JPS63260651A - Zn−Al系合金鋳造棒の製造方法 - Google Patents
Zn−Al系合金鋳造棒の製造方法Info
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- JPS63260651A JPS63260651A JP9358887A JP9358887A JPS63260651A JP S63260651 A JPS63260651 A JP S63260651A JP 9358887 A JP9358887 A JP 9358887A JP 9358887 A JP9358887 A JP 9358887A JP S63260651 A JPS63260651 A JP S63260651A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/06—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
- B22D11/0602—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars formed by a casting wheel and belt, e.g. Properzi-process
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
及束上色肌■立野
本発明は、鋼製品の表面被覆に使用される25〜70重
量%のAlを含有するZn−Al!系合金の鋳造棒の製
造方法に関する。
量%のAlを含有するZn−Al!系合金の鋳造棒の製
造方法に関する。
肢オの背景
例えば、鋼材はそのままでは比較的温和な環境下に於て
さえも腐食を生じ、・使用可能期間が短縮されてしまう
とともに、強度を要求される場合には安全性の面でも好
ましくない。
さえも腐食を生じ、・使用可能期間が短縮されてしまう
とともに、強度を要求される場合には安全性の面でも好
ましくない。
それ故に、鋼材に防食を目的とした様々な材料、例えば
樹脂系の材料や塗料、が通常は塗布される。
樹脂系の材料や塗料、が通常は塗布される。
殊に、帯鋼や建材用鋼板のようなものは外力によって表
面に傷が付き易いので、金属製の材料で被覆される。こ
のような被覆材の中で特に防食性と固着力に優れた材料
としては、25〜70重量%のAlを含有するZn−A
j2系合金が使用されている。
面に傷が付き易いので、金属製の材料で被覆される。こ
のような被覆材の中で特に防食性と固着力に優れた材料
としては、25〜70重量%のAlを含有するZn−A
j2系合金が使用されている。
鋼製品にZn−Al系合金を被覆する方法としては、例
えば特公昭46−7161号公報に記載された方法が知
られている。この方法に於ては、Zn−Aβ系合金の溶
融槽内に帯鋼を連続的に送給し、帯鋼の表面にZn−A
jl系合金の薄層を形成している。
えば特公昭46−7161号公報に記載された方法が知
られている。この方法に於ては、Zn−Aβ系合金の溶
融槽内に帯鋼を連続的に送給し、帯鋼の表面にZn−A
jl系合金の薄層を形成している。
このような帯鋼表面に形成されるZn−Al系合金の被
覆層は、僅かな酸化物等の不純物が存在していてもその
部分に於て被覆の健全性が損なわれ、防食効果が劣化し
て好ましくない。従って、溶融槽内に保持されるZn−
Al系合金溶湯は高度に精浄なものでなければならない
。
覆層は、僅かな酸化物等の不純物が存在していてもその
部分に於て被覆の健全性が損なわれ、防食効果が劣化し
て好ましくない。従って、溶融槽内に保持されるZn−
Al系合金溶湯は高度に精浄なものでなければならない
。
ところで、帯鋼等にZn−Al系合金の薄い被覆層を形
成するには、生産性を向上するために前述のように連続
処理される(特公昭46−7161号公報参照)ことか
ら、溶融槽内には定期的又は連続的に被覆用合金材料を
供給する必要がある。
成するには、生産性を向上するために前述のように連続
処理される(特公昭46−7161号公報参照)ことか
ら、溶融槽内には定期的又は連続的に被覆用合金材料を
供給する必要がある。
鴛】プリえ惺
このような背景の下で、所要の組成の被覆用のZn−A
l系合金を製造して溶融槽に供給する方法としては、次
のような方法が一般に採用されている。
l系合金を製造して溶融槽に供給する方法としては、次
のような方法が一般に採用されている。
■ 溶融槽とは別に溶解又は配合炉を設け、所要の組成
の合金溶湯を溶製し、この溶湯を溶融槽へ供給する。
の合金溶湯を溶製し、この溶湯を溶融槽へ供給する。
