JPS63259618A - 磁気光学素子及びその製造方法 - Google Patents

磁気光学素子及びその製造方法

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JPS63259618A
JPS63259618A JP62094475A JP9447587A JPS63259618A JP S63259618 A JPS63259618 A JP S63259618A JP 62094475 A JP62094475 A JP 62094475A JP 9447587 A JP9447587 A JP 9447587A JP S63259618 A JPS63259618 A JP S63259618A
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JP
Japan
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magneto
rare earth
optical element
faraday rotation
element selected
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Pending
Application number
JP62094475A
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English (en)
Inventor
Shiyunji Nomura
俊自 野村
Senji Shimanuki
島貫 専治
Tomohisa Yamashita
知久 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
  • Compounds Of Iron (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は磁気光学素子に関し、更に詳しくは光通信等に
用いられる半導体レーザへの戻り光を防IFする光アイ
ソレータや変電所等の電力系統の制御・計測・保護を目
的とする光応用磁界センサ等のファラデー回転材料とし
て使用される磁気光学素子に係る。
(従来の技術) 近年、近赤外領域における磁気光学素子としては、ガー
ネットフェライト単結晶が用いられている。しかし、一
般にガーネットフェライト単結晶のファラデー回転係数
OF(deg/cm)は温度依存性を有するため、磁気
光学素子として用いる場合に環境の温度変化に対応する
ことができないことが問題となっていた。
そこで、この問題を解決するために1例えばガーネy)
フェライト単結晶のキュリ一温度を高くして室温付近で
の温度特性を改善することが試みられている。また、ガ
ーネットフェライト単結晶のOFの温度依存性は主とし
て希土類元素の種類によって決定されるため、OFの符
合の異なる2種の希土類ガーネットフェライトの固溶体
を育成することによって特性を改善することも試みられ
ている。
しかし、ガーネットフェライト単結晶のキュリ一温度を
高くするという対策では磁気光学素子の温度特性を十分
に改善することができなかった。
また、固溶体は主として液相からのガーネット析出によ
って育成されるが、2種以上の希土類元素どうしの分配
係数が違うため、均一な固溶体組成を有する単結晶を育
成することが困難であり、やはり磁気光学素子の温度特
性を十分に改善することはできなかった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、温度特性に優れた磁気光学素子を提供することを目
的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本願力1の発明の磁気光学素子は、ファラデー回転係数
の温度依存性の異なる2種以上の希土類鉄ガーネット多
結晶体を接合したことを特徴とするものである。
また、本願力2の発明の磁気光学素子の製造方法は、フ
ァラデー回転係数の温度依存性の異なる2種以上の希土
類鉄ガーネット多結晶体をホットプレス法により接合す
ることを特徴とするものである。
本発明に係る磁気光学素子では、例えばファラデー回転
係数の温度依存性の異なる2種の多結晶体を用いる場合
、第1及び第2の多結晶体のファラデー回転係数をOF
1、θ7、厚さをtl、tlとすれば、以下の2つの式
を同時に満たすように2種の多結晶体の厚さ11.12
が設定される。
t1θF!+t7θn=θ・・・■ (なお、■式におけるθの値は磁気光学素子の用途に応
