JPS63257502A - スキー靴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、底部と、甲皮部と、踵を包囲する後部とを有
する下方部分と、使用者の足の関節に少なくもほぼ一致
する２つの反対点において前記下方部分に枢着された単
一まｆ′−（よ２部分の上方部分とで構成されたスキー
靴に関する。

（従来の技術） スキー靴は、それを履く方法によって、合成材料の外皮
を持つ靴に２つの形式が知られている。

その第１形式の靴は、前部進入靴として知られ、例えば
スイス特許第５４９９７０号明細書に記載のように前部
で閉鎖する単一片の上方部分を持っている。後部進入靴
として知られる第２形式の靴は、前方部分と、スキーヤ
の足を包囲するように前方部分の中に適合する後方部分
とで構成される一Ｌ方部分を持っている。この後方部分
は、例えば、フランス特許第２４２８４１３号明細書に
記載のように靴を履く目的のために後方へ押し曲げるこ
とができる。

（発明が解決しようとする課題） 第１形式の靴においては、スイス特許第５４９９７０号
明細書の第２図に明示したように、課を通る関節の軸の
周りに上方部分を後方傾斜することはできない。その理
由は、その上方部分は、下方部分の後部に直接に当接し
ているからである。

僅かに後方傾斜させろためには、上方部分と下方部分と
の間に成る空間をおくことが必要であろう。

この空間は、雪が靴の外皮の中に入ることを許すことに
なる。従って、このような空間は許す訳にはいかない。

そして、それとは反対に、可能ならば、上方部分と下方
部分との間に連続的接触を確保することが必要である。

後方から足を入れろ第２形式の靴では、外皮の後方部分
は、後方へ傾斜することができろ。何となれば、その枢
動軸は、上方部分の枢動軸と一致していて、スキーヤの
足の関節の下方に位置しているからである。上方部分の
このような枢軸は、しかしスキー中には不十分である。

何となれば、それは足の自然の関節に対応しないからで
あって、前方に屈折するときに踵に圧力が加わることに
なる。靴の上方部分の関節と、スキーヤの足の関節との
間の不一致は、脚を脛骨支持点の周りの線状接触区域に
屈曲するときに、生じろ。

上方部分の後部をその前方部分に枢着させて、下方部分
上には枢着させないことによって、かつ前方部分を外皮
上のスキーヤの足の関節と一致する第２の枢軸の周りに
連接することによって、これらの欠点を除去することは
、すでに提案されている。閉鎖された状態においては、
靴は、その場合、第１形式の靴と同等のものとなり、同
一の欠点を持つ。すなわち、後方の傾斜が不可能となり
、その結果、弛めた状態にあっても、上方部分は、スキ
ーを付けても付けなくても正常の歩行ができなくなる。

また、上方部分の前頂部に関節圧力分散板を装架するこ
とによって後部進入靴内の脛骨支持点に関する欠点を除
去することも提案されている（フランス特許第２５０６
１３５号）。

本発明の目的は、靴の上方部分を自由な状態に１つすぐ
にすることができるだけでな（、比較的大きい角度に後
方に傾けることができ、同時にスキーヤの足の関節と一
致する軸の周りに関節動作することである。

これは、２つの利点を持っている。その第１は、第１形
式の靴に対して、単一片の上方部分を最大位置まで後方
に傾けろことによって靴を履きゃすくし、その結果、前
方進入靴は、はとんど後方進入靴になることである。第
２の利点は、上方部分を足の自然関節に順応させること
によって、特に下り坂において両方の形式の靴による歩
行を容易にする乙とである。

（課題を解決するための手段） この目的は、特許請求の範囲の請求項１に記載の本発明
による靴によって達成される。

一実施例によれば、切除部分によって被覆されていない
領域は、上方部分の関節点の下方に位置する２つの反対
点において靴の下方部分に連接されたあぶみ状の被いに
よって被われている。その結果、この被いは、後方に傾
斜でき、上方部分の後部と、傾斜する被いとは、１つの
剛性連結部材によって相互に連結されていて、この連結
部材は、１つの垂直平面内に延長し、その両端部は、そ
れぞれ上方部分と傾斜被いとに連接されている。

上方部分が前方位置にあるときに、被いを靴に固着する
ために、欧州特許第００８６９０８号明細書に記載の形
式の被いを固着するための装置を設けること、およびそ
の従属請求項に記載のように、上方部分の傾斜を調整で
きるような長さを調整できろ連結部材を設けることに対
して何らの障害も存在しない。

