JPS63265820A - チタン酸塩粉末の製造方法 - Google Patents
チタン酸塩粉末の製造方法Info
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- JPS63265820A JPS63265820A JP9959687A JP9959687A JPS63265820A JP S63265820 A JPS63265820 A JP S63265820A JP 9959687 A JP9959687 A JP 9959687A JP 9959687 A JP9959687 A JP 9959687A JP S63265820 A JPS63265820 A JP S63265820A
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Landscapes
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は電子部品、特にセラミックコンデンサ等の材料
に適するチタン酸塩粉末の製造方法に関する0 (従来の技術) 従来、電子部品用材料たとえばB a T t 03
#Sr T i 03などのチタン酸塩粉末の製造方法
としては、固相反応法が一般的に用いられている。固相
反応法は、B a T s O3を例にとるとT M0
2とB a CO3を混合し電気炉中で仮焼して得られ
るB a T i 03焼結体を粉砕・後処理して粉末
とする方法である。
に適するチタン酸塩粉末の製造方法に関する0 (従来の技術) 従来、電子部品用材料たとえばB a T t 03
#Sr T i 03などのチタン酸塩粉末の製造方法
としては、固相反応法が一般的に用いられている。固相
反応法は、B a T s O3を例にとるとT M0
2とB a CO3を混合し電気炉中で仮焼して得られ
るB a T i 03焼結体を粉砕・後処理して粉末
とする方法である。
この方法は経済性、量産性に優れているが、得られる粉
末の粒径が2〜3μmと比較的大きいうえに粒径分布幅
も広い。
末の粒径が2〜3μmと比較的大きいうえに粒径分布幅
も広い。
また固相反応波以外にシ晶つ酸塩分解法、複合過酸化物
分解法、錯体分解法などが知られている。
分解法、錯体分解法などが知られている。
これらの方法によって製造される粉末の粒径は、0.5
〜1.5μHimでセラミックコンデンサ用には適する
が、やはシ前者同様粒径分布が広く、ばらつきが大きい
。
〜1.5μHimでセラミックコンデンサ用には適する
が、やはシ前者同様粒径分布が広く、ばらつきが大きい
。
(発明が解決しようとする間怠点)
上記製造方法ではいずれも粒径の1lli11.1tl
が4しく粒径のそろった均一な粉末が得られない欠点が
あった。粒径が不均一であると、焼結する際に焼結体の
機械的強度が不安定となシ素子の寿命を短くする原因と
なる。
が4しく粒径のそろった均一な粉末が得られない欠点が
あった。粒径が不均一であると、焼結する際に焼結体の
機械的強度が不安定となシ素子の寿命を短くする原因と
なる。
また近年、電子機器の小型化に伴いセラミックコンデン
サなどの素子も小型大容量のものが望まれている。小型
大容社化を実現するひとつの手段として積層セラミック
コンデンサがあシ、#7M層数を増してさらに大容量化
する方法が知られている。
サなどの素子も小型大容量のものが望まれている。小型
大容社化を実現するひとつの手段として積層セラミック
コンデンサがあシ、#7M層数を増してさらに大容量化
する方法が知られている。
しかし、積層機を増加させることは訪電体層間に設けら
れる内部電&数をも増加させることとなシ者しいコスF
の上昇をまねく。これは、現在の積層セラミックコンデ
ンサがB蟲T s 03あるいは、8rT401を主成
分とするため焼結温度が1300〜1400℃と高く、
内部電極として高価な1重やPdを使用せざるを得ない
ためである。これに対する解決策のひとつとしてa電体
材料粉末を微細化して焼結温度を低下させることによっ
