JPS6326524Y2 - - Google Patents

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JPS6326524Y2
JPS6326524Y2 JP1983101765U JP10176583U JPS6326524Y2 JP S6326524 Y2 JPS6326524 Y2 JP S6326524Y2 JP 1983101765 U JP1983101765 U JP 1983101765U JP 10176583 U JP10176583 U JP 10176583U JP S6326524 Y2 JPS6326524 Y2 JP S6326524Y2
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JP
Japan
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side wall
wall panel
pool
frp
buried plate
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JP1983101765U
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JPS608338U (ja
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フロアーパネルを多数枚敷設して形
成した底壁上に、側壁パネルを載置連結して側周
壁を形成したFRP製の組立プールに関し、特に
国内、国際競技会用、選考会用等の競泳用公認プ
ールとして使用できるFRP製組立プールに関す
る。
(従来の背景とその問題点) 従来から、耐食性及び維持管理等に優れると共
に施工期間が短くてすむFRP製の組立プールが
知られている。
この組立プールは、FRPによつてフロアーパ
ネルと側壁パネルとを成形し、このフロアーパネ
ルを多数枚敷設して形成した底壁の周縁上に、側
壁パネルを載置固定し隣接する側壁パネルの側縁
同士を連結して側周壁を形成してなつている。
而して今日、プール業界ではこの組立プールを
一般の遊泳用プールのみならず競泳用の公認プー
ルとして使用する思考がある。
ところで、競泳用の公認プールは、競泳記録の
関係から「壁(側壁)は堅固な材質で構築しなけ
ればならない。」と規約で定め、その堅固な材質
としては「鉄筋コンクリート、プレストレストコ
ンクリート、鋼、ステンレス鋼、アルミニユーム
及びその合金又は審査の結果、本連盟がこれ等の
材質と同等以上のものと認めた材質を言う。」と
規定され、又、競泳距離の関係からプールの長さ
(一般的にプールは長方形で、その長手方向に泳
ぐため対向する短辺間の距離)が厳密でなければ
ならず、短辺内壁に描かれたクロスライン上に数
箇所測定点を設けて長さを測り、例えば長さが25
mのプールの場合にはその長さの許容寸法誤差は
25mに対して「+1cm」「−0」以内でなければ
ならないと規定されている。
ところが、前記した従来プールは、FRP単体
では剛性が乏しい為、ウレタンフオームや塩ビフ
オームなどのプラスチツク発泡体を芯材としたサ
ンドイツチ構造のパネルでもつてスタート台側の
壁面とそれに正対する壁面、即ち短手方向の側壁
を形成しているも、ウレタンフオームや塩ビフオ
ームは競泳時における競泳者のターン時の衝撃に
よつて自らが弾性的に変形して競泳者を押し出す
バネ作用を生み、競泳記録に影響を与えてしま
い、又、数箇所設定された測定点全てにおいて短
辺方向のプール側壁間寸法を規約で定められた許
容寸法誤差の範囲内におさめることが困難であ
り、公認プールとしては不適格であつた。
(問題点を解決する為の技術的課題) 以上の問題点を解決する為の本考案の技術的課
題は、側壁パネルに、競泳時における競泳者ター
ン時に生じる衝撃(蹴り力)によつて弾性変形す
ることのない耐衝撃性を保持させ、側壁パネルの
各測定点を強制的に変形させることで矯正し、且
つその矯正時において測定点にかかる変形力を分
散して、公認プールとして規約で定められた堅固
な側壁及び競泳長さを備え且つ側壁パネルを損傷
させる虞れのないFRP製組立プールを提供する
ことである。
(技術的課題を達成する為の技術的手段) 以上の技術的課題を達成する為の本考案の技術
的手段は、側周壁の少なくとも短辺側の側壁パネ
ルをレジンコンクリートを芯材とするFRPのサ
ンドイツチ構造とし、該側壁パネルの裏面にクロ
スラインの背後に位置する縦長の埋設プレートを
固定し、その外側に、該埋設プレートに相対して
立設された固定支柱と、先端を埋設プレートに固
定して固定支柱に取付けられ側壁パネルの測定点
を押圧又は引張る複数のアジヤスターボルトとか
らなる微調整装置を形成することである。
(作用) 以上の手段によれば、本考案は以下の作用を有
する。
レジンコンクリートが表裏のFRP層と一体
化して、短辺側の側壁パネルに、競泳者のター
ン時に生じる蹴り力によつて弾性変形しない程
度の剛性を付与すると共にアジヤスターボルト
によつて側壁パネルの測定点を押圧又は引張る
ことで各測定点における競泳長さを矯正する。
埋設プレートによつてアジヤスターボルトの
押圧力や引つ張り力が側壁パネルの測定点に集
中することを防ぐ。
(考案の効果) 本考案は以上の様に構成したことにより、短辺
側の側壁が、ターン時の衝撃によつて競泳者を押
し出して競泳記録に影響を与えてしまうことのな
い堅固さを備え、且つプール短辺側の側壁間寸法
を規約に合致する長さに矯正して、公認プールと
して使用することができると共に、側壁間寸法の
矯正時に側壁パネルを損傷する虞れのないFRP
製組立プールを提供し得る。
依つて所期の目的を達する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
図中Xは、フロアーパネルを多数枚敷設して形
成した底壁Dの周縁上に側周壁Yを形成し、その
側周壁Yにおけるプール本体の短辺側の側壁Y1
を構成する側壁パネルCの外側に微調整装置Zを
設けてなるFRP製組立プールである。
側壁パネルCは、レジンコンクリートc′を芯材
c″とするFRPのサンドイツチ構造のもので、デ
ツキ部C1を一体に有し且つ周縁に接合フランジ
C2を一体に突設した正方形や矩形のパネル体で、