じて異なり、例えば磁界センサとして用いる場合にはe
=7°、光アイソレータとして用いる場合にはe=45
°程度である。) なお、3種以上の多結晶体を用いる場合でも上記■、■
式を満たすように各多結晶体の厚さが設定される。
本発明において用いられる希土類鉄ガーネット多結晶体
は次式 R3M5O12 (ただし、RはBi 、Y及び希土類元素から選ばれる
少なくとも1種の元素とCa、Ba、Mg、Srから選
ばれる少なくとも1種の元素とを示し、MはAl、Sc
Ca、Zr、Ge、Si、Ti、V、In、Sb、Sn
から選ばれる少なくとも1種の元素とFeとを示す、) で表わされるものが望ましい。
上記のような希土類鉄ガーネット多結晶体は通常の焼結
法又はホットプレス法により作製することができる。得
られた多結晶体(高密度焼結体)を構成するドメインの
平均粒径は、組成や焼結温度により変動するが、磁気光
学素子として使用しうるにはドメインが微細であること
が要求され。
ドメインの大きさは 100IL膳以下であることが望
ましい。
本願力2の発明において、2種以上の多結晶体を接合す
るにはホットプレス法が用いられる。このホットプレス
条件は多結晶体の組成によっても異なるが、異常粒成長
の起らない温度域において10〜500kg/c層2の
圧力で行なうことが望ましい、これは、圧力が低すぎる
と接合が十分に行なえず、接合界面に気孔が集中して散
乱要因となり、一方圧力が高すぎると多結晶体にクラッ
クが生じてしまうためである。
なお、以上の工程を一段階で行なうこともでき、2種以
上の成形体をa層してホットプレス法により焼結と接合
とを同時に行なってもよい。
(作用) 上記■式は、2種(又は3種以上)の多結晶体が接合さ
れた磁気光学素子の特性が温度に依存しないことを意味
するものであるので、上記のように2種(又は3種以上
)の多結晶体の厚さを設定すれば、環境の温度変化や光
源(半導体レーザ等)の波長の温度による変化が起って
も、それを補償することができる。
また、本発明方法によれば、J:記のような良好な特性
を有する磁気光学素子を極めて容易に製造することがで
きる。
(実施例) 以下、本発明の詳細な説明する。
実施例1 まず、下記第1表に示す2種のガーネットフェライトが
1与られるように、 Y2O3、Gdz  03、Ca
CO3、Fe0OH、V2 0e、を秤量して配合し、
湿式ボールミルで24時間粉砕・混合した後、乾燥した
0次に、得られた各混合粉末を造粒し、造粒粉をアルミ
ナルツボに充填して大気中において1100℃で4時間
仮焼した。つづいて、仮焼体を再び湿式ボールミルで粉
砕した後、乾燥した。得られた粉末は第1表に示す組成
であった。
つづいて、各粉末にポリビニルアルコール水溶液を適量
添加してIton/cm2の圧力でプレス成形し、直径
20ts、厚み5mmのペレットを得た0次いで、各ペ
レットを酸素フロー中、1400〜1500℃で8時間
焼成して焼結体(多結晶体)を得た。
以上にようにして得られた2種の多結晶体(以下、Ca
V−YrG及びCaV−GdlGと記す)をそれぞれ光
学研磨した後、光吸収係数α(Cm−”)及びファラデ
ー回転係数Or (deg/C履)を測定した。また、
第1図に示すようにファラデー回転係数の温度依存性を
調べ、その特性線の傾きからdθ、/dTを求めた。こ
れらの結果を第1表に併記する。
更に、第1表の入=1.55pL■における値を■、■
式に代入して(ただし、■式におけるeの値は45°)
得られた計算値、 t  (CaV−YIG)  =   2.3  am
t (CaV−GdIG)=  590gmとなるよう
に各多結晶体を光学研磨した後、圧力200kg/cm
2.1300℃、4時間の条件でホットプレス法により
2種の多結晶体を接合した。このようにして得られた磁
気光学素子のファラデー回転各の温度依存性を測定した
結果を第2図に示す。
第2図から明らかなように、10〜90℃の温度範囲で
ファラデー回転角は45′″±0.05°であった。ま
た、この磁気光学素子の吸収による損失は0.5dBと
優れた特性を示し、10〜90℃の範囲で消光比は30
dB以上であった。
同様に、第1表の入=1.55pLmにおける値を■、
■式に代入して(ただし、■式におけるθの値は7°)
得られた計算値、 t (CaV−YIG) =  380pmt (Ca
V−Gd4G)=  90graとなるように各多結晶
体を光学研磨した後、圧力400kg/cm2.130
0℃、4時間の条件でホットプレス法により2種の多結
晶体を接合した。このようにして得られた磁気光学素子