■ 溶解炉又は配合炉に於て溶製した合金溶湯を鋳型に
鋳込んでインゴットを鋳造して保管しておき、該インゴ
ットを定期的に溶融槽に投入する。
鋳込んでインゴットを鋳造して保管しておき、該インゴ
ットを定期的に溶融槽に投入する。
一■が”ンしようとする問題点
前記■の方法に於ては溶解炉又は配合炉等の溶製設備が
必要となり、設備費が上昇する。又、組成を一定に維持
するための管理が煩雑となるので好ましくない、一方、
前記■の方法に於ては、インゴットを鋳造するに際して
巻き込まれた酸化物や、鋳造後にインゴットの自由表面
に発生した酸化物が溶融槽内に入り込むので好ましくな
い。
必要となり、設備費が上昇する。又、組成を一定に維持
するための管理が煩雑となるので好ましくない、一方、
前記■の方法に於ては、インゴットを鋳造するに際して
巻き込まれた酸化物や、鋳造後にインゴットの自由表面
に発生した酸化物が溶融槽内に入り込むので好ましくな
い。
そこで、発明者は連続投入を可能にするために25〜7
0重量%のAlを含有するZn−A7!系合金の連続鋳
造棒を製造する方法を種々検討した。
0重量%のAlを含有するZn−A7!系合金の連続鋳
造棒を製造する方法を種々検討した。
この過程に於て、上下解放せる水冷鋳型と上下動可能な
受台とを備えた連続鋳造装置を使用して連続鋳造を行っ
ても、鋳造中に鋳塊に割れが発生して健全な鋳塊が得ら
れなかった。又、周面に円周溝を形成した回転鋳造輪及
び該円周溝を蓋するように前記円周溝鋳造輪に接触して
走行する無端ベルトを備えたベルトアンドホイール鋳造
機を使用して連続鋳造した場合には、鋳造棒が硬いため
に円周溝から取り出すことができなかったり、例え取り
出せたとしても所望の長さに切断するときに割れが発生
して細塊状に破砕されてしまい、所要の鋳造棒を得るこ
とができなかった。
受台とを備えた連続鋳造装置を使用して連続鋳造を行っ
ても、鋳造中に鋳塊に割れが発生して健全な鋳塊が得ら
れなかった。又、周面に円周溝を形成した回転鋳造輪及
び該円周溝を蓋するように前記円周溝鋳造輪に接触して
走行する無端ベルトを備えたベルトアンドホイール鋳造
機を使用して連続鋳造した場合には、鋳造棒が硬いため
に円周溝から取り出すことができなかったり、例え取り
出せたとしても所望の長さに切断するときに割れが発生
して細塊状に破砕されてしまい、所要の鋳造棒を得るこ
とができなかった。
I!1 壱を7°するための
上述のことから、特に鋼材の防食被覆に効果の高い25
〜70重量%のAlを含有するZn−AIt系合金から
なる鋳造棒を、この適用状況に鑑みて最も好ましい連続
鋳造手段であると思われるベルトアンドホイール鋳造機
を使用して製造する方法を更に検討した結果、回転鋳造
輪の円周溝から取り出す鋳造棒の温度を300〜450
℃に選定することで確実な連続鋳造を持続できること、
又、このようにして取り出した鋳造棒は表面割れが認め
られず、健全な鋳造棒の得られることのできること、し
かもこの鋳造棒はしかる後に所望の長さに切断しても脆
性破壊が発生しないことを見出し、以て本発明が完成さ
れたのである。
〜70重量%のAlを含有するZn−AIt系合金から
なる鋳造棒を、この適用状況に鑑みて最も好ましい連続
鋳造手段であると思われるベルトアンドホイール鋳造機
を使用して製造する方法を更に検討した結果、回転鋳造
輪の円周溝から取り出す鋳造棒の温度を300〜450
℃に選定することで確実な連続鋳造を持続できること、
又、このようにして取り出した鋳造棒は表面割れが認め
られず、健全な鋳造棒の得られることのできること、し
かもこの鋳造棒はしかる後に所望の長さに切断しても脆
性破壊が発生しないことを見出し、以て本発明が完成さ
れたのである。
即ち、本発明は、周面に円周溝を有する回転鋳造輪及び
該円周溝を蓋するように前記回転鋳造輪に接触して走行
される無端ベルトを備えたベルトアンドホイール鋳造機
により、25〜70重量%(DAljc含有するZn−
Aj?系合金からなる鋳造棒を製造するに際して、前記
円周溝内に供給された溶湯が前記回転鋳造輪及び無端ベ
ルトによって冷却されて鋳造される鋳造棒を、300〜
450℃の温度範囲にある状態の下で前記円周溝から取
り出すことを特徴とするZn−Al1系合金鋳造棒の製
造方法を提供するものである。
該円周溝を蓋するように前記回転鋳造輪に接触して走行
される無端ベルトを備えたベルトアンドホイール鋳造機
により、25〜70重量%(DAljc含有するZn−
Aj?系合金からなる鋳造棒を製造するに際して、前記
円周溝内に供給された溶湯が前記回転鋳造輪及び無端ベ
