JPS63260880A - 床仕上げ材 - Google Patents

床仕上げ材

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JPS63260880A
JPS63260880A JP8414787A JP8414787A JPS63260880A JP S63260880 A JPS63260880 A JP S63260880A JP 8414787 A JP8414787 A JP 8414787A JP 8414787 A JP8414787 A JP 8414787A JP S63260880 A JPS63260880 A JP S63260880A
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materials
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嶋谷 宏文
三紀夫 若杉
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Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
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Osaka Cement Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、普通コンクリート、軽量コンクリート、プレ
キャストコンクリート(PC板)あるいは気泡コンクリ
ート(ALCパネル)等の建築物における各種床下地に
流し込み、均すだけで仕上りレベル精度に優れ、かつ硬
化した状態でそのまま仕上り面となって床面を形成する
床仕上げ材に関するものである。
[従来の技術] 建築物の床下地仕上げ工法には、従来よりコンクリート
直押え工法とモルタル塗布工法がある。
しかし、これらの工法によると、いずれにしても塩ビタ
イルや長尺塩ビシート等の貼り物、エポキシ樹脂やウレ
タン樹脂等の塗り物あるいは畳やカーペット等の敷き物
を表面仕上げ材として別途必要としている。
また最近では、施工能率と仕上りレベル精度に優れるセ
ルフレベリング工法も用いられている。
セルフレベリング工法は、その良好な流動性と作業性に
よって、コンクリート直押え工法やモルタル塗布工法に
比較し、仕上りレベル精度に優れた床下地面を、短期間
で形成できる長所をもっている。しかし、このセルフレ
ベリング工法による場合も、上述したいずれかの表面仕
上げ材を用いなければならないことに変りない。
[発明が解決しようとする問題点コ 本発明は、このような従来技術における不都合を解消す
る目的で、各種床下地に流し込み、均すだけで、仕上り
レベル精度に優れ、かつ硬化した状態でそのまま仕上り
面となり、その上に貼り物、塗り物、敷き物等の表面仕
上げ材を必要としない、セルフレベリング性と仕上げ材
特性とを兼備する床仕上げ材を提供せんとするものであ
る。
[問題点を解決するための手段] 本発明では、下記の特定配合成分からなる無機質結合材
(セルフレベリング材)に、床仕上げ材として必要な機
能を付与する顔料とポリマーラテックスを添加すること
で、呈色の発現性に優れ、硬化時間が短く早強性と速乾
性に優れ、かつ十分な耐水性と高耐久性とを発現する床
仕上げ材を実現している。
すなわち、本発明の床仕上げ材は、白色ポルトランドセ
メント5〜90重量%、アルミナセメント5〜90重量
%、水酸化カルシウム及び/又は炭酸カルシウム20重
量%以下、石膏20重量%以下、よりなる無機質結合材
100重量部に対して、オキシカルボン酸及び/又はそ
の塩類5.0重量部以下、亜鉛塩類5.0重量部以下を
それぞれ添加し、必要に応じこれに流動化剤、粘度調整
剤及び消泡剤を添加した配合物に、さらに顔料及びポリ
マーラテックスを添加してなるものである。
本発明に係る床仕上げ材の主成分は、白色ポルトランド
セメント、アルミナセメント、水酸化カルシウム及び/
又は炭酸カルシウム、石膏の4成分である。白色ポルト
ランドセメントは5重世%以下では顔料による呈色の発
現性が損われる。またアルミナセメント5重量%以下で
は、ポリマーラテックスの添加による硬化遅延作用が著
しくなり、施工面での軽歩行が可能となるのに長時間を
要する。アルミナセメントとしては、電気炉で溶融した