て、内部電極にλg等比較的安価な材料の使用を可能に
する方法が考えられ、これに適した高品位で微細な粉末
が求められている。
れる内部電&数をも増加させることとなシ者しいコスF
の上昇をまねく。これは、現在の積層セラミックコンデ
ンサがB蟲T s 03あるいは、8rT401を主成
分とするため焼結温度が1300〜1400℃と高く、
内部電極として高価な1重やPdを使用せざるを得ない
ためである。これに対する解決策のひとつとしてa電体
材料粉末を微細化して焼結温度を低下させることによっ
て、内部電極にλg等比較的安価な材料の使用を可能に
する方法が考えられ、これに適した高品位で微細な粉末
が求められている。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、微細で粒
径の均一なチタン酸塩粉末を安定して供給することを目
的とする。
径の均一なチタン酸塩粉末を安定して供給することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段と作用)本発明は上記目
的を達成するために、ガラス形成物質にチタン酸塩の基
本成分を一定比率で混合し溶融した後、その溶融物を急
冷して得られる非晶質体に熱処理を施すことによって、
目的にかなったチタン酸塩微粒子の結晶を析出させるも
のである。
的を達成するために、ガラス形成物質にチタン酸塩の基
本成分を一定比率で混合し溶融した後、その溶融物を急
冷して得られる非晶質体に熱処理を施すことによって、
目的にかなったチタン酸塩微粒子の結晶を析出させるも
のである。
すなわち本発明は、AO−TiO□−B2O.系(Aは
、Ba、Be、Mg、Cm、8r、Raから選はれる少
なくとも一種の元素)三角成分図において、AO50モ
ル%−B、035Qモル%の点、T i Ox 55モ
ル%−AO45モル%の点、TiO□45モル幡−AO
55モル%の点を結ぶ義で囲まれる組成s1域内に多る
混合物を溶融し、急速に冷却して非晶質体とする工程と
、この非晶質体に熱処理を厖こして結晶化させる工程と
、この焼結体を希酸で処理してチタン酸塩の微粒子を抽
出する工程とを有するチタン酸塩粉末の製造方法である
。
、Ba、Be、Mg、Cm、8r、Raから選はれる少
なくとも一種の元素)三角成分図において、AO50モ
ル%−B、035Qモル%の点、T i Ox 55モ
ル%−AO45モル%の点、TiO□45モル幡−AO
55モル%の点を結ぶ義で囲まれる組成s1域内に多る
混合物を溶融し、急速に冷却して非晶質体とする工程と
、この非晶質体に熱処理を厖こして結晶化させる工程と
、この焼結体を希酸で処理してチタン酸塩の微粒子を抽
出する工程とを有するチタン酸塩粉末の製造方法である
。
ここで組成領域について説明する。上記非晶質体を熱処
理する際に、まずAB、O,(あるいは、AO・B2O
3)相が析出する。これは示差熱分析X@回折の結果等
からチタン酸塩に優先して析出する。シ友がって、チタ
ン酸塩の原料であるムOがB、 Osと等臘モルよシ少
ない場合、ム0iliB、0゜と化合してAB2O.
となシ易いため、目的とするチタン酸塩の析出蝕が減
少し、残部はT i OHとして析出する。T j 0
2は後工程の希酸処理によりて除去することが困嫌であ
シ、最終生成物であるチタン酸塩中に混入するので好ま
しくない。また、B2O為量の増加と共に浴融温度の上
昇をまねき経済性が悪化する。以上の影響を考慮すると
第1図に示したムO,Tム0□、 B、03 を頂点と
する三角成分図におけるa−bM、すなわちAO50モ
ル%−B2O350モル%の点と’I’i0□55モル
%−AO45モル%の点を結んだ梅よシもAOが過剰な
領域であることが好ましい。
理する際に、まずAB、O,(あるいは、AO・B2O
3)相が析出する。これは示差熱分析X@回折の結果等
からチタン酸塩に優先して析出する。シ友がって、チタ
ン酸塩の原料であるムOがB、 Osと等臘モルよシ少
ない場合、ム0iliB、0゜と化合してAB2O.
