JPS63263379A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷却されたオゾン化空気により、冷蔵室内の
殺菌・脱臭及び食品の鮮度維持向上を図る冷蔵庫に関す
るものである。

従来の技術 近年、オゾン発生器を冷蔵室や冷凍室に設置して、冷蔵
庫内の脱臭を行なう冷蔵庫が提案されている。

以下図面を参照しながら、上述した従来提案さｎている
冷蔵庫の一例について説明する。

第６図は従来の冷蔵庫の断面図である。１は３ドア冷蔵
庫本体で、外箱２と内箱３と両者の空隙に形成されたウ
レタン発泡断熱材４とより構成され、該冷蔵庫本体１の
前面開口部に３つのドア５゜６．７が配設されている。

前記３つのドアはそれぞれドアパネル６ａ、６ａ、？ａ
とウレタン発泡断熱材ｓｂ　、６ｂ　、７ｂとドアハン
ド／１１５Ｃ，６Ｃ。

７Ｃより構成され、それぞれのドア５，６．７が前記冷
蔵庫本体１の冷凍室８．冷蔵室９．野菜室１ｏの開口部
に対応して配設されている。前記冷凍室８のドア６と冷
蔵室９のドア６には内枠ｓｄ。

６ｄと該内枠ｓｄ、ｅｄＫ取付けられた棚５ｅ。

６ｅが配設されている。前記野菜室１ｏのドア７は引出
し式で野菜容器７ｄが取付けられている。

前記冷凍室８の底板１１と冷蔵室９の天板１２に囲まれ
た区隔壁内には蒸発器１３とその背後に庫内７１ン１４
を有している。また前記冷凍室８の背部及び冷蔵室９の
背面上部には、前記蒸発器１３からの冷却空気を各室に
導入する為の通風路１６゜１６が形成されている。１７
は冷凍室８の網棚、１８．１９．２０は冷蔵室９の網棚
、２１はミートトレイ、２２はコンプレッサーである。

そして、前記冷蔵室ｅの網棚２ｏの後部に脱臭装置２３
が載置されている。次に該脱臭装置２３の構成を説明す
る。

第７図は前記脱臭装置２３の拡大断面図である。

第７図において、２４はケース、２６と２６はそれぞれ
前記ケース２４に穿設された庫内空気Ａ（臭気を含む）
流入孔と脱臭空気排出孔２６で、流入孔２６側から順に
オゾン発生装置２７、オゾン反応室２８、オゾン分解フ
ィルター２９が配設され、かつ前記オゾン発生装置２７
の運転・停止を制御する電源スィッチ（図示してない）
が前記コンプレッサー２２と同期して作動するように設
けられている。

そして、前記オゾン発生装置２７は、ステンレススチー
ル系金属３０に硼硅酸ガラス誘電体３１がシリコン系接
着剤で接合されてなる平板状高圧電源３２、と、ステン
レススチール果合＠ｄの平板状低圧電極３３と、これら
高圧電極３２の誘電体３１と低圧電＠３３との間に介在
されたエアギャップ３４と１両電極を支持する支持枠３
５とから構成されている。そして、前記オゾン発生装置
２７、オゾン分解フィルター２９と仕切り板３６で仕切
られた箇所にオゾン発生装置２γ用高電圧発生装置３７
が配設されている。３８は前記オゾン発生装置２７と高
電圧発生装置３７を接続する接続コードである。

以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作
について説明する。前記冷凍室８、冷蔵室９、野菜室１
０には各種の食品が収納され、それぞれ適当な温度に保
持されているが、各室の温度が冷蔵庫扉の開閉等により
設定した温度より約１〜２’Ｑ上昇すると、庫内に設定
したサーモスイッチ（図示していない）によシ前記コン
プレッサー２２が運転され、フロンガス冷蔵の循環によ
り前記蒸発器１３が冷却され、前記庫内ファン１４によ
り前記通風路１５　、１６’ｊ（経て冷気がそれぞれ冷
凍室８や冷蔵室９に流入する。そして、前記オゾン発生
波ｒｌｔ２７は、前記コンプレッサー２２の運転と同期
して作動し、前記通風路１６よシ冷蔵室９へ流入した循
環冷気（臭気を含む）即ち庫内空気Ａが脱臭装置２３に
その流入孔２６よシ流入し、高電圧発生装置３７より前
記高圧電極３２と低圧電極３３間にパルス状の高電圧を
印加すると両電極間で無声放電を生じ、通過する庫内空
気Ａが含有している酸素をオゾンに変化させて高濃度の
オゾン化空気になり、オゾン反応室２８で悪臭成分を分
解する。ここで未反応のオゾンは、前記オゾン分解フィ
ルター２９で酸素に分解し、排出孔２６より第７図の矢
印Ｂの如く冷蔵室９へ排出されるものであった。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、オゾン発生装置２
７を備えた脱臭装置２３は冷蔵室９の網棚２０等に別部
品として設置された状態であり、前記冷蔵室９の有効内
容積が小さくなり、食品の収納量が少なくなってしまう
欠点があった。また、前記オゾン発生装置２７は食品が
収納される冷蔵室ｅ内に存在している為、食品から出る
水分によシ前記通風路１６内に比べ湿度が高くまた温度
が高いのでオゾンの生成効率があまシよくないので比較
的容量の大きいオゾン発生装置が必要となシ、その為に
高電圧発生装置３７の容量まで大きくすることが必要で
あった。その結果、前記脱臭装置２３が大型化してしま
うことで更に前記冷蔵室９の有効内容積が小さくなる問
題点があった。そして、前記脱臭装置２３はオゾン化空
気を冷蔵室ｅ内へ流出する構造でない為、汚れた冷蔵庫
内壁の表面や収納された食品及び容器の表面を殺菌し庫
内を清浄化する能力はほとんどなかった。従来の冷蔵庫
は以上の問題点を有していた。