ものと回転窯で焼結したものが使用できるが、回転窯で
焼結したものは酸化鉄の酸化還元により若干茶褐色を呈
すので、電気炉で溶融したものの使用が好ましい。水酸
化カルシウム及び/又は炭酸カルシウムが20重量%以
上の場合、及び石膏が20重量%以上の場合にはエトリ
ンガイドの異常生成等により水中あるいは気中で硬化体
の膨張や劣化を招く。本発明で使用する石膏としては、
二本石膏、α型もしくはβ型半水石膏又は■型もしくは
■型無水石膏を用いることができる。
オキシカルボン酸及び/又はその塩類と、亜鉛塩類は作
業可能な時間(可使時間)の増加を目的として添加する
もので、オキシカルボン酸及び/又はその塩類5.0重
量部以上、亜鉛塩類5.0重量部以上を添加しても、そ
の効果は変わらず、経済的でない。オキシカルボン酸の
例としてはリンゴ酸、酒石酸、グルコン酸、クエン酸が
挙げられ、その塩類としてはアルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩等が挙げられる。また、亜鉛塩類の例として
は、酸化亜鉛、塩化亜鉛、臭化亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸亜
鉛、重炭酸亜鉛、酢酸亜鉛、ギ酸亜鉛、リン酸亜鉛等が
挙げられる。
以上の必須成分からなら無機質結合材には、必要に応じ
て下記の流動化剤、粘度調整剤及び消泡材を添加するこ
とができる。
流動化剤としては、リグニンスルホン酸塩、リン酸エス
テル系界面活性剤、メラミンスルホン酸塩高縮合物、β
−ナフタリンスルホン酸塩高縮合物が用いられる。流動
化剤の市販品を挙げれば、いずれも商品名であるが、(
株)花王“マイティ100”マイティ 150“、物本
油脂(株)“ポールファイン51ON”、重陽国策パル
プ(株)“サンフローPS”、ホゾリス物産(株)“N
L−1450““NL−4000”、昭和電工(株)“
メルメント”、8産化学(株)“ニラサンSMP”、等
である。これらの流動化剤は、無機質結合材100重量
部に対してo、oi〜5.0重世部、より好ましくは0
.5〜1.5重量部を添加する。
粘度調整剤としては種々の物質が利用できる。
例えばカゼイン、カゼインカルシウム、ゼラチン、卵ア
ルブミン、γ−グロブリン、ゼイン、ペプシン、ペクチ
ンパパイン、グルー、石油人造タンパク等のタンパク質
系増粘剤、ヒドロキシルブロビルメチルセルロース、ヒ
ドロキシルエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシル
メチルセルロース、キサントゲン酸セルロース(MS)
、カルボキシメチルセルロース(CMC) 、メチルセ
ルロース(MS)等のセルロース誘導体、ポリビニール
アルコール(PVA) 、ポリアクリル酸塩、ポリアク
リルアミド、ポリエチレンオキサイド(PEO)、ビニ
ルピロリドン、フルフリルアルコール等の水溶性ポリマ
ー、エキポジ、ウレタン、アスファルト、ゴムアスファ
ルトパラフィン、尿素等の樹脂が挙げられる。粘度調整
剤は無機質結合材100重量部に対して0.01〜5.
0重量部を添加する。
0.01重量部未満では骨材分離やブリージングを生じ
、5.0重量部を越えると硬化体の強度が低下するとと
もに粗大な気泡を硬化体中に連行するようになり、好ま
しくない。
消泡剤としては、シリコーン系、非イオン界面活性剤、
プルロニック系又はその他の公知の消泡剤を、無機質結
合材100重量部に対して0.01〜5.0重量部、よ
り好ましくは0.05〜0.3重世部を添加する。
次に、上記の配合物に添加する顔料としては、有機顔料
もしくは無機顔料が使用でき、無機顔料としては鉄、ク
ロム、チタン、コバルトその他各種金属の酸化物、水酸
化物あるいは硫化物等を主成分とするものが使用できる
。顔料は無機質結合材100重量部に対して0.01〜
5.0重量部、より好ましくは0.05〜0.3重量部
を添加する。0,01重量部未満では顔料による呈色効
果が不十分で、5゜0重量部を越えても呈色効果は変わ
らず、経済的でない。
またポリマーラテックスとしては、天然ゴム系(NR)
 、スチレンブタジェン合成ゴム系(SBR)、メチル
メタクリレートブタジェン合成ゴム系(MBR)、アク
リロニトリルブタジェン合成ゴム系(NBR)、クロロ
プレン合成ゴム系(CR)等のゴム系ラテックス、メチ
ルメタクリレート共重合体系、スチレン共重合体系等の
アクリル系ラテックス、ポリ酢酸ビニル系、酢酸ビニル
