JPS63262750A - デ−タ入力方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、データベースファイルに日本語データを入力
するデータ入力方式の改良に関するものである。

〔従来の技術〕

日本語は同音異義語が多いため、一般文書用の仮名漢字
変換辞書を用いて医学、工業といった特定分野の用語を
仮名漢字変換しようとしても、正しく変換されない場合
が多い。

そして、それは、仮名漢字変換のアルゴリズムによるも
のではなく、仮名漢字変換辞書の機能に影響されるとこ
ろが大きい。

そこで、従来にあっては、一般文書用の仮名漢字変換辞
書に特定分野を網羅した辞書を使用したり、特定分野で
のみ使用することを目的として、その特定分野にのみ専
用の仮名漢字変換辞書を使用したりしている。

なお、仮名漢字変換方式に関する先行技術は、例えば特
開昭５９−１１１５１８号公報に記載されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、前記した従来技術のうち、一般文書用辞
書に特定分野を網羅した辞書を用いた場合は、特定分野
の用語が増えれば増えるほど、日本語入力での仮名漢字
変換率、すなわち目的とする用語が第１候補として仮名
漢字変換される確率が低くなり、目的とする用語を選択
するのに手間がかかる一方となる。これを換言すると、
一般文書用辞書に特定分野を網羅した辞書にあっては、
容量の膨大な辞書をアクセスする時間が長くなって、こ
れが仮名漢字変換率の低下を招く原因となっている。

一方、特定分野でのみ使用することを目的として、その
特定分野にのみ専用の仮名漢字変換辞書を用いた場合、
その特定分野における仮名漢字変換率は高くなるが、反
面、汎用的なデータ入力に対しては、殆んど熟語変換を
おこなうことができず、このような場合、漢字１文字ず
つを変換させる、いわゆる「単漢変換」をおこなわざる
を得す、操作が煩雑になるという難点がある。

本発明は、従来採用されているデータ入力方式をさらに
改良すべく検討の結果なされたものであって、その目的
とするところは、従来採用されているデータ入力方式、
すなわち一般文書用辞書に特定分野を網羅した辞書を用
いたデータ入力方式に比べて仮名漢字変換率を向上させ
ることができると同時に、特定分野にのみ専用の仮名漢
字変換辞書を用いていた従来形データ入力方式では達し
得なかったデータ入力、すなわち汎用的なデータ入力に
対しても十分対応することができる、使い勝手の点です
ぐれた改良されたデータ入力方式を提供しようとするも
のである。

〔問題点を解決するための手段〕

前記目的は、入力データ、ファイル定義情報。

仮名漢字変換辞書およびプログラムを格納する記憶手段
と、データを入力するデータ入力手段と、入力ガイダン
スおよび入力データ等を表示する表示手段と、前記各部
を制御する制御手段とを備え、１レコードが複数の項目
（すなわち、たとえばｒ会社名」、」氏名」、「住所」
といった項目）から構成されるデータベースファイルに
対してデータ入力をおこなうデータ入力方式において、
前記複数の項目にそれぞれ対応する仮名漢字変換辞書を
複数個有し、データ入力手段から日本語データを入力す
るに際し、前記複数の項目にそれぞれ専用の仮名漢字変
換辞書を用いて、各項目ごとに仮名漢字変換をおこなう
ことによって達成される。

〔作用〕

しかして、本発明は、以上のごとく、１レコードが複数
の項目から構成されるデータベースファイルに日本語デ
ータを入力するデータ入力方式において、前記複数の項
目にそれぞれ対応する仮名漢字変換辞書を複数個有し、
データ入力手段から日本語データを入力するに際し、前
記複数の項目にそれぞれ専用の仮名漢字変換辞書を用い
て、各項目ごとに仮名漢字変換をおこなうものであるか
ら、従来採用されているデータ入力方式、すなわち一般
文書用辞書に特定分野を網羅した辞書を使用する場合に
比較して、容量の膨大な辞書をアクセスする必要がなく
なり、該当する辞書をアクセスする時間を短縮して、仮
名漢字変換率を向上させることができる。