となシ易いため、目的とするチタン酸塩の析出蝕が減
少し、残部はT i OHとして析出する。T j 0
2は後工程の希酸処理によりて除去することが困嫌であ
シ、最終生成物であるチタン酸塩中に混入するので好ま
しくない。また、B2O為量の増加と共に浴融温度の上
昇をまねき経済性が悪化する。以上の影響を考慮すると
第1図に示したムO,Tム0□、 B、03 を頂点と
する三角成分図におけるa−bM、すなわちAO50モ
ル%−B2O350モル%の点と’I’i0□55モル
%−AO45モル%の点を結んだ梅よシもAOが過剰な
領域であることが好ましい。
一方、AOがB2O5のモル数よシ大きい場合には人O
が非晶質体中に残存し、AB2O4 + AT i 0
3−)−AOが生成する。AB2O4およびAOは希酸
処理によって除去できるが、AO量の増加に伴って目的
とするチタン酸塩の収率が低下し、希酸処理工程への負
担が増大し生産性を著しく損うため、少なくともMg1
図におけるa−cm、すなわちAO50モル%−n、o
s5Qモル%の点とTiOz45モル%−AO55モル
%の点を結んだ線よりも、Tie2過剰領域であること
が好ましい。
が非晶質体中に残存し、AB2O4 + AT i 0
3−)−AOが生成する。AB2O4およびAOは希酸
処理によって除去できるが、AO量の増加に伴って目的
とするチタン酸塩の収率が低下し、希酸処理工程への負
担が増大し生産性を著しく損うため、少なくともMg1
図におけるa−cm、すなわちAO50モル%−n、o
s5Qモル%の点とTiOz45モル%−AO55モル
%の点を結んだ線よりも、Tie2過剰領域であること
が好ましい。
最も望ましくは第1図における上記領域内で1−d線で
示し九AO50モル%−B2O.50モル%の点とTi
O□50モル%−AO50モル%の点とを結んだ線−ヒ
の組成となる場合である。
示し九AO50モル%−B2O.50モル%の点とTi
O□50モル%−AO50モル%の点とを結んだ線−ヒ
の組成となる場合である。
また上記組成領域すなわち第1図の点a、b。
Cを結んだ線で囲まれる範囲内では、析出する粒子の粒
径の熱処理温度依存性がゆるやかであるため、熱処理条
件または成分組成を変えることによって粒径の制御を容
易に行うことができる。
径の熱処理温度依存性がゆるやかであるため、熱処理条
件または成分組成を変えることによって粒径の制御を容
易に行うことができる。
さらに本発明においては非晶質体を熱処理してガラス相
からチタン酸塩の結晶を析出させる。この反応は固相内
での原子拡散に支配されるためゆっくシとした反応とな
り、析出するチタン酸塩を非常に微細な粒子とすること
が可能である。
からチタン酸塩の結晶を析出させる。この反応は固相内
での原子拡散に支配されるためゆっくシとした反応とな
り、析出するチタン酸塩を非常に微細な粒子とすること
が可能である。
(実施例)
次に本発明の一実施例についてB a T i 03
を例として説明する〇 本実施例ではガラス形成物質としてBaO−B、O。
を例として説明する〇 本実施例ではガラス形成物質としてBaO−B、O。
を用いた。また以下の説明では原料混合物を溶融・冷却
して得られる非晶質体において、B a T i 03
:B a O・Bz 0gがモル比で60:4Qのもの
を試料Ai=50:50のものを試料嵐2とする。
して得られる非晶質体において、B a T i 03
:B a O・Bz 0gがモル比で60:4Qのもの
を試料Ai=50:50のものを試料嵐2とする。
上記組成比となるように、それぞれB a CO@ 。
TfO□、H3BO3を所定型混合して白金ルツボに収
容し、1300〜1400℃に加熱溶融した。
容し、1300〜1400℃に加熱溶融した。
この溶融物を白金ルツボ底部のノズルから流出させ、水
冷ローラにより急速に冷却して薄板状の非晶質体とした
。この非晶質体をボールミルまたはに動ミルによって微
粉砕し、所定の容器に充填して電気炉内に収容し、75
0〜850℃で5Hr熱処理を行いB a T i O
@結晶を含む焼結体を生成させた。この焼結体を微粉砕
した後、10%酢酸溶液で処理してガラス形成物質を溶
解除去し、BaTム03倣粒子粒子出分離した。
冷ローラにより急速に冷却して薄板状の非晶質体とした
。この非晶質体をボールミルまたはに動ミルによって微
粉砕し、所定の容器に充填して電気炉内に収容し、75
0〜850℃で5Hr熱処理を行いB a T i O
@結晶を含む焼結体を生成させた。この焼結体を微粉砕
した後、10%酢酸溶液で処理してガラス形成物質を溶
解除去し、BaTム03倣粒子粒子出分離した。
得られたB a T s 03粉末は、測定の結果、屋
1の試料が平均粒径0.2μm1粒度分布 (3σ)0
.07、A2の試料が平均粒径0.7μm1粒度分布(
3σ’) 0.10であった。これに対し参考例として
、シーウ酸塩分解法によって製造されたB1TiO3粉
末について同様の測定を行ったところ、平均粒径1.6
μm2粒度分布(3σ) 0.15であり、本発明の方
法によるB a T i 03粉末が粒径のそろった極
めて均一なものであることがわかった。
1の試料が平均粒径0.2μm1粒度分布 (3σ)0
.07、A2の試料が平均粒径0.7μm1粒度分布(
3σ’) 0.10であった。これに対し参考例として
、シーウ酸塩分解法によって製造されたB1TiO3粉
末について同様の測定を行ったところ、平均粒径1.6
μm2粒度分布(3σ) 0.15であり、本発明の方
法によるB a T i 03粉末が粒径のそろった極
めて均一なものであることがわかった。
この結果は第2図および第3図に示した本実施例A2の
試料と、参考例の試料の電子顕微鏡写真によりいっそう
明らかである。
試料と、参考例の試料の電子顕微鏡写真によりいっそう
明らかである。
このように均一な粒子粉末を用いたセラミックコンデン