本発明は上記問題点に鑑み、冷蔵室の有効内容積を減少
させずに庫内の脱臭と殺菌が同時に出来る冷蔵庫を提供
することを目的とするもので、特に汚れやすい野菜室の
清浄化を狙ったものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の冷蔵庫は、冷蔵室
へ通じる吹出し風路内にオゾン発生器を配設し、前記吹
出し風路の吹出し口が二分割され、一方の吹出し口に野
菜室へ直結する吹出し風路を設けるとともに他方の吹出
し口が前記冷蔵室へ開放されて設けられ、前記オゾン発
生器によジオシン化された冷却空気を庫内ファンによシ
冷蔵室及び野菜室へ循環させるようにしたものである。

作　　用 本発明は上記した構成によって、オゾン化された冷却空
気を冷蔵室と野菜室に循環させるので、オゾンの脱臭・
殺菌効果によシ両室内に貯蔵した食品から発散する種々
の臭気の脱臭と、主に食品に由来する細菌やカビによシ
汚染された庫内の殺菌、即ち清浄化と、前記殺菌作用に
よシ貯蔵した食品の細菌やカビによる二次汚染を防止す
ることによる食品の鮮度維持向上を出来る様にするもの
であって、特に汚れやすい野菜室の清浄化を図るもので
ある。

実施例 以下本発明の一実施例の冷蔵庫について、図面を参照し
ながら説明する。従来例と同一構成部品は同一番号を付
し、その説明を省略する。

第１図は本発明の実施例における冷蔵庫の断面図を示す
ものである。３９は本発明の冷蔵庫本体で、冷蔵室９へ
通じる通風路１６内に平板状のオゾン発生器４０を支持
枠４０’で内箱３に固定して配設されている。また、前
記オゾン発生器４ｏに高周波高電圧を印加する高電圧発
生装置４１とオゾンの発生を制御する制御手段４２は冷
蔵庫本体３９の背面上部に、ウレタン発泡断熱材４に埋
設された電装ボックス４３内に収納して設けられ、シリ
コーンや塩ビ等の被覆電線４４によシ前記オゾン発生器
４０と接続されている。また、前記冷蔵庫本体３９の天
面背部に周囲の明るさを測定する光検知手段４６が設け
られ、塩ビ等の被覆電線４４′により前記制御手段２７
と接続されている。

そして、前記冷蔵室９へ通じる通風路１６の吹出し口４
６は前後に二分割され、冷蔵室９へ開放された吹出し口
４６＆と野菜室１ｏへ通じる吹出し口４６ｂが設けられ
、該吹出し口４６ｂは通風路４７によシ野菜室１ｏと連
結されている。尚４８はダンパーサーモ（図示していな
い）を有するコントロールパネルで発泡スチロール等の
断熱材４８′を備えている。次Ｉ／ｃ第３図と第４図に
よシ該オゾン発生器４０の構成を説明する。４９はステ
ンレススチール系金属製の平板状の誘導電極で、硼珪酸
ガラス誘電体５０が周囲に塗布されている。

前記硼珪酸ガラス誘電体６００片側の表面には細線状の
タングステン金属製の放電型ｗｉ５１が設けられている
。そして、両室ｍ４９ｔ５１はハンダ６２によシ前記被
覆電線４４が接続されている。

以上のように構成された冷蔵庫についてその動作を説明
する。前記オゾン発生器４ｏは沿面放電式（従来例は無
声放電式）と云われるオゾン発生器で、前記高電圧発生
装置４１によシ前記両電極４９．５１に高周波高電圧が
印加されると放電電極６１よシ強力な高周波沿面ストリ
ーマ放電が起こシ、周囲にオゾンが生成される。生成し
たオゾンは前記厚内７７ン１４によ）冷蔵室９及び野菜
室１ｏへ強制循環されて、そこで臭気成分の脱臭と庫内
壁面や食品表面の殺菌を行なうものである。

