JPS63265000A - 混抄紙 - Google Patents

混抄紙

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JPS63265000A
JPS63265000A JP9536887A JP9536887A JPS63265000A JP S63265000 A JPS63265000 A JP S63265000A JP 9536887 A JP9536887 A JP 9536887A JP 9536887 A JP9536887 A JP 9536887A JP S63265000 A JPS63265000 A JP S63265000A
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JP
Japan
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paper
fiber
tear strength
polyester
strength
Prior art date
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Pending
Application number
JP9536887A
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English (en)
Inventor
孝典 篠木
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は封筒、ショッピングバッグなどの袋類。
各種伝票たとえば配送伝票、荷札、リフト券、地図、電
話帳、歌集、電気絶縁テープ用基布、電線押え春用テー
プ、乾熱転写用リボン、ステンレス台紙など高い引裂強
力を必要とする用途に利用することができる。
〈従来技術〉 従来木材パルプとポリエステル繊維とを混合抄紙して混
抄紙とすることは公知である(たとえば特開昭58−2
0440号公報、特開昭131−258100 @公報
)。またポリエステル繊維のみからなる合成紙も公知で
あるがポリエステル合成紙は筆記性、印刷印字性あるい
は樹脂、油の含浸性・吸収性が低く用途によっては実用
性が低い(特開昭f30−3.11700号公報)。他
方、一般の木材パルプからなる紙は筆記性等に優れてい
るにもかかわらず引裂強力が劣るため産業用途にはなか
なか展開できないという欠点があった。
〈発明の目的〉 本発明はかかる実情に鑑み高い引裂強力を必要とする用
途においてポリエステル繊維を含む実用的合成紙を得る
ことを目的としてなされたものである。
〈発明の構成〉 すなわち本発明は、 「木材パルプとポリエステルm<Mとを混合抄紙してな
る混抄紙において、ポリエステル繊維の単糸繊度を0.
1〜10デニール繊維長を1ON25mm混抄率815
〜50臣笛%としたことを特徴とする混抄紙」 である。
本発明のごとく、一定範囲の単糸繊度、繊維長。
混抄率のポリニスデル繊維を木材パルプと混合抄紙して
混抄紙とすると高い引裂強力、裂断長、適度の透気度を
有する実用的な合成紙が得られ、かつ水中分散性、湿紙
強力が高いので湿式抄紙工程も円滑に実施することがで
きる。
ここにポリエステルとはポリエチレンテレフタシー1〜
.ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6
−ナフタレートあるいはこれらの共重合体等である。第
3成分としてp−ヒドロキシ安息香酸、イソフタル酸、
5−す1〜リウムスルホイソフタル酸、ブチレングリコ
ール、ヘキサメチレングリコールなどを共重合したもの
でもよい。ポリエステル繊維の単糸繊度、繊維長は0.
1〜10デニール、10〜25mmである。
単糸繊度が0.1デニ一ル未満では湿式抄紙の際水中で
繊維間の絡みが多発するため均一に分散せず結束が発生
するので紙力か低下し実用的な、紙力に達しない。
10デニールを越えるとポリエステル繊維とパルプとの
接触面積が減少するので、やはり紙力が低下するととも
に紙表面の緻密性が低下するので印刷・印字適性が悪化
し実用性を失う。
繊維長が1 omm未満では実用的な引裂強力が得られ
