JPS63268596A - 粉体加圧成形装置 - Google Patents

粉体加圧成形装置

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JPS63268596A
JPS63268596A JP62104953A JP10495387A JPS63268596A JP S63268596 A JPS63268596 A JP S63268596A JP 62104953 A JP62104953 A JP 62104953A JP 10495387 A JP10495387 A JP 10495387A JP S63268596 A JPS63268596 A JP S63268596A
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pressurizing
powder
cylinder
pressurized
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Isao Matsushita
功 松下
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/001Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a flexible element, e.g. diaphragm, urged by fluid pressure; Isostatic presses

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、粉体を乾式法で静水圧成形する粉体加圧成形
装置の改良であって、加圧成形の過程において粉体中の
空気を成形品に悪IHIを及ぼさないところへ絞り寄せ
る技術に関するものである。
[従来の技術] 従来、乾式法で静水圧成形する粉体加圧成形装置は、第
11図に示す如く、可撓性の素材(例えば、ネオプレン
ゴム、ウレタン樹脂等)より形成されると共に上下方向
に長い粉体充填空間1を内側に形成したモールド2と、
粉体充填空間1の上下の開口端1a、1bを覆蓋する蓋
体3,4と、モールド2を外嵌する可撓性の加圧筒体5
と、加圧筒体5を外嵌する保持ケースらとからなり、加
圧筒体5と保持ケース6との間に、加圧液体7が供給さ
れる環状の圧力室8が形成されている。保持ケース6に
は、圧力室8に臨む液体給排口6c、6dが開口されて
いる。保持ケース6は、上下方向に貫通する貫通孔6a
が形成されていると共に、貫通孔6aに前記加圧筒体5
が内嵌されている。上下の蓋体3,4の間には、粉体充
填空間1の中心部を上下方向に貫通する芯金9が取り外
し可能に張架されている。
芯金9は、上下にボルト部9a、9bが延設されている
と共に、前記蓋体3,4の挿通孔3a、4aにボルト部
9a、9bが挿通され、ボルト部9a、9bにナツト1
0゜11が緊締されている。モールド2は、上下の蓋体
3.4で覆蓋された状態で、保持ケース6の貫通孔6a
から加圧筒体5の内側に挿入され、保持ケース6の上下
の開口部6e、6fに螺着した締付具12.13で保持
される。
次に、上述の如く構成された従来の粉体加圧成形装置の
用法を、作業手順に従って説明する。先ず、保持ケース
6に螺着した上方の締付具12を取り外して、モールド
2を保持ケース6から抜き出す。モールド2の上方に配
置された上方のナツト10及び蓋体3を取り外し、粉体
充填空間1内に粉体14を充填する。粉体14が充填さ
れた粉体充填空間1の上端を蓋体3で覆蓋すると共に、
芯金9のボルト部9aにナツト10を緊締する。モール
ド2を、保持ケース6の貫通孔6aから加圧筒体5の内
側に挿入し、保持ケース6の開口部6eに締付具12を
緊締して加圧前の準備を終了する。次に、保持ケース6
と加圧筒体5との間に形成された圧力室8に、保持ケー
ス6の液体給排口6c、6dから所望圧力の加圧液体7
を供給する。可撓性の加圧筒体5は、加圧液体7の供給
に伴ない、図示は省略したが、内方へ膨張しつつモール
ド2の外側面2aの略々全面を同時に押圧する。可撓性