・アクリル共重合体系、酢酸ビニル・エチレン共重合体
系、酢酸ビニル・ビニルエステル共重合体系等の酢酸ビ
ニル系ラテックス、塩化ビニル系、塩化ビニリデン系等
の塩素含有とニルポリマー系ラテックスが使用できる。
ポリマーラテックスはその固形分量で無機質結合材10
0重量部に対して1〜80重量部を添加する。ポリマー
ラテックスの添加は、防水性、耐摩耗性、耐薬品性の向
上、光沢付与等の美観上の品質向上、下地付着強度の増
強、下地からのひび割れ誘発の防止、その他の耐久性向
上等を目的として添加するものである。
1重量部未満ではそれらの効果が不十分であり、80重
量部を越すと、硬化時間が遅延され、かつ硬化体の強度
発現を損なう。
以上の材料以外に本発明の床仕上げ材には、以下に述べ
る収縮低減剤、増量材及び骨材を使用しても差し支えな
い。収縮低減剤には石灰系及びカルシウムアルミネート
系等の公知のセメント用膨張性混和材が使用でき、増量
材としては石灰石粉末、フライアッシュシリカ質材(シ
リカフニーム、シリカフラワー)、高炉水砕スラグ等が
使用できる。骨材としては川砂、山砂、海砂、砂、高炉
スラグ砂、寒水石、砕砂等が使用できる。特に最大粒径
が2.5mm以下のものが好ましい。骨材の配合量は無
機質結合材100重量部に対して10〜50重量部、よ
り好ましくは50〜200重量部を使用する。骨材の配
合量が10重量部未満では長さ変化の挙動が大きく、寸
法安定性をかき、また500重量部を越すと、流動性が
損われる。
[作用] 現在市販されている石膏系及びセメント系セルフレベリ
ング材は、いずれも建築物の床面として用いる場合、既
述のように必ず表面仕上げ材が必要であり、それだけで
は実用に耐える仕上げ面とはなり得ない。そして、これ
らのセルフレベリング材に仕上げ材として必要な機能を
付与する顔料とポリマーラテックスを添加しても、満足
すべき結果を得ることはできない。
すなわち、石膏系セルフレベリング材に顔料とポリマー
ラテックスを添加したものでは耐久性がないために地下
室、1階土間等の水をよぶ箇所、湿気の多い箇所あるい
はベランダ、屋上の雨水のかかる場所での使用では不可
能であり、また表面硬度も比較的弱く、強度を必要とす
る床面には使用出来ない欠点等がある。さらに、主成分
である石膏の不純物含有量が多い場合には、顔料による
呈色にムラができ、美観上好ましくない。
一方、セメント系セルフレベリング材の場合では、白色
ポルトランドセメント以外のポルトランドセメントを主
材とするものでは顔料による呈色が良好に発現せず、美
観上好ましくない。また、いずれのポルトランドセメン
トを用いても硬化体の乾燥収縮が大きいこと、及びポリ
マーラテックスを添加することにより硬化時間が著しく
遅れ、施工面での軽歩行が可能となるのに長時間を要す
ること等の欠点をもつ。なお、ポリマーラテックスの添
加による硬化時間の遅れは、石膏系セルフレベリング材
においても同様で、その硬化時間は著しく遅延される。
これに対し本発明の床仕上げ材では、顔料による呈色の
発現性に優れる白色ポルトランドセメントを主材とし、
ポリマーラテックスの添加による硬化時間の遅れを解消
し、さらに早強性と速乾性を付与するために、所定量の
アルミナセメント、水酸化カルシウム及び/又は炭酸カ
ルシウム、石膏を配合してなる無機質結合材に、オキシ
カルボン酸及び/又はその塩類、亜鉛塩類を添加し、こ
の配合物にさらに所定量の顔料及びポリマーラテックス
を添加することで、建築物の各種床下地に流し込み、均
すだけで、水平精度に優れかつ硬化した状態でそのまま
仕上り面となり、貼り物、塗り物あるいは敷き物等の表
面仕上げ材を必要としないで、そのまま床面を形成する
ことができるものとしている。
本発明の床仕上げ材の特性につき、作業性、仕上げ手間
、仕上りレベル精度、寸法安定性、部材強度、表面硬度
、耐水性、防錆効果、早強性、乾燥速度等を既存の各種
セルフレベリング材と比較して、第1表に示す。また既
存の各種セルフレベリング材に単に相当量の顔料及びポ
リマーラテックスを添加しただけのものと、呈色発現性
、硬化時間、寸法安定性、強度耐水性、早強性、乾燥速
度を比較した結果を、第2表に示す。
[実施例] 以下、本発明の実施例を比較例とともに掲げ、本発明に
係る床仕上げ材の優れた特性を明らかにする。
まず、試験に供した床仕上げ材と各種セルフレベリング
材の成分配合を第3表に示す。比較例には、既存の各種
セルフレベリング材に単に一定量の顔料及びポリマーラ
