JPS6325714Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6325714Y2 JPS6325714Y2 JP15691177U JP15691177U JPS6325714Y2 JP S6325714 Y2 JPS6325714 Y2 JP S6325714Y2 JP 15691177 U JP15691177 U JP 15691177U JP 15691177 U JP15691177 U JP 15691177U JP S6325714 Y2 JPS6325714 Y2 JP S6325714Y2
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- JP
- Japan
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- capacitor
- metal cap
- capacitor element
- present
- electrolytic capacitor
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- Expired
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は巻回形コンデンサの電極引出部に用い
る金属キヤツプを改良したコンデンサに関するも
のである。
る金属キヤツプを改良したコンデンサに関するも
のである。
従来、コンデンサおよび抵抗器などの電極引出
用として用いられている金属キヤツプは、有底筒
形のキヤツプにリード線を溶接したものが多く用
いられている。たとえば電解コンデンサにおいて
は第1図に示すように陽極箔2と陰極箔3を無誘
導巻きにして巻回したコンデンサ素子1に、リー
ド線6を溶接した有底筒形のアルミ製金属キヤツ
プ4aを陽極箔2と陰極箔3にそれぞれ電子ビー
ム溶接などにより溶接し、コンデンサ素子1の外
被部に樹脂7を塗布し硬化させてなるものがあ
る。しかしコンデンサをエージングしたり周囲温
度に急激な変化を与えると、コンデンサ素子が膨
脹、収縮を生じコンデンサ素子内部に含浸した電
解液などのにじみ出により外装樹脂7と金属キヤ
ツプ4aとの接合部の液もれにより損失角の増大
が生じ信頼性に欠けるという問題があつた。
用として用いられている金属キヤツプは、有底筒
形のキヤツプにリード線を溶接したものが多く用
いられている。たとえば電解コンデンサにおいて
は第1図に示すように陽極箔2と陰極箔3を無誘
導巻きにして巻回したコンデンサ素子1に、リー
ド線6を溶接した有底筒形のアルミ製金属キヤツ
プ4aを陽極箔2と陰極箔3にそれぞれ電子ビー
ム溶接などにより溶接し、コンデンサ素子1の外
被部に樹脂7を塗布し硬化させてなるものがあ
る。しかしコンデンサをエージングしたり周囲温
度に急激な変化を与えると、コンデンサ素子が膨
脹、収縮を生じコンデンサ素子内部に含浸した電
解液などのにじみ出により外装樹脂7と金属キヤ
ツプ4aとの接合部の液もれにより損失角の増大
が生じ信頼性に欠けるという問題があつた。
本考案は上述の欠点を除去するために考案され
たもので、以下図面に示す実施例について説明す
れば、第2図はチユーブラ形電解コンデンサの断
面図を示し、陽極箔2と陰極箔3を無誘導巻きし
て巻回したコンデンサ素子1に有底筒形金属キヤ
ツプの開口端を絞り加工して、コンデンサ素子1
が呼吸作用をするにたりる空間部5を設けた金属
キヤツプ4bを嵌合して、該コンデンサ素子1の
陽極箔2または陰極箔3と金属キヤツプ4bを電
子ビームなどで溶接して接続させ、エポキシ樹
脂、粉体樹脂、光硬化性樹脂などにより外装7を
施こしてなる電解コンデンサである。
たもので、以下図面に示す実施例について説明す
れば、第2図はチユーブラ形電解コンデンサの断
面図を示し、陽極箔2と陰極箔3を無誘導巻きし
て巻回したコンデンサ素子1に有底筒形金属キヤ
ツプの開口端を絞り加工して、コンデンサ素子1
が呼吸作用をするにたりる空間部5を設けた金属
キヤツプ4bを嵌合して、該コンデンサ素子1の
陽極箔2または陰極箔3と金属キヤツプ4bを電
子ビームなどで溶接して接続させ、エポキシ樹
脂、粉体樹脂、光硬化性樹脂などにより外装7を
施こしてなる電解コンデンサである。
なお、上記実施例において有底筒形金属キヤツ
プ4aは開口端を絞り加工してコンデンサ素子1
を嵌合し空間部5を設けたが、第4図のように該
キヤツプの底部を凹状にして空間部5を得るよう
にしてもよく、要は金属キヤツプ4b内にコンデ
ンサ素子1を挿入嵌合しても、該キヤツプ内にコ
ンデンサ素子1が呼吸作用をするにたりる空間部
5が得られれば良い。また金属キヤツプ4bの外
底部にリード線6を接続してもよく、実施例にお
いて外装7を全体に施こしたが、第3図のように
部分外装して印刷配線基板8の電極に直接はんだ
付できるものである。
プ4aは開口端を絞り加工してコンデンサ素子1
を嵌合し空間部5を設けたが、第4図のように該
キヤツプの底部を凹状にして空間部5を得るよう
にしてもよく、要は金属キヤツプ4b内にコンデ
ンサ素子1を挿入嵌合しても、該キヤツプ内にコ
ンデンサ素子1が呼吸作用をするにたりる空間部
5が得られれば良い。また金属キヤツプ4bの外
底部にリード線6を接続してもよく、実施例にお
いて外装7を全体に施こしたが、第3図のように
部分外装して印刷配線基板8の電極に直接はんだ
付できるものである。
以上のようにして定格静電容量10μF、定格電
圧50Vの本考案の電解コンデンサと従来の電解コ
ンデンサをそれぞれ10個製作し、これを第3図の
ように配線基板8の電極に半田付した。なお、半
田付は230℃の炉内を通過させ、該基板8に電解
コンデンサのリード線を半田付固着した。そして
該基板8を温度85℃の恒温槽中で50Vの電圧を印
加して2000時間の寿命試験を行い、電解液の液も
れによる損失角の正接(tanδ)の変化を確認し
た。その結果を第5図に示し、aは従来の電解コ
ンデンサ、bは本考案の電解コンデンサである。
圧50Vの本考案の電解コンデンサと従来の電解コ
