JPS63262352A - 自動給紙機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 記録媒体搬送装置の自動給紙機構においては。

記録媒体は分離用ゴム板を介して分離ばねで回転する給
紙ローラに押圧され、当該記録媒体と給紙ローラとの間
の摩擦力で分離される０本発明の自動給紙機構では９分
離ばねの押圧力を補足するために設けられた初期搬送ば
ねに該初期搬送ばねの押圧力を調整する押圧力調整手段
を付設して、対象とする記録媒体の厚さや表面粗さの多
様な変化に対応して該初期搬送ばねの押圧力を調整し９
円滑な自動給紙を遂行出来るようにした。

〔産業上の利用分野〕

本発明はファネシミリ装置等に用いられる記録媒体搬送
装置の自動給紙機構に関する。更に詳しくは、堆積され
た記録媒体を一枚宛努離して逐次搬送径路に自動的に送
り込む自動給紙手段の改良に関する。

〔従来の技術〕

上述のように、記録媒体搬送装置の自動給紙機構では、
堆積された記録媒体を一枚宛分離して逐次搬送径路に自
動的に送り込むために自動給紙手段が設けられている。

第３図（ａ）は従来の自動給紙機構の自動給紙手段を示
す要部概要斜視図。

第３図（’ｂ　）はその要部断面図である。図において
、１は初期搬送ばね、２は分離ゴム板、３は分離ばね、
４は固定したガイド板、５は押え金具。

１４は給紙ローラ、１６は取りつけ座板、　２０は記録
媒体をそれぞれ示す。

給紙ローラ１４は複数個を同一の軸に固定して使用され
ることが多いが、軸方向長さは取扱可能な最大幅の記録
用紙２０に対応して決められている。

第３図（ａ）に示すように、記録用紙２０を押さ入る分
離ゴム板２は通例給紙ローラ１４の中央部に、初期搬送
ばね１はその両脇に配設されている。この配列は記録用
紙２０の蛇行を防止するためである。

記録媒体２０は分離用ゴム板２を介して分離ばね３で回
転する給紙ローラ１４側に押圧され、当該記録媒体２０
と給紙ローラ１４との間の摩擦力で下側にある他の記録
用紙２０から分離されて送られる。分離ばね３の押圧力
を補足するために初期搬送ばね１が設けられているが、
従来の自動給紙機構では。

初期搬送ばね１の押圧力は、取りつけ座板１６と押さえ
金具５により、ある一定の値に固定して設定されていた
。中には数段階の押圧力の設定可能な例もあるが、実際
には使用者は一定の押圧力で該記録媒体の自動給紙機構
を運転していることが多かった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

実際に使用されている記録媒体、あるいは記録用紙は薄
いもの（紙厚４０μｍ）から厚いもの（紙厚１２０　ｔ
ｔｍ　）、表面が平滑なのもの、粗いもの等多様である
ので、一定の給紙ばねや、初期搬送ばねの押圧力では充
分に対応出来ず、記録用紙の搬送径路への引き込み不良
や多重送り等の事故を発生して、印刷作業、あるいは読
み取り作業の障害。

能率低下を招いていた。

〔問題点を解決するための手段〕

上述の問題点は、第１図および第２図に示すように、記
録媒体２０を給紙ローラに押圧する初期搬送ばね１と、
前記初期搬送ばねｌを回動軸６に枢着し先端部に回動位
置を係止する係止部８を具備した押圧力調整手段７と、
一端部には回動軸１１廻りに回動を励起する手段１３を
備え他端部には前記係止部８に嵌合する複数の調整部９
を備えた調整手段１０とで構成された機構を具備した本
発明に基づく自動給紙機構で解決される。

〔作用〕

上述の本発明に基づく自動給紙機構においては。

調整手段１０を回動を励起する手段１３で回動軸１１廻
りに回動させ、調整手段１０に設けられた複数の調整部
９の一個を選択して係止部８に嵌合させることで、前記
初期搬送ばね１の押圧力を調整することが出来る。その
結果、取り扱う記録媒体の厚さや表面粗さの変化に対応
して、使用者が該初期搬送ばねの押圧力を調整し９円滑
な記録媒体の自動給紙が可能となる。