プールX内側に面する表面略中央に競泳用のコー
スを表示する為のクロスラインcが描かれそのク
ロスラインcの背後に埋設プレート4を固定して
なつており、下縁の接合フランジC2を底壁Dの
周縁にボルト、ナツト1,2等の適当手段を介し
て固定し側縁の接合フランジC2を同様の手段を
介して隣接する側壁パネルCの接合フランジC2
に固定してスタート台が載置される壁面とそれに
正対する壁面即ち短辺方向の側壁Y1を形成して
いる。
埋設プレート4は、所望の幅を備えると共に側
壁パネルCの高さ方向にわたり複数箇所設定され
るプール長さの測定点Eの最上位から最下位迄に
至る長さを有し、表面に各測定点Eと相対する位
置に受けナツト5を溶着してなつており、FRP
のライニング6によつて側壁パネルCの裏面に固
着されている。
微調整装置Zは固定支柱Aとアジヤスターボル
トBとからなつている。
固定支柱Aは側壁パネルCを起立支持するもの
で前記埋設プレート4に相対して側壁パネルCの
外側に立設せしめる。この固定支柱Aは、側壁パ
ネルCと対向する平面部aを有する所望の型材、
例えばアングル材を用いて形成され、その平面部
aの測定点Eに相対する位置数箇所にアジヤスタ
ーボルトBを挿通せしめる長孔状挿通孔a′を開孔
する。
アジヤスターボルトBは側壁パネルCを部分的
に押圧又は引張り変形せしめたり傾きを矯正する
為のもので、このアジヤスターボルトBは、平面
部aの内外面に固定ナツト3,3を介して挿通孔
a′に挿通状態で装備すると共に螺子杆bの先端を
前記受けナツト5に挿着し、固定ナツト3の一方
を緩め、その緩んだ分だけこのアジヤスターボル
トBを押動又は引つ張り他方の固定ナツト3を締
め付けて平面部aを挾圧する行為を測定点Eにお
いてくりかえし側壁パネルCを正規な公認プール
の側壁間寸法に合致させるように押圧又は引張り
変形や傾動させるものである(第3図、第4図)。
その際アジヤスターボルトBの押圧力や引つ張り
力が受けナツト5を介して埋設プレート4に伝達
され、側壁パネルCの測定点E裏面一点に集中す
ることのないよう配慮している。又埋設プレート
4を長手方向に2分割して測定点E個々における
微調整時に埋設プレート4の剛力が微調整時の押
圧又は引つ張り力を阻止しないようにしても良
い。
尚、アジヤスターボルトBは第3図とは逆にア
ジヤスターボルトBの頭部b′を埋設プレート4に
溶着し、その螺子杆部bの固定ナツト3,3を平
面部aの内外面に螺着装備させても良い。
また固定支柱Aは第1図に示す如く微調整時に
側壁パネルCの反力を受ける為、ベースアングル
7、ステーアングル8、ガゼツトプレート9を介
して固定するも直接地中やコンクリートスラブ等
に立設させても良い。
尚10は、側壁パネルCの微調整後に固定支柱
Aを固定する為の固定ボードでデツキ部C1から
垂設する。
尚、側壁パネルCの微調整は底壁Dに仮止状態
で行なうこととし、隣接するパネルCとの関係に
おいては必要に応じて仮止め状態として行う。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示し、第1図は組
立プールの要部拡大縦断面図、第2図は第1図の
一部切欠側面図、第3図は側壁パネルの微調整前
の状態を示す部分拡大断面図、第4図は側壁パネ
ルの微調整後の状態を示す部分拡大断面図であ
る。 尚図中、側周壁……Y、側壁パネル……C、レ
ジンコンクリート……c′、芯材……c″、クロスラ
イン……c、埋設プレート……4、固定支柱……
A、測定点……E、アジヤスターボルト……B、
微調整装置……Z。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側周壁の少なくとも短辺側の側壁パネルをレジ
    ンコンクリートを芯材とするFRPのサンドイツ
    チ構造とし、該側壁パネルの裏面にクロスライン
    の背後に位置する縦長の埋設プレートを固定し、
    その外側に、該埋設プレートに相対して立設され
    た固定支柱と、先端を埋設プレートに固定して固
    定支柱に取付けられ側壁パネルの測定点を押圧又
    は引張る複数のアジヤスターボルトとからなる微
    調整装置を形成したFRP製組立プール。
JP10176583U 1983-06-29 1983-06-29 Frp製組立プール Granted JPS608338U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10176583U JPS608338U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 Frp製組立プール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10176583U JPS608338U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 Frp製組立プール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS608338U JPS608338U (ja) 1985-01-21
JPS6326524Y2 true JPS6326524Y2 (ja) 1988-07-19

Family

ID=30240180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10176583U Granted JPS608338U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 Frp製組立プール

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0354267Y2 (ja) * 1987-02-05 1991-11-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5254203Y2 (ja) * 1971-05-17 1977-12-08

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JPS608338U (ja) 1985-01-21

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