JPS63262199A - 洋服の剣先襟、裾角等成形方法、洋服の剣先襟、裾角等成形ゲージカバー及び洋服の剣先襟、裾角等成形装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業丘の利用分野〉 この発明は、主に縫製工場において洋服の剣先４５　、
１角、フラップ等の特殊形状部分を成形する方法及びこ
の作業に使用する特殊な成形ゲージカバーに関するもの
であり、機械作業により簡単にこれらの部分の成形がで
きるようにしたものである。

〈従来の技術〉 従来は、洋服の剣先襟や褪色を成形するには、作業者が
目打とアイロンにより勘作業により成形していた。

また、このような方法によらずに、フラップのような鋭
角に尖っていないものの場合には、成形ゲージにより形
を整え、そしてプレスにより成形する方法も行なわれて
いる。

〈発明が解決しようとする問題点〉 従って、目打とアイロンによる勘作業により成形してい
るので、作業には時間を要するとともに、熟練を必要と
した。

また、成形ゲージを使用してプレスにより成形する場合
には上記勘作業による場合よりは簡単であるが、背広地
は表地に主に羊毛を使用でいるが、羊毛でないＷｔｂ側
は伸びないが、羊毛を使用している表地がプレスにより
伸びてしまい、結果としてそり返ってしまう欠陥があっ
た。一方、表地と裏地が共に羊毛である場合には、繊維
が縦と横とで伸ｌｉｉ率が異なるために一方向に伸びて
しまい形崩れしてしまった。

く問題点を解決するための手段〉 すなわち、プレス機を使用すれば従来の勘作業により行
なうのよりは数段作業性がよくなるので好ましいが、プ
レスによる変形や伸びを防止して形崩れを起さないよう
な方策を考える必要がある。

そこで、この発明にかかる洋服の剣先襟、裾角等成形方
法及び洋服の剣先襟、裾角等成形ゲージ−カバーは、表
地と裏地の剣先襟、裾角等の洋服の特殊形状部分を縫着
した後、これらの形に予め成形してある成形ゲージを表
地と裏地の間に挿入してこれら特殊形状部分の形を整え
、さらにこのＥに変形しにくく通気性及び耐熱性を有し
これらの形に予め成形してある成形ゲージ力八−かぶせ
、次に成形ゲージを抜き出し成形ゲージ力八−の上から
縫着した特殊形状部をスチームをかけながらプレスして
成形するようにし、成形ゲージにより形を整えるととも
に、成形ゲージカバーを使用することによりプレス時の
変形を防止するようにして成形作業が行なえるようにし
、また、成形ゲージカフへ一として最適な性能を有する
成形ゲージカバーを提供するようにしたものである。

く実　施　例〉 次に、この発明にかかる成形ゲージ−カバーを第３図に
基づいて説明すると、ｌは洋服の特殊形状部に適合する
形状に形成した成形ゲージカバーであり、図示した例は
洋服の剣先登用のものである。成形ゲージカバー１の素
材は、スチームにより変形しにくく通気性及び耐熱性を
有していればどのようなものでもよく、例えば木綿等の
布製やまたは合成樹脂製板に多数の通気孔を穿設したも
の等が使用できる。そして、成形ゲージカバー１は特殊
形状部にかぶせられるように、表面材２と裏面材３の一
辺に開口部ａを形成し、他はキャップ状となるように側
辺部４を適当な方法により接着または縫着してある。

次に、この発明にかかる洋服の剣先襟、裾角等成形方法
に使用するプレス機５の一例を第１図及び第２図に基づ
いて説明する。６はスチーム装置に連結されている上プ
レス鏝であり、７はバキューム装置に連結されている下
プレス鏝である。そして上プレス鏝６はエアーシリンダ
ー８によりＬｒ動可能に配設されている。９は剣先登用
成形ゲージであり、ｌＯは褪色用成形ゲージであり、こ
れらは成形ゲージ取付部材１１に前後方向及び左右方向
に回動可能に配設されている。そして、成形ゲージ取付
部材１１はエアーシリンダー１２により前後方向にスラ
イド可能となっている。

く作　　用〉 次に、前記成形ゲージカバー１及びプレス４．１５を使
用したこの発明にかかる洋服の剣先襟、裾角等成形方法
を図面に基づいて、洋服の剣先襟を成形する場合につい
て説明する。１３は表地と裏地を裏返した状態で縫着し
、それを表側に返した剣先襟である。