ルトによって冷却されて鋳造される鋳造棒を、300〜
450℃の温度範囲にある状態の下で前記円周溝から取
り出すことを特徴とするZn−Al1系合金鋳造棒の製
造方法を提供するものである。
作−朋
Zn−Al系合金のAlの含有率を25〜70重量%と
することにより、帯鋼や建材用鋼材等の鋼製品に対して
防食性と固着性に優れた被覆用の合金材が得られる。殊
にこのようなZn−Al!系合金には、防食性、固着性
、又は被覆層強化等の向上或いはその他の目的でCr
s S i 、M n sNi等の元素を適宜全量とし
て5重量%以下の量として、添加できることは勿論であ
る。特に、Siの0.5〜3.0重量%の添加は鋼製品
との固着力を増強する効果のあることが知られている。
することにより、帯鋼や建材用鋼材等の鋼製品に対して
防食性と固着性に優れた被覆用の合金材が得られる。殊
にこのようなZn−Al!系合金には、防食性、固着性
、又は被覆層強化等の向上或いはその他の目的でCr
s S i 、M n sNi等の元素を適宜全量とし
て5重量%以下の量として、添加できることは勿論であ
る。特に、Siの0.5〜3.0重量%の添加は鋼製品
との固着力を増強する効果のあることが知られている。
本発明の方法の実施に使用されるベルトアンドホイール
鋳造機は、一般に第1図及び第2図に示すように、回転
鋳造輪lの周面に円周a2が形成されており、この円周
溝2を図示例では大体200°の角度範囲(装置によっ
て異なる)にわたって蓋するように、回転鋳造輪1の周
面に接触して無端ベルト3が走行される。このようにし
て蓋された状態の円周溝2内が鋳造キャビティとされる
のであり、上述したような25〜70重世%のAlを含
有する合金材の溶湯がスパウト4により連続的に供給さ
れる。供給された溶湯は回転鋳造輪1及び無端ベルト3
によって冷却され、凝固される。このために、回転鋳造
輪1は内部に冷水散布等の冷却手段5を備えている。こ
のようにして製造される鋳造体6、部ち鋳造棒は、鋳造
時に酸化物の巻き込みが少なく、自由凝固面(空気に触
れて凝固する面)がないことから、全体として酸化物の
極めて少ない製品として得られ、前述したように鋼製品
の被覆用素材として極めて有利なものとすることができ
る。
鋳造機は、一般に第1図及び第2図に示すように、回転
鋳造輪lの周面に円周a2が形成されており、この円周
溝2を図示例では大体200°の角度範囲(装置によっ
て異なる)にわたって蓋するように、回転鋳造輪1の周
面に接触して無端ベルト3が走行される。このようにし
て蓋された状態の円周溝2内が鋳造キャビティとされる
のであり、上述したような25〜70重世%のAlを含
有する合金材の溶湯がスパウト4により連続的に供給さ
れる。供給された溶湯は回転鋳造輪1及び無端ベルト3
によって冷却され、凝固される。このために、回転鋳造
輪1は内部に冷水散布等の冷却手段5を備えている。こ
のようにして製造される鋳造体6、部ち鋳造棒は、鋳造
時に酸化物の巻き込みが少なく、自由凝固面(空気に触
れて凝固する面)がないことから、全体として酸化物の
極めて少ない製品として得られ、前述したように鋼製品
の被覆用素材として極めて有利なものとすることができ
る。
凝固した鋳造棒6は所定の位置、図示例ではA点位置に
て回転鋳造輪1の円周溝2から取り出され、しかる後、
所要の長さに切断されて完成される。
て回転鋳造輪1の円周溝2から取り出され、しかる後、
所要の長さに切断されて完成される。
ここで25〜70重量%のAi!を含有する合金材とさ
れる鋳造棒の取り出しに於ては、取り出し時の鋳造体の
温度が300℃以下では鋳造棒が硬いために実際は取り
出しが極めて困難である。又、例え取り出せたとしても
、鋳造棒6がその剛性のために無端ベルト3を押上て回
転鋳造輪1がら引き離してしまうので、安定した連続鋳
造ができない。甚だしくは、溶湯漏れ等の事故を生じ、
鋳造不能に陥ることになる。又、このような不安定状態
の下で短い鋳造棒が鋳造できたとしても、所要寸法に切
断するときに脆性破壊を生じ、細塊状となって棒状の鋳
造体を得ることができない。
れる鋳造棒の取り出しに於ては、取り出し時の鋳造体の
温度が300℃以下では鋳造棒が硬いために実際は取り
出しが極めて困難である。又、例え取り出せたとしても
、鋳造棒6がその剛性のために無端ベルト3を押上て回
転鋳造輪1がら引き離してしまうので、安定した連続鋳
造ができない。甚だしくは、溶湯漏れ等の事故を生じ、
鋳造不能に陥ることになる。又、このような不安定状態
の下で短い鋳造棒が鋳造できたとしても、所要寸法に切
断するときに脆性破壊を生じ、細塊状となって棒状の鋳
造体を得ることができない。