また、本発明は、既述のごとく、複数の項目にそれぞれ
対応する仮名漢字変換辞書を複数個有することにより、
特定分野にのみ専用の仮名漢字変換辞書を用いていた従
来形データ入力方式に比較して、汎用的なデータ入力に
対しても十分対応することができる。

〔実施例〕

以下、本発明を、図面の一実施例にもとづいて説明する
と、第１図は本発明方式で用いられる入力画面の具体的
表示例を示す図、第２図はキーボード形日本語ワードプ
ロセッサのハードウェア構成を示すブロック図、第３図
はファイル定義テーブルの構成例を示す図、第４図は仮
名漢字変換用辞書と辞書ポインタとの構成例を示す図、
第５図はルーコードデータを入力する場合におけるデー
タ入力処理のフローチャート、第６図は第４図に符号４
−１で示す辞書ポインタをセットする場合のフローチャ
ートである。

入力画面の具体的表示例を示す第１図において、１−１
−ａ〜１−ｎ−ａはガイダンス情報で、ガイダンス情報
１−１−ａ〜１−ｎ−ａには、入力データの項目名が表
示される。なお、第１図の１−１−ｂ〜１−ｎ−ｂには
、入力データの具体例が表示されており、第１図の場合
、入力データとして、個人データ管理の入力例が示され
ている。

キーボード形日本語ワードプロセッサのハードウェア構
成を示す第２図において、２−１は入力ガイダンスおよ
び入力データを表示するための表示装置、２−２は入力
データ、ファイル定義テーブル、仮名漢字変換辞書およ
びプログラムを格納する記憶装置、２−３はデータを入
力するデータ入力装置、２−４は前記表示装置２−１〜
データ入力装置２−３の右部を制御する制御装置である
。

ファイル定義テーブル３を示す第３図において、３−１
は入力データを識別する項目名で、この項目名としては
、たとえば「会社名」、「所属」といった情報がある。

３−２はその項目データを入力する時に使用する仮名漢
字変換辞書の種別であり、たとえば、ｒ会社名」のデー
タを入力する場合は「企業名辞書」を用いて仮名漢字変
換をおこない、「所属」のデータを入力する場合は「一
般辞書」を用いて仮名漢字変換をおこなう。なお、本テ
ーブルは、データ入力をおこなう以前にあらかじめ作成
しておき、第２図の記憶装置２−２に格納しておく。

仮名漢字変換辞書と辞書ポインタとの構成を示す第４図
において、４−１は仮名漢字変換プログラムが参照する
エリアで、このエリア４−１には。

仮名漢字変換辞書４−２の先頭アドレスが格納される。

たとえば、「一般辞書Ｊ４−２−１を使う場合、前記エ
リア４−１には、Ｐｏ番地が格納され、ｆ企業名辞書Ｊ
４−２−２を使う場合、エリア４−１には、Ｐ１番地が
格納される。しがして、仮名漢字変換辞書４−２の中は
、各分野ごとに区切られている。すなわち、たとえば、
４−２−１は一般辞書で、一般辞書４−２−１は、Ｐｏ
番地からＰＬマイナス１番地まで格納されている。４−
２−２は企業名辞書で、企業名辞書４−２−２は、ＰＬ
番地からＰ２マイナス１番地まで格納されており、以下
同様にして、人名、地名、医学の専用辞書が格納されて
いる。

ルーコードデータを入力する場合におけるデータ入力処
理のフローを示す第５図において、ステップ５−１では
、先頭項目の入力フィールドにカーソルをセットする。

ステップ５−２では、前記カーソル位置のデータ入力時
に使用する仮名漢字変換辞書の分野を判別するサブルー
チンに制御を渡す（なお、後述するステップ５−７でも
、同様の操作をおこなう）、ステップ５−３でキー人力
をおこない、ステップ５−４では、入カキ−が１レコー
ドの入力を終了する実行キーであるか否かを判別し、ス
テップ５−４で実行キーでであると判別した場合、ルー
コード入力のプログラムを終了する。ステップ５−５で
は、入カキ−がカーソル移動キーであるか否かを判別し
、ステップ５−５でカーソル移動キーであると判別した
場合、ステップ５−６でカーソル移動をおこない、ステ
ップ５−７で辞書ポインタの再設定をおこなって、ステ
ップ５−３のキー人力に戻る。