ない。25mmを越えると湿式抄紙工程における水中分
散性が低下するため紙力の低下を生じる。
ポリエステル繊維の断面形状は丸断面のほか三角断面、
扁平断面など公知の具形断面のものを用いてよい。
ポリエステル撮維は単一成分の繊維でも2成分系繊維た
とえば芯鞘型、1ノイドバイリ゛イド型複合繊維などで
もよい。
特にポリエチレンテレフタレート1oo%の芯成分と融
点100〜180’Cの共重合ポリエステルの鞘成分と
からなるポリエステル複合繊維などが好ましい。
おるいは複屈折(Δ口)を異にする2種のポリエステル
繊維雑からなる混合繊維などを用いてもよい。
たとえば△nが0.120以上の結晶配向化ポリエステ
ル繊維(A)とΔnが0.02以下の低軟化点ポリエス
テル!li#1(B)とからなる混合繊維などである。
繊維Bは接着性繊維(バインダーl維)として用いられ
るが、繊維AとtJJ、 KM Bとの混合比は、40
/60〜70/30の範囲で用いるのが好ましい。
この場合繊維Aが40%未満のときは得られた紙の熱1
法安定性が悪化する。70%を越えると接着効果が低下
し、ひいては紙力低下につながる。
本発明において混合抄紙したのら熱圧処理を施すかまた
は樹脂接着処理を施して強力を高めるのが望ましい。熱
圧処理の場合の条件は、加熱ローラ一温度100〜23
0℃、線圧30〜200Kg/Cmの範囲が好ましい。
樹脂接着処理の場合は混抄紙重量に対し乾燥樹脂固形分
換算でO,OS〜1.50重刊比の範囲で添加した復乾
燥する。用途が記録用紙の場合は、樹脂中にあらかじめ
タルク、炭酸カルシウム、酸化チタン等の白色顔料を含
有させ、紙の白度、不透明度を向上させるとよい。また
表面平滑性が要求される用途の場合には通常パルプ紙の
艶出し加工に用いられるスーパーカレンダー加工を施し
てもよい。
熱圧条件において加熱ローラ一温度が100℃未満では
バインダー繊維の接着性が充分発現されない。230℃
を越えると木材パルプの熱劣化を生じるので好ましくな
い。一方線圧は30Kg/cm未満では熱圧処理効果が
不充分である。200 Kg/ cmを越えると設備コ
スト上昇の割に効果が発現Vず費用に対する効果の見地
から好ましくない。
特にグラビア印刷の場合、毛羽発生のないことが重要で
あるが、そのための条件としては加熱ローラ一温度15
0〜220 ’C,線圧50〜150 KCI/cmが
好ましい。樹脂接着処理を施す場合でも熱寸法安定性の
要求される用途では、熱寸法安定性の要求される温度以
上の湿度であらかじめ熱処理しておくのが望ましい。樹
脂接着処理を施ず場合に用いる4jMj脂は、ポリ酢狼
ビニル系、ニトリル−ブタジェン−ゴム系、ポリアクリ
ル酸系、メラミン系のポリマーまたはこれらの共重合物
などであるが、耐熱性、耐水性、耐候[生が要求される
用途ではアクリル酸エステルを主成分とするポリマーが
好ましい。ポリエステル繊維の混抄率は15〜5Qi量
%である。15%未満では耐熱性および引裂強力の向上
が不充分でおる。50%を越えると混抄紙の引張強力が
低下するとともに印刷・印字適性が損われる。
〈発明の効果〉 本発明は下記の効果を有する。
(1)高い引裂強力および喘裂強力が要求される電線押
え谷の用途にも使用することができる。
(2)乾熱伝写テープは従来安価なテープとして厚さ約
10μmのパルプ紙が用いられているが、本発明の混抄
紙は引裂強力、端裂強力が改善されているのでざらにテ
ープを薄くすることができる。またテープを薄(するこ
とでプリンターのり“−マルヘッドからの熱伝達がより
容易になるため一層の高速化および印字の鮮明化を図る
ことができる。
(3)ショッピングバッグの用途に用いた場合、引裂強
力が改善されているのでIさ重jjX物あるいはこわれ
易いガラス製品なども安心して収納することかできる。
(4)複写伝票、特に宅配便の荷物に貼付するカーボン
複写紙は、高い引裂強力とともに、壬ね複写をする必要
上薄いことが要求される。従来使用されてきたフィルム
製の合成紙は印刷性、隠蔽性の点で劣っているばかりで
なく引裂強力が低いという致命的な問題点をかかえてい
た。これに対し本発明の混抄紙は、パルプ紙特有の良好
な印刷性、筆記性、隠蔽性を有するとともに高い引裂強
力をも兼備している。
