JPS63257907A - 磁気ヘツドの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオ用、或いはデジタルオーディオ用のテ
ープレコーダに使用されるべく、回転ドラム上に搭載さ
れ、回転ドラムに巻き付けられたテープを移動しながら
、テープに斜めに録音、或いは再生する等の磁気ヘッド
の製造方法に関する。

〔従来の技術〕

従来のこの種の磁気ヘッドの製造方法を第４図。

第５図に示し、以下これについて説明する。

同図において、ｌａ、ｌｂはコアブロック半体で、一方
のコアブロック半体１ａには巻線窓２となる巻線窓加工
を施す。

そして、コアブロック半体１ａ、ｌｂの接合面を鏡面研
磨を行った後、コアブロック１ａの接合面に非磁性材料
で、磁気ギャップとなるギャップスペーサを形成して、
コアブロック半体１ａ、１ｂを接合し、コアブロックと
する。

次に、このコアブロックのテープ摺動面に、トラック巾
となる寸法を隔てて、ギャップスペーサと直交する方向
に、複数本のトランク溝３を形成し、これにガラス４を
充填する。

そして、このコアブロックをトランク溝３の部分におい
て、これと平行に、且つガラス４と共に裁断して、第５
図の磁気ヘッドチフブ５が得られるものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の前述の磁気ヘッドの製造方法においては、コアブ
ロック半体１ａと１ｂとが接合されておらず、単に突き
合わされて接触した状態でトラック溝３が櫛歯状に加工
される。

しかし、前述のような回転ドラムに搭載される磁気ヘッ
ドのトラック巾は数１０ミクロン程度であるため強度が
弱く、トラック溝３の加工によって第６図のように磁気
ギャップの部分でズしてしまったり、第７図のように欠
けてしまったりする等の問題があった。

〔発明の目的〕

本発明は、従来の磁気ヘッド製造方法における前述の欠
点を解消し、磁気ヘッドのトランク巾部分のズレや欠け
を防止して、作業の容易化を図ると共に、製品歩留まり
を向上し、磁気ヘッドのコストを引下げることを目的と
する。

〔発明の概要〕

本発明は前述の目的を達成するために、ギャップスペー
サが形成され、少くとも一方のコアブロック半体に巻線
窓が形成されている２つのコアブロック半体をギャップ
形成面で突き合わせ、巻線窓の上縁に第１のガラスを充
填して接合した後、櫛歯状にトラック巾規制溝を形成し
、これに第２のガラスを充填し、これを裁断して分割し
、磁気ヘッドチップとすることを要旨とするものである
。

〔発明の実施例〕

本発明の実施の一例を、第１図〜第３図について、以下
に説明する。

同図において、ｌａ、ｌｂはコアブロック半体で、一方
のコアブロック半体１ａには巻線窓２となる巻線窓加工
が施され、これ等のコアブロック半体１ａ、ｌｂの接合
面を鏡面加工する。そしてコアブロック半体１ａの接合
面には、磁気ギャップとなるギャップスペーサを形成し
た後、これ等の接合面を突き合せることは、従来の磁気
ヘッドの製造方法と同じである。

この突き合されたコアブロック半体１ａの巻線窓２に、
棒状の第１のガラス６を貫通させ、コアブロック半体１
ａ、ｌｂのテープ摺動面側を下として、第１のガラス６
が溶融する作業温度で第１のガラス６を溶解し、巻線窓
２の上縁にこれを充填することによって、コアブロック
半体１ａ、１ｂを接合する。

このように、コアブロック半体１ａ、ｌｂを接合してか
ら第２図のように、テープ摺動面に対してギャップスペ
ーサと直交する方向に、トラック巾を隔て、トラック溝
３を複数本平行に櫛歯状に形成する。

このトラック溝３に、第２のガラス７を所定の作業温度
で溶融して、テープ摺動面の上側から充填し、コアブロ
ック半体１ａ、ｌｂを一層強固に接合する。

これを更に、トラック溝３の部分において第２のガラス
７と共に裁断し、複数に分割して第３図に示す磁気ヘッ
ドチップ８が複数個得られるものである。

前記、第１のガラス６と第２のガラス７としては、溶融
温度が同じである同種のガラス、又は第１のガラス６よ
りも溶融温度の低いガラスが第２のガラス７として用い
られるものである。

この第２のガラス７は、磁気ヘッドチップ８の磁気ギャ
ップと共にテープ面を摺擦し、磁気ギャップ部分のコア
の摩耗を防止する役目をも兼ねるものである。

〔発明の効果〕

本発明は畝上のように、コアブロック半体を巻線窓の部
分で接合した後に、第２のガラスを充填し、且つトラッ
ク巾を決定するトラック溝を切削加工するので、コアブ
ロック半体が単に突き合わされただけの状態よりも、強
固な状態となっている。

そのため、トラック溝を切削加工する際に、切削振動等
によってコアブロック半体が互いに逆方向にズして振動
したりすることがなく、強固な接合と相俟って、トラン
ク部分が数１０ミクロンと薄いにも拘らず、第３図のよ
うに曲ってズしたり、第４図のように欠けたりするおそ
れが少くなくなる。

よって、切削速度を早める、或いは送り速度を早める等
の作業能率を向上させる手段をとることが可能で、前述
のズレや欠けのないことによる製品歩留まりの向上も可
能となり、磁気ヘッドのコストの低減を図ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の実施例を示すもので、第１図
はコアブロック半体の突き合せ状態の斜視図、 第２図はトランク溝形成状態の斜視図、第３図は磁気ヘ
ッドチップの斜面図、 第４図は従来の磁気ヘッドの製造行程の斜視図、第５図
はこれによる磁気ヘッドチップの斜視図、第６図はトラ
ック部がズした状態を示す平面図、第７図は間部が欠け
た状態を示す平面図である。 ｌａ、ｌｂ・・・コアブロック半体、２・・・巻線窓、
３・・・トラック溝、６・・・第１のガラス、７・・・
第２のガラス。 特許出願人　　　　　パイオニア株式会社ＩＥＩ　　■ ［３図 第６図　　　　　　ＩＥ７■

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少くとも一方のコアブロック半体に巻線窓加工を施して
   、２つのコアブロック半体をギャップ形成面を接させ、
   巻線窓上縁に第１のガラスを充填することにより両者を
   接続し、コアブロックとした後に、該コアブロックのテ
   ープ摺動面側に、前記ギャップ形成面と直交する方向に
   、トラック巾を規制する櫛歯状の溝加工を形成し、これ
   に第２のガラスを充填し、前記トラック巾の溝と平行に
   第２のガラスを含んでコアブロックを裁断分割すること
   を特徴とする磁気ヘッドの製造方法。