のモールド2は、加圧筒体5からの押圧力を受けること
により、モールド内径りを減少しつつ、粉体充填空間1
内の粉体14の全体を略々同時に加圧する。粉体14中
に介在する空気は、加圧液体7の圧力上昇に伴ない空気
圧力が高められるので、粉体14の粒子間隙で形成され
た空気通路内を蓋体3,4に向って通過し、芯金9のボ
ルト部9a、9bとナツト10.11との螺合隙間から
外部へ排出される。所定時間の加圧が経過したならば、
圧力室8内の加圧液体7は液体給排口6c、6dから排
出される。可撓性のモールド2及び加圧筒体5は、加圧
液体7の減圧に伴ない、自己の骨性力により元のモール
ド内径りに自然復帰する。続けて、保持ケース6に螺着
した上方の締付具12は取り外され、モールド2は保持
ケース6から抜き出される。最後に、モールド2の内側
に得られた成形品(図示は省略)とモールド2と芯金9
とは分離される。
[発明が解決しようとする問題点] 前述の如く、粉体14中に介在する空気は、加圧液体7
の圧力上昇に伴ない、その空気圧力が高められるため、
粉体14中の微細な空気通路内を蓋体3.4に向って通
過し、芯金9のボルト部9a、9bとナツト 10.1
1との螺合隙間から外部へ排出される。
ところで、粉体14中に介在する空気を迅速に排出して
残留させないようにするためには、空気圧力が高いこと
及び粉体14の粒子間隙が連なって形成された空気通路
が大きいことが必要である。空気圧力を高くするために
は、加圧液体1の圧力を高くする必要がある。しかし、
粉体14の粒子間隙が連なって形成された空気通路は、
粉体14の加圧に伴ない、極度に狭隘な状態又は閉塞さ
れた状態となる。この様に、空気圧力を高(すること及
び空気通路を大きくすることは、二律背反する事項であ
る。
従来の粉体加圧成形装置は、加圧液体7の供給に伴ない
、モールド2における成形加圧領域の全域が略々同時に
押圧されてモールド内径りが減少する。その結果、従来
の粉体加圧成形装置は、粉体充填空間1の全域に亘って
、粉体14内の空気の圧力上昇と粉体14の粒子間隙の
減少又は閉塞とが同時進行することになり、上記二律背
反事項を何ら解決することができず、次の如き問題点を
招いていた。即ち、粉体充填空間1の縦長寸法Hを長く
すると、粉体充填空間1の中央部に充填された粉体14
は、芯金9のボルト部9a、9bとナツト10゜11と
の螺合隙間までの距離が長くなるために、高圧状態の圧
縮空気を完全に脱気することができずに、成形品中に圧
縮空気が残留する。成形品中に残留した圧縮空気は、加
圧液体7の減圧に伴なって膨張する際に、成形品を破損
さiる。そのため、従来の粉体加圧成形装置では、圧縮
空気を残留させないようにするために、粉体充填空間1
の縦長寸法Hを500■以下に短くする必要があり、長
尺の成形品を得ることができなかった。
[本発明の目的] 本発明は、上記問題点に鑑み、成形品に圧縮空気を含有
させることなく長尺の成形品を得ることができる粉体加
圧成形装置の提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明の要旨は、軸長が長い粉体充填空間を内側に形成
した可撓性の加圧筒体と、加圧筒体を外嵌する保持ケー
スとからなる粉体加圧成形装置において、前記加圧筒体
は、加圧筒体における両端部門に位置する適宜の一局部
が初期加圧領域とされると共に、該加圧筒体の筒部構成
材の弾性係数は、前記初期加圧領域から加圧筒体の端部
に向って行くにつれて連続的または段階的に大きくなる
ようになされ、前記保持ケースには、加圧筒体の外周面
と対向する加圧液体案内面が形成され、加圧液体案内面
には、前記加圧筒体の初期加圧領域に対向する部位に加
圧液体供給口が開口されていることである。
[作 用] 本発明の作用を実施例を示す第3図W(Blに基いて説
明する。同図穴に示す如く、加圧液体7は、保持ケース
26の加圧液体供給口26cから、加圧筒体25の初期
加圧f!4域25−1における外周面25aと保持ケー
ス26の加圧液体案内面26fとの間に供給される。加
圧液体7は、最初に初期加圧領域25−1のみを押圧し
、加圧筒体25の初期加圧領域25−1のみを内方に膨