〔実施例〕

第１図は本発明に基づく自動給紙機構の給紙部の要部断
面図である。

自動給紙機構においては、トレイ　（図示せず）に堆積
して収納された記録用紙を該トレイの出口で一枚ずつ分
離して記録用紙の搬送径路に送り出し、記録用紙２０の
多重送りを防止するには１次の様な各部の摩擦力の大小
関係が成り立つことが必要である。

給紙ローラ１４と記録用紙２０間の摩擦力、即ち引き込
み力が最大で９分離ゴム板２と記録用紙２０間の摩擦力
と初期搬送ばね１と記録用紙２０間の摩擦力を加えたも
の、即ちブレーキ力がこれに次ぎ。

記録用紙２０相互間の摩擦力、即ち多重送り力が最小と
なって、自動送りが成立する。多重送りを防ぐには上述
のブレーキ力と多重送り力の差、即ち分離力がある値以
上あることが必要である。以上の諸摩擦力は関連各部材
の表面摩擦係数と初期搬送ばね１及び分離ばね３の押圧
力に左右される。

初期搬送ばねｌ２分分離用ム板９分離ばね３゜ガイド板
４．給紙ローラ１４等が設けられているのは従来例と同
様であるが９本発明においては、該初期搬送ばね１の押
圧力は所定の範囲内で可変に配設されている。

押圧力の変更は２例えば、該初期搬送ばね１が図示のよ
うに板ばねである場合には、その取りつけ基部の取りつ
け角度を変えることで達成される。

第１図に示したものでは、初期搬送ばねｌはアーム７の
取り付は面７ａに固定されてる。アーム７を。

レバ一部７ｂを使って回転軸６の周りに回転し、初期搬
送ばね１の基部を矢印方向Ｘ、または矢印方向Ｙに向け
ると、該初期搬送ばね１が鎖線で示すように傾くので、
給紙ローラ１４（鎖線で示す）に記録用紙２０を押圧す
る押圧力を高くしたり、低くしたりすることが出来る。

第２図は本発明に基づく自動給紙機構の一実施例の紙送
り手段の構造を示すもので、第２図（ａ）は給紙ローラ
１４の回転軸に垂直な方向から見た側面図、第２図（ｂ
）は第２図（ａ）のＷ−Ｗ線に沿った断面図、第２図（
ｃ）は第２図（ｂ）の２−２線に沿った断面図である。

初期搬送ばねｌは第２図（ｃ）に示すように、板ばねで
あって、その基部は１回転軸６の一部に形成された取り
つけ面６ａに固定された座板１６と押さえ金具５に挟持
されている。略示した固定された軸受金具１７ｄより１
回転軸６は軸周りに回転可能であると共に、軸方向には
移動不可能である。尚。

前述のように、該初期搬送ばね１は、第２図（ｃ）では
−個だけ図示されているが、実際には二個装着され、共
に回転軸６に固定されている。アーム７は回転軸６に嵌
着されており、その先端にピン８が植設されている。ア
ーム７は後述の中性位置にて均衡するように、二個の板
ばね１５により両側より付勢されている。

一方、調整金具１０は固定した軸１１の周りにＨ方向に
回転可能に設けられており２図示の上端において２円弧
状の展延部１０ａが形成されており、そこに複数の調整
孔９が軸ｌｌを中心にして円弧状に設けられている。前
記ピン８は調整孔９の一つに緩く嵌入している。調整金
具１０の上端は、常時圧縮ばね１２によりＦ方向に付勢
されていると共に。