またオゾン発生器４ｏの運転は前記光検知手段４６によ
シ庫外の明るさが所定照度以下であることを検知した時
のみ前記制御手段４２のタイマー機構によシ、閉扉状態
が続く夜間のみ所定時間間欠運転を繰シ返し、冷蔵室９
及び野菜室１ｏを所定濃度に維持するものである。ここ
で、前記オゾン発生器４０のオゾン生成能力と湿度の関
係を第５図を用いて説明する。第６図中Ａ点は従来例の
様に比較的絶対湿度の高い条件ではオゾン濃度が低くな
ること、Ｂ点は本発明の実施例のように比較的絶対湿度
の低い条件ではオゾン濃度が高くなることを示している
。従って、前記オゾン発生器４０は通風路１６内の絶対
湿度の低い雰囲気に設けら゛れているためオゾン生成能
力が高いものである。

以上のようにオゾン発生器４ｏが前記通風路１６内に設
けられ、前記通風路１６の吹出し口４６が前後に二分割
されて、一方の吹出し口４６ａは冷蔵室９へ開放されて
設けられるとともに他方の吹出し口４６ｂは通風路４７
により野菜室１０と連結して設けられ、前記オゾン発生
器４ｏによジオシン化された冷却空気を前記庫内ファン
１４により冷蔵室９及び野菜室１ｏへ循環させるように
したものであるから、従来例のように前記冷蔵室９の有
効内容積を減することがなく、冷蔵室９や野菜室１ｏ内
の臭気成分の脱臭だけでなく、細菌やカビに汚染された
庫内の殺菌即ち清浄化が出来るので、貯蔵した新鮮な食
品の庫内での二次的汚染が防止されて食品を衛生的に保
存することが出来る。また、生成したオゾン化空気は冷
蔵室９だけでなく、野菜室１０へも直接的に強制循環さ
れる構造の為、吹出し口４６が冷蔵室９だけに開放され
て設けられた場合よシも野菜室１ｏのオゾン濃度の低下
がなく所定の目標濃度が維持出来て、特にカビや細菌に
よる壁面の汚れが多い前記野菜室１０の清浄化が出来る
長所がある。更に前記オゾン発生器４ｏは絶対湿度の低
い前記通風路１６内に配設されている為、オゾンの生成
効率が従来よシ優れる０従って、従来よシ小型のオゾン
発生器４ｏにしたシ、オゾン発生器４ｏの運転時間を短
かくして節電することが出来る。

発明の効果 以上のように本発明は、庫内ファンからの冷却された空
気を流入する冷蔵室へ通じる通風路内にオゾン発生器を
配設し、前記通風路の吹出し口が二分割され、一方の吹
出し口が前記冷蔵室へ開放して設けられるとともに他方
の吹出し口に野菜室へ通じる通風路を設け、前記オゾン
発生器によジオシン化された冷却空気を前記庫内ファン
によシ冷蔵室及び野菜室へ循環させるようにしたもので
あるから、従来のように冷蔵室の有効内容積を減するこ
とがなく、冷蔵室や野菜室内の臭気成分の脱臭だけでな
く、細菌やカビに汚染された庫内の殺菌即ち清浄化が出
来る。そして、特にカビや細菌で汚染されやすい野菜室
の清浄化を向上することが出来て従来よシ衛生的な保存
が出来る。また、前記オゾン発生器は絶対湿度の低い前
記通風路内に配設されている為、オゾンの生成効率が従
来よシ優れるので、従来よシ小型のオゾン発生器にした
シ、オゾン発生器の運転時間を短かくして節電すること
が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における冷蔵庫の断面図、第
２図は第１図中のＡ　−Ａ’線断面図、第３図は第１図
中のオゾン発生器の拡大平面図、第４図は同オゾン発生
器の断面図、第６図は同オゾン発生器のオゾン生成効率
を示す図、第６図は従来の冷蔵庫の断面図、第７図は第
６図中の脱臭装置の拡大断面図である。 ９・・・・・・冷蔵室、１ｏ・・・・・・野菜室、１４
・・・・・・庫内ファン、１６・・・・・・通風路、４
０・・・・・・オゾン発生器、４６・・・・・・吹出し
口、４７・・・・・・通風路。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図　　　　　　　９−玲Ｘ！ ＩＯ′−野莱工 第２図 第　５　図 （１４Ｑ）　　Ｊ！汁ｉ＆　（副 第６図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 庫内ファンからの冷却された空気を流入する冷蔵室へ通
   じる通風路内にオゾン発生器を配設し、前記通風路の吹
   出し口が二分割され、一方の吹出し口が前記冷蔵室へ開
   放して設けられるとともに他方の吹出し口に野菜室へ通
   じる通風路を設け、前記オゾン発生器によりオゾン化さ
   れた冷却空気を前記庫内ファンにより冷蔵室及び野菜室
   へ循環させるようにしたことを特徴とする冷蔵庫。