能となり、粉体中に圧縮空気を含有させること
がない。
加える加圧力を、初期加圧領域から順次端部方向に向っ
て拡大できるので、粉体中の圧縮空気を成形品に実質的
な悪影響を及ぼさない粉体充填空間の端部に絞り寄せる
ことが可能となり、粉体中に圧縮空気を含有させること
がない。
■ 本発明装置は、粉体と圧縮空気とを完全に分離でき
るので、脱型の際に、成形品を破損させることがない。
るので、脱型の際に、成形品を破損させることがない。
■ 本発明者による確認試験によれば、セラミック粉体
を加圧成形して、外径300mmφ、内径が240w+
a+φ、長さが4,000m+eの中空状の成形品を得
ることができた。この確認試験から明らかな如く、本発
明装置は、従来不可能とされていた長尺の成形品を得る
ことが可能となる。
を加圧成形して、外径300mmφ、内径が240w+
a+φ、長さが4,000m+eの中空状の成形品を得
ることができた。この確認試験から明らかな如く、本発
明装置は、従来不可能とされていた長尺の成形品を得る
ことが可能となる。
第1図乃至第5図は本発明装置の第1実施例を示すもの
であって、第1図は縦断面図、第2図は第1図のI[4
線における横断面図、第3図式[F])は加圧状態の要
部を拡大した縦断面図、第4図は加圧状態を示す縦断面
図、第5図は脱型状態を示す縦断面図、第6図乃至第1
1図は本発明装置の第2実施例を示すものであって、第
6図は縦断面図、第7図は第6図のVl−Vl線におけ
る横断面図、第8図はバックアップ筒体の別態様の要部
を拡大した縦断面図、第9図(A)(B)は加圧状態の
要部を拡大した縦断面図、第10図は加圧状態を示す縦
断面図、第11図は脱型状態を示す縦断面図、第12図
は本発明装置の第3実施例を示す縦断面図、第13図は
加圧筒体のシール構造を拡大した縦断面図、第14図へ
Q3)は加圧筒体のシール構造の別態様を拡大したもの
であって、同図囚は非加圧状態の縦断面図、同図03)
は加圧状態の縦断面図、第15同図(Blは加圧筒体の
シール構造の更に別2態様を拡大したものであって、同
図^は非加圧状態の縦断面図、同図(B)は加圧状態の
縦断面図、第16図は本発明装置の第4実論例を示す縦
断面図、第17図は本発明装置の第5実施例を示す縦断
面図、第18図は従来の粉体加圧成形装置を示す縦断面
図である。 1・・・粉体充填空間 2・・・モールド3.4・
・・蓋体 25(25’)・・・加圧筒体2
5a・・・外周面 25a−1・・・初期加圧
領域26(56,76)・・・保持ケース 35・・・弾性シールリング 57・・・バックアップ
筒体\ 77・・・保護筒 特許出願人 松 下 功 同 株式会社イ少ツクス 代 理 人 弁理士 内1)敏彦 第1図 第2図 (A) 第3図 (B) (A) 第9 (B) 図 第10図 第15図 CB)
であって、第1図は縦断面図、第2図は第1図のI[4
線における横断面図、第3図式[F])は加圧状態の要
部を拡大した縦断面図、第4図は加圧状態を示す縦断面
図、第5図は脱型状態を示す縦断面図、第6図乃至第1
1図は本発明装置の第2実施例を示すものであって、第
6図は縦断面図、第7図は第6図のVl−Vl線におけ
る横断面図、第8図はバックアップ筒体の別態様の要部
を拡大した縦断面図、第9図(A)(B)は加圧状態の
要部を拡大した縦断面図、第10図は加圧状態を示す縦
断面図、第11図は脱型状態を示す縦断面図、第12図
は本発明装置の第3実施例を示す縦断面図、第13図は
加圧筒体のシール構造を拡大した縦断面図、第14図へ
Q3)は加圧筒体のシール構造の別態様を拡大したもの
であって、同図囚は非加圧状態の縦断面図、同図03)
は加圧状態の縦断面図、第15同図(Blは加圧筒体の
シール構造の更に別2態様を拡大したものであって、同
図^は非加圧状態の縦断面図、同図(B)は加圧状態の
縦断面図、第16図は本発明装置の第4実論例を示す縦
断面図、第17図は本発明装置の第5実施例を示す縦断
面図、第18図は従来の粉体加圧成形装置を示す縦断面
図である。 1・・・粉体充填空間 2・・・モールド3.4・
・・蓋体 25(25’)・・・加圧筒体2
5a・・・外周面 25a−1・・・初期加圧
領域26(56,76)・・・保持ケース 35・・・弾性シールリング 57・・・バックアップ
筒体\ 77・・・保護筒 特許出願人 松 下 功 同 株式会社イ少ツクス 代 理 人 弁理士 内1)敏彦 第1図 第2図 (A) 第3図 (B) (A) 第9 (B) 図 第10図 第15図 CB)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、軸長の長い粉体充填空間を内側に形成した可撓性の
加圧筒体と、加圧筒体を外嵌する保持ケースとからなる
粉体加圧成形装置において、前記加圧筒体の外周面は、
相互間に加圧筒体の軸長方向に適宜間隔を置いて凹設さ
れた複数個の環状凹溝により複数の加圧領域に区画され