他端において電磁弁１３に接続されている。該電磁弁１
３が２作業者により、その励磁回路（図示せず）を閉じ
て活性化されると、該調整金具１０の下端はＧ方向に牽
引され、ＵＭ整金具１０は圧縮ばね１２に抗して、Ｈ方
向に回転するので、前記ピン８は調整孔９から外れる。

以上の構成により２作業者は任意に初期搬送ばね１の記
録用紙２０に対する押圧力を調整することができる。

即ち、最も標準的な記録用紙２０を取り扱う際には、ピ
ン８は調整孔９の中央の孔９ｍに嵌入されて。

板ばね１５の付勢により、アーム７、或いは回転軸６は
中性位置を保ち、初期搬送ばね１は標準的な押圧力を記
録用紙２０に加える。

押圧力を弱めるには、電磁弁１３を励磁して調整金具１
０をＨ方向に回転させて、ピン８と調整孔９との結合を
外し、改めて手動でピン８を図の向かって右の孔９ｆに
合わせて電磁弁１３の励磁回路を切断すると、圧縮ばね
１２により、ピン８は調整孔９ｆに嵌入されて、初期搬
送ばね１の基部が図に向かって左に傾き、押圧力は軽減
される。初期搬送ばね１の押圧力を増大するには１反対
側の調整孔９ｓを利用すればよい。

板ばね１５の作用により、初期搬送ばね１の押圧力を標
準値以外に設定して作業した後、単に電磁弁の励磁回路
を入切するだけで、初期搬送ばね１の標準値、即ち中性
状態に復帰することが出来るという利点もある。

上述の実施例では、調整孔９の選択は手動で行われてい
るが、パルスモータや各種センサを利用した各種の電気
的な手法も、勿論利用可能である。

上述の初期搬送ばね１の押圧力調整手段は他に各種の変
形が可能である。例えば、第２図（ｂ）のアーム７と調
整金具ＩＯの代わりに２回転軸６に直接結合し９手動で
ある所定の角度だけ該回転軸６を回転して固定する機構
は、スペースが許せば。

実現可能である。また、第１図、第２図に示した初期搬
送ばね１は板ばねであるが、蔓巻きばねやその他の形式
のばねも使用可能であり、その押圧力調整手段も該初期
搬送ばねの形式に相応して変化するのは自明である。

Ｃ発明の効果〕 本発明に基づく自動給紙機構を使用することにより、記
録用紙の厚さや表面粗さに応じて摩擦力を調整でき、安
定した自動給紙が可能となり、引き込み不良や多重送り
等の障害を防止することが出来る。而も初期搬送ばねの
調整は使用者の意のままに容易に行うことが出来るので
、該自動給紙機構の商品価値と信頼性の向上に大きく寄
与するという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に基づく自動給紙機構の給紙部の要部断
面図である。 第２図は本発明に基づく自動給紙機構の一実施例の紙送
り手段の構造を示す。 第３図は従来の自動給紙機構の自動給紙手段を示す要部
概要斜視図および要部断面図である。 図に於いて。 １は、初期搬送ばね、　　　２は２分離ゴム板。 ３は９分離板ばね、　　　　４は、ガイド板。 ６は１回転軸、　　　　　　７は、アーム。 ８は、ピン、　　　　　　　９は、調整孔。 １０は、調整金具、１１は、軸。 １３は、電磁弁。 １４は、給紙ローラ。 をそれぞれ示す。 本発明４ｔ−ｉＴ跡面面 第１図 欠滅剖４精へ図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録媒体搬送装置の自動給紙機構であつて、記録媒体（
   ２０）を給紙ローラ（１４）に押圧する初期搬送ばね（
   １）と、前記初期搬送ばね（１）を回動軸（６）に枢着
   し先端部に回動位置を係止する係止部（８）を具備した
   押圧力調整手段（７）と、一端部に設けられた回動軸（
   １１）廻りに回動を励起する手段（１３）と他端部に前
   記係止部（８）に嵌合する複数の調整部（９）を備えた
   調整手段（１０）とを設けた機構になることを特徴とす
   るとする自動給紙機構。