張変形させる。その理由は、初期加圧領域25−1の弾
性係数が加圧領域25−2.25−3の弾性係数に比べ
て小さいことから、初期加圧領域25−1が容易に変形
するためである。粉体充填空間1内の粉体14は、加圧
筒体25の初期加圧領域25−1と対向する領域のみが
加圧される。加圧された粉体14中の空気(図示は省略
)は、空気圧力が上昇するため、加圧されていない粉体
中の粒子間隙により形成された空気通路内へ急速に流出
し、加圧された粉体14中に圧縮された状態で残留する
ことはない。加圧液体7は、供給圧力が増大するに伴な
い、加圧筒体25の加圧領域25−2.25−3と保持
ケース26の加圧液体案内面26fとの間に流出して、
加圧領域25−2.25−3を内方に膨張変形させる。
粉体充填空間1内の粉体14は、加圧筒体25の加圧領
域25−2.25−3と対向する領域が加圧される。加
圧された粉体14中の空気(図示は省略)は、空気圧力
が上昇するため、加圧されていない粉体中の空気通路内
へ急速に流出し、加圧された粉体14中に圧縮状態で残
留することはない。なお、加圧液体1の圧力は、加圧筒
体25の初期加圧領域25−1のみを加圧する場合より
、加圧領@ 25−2.25−3を加圧する場合の方が
増大する。加圧力の増大現象により、加圧筒体25の初
期加圧領域25−1と対向する粉体充填空間1内の領域
で初期加圧された粉体14は、更に加圧される。この加
圧力の増大現象は、初期加圧された粉体14中に残存す
る微細な圧縮空気をも排出することになり、圧縮空気の
脱気を完全なものにする。加圧液体7の供給圧力が更に
増大すると、加圧液体7は、第4図に示す如く、加圧筒
体25の外周面25aにおける加圧領域25−4.25
−5及び加圧領域25−6.25−7を前記同様に順次
加圧する。加圧筒体25の順次加圧に伴ない、粉体充填
空間1内に充填されている粉体14は、加圧筒体25の
初期加圧領域25−1と対向する粉体充填空間1内の領
域から端部1a、Ibに向って順次加圧される。粉体充
填空間1内に充填されている粉体14中に介在する空気
は、粉体14の順次加圧に伴ない、第4図に示す如く、
加圧筒体25の初期加圧領域25−1と対向する粉体充
填空間1内の領域から端部1a、 1bに向って絞り寄
せられる。その結果、加圧された粉体14中には、成形
品39を破損に至らしめる圧縮空気が残留することはな
い。
[実施例の説明] 次に、本発明に係る粉体加圧成形装置(以下、「本発明
装置」という)を図面に示す実施例に基づいて説明する
(第1実施例) 第1図乃至第5図は、第1実施例を示すものである。本
発明装置20は、被加圧具21と加圧具22とからなる
被加圧具21は、従来の構成と同じであって、上下方向
に長い粉体充填空間1を内側に形成した可撓性のモール
ド2と、粉体充填空間1の上下の開口11a、1bを覆
蓋する蓋体3,4と、上下の蓋体2゜3の間に張架され
た芯金9と、芯金9のボルト部9a、9bに螺着したナ
ツト 10.11とからなる。芯金9は、その横断面形
状が円形、楕円形または多角形等の適宜形状に形成され
、1本ま゛たは複数本が張架される。なお、中実の成形
品を得る場合には、芯金9は、モールド2内に張架され
ない。
本発明装520において改良した点は、加圧具22であ
る。加圧具22は、保持ケース26の内部に、加圧筒体
25が内嵌されている。保持ケース26は、剛体の外筒
23と、加圧筒体25をバックアップする内筒24と、
外筒23の上下端に螺着され、加圧筒体25を挟持する
上下の蓋体31,32とからなり、外筒23と内筒24
の間に環状の圧力室3Bが形成されている。
加圧筒体25は、可撓性の素材(例えば、ネオプレンゴ
ム、ウレタン樹脂等)より形成され、芯材層27を被覆
@2Bで被覆したものである。芯材層27は、別個に形
成された適宜長さL(例えば、l−100〜300mm
 )のリング材27a、27b、27c、27d−・・
を、夫々の端面同志を当接した状態で一列状にR2した
ものである。各リング材27a、27b、27c、27
dは、中央のリング材27aから粉体充填空間1の開口
端1a。
1bに向って行く程に、弾性係数が大きくなるようにし
