JPS63267106A - 旋削加工物の取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、旋削加工物の取付装置に関するものである。

「従来の技術」 従来の旋削加工では、加工物の内径もしくは外径をチャ
ッキングして加工している。内径チャックの場合は、外
径や端面を、また、外径チャックの場合は、内径や端面
を加工する。

「発明が解決しようとする問題点」 従来の旋削加工では、上記のように内径もしくは外径を
チャッキングして加工するので、チャッキング爪が加工
の妨げとなって一度のチャッキングで内径と外径とを加
工することができない。チャッキング爪の部分を加工す
る場合は、加工する部分にチャッキング爪が当らないよ
うに再度加工物をチャフキングし直して加工している。

加工物を再度チャッキングし直すため、取付は誤差が倍
加されがちで加工物の加工精度の低下につながり、また
、加工物を再度チャッキングし直す分だけ加工時間のロ
スが発生している。

「発明が解決しようとする手段」 そこで、本発明は、上記の事情に鑑み、一度のチャッキ
ングで加工物を取り外すことなく、内外径および端面の
加工ができるようにし、且つ加工物を自動的に排出でき
る旋削加工物の取付装置を提供しようとするもので、当
て板を進退させて加工物の一面に当接させ加工物を排出
する加工物排出機構と、前記当て板とで加工物を保持す
る加工物の外径側の他面に当接する爪を進退させるクラ
ンプ機構と、前記爪を旋回する爪旋回機構と、加工物外
径旋削の際、爪が加工物をアンクランプ時に加工物の他
面を押圧する回転センターなどの押圧部材を進退させる
押圧機構とよりなる旋削加工物の取イ・Ｊ装置である。

「作−用」 加工物を当て板と爪とで保持して加工物の内径と端面と
を旋削加工を行い、外径加工時には爪を旋回退避させて
当て板と回転センターなどの押圧部材で保持して旋削を
行う。

「実施例」 本発明は、当て板を進退させて加工物の一面に当接させ
加工物を排出する加工物排出機構Ａと、前記当て板とで
加工物を保持する加工物の外径側の他面に当接する爪を
進退させるクランプ機構Ｂと、前記爪を旋回する爪旋回
機構Ｃと、加工物外径旋削の際、爪が加工物をアンクラ
ンプ時に加工物の他面を押圧する回転センターなどの押
圧部材を進退させる押圧機構りとよりなる。

本発明を第１・２図の概略図で説明する。

加工物排出機構Ａは、当て板１が加工物排出棒２を介し
て加工物排出シリンダピストン３に連結して、当て板１
を進退自在としてなる。

また、クランプ機構Ｂは、爪４を加工物Ｗの外径側の他
面に位置させ前記加工物排出棒２に平行状で先端に爪４
を備えた爪軸５を配置し、爪軸５を皿バネなどの爪調整
用弾性体６を介在させて爪駆動板７に摺動自在に設け、
この爪駆動板７を爪クランプ駆動棒８の先端に固着し、
爪クランプ駆動棒８の基端に爪クランプ駆動シリンダピ
ストン９を固着して、爪４を進退自在としてなる。

爪旋回機構Ｃは、前記爪軸５の歯車１０に爪軸旋回歯車
１）を噛み合うように配置し、爪旋回駆動棒１２の先端
を爪軸旋回歯車１）内に挿入し、爪軸旋回歯車１）内面
に刻設した螺旋溝１３に爪旋回駆動棒１２先端に外方に
向けて突設し九たビン１４を嵌入させ、爪旋回駆動棒１
２基端に爪旋回シリンダピストン１５′を固着して、爪
４を旋回させる。

押圧機構りは、前記当て板ｌに対向させて配置する回転
センターなどの押圧部材１６を進退させてなる。

前記加工物排出棒２に爪旋回駆動棒１２を外嵌めし、さ
らに爪旋回駆動棒１２に爪クランプ駆動棒８を外嵌めし
、加工物排出シリンダピストン３、爪旋回駆動シリンダ
ピストン１５および爪クランプ駆動シリンダピストン９
は同一のシリンダ１７に収容して三段シリンダ部を構成
する。

加工物Ｗを加工する際は、まず、加工物Ｗを当て板３に
その一面を当接させ、爪クランプ駆動シリンダピストン
９を引込み動作、すなわち、図において左方向に作動さ
せると、爪クランプ駆動棒８、爪駆動板７、爪軸５を経
て爪４を加工物の外径側の他面に当接させ加工物Ｗをク
ランプできる。

