JPS6325975B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6325975B2 JPS6325975B2 JP57123451A JP12345182A JPS6325975B2 JP S6325975 B2 JPS6325975 B2 JP S6325975B2 JP 57123451 A JP57123451 A JP 57123451A JP 12345182 A JP12345182 A JP 12345182A JP S6325975 B2 JPS6325975 B2 JP S6325975B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking pin
- upper base
- seat
- holes
- track
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 11
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 7
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は主として自動車等に適用される回転座
席の回転ロツク機構に関するものである。
席の回転ロツク機構に関するものである。
この種の回転座席は従来、特開昭56−95728号
または第1図および第2図に示すように下部基盤
1の中央部に孔部1Aを設け、該孔部1Aの周り
に軌枠2を環状に取付け下部基盤1との間に軌溝
2Aを形成し、該軌溝2A間に上部基盤3の下面
から差出される嵌合枠4の周縁4Aを嵌合するこ
とにより、上部基盤3を下部基盤1に回転自在に
取付け、該上部基盤3上に座席5を設置したもの
であるが、座席5の回転をロツクするには下部基
盤1の孔部1Aの周縁に一対の相対する係止溝6
を設け、該係止溝6に上部基盤3下面に倒立自在
に取付けた係止ピン7を係合することによつてい
た。かくして座席5の前向きの位置から係止ピン
7を第1図点線位置に回動することによつて係止
溝6から係止ピン7を離脱させ、座席を180゜回転
させて後向きにしてから第2図点線に示すように
再び係止ピン7を係止溝6に係合することによつ
て座席5は前向き、および後向きに係止される。
または第1図および第2図に示すように下部基盤
1の中央部に孔部1Aを設け、該孔部1Aの周り
に軌枠2を環状に取付け下部基盤1との間に軌溝
2Aを形成し、該軌溝2A間に上部基盤3の下面
から差出される嵌合枠4の周縁4Aを嵌合するこ
とにより、上部基盤3を下部基盤1に回転自在に
取付け、該上部基盤3上に座席5を設置したもの
であるが、座席5の回転をロツクするには下部基
盤1の孔部1Aの周縁に一対の相対する係止溝6
を設け、該係止溝6に上部基盤3下面に倒立自在
に取付けた係止ピン7を係合することによつてい
た。かくして座席5の前向きの位置から係止ピン
7を第1図点線位置に回動することによつて係止
溝6から係止ピン7を離脱させ、座席を180゜回転
させて後向きにしてから第2図点線に示すように
再び係止ピン7を係止溝6に係合することによつ
て座席5は前向き、および後向きに係止される。
しかしこのような従来技術においては衝突など
で車体に異常な力が加つた場合係止した座席5に
回転モーメントが作用して係止ピン7は係止溝6
のいづれか一方の側壁からの押圧力を受けること
になり、該押圧力は係止ピン7の根本に集中する
から係止ピン7は変形あるいは折損し易いもので
あつた。
で車体に異常な力が加つた場合係止した座席5に
回転モーメントが作用して係止ピン7は係止溝6
のいづれか一方の側壁からの押圧力を受けること
になり、該押圧力は係止ピン7の根本に集中する
から係止ピン7は変形あるいは折損し易いもので
あつた。
本発明は上記従来技術の欠点を改良して係止ピ
ンの変形あるいは折損を防止するものであり、軌
枠の軌溝および嵌合枠の周縁に係止ピンを貫通さ
せることを骨子とする。
ンの変形あるいは折損を防止するものであり、軌
枠の軌溝および嵌合枠の周縁に係止ピンを貫通さ
せることを骨子とする。
本発明を第3図以下に示す一実施例によつて説
明すれば、11は下部基盤であり、中央部には孔
部11Aが設けられ、孔部11Aの周縁は上方に
突出して堤状部11Bを形成し、該堤状部11B
の上面には環状鍔部12Bが取付けられ、かくし
て下壁部としての堤状部11B周縁と上壁部とし
ての環状鍔部12Bによつて画定される軌溝12
が形成される。
明すれば、11は下部基盤であり、中央部には孔
部11Aが設けられ、孔部11Aの周縁は上方に
突出して堤状部11Bを形成し、該堤状部11B
の上面には環状鍔部12Bが取付けられ、かくし
て下壁部としての堤状部11B周縁と上壁部とし
ての環状鍔部12Bによつて画定される軌溝12
が形成される。
13は上部基盤であり中央部が凹陥して周縁1
4Aを有する嵌合枠14が形成され、該嵌合枠1
4の周縁14Aは軌枠12の軌溝12Aに嵌合さ
れることにより上部基盤13は下部基盤11に回
転自在に設置される。16は嵌合枠14部分を被
覆する蓋体であり、上部基盤13上には座席15
が設置される。
4Aを有する嵌合枠14が形成され、該嵌合枠1
4の周縁14Aは軌枠12の軌溝12Aに嵌合さ
れることにより上部基盤13は下部基盤11に回
転自在に設置される。16は嵌合枠14部分を被
覆する蓋体であり、上部基盤13上には座席15