テックスを添加しただけのものも含む。次いで、第4表
には各試料の調合、1)流動性(フロー値)、2)作業
性(SL値)、3)凝結時間に関する試験結果を示し、
第5表には、4)部材強度(圧縮強度)、5)耐水性(
流水中養生時の圧縮強度)、6)寸法安定性(長さ変化
率)、7)仕上りレベル精度、8)乾燥速度、9)呈色
発現性に関する試験結果を示す。
これらの試験結果より、以下の事実が確認される。既存
の各種セルフレベリング材のうち、石膏系のものは寸法
安定性が良好で硬化時間も早いという特徴をもつが、逆
に強度特性や耐水性に劣るという欠点を有す。一方、セ
メント系のものは強度特性や耐水性には優れるが、逆に
寸法安定性が悪(、硬化時間も長いという欠点をもつ。
そしていずれのセルフレベリング材もそのままで仕上り
面とするのは困難である。また、既存の各種セルフレベ
リング材に所定の顔料及びポリマーラテックスを添加し
ただけのものでは、呈色発現性が悪く、また硬化時間が
遅くなるという欠点が出てくる。
これに対して、所定成分を各特定範囲内で添加配合する
ようにした実施例品では、仕上りレベル精度と施工能率
に優れるセルフレベリング材の長所を活かしつつ、石膏
の寸法安定性と早強性及びセメント系の高強度と耐水性
に優れる特徴を具備し、尚且つ硬化した状態でそのまま
仕上り面を形成し、表面仕上げ材を必要としないことが
確認される。
[発明の効果] 以上のように、白色ボルトランドセメントーアルミナセ
メントー水酸化カルシウム類−石膏類の混合物に、オキ
シカルボン酸類と亜鉛塩類を添加してなる配合物に、所
定の顔料及びポリマーラテックスを添加してなる本発明
の床仕上げ材を用いると、これを建築物の各種床下地に
流し込み、均すだけで、水平精度に優れかつ硬化した状
態でそのまま仕上り面となり、貼り物、塗り物あるいは
敷き物等の表面仕上げ材を必要としない床面を形成する
ことができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 白色ポルトランドセメント5〜90重量% アルミナセメント5〜90重量% 水酸化カルシウム 及び/又は炭酸カルシウム20重量%以下 石膏20重量%以下 よりなる無機質結合材100重量部に対して、オキシカ
    ルボン酸 及び/又はその塩類5.0重量部以下 亜鉛塩類5.0重量部以下 をそれぞれ添加し、さらに顔料及びポリマーラテックス
    を添加してなることを特徴とする床仕上げ材。
JP8414787A 1987-04-06 1987-04-06 床仕上げ材 Granted JPS63260880A (ja)

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JP8414787A JPS63260880A (ja) 1987-04-06 1987-04-06 床仕上げ材

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JPS63260880A true JPS63260880A (ja) 1988-10-27
JPH0460079B2 JPH0460079B2 (ja) 1992-09-25

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JP8414787A Granted JPS63260880A (ja) 1987-04-06 1987-04-06 床仕上げ材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009215812A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Ube Ind Ltd コンクリート床構造体及びその施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009215812A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Ube Ind Ltd コンクリート床構造体及びその施工方法

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JPH0460079B2 (ja) 1992-09-25

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