JPS6325856B2

JPS6325856B2 -

Info

Publication number: JPS6325856B2
Application number: JP19557381A
Authority: JP
Inventors: Toshio Abe
Original assignee: Komatsu Ltd
Current assignee: Komatsu Ltd
Priority date: 1981-12-07
Filing date: 1981-12-07
Publication date: 1988-05-27
Also published as: JPS5897436A

Description

【発明の詳細な説明】本発明はトランスフアプレスのトランスフアフ
インガーの交換装置、詳しくは片側に３本以上の
複数のアプライトを有するトランスフアプレスに
おける中間アプライト背面に位置するトランスフ
アフインガーの交換装置に関するものである。

トランスフアプレスはトランスフアバーにトラ
ンスフアフインガーを取付けたトランスフア装置
を備え、このトランスフアバーを矩形運動させて
加工品を順次搬送するようにしている。

一方、トランスフアプレスにあつては金型交換
を行なう際にその金型による成形品の形状に適合
するようにトランスフアフインガーを交換する必
要がある。

そこで従来はプレス機械のプレス作業域内にあ
るトランスフアバーに装着したトランスフアフイ
ンガーは金型交換を行なう際に使用済の金型と同
時にトランスフアフインガーを有するトランスフ
アバーを分割して移動ボルスタによりプレス機械
外部に引き出し、プレス機械の外側で金型交換と
同時に成形品の形状に適合するトランスフアフイ
ンガーと交換している。

しかし、片側に３本以上のアプライトを有する
トランスフアプレスにあつては前述のように移動
ボルスタ上方に位置するトランスフアバーに装着
したトランスフアフインガーは容易にプレス機械
の外側で交換できるが、中間アプライトのプレス
ルーム内側（以下背面という）に位置するトラン
スフアバーは金型とともに移動ボルスタでプレス
機械の外側に引き出すことができないので、新ら
しい金型に適応した新らしいトランスフアフイン
ガーをプレス機械の作業域内に持ち込み、トラン
スフアバーに固着してある使用済の旧トランスフ
アフインガーを取外し、新らしいトランスフアフ
インガーを交換固着している。

このため、中間アプライトの背面に位置するト
ランスフアフインガーの交換は非常に面倒である
と共に、交換時間を長く要するので、プレス作業
域に位置するトランスフアフインガーを迅速に変
換できても中間アプライト背面に位置するトラン
スフアフインガーの交換時間が長くなるためにプ
レス機械の休止時間が長くなつてプレス機械の稼
動率が低下してしまう。

本発明は上記の事情に鑑みなされたものであ
り、その目的はトランスフアプレスの中間アプラ
イト背面に位置するトランスフアフインガーを簡
単容易に短時間で交換できるようにしたトランス
フアプレスのトランスフアフインガー交換装置を
提供することである。

以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。

前後一対の左側アプライト１Ｌ，１Ｌと前後一
対の中間アプライト１Ｃ，１Ｃとの間には第１ボ
ルスタ２₁が位置し、前後一対の中間アプライト
１Ｃ，１Ｃと前後一対の右側アプライト１Ｒ，１
Ｒとの間には第２ボルスタ２₂が位置し、第1.第
２ボルスタ２₁，２₂は前後方向に走行移動自在と
なつている。

前記左側．中間．右側アプライト１Ｌ，１Ｃ，
１Ｒ間に亘つて前後一対のトランスフアバ３，３
が設けられ、一対のトランスフアバ３，３の右側
端に亘つてキヤリヤ４が左右方向固定でかつ前後
方向移動可能に取付けてあり、該キヤリヤ４は従
来公知のフイード機構５により左右方向に移動さ
れる共に、一対のトランスフアバ３，３は図示し
ない従来公知のクランプ機構で前後方向に対向接
近・離隔移動されてクランプ．アドバーンス．ア
ンクランプ．リターンできるように構成してあ
る。なお、トランスフアバ３は必要に応じて上下
動させてリフト．ダウンさせるように構成しても
良い。

前記トランスフアバ３は左側アプライト１Ｌと
対向位置しかつ左方に延設した左側端部分３₁、
左側アプライト１Ｌと中央アプライト１Ｃとの間
に位置する左側部分３₂、中間アプライト１Ｃと
対向位置した中間部分３₃、中間アプライト１Ｃ
と右側アプライト１Ｒとの間に位置した右側部分
３₄、右側アプライト１Ｒと対向位置しかつ右方
に延設した右側端部分３₅とに分割され、それぞ
れ第1.第2.第3.第４接続装置A₁，A₂，A₃，A₄に
より接続されている。