サ用素子は均質で焼成後の焼結強度が高く、非常に安定
した長寿命の素子を得ることができる。
サ用素子は均質で焼成後の焼結強度が高く、非常に安定
した長寿命の素子を得ることができる。
上記実施例では、同一の熱処理条件で組成範囲を変える
ことによって粒径を変化させたが、同一組成で熱処理条
件を変えることによっても容易に粒径を制御することが
できる。またこれらの組合せにより必要に応じて0.0
1〜数μmの範囲で粒径を制御することが可能である。
ことによって粒径を変化させたが、同一組成で熱処理条
件を変えることによっても容易に粒径を制御することが
できる。またこれらの組合せにより必要に応じて0.0
1〜数μmの範囲で粒径を制御することが可能である。
また上記においては、人T i 03の人がBaの例を
示したが、AがBet Mgt Cat are Ra
の場合でも同様の結果が得られた。
示したが、AがBet Mgt Cat are Ra
の場合でも同様の結果が得られた。
以上のように本発明によれば、原料組成および熱処理条
件を変えることによシ、チタン酸塩粉末の粒径制御が容
易にでき、しかも極めて粒度のそろった均一な粉末が得
られるため、希望する粒径の粉末を比較的大きいものか
ら、非常に微細なものまでコストを上げることなく安定
して供給することができるという効果がある。
件を変えることによシ、チタン酸塩粉末の粒径制御が容
易にでき、しかも極めて粒度のそろった均一な粉末が得
られるため、希望する粒径の粉末を比較的大きいものか
ら、非常に微細なものまでコストを上げることなく安定
して供給することができるという効果がある。
第1図は本発明に係るAO−T i O2−B2O.系
の相図(三角成分図)、第2図は本発明の方法によって
製造された実施例ム2のBaTiO3粉末の電子w4微
鏡写真、第3図は従来の方法によって製造された参考例
のBaTiO3粉末の電子顕微鏡写真である。 特許出願人 東芝硝子株式会社第1図 TLOユ 手続補正書く方式〉
の相図(三角成分図)、第2図は本発明の方法によって
製造された実施例ム2のBaTiO3粉末の電子w4微
鏡写真、第3図は従来の方法によって製造された参考例
のBaTiO3粉末の電子顕微鏡写真である。 特許出願人 東芝硝子株式会社第1図 TLOユ 手続補正書く方式〉
Claims (1)
- AO−TiO_2−B_2O_3系(AはBa、Be、
MgCa、Sr、Raから選ばれる少なくとも一種の元
素)三角成分図において、AO50モル%−B_2O_
350モル%の点、TiO_255モル%−AO45モ
ル%の点、TiO_245モル%−AO55モル%の点
を結ぶ線で囲まれる組成領域内にある混合物を溶融し、
急速に冷却して非晶質体とする工程と、この非晶質体に
熱処理を施こして結晶化させる工程と、この焼結体を希
酸で処理してチタン酸塩の微粒子を抽出する工程とを有
するチタン酸塩粉末の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9959687A JPH0624975B2 (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | チタン酸塩粉末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9959687A JPH0624975B2 (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | チタン酸塩粉末の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63265820A true JPS63265820A (ja) | 1988-11-02 |
JPH0624975B2 JPH0624975B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=14251478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9959687A Expired - Lifetime JPH0624975B2 (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | チタン酸塩粉末の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624975B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106861669A (zh) * | 2017-02-27 | 2017-06-20 | 陕西科技大学 | 一种多孔层状结构钛酸粒子及其制备方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4752194B2 (ja) * | 2003-05-21 | 2011-08-17 | 旭硝子株式会社 | チタン酸バリウム微粒子の製造方法 |
-
1987
- 1987-04-22 JP JP9959687A patent/JPH0624975B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106861669A (zh) * | 2017-02-27 | 2017-06-20 | 陕西科技大学 | 一种多孔层状结构钛酸粒子及其制备方法 |
CN106861669B (zh) * | 2017-02-27 | 2019-06-04 | 陕西科技大学 | 一种多孔层状结构钛酸粒子及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0624975B2 (ja) | 1994-04-06 |
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