まず、プレス１１１の剣先登用成形ゲージ９が上向きに
直立した状態にし、この剣先襟１３の表地と裏地の間に
剣先登用成形ゲージ９を挿入するようにし、剣先登用成
形ゲージ９に剣先襟１３がかぶった状態にして剣先ｆｉ
１３の形を整える６次に、この上にこの発明にかかる成
形ゲージカバー１をかぶせる。そして、エアーシリンダ
ー１２を作動させ成形ゲージ取付部材１１を下プレス鏝
７に近ずくように後方へ移動させるとともに、剣先登用
成形ゲージ９を回動させて、剣先登用成形ゲージ９が水
平となって成形ゲージカバー１の裏面材３が下プレス鏝
７に５接するようにする。

次に、エアーシリンダー８を作動させ上プレス鏝６を下
降させ上プレス鏝６が軽く成形ゲージ力八−１の表面材
２に当接するようにする。この状′態において、エアー
シリンダー１２を作動させ成形ゲージ取付部材１１を前
方へ移動させ、剣先登用成形ゲージ９を剣先襟１３の表
地と裏地の間から抜き出すようにする。

剣先登用成形ゲージ９を抜き出したら、エアーシリンダ
ー８を作動させ上ブレス鏝６をさらに下降させて剣先襟
１３を成形ゲージカバー１の上から上プレス鏝６と下ブ
レス鏝７とでプレスするとともに、スチーム装置を作動
させてスチームを同時にかけるようにする。スチームを
かけ終ったら、バキューム装置を作動させて剣先襟を乾
燥冷却して成形が崩れないようにし、エアーシリンダー
８を作動させ上プレス鏝６を上昇させる。下プレス鏝７
の上には、成形された剣先襟１３が成形ゲージカバー１
がかぶった状態となっているので、成形ゲージカバー１
を剣先襟１３から外すことにより、成形作業は終了する
ことになる。

ＮＲＩ、て表側に返した剣先襟１３を成形ゲージ９にか
ぶせるようにすることにより、剣先襟１３は適正な形状
となり、プレス時には成形ゲージカバー１をかぶせるこ
とにより、剣先襟が変形してプレスされることを防ぐこ
とができることになる。

また、図示したプレス機５では褪色用成形ゲージｌＯを
左側へ９０度回動させて直立させることにより、この褪
色用成形ゲージ１０を利用して褪色の成形も同様に行な
える。そして、この発明は１図示したプレス機に限定さ
れることはなく、同様の方法により各種プレス機により
実施することができ、剣先襟や褪色などに限らず、フラ
ップやその他洋服の各特殊形状部分において同様に行な
えるものである。

〈発明の効果〉 以上述べたように、この発明にかかる洋服の剣先襟、裾
角等成形方法及び成形ゲージ−カバーによれば、特殊形
状部を成形ゲージにより形を整えるとともに、変形しに
くく、＃熱性１通気性を有する成形ゲージカバーの上か
らプレスするようにしたので、プレス時に特殊形状部が
変形せずに成形ゲージ通りの形状に成形することができ
１作業が簡単になるとともに、確実に正しい形に仕上る
ことができ、その効果はきわめて大である。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明にかかる洋服の剣先襟、裾角等成形方
法及び成形ゲージ−カバーの一実施例を示したものであ
り、第１図はプレス機の斜視図、第２図はプレス機の正
面図、第３図は成形ゲージカバーの斜視図である。 １・・・成形ゲージカバー ２・・・表面材 ３・・・裏面材 ４・・・側辺部 ５・・・プレス機 ６・・・上ブレス鏝 ７・・・下ブレス鏝 ８．１２・・・エアーシリンダー ９・・・剣先登用成形ゲージ １０・・・褪色用成形ゲージ １１・・・成形ゲージ取付部材 １３・・・剣先襟 ａ・・・成形ゲージカバーの開口部 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　表地と裏地の剣先襟、裾角等の洋服の特殊形状部分
   を縫着した後、これらの形に予め成形してある成形ゲー
   ジを表地と裏地の間に挿入してこれら特殊形状部分の形
   を整え、さらにこの上に変形しにくく通気性及び耐熱性
   を有しこれらの形に予め成形してある成形ゲージカバー
   かぶせ、次に成形ゲージを抜き出し成形ゲージカバーの
   上から縫着した特殊形状部をスチームをかけながらプレ
   スして成形するようにしたことを特徴とする洋服の剣先
   襟、裾角等成形方法。 ２　スチームにより変形しにくく、通気性及び耐熱性を
   有し、洋服の剣先襟、裾角等の特殊形状に合わした形状
   をしているとともに、特殊形状部にかぶせられるように
   キャップ状に成形してあることを特徴とする洋服の剣先
   襟、裾角等成形ゲージカバー。