JPS6326787Y2 - - Google Patents

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JPS6326787Y2
JPS6326787Y2 JP5527282U JP5527282U JPS6326787Y2 JP S6326787 Y2 JPS6326787 Y2 JP S6326787Y2 JP 5527282 U JP5527282 U JP 5527282U JP 5527282 U JP5527282 U JP 5527282U JP S6326787 Y2 JPS6326787 Y2 JP S6326787Y2
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JP
Japan
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hand
gear
press
shaft
corner
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JP5527282U
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JPS58158384U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カナと歯車が一体に樹脂成形された
秒針歯車と、秒針歯車の中心に挿込支持される金
属製の秒針軸との固定構造に関わるものである。
本考案の目的は、固定力の強化即ち、抜去力2Kg
以上、ゆるみトルク20gcm以上にすること、秒針
軸の削切代を節減すること、時計の薄形化をはな
すことにある。以降本考案を図面を用いて説明す
る。第1図は秒針車の従来例を示す断面図であ
る。1は歯車2、カナ3を有する樹脂成形秒針歯
車である。4は秒針軸でつば5を一体に有してい
る。6は秒針保持部である。秒針を押し込む矢印
7方向の力に対しては、面8が受等の支持部材に
当接して耐え、秒針を外す矢印9方向の力に対し
てはつば5が他の支持部材に当接して耐える。圧
入軸10と秒針歯車1の圧入穴11との固定力は
落下等で生ずるゆるみトルクだけを保証すればよ
いので、信頼性の高い構造である。しかし秒針軸
4を製作するに際し、つば5に相当する径の素材
を用意し、切削することで圧入軸10、秒針保持
部6を形造るため、材料費用と加工時間がかかる
欠点を持つている。第2図は別の従来例を示す断
面図であり、秒針軸12はつばを持つていないの
で材料費用と加工時間は節約されている。秒針の
着脱に耐えるには秒針歯車13と秒針軸12との
固定力にたよるしかない。固定力を高めるには嵌
合代を多くとる必要があつて、嵌合代を大きくと
ると樹脂製のカナ3が変寸して好ましくないの
で、カナ3に対向する穴部は圧入に適用できな
い。圧入に適用できる部分は歯車を含む14の範
囲である。充分な固定力を得るには歯車部のみの
厚味では不足するので、更に嵌合たけ15を必要
としている。このため秒針車自体のたけがふえて
結局厚い時計になつてしまう。16は秒針軸12
の嵌合部に3個程設けた溝であつて樹脂の秒針歯
車16の穴内壁をなじませようとしているが、後
述する本考案のごとき面と溝との作用効果を含ん
でいないので矢印9方向の抜きに対しては不充分
な構造であつた。第3図は本考案の秒針車を含む
断面図である。秒針軸17と秒針歯車18との固
定は歯厚味に相当するタケ19のみで行われて薄
形の時計を可能にすると共に第1図で述べた様な
つば5を廃除している。20は受板で柄部21を
支持している。22は秒押えバネ、23は中板で
ある。矢印7方向の秒針押込に対しては面部24
が秒押えバネ22をはさんで受板20に当つて耐
える。矢印9方向の秒針抜きに対しては下面部2
5が中板23に当つて耐える様になつている。更
にタケ19部分の回転固定力は20gcm以上の充分
な保持トルクが得られていて、時計を落下した位
の秒針衝撃トルクで秒針軸17がゆるんで回つて
しまうことはない。カナ3に対向する穴26は固
定力を若干高めることはあつても、カナ3を変寸
させない程度のしめし代で秒針軸17に嵌つてい
ればよい。第4図は第3図の要部拡大図である。
秒針軸17は頂部にテーパー部27、その下に柄
部21、その下に角部28、その下に溝部29、
その下に保持部30を配し、更に段部31をも有
している。秒針歯車18には圧入穴32がほぼ歯
厚分だけある。秒針軸17の秒針歯車18に対す
る挿込みは矢印7の方向に行われる。先ずテーパ
ー部27が圧入穴32に挿し込まれて圧入穴32
を押し拡げながら進む。柄部21は圧入穴32を
通る時に適度な弾性的拡がりを伴なつている。柄
部21に寸法的に等しい様に作られた角部28が
圧入穴32を通過した直後段部31が圧入穴32
の側壁に当つて挿し込みが完了する。保持部材3
0の径は柄部21の径にほぼ等しく設定されてい
て、挿入過程では圧入穴32に過度なストレスを
与えず且つ挿入が完了した状態では圧入穴32の
弾力で締めつけられて適度な摩擦トルクを得てい
る。面部24と圧入穴32との交わる円周部33
は溝部29に対向していて保持部30に弾圧され
ている圧入部の様に拡げる力は加わつていない。
このために円周部33の内径は保持部30の外径
よりも小径になつていて溝部29にだれ込んだ状
態を維持している。角部28の径は保持部30の
径とほぼ等しく設定されているので、円周部33
は角部28よりも小径になつている。よつて矢印
9方向の抜去力を加えた時に角部28は円周部3
3に当つて耐え脱離を防ぐことができる。なお矢
印7方向の秒針押込力に対しては段部31が圧入
穴32の側壁に当たり、更らに面部24は他の固
定部材に当つて耐えることができる。試作実験の
結果抜去力平均7Kg、ゆるみトルク90gcmが得ら
れて、初期の目的をはたすことができることが解
つた。本考案によつて固定力が高く、削り代が少
なく、薄い時計に使われる秒針車を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は秒針車の従来例を示す断面図、第2図
は別の従来例を示す断面図、第3図は本考案の秒
針車を含む断面図、第4図は第3図の要部拡大図
である。 17……秒針車、18……秒針歯車、21……
柄部、24……面部、28……角部、29……溝
部、30……保持部、32……圧入穴、33……
円周部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カナと歯車が一体で樹脂成形された秒針歯車
    と、秒針歯車の中心に挿込支持される金属製の秒
    針軸よりなる秒針車に於いて、秒針軸は受等で支
    承される柄部21、柄部の下方に位置する角部2
    8、角部の下方に位置する溝部29、溝部の下方
    に位置する保持部30を有し、秒針歯車は面部2
    4、圧入穴32を有し、秒針歯車と秒針軸との挿
    込状態では、上記面部24と圧入穴32との交わ
    る円周部33は上記溝部29に対向しているが故
    に、保持部30及び角部28の径よりも小径であ
    ることを維持し、矢印9方向の抜き動作に対して
    は円周部33が角部28に当接して秒針軸の脱離
    を防ぐごとく構成したことを特徴とする秒針車の
    構造。
JP5527282U 1982-04-16 1982-04-16 秒針車の構造 Granted JPS58158384U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5527282U JPS58158384U (ja) 1982-04-16 1982-04-16 秒針車の構造

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JP5527282U JPS58158384U (ja) 1982-04-16 1982-04-16 秒針車の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58158384U JPS58158384U (ja) 1983-10-22
JPS6326787Y2 true JPS6326787Y2 (ja) 1988-07-20

Family

ID=30065858

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JP5527282U Granted JPS58158384U (ja) 1982-04-16 1982-04-16 秒針車の構造

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JP (1) JPS58158384U (ja)

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JPS58158384U (ja) 1983-10-22

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