この傾斜被いは、靴の前部を締付けるために設計された
引っ張り紐の端部を取り付けるために有利に使用される
ことができる。

（作用） 下方部分と、足の関節に一致する２つの反対点において
下方部分に連接した上方部分とから成る本発明のスキー
靴は、上方部分の後部に丸みのある切除部分を有し、そ
れは十分な後方傾斜を許容する。この切除部分は、好ま
しくは、１つの剛性の連結部材によって上方部分に結合
した関節動作するあぶみ状の被いによって被われている
。

（実施例） 添付図面は、本発明の一実施例を例示的に示している。

図示の靴は、半剛性の成形合成材料で作られている。そ
れは、底部（２）、甲皮部（３）および後部（４）とを
含む下方部分（１）を有し、後部（４）は、踵を包囲し
、半上部の形状に踵の上方に延びていて、それは第３図
に更によく示されている。甲皮部（３）（よ、２つの重
なり合う耳部を持ち、２本の引っ張り紐（５）　（６）
によって足を締付けることができろ。この下方部分（１
）の上に、２つの反対位置のリベット（８）　（９）　
（第３図）によって、上方部分（７）が枢着されている
。乙の枢着リベットの位置は、足の自然関節に対面する
ように、すなわち、課の上にある。図示の実施例では、
上方部分（７）は、単一の部分に作られているが、２つ
の部分、すなわち、前部と後部とで構成してもよい。上
方部分（７）は、フラップと２つのバックル（１０）　
（１１）とによって前方で閉鎖され、これらのバックル
は張力レバー（１２）　（１３）に引っかけられろ。靴
は、更に第１図だけに示した内側ブーツ（１４）が組合
される。上方部分（７）は、その下縁部に広い丸い形の
切除部分（１５）を持ち、それは２つの関節点（８）　
（９）の間にほとんど広がっている。後の説明で分かる
ように、この切除部分（１５）は、上方部分（７）を非
常に大きく後方に傾けることを可能にし、これはこの形
式の従来の上方部分がその下縁部が靴の下方部分に非常
に急速に突き当るのに較べて通かに大きく傾斜すること
ができる。靴の閉鎖状態においては、第１図に示すよう
に、この切除部分（１５）は、上方部分（７）のように
上方部分（７）の下方に位置するリベットによって２つ
の反対点（１７１（１８１において靴の下方部分（１）
の両側に枢着されたあぶみ状の被い（１６）によって被
われている。この被い（１６）は、上方部分（７）と被
い（１６）とにそれぞれその端部を連結された剛性の連
結部材（１θ）によって上方部分（７）に連結されてい
る。この連結部材（１９）は、２つの蝶棒部分（２０）
　（２１）を持った金属杆より成り、これらの蝶棒は、
反対方向のねし山を有し、ぎざぎざのある伸長調整！　
（２２１の両側に延び、それぞれが上方部分（７）と被
い（１Ｂ）とに連接された２つの円柱（２３）　（２４
）にねじ込まれている。

従って、このぎざぎざのある伸長調整器（２２）によっ
て、連結部材（１９）の長さ、従って、被い（１６）に
対する上方部分（７）の傾きを修正することが可能であ
る。更に、この被い（］６）は、被い（１６）の１つの
切除部分に枢結された揺れ腕（２５）より成る１つの固
定部材を持ち、この揺れ腕の下部腕（２７）の端部は、
靴の下方部分に形成された股座（２幻より成る１つの受
は止め部に当接していて、それによって、被い（１６）
が後方に傾斜しないようにし、すなわち上方部分（７）
をスキーをするために前方位質に維持している。揺れ腕
（２５）Ｉよ、揺れ腕の上部腕と、被い（１６）に形成
された囲いの底部との間に圧縮状態にあろばね（２９１
（第３図）によって、この状態に維持されている。揺れ
ｍ　（２５）は、第３図に示すように、スキー杖で作動
させる凹所を持っている。

スキーヤが休憩または歩行しようと望むときには、揺れ
腕（２５）を圧しつけて被い（１６）を外すだけでよく
、それによって脚を正常にすることができる。それによ
って弛められた上方部分（７）は、その枢軸の周りに枢
動することができろ。他方において、使用者がスキーを
するための前進状態をとると直ちに、揺れ腕（２５）の
下縁部が受は止め股座（２８）を越えるとともに、被い
（１６）と上方部分（７）とは、自動的に係合固定され
ろ。