が設置される。
堤状部11B周縁には相対する位置に夫々一対
の貫通孔17A,17Aが設けられ、環状鍔部1
2Bには該貫通孔17A,17Aと対応する位置
に一対の貫通孔17B,17Bが設けられ、嵌合
枠14の周縁14Aには同様に貫通孔17C,1
7Cが設けられる。貫通孔17B,17Cは何れ
も外方に開口する溝状の形状となる。一方上部基
盤13下面、即ち蓋体16下面には軸受け18が
取付けられ、該軸受け18には先端部にハンドル
19Aを形成した回転軸19が回転自在に軸支さ
れ、該回転軸19からは二股状を呈する爪20
A,20Aを有する係止ピン20が差出され、係
止ピン20の爪20A,20Aは堤状部11B周
縁の貫通孔17Aおよび環状鍔部12Bを出没自
在に貫通する。なお回転軸19はスプリング21
によつて係止ピン20が貫通孔17A,17Bを
貫通する方向に付勢されている。
の貫通孔17A,17Aが設けられ、環状鍔部1
2Bには該貫通孔17A,17Aと対応する位置
に一対の貫通孔17B,17Bが設けられ、嵌合
枠14の周縁14Aには同様に貫通孔17C,1
7Cが設けられる。貫通孔17B,17Cは何れ
も外方に開口する溝状の形状となる。一方上部基
盤13下面、即ち蓋体16下面には軸受け18が
取付けられ、該軸受け18には先端部にハンドル
19Aを形成した回転軸19が回転自在に軸支さ
れ、該回転軸19からは二股状を呈する爪20
A,20Aを有する係止ピン20が差出され、係
止ピン20の爪20A,20Aは堤状部11B周
縁の貫通孔17Aおよび環状鍔部12Bを出没自
在に貫通する。なお回転軸19はスプリング21
によつて係止ピン20が貫通孔17A,17Bを
貫通する方向に付勢されている。
上記構成においては座席15が前向きの際は第
3図および第4図実線に示すように係止ピン20
の爪20A,20Aが合致状態の堤状部11B周
縁の貫通孔17A,17A、嵌合枠14の周縁1
4Aの貫通孔17C,17C、および環状鍔部1
2Bの貫通孔17B,17Bとを串刺し状に貫通
して上部基盤13の下部基盤11に対する回転を
係止する。こういう係止状態で、座席15を介し
て上部基盤13に回転モーメントが作用すると係
止ピン20の爪20A,20Aは嵌合枠14の周
縁14Aの貫通孔17C,17Cの周壁によつて
夫々押圧力を受けるが、該押圧力に対しては該嵌
合枠14の周縁の貫通孔17C,17Cの周壁当
接点である押圧力の作用点の下側では堤状部11
B周縁の貫通孔17A,17Aおよび該押圧力の
作用点の上側では環状鍔部12Bの貫通孔17
B,17Bが係止ピン20の爪20A,20Aを
介して拮抗し、このようにして該係止ピン20の
爪20A,20Aは押圧力の作用点の上下2点で
支持されるから係止ピン20の爪20A,20A
の根部には押圧力が全く集中しない。この状態か
らハンドル19Aによつて回転軸19を介して係
止ピン20を合致状態の貫通孔17A,17B,
17Cから第3図点線位置まで離脱させれば上部
基盤13は下部基盤11に対して回転可能になる
から180゜回転させて座席15を後向きにする。か
くして第4図点線に示すように座席15の後向き
の位置で再び一方の貫通孔17A,17Bに貫通
孔17Cが合致するから係止ピン20の爪20
A,20Aを串刺し状に貫通して上部基盤13の
下部基盤11に対する回転を係止する。
3図および第4図実線に示すように係止ピン20
の爪20A,20Aが合致状態の堤状部11B周
縁の貫通孔17A,17A、嵌合枠14の周縁1
4Aの貫通孔17C,17C、および環状鍔部1
2Bの貫通孔17B,17Bとを串刺し状に貫通
して上部基盤13の下部基盤11に対する回転を
係止する。こういう係止状態で、座席15を介し
て上部基盤13に回転モーメントが作用すると係
止ピン20の爪20A,20Aは嵌合枠14の周
縁14Aの貫通孔17C,17Cの周壁によつて
夫々押圧力を受けるが、該押圧力に対しては該嵌
合枠14の周縁の貫通孔17C,17Cの周壁当
接点である押圧力の作用点の下側では堤状部11
B周縁の貫通孔17A,17Aおよび該押圧力の
作用点の上側では環状鍔部12Bの貫通孔17
B,17Bが係止ピン20の爪20A,20Aを
介して拮抗し、このようにして該係止ピン20の
爪20A,20Aは押圧力の作用点の上下2点で
支持されるから係止ピン20の爪20A,20A
の根部には押圧力が全く集中しない。この状態か
らハンドル19Aによつて回転軸19を介して係
止ピン20を合致状態の貫通孔17A,17B,
17Cから第3図点線位置まで離脱させれば上部
基盤13は下部基盤11に対して回転可能になる
から180゜回転させて座席15を後向きにする。か
くして第4図点線に示すように座席15の後向き
の位置で再び一方の貫通孔17A,17Bに貫通
孔17Cが合致するから係止ピン20の爪20
A,20Aを串刺し状に貫通して上部基盤13の
下部基盤11に対する回転を係止する。
本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、例えば貫通孔17A,17B,17Cは夫々
何個設けられてもよいし溝状でなく孔状であつて
もよい。貫通孔17A,17B,17Cの個数お
よび位置により座席15は前向き、後向き以外斜
め、真横のような種々の向きに固定されることが
出来る。
く、例えば貫通孔17A,17B,17Cは夫々
何個設けられてもよいし溝状でなく孔状であつて
もよい。貫通孔17A,17B,17Cの個数お