〈実施例〉 以下に実施例で本発明の混抄紙の製造方法を具体的に説
明する。なお得られた混抄紙の裂断長。
引裂強力、透気度は下記の方法で測定した。
引張強ざ(K(Jf) 裂断長(Km)=         x 1000BX
W[JIS P 8113] 、 B:試験片の幅(mm) W:試験片の秤量(g/′Trt) 引裂強力 エレメンドルフ型引裂試験機により測定[J
IS P 8116] 引裂強力((71)= −X 1G A:目盛の読み(試験片を引き裂くのに要した力の17
16表示〉 S:引裂き枚数 透気度(秒) ガーレイ式試験機により測定[JIS 
P 8117準拠] 内径10m/mφの円い孔の間に張られたリンプルを空
気100dが通過する時間 実施例1 所定量の)戸水度(カナダ標準形) 400 mf!の
釧葉樹晒パルプ(N8KP)と対応する繊維長f(>1
11m。
丸断面のポリエチレンテレフタレー1−(PET)繊維
をミキリーで水中分散させた後、TAPPI型手抄機型
砂抄機た。ついで110°Cのローラー型電熱乾燥機上
で乾燥し、スチール/コツトンロール型カレンダー加工
機を用い温度220°C,線圧50K(J7’cmで熱
圧着してシートを作成した。各シートの秤量は50Mm
に調整した。各シー1〜試片の構成と物性は以下のとお
りであった。なお試料シートの裂断長、引裂強力、透気
度は、上記方法で測定した。通気度はシートの表面緻密
度すなわちおる種の印刷適性のパラメーターと考えられ
る。
実施例2 実施例1において原料!iIS成を)戸水度400m1
のNBKP80%、PETl1f[20%[延伸糸(△
n=0、135)/バインダー繊維(Δn =0.00
8)=10/10]に固定し、P E T Ha維の繊
維長く延伸糸、バインダー両繊維とも同じ長さ)を変え
る以外は全く同様に抄紙、カレンダー加工を実施した。
結果を以下に示す。
実施例3 実施例1のNBKP60%とPET繊維[扁平断面・巾
/′高さ=4/1 、デニール×繊維長(mm)=2.
5 X15.△n =0.137 、5−す1〜リウム
スルホイソフタル酸3.5 (モル)%(対酸成分)共
小合PET繊維]40%とを実施例1と同様の方法で抄
紙・乾燥したく秤量50(II/rIi>。
ついで白色顔料含有アクリル酸エステル共重合エマルジ
ョン[商品名:[ボンロンS−480J三井東圧化学(
I)製]に浸漬し、ナイフコーターで軽く両面を掻きお
とした後120’Cで2分間熱風乾燥した。乾燥後の重
量増加は40(J/mであった。
比較のためPET繊維を全然加えないNBKP100%
のシート(秤量50g/TIt)を同様の方法で抄紙し
樹脂接着した。単量増加は42r+/rItでめった。
物性を以下に示す。
第3表 樹脂接着紙の物性

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 木材パルプとポリエステル繊維とを混合抄紙してなる混
    抄紙において、ポリエステル繊維の単糸繊度を0.1〜
    10デニール、繊維長を10〜25mm、混抄率を15
    〜50重量%としたことを特徴とする混抄紙。
JP9536887A 1987-04-20 1987-04-20 混抄紙 Pending JPS63265000A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006132020A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Teijin Fibers Ltd 感熱孔版印刷原紙用ポリエステル繊維薄葉紙

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006132020A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Teijin Fibers Ltd 感熱孔版印刷原紙用ポリエステル繊維薄葉紙
JP4616619B2 (ja) * 2004-11-04 2011-01-19 帝人ファイバー株式会社 感熱孔版印刷原紙用ポリエステル繊維薄葉紙

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