のファラデー回転各の温度依存性を上記と同様に測定し
た結果、10〜90℃の温度範囲でファラデー回転角は
約7゜であり、誤差は0.1%以内であった。また、こ
の磁気光学素子の吸収による損失は0.2dBと優れた
特性を示した。
実施例2 まず、下記第2表に示す2種のガーネットフェライトが
得られるように、Gd2O3、Bi2 03、Fe0O
H、Ga2 03、Lu2  o3を秤量して配合し。
実施例1と同様にして2種の多結晶体を作製した。ただ
し、仮焼温度は800℃とし、焼結は200kg1c履
2.1100℃、8時間の条件でホットプレス法により
行なった。
以上にようにして得られた2種の多結晶体をそれぞれ光
学研磨した後、光吸収係数α(cm−”)及びファラデ
ー回転係数θF (deg/Cm)を測定し、実施例1
と同様にファラデー回転係数の温度依存性を調べ、その
特性線の傾きからdO,/dTを求めた。これらの結果
を第2表に併記する。
更に、各多結晶体の接合面を光学研磨した後、圧力20
0kg/cm2.900℃、4時間の条件でホットプレ
ス法により2種の多結晶体を接合した。この接合体につ
いて、各多結晶体の厚さが第2表の値を■、■式に代入
して(ただし、■式におけるeの値は一45°)得られ
た計算値、 t  CGd2 B i、  Fea  Gat  0
12)=  170pLmt (Lu、、5Bi、、5
Fes 0,2)  = 3704となるように再び光
学研磨を施した。
このようにして得られた磁気光学素子のファラデー回転
各の温度依存性を実施例1と同様に測定したところ、1
0〜60℃の温度範囲でファラデー回転角は45°±0
.05”であった、また、この磁気光学素子の吸収によ
る損失は0.9dBと優れた特性を示した。
なお1以上の実施例ではいずれも2種の多結晶体を用い
たが、3種以上の多結晶体を用いてもよいことは勿論で
ある。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、温度特性に優れた
磁気光学素子及びこのような磁気光学素子を極めて簡便
に製造し得る方法を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の磁気光学素子に用いられた
2種の多結晶体のファラデー回転係数の温度依存性を示
す特性図、第2図は本発明の実施例1における磁気光学
素子のファラデー回転角の温度依存性を示す特性図であ
る。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 遥  稟  (0C) 第1図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ファラデー回転係数の温度依存性の異なる2種以
    上の希土類鉄ガーネット多結晶体を接合したことを特徴
    とする磁気光学素子。
  2. (2)希土類鉄ガーネット多結晶体が次式 R_3M_5O_1_2 (ただし、RはBi、Y及び希土類元素から選ばれる少
    なくとも1種の元素とCa、Ba、Mg、Srから選ば
    れる少なくとも1種の元素とを示し、MはAl、Sc、
    Ga、Zr、Ge、Si、Ti、V、In、Sb、Sn
    から選ばれる少なくとも1種の元素とFeとを示す。) で表わされることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の磁気光学素子。
  3. (3)ファラデー回転係数の温度依存性の異なる2種以
    上の希土類鉄ガーネット多結晶体をホットプレス法によ
    り接合することを特徴とする磁気光学素子の製造方法。
  4. (4)希土類鉄ガーネット多結晶体が次式 R_3M_5O_1_2 (ただし、RはBi、Y及び希土類元素から選ばれる少
    なくとも1種の元素とCa、Ba、Mg、Brから選ば
    れる少なくとも1種の元素とを示し、MはAl、Sc、
    Ga、Zr、Ge、Si、Ti、V、In、Sb、Sn
    から選ばれる少なくとも1種の元素とFeとを示す。) で表わされることを特徴とする特許請求の範囲第3項記
    載の磁気光学素子の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2019156657A (ja) * 2018-03-07 2019-09-19 株式会社ワールドラボ 希土類−鉄−ガーネット系透明セラミックス及びそれを用いた光学デバイス

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