この際、爪軸５には爪調整用弾性体６が介在させである
ので、加工物Ｗのクランプ面に黒皮などの凹凸があって
も爪調整用弾性体６が吸収して十分にクランプできる。

この状態で加工物Ｗの内径および端面の旋削加工ができ
る。

加工物Ｗの外径部を加工する際は、爪旋回駆動シリンダ
ピストン１５を引込み動作させると、爪旋回駆動棒１２
・ピン１４が左方向に移動し、軸旋回駆動歯車１）が回
転し、軸旋回駆動歯車１４の回転に伴って爪軸１５の歯
車１０が回転し爪４を旋回させ、爪４は加工物Ｗから外
れてアンクランプ状態となる。

その後、回転センターなどの押圧部材１６で加工物Ｗの
他面を押圧してから加工物Ｗの外径を旋削する。

加工物Ｗの加工が完了すると、押圧部材１６を後退させ
たり、あるいは爪４を旋回退避させてから加工物排出シ
リンダピストン３を押し出し作動させて当て板１を前進
させて加工物Ｗを排出する。

次に、具体的な実施図面の第３図により述べる。

加工物排出機構Ａは、当て板１が加工物排出棒２の先端
にボルト２１により固着し、加工物排出棒２の基端には
加工物排出シリンダピストン３をナツト２２により連結
して、当て板１を進退自在としてなる。

また、クランプ機構Ｂは、爪４を加工物Ｗの外径側の他
面の円周を３当分した箇所にそれぞれ位置させ前記加工
物排出棒２に平行状で先端に爪４をボルト２３により固
着した爪軸５を配置し、爪軸５を皿バネなどの爪調整用
弾性体６を介在させて爪駆動板７に摺動自在に設け、こ
の爪駆動板７を爪クランプ駆動棒８の先端にナツト２４
により固着し、爪クランプ駆動棒８の基端に爪クランプ
駆動シリンダピストン９をナツト２５により固着して、
爪４を進退自在としてなる。

爪旋回機構Ｃは、前記爪軸５の歯車１０に爪軸旋回歯車
１）を噛み合うように配置し、爪旋回駆動棒１２の先端
を爪軸旋回歯車１）内に挿入し、爪軸旋回歯車１）内面
に刻設し螺旋溝１３に爪旋回駆動棒１２先端に外方に向
けて突設したピン１４を嵌入させ、爪旋回駆動棒１２基
端に爪旋回シリンダピストン１５を固着して、爪４を旋
回させる。

前記加工物排出棒２に爪旋回駆動棒１２を外嵌めし、さ
らに、爪旋回駆動棒１２に爪クランプ駆動棒８を外嵌め
し、加工物排出シリンダピストン３、爪旋回駆動シリン
ダピストン１５および爪クランプ駆動シリンダピストン
９は同一のシリンダ１７に収容して三段シリンダ部を構
成し、各加工物排出シリンダピストン３、爪旋回駆動シ
リンダピストン１５および爪クランプ駆動シリンダピス
トン９のシリンダ室を設け、各シリンダ室は油路で接続
し、上記第１・２図の概略図で述べたと同様の作動をす
る。

「発明の効果」 本発明は、上述のように、当て板を進退させて加工物の
一面に当接させ加工物を排出する加工物排出機構と、前
記光て板とで加工物を保持する加工物の外径側の他面に
当接する爪を進退させるクランプ機構と、前記爪を旋回
する爪旋回機構と、加工物外径旋削の際、爪が加工物を
アンクランプ時に加工物の他面を押圧する回転センター
などの押圧部材を進退させる押圧機構とよりなる旋削加
工物の取付装置であり、一度のチャッキングで加工物を
取り外すことなく、ψ、内外径および端面の加工ができ
、且つ加工物を自動的に排出できる。したがって、加工
物を再度チャッキングし直すと、取付は誤差が倍加され
がちで加工物の加工精度の低下につながるが、本発明に
よると内外径および端面を一度のチャッキングにより加
工できるので、加工精度が向上する。また、内外径およ
び端面を一度のチャッキングで加工するため、再度チャ
フキングし直すものに比して加工時間が短縮できる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の概略縦断面図、第２図は第１図の爪の
側面図、第３図は本発明の具体的な実施例の縦断面図で
ある。 １・・・当　　て　　板 Ｗ・・・加　　工　　物 Ａ・・・加工物排出機構 Ｂ・・・クランプ機構 Ｃ・・・爪旋回機構 １６・・・押圧部材　　′ Ｄ・・・押圧機構

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）当て板を進退させて加工物の一面に当接させ加工
   物を排出する加工物排出機構と、前記当て板とで加工物
   を保持する加工物の外径側の他面に当接する爪を進退さ
   せるクランプ機構と、前記爪を旋回する爪旋回機構と、
   加工物外径旋削の際、爪が加工物をアンクランプ時に加
   工物の他面を押圧する回転センターなどの押圧部材を進
   退させる押圧機構とよりなる旋削加工物の取付装置