ステップ５−５において、入カキ−がカーソル移動キー
以外であると判別した場合、ステップ５−８において、
文字キーであるか否かを判別し、ステップ５−８におい
て、文字キーであると判別した場合は、ステップ５−９
において、入力した１文字を一時的に入力バッファに順
次格納して、ステップ５−３のキー人力に戻る。

ステップ５−１０では、入カキ−が仮名漢字変換キーで
あるか否かを判別し、ステップ５−１０において、仮名
漢字変換キーであると判別した場合は、ステップ５−９
で格納した入力バッファの文字列をステップ５−１１に
渡して仮名漢字変換をおこなう、ステップ５−１１では
、第４図の辞書ポインタ４−１にもとづき、入力バッフ
ァの文字列を該当辞書によって仮名漢字変換し、最終的
な変換結果を表示した後、ステップ５−３のキー人力に
戻る。

なお、ステップ５−１０において、前記キー（仮名漢字
変換キー）以外であると判別した場合は、何も実行され
ずにステップ５−３のキー人力に戻る。

第４図に符号４−１で示す仮名漢字変換用辞書ポインタ
をセットする場合のフローである第６図において、ステ
ップ６−１では、現在どの項目にカーソルがあるかを識
別するためにカーソル位置を取得して、その位置情報を
提供する。たとえば、カーソルが先頭の項目にある時に
は「１」を返し、カーソルが２番目の項目にある時には
「２」を返す。そして、ステップ６−２．６−４．６−
６．６−８では、第３図に示すファイル定義テーブル３
の該当カーソル位置項目の辞書種別３−２を判別する。

たとえば、「会社名」入力フィールドにカーソルがある
時は、ステップ６−４の結果が真となり、ステップ６−
３．６−５．６−７゜６−９．６−１０では、第４図の
辞書ポインタ４−１に該当辞書の先頭アドレスを格納し
て処理を終了する。

ここで、本発明の要旨を総括して下記すると、本発明は
、１レコードが複数の項目から構成されるデータベース
ファイルに対してデータ入力をおこなうデータ入力方式
において、前記複数の項目にそれぞれ対応する仮名漢字
変換辞書を複数個有し、データ入力手段から日本語デー
タを入力するに際し、前記複数の項目にそれぞれ専用の
仮名漢字変換辞書を用いて、各項目ごとに仮名漢字変換
をおこなうことを要旨とするものであり、図示実施例に
おいては、データ入力手段から日本語データを入力する
に先立ち、ファイル定義テーブルに対し、データ入力に
使用する辞書の種別を項目ごとにあらかじめ記憶させて
おき、データ入力に際し、入力フィールドにカーソルが
移動した時点で、前記記憶情報にもとづく辞書を用いて
仮名漢字変換をおこなうようにしたものである。

しかして、前記したごときデータ入力方式を採用する本
発明によれば、従来採用されているデータ入力方式２す
なわち一般文書用辞書に特定分野を網羅した辞書を使用
する場合に比較して、容量の膨大な辞書をアクセスする
必要がなくなり、該当する辞書をアクセスする時間を短
縮して、仮名漢字変換率を向上させることができる。

また１本発明は、既述のごとく、複数の項目にそれぞれ
対応する仮名漢字変換辞書を複数個有することにより、
特定分野にのみ専用の仮名漢字変換辞書を用いていた従
来形データ入力方式に比較して、汎用的なデータ入力に
対しても十分対応することができる。