ンデンサをそれぞれ10個製作し、これを第3図の
ように配線基板8の電極に半田付した。なお、半
田付は230℃の炉内を通過させ、該基板8に電解
コンデンサのリード線を半田付固着した。そして
該基板8を温度85℃の恒温槽中で50Vの電圧を印
加して2000時間の寿命試験を行い、電解液の液も
れによる損失角の正接(tanδ)の変化を確認し
た。その結果を第5図に示し、aは従来の電解コ
ンデンサ、bは本考案の電解コンデンサである。
以上のように本考案の電解コンデンサを配線基
板へ取付けたとき、あるいは連続使用中に発熱
や、高温度使用に対して膨張や収縮の呼吸作用
が、空間部5によつて緩和され、電解液の洩出が
なく、tanδの増大による劣化もなく、電解コンデ
ンサの電気特性的に信頼性を向上することができ
たものである。
板へ取付けたとき、あるいは連続使用中に発熱
や、高温度使用に対して膨張や収縮の呼吸作用
が、空間部5によつて緩和され、電解液の洩出が
なく、tanδの増大による劣化もなく、電解コンデ
ンサの電気特性的に信頼性を向上することができ
たものである。
本考案は以上に述べたように有底筒形金属キヤ
ツプ4bの側部または底部にコンデンサの呼吸作
用にたりる空間部5を設けたキヤツプをコンデン
サ素子1の両端に挿入嵌合して各電極に接続して
いるので、コンデンサをエージングしたとき、あ
るいは使用中において生ずるコンデンサ素子1内
部の発熱や周囲温度の急激な変化に対してコンデ
ンサ素子に含浸液などがこの空間部5に入出して
コンデンサ素子1の膨脹や収縮を吸収する効果を
有し、温度変化に対してコンデンサが呼吸作用が
できる特徴があるので、従来品のように外装樹脂
7と金属キヤツプ4aの接合部から液もれしたり
外装樹脂7が割れたりせず、品質の安定した信頼
性の高いコンデンサを得ることができるなど実用
上有益なものである。
ツプ4bの側部または底部にコンデンサの呼吸作
用にたりる空間部5を設けたキヤツプをコンデン
サ素子1の両端に挿入嵌合して各電極に接続して
いるので、コンデンサをエージングしたとき、あ
るいは使用中において生ずるコンデンサ素子1内
部の発熱や周囲温度の急激な変化に対してコンデ
ンサ素子に含浸液などがこの空間部5に入出して
コンデンサ素子1の膨脹や収縮を吸収する効果を
有し、温度変化に対してコンデンサが呼吸作用が
できる特徴があるので、従来品のように外装樹脂
7と金属キヤツプ4aの接合部から液もれしたり
外装樹脂7が割れたりせず、品質の安定した信頼
性の高いコンデンサを得ることができるなど実用
上有益なものである。
第1図は従来の金属キヤツプを有するチユーブ
ラ形電解コンデンサの正断面図、第2図は本考案
のチユーブラ形電解コンデンサの一実施例の正断
面図、第3図は本考案の他の実施例の使用状態の
正断面図、第4図イ,ロは本考案の他の実施例の
要部正断面図、第5図は従来品と本考案品の寿命
試験比較特性図で、aは従来品、bは本考案品を
示す。 1:コンデンサ素子、2:陽極箔、3:陰極
箔、4b:本考案にかかる金属キヤツプ、5:空
間部、6:リード線、7:外装樹脂、8:印刷配
線基板。
ラ形電解コンデンサの正断面図、第2図は本考案
のチユーブラ形電解コンデンサの一実施例の正断
面図、第3図は本考案の他の実施例の使用状態の
正断面図、第4図イ,ロは本考案の他の実施例の
要部正断面図、第5図は従来品と本考案品の寿命
試験比較特性図で、aは従来品、bは本考案品を
示す。 1:コンデンサ素子、2:陽極箔、3:陰極
箔、4b:本考案にかかる金属キヤツプ、5:空
間部、6:リード線、7:外装樹脂、8:印刷配
線基板。
Claims (1)
- 巻回形コンデンサ素子の両端に電極を設け、そ
の電極と電気的に接続される金属キヤツプを嵌合
してなる電解コンデンサにおいて、該素子は陽極
箔と陰極箔とを無誘導巻きして両端に電極が導出
され、その電極に被冠する2つの有底筒形金属キ
ヤツプの少なくとも一つの側部または底部に該素
子の呼吸作用をするにたりる空間部を設けたこと
を特徴とする電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15691177U JPS6325714Y2 (ja) | 1977-11-22 | 1977-11-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15691177U JPS6325714Y2 (ja) | 1977-11-22 | 1977-11-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5482341U JPS5482341U (ja) | 1979-06-11 |
JPS6325714Y2 true JPS6325714Y2 (ja) | 1988-07-13 |
Family
ID=29147330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15691177U Expired JPS6325714Y2 (ja) | 1977-11-22 | 1977-11-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6325714Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5662316A (en) * | 1979-10-26 | 1981-05-28 | Nichicon Capacitor Ltd | Electrolytic condenser |
JPH0817121B2 (ja) * | 1990-02-16 | 1996-02-21 | ローム株式会社 | チップ部品におけるキャップ端子装置 |
-
1977
- 1977-11-22 JP JP15691177U patent/JPS6325714Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5482341U (ja) | 1979-06-11 |
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