Ｂはボルスタ昇降装置であり、車輪６のレール
７をシリンダ８で上下動させる構造である。

そしてトランスフアバ３は次のようにして分割
される。

第３図ａの状態から第２ボルスタ２₂を上昇
させて右側部分３₄を支持するとともに第3.第
４接続装置A₃，A₄を不連続状態とする。

中間アプライト１Ｃの背面に設けた第１トラ
ンスフアバ移動装置（図示せず）により左側端
部分３₁、左側部分３₂、中間部分３₃を左方に
所定の分離距離Ｌの２倍2Lだけフルストロー
ク移動させるとともに、フイード機構５により
右側端部分３₅を所定の分離距離Ｌだけ右方に
移動させる。（第３図ｂ）第１ボルスタ２₁を上昇させて左側部分３₂を
支持するとともに、第1.第２接続装置A₁，A₂
を不連続状態とする。（第３図ｃ）左側アプライト１Ｌの背面に設けた第２トラ
ンスフアバ移動装置（図示せず）により左側端
部分３₁を所定の分離距離Ｌだけ右方に移動さ
せるとともに、中間アプライト１Ｃの背面に設
けたトランスフアバストツパ装置（図示せず）
を係合状態として前記第１トランスフアバ移動
装置により中間部分３₃を右方に所定の分離距
離Ｌだけ移動させる。（第３図ｄ）以上により、各トランスフアバ部分３₁，３₂，
３₃，３₄，３₅は相互に所定の分離距離Ｌだけ離
隔して５分割される。

また、左・右側部分３₂，３₄及び中間部分３₃
にはトランスフアフインガ―Ｃがそれぞれ対向し
て取付けてあり、左右側部分３₂，３₄のトランス
フアフインガ―Ｃは第３図ｄのように分割した後
に第1.第２ボルスタ２₁，２₂とともにトランスフ
アプレス外側に引き出されて金型交換と同時にそ
の金型に適応した形状のトランスフアフインガ―
Ｃと交換される。

なお、前記トランスフアフインガＣは第４図．
第５図に示すようにしてトランスフアバ３に取付
けてある。

つまり、トランスフアバ３はベース１０に固着
され、ベース１０には大径穴１１と小径穴１２と
が短手方向に連続して形成され、小径穴１２の上
面周囲には大径穴１１と同一大きさの段部１３が
形成されている。

一方、トランスフアバ３にはクランプシリンダ
１４が固設され、その可動杆１４ａには前記小径
穴１２内に挿通する小径部１５と大径穴１１内に
挿通する大径部１６とを有しかつ下向段部１７を
形成するクランプ片１８が設けてあり、シリンダ
１４の下げ室１４ａに圧油を供給するとクランプ
片１８が下降してその下向段部１７が段部１３に
圧着してベース１０をトランスフアバ３に固着
し、上げ室１４ｂに圧油を供給するとクランプ片
１８が上昇してベース１０のクランプを解除し、
ベース１０を移動して大径穴１１にクランプ片１
８を合致することでベース１０は上方に移動可能
となる構造である。

一方、前記中間アプライト１Ｃの内壁にはトラ
ンスフアフインガの交換装置Ｄが設けてある。

つまり、第６図〜第８図に示すように、中間ア
プライト１Ｃの内壁１′Ｃには格納棚２０が固設
され、その左右両側内側位置には左右一対の上下
ブラケツト２１，２２が固設してある。

前記格納棚２０は上下方向に間隔を有して複数
の棚２３を有し、各棚２３には異なる形状のトラ
ンスフアフインガーＣを備えたベース１０がそれ
ぞれ載置格納されている。

前記上下ブラケツト２１，２２に亘つて左右一
対のネジ杆２４，２５が回転自在に支承され、か
つ左右一対のガイド杆２６，２７が固設してあ
り、一対のネジ杆２４，２５に亘つて昇降体２８
の両側ネジ孔２９，２９がそれぞれ螺合してある
と共に、一対のガイド杆２６，２７に嵌合支承し
てある。

前記一対のネジ杆２４，２５は一対の上ブラケ
ツト２１，２１に設けた傘歯車３０，３１及び軸
３２を介して連結され一方のネジ杆２４は傘歯車
機構３３を介して中間アプライト内壁１′Ｃに設
けた減速機付モータ３４に連結されている。な
お、軸３２はハンドルにより回転させるようにし
ても良い。

前記昇降体２８には一対の横ガイド杆３５，３
５を介して移動体３６が横方向に移動自在に支承
され、該移動体３６には昇降体２８に固設したシ
リンダ３８のピストン杆３９が連結してあり、前
記移動体３６にはトランスフアフインガ吸着部材
となるバキユームカツプ４０が一対設けてある。
なお、バキユームカツプの替りに磁石を設けても
良い。

しかして、中間アプライト１Ｃの背面に位置す
る中間トランスフアバ３₃のトランスフアフイン
ガーＣを交換する場合には、前述のようにしてト
ランスフアバ３を５分割した後にクランプシリン
ダ１４を上昇してベース１０をアンクランプと
し、シリンダ３８のピストン杆３９を縮少して移
動体３６を棚２３の内側に位置させ、モータ３４
を駆動して一対のネジ杆２４，２５を回転させて
昇降体２８を下降させシリンダ３３のピストン杆
３９を伸長させて移動体３６をベース１０の上方
に位置させ、更に昇降体２８を下降させることで
バキユームカツプ４０をベース１０に圧着吸引支
持する。