他方、取り出し時の鋳造棒の温度が450℃を超えると
、取り出し時の作用力によって鋳造棒の表面に割れが発
生し、健全な鋳造体を得ることができない。このような
割れがあると、その後の保管の間に水分を凝縮し、この
状態で溶融炉内に投入すると酸化物の発生を見たり甚だ
しくは爆発の可能性すら有することになる。従ってこの
ような割れは品質上は勿論のこと安全性の点からも好ま
しくない。又、鋳造棒6が円周溝2から離れる際に、鋳
造機の振動を受けて破断し易く、実際には連続鋳造が不
能になって好ましくない。
、取り出し時の作用力によって鋳造棒の表面に割れが発
生し、健全な鋳造体を得ることができない。このような
割れがあると、その後の保管の間に水分を凝縮し、この
状態で溶融炉内に投入すると酸化物の発生を見たり甚だ
しくは爆発の可能性すら有することになる。従ってこの
ような割れは品質上は勿論のこと安全性の点からも好ま
しくない。又、鋳造棒6が円周溝2から離れる際に、鋳
造機の振動を受けて破断し易く、実際には連続鋳造が不
能になって好ましくない。
従って、取り出す鋳造棒の温度を300〜450℃に制
御すれば、鋳造し難い25〜70重量%のAlを含有す
るZn−Al!系合金の好ましい連続鋳造が達成できる
のことを見出したのである。このような取り出し時の鋳
造棒の温度制御は、例えば回転鋳造輪1の冷却能力の調
整、ここでは例えば冷却水の流量調整、並びに鋳造速度
の制御、更には取り出し位置の選定、等によって容易に
達成できることは理解されよう。
御すれば、鋳造し難い25〜70重量%のAlを含有す
るZn−Al!系合金の好ましい連続鋳造が達成できる
のことを見出したのである。このような取り出し時の鋳
造棒の温度制御は、例えば回転鋳造輪1の冷却能力の調
整、ここでは例えば冷却水の流量調整、並びに鋳造速度
の制御、更には取り出し位置の選定、等によって容易に
達成できることは理解されよう。
側瞳
第1表に示す組成の合金溶湯を第1図に示したベルトア
ンドホイール鋳造機を使用し、鋳造棒6の取り出し温度
を変化させて鋳造した。鋳造棒6の断面寸法は、高さh
w5 cm、高さh/2の位置での幅w=5cmである
。
ンドホイール鋳造機を使用し、鋳造棒6の取り出し温度
を変化させて鋳造した。鋳造棒6の断面寸法は、高さh
w5 cm、高さh/2の位置での幅w=5cmである
。
玉上l
この鋳造に於て、鋳造棒6の表面に発生した欠陥(割れ
)の数、回転鋳造輪1の円周溝2より鋳造棒6の先端を
取り出せた回数、鋳造した鋳造棒6を所望寸法に切断し
た時の細塊状の割れの発生の有無、並びに、連続鋳造で
きた鋳造棒6の長さを測定した。この結果を第2表に示
す。
)の数、回転鋳造輪1の円周溝2より鋳造棒6の先端を
取り出せた回数、鋳造した鋳造棒6を所望寸法に切断し
た時の細塊状の割れの発生の有無、並びに、連続鋳造で
きた鋳造棒6の長さを測定した。この結果を第2表に示
す。
第2表に示したように、25〜70重量%のANを含有
するZn−Al系合金を、ベルトアンドホイール鋳造機
によって連続鋳造するには、鋳造棒の取り出し温度を3
00〜450℃に設定すれば良いことが明確となった。
するZn−Al系合金を、ベルトアンドホイール鋳造機
によって連続鋳造するには、鋳造棒の取り出し温度を3
00〜450℃に設定すれば良いことが明確となった。
侠−果
以上説明したように、本発明の方法によって初めて25
〜70重量%のAlを含有するZn−Al系合金からな
る健全な鋳造棒をベルトアンドホイール鋳造機によって
確実に連続鋳造することができるようになった。これに
より、帯鋼等の鋼製品の表面に防食用の被覆層を形成す
るための合金熔融槽内へ、本発明の方法で作られた合金
材料を連続して投入溶解すれば、酸化物の少ない品質に
優れた被覆形成が達成でき、以て防食用被覆としての性
能向上が達成できる。又、本発明の方法で作られた鋳造
棒は配合炉や溶解炉を備えた設備に対しても使用でき、
この場合には従来のような配合や脱酸処理等の煩わしさ
を解消できる。
〜70重量%のAlを含有するZn−Al系合金からな
る健全な鋳造棒をベルトアンドホイール鋳造機によって
確実に連続鋳造することができるようになった。これに
より、帯鋼等の鋼製品の表面に防食用の被覆層を形成す
るための合金熔融槽内へ、本発明の方法で作られた合金
材料を連続して投入溶解すれば、酸化物の少ない品質に
優れた被覆形成が達成でき、以て防食用被覆としての性
能向上が達成できる。又、本発明の方法で作られた鋳造
棒は配合炉や溶解炉を備えた設備に対しても使用でき、
この場合には従来のような配合や脱酸処理等の煩わしさ
を解消できる。