である。所望の縦弾性係数を得るには、リング材27a
、27b、27c、27dのゴム硬度(例えば、JIS
ゴム硬度40〜90度)を適宜選択することにより行な
うのが一般的である。なお、加圧筒体25は、芥材層2
7を被1128で被覆したものに限定するものではなく
、図示は省略したが、芯材層27のみから形成しても勿
論よい。加圧筒体25は、7分割された加圧領域25−
1.25−2.・・・、25づが形成され、中央の加圧
領域25−1を初期加圧領域とする。前記保持ケース2
6は、内筒24の内面に、加圧筒体25の外周面25a
に密着当接する加圧液体案内面26fが形成されている
。加圧液体案内面26rには、前記加圧筒体25の初期
加圧領域25−1に対向する部位に適数箇の加圧液体供
給口260が、圧力室38と連通ずるように開口されて
いる。加圧液体案内面26fの上方寄りには、加圧筒体
25を介して被加圧具21の蓋体3と対向する位置に、
適数箇の加圧液体給排口260が、圧力室38と連通す
るように開口されている。加圧液体案内面26fの下方
寄りには、加圧筒体25を介して被加圧具21の蓋体4
と対向する位nに、適数箇の加圧液体給排口26hが、
圧力室38と連通ずるように開口されている。加圧液体
給排口26Q及び26hは、保持ケース26の加圧液体
案内面26fと加圧筒体25との間に介在する空気を排
出するために、必要に応じて設けられるものであって、
加圧筒体25の外周面25aで閉塞されている。
加圧液体給排口26Q及び26hをrJi塞する加圧筒
体25の部分25c、25dは、被加圧具21の蓋体3
.4でバックアップされているので、この部分250,
256が撓み変形(第4図参照)するまで閉塞状態を維
持する。前記外筒23には、上下寄りに、圧力室38に
臨む液体給排口23a、23bが開口されている。液体
給排口23a、23bには、加圧液体給排装置(図示は
省略)の液体給排用の配管が接続される。
なお、前記加圧同体25に形成される加圧領域の分割数
は、図示実施例の如き7分割されたものに限定するもの
ではなく、図示は省略したが、2分割以上のものであれ
ばよい。更に、初期加圧領域としては、図示実施例の如
き、中央の加圧領域25−1に限定するものではなく、
成形対象の立体形状に対応させて、複数形成された加圧
領域のうち何れか一つを選択することも勿論可能である
本発明装置ff20は、図示実施例において、粉体充填
空間1の長軸が上下方向に一致するものであるが、何ら
これに限定するものではなく、図示は省略したが、粉体
充填空間1の長軸が傾斜するものまたは水平なものであ
っても勿論よい。
次に、本発明装置20の使用手順及び作用を説明する。
先ず、第1図及び第2図に示す如く、粉体充填空間1内
に粉体14を充填した被加圧具21を準備する。被加圧
具21は、加圧具22内に挿入され、加圧具22に螺着
された上下の締付具12,13により所定位置に保持さ
れる。次に、加圧液体供給装置(図示は省略)から供給
された加圧液体1(例えば、油、グリセリン、はう耐水
等)は、外筒23の液体給排口23a、23bを介して
圧力室38に流入する。
圧力室38内の加圧液体7は、所定圧力(例えば、50
〜200に9 / cd )になると、保持ケース26
の加圧液体供給026Cから流出して、加圧筒体25の
初期加圧領域25−1と保持ケース26の加圧液体案内
面26fとの間に流入する。なお、内筒24の上下筒り
に形成された加圧液体給排口26g、26hは、加圧筒
体25の部分25c、25dで強固に閉塞されているた
め、加圧液体7を加圧筒体25に向って流出させること
はない。初期加圧領域25−1に流出した加圧液体7は
、第3図式に示す如く、最初に初期加圧領域25−1の
みを押圧し、加圧筒体25の初期加圧領域25−1を内
方に膨張変形させる。その理由は、初期加圧領域25−
1の弾性係数が加圧領域25−2.25−3の弾性係数
に比べて小さいことから、初期加圧領域25−1が容易
に変形するためである。加圧筒体25の初期加圧領域2
5−1の膨張変形に伴ない、モールド2は、加圧筒体2
5の初期加圧領域25−1と対向する領域の外周面2a
のみが押圧され、粉体14を加圧する。加圧された粉体