バックル（１０）　（ＩＩ）が外されて、靴が脱がされ
ろと、上方部分（７）（よ、被い（１Ｇ）と−緒に十分
の程度に後方に傾斜することができ、被い（１６）は、
その枢着リベッＩ−（１７）　（１８）の位置が上方部
分（７）の枢着点より相当下方にある結果として、靴底
部に達するまで傾斜することができる。特に強調される
べきことは、被い（１６）の枢動は、その設計が解ａｆ
ｊ学的ではないので、上方部分（７）の運動に何らの影
響をあたえないことであって、上方部分（？）はこれと
異なり足の解剖学に適合している。

紐（５）および（６）は、足を締付ける作用をして、底
部の巾の通路を通って導かれ、傾斜する被い（１６）に
連結され、被いの受は止め股座（２８）の上に紐端のぎ
ざぎざナツト（３０）　（３］）が止められて、紐（５
）　（６）の動作長さを調節することを可能にする。

このようにして、スキーヤが足を前方に屈げたとき、そ
して傾斜する被い（１６）が靴の下方部分上に固着され
たときに、自動的に足は締め付けられる。

その反対に、靴が開かれたときにはく第２図）、紐（５
）および（６）の張力は大きく弛められて、この弛みは
、被い（１６）の傾斜の高さに等しくなる。

すでに上に述べたように、靴の下方部分（１）は、１つ
の卓上部を持ち、その後方部分（３２）は、２つの側部
の切除部分（３４）によ−）で前方部分（３３）から分
離されていて、この側部切除部分は２つの反対側の斜め
スリンＩ−（３５）の形状にこの後方部分（３２）の中
を斜めに延びて、これらのスリットの各々は、靴の後面
に沿って平行に延びた２つの楕円形スリット（３Ｂ）の
中に続いている。従って、靴の後面は、このスリンｌ−
（３Ｂ）の高さに位置する区域（３７）において、成る
程度の柔軟性を持ち、靴が開かれているときには、第４
図に示すように卓上部の後方部分（３２）を後方に屈げ
ることを可能にする。この傾斜動作は、課の圧力によっ
ても起こすことができ、また上方部分（７）を引っ張る
ことによっても起こすことができる。この場合には、上
方部分（７）と後方部分（３２）との間に１つの摺動関
係が生じるであろう。

第３図および第４図においては、靴の後部における紐（
５）　（６）の通過は、第１図および第２図に示された
ものとは少々異なって実行される。紐は傾斜被い（１６
）から、もはや垂直に延びないで斜めに延びている。そ
れは、紐の弛み長さを減少するだけでなく、紐の方向が
変わるところの点における紐の曲率を非常に少なくする
ので従って摩■を減少する。

第４図から特に明瞭に分かることは、靴はそれを履くた
めに、又は脱ぐために大きく広げられることである。上
方部分の切除部分（１５）があるに拘らず、靴への雪の
侵入防止は、卓上部（３２）によって確実にされ、また
傾斜被い（１６）は、切除部分（１５）を被うだけでな
く、下方部分にあるスリット（３５）をも被っている。

（発明の効果） 本発明による装置は、剛性の下方外皮をもつ靴にも同様
に適用することができる。それは、ががとを斜めに締め
る装置を有し、靴外皮と内側ブーツとの間に足の甲の区
域に位置する圧力分散部材を持っている。その切除上部
は、傾斜被いを持たず、それ自身で被うことができるこ
とが明瞭に理解される。

