JPS5845505Y2 - 磁石発電機の磁極 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁石発電機の磁極の改良に関する３゜従来の磁
石発電機の磁適ばほぼ中央に貫通孔を有する焼結金属か
らなる磁鋼と、軟鋼からなりほぼ中央にねじ部を備え−
ｈの面を接着剤で磁鋼と接着てせた極片とからなり、磁
鋼の外周面にテフロンなどの合成樹１旨を生布して構成
されていた。

このｉ極をたとえばフライホイールマグネットなどの高
圧磁石発電機の磁極として用いるときは、磁鋼の一方の
面とヨークとしてのフライホイールとを接着剤で接着し
、磁鋼に設けた貫通孔を貫通して前記極片のねじ部を利
用して、磁鋼をは濾んでボルトなどの固定手段でフライ
ホイールと極片とを締付けて磁極とヨーク部としてのフ
ライホイールとを相互に固着していた。

しかし上記の如く構成した磁極は磁鋼と極片との間あ−
よび磁鋼と磁鋼の一方の面と当接するヨーク部との間は
接着剤で接着するためその制作釦よび取付に余分の工程
を必要とし作業能率が悪い欠点かあった。

また、磁鋼は焼結金属のためもろくヨーク部と極片とを
強固に締けた場合、磁鋼の一部が欠落する欠点があった
。

また、テフロンなどの合成樹脂が磁鋼外周面に塗布しで
あるが上記の欠落を防ぐには充分でなかった。

さらに、極片とヨーク部との締付に当って極片の厚賂は
薄く、かつ固着手段としてのボルトなどが極片外に突出
させる事が発電機の構成上、出来ないため締付後にむい
て緩みが生ずる欠点もあった。

本考案は上記にかんがみなされたもので上記の欠点を解
消した磁石発電機の磁極を提供することを目的とする。

以下、本考案を実施例により説明する。

第１図は本考案の一実施例の磁極の断面図であり、ヨー
クに取付けた状態を石１〜でいる。

第２図は磁極の側面図である。

第１図にむいて１は硬質合成樹脂たとえばナイロンなど
の枠体であり、枠体１の内周面に密接し、一方の面すな
わちヨークと当接する面は枠体１の面より突出し、はぼ
中央にテーパ状の貫通孔３を有する焼結金属からなる磁
鋼２を設け、さらに、磁′８Ｊ１４２の他方の面と枠体
１の内部で当接し、その外周は磁鋼２の外周より大きく
形威すれて枠体１の内周向に圧接し、かつ他方の而は枠
体１の面より突出した極片４とを設けである。

極片４の一方の面には突出部５を有し突出部５内を貫通
してねじ部を有し、突出部５はテーパー状の貫通孔３内
に装入されている。

ついで、ヨーク６と磁極との間は、ボルト７などの固着
手段をテーパー状の貫通孔３に通して挿入し、極片４の
ねじ部を用いて磁鋼２をはさんでヨーク６と極片４とを
相互に固着する。

従って、上記如き磁極によれば、極片の実効厚さが締付
に関しては厚くなったとき等価であり、ヨーク６と極片
４とを充分に締付けて固定することができる。

このため、極片４と磁鋼２との当接面むよび磁鋼２とヨ
ーク６との当接面を予め接着剤により接着して釦く必要
はなく、この工程は不要となる。

芽た、ヨーク６と極片４とを充分に締付けても、磁鋼２
の外周面は枠体１により保護されているため欠落するこ
ともない。

１だ、磁鋼２の一方の面は枠体１の面より突出させであ
るために、磁鋼２とヨーク６との当接部に枠体１に邪魔
でれて空隙の生ずることもない。

尚、磁極をヨーク６に固定した後、回転子と極片４との
間の空隙を均一にするために極片４の表面を削っても、
極片４の一方の面は枠体１の一方の而より突出させてい
るため枠体１が削られることもない。

以上説明した如く本考案によれば従来の磁石発電機の磁
極の欠点を解消することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の磁石発電機の磁極の断面図
、第２図は本考案の一実施例の磁石発電機の磁極の側面
図。 符号の説明、１・・・枠体、２・・・磁鋼、３・・・テ
ーパ状貫通孔、４・・・極片、５・・・突出部、６・・
・ヨーク。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 硬質合成樹脂からなる枠体と、前記枠体の内周面に密接
   し、一方の面は前記枠体の面より突出し、中央部にテー
   パー状の孔を有する焼結金属からなる磁鋼と、前記磁鋼
   の外周より大きい外周部を有しその外周部は前記枠体の
   内周面に圧接し、一方の面が前記磁鋼の他力の面と当接
   するとどもにこの一方の面のほぼ中央に前記テーパー状
   の孔内に装入され内部にねじを切った突起部を有し、他
   方の面が前記枠体の向より突出した極片とからなること
   を特徴とする磁石発電機の磁極。