第1図は本発明の方法の実施に使用されるベルトアンド
ホイール鋳造機を示す概略的構成図。 第2図は回転鋳造輪の円周溝を示す部分的な断面図。 l・・・・・回転鋳造輪 2・・・・・円周溝 3・・・・・無端ベルト 4・・・・・スパウト 5・・・・・冷却手段 6・・・・・鋳造体 特許出願人 日本軽金属株式会社 特許出願人 アルミニウム線材株式会社代理人 弁
理士 渡 辺 辿 孝 1(、′ 1−: 薯 ・
ホイール鋳造機を示す概略的構成図。 第2図は回転鋳造輪の円周溝を示す部分的な断面図。 l・・・・・回転鋳造輪 2・・・・・円周溝 3・・・・・無端ベルト 4・・・・・スパウト 5・・・・・冷却手段 6・・・・・鋳造体 特許出願人 日本軽金属株式会社 特許出願人 アルミニウム線材株式会社代理人 弁
理士 渡 辺 辿 孝 1(、′ 1−: 薯 ・
Claims (2)
- (1)周面に円周溝を有する回転鋳造輪及び該円周溝を
蓋するように前記回転鋳造輪に接触して走行される無端
ベルトを備えたベルトアンドホイール鋳造機により、2
5〜70重量%のAlを含有するZn−Al系合金から
なる鋳造棒を製造するに際して、前記円周溝内に供給さ
れた溶湯が前記回転鋳造輪及び無端ベルトによって冷却
されて鋳造される鋳造棒を、300〜450℃の温度範
囲にある状態の下で前記円周溝から取り出すことを特徴
とするZn−Al系合金鋳造棒の製造方法。 - (2)前記Zn−Al系合金鋳造棒の組成が、25〜7
0重量%のAlN0.5〜3.0重量%のSiを含有す
るものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載のZn−Al系合金鋳造棒の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9358887A JPS63260651A (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | Zn−Al系合金鋳造棒の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9358887A JPS63260651A (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | Zn−Al系合金鋳造棒の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63260651A true JPS63260651A (ja) | 1988-10-27 |
Family
ID=14086449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9358887A Pending JPS63260651A (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | Zn−Al系合金鋳造棒の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63260651A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55147465A (en) * | 1979-05-09 | 1980-11-17 | Kikai Syst Shinko Kyokai | Rotary ring type continuous casting machine |
JPS60108148A (ja) * | 1983-11-17 | 1985-06-13 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 連続鋳造方法 |
-
1987
- 1987-04-16 JP JP9358887A patent/JPS63260651A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55147465A (en) * | 1979-05-09 | 1980-11-17 | Kikai Syst Shinko Kyokai | Rotary ring type continuous casting machine |
JPS60108148A (ja) * | 1983-11-17 | 1985-06-13 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 連続鋳造方法 |
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