14中の空気(図示は省略)は、空気圧力が上界するた
め、加圧されていない粉体中の大きな粒子間隙で形成さ
れた空気通路へ急速に流出し、加圧された粉体14中に
圧縮された状態で残留することはない。加圧筒体25の
初期加圧領域25−1は、加圧液体7は、供給圧力の増
大するに伴ない、同図日に示す如く、加圧筒体25の初
期加圧領域25−1に隣接する加圧領域25−2.25
−3に流出し、この加圧領域25−2.25−3を押圧
する。モールド2は、加圧筒体25の加圧領域25−2
.25−3と対向する領域の外周面2aが押圧され、粉
体14を加圧する。
加圧された粉体14中の空気(図示は省略)は、空気圧
力が上昇するため、加圧されていない粉体中の大きな粒
子間隙で形成された空気通路へ急速に流出し、加圧され
た粉体14中に圧縮状態で残留することはない。なお、
加圧液体7の圧力は、加圧筒体25の初期加圧領域25
−1のみを加圧する場合より、加圧領域25−2.25
−3を加圧する場合、の方が増大する。加圧力の増大現
象により、加圧筒体25の初期加圧領域25−1と対向
する粉体充填空間1内の領域で初期加圧された粉体14
は、更に加圧される。
この加圧力の増大現象は、初期加圧された粉体14中に
残存する微細な圧縮空気をも排出することになり、圧縮
空気の脱気を完全なもにする。加圧液体7の供給圧力が
更に増大すると、加圧液体7は、第4図に示す如く、加
圧筒体25の外周面25aにおける加圧領域25−4.
25−5及び加圧領域25−6.25−7を前記同様に
順次加圧する。加圧筒体25の順次加圧に伴ない、粉体
充填空間1内に充填されている粉体14は、加圧筒体2
5の初期加圧11域25−1と対向する粉体充填空間1
内の領域から端部1a、Ibに向って順次加圧される。
粉体充填空間1内に充填されている粉体14中に介在す
る空気は、粉体14の順次加圧に伴ない、加圧筒体25
の初期加圧領1425−1と対向する粉体充填空間1内
の領域から端部1a、1bに向って移動して、芯金9の
ボルト部9a、9bとナツト 10.11との螺合間隙
から外部へ排出される。
その結果、加圧された粉体14中には、成形品を破損に
至らしめる圧縮空気が残留することはない。
加圧筒体25の外周面25aの全面と保持ケース26の
加圧液体案内面26fとの間に供給された加圧液体7は
、更に所定の最終圧力(例えば、500〜5.000に
9/cj)まで昇圧させ、粉体14を加圧成形する。圧
力室38内の加圧液体7は、所定時間の加圧成形が経過
したならば減圧される。可撓性のモールド2及び加圧筒
体25は、加圧液体1の減圧に伴ない、第5図に示す如
く、自己の弾性力により元のモールド内径りの状態に自
然復帰する。被加圧具21は、保持ケース26に螺着し
た上方の締付具12を取り外した後、保持ケース26か
ら扱き出される。被加圧具21は、上下に配置されたナ
ツト 10゜11及び蓋体3.4が取り外され、成形品
39と芯金9とモールド2とが分離される。
(第2実施例) 第6図は、第2実施開の本発明装置40を示すものであ
る。第2実施例の本発明装置40が前記第1実施例の本
発明装置20と異なる所は、保持ケース46の溝道と、
加圧筒体25における上下端寄りのシール構造81.8
2と、加圧筒体25とモールド2どの間に保護筒17を
介装した点である。
保持ケース46は、銅体の外筒43と、外筒43の上下
間口部にff1Wした蓋体44.45とからなる。保持
ケース46は、内周側に加圧筒体25が嵌着されている
と共に、加圧筒体25の外周面25aと対向する面が加
圧液体案内面46fとされている。外筒43の加圧液体
案内面46fには、加圧筒体25の初期加圧領域25−
1に臨む環状の分配凹溝43dと、上方の加圧領域25
−6に臨む環状の分配凹溝43eと、下方の加圧領域2
5−7に臨む環状の分配凹溝43fとが凹設されている
。分配凹溝43d、43e、434の夫々には加圧液体
給排口43c、43a、43t+が開口されている。加
圧液体7は、外筒43の加圧液体案内面46「と加圧筒
体25との間に充満した際に、中央の加圧液体給排口4
3cより更に供給されて上下の加圧液体給排口43a、