よび位置により座席15は前向き、後向き以外斜
め、真横のような種々の向きに固定されることが
出来る。
本発明は上記構成を有するから回転係止状態に
おいて係止ピンに座席の回転モーメントに起因す
る上部基盤の嵌合枠周縁の貫通孔の周壁による押
圧力が及ぼされても該押圧力に対しては係止ピン
を介して下部基盤上面に設けられた環状軌溝の上
壁部と下壁部との貫通孔の周壁が該押圧力の作用
点の上下で拮抗し、それによつて該係止ピンは押
圧力の作用点の上下で二点支持され、係止ピンの
根部に押圧力が集中することがない。したがつて
係止ピンの変形、折損等が確実に防止され回転ロ
ツク機構は耐久性を保有するに至る。
おいて係止ピンに座席の回転モーメントに起因す
る上部基盤の嵌合枠周縁の貫通孔の周壁による押
圧力が及ぼされても該押圧力に対しては係止ピン
を介して下部基盤上面に設けられた環状軌溝の上
壁部と下壁部との貫通孔の周壁が該押圧力の作用
点の上下で拮抗し、それによつて該係止ピンは押
圧力の作用点の上下で二点支持され、係止ピンの
根部に押圧力が集中することがない。したがつて
係止ピンの変形、折損等が確実に防止され回転ロ
ツク機構は耐久性を保有するに至る。
第1図は従来例の前方切欠き正面図、第2図は
下部基盤の平面図、第3図は本発明の一実施例の
前方切欠き正面図、第4図は下部基盤および係止
ピン部分の平面図、第5図は貫通孔部分の分解斜
視図である。 図中、11……下部基盤、12……軌枠、12
A……軌溝、13……上部基盤、14……嵌合
枠、14A……嵌合枠周縁、15……座席、17
A,17B,17C……貫通孔、20……係止ピ
ン。
下部基盤の平面図、第3図は本発明の一実施例の
前方切欠き正面図、第4図は下部基盤および係止
ピン部分の平面図、第5図は貫通孔部分の分解斜
視図である。 図中、11……下部基盤、12……軌枠、12
A……軌溝、13……上部基盤、14……嵌合
枠、14A……嵌合枠周縁、15……座席、17
A,17B,17C……貫通孔、20……係止ピ
ン。
Claims (1)
- 1 下部基盤上面に軌枠を固設して環状軌溝を形
成し、上部基盤下面から差出される嵌合枠周縁を
該軌枠の軌溝に嵌合して、上部基盤を下部基盤に
回転自在に取付け、該上部基盤上に座席を設置し
た回転座席において、該軌溝の上壁部および下壁
部には該軌溝内に連通する貫通孔を各々設けると
ともに、該嵌合枠周縁にも貫通孔を設け、上記各
貫通孔を合致せしめた状態で上部基盤下面より差
出される係止ピンを貫通せしめることによつて上
部基盤の回転を係止することを特徴とする回転座
席における回転ロツク機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12345182A JPS5914528A (ja) | 1982-07-14 | 1982-07-14 | 回転座席における回転ロツク機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12345182A JPS5914528A (ja) | 1982-07-14 | 1982-07-14 | 回転座席における回転ロツク機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5914528A JPS5914528A (ja) | 1984-01-25 |
JPS6325975B2 true JPS6325975B2 (ja) | 1988-05-27 |
Family
ID=14860928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12345182A Granted JPS5914528A (ja) | 1982-07-14 | 1982-07-14 | 回転座席における回転ロツク機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914528A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0511070Y2 (ja) * | 1987-07-29 | 1993-03-18 | ||
CN109050356A (zh) * | 2018-08-10 | 2018-12-21 | 重庆杜米亚柯科技有限公司 | 一种汽车座椅转盘结构 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5695728A (en) * | 1979-12-28 | 1981-08-03 | Tachikawa Spring Co Ltd | Seat for vehicles |
-
1982
- 1982-07-14 JP JP12345182A patent/JPS5914528A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5695728A (en) * | 1979-12-28 | 1981-08-03 | Tachikawa Spring Co Ltd | Seat for vehicles |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5914528A (ja) | 1984-01-25 |
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