なお、図示実施例においては、データ入力手段から日本
語データを入力するに先立ち、ファイル定義テーブルに
対し、データ入力に使用する辞書の種別を項目ごとにあ
らかじめ記憶させておき、データ入力に際し、入力フィ
ールドにカーソルが移動した時点で、前記記憶情報にも
とづく辞書を用いて仮名漢字変換をおこなう場合につい
て例示したが、これに代えて、データ入力手段から日本
語データを入力するに際し、入力フィールドにカーソル
が移動した時点で、該当項目の項目名からデータの種別
を判別し、その判定結果にもとづき、使用する辞書を決
定して、仮名漢字変換をおこなうようにしてもよい。す
なわち、第１図において、たとえば「会社名」という項
目名は企業名辞書、また「氏名」という項目名は人名辞
書というように、項目名をキーワードにすることにより
、データ入力に際し、使用辞書を決めて仮名漢字変換を
おこなうというものであり１本実施例と前掲実施例との
間に発明としての本質的な相異はない。

〔発明の効果〕

本発明は以上のごときであり１図示実施例の説明からも
明らかなように１本発明によれば、従来採用されている
データ入力方式、すなわち一般文書用辞書に特定分野を
網羅した辞書を用いたデータ入力方式に比べて仮名漢字
変換率を向上させることができると同時に、特定分野に
のみ専用の仮名漢字変換辞書を用いていた従来形データ
入力方式では達し得なかったデータ入力、すなわち汎用
的なデータ入力に対しても十分対応することのできる、
使い勝手の点ですぐれた改良されたデータ入力方式を提
供することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は本発明方式で
用いられる入力画面の具体的表示例を示す図、第２図は
キーボード形日本語ワードプロセッサのハードウェア構
成を示すブロック図、第３図はファイル定義テーブルの
構成例を示す図、第４図は仮名漢字変換辞書と辞書ポイ
ンタとの構成例を示す図、第５図は１レコードデータを
入力する場合におけるデータ入力処理のフローチャート
、第６図は第４図に符号４−１で示す辞書ポインタをセ
ットする場合のフローチャートである。 １−１−ａ〜１−ｎ−ａ・・・ガイダンス情報（データ
項目名）　、　１−１−　ｂ　〜１−　ｎ　−ｂ　−人
力データ、２−１・・・表示装置、２−２・・・記憶装
置、２−３・・・データ入力装置、２−４・・・制御装
置、３・・・ファイル定義テーブル、３−１・・・デー
タ項目名、３−２・・・仮名漢字変換辞書の種別、４−
１・・・仮名漢字変換プログラム参照エリア、４−２・
・・仮名漢字変換辞書、４−２−１・・・一般辞書、４
−２−２・・・企業名辞書、４−２−３・・・人名辞書
、４−２−４・・・地名辞書、４−２−５・・・医学辞
書。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、入力データ、ファイル定義情報、仮名漢字変換辞書
   およびプログラムを格納する記憶手段と、データを入力
   するデータ入力手段と、入力ガイダンスおよび入力デー
   タ等を表示する表示手段と、前記各部を制御する制御手
   段とを備え、１レコードが複数の項目から構成されるデ
   ータベースファイルに対してデータ入力をおこなうデー
   タ入力方式において、前記複数の項目にそれぞれ対応す
   る仮名漢字変換辞書を複数個有し、データ入力手段から
   日本語データを入力するに際し、前記複数の項目にそれ
   ぞれ専用の仮名漢字変換辞書を用いて、各項目ごとに仮
   名漢字変換をおこなうことを特徴とするデータ入力方式
   。 ２、特許請求の範囲第１項記載の発明において、データ
   入力手段から日本語データを入力するに先立ち、ファイ
   ル定義テーブルに対し、データ入力に使用する辞書の種
   別を項目ごとにあらかじめ記憶させておき、データ入力
   に際し、入力フィールドにカーソルが移動した時点で、
   前記記憶情報にもとづく辞書を用いて仮名漢字変換をお
   こなうデータ入力方式。 ３、特許請求の範囲第１項記載の発明において、データ
   入力手段から日本語データを入力するに際し、入力フィ
   ールドにカーソルが移動した時点で、該当項目の項目名
   からデータの種別を判別し、その判定結果にもとづき、
   使用する辞書を決定して、仮名漢字変換をおこなうデー
   タ入力方式。