43bから排出され、脱気が完全になされる。
前記保護筒17は、可撓性の素材〈例えば、ネオブレン
ゴム、ウレタン樹脂等)より形成されたものであって、
被加圧具21の蓋体3.4と加圧筒体25との接触を断
つことにより、加圧筒体25を保護するものである。
加圧筒体25における上端寄りのシール構造81は、第
7図に示す如く、蓋体44に凹設された環状凹溝85の
内部に加圧筒体25の上縁部25eが収嵌され、上縁部
25eの外周面25a側にシールリング収嵌溝86が凹
設され、シールリング収嵌溝86に収嵌した断面がO状
、V状又はX状等の任意形状からなるシールリング87
が環状凹溝85の円周面85aに密着され、環状凹溝8
5の内奥部85bが上縁部25eのバックアップ部とさ
れたものである。加圧筒体25における下端寄りのシー
ル構造82(第6図参照)は、上記上端寄りのシール構
造81と同様に構成される。
第8図^Ei)は、加圧筒体25における上下ra寄り
のシール構造の別態様の実施例を示すものである。
シール構造91は、蓋体44に凹設された環状凹溝85
の内部に加圧筒体25の上縁部25eが収嵌され、環状
凹溝85の内周面85aにシールリング収嵌溝96が凹
設され、シールリング収嵌溝96に収嵌したシー。
ルリング97が加圧筒体25の上縁部25eに密着され
、環状凹溝85の内奥部85bが上縁部25eのバック
アップ部とされたものである。
第9同人(B)は、加圧筒体25における上下端寄りの
シール構造の別態様の実施例を示すものである。
シール構造101は、蓋体44に凹設された環状凹溝8
5の内部に加圧筒体25の上縁部25eが収嵌され、上
縁部25eの外周面25a及び環状囲?m85の内周面
85aにシールリング収嵌溝108,109が対向状態
に凹設され、両シールリング収@溝108,109に収
嵌したシールリング107が両シールリング収嵌溝10
8、109の底面108a、 109aに密着され、環
状凹溝85の内奥部85bが上縁部25eのバックアッ
プ部とされたものである。
(第3実施例) 第10図は、第3実施例の本発明装置110を示すもの
である。第3実施例の本発明装置110が前記第2実施
例(第6図参照)と異なる所は、モールド及び保3筒を
備えることなく、加圧筒体25’の内側面25′jを粉
体加圧面とした点である。
(その他の実施例) 前記各実施例は、円筒又は円柱の成形品を得るように、
粉体加圧成形面となるモールド2(第1図参照)の円周
面2j及び加圧筒体25′(第10図参照)の内周面2
5′jを総て円周面としたものである。しかし、粉体加
圧成形面の形状は、円周面に限定するものではなく、図
示は省略したが、成形対象の立体形状に応じた各種の内
面形状が可能である。更に、前記実施例は、加圧筒体2
5(25’ )の外周面25a  (25’ a )の
形状を円周面としたものである。しかし、加圧筒体の外
側面は、円周面に限定するものではなく、図示は省略し
たが、成形対象の立体形状に対応した成形加圧力が得ら
れるように、各種の外面形状が可能である。
[本発明の効果] 以上詳述の如く、本発明装置は、次の如き優れた効果を
有する。
■ 本発明装置は、粉体充填空間内に充填された粉体に
加える加圧力を、初期加圧領域から順次端部方向に向っ
て拡大できるので、粉体中の圧縮空気を形成量に実質的
に悪影響を及ぼさない粉体充填空間の端部に絞り寄せる
ことが可能となり、粉体中に圧縮空気を含有させること
がない。
■ 本発明装置は、粉体と圧縮空気とを完全に分離でき
るので、脱型の際に、成形品を破損させることがない。
■ 本発明者による確認試験によれば、セラミック粉体
を加圧成形して、外F300111111φ、内径が2
4001111φ、長さが4 、000mmの中空状の
成形品を得ることができた。この確認試験から明らかな
如く、本発明装置は、従来不可能とされていた長尺の成
形品を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明装置の第1実施例を示すもの
であって、第1図は縦断面図−第2図は第1図の■ −
■線における横断面図、第3図[Al[Blは加圧状態