そして、モータ３４を逆駆動して一対のネジ杆
２４，２５を逆回転させて昇降体２８を僅かに上
昇し、シリンダ３８のピストン杆３９を縮少して
移動体３６を棚２３の内側に移動してクランプ片
１８を大径穴１１と合致させ、さらにモータ３４
を逆駆動して昇降体２８を更に僅かに上昇させて
トランスフアフインガーＣをベース１０より取り
外し、移動体２６を内方に移動させた後に昇降体
２８を上昇させて所定の空となつた棚２３と位置
決めする。

この後にシリンダ３８のピストン杆３９を伸長
して移動体３６を中間トランスフアバ１Ｃ側に移
動してトランスフアフインガーＣを所定の棚２３
内に進行させるとともにバキユームカツプ４０に
よるベース１０の支持を解放して所定の棚２３内
に載置格納させる。

そして、シリンダ３８のピストン杆３９を縮少
して移動体３６を逆方向に移動して棚２３の内側
位置（図示位置）とする。

この後に、前述と同様にして昇降体２８を上方
あるいは下方に移動して新らしい金型と対応した
形状のトランスフアフインガーＣが格納してある
棚２３に位置決めし、移動体３６を棚２３内に進
行させた後に昇降体２８を僅かに下降して新らし
いトランスフアフインガーＣのベース１０にバキ
ユームカツプ４０を圧着吸引して新らしいトラン
スフアフインガーＣを支承する。

この後に昇降体２８を僅かに上昇した後に移動
体３６を内方に移動して棚２３の内側位置とし、
再び昇降体２８を下降して新らしいトランスフア
フインガーＣのベース１０を中間トランスフアバ
３₃に当接する。

この時、ベース１０の大径穴１１内にクランプ
片１８が嵌合するように位置決めされる。

そして、移動片３６を中間アプライト１Ｃ側に
僅かに移動してクランプ片１８を小径穴１２に嵌
合し、バキユームカツプ４０の吸着を解除した後
に昇降体２８を上昇させると共に、クランプシリ
ンダ１４を下降してクランプ片１８でベース１０
を中間トランスフアバ３₃にクランプして新らし
いトランスフアフインガーＣを中間トランスフア
バ３₃に交換取付ける。

このようであるから、新らしいトランスフアフ
インガーＣをプレス作業域内に搬入したり、旧ト
ランスフアフインガーＣをプレス作業域から外部
に搬出したりする必要がなく交換作業が容易とな
る。

また、作業員はプレス作業域内に入つて作業を
する必要がなく誤まつてスライドが下降したりし
ても事故を起すことがない。

なお、トランスフアフインガーＣは直接中間ト
ランスフアバ３₃にボルト締めしても良い。

また、トランスフアフインガーＣの形状と格納
位置とを予じめ定めておき、新らしく使用するト
ランスフアフインガーの番号を定めてボタン又は
セレクタスイツチを操作して使用していたトラン
スフアフインガーをその格納位置に格納し、新ら
しく使用するトランスフアフインガーを取り出す
ようにしても良い。

本発明は以上の様になり、トランスフアバにお
ける中間アプライトの背面に位置する部分に取付
けたベース１０をトランスフアバより離脱させ、
移動体３６を格納棚２０より突させて昇降体２８
を下降させることでベース１０を吸着部材４０で
吸着し、昇降体２８を上昇させると共に、移動体
３６を格納棚２０内に移動させることでベース１
０をトランスフアフインガーとともに棚２３に収
納させ、他の棚２３内に収納されたトランスフア
フインガーを備えたベース１０を吸着部材４０で
吸着して前記トランスフアバーの中間アプライト
の背面に位置させる部分に設置して取付けでき
る。

したがつて、中間アプライトの背面に位置する
トランスフアバ部分のトランスフアフインガーＣ
を簡単に交換できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は全体概
略平面図、第２図は正面図、第３図はトランスフ
アバの分割説明図、第４図はトランスフアフイン
ガーの取付状態を示す平面図、第５図はその―
線断面図、第６図は要部平面図、第７図、第８
図は第６図の―線、―線断面図である。１はアプライト、３はトランスフアバ、２０は
格納棚、２３は棚、２８は昇降体、３６は移動
体、Ｃはトランスフアフインガー。

Claims

【特許請求の範囲】

１両側アプライトの中間に中間アプライトを備
えたトランスフアプレスにおいて、前記両側アプ
ライト間に亘つてトランスフアバを配設すると共
に、該トランスフアバにおける前記中間アプライ
トの背面に位置する部分に、ベース１０を着脱自
在に取付け、このベース１０にトランスフアフイ
ンガＣを取着すると共に、前記中間アプライトの
背面に上下方向に間隔をおいて配設した複数の棚
２３を有する格納棚２０を設けると共に、該格納
棚２０に沿つて上下動する昇降体２８に移動体３
６を格納棚２０内に出入り自在に設け、該移動体
３６に吸着部材４０を設けたことを特徴とするト
ランスフアプレスのトランスフアフインガー交換
装置。