、これら加圧領域のうちから選択された一つの加圧領域
が初期加圧領域とされ、前記環状凹溝の夫々には、弾性
シールリングが締まりばめ状態に嵌着され、前記保持ケ
ースには、該弾性シールリングのすべてに密着当接する
一個の加圧液体案内面が形成され、該加圧液体案内面の
前記初期加圧領域に対向する部位には加圧液体供給口が
開口されていることを特徴とする粉体加圧成形装置。 2、前記加圧筒体の内面を粉体加圧面とした特許請求の
範囲第1項記載の粉体加圧成形装置。 3、前記加圧筒体に可撓性のモールドを内嵌した特許請
求の範囲第1項記載の粉体加圧成形装置。 4、前記加圧筒体と前記モールドとの間に保護筒体を介
装した特許請求の範囲第3項記載の粉体加圧成形装置。 5、前記粉体充填空間には、軸長方向に貫通する芯金が
配置されている特許請求の範囲第1項、第2項、第3項
又は第4項記載の粉体加圧成形装置。 6、軸長の長い粉体充填空間を内側に形成した可撓性の
加圧筒体と、加圧筒体を外嵌する保持ケースとからなる
粉体加圧成形装置において、前記加圧筒体の外周面は、
相互間に加圧筒体の軸長方向に適宜間隔を置いて凹設さ
れた複数個の環状凹溝により区画された複数の加圧領域
が形成され、これら加圧領域のうちから選択された一つ
の加圧領域が初期加圧領域とされ、前記環状凹溝の夫々
には、弾性シールリングが締まりばめ状態に嵌着され、
前記保持ケースには、該弾性シールリングのすべてに密
着当接する一個の加圧液体案内面が形成され、該加圧液
体案内面の初期加圧領域に対向する部位には加圧液体供
給口が開口されると共に、前記加圧筒体の内側には可撓
性のバックアップ筒体が内装され、該バックアップ筒体
の筒壁構成材の弾性係数は、前記加圧筒体に形成された
初期加圧領域に対応する領域から前記粉体充填空間の端
部に対応する筒壁部分に向って行くにつれて大きくなる
ようにしてあることを特徴とする粉体加圧成形装置。 7、前記バックアップ筒体の内面を粉体加圧面とした特
許請求の範囲第6項記載の粉体加圧成形装置。 8、前記バックアップ筒体に可撓性のモールドを内嵌し
た特許請求の範囲第6項記載の粉体加圧成形装置。 9、前記バックアップ筒体と前記モールドとの間に保護
筒体を介装した特許請求の範囲第8項記載の粉体加圧成
形装置。 10、前記加圧筒体とバックアップ筒体とを一体形成し
た特許請求の範囲第6項、第7項、第8項又は第9項記
載の粉体加圧成形装置。 11、前記粉体充填空間には、軸長方向に貫通する芯金
が配置されている特許請求の範囲第6項、第7項、第8
項、第9項又は第10項記載の粉体加圧成形装置。 12、前記バックアップ筒体の弾性係数は、前記加圧筒
体に形成された初期加圧領域と対向する領域から前記粉
体充填空間の開口端に向って行く程に、連続的又は段階
的に大きくなるようにしてある特許請求の範囲第6項、
第7項、第8項第9項、第10項又は第11項記載の粉
体加圧成形装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10495287A JPH0780067B2 (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 | 粉体加圧成形装置 |
DE8787304810T DE3785029T2 (de) | 1987-04-27 | 1987-06-01 | Verfahren und vorrichtung zum trockenen pressen von pulver. |
EP87304810A EP0294519B1 (en) | 1987-04-27 | 1987-06-01 | Dry-type powder pressing method and apparatus |
US07/057,388 US4888144A (en) | 1987-04-27 | 1987-06-02 | Dry-type rubber pressing method |
KR1019870005557A KR920000584B1 (ko) | 1987-04-27 | 1987-06-02 | 건식고무 프레스성형방법 및 성형장치 |
US07/135,303 US4934919A (en) | 1987-04-27 | 1987-12-21 | Dry-type rubber pressing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10495287A JPH0780067B2 (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 | 粉体加圧成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63268595A true JPS63268595A (ja) | 1988-11-07 |