内側ブーツ（１４）は、第５図および第６図にそれ自身
が示されている。それは、米国特許第３９７７０９８号
および第４５２３３９２号明細書に記載された形式のも
のであるが、上に記載の靴に使用するための特殊の変形
を加えである。それは、下方部分（４１）上で１つの軸
（４２）の周りに枢動するようにされた上方部分（４０
）を持っている。この部分（４０）は、１つのポケット
（４３）を備えて、その中に靴の後方部分（３２）が導
入される。部分（４Ｇ）の上縁部には、柔軟な部分（４
４）が取り付けられ、この部分（４４）は、靴上方部分
（７）の上縁部を越えて折り返されて、靴上方部分（７
）を開いたときに、内側ブーツ（１４）が靴上方部分に
強固に付着しているようにする。この部分（４４）は更
にベルクロ式（Ｖｅｌｃｒｏ　ｔｙｐｅ）ファスナを持
った締付はストラップ（４５）を持っている。舌片（４
６）は、通常の態様で固着されている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、閉鎖状態にあり、傾斜被いを固定した靴の斜
視図、第２図は、開放状態にあり、靴上方部分および肢
いを後方に傾斜した同−靴の斜視図、第３図は、閉鎖状
態で、被いを固定した靴の垂直断面図、第４図は、開放
状態にあり、靴上方部分および被いを後方に傾斜した同
−靴の断面を示し、第５図は、閉鎖状態にある内側ブー
ツを示し、第６図は、開放状態の同一のブーツを示す図
である。 １　下方部分、２・底部、３　甲皮部、４　後部、５，
６・・引っ張り紐、７　上方部分、８，９リベット、１
０，１１・・バックル、１２．１３張力レバー、１４・
・・内側ブーツ、１５・・切除部分、１６　・あぶみ状
の被い、１７，１８　　連結リベット、１９・・・剛性
連結部材、２０．２１　　・蝶棒部分、２２・・・伸長
調整器、２３，２４・ねじ孔円柱、２５　揺れ腕、２６
　・揺れ腕軸、２７−揺れ腕の下部腕、２８　揺れ腕の
受止め股座、２９ばね、３０，３１　　・ぎざぎざのつ
いたナツト、３２−後方部分、３３・・・前方部分、３
４・・側部切除部分、３５　斜めスリット、３６・楕円
形スリット、３７　・柔軟区域。 特許出願人　ラング　インターナショナルソンエテ　ア
ノニム

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、底部（２）と、甲皮部（３）と、踵を包囲する後部
   （４）とを有する下方部分（１）と、使用者の足の関節
   に少なくもほぼ一致する２つの反対点（８）（９）にお
   いて前記下方部分に枢着された単一または２部分の上方
   部分（７）とで構成されたスキー靴において、前記上方
   部分（７）の後部は、その枢着点（８）（９）の間に丸
   みのある切除部分（１５）を持ち、上方部分（７）の十
   分な後方傾斜を許容するスキー靴。 ２、前記切除部分（１５）によって生じた被覆されない
   領域は、前記上方部分の枢着点（８）（９）の下方に位
   置する２つの反対点（１７）（１８）において靴の下方
   部分（１）に枢着されたあぶみ状の被い（１６）によっ
   て被覆され、その結果、この被い（１６）は、後方へ傾
   斜することができ、前記上方部分（７）の後部とこの傾
   斜する被い（１６）とは、垂直平面内に延び両端部をそ
   れぞれ前記上方部分と前記傾斜する被いとに枢着された
   剛性の連結部材（１９）によって、相互に連結されてい
   る請求項１記載の靴。 ３、前記靴の下方部分（１）は、２つの側部スリット（
   ３５）を持つ後方の半上部（３２）を有し、それらの側
   部スリットは、この半上部（３２）の内側から後部へ靴
   の各側部を延びて、前記側部スリットの両端の間に延び
   て１つの屈曲点を形成する材料部分（３７）の周りに、
   この後方の半上部（３２）を後方に傾斜できるようにし
   た請求項１または２記載の靴。 ４、前記連結部材（１９）は、その長さを調整するため
   の装置を持っている請求項２または３記載の靴。 ５、前記長さ調整装置は、ねじとナットの組立体（２０
   ）（２１）（２２）（２３）（２４）で構成する請求項
   ４記載の靴。 ６、前記上方部分（７）が前方位置にあるときに、前記
   被い（１６）を靴の下方部分に固定するための装置（２
   ５）を有する請求項２乃至５のいずれかに記載の靴。 ７、前記固定装置は、前記被い（１６）内のスロットの
   中の軸の周りに枢結された揺れ腕（２５）で構成され、
   その下端部が靴の下方部分に形成された受止め部分（２
   ８）に当接する請求項６記載の靴。 ８、靴の前方部分を締付けるための紐を有し、これらの
   紐（５）（６）は前記傾斜被い（１６）に取り付けられ
   ている請求項２乃至７のいずれかに記載の靴。 ９、内側ブーツを有し、その上方部分は、その下方部分
   に枢着され、この上方部分は、１つのポケット（４３）
   を持ち、この中に前記靴の後部半上部が挿入されている
   請求項３記載の靴。 １０、前記内側ブーツの前記上方部分は、前記ブーツ上
   方部分の上縁部を越えて外方に折り返された柔軟部分を
   有する請求項８記載の靴。