の要部を拡大した縦断面図、第4図は加圧状態を示す縦
断@i図、第5図は脱型状態を示す縦断面図、第6図は
本発明装置の第2実施例を示す縦断面図、第7図は加圧
筒体のシール構造を拡大した縦断面図、第8図(8)0
3)は加圧筒体のシール構造の別層様を拡大したもので
あって、同図穴は非加圧状態の縦断面図、同図B)は加
圧状態の縦断面図、第9図IA)(B)は加圧筒体のシ
ール構造の更に別層様を拡大したものであって、同図(
8)は非加圧状態の縦断面図、同図031は加圧状態の
縦断面図、第10図は本発明装置の第3実施例を示す縦
断面図、第11図は従来の粉体加圧成形装置を示す縦断
面図である。 1・・・粉体充填空間   2・・・モールド3.4・
・・蓋体      25(25’)・・・加圧筒体2
5a・・・外周面     25−1・・・初期加圧領
域26(46)・・・保持ケース 11・・・保護筒特
許出願人  松  下   功 同    株式会社イナックス 代 理 人  弁理士 内1)敏彦 第1図 S 第2図 (A) 第3 (B) 責 第4図 4    第6図 第7図 (A) 第8 (B) 図 (A) 第9 (B) 図 第10図 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、軸長が長い粉体充填空間を内側に形成した可撓性の
    加圧筒体と、加圧筒体を外嵌する保持ケースとからなる
    粉体加圧成形装置において、前記加圧筒体は、加圧筒体
    における両端部間に位置する適宜の一局部が初期加圧領
    域とされると共に、該加圧筒体の筒部構成材の弾性係数
    は、前記初期加圧領域から加圧筒体の端部に向って行く
    につれて連続的または段階的に大きくなるようになされ
    、前記保持ケースには、加圧筒体の外周面と対向する加
    圧液体案内面が形成され、加圧液体案内面には、前記加
    圧筒体の初期加圧領域に対向する部位に加圧液体供給口
    が開口されていることを特徴とする粉体加圧成形装置。 2、前記加圧筒体の内周面を粉体加圧面とした特許請求
    の範囲第1項記載の粉体加圧成形装置。 3、前記加圧筒体に可撓性のモールドを内嵌した特許請
    求の範囲第1項記載の粉体加圧成形装置。 4、前記加圧筒体と前記モールドとの間に保護筒を介装
    した特許請求の範囲第3項記載の粉体加圧成形装置。 5、前記粉体充填空間には、軸長方向に貫通する芯金が
    配置されている特許請求の範囲第1項、第2項、第3項
    又は第4項記載の粉体加圧成形装置。
JP10495387A 1987-04-27 1987-04-27 粉体加圧成形装置 Expired - Lifetime JPH0780068B2 (ja)

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JP10495387A JPH0780068B2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27 粉体加圧成形装置
EP87304810A EP0294519B1 (en) 1987-04-27 1987-06-01 Dry-type powder pressing method and apparatus
DE8787304810T DE3785029T2 (de) 1987-04-27 1987-06-01 Verfahren und vorrichtung zum trockenen pressen von pulver.
US07/057,388 US4888144A (en) 1987-04-27 1987-06-02 Dry-type rubber pressing method
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US07/135,303 US4934919A (en) 1987-04-27 1987-12-21 Dry-type rubber pressing apparatus

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