JPH0780067B2 JPH0780067B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=14394431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10495287A Expired - Lifetime JPH0780067B2 (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 | 粉体加圧成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0780067B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002103095A (ja) * | 2000-09-26 | 2002-04-09 | Isao Matsushita | 粉体加圧成形装置 |
-
1987
- 1987-04-27 JP JP10495287A patent/JPH0780067B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0780067B2 (ja) | 1995-08-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE69817480T2 (de) | Verfahren zum pressen von keramischen pulvern und vorrichtung zum durchführen des verfahrens | |
DE69602768T2 (de) | Dichtungsanordnung für unter druck stehende abgabebehälter | |
DE69607392T2 (de) | Füllen von behältern mit feinkörnigem material | |
DE1511979A1 (de) | Abgabeeinrichtung fuer Behaelter | |
DE1475704C3 (de) | Blase für einen Druckbehälter | |
DE2127367A1 (de) | Vorrichtung zum Tiefziehen | |
DE3627513C2 (de) | Düse zum Texturieren eines laufenden Fadens | |
DE69911962T2 (de) | Hochdruckvorrichtung | |
US4934919A (en) | Dry-type rubber pressing apparatus | |
DE69817479T2 (de) | Verfahren und vorrichtung zum trockenpressen von geschirrgegenständen , insbesondere tellern | |
JPS63268595A (ja) | 粉体加圧成形装置 | |
EP3594134A1 (de) | Tubenhalter für eine tubenfüllmaschine | |
JP2000102825A (ja) | パイプ成形方法及びパイプ成形装置 | |
JPS63268596A (ja) | 粉体加圧成形装置 | |
EP1376000A1 (de) | Trennschieber | |
EP0644819B1 (de) | Werkzeug zum isostatischen pressen von henkelgefässen | |
JPH082518B2 (ja) | 粉体加圧成形方法及び成形装置 | |
JPS63268597A (ja) | 粉体加圧成形方法 | |
JPH05339603A (ja) | 冷間等方圧プレス装置及び加圧成形用加圧弾性膜体 | |
DE3405681C2 (ja) | ||
JPH01157799A (ja) | 内圧ラバープレス装置 | |
EP0637489A1 (de) | Presswerkzeug zum Isostatischen Pressen steilwandiger Hohlkörper aus keramischem Material | |
EP1464224B1 (de) | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von im Querschnitt mehrkantigen oder von der Kreisform abweichenden Schlauchpackungen | |
DE1200196B (de) | Flaschengreifer | |
DE2106078C3 (de) | Röhrenfilterpresse |